令和3年厚木市教育委員会9月定例会

更新日:2021年12月08日

公開日:2021年12月08日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

令和3年9月28日 火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 曽田 高治
教育長職務代理者 杉山 繁雄  
委員 森  厚子
委員 宮崎 昌彦
事務局
田中教育総務部長、佐藤学校教育部長、長沼社会教育部長、
柴田教育総務課長、山口学校給食課長、窪田学務課長、
長谷川教育指導課長、須田教職員課長、
重久青少年教育相談センター所長、中丸社会教育課長、
葉山中央図書館長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

議案第36号  厚木市小中学校通学区域再編成委員会委員の委嘱について
議案第37号  厚木市厚木こども科学賞審査会委員の委嘱について

3 報告事項

(1)  事務の臨時代理の報告について(厚木市立中学校の校長の退職について)
(2)  事務の臨時代理の報告について(厚木市立中学校の校長の人事異動の内申について)
(3)  事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会の学校以外の教育機関の職員の
   人事異動について)
(4)  事務の臨時代理の報告について(公務災害の認定に係る諮問について)
(5)  事務の臨時代理の報告について(公務災害補償の認定について)
(6)  事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
(7)  事務の臨時代理の報告について(厚木市図書館協議会委員の委嘱について)
(8)  給食用食材の放射性物質の測定結果について

会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻14時00分

○曽田教育長 皆さん、こんにちは。

ただ今から令和3年厚木市教育委員会9月定例会を開会いたします。

現在の出席者は4人で、定足数に達しております。山本委員から欠席の届出がありました。

厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、宮崎委員を指名させていただきます。

始めに、私から報告いたします。

お配りしております令和3年9月定例教育委員会教育長報告を御覧ください。

令和3年8月24日火曜日に開催されました8月定例会以後の主な行事等8件につきまして、御報告申し上げます。

まず、1番及び2番ですけれども、9月13日月曜日に厚木小学校、15日水曜日に厚木中学校、それぞれ学校給食の再開状況の視察をさせていただきました。

8月25日から小学校23校で2学期がスタートいたしまして、その数日後に中学校でも順次2学期がスタートいたしましたが、コロナの感染状況を踏まえて、半日登校、そして半日登校の簡易給食等、段階を踏みながら学校を再開してきたわけですけれども、9月13日から一斉登校で半日日課、通常給食の実施となりました。簡易給食と違って子供たちの配膳作業もあり、また、副食も出ますので、その様子を確認させていただくために行ってまいりました。

子供たちは静かに配膳をし、また、盛り付けたものをお盆に受け取って教室に戻り、みんなで「いただきます」をして黙食をしておりました。その姿を見て、前にも申し上げましたけれども、食事というのはみんなで話をしながら楽しくいただければいいわけですけれども、まだそこまではできないということで、一人一人が約束事を守って本当に静かに食事を取ってくれておりました。

次に、3番です。同じ9月15日水曜日、5階の教育長室に、第33回心と街のクリーン作戦啓発ポスターを作成してくれたクラーク記念国際高校3年生の熊坂光さんが、保護者の方と一緒に訪問してくれました。キャンパス長と担任の先生も一緒に来てくださいました。

心と街のクリーン作戦は、委員の皆様も御承知のとおり、毎年高校生や大学生等で実行委員会を組織して、クリーン作戦の当日、啓発活動や、まちをきれいにするためのごみを拾う作業などを、この高校生や大学生等の実行委員が中心となって、市内の様々な大人の団体の方々にも参加していただいて、毎年盛大に実施しております。

この取組は県内では例を見ない取組であったわけですけれども、コロナがまだ終息しないということで、残念ながら昨年、今年は従前と同じような形のものを実施することができませんでした。今年はそれに代わるものとして、このクリーン作戦を啓発するポスターを描いていただこうということでお願いしたところ、今申し上げたクラーク記念国際高等学校の生徒さんが描いてくださいました。大変すばらしいポスターで、お母様も一緒に来られて大変喜んでおられました。

次に、7番です。今日ですけれども、9月28日、臨時の厚木市小・中学校長会議をオンラインで実施いたしました。私、ここで2期6年の任期を満了して退任させていただきますけれども、この間、大変お世話になった、御支援をいただいた学校の最高責任者である校長先生方に対しまして、画面を通してではありましたが、感謝の思い、お礼を申し述べさせていただきました。

続きまして、8番でございます。令和3年厚木市議会第6回会議(9月定例会議)につきまして、議員の皆様から一般質問をいただいておりますので、議案及び陳情と併せまして、各所管の部長から御報告申し上げます。

教育総務部長。

○田中教育総務部長 それでは、教育長報告1ページ8番の令和3年厚木市議会第6回会議(9月定例会議)を御覧ください。1の会議期間でございますが、8月30日月曜日から10月5日火曜日までの37日間で開催しております。

次に、恐れ入りますが、3ページを御覧ください。

3の環境教育常任委員会が9月14日に行われ、陳情第6号として、義務教育に係る国による財源確保、教育の機会均等と水準の維持・向上並びに行き届いた教育の保障を求める意見書を国に提出することを求める陳情、また、陳情第8号として、千葉県八街市で発生した大型トラックによる通学路学童死傷事故の厚木市内の対策を求める陳情を審査いたしまして、陳情第6号につきましては採択すべきもの、陳情第8号につきましては不採択すべきものとされました。

