【11月10日】川崎市航空隊との合同対応訓練を実施

厚木市消防本部と川崎市消防局航空隊は10日、丹沢山間部での事故や災害を想定した合同訓練を厚木市七沢などで実施しました。消防職員・航空隊員ら45人が参加し、ヘリコプターでの要救助者の収容、情報伝達の方法、救急隊への搬送手順などを一つ一つ確認しました。訓練は11日にも実施します。

この訓練は丹沢山系を管轄する同市消防本部が、救助事案などに迅速・的確、効果的に対応するため、県下消防相互応援協定に基づき定期的に実施しています。

この日の訓練では、旧七沢弁天の森キャンプ場（同市七沢2891）で要救助者をヘリコプターに収容するため、航空隊と地上部隊が連携して機体誘導や使用する担架などの資器材、航空救助における合図、出動部隊や指揮体制などを入念に確認。その後、ぼうさいの丘公園（同市温水783-1）に向かい、離着陸場で発煙筒を使った着陸誘導や要救助者の引き継ぎを訓練しました。

訓練に参加した同市消防本部の坂田航さん（27）は「ヘリコプターを使った訓練は3度目。機体が近づくにつれ風も強くなるため、安全管理に十分な注意を払って取り組んだ。いつ災害が起こるか分からないため、今回明確になった課題を全体で共有し、万が一に備えたい」と話しました。

市消防本部では他にも、河川などでの事故を想定した水難救助訓練や病院や警察と連携した救助訓練などを通して、さまざまな事故や災害に対応できるよう備えています。

問い合わせ 警備第一・第二課 電話番号046-223-9377