令和5年度第2回厚木市小中学校通学区域再編成委員会 会議概要

更新日:2023年10月02日

公開日:2023年10月02日

令和5年度第2回厚木市小中学校通学区域再編成委員会会議概要

 

会議概要

会議主管課

教育総務部教育総務課

会議開催日時

令和5年9月13日(水曜日)午後3時から午後4時30分まで

会議開催場所

厚木市役所第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

厚木市小中学校通学区域再編成委員会委員 8人

事務局

教育総務部長、教育総務課長、学務課長、教育総務課教育企画係長、学務課学務係長、教育総務課教育企画係主任及び主事
傍聴者 なし

 

 

≪委員10名中8名の出席により、定足数に達し第1回委員会が成立≫

1 開 会

≪委員長あいさつ≫

2 案 件

(1)鳶尾4・5丁目の指定学校変更の取扱いについて

   ≪事務局説明≫

資料1に基づき説明。

委員長 案件(1)「鳶尾4・5丁目の指定学校変更の取扱い」について事務局から説明がありましたが、皆さんから御意見、御質問がありましたらお願いします。

 

委 員  この運用の変更について、周知はどのように行う予定ですか。

 

事務局 広報に掲載する予定です。個別に周知を行うことは、今のところ考えていません。

 

委 員 令和11年の将来推計において、荻野小学校の児童数がとても少なくなってくるにも関わらず、今回、鳶尾4・5丁目の一部のみを変更する理由を教えてください。児童数を考えると、4丁目・5丁目の全部を変更してもよいのではないでしょうか。

 

事務局 平成21年度から10年以上、この通学区域で運用しており、保護者や地域の皆様にも馴染み深いものになっています。今回の変更は、児童数が減少している中で、通学区域の変更を伴わずに、通学距離の短い方の学校に通いたいという御家庭について希望する学校を選択できるようにするものです。

通学区域の変更については、現在検討を進めている適正規模・適正配置の方策の中で方向性を整理していきたいと考えています。

 

委 員 鳶尾小学校と荻野小学校の直線距離はどの程度あるか。

 

事務局 約1キロメートルです。

 

委 員 将来的な規模の適正化のための変更ではなく、現在通学している児童のための運用の変更という考え方ですね。

 

事務局 そのとおりです。

 

(2) 適正規模・適正配置の方策の方向性(案)について

  ≪事務局説明≫

資料2~4に基づき説明。

委員長 案件(2)「適正規模・適正配置の方策の方向性(案)」について事務局から説明がありましたが、皆さんから御意見、御質問がありましたらお願いします。

 

委 員 荻野地区の統廃合について、3校を1校または2校に統合するとありますが、2校に統合した場合、遠くない将来にまた通学区域の再編成を行う必要が出てくる可能性があります。地域の方の心情としては、3校を1校にすることは抵抗感があるでしょうが、長い目で見ると、何度も統廃合を行うことは避けた方がよいと思います。

また、小規模特認校制度や、特色ある学校づくりについて、大変重要な考え方ではありますが、学校ごとに特色を打ち出し続けることはとても難しいことです。システムとして導入するのは簡単ですが、その学校の特色や魅力を発展させることは、教育委員会や現場の教職員の力量が問われるところだと思います。

 

委 員 小規模特認校で勤めた経験がありますが、保護者の送迎に掛かる負担や、様々な地域から児童が集まることに伴う課題などについて、少人数の教職員で対応する難しさを感じることもありました。

 

委 員 宮ケ瀬ダムの開発に伴い宮の里が開発され、交通の便も随分良くなりました。その結果、交通量が多くなり、通学時の安全性に心配があったため、飯山小学校が開校し、結果的に近くの学校に通学できるようになったことは児童の安全面で効果的であったと思います。児童の増加に伴い開校した飯山小学校は、当時から「少子化が進めば統合される」という噂はありました。今回実際に統廃合の方策の方向性が示されることで、地域の関心も一気に高まるのではないでしょうか。意見交換会において、活発に議論がなされればよいと思います。

 

委 員 まちづくりの観点からお話ししたいと思います。鳶尾や森の里といった開発分譲地において、開発から40年が経ち、今後、高齢化が一層進んでいきます。しかし、高齢者がそのまま住み続けるわけではなく、建て替えが進み、若い住民への入れ替わりが必ず起こります。このタイミングで子どもたちが増えていくことを期待し、地域の拠点である学校はできるだけ残す考えを持ってほしいと思います。

 

委 員 毛利台小学校は一時期児童数が減少しましたが、建替えが進み、増加に転じたというケースもありました。全国的に少子化が進んでいるので、必ずしも同じようになるとは限りませんが。

 

委 員 10年以上前に、みはる野の開発に伴い、荻野地区の通学区域が変更になったことがありました。その際、子どもたちは初めこそ戸惑いはあったものの、すぐに慣れ、楽しく通っていたと聞きました。