次に、同日に開催されました4の予算決算常任委員会環境教育分科会におきまして、教育総務部、学校教育部及び社会教育部が所管いたします予算として、議案第68号 令和3年度厚木市一般会計補正予算(第5号)の質疑がございまして、10月4日開催の予算決算常任委員会において審査される予定でございます。

次に、9月22日に開催されました5の予算決算常任委員会環境教育分科会(決算議案)におきまして、教育総務部、学校教育部及び社会教育部が所管する決算といたしまして、議案第58号 令和2年度厚木市一般会計歳入歳出決算の質疑がございまして、10月4日開催の予算決算常任委員会で審査される予定でございます。

なお、社会教育部の所管する決算であります議案第59号 令和2年度厚木市公共用地取得事業歳入歳出決算につきましては、質疑がございませんでした。

そのほか、資料に記載はございませんが、教育委員会関連の議案といたしまして、人事案件として、議案第54号 教育長の任命について及び議案第55号 教育委員会委員の任命についてが上程されまして、議案第54号 教育長の任命につきましては、9月7日の本会議において、賛成全員で可決されました。

なお、その他の議案及び陳情の採決につきましては、10月5日開催の本会議におきまして、採決が行われる予定でございます。

次に、1ページお戻りください。

8の2の一般質問でございますが、22人の議員から質問がございまして、教育委員会には、8人の議員から質問がございました。

それでは、教育総務部の所管する一般質問につきまして御報告申し上げます。

教育総務部には、2ページから3ページになりますが、望月真実議員から、庁内の関係部署連携についてと、子どもに寄り添う体制についての2点の質問がございました。

2ページの(1)のアの(ア)は、自治会区域、公民館区域及び小・中学校の通学区域の連携状況はとの質問でございましたが、市長から、本市では自治会区域と通学区域の違いがある区域が一部においてあるが、区域による不都合が発生しないよう自治会、公民館、学校が連携し、取り組んでいる。今後についても、関係団体や地域の皆様の御意見を伺いながら、庁内関係部署において情報を共有していく旨の答弁をいたしました。

また、3ページの(2)のアの(ア)は、学校運営協議会について、設置と運営それぞれの工夫や成果は。また、効果はとの質問でございましたが、教育長から、本市では、平成30年度に全市立小・中学校に学校運営協議会の設置が完了し、学校及び地域の特色をいかした様々な取組が行われている。学校行事についても、より多くの地域の方が参加するなど、学校の応援団として御協力をいただいており、地域とともにある学校づくりが進められていると認識している。今後については、各学校運営協議会の活動について情報共有を図りながら、円滑な運営を行うことができるよう支援していく旨の答弁をいたしました。

教育総務部の所管につきましては以上でございます。

○曽田教育長 学校教育部長。

○佐藤学校教育部長 続きまして、学校教育部の所管に係る一般質問につきまして御報告申し上げます。

学校教育部には、田口孝男議員、新井啓司議員、松田則康議員、望月真実議員、髙田浩議員の5人から6項目について質問がございました。

恐れ入りますが、教育長報告の2ページにお戻りいただき、一般質問の一つ目の白丸を御覧ください。

最初に、田口孝男議員から、通学路の安全対策について、1点の質問がございました。(1)のアの(ア)は、千葉県八街市における児童死傷事故を受けて本市の現状と課題はとの質問でございましたが、教育長から、本年7月9日付けで国・県から通学路における合同点検の通知があったことを受けまして、教育委員会において通学路の安全対策協議会を開催の上、通学路の安全点検を実施するとともに、これまでの整備要望への対応状況を確認したこと、また、現在は、各学校で新たな視点から見た通学路調査を実施しており、関係部署及び関係機関と連携して通学路の更なる安全対策を講じる旨の答弁をいたしました。

次に、新井啓司議員からは、市立小・中学校の新型コロナウイルス感染防止対策について、1点の質問がございました。(1)のアの(ア)は、2学期を迎えての災害レベルの感染拡大を踏まえた防止対策はとの質問でございましたが、教育長から、教育委員会においては、感染防止対策に係る国のガイドライン及び県の最新の要請を踏まえ、学校ごとの児童・生徒の欠席数や健康状態を把握した上で、分散登校の実施やオンライン学習の整備を行うなどの対応を進めていること、また、2学期については、換気や消毒はもとより、感染リスクの高い活動を停止するなどの感染防止対策を徹底する旨の答弁をいたしました。

次に、一つ飛びまして、松田則康議員からは、市立小・中学校の新型コロナウイルス対策について、1点の質問がございました。(1)のアの(ア)でございますが、変異ウイルス感染防止対策の実施に当たり、臨時休業を決定する場合のプロセスについて問うとの質問でございましたが、教育長から、児童・生徒や教職員に感染が確認され、学校内で感染が広がっている可能性が高い場合には、保健福祉事務所などと相談の上、学年や学校単位で臨時休業を行うことが想定されることに加え、本市の感染状況の動向や、国や県の要請に応じて市立小・中学校を一斉に休業とする場合もある旨の答弁をいたしました。

