令和3年厚木市教育委員会6月定例会

更新日:2021年08月27日

公開日:2021年08月27日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

令和3年6月22日 火曜日
午後6時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 曽田 高治
教育長職務代理者 杉山 繁雄  
委員 森 厚子
委員 山本 正彦
委員 宮崎 昌彦
事務局
田中教育総務部長、佐藤学校教育部長、長沼社会教育部長、
柴田教育総務課長、山口学校給食課長、窪田学務課長、
長谷川教育指導課長、中丸社会教育課長、
伊從文化財保護課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

議案第29号  厚木市文化財保護条例施行規則の一部を改正する規則について
議案第30号  厚木市久保奨学金(令和3年度学校教育活動応援奨学金)の支給決定
                    について

3 報告事項

(1)  令和3年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について
(2)  児童・生徒及び学級数将来推計について
(3)  給食用食材の放射性物質の測定結果について
(4)  いじめ防止対策推進法「重大事態」に係る調査報告書について

会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻18時00分

○曽田教育長 定刻になりました。

ただ今から、令和3年厚木市教育委員会6月定例会を開会いたします。

現在の出席者は5人で、定足数に達しております。

厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、宮崎委員を指名させていただきます。

始めに、私から報告いたします。

お手元の令和3年6月定例教育委員会教育長報告を御覧ください。

まず、1ページの3番です。5月29日土曜日、小学校の運動会に行ってまいりました。この日は、厚木第二小学校、愛甲小学校、戸室小学校の3校を訪問させていただきまして、全て午前のみのプログラムで実施されておりましたが、子供たちが大変一生懸命に、競技、演技に取り組んでおりました。現在もコロナの感染状況が大変厳しいということもありますので、学校では感染防止対策を徹底すると同時に、保護者の方々についても人数制限をさせていただいている学校が多くございました。

次に、6番です。6月17日木曜日、いじめ防止対策推進法「重大事態」に係る調査報告書について、厚木市いじめ防止対策委員会委員長から答申を頂戴いたしました。頂いた答申に基づいて、これから再発防止策を検討し、同様の事案が起こらないように取り組んでいくことになります。

次に、2ページの9番です。令和3年厚木市議会第4回会議(6月定例会議)につきまして、議員の皆様から一般質問いただいておりますので、陳情と併せまして、各所管の部長から御報告申し上げます。

教育総務部長。

○田中教育総務部長 それでは、令和3年厚木市議会第4回会議(6月定例会議)につきまして、御報告申し上げます。

恐れ入りますが、教育長報告2ページの9番、令和3年厚木市議会第4回会議(6月定例会議)を御覧ください。1の会議期間でございますが、6月7日月曜日から6月29日火曜日までの23日間でございます。

次に、恐れ入りますが4ページを御覧ください。

3の環境教育常任委員会が、昨日6月21日月曜日に開催され、陳情第4号として、障害を持つ児童・生徒の人権を守る学校づくりを求める陳情が審議されました。審議の結果は、不採択すべきものとされました。

恐れ入ります。再度2ページにお戻りいただきたいと思います。

2の一般質問でございます。23人の議員から質問があり、教育委員会関係の質問は9人でございました。

まず、教育総務部の所管に係る一般質問について御報告申し上げます。

教育総務部には、奈良直史議員、望月真実議員、新井啓司議員、松田則康議員、池田博英議員、髙橋知己議員の6人の方から13項目について質問がございました。

最初に、奈良直史議員からは、教職員の働き方改革について1点の質問がございました。

(1)のアの(ア)は、現状はとの質問でございましたが、教育長から、本市では児童・生徒にとって最大の教育環境は教職員であるという考えの下、学校電話音声応答装置の設置や教職員の出退勤管理システムの導入などにより、教職員の負担を軽減し、児童・生徒一人一人と向き合う時間の確保を図ってきた。今後も市立小学校における働き方改革に関する方針に基づき、教職員の多忙化解消を図る旨の答弁をいたしました。

