令和7年度あつぎタウンミーティング(生物多様性編)
市では、魅力あふれるまちの実現のため、幅広い年代や多様な立場の方々と、市政の課題や改善点等について意見交換を実施しています。
一般社団法人森里の皆さんとの集合写真
今回は、自然豊かな里山環境の保全や調査に取り組む団体と、市民交流プラザを会場として、令和8年3月10日に「あつぎの生物多様性の保全や回復に向けて必要なこと」をテーマに、意見交換を行いました。
<出席者>
一般社団法人森里(MORI)の皆さん、9人
対話内容
タウンミーティングの様子
当日は、最初にネイチャーポジティブ宣言等の市の取組を紹介しました。
続いて、一般社団法人森里から組織や活動内容の紹介があった後、参加者によるフクロウ生態調査(ペリット調査)を行い、活動を通じて感じているあつぎの自然環境や、生物多様性の保全に向けて必要なことについて、意見交換を行いました。当日出された御意見は次のとおりです。
1. ネイチャーポジティブ宣言等の市の取組について
本市では、令和6年3月に「みんなの生物多様性~生物多様性あつぎ戦略2024-2030~」を改定し、本市の豊かな自然環境を保全・回復し、次世代へ継承していくための決意表明として、ネイチャーポジティブ宣言を行いました。2030年までに、「ネイチャーポジティブ(自然再興)」を実現することが、2050年ビジョン達成に向けた短期目標となります。そのため、本市では令和7年8月に市内5つの企業や団体と包括連携協定を締結し、生態系の回復に向けて様々な取組を実施しています。
また、令和8年2月1日に本市のまちづくりのシンボルとして、市の鳥を「エナガ」に制定しました。
2.意見交換
(1)あつぎの自然環境について(他地域と比較してのあつぎの自然環境)
・他県から転入し、厚木市の豊かな自然と多様な生き物(イタチ、オオタカなど)が生息していることに驚きました。
・厚木市は、自然を生かした公園が多く、住宅地周辺にも小さな公園があり、野鳥や猛禽類に出会える環境は子育て世代にとって魅力的です。
・市内の地形は、小さい谷地形、沢、湿地、二次林がモザイク状に広がり、水環境が豊かで多様な生物が生息しています。人と自然が共存してきた里山の景観が特徴的に感じます。
・都市近郊でありながら里山・自然林・河川・水源地が連続し、多様な生物が共存できる地域です。環境教育にも適しています。
(2)生物多様性の保全に向けて必要なことについて(活動を通じて感じていること)
・自然の豊かさを測るには、正確なモニタリングに基づくデータ収集・蓄積が重要です。土地所有者との円滑な意思疎通、こどもたちの教育への活用、自然保護に関わる人の増加が生物多様性の保全につながると考えます。
・木を切ることが環境を守ることにつながることを活動を通じて知り、人間も自然に貢献できることを実感しています。人的や資金的な支援も必要と考えます。
・鹿革を使ったワークショップなど、イベントを通じて自然に関心を持ってもらう取組が重要と考えます。
・自然環境の保全には、活動資金の確保と多くの人に関心を持ってもらうことが不可欠です。寄附の増加や、こどもたちへの体験を通じた教育が効果的だと感じます。
(3)今後の目標について(一般社団法人森里)
・今後の活動目標として、行政、市民、自然をつなぐ架け橋となっていきたいです。
・現在、森林や公園の管理が樹木に特化していると感じており、樹木の伐採時期と生物の繁殖期が重なるなど、生態系への配慮が必要と考えています。
・市民が参加できるイベントや機会を増やし、講師として環境教育に関わっていきたいです。
・鳥の足輪付けなど、専門的な活動への市民と行政の理解を深める取組をしていきたいです。
・自然再興には長期的な取組が必要なため、他団体とも連携しながら活動していきます。
フクロウ生態調査(ペリット調査)の様子
フクロウ生態調査では、フクロウが消化できずに口から吐き出されたペリット(骨や羽毛、昆虫など)を用意いただき、参加者による調査を行いました。
ペリットを調べることで、生物多様性の状況を測る指標の1つとなります。
3.まとめ
本市では「ネイチャーポジティブ(自然再興)」を実現するために様々な取組を進めています。
山口市長は、「市民の皆様に自然を身近に感じてもらうことが大切。団体の活動が自然環境に関心を持つきっかけづくりにつながる。本市は山や川など自然が豊かで「都会と自然がちょうどいいまち」で、フクロウやエナガなどが住める豊かな自然環境を守りながら、今後も都市と自然が調和したまちづくりを推進していきたい。」と話しました。
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更新日:2026年04月01日
公開日:2026年04月01日