次に、望月真実議員からは、子どもに寄り添う体制について、1点の質問がございました。

3ページの一番上を御覧ください。

(2)のアの(イ)は、不登校児童・生徒への対応と臨時休業や長期休業など、学校を離れて学習する際のタブレットでの学習を強化する方策はとの質問でございましたが、教育長から、現在、教育委員会においては、児童・生徒が新型コロナウイルス感染症の影響等で登校できない場合に、保護者の承諾の下、端末を家庭に持ち帰って利用できるよう整備を進めていること、また、各学校の教職員のICTを活用した授業実践が増えてきたことから、好事例を紹介する研修や、支援員による授業づくりのサポート等を通して、教職員のICT活用、指導力の向上に努めている旨の答弁をいたしました。

次に、髙田浩議員からは、小・中学校へESDカレンダーの取り込みについて、1点の質問がございました。(1)のアの(ア)につきましては、進捗を問うとの質問でございましたが、教育長から、教育委員会においては、第2次教育振興基本計画の中に八つの基本方針とSDGsの関連を明示し、市立小・中学校においてSDGsの理念を取り入れた教育課程の編成を行えるよう研修を進めているところである旨の答弁をいたしました。

学校教育部の所管につきましては以上でございます。

○曽田教育長 社会教育部長。

○長沼社会教育部長 続きまして、社会教育部関連の一般質問につきまして御報告申し上げます。

社会教育部には、神子雅人議員、髙村真和議員、池田博英議員、望月真実議員の4人から7項目について質問がございました。

2ページを御覧ください。

始めに、神子雅人議員から、(1)のア、コロナ禍での令和2年度決算、令和3年度事業予算の執行を糧に「変革」が求められる令和4年度に厚木市がすべきことについて、(ア)強いストレスと不安からくる市民のライフスタイルの変化について、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言による市民の社会的孤立や強いストレスに対するメンタルヘルスの改善策、地域コミュニティの再開、市民の未病に向けた健康管理やスポーツ推進に向けての考えはとの質問がございました。こちらにつきましては、市長部局にも及ぶ内容でございますので、市長から、長引くコロナ禍での生活が続く中、運動不足や地域活動の抑制、社会的孤立や自粛疲れによるストレスから身体的及び精神的な健康被害への影響が懸念されていること、このような状況下で、新しい生活様式に対応した健康相談や地域コミュニティ活動、スポーツ推進に取り組み、市民の皆様の健康保持、増進に努めていること、来年度につきましても、様々な市民活動を停滞させないため、地区市民センターを拠点とした市民活動団体間の連携強化による地域コミュニティ活動の活性化、オンラインを活用したスポーツ推進事業の実施、行動変容を促す健康づくり事業の実施など、更に知恵を絞り取り組んでいく旨の答弁をいたしました。

続きまして、3番目の白丸でございます。髙村真和議員から、(1)のア、電子図書館について、(ア)開設の目的と期待効果は、(イ)開設の準備状況はとの2項目の質問がございました。教育長から一括して、電子図書館は昨今のデジタル化の推進に併せて、より多くの方々に手軽に読書に親しんでいただくことを目的に開設するものであること、パソコンやスマートフォン等で、いつでも、どこにいても読書することができ、これまで様々な事情で図書館利用が困難であった方にも読書環境を提供することが可能になると考えていること、また、来月に開設する予定で現在準備を進めている旨の答弁をいたしました。

次に、五つ目の丸でございます。池田議員から、(1)のア、図書館の運営について、3項目の質問がございました。始めに、(ア)図書館の現状と課題をどのように考えているのかとの質問があり、教育長から、現在、中央図書館、移動図書館、オンラインネットワークを結んだ九つの公民館図書室の運営などを通して、市内全域できめ細かい図書館サービスを提供していること、課題としては中央図書館の老朽化、蔵書閲覧スペースの狭あい化などが挙げられることから、新たな図書館の建設により、多様化するニーズへの対応や市民の学び、成長、楽しみに役立つ情報拠点としての図書館サービスの充実に努める旨の答弁をいたしました。

次に、(イ)電子図書館の位置付けはとの質問があり、教育長から、電子図書館はより多くの方々に、いつでも、どこにいても読書に親しんでいただくことができ、紙と電子媒体とを組み合わせた図書館のハイブリッド化を目指して開設する旨の答弁をいたしました。

次に、(ウ)複合施設の図書館について、どのような運営を考えているのかとの質問があり、教育長から、複合施設等整備基本計画において、運営体制イメージとして、一般的な図書館管理運営業務に加え、(仮称)未来館、市庁舎等との連携も含め、多彩な人材からなる体制を検討していること、特に(仮称)未来館とは展示エリアの一部や事務所を共に使用することを想定していることから、運営についても連携の取れる手法を検討している旨を答弁いたしました。