次に、望月真実議員からは、GIGAスクールに係る予算について2点の質問がございました。

(1)のアの(ア)は、今年度について、支援員への報酬等を含めた支出見込みの総額と課題はとの質問でございましたが、教育長から、ネットワーク及び端末の運用保守業務委託料やGIGAステップ支援員の報酬等の予算総額については約3,600万円となっている。今後も学習用端末の活用のための環境づくりを進めるとともに、経費についてもより効果的な予算執行に努める旨の答弁をいたしました。

また、二つ目、(イ)のシステム導入等における民間委託についての見解はとの質問でございますが、教育長から、GIGAスクール構想に係る教育環境の整備については、ICTを活用した効果的な学習活動を推進するため、端末の運用保守を含めたシステム導入について、民間委託により行っている。今後も学習端末の効果的な活用のための環境づくりを進める旨の答弁をいたしました。

次に、新井啓司議員からは、夜間中学の開設に向けて及び子どもと向き合う時間の確保について、2点の質問がございました。

(1)のアの(ア)は、「夜間中学」アンケートの結果を受けての課題と対応はとの質問でございましたが、教育長から、中学校夜間学級の設置については、来年4月の開校を目指し、現在、相模原市が県と連携して広域的な仕組みづくりを進めている。また、県が実施したアンケート結果では、本市在住で入学を希望されている方がいた。今後も市民の皆様の学び直しの想いに応えることができるよう、関係市町村が参加する中学校夜間学級設置準備協議会を通して、相模原市及び県と連絡調整を図りながら、議論していく旨の答弁をいたしました。

また、二つ目、ウの(ア)は、教員の働き方改革施策の成果と今後の課題はとの質問でございましたが、教育長から、本市では、児童・生徒にとって最大の教育環境は教職員であるという考えの下、学校電話音声応答装置の設置や、教職員出退勤管理システムの導入などにより多忙化解消を図ってきた。今後も市立小・中学校における働き方改革に関する方針に基づき、教職員が児童・生徒一人一人と向き合う時間を確保できるよう取り組んでいく旨の答弁をいたしました。

次に、3ページを御覧ください。

松田則康議員からは、学校給食について1点の質問がございました。

(1)のイの(ア)は、地産地消は進んでいるか。また、地場産の食材の種類は増えたかとの質問でございましたが、教育長から、本市の学校給食における地場産食材については、関係機関や生産者の皆様の御協力により、新鮮かつ旬の食材を活用し、市立各小・中学校で使用回数を増やしていった。また、食材の種類については、根菜類のほか、現在は葉物類や果実などの使用も進めている。今後も関係者の皆様と協議を図りながら、地場産食材を積極的に活用した給食の提供に努める旨の答弁をいたしました。

次に、池田博英議員からは、厚木市立小・中学校適正規模・適正配置に関して及び学校給食費の無料化について、5点の質問がございました。

(1)のアの(ア)、市立小・中学校を取り巻く現状と課題はと、(イ)学校施設の建て替えや改修のスケジュールはの二つの質問でございますが、教育長から、本市の児童・生徒数は一部地域の学校を除き、全体としては緩やかな減少傾向にあり、また市全体の学校施設については老朽化が進んでいる。現在、市立小・中学校適正規模・適正配置に関する基本方針について策定中であり、今後はこの方針に基づき着実に取組を進める旨の答弁をいたしました。

また、(ウ)は、子どもを育てる支援体制、一人一人の子どもに目が行き届く環境をどのようにつくっていくのかとの質問でございましたが、教育長から、市立小・中学校の適正規模・適正配置について、教育の公平性の確保や教育環境の維持向上を図るため、望ましい学級数や通学距離などを検討し、児童・生徒が夢や希望を持って学習できる教育環境の充実に取り組む旨の答弁をいたしました。

また、(エ)は、学校と地域コミュニティとの関係性はとの質問でございましたが、教育長から、現在、保護者や地域の皆様が学校運営に参画する仕組みとして、全ての市立小・中学校において学校運営協議会を設置している。また、地域全体で子どもたちの学びや成長を支える地域学校共同活動の取組についても、今年度からモデル地区を指定して活動を推進している。今後もこの二つの活動が円滑に連携、協働できるよう教育委員会として支援をしていく旨の答弁をいたしました。

