第4回厚木市教育振興基本計画審議会計画策定部会会議録
会議主管課 | 教育総務課 |
会議開催日時 | 令和7年7月11日(金曜日)午後2時から午後3時30分まで |
会議開催場所 | 厚木市役所第二庁舎4階 教育委員会会議室 |
出席者 |
厚木市教育振興基本計画審議会計画策定部会9人 (事務局) 教育部長、教育指導担当部長、教育総務課長、 教育総務課教育企画係長、教育総務課教育企画係主任、 企画政策課長、企画政策課企画政策係長、企画政策課企画政策係主事 |
会議の経過は、次のとおりです。
開会時刻 午後2時
1.開会
○事務局
ただ今から、第4回厚木市教育振興基本計画審議会計画策定部会を開催します。本部会の会議は、委員の半数以上の出席で成立することとなっておりますが、本日は、委員11名中9名の出席をいただいておりますので、会議が成立いたしましたことを御報告申し上げます。また、本部会は原則公開することとなっておりますが、本日は傍聴者がおりませんので、こちらも御報告させていただきます。
ここからは部会長に議長をお願いしまして、議事を進めていただきたいと存じます。部会長よろしくお願いいたします。
2.案件
〇部会長
それでは、案件「(1) 第3回厚木市教育振興基本計画審議会計画策定部会の振り返りと確認事項」について、事務局から説明をお願いします。
(資料1に基づき、事務局から説明)
〇部会長
案件(1)について、何か確認事項や質問がありましたら、お願いします。
≪意見等なし≫
〇部会長
次に、案件「(2) 第3次教育振興基本計画の基本理念及び基本目標」について、事務局から説明をお願いします。
(資料2、別紙に基づき、事務局から説明)
〇部会長
案件(2)について、何か確認事項や質問がありましたら、お願いします。
〇委員
前回は基本目標がありましたが基本理念等の見直しを行い、基本目標を整理する方向になったのでしょうか。
〇部会長
案1は、基本目標という階層はなくなります。
〇事務局
今回、どの案にするか決定していただきます。基本理念だけの階層になる場合は、内容の分かりやすさ、見やすさについて考えていきます。
〇部会長
基本理念について、計画書になった時に、今示されている全文を載せるのでしょうか。
〇事務局
今回示している別紙は案になりますので、再度検討し、今後提示させていただきます。
〇委員
委員が言われた御意見について、机上配布資料の最後に表記されています。案1は、第2次教育振興基本計画の基本目標である「挑戦」、「共生」、「創造」という枠がなくなります。基本目標の説明文全文を基本理念に取り入れることはできないと思いますが、基本目標それぞれの説明文もなくなるということでしょうか。
〇事務局
基本理念の実現に必要な力として抽出したワードを基本理念の説明文に記載していくことを検討しています。
〇委員
教育現場の先生の御意見はいかがでしょうか。
〇委員
前回色々な人が見ることができる計画になれば良いと伝えました。階層が深くなるというお話しがありますが、どれくらい深くなるのかというイメージをもう一度教えてください。
〇事務局
第2次教育振興基本計画は、基本理念が一番上にあり、その下に三つの基本目標「挑戦・共生・創造」、その下に八つの基本方針があります。第3次教育振興基本計画は、基本目標を入れる場合、基本理念があり、その下に三つの基本目標、その下に四つの基本方針、さらに基本方針ごとに施策が設定される階層になります。
〇委員
大事にしていかなければならない部分をしっかり記載できればいいと思います。
〇部会長
基本理念の説明文の三つの力の書き方については、事務局で検討をお願いします。
〇事務局
基本理念「未来を創る(つくる)人づくり」について、漢字か、ひらがなかについて御意見をいただきたいと思います。そこを決定した上で説明文としては、基本目標のフレーズを入れた方がいいのか、それとも基本目標を別途付けた方がいいのかという部分になりますので、基本理念について審議をお願いします。
〇部会長
前回は、漢字の「創る」の方が力強さを感じることができて良いという御意見がありました。
〇委員
私は漢字の「創る」が良いと思います。ひらがなになってしまうと、「つくる、つくり」でやはり体裁があまりよくないと考えます。印象としては、ぼんやりしているからこそ意味を拾いやすいというのはあるかもしれませんが、漢字の方が一目見た時にバランスも良いと思います。
〇委員
国の第4期教育振興基本計画では、漢字で「創り手」となっています。
〇部会長
漢字でよろしいですか。
〇全委員
賛成。
〇部会長
基本理念の説明文にある三つの力を抽出して説明をするのか、基本理念の中に含めてしまうのかどちらが良いでしょうか。
〇委員
確認させていただきます。抽出する場合、「挑む力」、「つながる力」、「築く力」の説明文はそれぞれ作成するのでしょうか。
〇事務局
はい、抽出する場合は、第2次教育振興基本計画の冊子にあるように、基本目標「挑戦・共生・創造」のような形で、記載することを検討しています。
〇部会長
抽出した方がはっきりしますね。
〇委員
案1では、第2次教育振興基本計画の冊子にある基本目標の部分は、基本理念の説明文に統合される形でしょうか。
〇教育部長
基本理念の説明文に三つの力を含めることも考えられますし、目指す力として、「挑む力」、「つながる力」、「築く力」について表現することも可能ですので、様々な表現方法を検討し、市民の皆様に分かりやすい最適なものにしたいと考えています。
