【11月16日】市・市立病院・三師会が合同で訓練を初実施

大規模災害に備えて市と市立病院は16日、市立病院で三師会（厚木医師会・厚木歯科医師会・厚木薬剤師会）と合同の「医療救護訓練」を実施しました。訓練には病院職員や三師会関係者など約190人が参加し、傷病者の治療に優先順位を決めるトリアージや応急処置の方法などを確認しました。

災害時の負傷者搬送が迅速にできるよう、市と市立病院が主催。市立病院が災害拠点病院に指定されていることから、大規模災害が起きても円滑な対応ができるよう、関係機関との連携を深めました。

訓練は、震度7の首都直下型地震で甚大な被害が出ている最悪の事態を想定。院内を四つのエリアに分けて行いました。正面玄関前では、来院してきた患者の状態を素早く見極め、緊急度や重症度に応じて振り分けるトリアージを実施。軽症者に対応する緑エリア、中等傷者に対応する黄色エリア、重傷者に対応する赤色エリアに分かれ、参加者が一つ一つの手順や対応を確認しました。

厚木医師会の髙野秀雄会長（57）は「市職員や医療従事者が一堂に会して訓練できたのは非常に意義がある。今回の訓練が、災害発生から終息までの全体像を見据えるきっかけになれば」と力を込めました。

市立病院では、2024年3月に脱着式の防水板を活用した防水壁を整備。河川氾濫などの水害発生時にも充実した医療が提供できるよう、防災機能の強化を図っています。

問い合わせ
健康医療課 電話番号046-225-2174・市立病院 電話番号046-221-1570