また、イの(ア)は、安心して子育てができ、保護者の経済負担軽減になる給食費無償化への考えはとの質問でございましたが、教育長から、学校給食については、学校給食法により、学校給食の実施に必要な施設及び設備に要する経費は、学校の設置者である市の負担と規定されており、給食の食材費については、保護者に御負担いただくこととされている。保護者の負担軽減対策として、学校給食費が減免となる就学援助制度があるので、更なる周知を図る旨の答弁をいたしました。

次に、髙橋知己議員からは、施設整備や維持管理について2点の質問がございました。

(1)のイの(ア)、学校のトイレについて現状認識と改修の考えはと、(イ)全体としての考えはの二つの質問でございますが、教育長から、本市の学校施設における校舎内のトイレについては、おおむね改修が完了しているが、体育館等のトイレについては、今後計画的に改修を進めることができるよう努めていく。

また、施設整備や維持管理の全体の考え方としては、教育振興基本計画や公共施設最適化基本計画などに基づき、費用負担等の削減、平準化を図りながら、計画的な整備等に努める旨の答弁をいたしました。

教育総務部の所管につきまして以上でございます。よろしくお願いいたします。

○曽田教育長 学校教育部長。

○佐藤学校教育部長 続きまして、学校教育部の所管に係る一般質問につきまして御報告申し上げます。

学校教育部には、奈良直史議員、望月真実議員、新井啓司議員、松田則康議員、髙橋知己議員、髙田浩議員、田上祥子議員の7人から9項目について質問がございました。

恐れ入りますが、教育長報告の2ページにお戻りいただきまして、2一般質問の最初の白丸を御覧ください。

最初に、奈良直史議員からは、教職員の働き方改革について1点の質問がございました。

(1)のアの(イ)につきましては、部活動改革についての考え方はとの質問でございましたが、教育長から、部活動は教育的にも意義の高い活動であると認識しており、教育委員会においては、これまでに部活動に関する方針を策定して各学校に指導しているが、地域人材の一層の活用等も含め、より望ましい部活動環境の構築に向けて引き続き取組を進める旨の答弁をいたしました。

次に、望月真実議員からは、GIGAスクールに係る予算について1点の質問がございました。

(1)のアの(ウ)につきましては、端末の附属品等について、今後の対応は。また、保護者の費用負担の方向性はとの質問でございましたが、教育長から、これまでも教材教具の購入に対して、保護者の経済的な負担軽減に取り組んできたが、附属品についても、今後におけるICTを活用した授業実践の進行状況を適切に把握し、教職員の意見を踏まえた上でその必要性を検討する旨の答弁をいたしました。

次に、新井啓司議員からは、共に学び共に育つ教育について1点の質問がございました。

(1)のイの(ア)につきましては、市立小・中学校の現状を踏まえたSDGsの取組はとの質問でございましたが、教育長から、市立各小・中学校においては、児童・生徒一人一人が持続可能な社会のつくり手となることができるよう、組織的かつ計画的に教育課程を編成して、日々の教育活動に取り組んでいく。今後も自他の命や豊かな感性を大切にし、多様性を認めながら共に生きていく力の育成に向けて、SDGsの取組を推進する旨の答弁をいたしました。

次に、3ページの1番上、松田則康議員からは、小中一貫教育について、本市の連携による小中一貫教育の成果と課題はと質問がございました。教育長から、教育委員会においては、積極的に小・中学校間で教員の人事交流を実施し、連携を年々強化してきた。このような連携が、小・中学校合同の学校行事や児童会と生徒会の交流など、児童・生徒の主体的な取組へとつながってきている。今後も、各学校が教科等の系統性や連続性を重視した教育課程を編成できるよう、研修会等の充実に努める旨の答弁をいたしました。