〇部会長
どうしたら分かりやすく見せることができるかということが重要です。
〇教育部長
第2次教育振興基本計画では基本目標を定めていますが、指標が設定されていないため、達成状況が把握できないという課題があります。第3次計画の基本理念では、このような力を身に付けることで基本理念の実現を目指していくという部分を示し、基本方針以下で進捗状況を把握していくという考えの計画になります。
〇委員
この議論で大事なのは、「挑む力」、「つながる力」、「築く力」を、基本理念に含めたものにするか、それとも基本目標として独立させるかというところです。三つの言葉が基本理念に近い目標であり、そして達成状況を測ることができないという点で、基本目標として設定することに問題があるのではないかという点があります。ただ、こどもたちを育てるときに、基本理念に沿って教育されていることが多いのか、こどもが身に付ける力を、基本目標として設定すると分かりやすいのか、あるいはそれぞれ違いはないから、まとめられるのであれば基本理念にした方が良いのか、教育現場にいる先生方に伝わりやすいのはどの形なのでしょうか。
〇委員
学校は教育振興基本計画の基本理念などを読み取って、学校長が学校教育目標を設定し、学校ごとに地域性や学校の特色を取り入れ、それぞれの学校運営をしており、教育振興基本計画がそのまま児童・生徒に伝わることはあまりありません。計画の目標と学校ごとに設定した目標の二つの目標があると、混乱を招く可能性はあります。
〇委員
今の御意見を聞き、それぞれ学校で事情は違いますし、市は基本理念を示し、学校はそれに合わせて、個別の目標を設定するというのが合理的だと思うので、基本理念の中に吸収していく方が良いと思います。
〇部会長
今までの流れから、案1に決定してよろしいでしょうか。
〇全委員
賛成。
〇部会長
案1の説明文について、御意見をお願いします。
〇委員
別紙の3行目「持続可能な担い手」とありますが、「創り手」に訂正をお願いします。
〇委員
別紙のタイトルが「基本理念及び基本目標説明文」となっていますが、基本目標という言葉は無くなりますか。
〇事務局
はい、無くなります。
〇委員
私は、別紙の説明文で良いと思います。
〇部会長
次に、案件「(3) 第3次教育振興基本計画の基本方針及び施策の考え方」について、事務局から説明をお願いします。
(資料3、参考に基づき、事務局から説明)
〇部会長
案件(3)について、何か確認事項や質問がありましたら、お願いします。
第3次の計画書を作成する際に、施策まで掲載しますか。
〇事務局
計画書にどこまで掲載するかは、検討中です。
〇委員
基本方針の3と4は市長部局の事業でしょうか。
〇事務局
基本方針3と4については、市長部局と教育委員会の両方の事業が含まれています。
〇教育部長
基本方針3は基本的に教育委員会の権限ですが、公民館活動に関しては、市長部局に権限が移行しています。
〇委員
私たちが、どこの担当課になるのかまで、気にしない方が良いと思います。
〇部会長
市民の方からすると、それは関係ないです。事業を見ていただければ良いと思います。
〇委員
基本方針1に記載されている、こどもの意見表明はどのような事を想定していますか。
〇事務局
こどもの意見表明については、こども・若者みらい計画と関連する部分になりますので、整合を図り、どのような形で記載していくか検討していきます。
〇委員
意見表明権が、子どもの権利条約の四つの一般原則に入っており、こどもの安心・安全につながることを考え、基本方針2に入れることで、基本理念との整合が図りやすいと思います。
〇委員
基本方針1のこどもたちに必要な資質・能力について、厚木のこどもたちのことを考えたときに、主体的に学び、協働しながら解決するという力強い言葉が書いてあり、良いと思います。しかし、ここに至るまで、挫折してしまうこどもが多いという問題があり、挑戦するが、失敗できないという気持ちもあるので、そのような要素が施策の「豊かな心の育成」にあっても良いのではないかと思います。思い通りに出来ないと学校に行かないこどもが多いと感じており、しなやかに回復できる力について言及しても良いのではないかと思います。
〇委員
小学校も不登校児童は増えていて、それを少しでも少なくしようと対応しているところですが、教育の力だけではどうにもならない部分が多くなっています。医療機関とのつながりが大事になってくると思います。
〇委員
全体的に網羅されていると思いますが、市として力を入れたい項目、施策はありますか。
〇事務局
委員の皆様には、こどもに関する意見を多く出していただいていますが、第3次計画は、こどもから大人までを対象とした計画になります。また、国の計画では生涯学習に関し、多く記載されており、その点に気を付けて策定していくことを考えています。どれか一つに注力というより、ライフステージに応じた教育という部分で全体を通して見ていきたいと考えています。
〇委員
幼保小連携を推進する中で、例えばこども園でもつながりがあるのでしょうか。
〇教育指導担当部長
5歳児から小学校1年生が対象となる小学校への円滑な接続を目指して、カリキュラムを作成しており、現在、こども園も含めて進めています。幼稚園、保育園に限らず、5歳児から学ぶという、カリキュラムを作成しています。
〇委員