次に、2ページ一番下でございます望月議員からの(1)の質問につきましては、社会教育部の関連もございますが、先ほど教育総務部長が報告したとおりでございます。

社会教育部の所管については以上でございます。

○曽田教育長 本日の日程のうち、報告事項1から報告事項6までの6件については、人事に関する情報及び個人に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により、会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」との声あり)

○曽田教育長 御異議ありませんので、非公開とし、日程の最後において報告を行うことといたします。

なお、傍聴される方につきましても、事務局の関係者以外の職員と同様に、会議が非公開となりましたら御退室いただくこととなりますので、あらかじめ御承知くださるようお願いします。

それでは、審議事項に入ります。

日程1 議案第36号 厚木市小中学校通学区域再編成委員会委員の委嘱についてを議題といたします。

議案の説明をお願いします。

教育総務課長。

○柴田教育総務課長 議案第36号 厚木市小中学校通学区域再編成委員会委員の委嘱につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。

本件につきましては、厚木市小中学校通学区域再編成委員会規則第3条の規定により、委嘱するものでございます。

議案書を1枚おめくりいただき、別紙を御覧ください。

番号1番の縄田奈緒美様から10番の八木義之様までの10人の方々に委嘱するものでございます。10人の方のうち、再任が3人、新任が7人でございます。委員の構成につきましては、公募による市民の方が2人、学識経験者の方が2人、住民自治組織の代表の方が1人、青少年育成団体の代表の方が1人、市内小・中学校のPTAの代表の方が2人、市内小・中学校長の代表の方が2人の合計10人でございます。なお、任期につきましては、規則第4条第1項の規定により、令和3年10月1日から令和5年9月30日までの2年間でございます。

説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。

○曽田教育長 ただ今の説明に対して、何か質疑はございますでしょうか。

よろしいですか。

それでは、特に質疑はないようですので、採決に移ります。

本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。

(「異議なし」との声あり)

○曽田教育長 異議なしと認め、議案第36号を可決いたします。

次に、日程2 議案第37号 厚木市厚木こども科学賞審査会委員の委嘱についてを議題といたします。

議案の説明をお願いします。

教育指導課長。

○長谷川教育指導課長 議案第37号 厚木市厚木こども科学賞審査会委員の委嘱につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。

提案理由でございますが、厚木市厚木こども科学賞審査会規則第2条の規定により、委員を委嘱するものでございます。

恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、別紙を御覧ください。

委員は、加納一三様を始めとする4人でございます。

委員定数につきましては、厚木市附属機関の設置に関する条例により、4人以内と規定されております。

昨年度は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、事業が中止となりましたが、委員4人のうち2人について、令和元年度からの継続で委嘱するものでございます。また、令和元年度の江波戸委員、越地委員に代わり、3番の實方真臣様、4番の山本真純様が新任となっております。今回委嘱する委員の任期につきましては、令和3年11月1日から令和4年3月31日までとなります。

説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。

○曽田教育長 ただ今の説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。

杉山委員。

○杉山教育長職務代理者 今の課長の御説明で、こども科学賞については、昨年度は実施できなかったが、今年度は準備が進んでいると捉えてよろしいですか。そうすると、展示はいつ頃になるのでしょうか。

○曽田教育長 教育指導課長。

○長谷川教育指導課長 今年度につきましては実施の予定でございます。展示につきましては、令和3年12月4日土曜日及び12月5日日曜日となっております。なお、表彰式につきましては、12月5日となっております。

○曽田教育長 よろしいですか。

○杉山教育長職務代理者 はい、ありがとうございました。

○曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。

よろしいでしょうか。

それでは、特にないようですので、採決に移ります。

本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。

(「異議なし」との声あり)

○曽田教育長 異議なしと認め、議案第37号を可決いたします。

報告事項に入ります。

報告事項7 事務の臨時代理の報告について、報告をお願いします。

中央図書館長。

○葉山中央図書館長 報告事項7 事務の臨時代理の報告について、御報告申し上げます。

恐れ入りますが、資料7を1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。

厚木市図書館運営協議会につきましては、5月31日付けの委員の辞職に伴い委員に欠員が生じておりました。8月27日付けで社会教育委員会議より推薦をいただき、委嘱する必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がありませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時代理いたしましたので、同規則第6条の規定により、御報告するものでございます。

恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、別紙を御覧ください。

今回新たに委嘱した委員につきましては、厚木市社会教育委員の室田陽子様でございます。任期につきましては、令和3年8月27日から令和4年6月30日までとなります。

説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。

○曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。

杉山委員。

○杉山教育長職務代理者 今までにも図書館協議会がいろいろ活動されているということは、ホームページなどで見させていただいているところですけれども、今回、この名簿を見まして、一番下の狩野いう子さんの所属ですけれども、厚木おはなし会会員と書いてあります。お話のボランティアみたいな活動ということで、多分、全ての小学校にあるのではないかと思うのですが、この狩野さんが所属されている厚木おはなし会というのは、そういうボランティアのグループの一つなのか、あるいは、いろいろなところのボランティアグループがまとまって組織の連絡調整などをするようなところなのかということをお聞きしたいのと、今言ったように、各学校、多分全部の学校でそういうボランティア活動がされていると思いますけれども、各学校でのボランティア活動の状況、その辺を少しお聞かせ願えればと思います。