次に、下から2番目、髙橋知己議員からは、部活動の維持・向上について2点の質問がございました。

(1)のアの(ア)及び(イ)につきましては、部活動について、教職員の負荷軽減に向けた取組はと、中学校体育連盟の大会などへの出場における課題と対応はの二つの質問でございましたが、教育長から一括して、教育委員会においては、部活動の適切な休養日や活動時間の設定、さらには部活動指導員等の活用について各学校に指導しており、生徒の心身の健康管理や教員の負担軽減に努めている。また、大会等への出場に関しては、学校に部活動として設置のない種目への対応が難しいこともあるが、今後も教員の負担軽減を図るとともに、部活動の生徒にとっては充実した活動となるよう努める旨の答弁をいたしました。

次に、髙田浩議員からは、教科書採択とデジタル教科書について2点の質問がございました。

(1)のアの(ア)は、教科書採択について、他市の手法を参考にしてはどうかとの質問でございましたが、教育長から、教育委員会においては適正かつ公正な採択事務の執行に努めている。今後も、児童・生徒の実態や特性を考慮し、本市の教育活動にふさわしい教科用図書を採択できるよう、幅広く情報を収集し、より適切な採択の在り方について研究を続ける旨の答弁をいたしました。

また、二つ目、(1)のイの(ア)につきましては、デジタル教科書について方針を問うとの質問でございましたが、教育長から、本市では今年度、文部科学省のデジタル教科書実証事業を活用しており、半数を超える小・中学校において、1人1台の端末で使用できる学習用のデジタル教科書を導入して検証を行っていることから、今後は、国による本事業の検証結果を踏まえて、デジタル教科書の導入について研究する旨の答弁をいたしました。

次に、4ページの一番上になります。

田上祥子議員からは、社会的孤立の防止について、コロナ禍における子ども・若者・女性への影響と支援について1点の質問がございました。

(1)のアの(ア)は、児童・生徒にどのような変化があったかとの質問でございましたが、教育長から、教育委員会ではコロナ禍における児童・生徒の心理面での影響を憂慮し、市立各小・中学校と連携を密にして、出欠席等の状況をきめ細かく確認している。その中では、生活状況の変化により気持ちが不安定になる児童・生徒も見られることから、今後も引き続き小さな変化を見逃さないよう十分留意し、心理的な支援に努めていくとの答弁をいたしました。

学校教育部の所管については以上でございます。

○曽田教育長 社会教育部長。

○長沼社会教育部長 続きまして、社会教育部の所管に係る一般質問につきまして御報告申し上げます。

恐れ入りますが、教育長報告3ページの中段、三つ目の白丸を御覧ください。

社会教育部には、山崎由枝議員から、あつぎ郷土博物館について3点の質問がございました。

(1)のアの(ア)運営について、現状と今後の取組は。(イ)市民参加型イベントの考えは。(ウ)更に存在価値を高めていく取組はとの質問でございましたが、教育長から一括して、あつぎ郷土博物館は、豊かな自然環境の中で本市の歴史的文化や自然に親しむことができる施設として、多様な展示や講座等を開催し、開館から2年4か月余りを経て、7万2,000人を超える来館者の方々を迎えることができ、今後もより一層の市民参加を進めるとともに、更に多くの方々に何度も来館していただけるよう、また、郷土への愛着や誇りを感じていただけるような、魅力ある施設にしていくとの答弁をいたしました。

社会教育部の所管につきましては以上でございます。

○曽田教育長 本日の日程のうち、議案第30号及び報告事項4については、個人に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により、会議を非公開としたいと思いますがよろしいでしょうか。

(「異議なし」との声あり)

○曽田教育長 御異議ありませんので非公開とし、日程の最後において審議等を行うことといたします。

なお、傍聴される方につきましても、事務局の関係者以外の職員と同様に、会議が非公開となりましたら御退席いただくこととなりますので、あらかじめ御承知おきください。

それでは、審議事項に入ります。

日程1 議案第29号 厚木市文化財保護条例施行規則の一部を改正する規則についてを議題といたします。

議案の説明をお願いします。

文化財保護課長。

○伊從文化財保護課長 議案第29号 厚木市文化財保護条例施行規則の一部を改正する規則につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。