様々な園から同じ小学校にこどもたちが来て、何か取り組もうとしたときに、多くの園にお声掛けしないと幼保小の会議はできない現状があるかと思いますので、どんなふうに推進されていくのかという部分が少し見えない気がします。
〇委員
架け橋プログラムでは、小学校、幼稚園、保育園の3グループを抽出しており、準備段階です。様々な園から入学してくるため、小学校から出向いて園に聞き取りをしたり、資料をいただいたり、勉強していました。1年生のスタートをどんなふうにするかということが、学校生活に大きく影響していくので、大事な取組だと思います。
〇部会長
市内の保育園は、四つですね。今後民営化はありますか。
〇事務局
保育園の民営化については、当初は6園を民営化するという方針で策定していましたが、4園は公立保育園として存続させる方向で、民営化の方針は変更しているところです。
〇部会長
次に、案件「(4) 第3次教育振興基本計画の計画を支える取組」について、事務局から説明をお願いします。
(資料4に基づき、事務局から説明)
〇部会長
案件(4)について、何か確認事項や質問がありましたら、お願いします。
〇委員
シンプルにした方が良いと思います。様々なものが全部網羅されているから良いですが、厚木市の独自性がどこに出るのかというのを考えたとき、「安心」と「協働」は、昔からキーワードになっていたところがあります。支える取組として設定するわけではなく、シンプルにしたとき、でき上がったものが、誰でも作れてしまうような計画にならないようにする必要があります。
〇事務局
市の特色は、幼保小連携や小中一貫教育、学校の統合に向けた取組など、国の計画を参酌しつつ、基本方針以下で表すことを検討しています。
〇委員
第3次計画策定に当たっての背景という部分が大きく書かれているところかと思いますのでこの背景にもう少し厚木市の個別の事情などが入ってくるとより厚木市に即した計画として理念が実現すると思います。
〇部会長
先生方に伺いますが、厚木らしさの教育をするということとは、どのようなものを指しますか。
〇委員
小学校で学校運営を考えたときに、厚木らしさを目指すために、今自分の置かれている学校を特色ある学校としてどのような学校にしたらいいのか、と考えたとき、厚木らしさというのは地域になると思います。
〇委員
早い段階でコミュニティスクールに取り組んでいる点もあります。
〇部会長
厚木は都会でもなく田舎でもないけれども、地域の独自性が非常に強いと思います。そのような成り立ちからして、厚木は地域という基盤がありますね。
〇委員
そう考えると、「協働」というキーワードは合致していると思います。
〇部会長
神奈川県内で15の公民館がある所はないです。
〇委員
私も同じ意見です。基本理念の説明文を読んでいくと、このような課題があるから、こういう人を育てていきたい、その中に持続可能な社会の創り手、ウェルビーイングの考え方を入れることで前向きな文章になると思います。支える取組を設定するのではなく、基本理念の説明文に取り入れればいいと思います。
〇委員
コミュニティスクールの現場やこどもたちのために多くの取組をしていることに厚木らしさがあると思います。
〇委員
厚木市は、きめ細かくしっかりと計画を立て、取組を充実させていると感じます。それこそが厚木市の教育なのかなと思っています。様々な取組をしっかりやっているという部分もアピールしていただきたいと思います。
〇部会長
次に、案件「(5) 第3次教育振興基本計画・教育大綱策定に係る意見交換会の実施」について、事務局から説明をお願いします。
(資料5に基づき、事務局から説明)
〇部会長
案件(5)について、何か確認事項や質問がありましたら、お願いします。
≪意見等なし≫
〇部会長
ありがとうございました。案件につきましてはこれで終わります。
〇事務局
ありがとうございました。以上をもちまして第4回厚木市教育振興基本計画審議会計画策定部会会議を終了させていただきます。本日はありがとうございました。
3.閉会
閉会時刻 午後3時30分
厚木市教育振興基本計画審議会規則 (PDFファイル: 299.5KB)
厚木市教育振興基本計画審議会計画策定部会委員名簿 (PDFファイル: 132.9KB)
会議の公開等に関する要綱 (PDFファイル: 132.7KB)
資料1_第3回厚木市教育振興基本計画審議会計画策定部会の振り返りと確認事項について (PDFファイル: 366.4KB)
資料2_第3次教育振興基本計画の基本理念及び基本目標について (PDFファイル: 283.0KB)
別紙_基本理念及び基本目標説明文 (PDFファイル: 324.7KB)
資料3_第3次教育振興基本計画の基本方針及び施策について (PDFファイル: 223.6KB)
参考_第3次厚木市教育振興基本計画(案)について (PDFファイル: 115.9KB)
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会 教育部 教育総務課 教育企画係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2663
ファックス番号:046-224-5280
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更新日:2025年07月28日
公開日:2025年07月28日