【11月30日】「あつあいクリーンセンター」で竣工式

更新日:2025年12月01日

公開日:2025年11月30日

広域ごみ中間処理施設の完成祝う

あつあいクリーンセンター竣工式テープカットの様子

竣工を記念したテープカットの様子

厚木市、愛川町、清川村の3市町村で構成する厚木愛甲環境施設組合が主体となって整備していた広域ごみ中間処理施設「あつあいクリーンセンター」(厚木市金田1610-1)が完成し、30日に竣工式が行われました。山口貴裕厚木市長や小野澤豊愛川町長、岩澤吉美清川村長、地域住民らが出席し、テープカットなどで完成を祝いました。この施設は、12月1日から本格稼働を始めます。

3市町村のごみはこれまで、厚木市の環境センターで処理されていました。1987年に建てられたセンターが老朽化していたことから、組合が2021年から新たな施設を環境センター北側に建設しました。建物は鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)の地上6階建てで、1日当たり226トンのごみを焼却。粗大ごみは12トンを処理します。最新の排ガス処理設備を導入し、排ガス濃度は多くの項目で法規制値よりも厳しい自主規制値を設定して環境にも配慮しました。屋外には、約3.7ヘクタールの緑地のエリアを整備。普段は多目的広場や遊具のある憩いの場として開放し、大規模災害時は可燃性災害廃棄物の一時保管場所として活用していきます。

竣工式で、組合の管理者を務める山口市長は「本組合の事業にご協力いただいた全ての関係者に心から感謝申し上げる。整備した緑地などを活用し、笑顔あふれる場になれば」とあいさつ。地域住民を代表して金田地区環境保全委員会の角田正男委員長(69)は「この委員会は市環境センターから40年以上ごみ処理の問題に関わってきた。新しい施設は最新の設備で、環境面に配慮されると聞いている。地域住民が安心して暮らせるよう注意を払って運営していただきたい」と述べました。その後に行われた3市町村長らによるテープカットでは、合図に合わせてテープが切られると集まった参加者から大きな拍手が沸き起こりました。

あつあいクリーンセンターでは、見学コースも用意。原寸大の焼却炉を描いた壁や床、手回し発電機などの体験型の仕掛け、トリックアートなどを用意し、楽しみながら学べる工夫を凝らしています。

 

問い合わせ 厚木愛甲環境施設組合 046-297-1153

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