本件につきましては、本市の行政手続における押印の見直しに伴い、関係する様式について改めるほか、所要の措置を講ずるため、本規則の一部を改正するものでございます。

それでは、内容につきまして、新旧対照表により御説明いたしますので、恐れ入りますが議案書2ページの新旧対照表を御覧ください。

まず、第6条及び第9条につきましては、常用漢字の変更に伴い、「き損」の「き」を漢字表記に改めるものでございます。

続きまして、様式の改正につきまして御説明申し上げます。

第1号様式及び次ページの第2号様式につきましては、市長部局等の様式に倣い、「厚木市教育委員会殿」を「(宛先)厚木市教育委員会」に改めるものでございます。

次に、第4号様式につきましては、表面の様式の中に契印を押すことが規定されておりましたが、現在、他の行政文書等におきましても契印の押印を行っていないことから、様式から削除するものでございます。

また、同じく第4号様式の裏面でございますが、4ページを御覧ください。

裏面の様式のうち、注意の第3項につきまして、「き損」の「き」を漢字表記に改めるものでございます。

次に、第5号様式から10ページの第12号様式までにつきましては、「厚木市教育委員会殿」を「(宛先)厚木市教育委員会」に改めるものでございます。

なお、7ページ中ほどにございます第9号様式でございますが、様式の表題につきまして、「き損」の「き」を漢字表記に改めるものでございます。

また、9ページ下から10ページにかけての第12号様式、現状変更等許可申請書につきまして、これまで申請に当たって申請者の押印を必要としておりましたが、本市の行政手続における押印の見直しに伴い、これを不要とするため、「印」の表記を削除するものでございます。

次に、同じページの下から11ページにかけての第13号様式、身分証明書でございますが、既に文化財保護調査員の制度を廃止しておりますことから、様式自体を削除するものでございます。

最後に、附則について御説明いたしますので、1ページにお戻りいただき、附則を御覧ください。

附則第1項につきましては、この規則の施行日を公布の日とするものでございます。

附則第2項につきましては、経過措置を定めるものでございまして、改正前の様式に基づいて作成した用紙は、当分の間、必要な調整をして使用することができるとするものでございます。

説明は以上でございます。何とぞよろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。

○曽田教育長 ただ今の説明に対して何か質疑はありますでしょうか。

山本委員。

○山本委員 多くの様々な様式があるのだなと思って拝見しておりました。こういった様式、書類ですけれども、年間どれぐらい出ているのでしょうか。

○曽田教育長 文化財保護課長。

○伊從文化財保護課長 恐れ入ります。個別の様式について、統計のような資料はございませんけれども、指定の同意書につきましては、年に1件あるかどうか、今、二、三年に一度の指定をしておりますので、そのときに登録者の方に頂くものでございます。

一番多いのは、現状変更の届出や管理責任者の変更の届出になると思いますが、これは例えば、依知神社のイチョウの木などは指定の天然記念物になっておりますけれども、その管理をされている氏子の総代の方が変更になったときなどに届出を頂いておりますし、今回、印を取りました現状変更登録につきましては、天然記念物などですと、伐採したりする場合がございますので、そういう場合に、現状を変更するということで届出をいただいております。

○曽田教育長 よろしいですか。

○山本委員 はい、ありがとうございます。

○曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。

杉山委員。

○杉山教育長職務代理者 国の方で大臣がいろいろな押印を廃止すると高らかに言った後、いろいろ動いているという状況だと思います。今回の改正の文言の整理の部分は少し置いておいて、最後の現状変更等許可申請書は押印を廃止するという話だと思うのですが、やはり文化財保護課所管のもの、あるいは市全体でも、大臣の発言の影響を受けてというか、その前からやっていたのかもしれないですけれども、押印を減らしていくという動きが、やはり今、大きな流れになっているのでしょうか。