統廃合を行うと、住んでいる場所によって通学時間に大きく差が出ることになります。通学に伴う時間的な拘束について、子どもたちにとって不公平だと感じる部分もありますので、スクールバスについては、なるべく多くの方が利用できたらよいと思います。

 

委 員 まちづくりの一つとして、学校の在り方を考えていくべきだと思います。厚木市では、公共施設の複合化・最適化を進めていますが、飯山小学校は市街化調整区域に位置していますので、跡地の利用の仕方を考えると難しいのではないかと思います。

また、小鮎小学校・小鮎中学校の小中一貫校を検討していくとありますが、飯山小学校の子どもたちや保護者の方たちが、疎外感を感じないように進めていく必要があると思います。

 

事務局 「まちづくりの観点からの学校づくり」という点は、説明会やアンケートにおいて多くの意見をいただいているところです。教育委員会が考えている「新しい学校づくり」について、地区にどのような学校をつくっていきたいかを、今後開催する意見交換会で地域の方にお伝えしたいと考えています。地域で活発に議論が進められるよう取り組んでまいります。

 

委 員 スクールバスについて、どの程度検討が進んでいるか、イメージを教えてください。

 

事務局 現時点では、集合場所を数箇所定め、児童を乗せて学校まで運ぶことをイメージしています。バスの大きさは、マイクロバスを想定しています。費用については他市町村の事例を参考にしながら、検討を進めています。

 

事務局 スクールバスの予算については教育総務課で要求することなどを検討しています。新たな費用が必要となり、その費用は市民からお預かりしている税金で賄うことになりますので、市長部局とよく調整していきます。

 

委 員 スクールバスに乗ることになった際、集合場所まで遠い児童が出るなど、様々な問題が発生することが想定されます。

また、子どもたちは学校の統廃合について保護者が考えている以上に関心があるように感じます。例えば、厚木東高校と厚木商業高校の統合が子どもたちの話題になっていると聞いていますので、小学校の統廃合についても、方針が決まったところで、子どもたちの意見もよく聞いてほしいと思います。

 

委 員 他市町村の事例を見ていると、学校の統廃合の問題がこう着している自治体が多くあります。スクールバスの問題についても、例えば、小・中学校が各1校しかない自治体が神奈川県内にもあり、広範囲からスクールバスに乗って通学している事例もあります。厚木市では同じ地域内での統廃合になりますので、しっかりと進めれば大きな問題は起こらないのではないでしょうか。

 

委 員 児童・生徒数の推移を見ると、玉川小学校は児童数が減少していますが、玉川中学校に上がると通学区域が広がり、生徒数も適正規模の範囲になります。反対に、森の里小学校と森の里中学校については、児童・生徒数の推計が減り続けていくので、地区に学校を維持するにしても、何か対策を講じなければならないのではないでしょうか。

 

委 員 森の里小学校・森の里中学校については、小規模特認校制度の検討をしていくということですので、現場の意見を聞きながら、対策を検討してほしいと思います。

 

委 員 自転車通学に関して、現場の先生や教育委員会の見解を教えてください。

 

事務局 自転車通学については、中学生以上を対象とした適正配置の方策として位置付けていますが、生徒の安全面等を考慮し、他の適正配置の方策を先行して検討した上で、その後に検討すべき方策として考えています。

 

事務局 厚木市内でも、以前は自転車での通学を認めていた時期がありましたが、現在は認められていません。過去にどのような経緯で認められなくなったのかについては明確には分かりませんが、安全性の観点から認めなくなったものと想定されます。

 

委 員 自転車通学は、個人的には大変危険だと思います。学校では交通安全の教育は行っているのでしょうか。

 

委 員 小学生の自転車指導を学校で全て行うのは難しいのが現状です。中学生に関しては、小学生よりスピードが出るので、個人的には、より危険であると感じています。自転車の指導は、学校ではなく家庭のしつけの範囲だと考えていますので、保護者の方に責任をもって指導していただく必要があると認識しています。

 

委 員 自転車通学に関しては、各学校の地理的状況や周辺の道路事情も大きく関わりますので、一律に考えるのが難しいところだと思います。

 

委 員 中学校の学校選択制度がありますが、自転車通学ができれば、生徒の選択肢の幅も広がるのではないかと思います。ただ、中学生は自転車でスピードを出す生徒が多いのが現状で、危険は大きいかと思います。

 

事務局 適正配置の方策として自転車通学が挙がってはいますが、これは保護者等からの要望が多く出たときにはじめて検討する内容になるかと思います。市の主導で自転車通学を推し進めるのではなく、例えば、防犯上の理由等により徒歩の方が危険であるなど、PTAや保護者からの要望を踏まえて検討するものと捉えています。

 

委員長 その他、御意見等はありませんでしょうか。なければ、案件(2)についての審議を終わります。

 

3 閉会

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