○曽田教育長 中央図書館長。

○葉山中央図書館長 まず、厚木おはなし会さんですけれども、こちらは、私どもが把握している中で、市内で最も古いボランティア団体でございます。こちらについては、もともとストーリーテリングという素話の会でございまして、図書館と学校からの依頼によって、小学校の出前おはなし会というものを市内全ての小学校について、図書館とこの厚木おはなし会さんで、これまでさせていただいていたという経過がございます。

各小学校には、どちらかというとPTAに所属することが多いと伺っておりますが、ほとんどの学校にボランティア団体であったり、そこまではいかないけれども、グループなどがあったりすると伺っております。

図書館としても、こういったボランティア団体さんに対する支援ということで、毎年、読み聞かせ方ですとか、紙芝居でなどの講習会を開催して、御案内をさせていただいておりますが、残念ながら今年度もコロナの影響で中止をしている状態となっております。

厚木おはなし会さん自体は、こういったものの取りまとめを行っているというわけではございません。

○曽田教育長 よろしいですか。

○杉山教育長職務代理者 もう一回よろしいですか。

○曽田教育長 どうぞ。

○杉山教育長職務代理者 資料を見ていましたら、令和元年度に厚木市の出前のおはなし会というのが出てきまして、そこに図書館司書が出前おはなし会をやっているとありました。令和元年度に小学校に8回行って21回開催、1,170人が参加したという資料が出てきたのですが、今のお話ですと、昨年度、令和2年度は活動ができなかった。令和3年度、今はまだ厳しい状況かと思いますけれども、今後の出前おはなし会の予定というのか、これがどのように進んでいくのか分かったら教えてください。

○曽田教育長 中央図書館長。

○葉山中央図書館長 昨年度につきましては、本当に一部の学校で、コロナが少ない時期に1クラスとかそういう形で、広い部屋で行う形で実施させていただいた学校もございました。今年度についても、もともとは年間計画ができていたのですが、やはりコロナの影響で今はできていないという状況です。

また、厚木おはなし会さん自体も、ストーリーテリングという内容上、各クラスに入られてそこでお話をされていましたが、そちらについても中止になったものが多いと伺っております。

いずれにしても、学校の体制と御要請に応じて私どもは行っているという状況でございます。

○曽田教育長 よろしいですか。

○杉山教育長職務代理者 はい。

○曽田教育長 そのほかいかがでしょうか。

私から1点、教えていただきたいのですが、厚木小学校と厚木中学校に給食の様子を見にいったときですけれども、特に小学校ですが、そのほかの子供たちが、配膳が終わるまで本当に静かに教室で本を読んでいました。これは相当数の学校でそういったことの習慣化が図られているというか、そういう感じがするのですが、1日の日程がかなり窮屈になっていく中で、小学校、中学校において、現在、朝の読書活動がどの程度行われているのか、そのあたりは把握できていますか。

すぐに答えられなければ、後でも結構です。

教育指導課長。

○長谷川教育指導課長 正確な把握はできておりませんが、先ほどの杉山委員のお話とも重なりますけれども、実は昨年度、読み聞かせを中学校でも2校しているところがございます。そうしたところには、毎日ではありませんが、読み聞かせや朝の読書活動などを取り入れている学校もございます。この校数については、申し訳ございませんが、また改めて確認をさせていただきたいと思います。

○曽田教育長 ありがとうございます。

ほかよろしいでしょうか。

それでは、特になければ、報告事項7を終わります。

次に、報告事項8 給食用食材の放射性物質の測定結果について報告をお願いします。

学校給食課長。

○山口学校給食課長 報告事項8 給食用食材の放射性物質の測定結果につきまして御報告いたします。

恐れ入りますが、資料8を御覧ください。

始めに、8月11日から9月8日までの放射性物質の測定結果でございますが、学校給食につきましては、8月は給食がなく、9月上旬は簡易給食でしたので、測定はございません。このため、保育所給食のみになりますが、結果といたしましては全て不検出となっております。

恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、裏面を御覧ください。

毎週火曜日と木曜日に翌日の給食で使用する食材について、1日当たり3品目を限度として測定しております。9月につきましては、保護者の方からの要望はございませんでしたので、教育委員会が選定した食材15品目を測定いたします。

なお、9月30日につきましては、10月1日の給食となりますが、9月9日現在では献立が確定しておりませんでしたので、未定と記載しております。

今後につきましても、保護者の方から要望のあった食材を基本として測定してまいります。

報告につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。

○曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。

よろしいですか。

特になければ、報告事項8を終わります。

それでは、ここで暫時休憩といたします。

再開後は会議を非公開といたしますので、関係者以外の方は御退席ください。

また、休憩中に説明員の交代をお願いします。

なお、傍聴いただいた方につきましても、これ以降、会議が非公開となりますので、御退室くださるようお願いいたします。

暫時休憩14時38分

再開時刻14時39分

報告事項1  事務の臨時代理の報告について(厚木市立中学校の校長の退職について)
(資料に基づき報告し、了承された。)
報告事項2  事務の臨時代理の報告について(厚木市立中学校の校長の人事異動の内申について)
(資料に基づき報告し、了承された。)
報告事項3  事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会の学校以外の教育機関の職員の人事異動について)
(資料に基づき報告し、了承された。)
報告事項4  事務の臨時代理の報告について(公務災害の認定に係る諮問について)
(資料に基づき報告し、了承された。)
報告事項5  事務の臨時代理の報告について(公務災害補償の認定について)
(資料に基づき報告し、了承された。)
報告事項6  事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
(資料に基づき報告し、了承された。)