○曽田教育長 教育総務課長。

○柴田教育総務課長 文書全体のことですので、私からお答えいたします。

委員御指摘のとおり、大臣から情報発信がございました。それを受けまして、市長部局の行政総務課から、ある程度一定の考え方が示されております。「押印の見直しに係る基本的な考え方」ということですけれども、押印を存続させる書類については明記されておりまして、基本的には契約書などのほか、同意書、あるいは請求書及び委任状、これらに係る押印については、そのまま継続すべきであると示されております。では、何について見直しを図るかと言いますと、それ以外の文書について見直しを図るべきであるということが示されております。

今回、私どもとしましても、各小・中学校において、そういった文書はないかということで、同じような通知を出しておりますので、教育委員会事務局も含め、小・中学校においても、見直しについて図られているものと認識しております。

○曽田教育長 よろしいですか。

○杉山教育長職務代理者 分かりました。

○曽田教育長 ほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。

それでは、特に質疑がないようですので、採決に移ります。

本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。

(「異議なし」との声あり)

○曽田教育長 異議なしと認め、議案第29号を可決いたします。

報告事項に入ります。

報告事項1 令和3年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について報告をお願いします。

教育総務課長。

○柴田教育総務課長 報告事項1 令和3年度厚木市教育委員会表彰被表彰者につきまして、御報告申し上げます。

資料1を御覧ください。

本件につきましては、厚木市教育委員会表彰要綱に基づき、厚木市教育委員会表彰等選考委員会において選考いたしました皆様を表彰するものでございます。

1の令和3年度厚木市教育委員会表彰(随時表彰)被表彰者数でございますが、個人5人、団体1団体、2の令和3年度厚木市教育委員会感謝状贈呈被贈呈者数でございますが、団体2団体、3の令和3年度厚木市教育長感謝状贈呈被贈呈者数につきましては、団体5団体でございます。

1枚おめくりいただき、1ページを御覧ください。

個人でございますが、1番の令和2年度神奈川県高等学校ソフトテニス新人大会(団体)兼関東高等学校選抜ソフトテニス大会(団体)神奈川県予選会女子の部において第1位となりました山本彩花様を始めといたしまして、5番の若菜リカ様まで、各種スポーツやコンクールの分野において、優秀な成績を収められた5人の方々を表彰するものでございます。

次に、団体でございますが、2020年度神奈川県高等学校対抗ゴルフ競技会春季大会団体の部において第1位となりました、厚木北高等学校ゴルフ部様を表彰するものでございます。

2ページをお開きください。

教育委員会感謝状でございます。ハンドソープを市立小・中学校へ寄附いただきました、厚木市立小中学校PTA連絡協議員様と厚紙を市立小・中学校へ寄附いただきました、株式会社リコー様に感謝状を贈呈するものでございます。

続きまして、教育長感謝状でございます。

1番の月刊誌ニューモラルを市立小・中学校に寄附いただきました厚木モラロジー事務所様を始めとして、教育文化の振興に貢献があった5団体に教育長感謝状を贈呈するものでございます。

なお、表彰式につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催せず、表彰状等につきましては、郵送で受賞者の方にお送りする予定でございます。

以上でございます。よろしくお願い申し上げます。

○曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。

杉山委員。

○杉山教育長職務代理者 感謝状贈呈の関係ですが、教育長感謝状の被贈呈者のところで、2番に厚木ライオンズクラブさんがテナーサックスを市立中学校へ寄附されたと書いてあります。これは、市内13の中学校に1台ずつ送ったのでしょうか。それから、一番下の丸正産業さんが、机及び椅子を市立小・中学校へ寄附されたとありますけれども、どれくらいの数を贈られたのか、その辺の数字を教えていただけますか。

○曽田教育長 教育総務課長。

○柴田教育総務課長 1件目の厚木ライオンズクラブ様、テナーサクソフォンを市立中学校へ寄附とございます。こちらは、ライオンズクラブ様の創立55周年を記念いたしましての贈呈ということでございまして、全部の中学校ではなく、南毛利中学校1校に御寄附をいただいております。

