厚木市立小・中学校の水泳授業及びプールの在り方に関する基本方針

本市の小・中学校では、学習指導要領に基づき、水泳授業を実施していますが、本市には6本の一級河川と3本の準用河川が流れており、児童・生徒が水辺に関わる機会が多い生活環境にあることから、水の中での安全確保や、水難事故を避けることができる力を身に付けていく必要があると考え、実技指導を中心とした水泳授業を実施しています。

そうした中、近年では、異常気象の影響や安心・安全に水泳授業を実施するために必要な人員の確保が難しいなど、計画的・安定的な水泳授業の実施に多くの課題が発生しています。

また、小・中学校のプール施設については、多くが昭和40年代後半から50年代にかけて建設され、令和5年度時点で築後30年以上経過している学校は28校（うち40年以上経過は17校）となっており、小・中学校全36校のうち75％を超える割合を占めています。

そうしたことから、この度、将来にわたって児童・生徒により安全で質の高い水泳授業を実施していくため、水泳指導などのソフト面、施設の老朽化などのハード面における現状と課題を整理した上で、今後の本市の水泳授業やプールの在り方に関する指針として「厚木市立小・中学校の水泳授業及びプールの在り方に関する基本方針を策定しました。