○曽田教育長 以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。

最後になりますけれども、9月30日をもちまして、私、任期6年にわたって務めさせていただいた教育長の職を退任することとなりました。

最後の定例会でございますので、私からお礼を兼ねて御挨拶を申し上げたいと思います。

平成27年10月1日付けで教育長の職を拝命し、1期目3年、そして2期目3年、6年間務めさせていただきましたけれども、この6年間を振り返って、何点か皆さんにお伝えをして、それをもってお礼に代えさせていただきたいと思います。

挙げれば、6年間の中で数限りなく様々なことがあるわけですけれども、まず、1点目として、平成30年度に学校運営協議会を36小・中学校全校に設置することができました。神奈川県19市の中で最初に全校コミュニティ・スクールということでスタートすることができました。このコミュニティ・スクールの導入に当たっては、その趣旨を理解して、まず事務局の教育総務課で様々な段取りをつけてくれました。事前の説明会などに足を運んで、多くの方がスムーズにその趣旨を理解してスタートが切れるように、準備を本当に一生懸命やってくれました。そのことについて、まず、私が事務局を褒めるのもおかしいかもしれませんけれども、有り難いなと思っております。

1期目の3年間、スポーツ協会の会長を兼ねていたということもあるわけですが、土曜、日曜は、ほとんど出かけることが多くて、子供たちのスポーツ大会や、スポーツ協会に加盟する競技団体の様々な大会に出席させていただきました。挨拶等もさせていただき、そこに来ておられる方々とも言葉を交わすことが多かったわけです。併せて、これは社会教育部の所管になりますが、厚木市は、市内全体をカバーするような形で15の公民館が設置されております。そして、上荻野の分館があるわけですけれども、そうした各地区の核となっている公民館を訪れる機会も非常にたくさんございました。公民館まつりに代表されるように、地域の方々の交流の場として、年間を通して公民館が十二分に活用されている厚木市のすばらしさ、すごさを毎回、毎回強く感じておりました。

そういう中で、小林市長の就任以来、市民協働と現地対話主義、この二つを基本的な政治姿勢として様々な取組が実施されてきておりますけれども、各地区を訪れる度に私自身が強く感じたのが、この市民協働という土壌が15地区に住んでおられる住民の皆様に深く浸透してきている。この市民協働の醸成を土台として、これを何とか学校の教育活動、子供たちの多様な学びへの支援につなげることができないだろうかと、こういったことを考えました。

今も忘れられないのですが、年明けに各公民館単位で行われる新春のつどいというものがあります。平成29年ですが、その新春のつどいに、市長と共にお招きいただいて、挨拶をさせていただく機会がございました。そこに広報を持っていきまして、その広報に全面的に取り上げられていたコミュニティ・スクール、これを紹介しながら、これを厚木市の小・中学校全体に広めていきたい、校長先生からいろいろ御相談があるかもしれませんが、是非、その際には御理解いただき、御協力をお願いしたいということを私自身が直接、主立った方がお集りになる新春のつどいの挨拶の中でお話いたしました。「学校で大変な仕事を抱え込むことになるのかな」と、校長先生方を始め、先生方が思われたら困るなという気持ちはあったのですが、意外なことにと言うと申し訳ないですが、教育長自らが年の初めに多くの人たちがいらっしゃる中で言ってくれた、そういったことに取り組んでいきたいと思っていた私たちとしては逆にやりやすい、そういうことをおっしゃる校長先生が案外多かったのです。

こうしたことが相まって、実際は28年度以前の前教育長のときからモデル地区としてスタートを切っているところがあったのですが、それに29年度、30年度の2箇年をかけて無理のない形で全校に学校運営協議会を設置し、地域の方々に子供たちの学習活動、学校の教育環境の整備等に応援をしていただこうということがスタートしたわけです。

ただ、この9月議会の一般質問で議員の方から質問がありましたけれども、実際、何年間かやってくる中で、学校運営協議会の取組、コミュニティ・スクールの取組に格差が生じているのではないか、課題がいろいろとあるのではないかという御意見がありました。それはそのとおりで、完全無欠な制度やシステムというものはあり得ないので、それは制度やシステムの欠陥というよりも、評価、検証を十分にやって、そのシステムが果たさなければならない機能を十分に果たせているかどうかを確認しながら、改善すべきは改善していかなければならない問題だと私自身は思っていますので、そのやり取りについては、なるほどそうだなという思いを頭の中に思い描きながら受け止めさせていただきました。