5番目の株式会社丸正産業様の机及び椅子でございますが、相当な量でございまして、パイプ椅子が260脚、折り畳み長机が140台、会議用椅子が50脚ということで御寄附をいただいております。

○曽田教育長 よろしいですか。

そのほか、いかがでしょうか。

では、特になければ、報告事項1を終わります。

次に、報告事項2 児童・生徒及び学級数将来推計について、報告をお願いします。

教育総務課長。

○柴田教育総務課長 報告事項2 児童・生徒及び学級数将来推計につきまして、御報告申し上げます。

資料2を御覧ください。

1の目的なりますが、教育行政に係る中長期的な事業計画の立案等に対しての基礎資料とするため、市立小・中学校における令和4年度から令和12年度までの児童・生徒及び学級数を推計するものでございます。

2の児童・生徒数の動向についてでございますが、まず、(1)の児童数についてになります。児童数につきましては、昭和57年度の1万9,392人をピークとして、平成13年度まで減少が続き、平成14年度から微増に転じていましたが、平成21年度から再び減少の傾向となり、令和3年度は1万1,069人と昭和57年度以降最少となっております。

推計では、今後も引き続き減少し、令和12年度には8,719人となることが見込まれております。

下の表は、令和3年度と比較して、児童数の減少の割合が大きい学校を記載しております。

次に、(2)の生徒数についてになります。生徒数については、昭和62年度の1万334人をピークとして、平成16年度まで減少が続き、平成17年度からは微増に転じていましたが、平成25年度から再び減少となり、令和元年度は5,673人と昭和62年度以降最少となっております。

令和3年度は5,678人となりましたが、来年度以降は減少が続き、令和12年度には4,655人となることが見込まれております。

下の表でございますが、児童数と同じく、令和3年度と比較して生徒数の減少の割合が大きい学校、上位5校を掲載しております。

2ページをお開きください。

3の学級数の動向についてになります。

(1)の通常学級数についてでございますが、学級数については、小学校は昭和58年度の507学級、中学校は昭和62年度の252学級をピークとし、以降、増加している期間はあるものの、おおむね減少の傾向が続いています。

令和3年度は小学校355学級、中学校160学級となりまして、小学校はピーク以後としては最少、中学校はピーク以後2番目に少なくなっております。

推計では、今後も減少が続き、令和12年度には小学校296学級、中学校は132学級となることが見込まれております。

次のアにつきましては、小学校の令和3年度と比較した令和12年度の学級数の増減になりまして、その下のイにつきましては、中学校における同じ比較の表となっております。

(2)の特別支援学級数についてでございますが、学級数につきましては、減少する年度もあるものの、ほぼ一貫して増加が続く推計となっております。令和3年度は、小学校100学級、中学校46学級となり、小・中学校合計では146学級と、これまでで最も多い学級数となっております。

推計によりますと、令和4年度まで増加が継続し、その後は緩やかに減少する見込みで、令和12年度には小学校76学級、中学校40学級となることが見込まれております。

次の3ページにつきましては、別紙といたしまして、児童・生徒及び学級数の算出方法を示しております。

1枚おめくりいただきまして、最後のA3の2枚の資料でございますが、こちらは、児童数・生徒数将来推計の全体の表と学校別の推計値になっております。

報告につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。

○曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。

宮崎委員。

○宮崎委員 確認をさせていただきたいのですが、これは毎年、10年ぐらいの推計が出ていると思います。特別支援学級の児童・生徒数について、3ページの別紙の算出の考え方で算出をして、その具体的な人数が、A3の見開きの資料に出ています。今の課長の説明で、令和4年度がピークでその後少しずつ減少していくということですけれども、これは例えば中学校で言うと、中学を卒業する、そうすると小学校6年生が入ってくる、その辺の割合があると思いますけれども、特別支援学級の子は年度途中で措置替えがありますよね。措置替えの実績とか、そういうものを係数化したものが、ここに加味されているのかどうかを確認させていただきたい。措置替えでかなりの人数が毎年いると思いますけれども、どうでしょうか。