いろいろな課題があるからこれは駄目だということではなく、是非、一つ一つの課題を克服して、より良い厚木のコミュニティ・スクールになっていってほしいなと、そのように私自身は思っております。次の方への宿題のような形になって申し訳ないとは思いますけれども、せっかくいい形でスタートを切ることができましたので、是非、継続されるといいなと思っております。

併せて、学校運営協議会、コミュニティ・スクールは、保護者や地域の方々の知恵、お力を学校運営、学校経営、子供たちの学習活動に活用させていただくということですけれども、今度はその逆もありまして、学校が子供たちや地域の活性化に大きな役割を果たすことができるという、今年度からモデル地区としてスタートすることになった、言うなれば車の両輪のもう片方である地域学校協働活動推進員の設置という段階に入ってきております。何年かかかるのではないかと思いますけれども、一方で学校に軸足を置いた学校運営協議会、コミュニティ・スクール、もう一方で、地域の活性化に大きな役割を果たしていくであろう地域学校協働活動、これらが相まってやっていければ、学校教育と社会教育、厚木の教育のすばらしさというのが、もっともっと高まっていくのではないか、大きくなっていくのではないかと私自身は思っております。

このことが、6年間を振り返って私の強い印象として残っている一つ目であります。

二つ目ですけれども、これは大変地味なことではありますが、この職を引き受けたとき、また、ある時期、私は事務局側の席に座っていたことがありますが、教育委員会の活性化を図ることができたらという思いを持っておりました。地味ではありますけれども、非常に重要なことだと、そのように認識しておりました。

もう少し具体的に言いますと、今日もそうなのですが、定例会において審議事項、協議事項、報告事項といろいろな議題が挙げられます。その一つ一つの質疑の充実を図ることができたらいいなと、そのようなことを考えておりました。6年前に、新教育委員会制度の下で任命された初めての教育長が私であります。今までとどんな点が違うか、委員の皆様はよく御存じだと思いますが、私は教育委員の身分を持っていない教育長です。教育委員会を代表する、そして、教育委員会事務局、教育行政の責任者であるということで、日夜様々なことが起こる度に、迅速に判断し、決断し、実行していかなければならない。そういった重い責任を担っている職だと私自身思いながら仕事を務めさせていただきました。皆様方については、そうした私、教育長に対するチェック機能を果たしていただくわけです。気持ちを通じ合いながらも、そこにある一線を引いて、事務局の要となっている教育長の対応に十分でないところがあれば遠慮なくどんどん言ってもらわなければならない。私自身、そういったことを意識してやってきたつもりでおります。

そういう意味で、今日もそうだったのですが、私だけではなくて、事務局の職員と教育委員の皆様方も、一定の緊張感のある関係を持った上でやっていきたい、このように思っていました。この会議には、大体教育委員会の3部長と関係の課長職が出席するわけですけれども、いろんな機会を捉えて、委員の皆様がお尋ねになったことについて、その質問に答えることができない、あるいは手元に資料を用意していなくて答えることができない、それでは駄目なのであって、議会の委員会審議に臨むような万全の準備をした上でこの場にいなければならない。そういった、ある面で少し厳しいことを繰り返し、繰り返し伝えてきたつもりであります。それに対して、今日もそうでしたが、委員の皆様方に毎回忌憚のない御意見、質問等をたくさん出していただきました。そういう意味で、私の勝手な思い込みかもしれませんが、従前に比べれば、出席する事務局の各課の責任者、これはそれなりの緊張感を持って席に着くようになってきていると思っております。

もう一つは、教育委員会の活性化と直結することではないかもしれないですけれども、この会議は公開することが法令上の前提となっております。したがいまして、今日も傍聴される方、毎回傍聴してくださっておりますけれども、傍聴される方がいらっしゃって、そして公開で質疑がなされると。また、それぞれ年1回ではありますけれども、土曜開催と夜間開催をずっとやってきております。この年1回の土曜開催、夜間開催、なかなか傍聴者がいらっしゃらないということで、残念ではあるのですが、そういう形でやっていても傍聴者がいなければ意味がないと考えるのではなくて、傍聴したい、関心を持つ、そういう市民の方を一人でも増やす努力、方法を今後もっと考えていかなければいけないのではないか、そのように私は思っております。事務局の担当の方で今後どのようにしたらいいかということを私は宿題として残してしまいましたので、恐らくそのことを受け止めて何らかの取組をやっていってくれるのではないかと、そのように期待をしております。

話が長くなって申し訳ありません。3点目ですけれども、これも、小林市長が就任以来ずっと言い続けてきておられますが、子育て教育環境日本一を目指すということです。これは、教育そのものを日本一にしたいということで、それをやるべきは、行政委員会である教育委員会の職務なのです。それをサポートする環境づくりに一生懸命取り組みたいと言ってくださっております。この教育環境日本一に向けて、様々な事業が取り組まれてきております。物的、人的の両面で相当の予算措置を講じていただいて取り組まれてきておりますし、その多くにおいて成果が確実に出てきていると私自身思っております。

これもいろいろなところで話をしましたけれども、教育をつかさどる、担当している教育行政にあって、最終的にやるべきところ、落ち着いていくところはどこなのかというと、教育の質、高い指導力を身に付けた魅力のある先生の存在以外にはないと思っております。教育行政の長として、こういう発言をしてよろしいのかと思われるかもしれませんけれども、PCの端末、1人1台の端末が導入されました。教育において、その情報端末が全てを補うことができるかというと、私はそうは思っていない。あれはあくまでも道具であって、それを取り除いて最後に残るのが人対人の関わりです。そのときに、子供たちにより良い影響を及ぼすことができるのは、今申し上げた高い指導力を身に付け、魅力にあふれる先生であると。子供たちのために先生方が十二分に力を発揮できるような環境をしっかりと作っていく、そのために校務支援システムや、様々なものを取り入れているわけですけれども、それこそが教育長たる私、そして教育委員会が担わなければならない役割である、そのように思い続けて、でき得ることについては教育委員会職員とともに取り組んできたつもりでおります。

4点目、その他多くの事業、これについては、今日ここに出席しております3部の部長をリーダーに、それぞれの課の職員が大変よく取り組んでくれました。そうした職員に対して、私がいろんな機会に話をしてきたことが、私たちの仕事の目的は何なのか、目の前には見えていないかも分からないけれども、常に頭の中に思い描いておかなければならないことは何なのか、それは、子供たちの姿、これ以外にはない。一人一人が分担して仕事をやっているわけですけれども、その仕事に取り組むに当たっては、頭の片隅に厚木の子供たちの幸せのためにということをいつも描きながら、置きながら頑張っていってほしい、こういったことを伝えてまいりました。どこまで浸透したか分からない面はありますけれども、私が見る限りにおいては、意識として少しは変わってきているのではないかと、そのように思っております。

最後になりますが、今日、午前9時半から、コロナ禍で直接対面でというわけにはいきませんでしたので、教育長室と各学校をオンラインで結んで、6年間お世話になった校長先生方に対して、最後の御挨拶と、私なりの感謝の気持ちを伝えさせていただきました。いろいろな話をしましたが、特にこの1年半、コロナ禍で子供たちの学びの保障に粉骨砕身、全力を傾けていただいたそのことに対して、本当にありがとうございましたと、こういった気持ちを伝えさせていただきました。

その話の中で、今回の議会の一般質問で、ある議員から、任期6年が終わるけれども、教育長としての思いが何かあるでしょうといった話がありましたので、お答えしたその内容を引用する形で校長先生方にお伝えしました。そこで述べたこと、それが、任期6年を終えるに当たっての私の偽らざる気持ちでありますので、繰り返しになりますけれども、ここでお話をさせていただいて、委員の皆様方への感謝に代えさせていただきます。

この1年半、子供たちは運動会や体育大会、遠足や修学旅行等の延期や中止を始め、給食時の黙食、各教科学習等の内容制限など、様々な規制を受け、私たち大人以上に多くの我慢を強いられた生活を余儀なくされております。そうした子供たちの姿を毎日目の前にして、各学校では校長先生を先頭に多くの先生方が教育の最前線に立って、子供たちの教育に奮闘されております。私自身、教育長としてどこまで職務を果たすことができたかは分かりませんけれども、学校現場をしっかりと支え、子供たちが人としてより良く成長していけるよう、質の高い学びを保障していくことが教育長としての私の務めであると、そういう思いを持って今日までやってまいりました。

市立小・中学校で学んでいる1万7,000人の子供たち、コロナ禍という厳しい状況は現在も続いております。我が子の幸せを願う保護者の皆様や地域の方々とともに、未来の担い手、地域の宝である子供たちへの思いを共有し、厚木の子供たちが毎日笑顔で安全・安心な学校生活を送ることができるよう、最後の最後までしっかり取り組んでまいりたいと思います。こういったことをお伝えして、恐らくは今、私が申し上げたことは、校長先生方もうなずいていただける部分が多いのではないかと、そのように話をしたところです。

本当に言い尽くすことはできませんけれども、教育委員会委員の皆様方には、先ほども申し上げましたように、23の小学校、13の中学校で学んでいる子供たちのことを本当に真剣にお考えいただき、教育委員会事務局職員と同じ気持ちになっていろいろと意見を出していただきました。私はここで任を解かれて、これからは少し離れたところから厚木の子供たちが元気いっぱいに生活していってくれることを応援したいと思っております。委員の皆様方におかれましても、今はこういった状況ですから、引き続き健康面に十分にお気を付けいただいて、厚木の教育の更なる充実のために力をお貸しいただけたら有り難いなと、そのように思っております。

10月1日、私の後任として、睦合東中学校の校長である佐後佳親様が教育長に就任されます。私と思いは全く同じだと思いますので、是非、新教育長を支えるといったらおかしいですけれども、気持ちを重ね合わせて、子供たちのために頑張っていっていただきたいというお願いをして、私の退任の挨拶に代えさせていただきます。6年間、大変ありがとうございました。

それでは、これをもちまして、令和3年厚木市教育委員会9月定例会を閉会いたします。

お疲れ様でした。

閉会時刻15時24分

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

教育委員会 教育部 教育総務課 教育総務係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2600
ファックス番号:046-224-5280

メールフォームによるお問い合わせ