○曽田教育長 教育総務課長。

○柴田教育総務課長 ありがとうございます。

結論から言いますと、年度途中の措置替えにつきましては、この推計表では考慮しておりません。既にいらっしゃる学年、小学校で言えば1年生から6年生までは、そのまま進級したものとして扱っておりまして、小学校の新1年生につきましては、今の6歳児の人数を住民基本台帳から把握しまして、その数に市全体の特別支援学級数の在籍割合を乗じて数字を出しているという形になっております。既にいる学年の方はそのままスライドするという形になっておりますので、年度途中の関係につきましては反映しておりません。

○曽田教育長 宮崎委員。

○宮崎委員 そうすると、措置替えの可能性がある特別支援の子供たちの数とか学級数は、この推計のとおりにいかない可能性もありますよね。そうすると、学級の数、教室の数に影響してくるので、実績も含めてその辺を何とかうまく、これとは別に作成をして、学級の編成というか学校の学級数、教室が不足している学校もあるわけですから、その辺を是非検討していただきたいと思います。

○杉山教育長職務代理者 よろしいですか。

○曽田教育長 杉山委員。

○杉山教育長職務代理者 今の話ですけれども、年度途中での措置替えはないですよね。年度が切り替わったとき、例えば通常級にいて、年度が替わって支援級に移るというのはあるのですが。

○宮崎委員 最終的に人数が年度末に出ますよね。

○杉山教育長職務代理者 そうですね。ですので、年度途中ではなくて年度が切り替わったときですから、今までも、確か学校教育部の方で年度末に支援学級の措置の数を出していましたから、あれを追っていくと、措置替えで通常級から支援級に、あるいは、支援級から通常級にという人数について、およそ何か傾向が出てきて、大体はつかめるのではないかと思うのです。

○曽田教育長 では、その辺のところは参考にしていただくということでよろしいでしょうか。

ほかに、よろしいですか。

特になければ、報告事項2を終わります。

次に、報告事項3 給食用食材の放射性物質の測定結果について報告をお願いします。

学校給食課長。

○山口学校給食課長 報告事項3 給食用食材の放射性物質の測定結果につきまして、御報告申し上げます。

恐れ入りますが、資料3を御覧ください。

始めに、5月13日から6月8日までの放射性物質の測定結果でございますが、6月1日に調理後の小学校及び中学校給食の測定を実施しておりまして、結果としましては、御覧いただいている1ページ、裏面の2ページ、全て不検出となっております。

恐れ入りますが、右側の3ページを御覧ください。

学校給食で使用する食材の測定につきましては、保護者の方からの要望を取り入れております。毎週火曜日と木曜日に翌日の給食で使用する食材を、1日3品目を限度として測定しております。5月及び6月につきまして、保護者の方からの要望はございませんでしたので、教育委員会が選定した食材、5月は21品目を測定いたしました。また、6月につきましては27品目を測定いたします。今後につきましても、保護者の方から要望のあった食材を基本として測定をしてまいります。

報告につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。

○曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。

よろしいですか。

特になければ、報告事項3を終わります。

それでは、ここで暫時休憩といたします。

再開後は会議を非公開といたしますので、関係者以外の方は御退席ください。

お疲れ様でした。

なお、傍聴いただいた方につきましても、これ以降、会議が非公開となりますので、御退席くださるようお願いいたします。

暫時休憩18時44分

再開時刻18時45分

   議案第30号 厚木市久保奨学金(令和3年度学校教育活動応援奨学金)の支給決定について
   (資料に基づき説明し、可決された。)

   報告事項4  いじめ防止対策推進法「重大事態」に係る調査報告書について
   (資料に基づき報告し、了承された。)

○曽田教育長 以上で、本日予定しておりました日程は、全て終了いたしました。

これをもちまして、令和3年厚木市教育委員会6月定例会を閉会いたします。

お疲れ様でした。

閉会時刻19時21分

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