令和3年厚木市教育委員会12月定例会

更新日:2022年01月25日

公開日:2022年01月25日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

令和3年12月21日 火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 佐後 佳親
教育長職務代理者 杉山 繁雄  
委員 森  厚子
委員 山本 正彦
委員 宮崎 昌彦
事務局
田中教育総務部長、佐藤学校教育部長、長沼社会教育部長、
柴田教育総務課長、山口学校給食課長、窪田学務課長、
長谷川教育指導課長、中丸社会教育課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

議案第42号  厚木市教育委員会会議規則の一部を改正する規則について
議案第43号  厚木市こどもアート展審査会委員の委嘱について

3 報告事項

(1)  令和3年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について
(2)  給食用食材の放射性物質の測定結果について

会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻14時00分

○佐後教育長 ただ今から令和3年厚木市教育委員会12月定例会を開会いたします。

現在の出席者は5人で、定足数に達しております。

厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、杉山委員を指名させていただきます。

始めに、令和3年11月22日月曜日に開催されました11月定例会以後の主な行事等につきまして、私から御報告いたします。

お手元の教育長報告を御覧ください。

まず、1番目でございます。11月24日水曜日、厚木市総合教育会議が開催されました。今年度第1回目の会議でございましたが、教育委員の皆様にも御出席いただき、教員の多忙化解消に関する取組等を重点的に行う施策について、市長及び教育委員会で事務の調整を行いました。

次に、2番目でございます。同じ日ですが、県内の児童・生徒から給食で食べてみたい「夢の献立」を募集する令和3年度かながわ学校給食夢コンテスト「夢の献立」において、地場産物部門神奈川県農業協同組合中央会長賞を受賞された南毛利小学校2年生、吉川優杏さんに来庁いただき、表彰状の伝達式を行いました。受賞した献立は、「厚もりトマトカレー」というタイトルなのですが、これは材料として厚木産のトマトや豚肉などの地場産食材、これにこだわった献立を考えてくださったものです。御家族に試食をしてもらいながら完成したということで、写真を見せていただきました。このお子さんは、本当はトマトが苦手ということなのですが、そのトマトが入った栄養たっぷりで、そして見た目も大変おいしそうな、そんな仕上がりの献立でした。学校給食の「夢の献立」ということでございますので、機会があれば本市の給食メニューにも取り入れてみたいと思わせるような、そんな内容の献立でございました。

次に、10番目でございます。12月4日土曜日に、南毛利スポーツセンターにおいて、令和3年度中学生スポーツアカデミーを開催いたしました。今回はバドミントンで北京オリンピック、ロンドンオリンピックにも出場された潮田玲子選手を講師にお招きし、市内中学生77人が参加して開催いたしました。潮田選手は最近、テレビでも大変活躍されておりますけれども、会場に到着されるとすぐに、少しでも子供たちに指導をしたい、技術を伝えたいということで、本当に時間を惜しんで子供たちに熱心に指導してくださいました。子供たちにとっては、世界で活躍された一流のアスリートから直接バドミントンを教えてもらう、このような経験というのは恐らく一生忘れることのない、忘れられない、そんな貴重な体験ができたのではないかと思います。そんな活動に私も参加させていただきました。

次に、ページをおめくりいただきまして11番目でございます。12月5日日曜日、あつぎ市民交流プラザにおいて、令和3年度厚木市SEL教育基金事業第12回厚木こども科学賞授賞式を開催いたしました。委員の皆様にも御覧いただきましたけれども、今回の応募点数は489作品ございました。その中から小学生の部では大賞1人を含む11人、中学生の部では大賞1人を含む10人が受賞いたしました。身の回りで疑問に感じたことや確かめたいことを観察、実験を通して科学的視点から検証し、結論を導こうとする、そういう優れた作品が多く見られました。こども科学賞の事業が、理科教育の振興に大いに貢献していることを改めて感じることができました。

次に、13番目でございます。12月14日火曜日に、市役所本庁舎において令和3年秋の叙勲を受けられました平井広様の叙勲伝達が行われました。本来であれば皇居において行われる式でございますが、コロナウイルス感染防止対策のため市長からの伝達となりました。皆様御承知のとおり、平井様は本市の教育長として2期8年間お務めになられ、本市の教育行政に多大な御功績を挙げられております。この度の叙勲を心からお喜び申し上げたいと思います。

次に、16番目でございます。12月18日土曜日に、厚木市文化会館小ホールにおいて、第35回和田傳文学賞授賞式が行われました。今回は137点の応募があり、小学生1年生から3年生の部、同じく4年生から6年生の部、中学生の部において、それぞれ大賞、特選、入選作品が選ばれました。大賞に選ばれた3作品は、日常生活や家族のこと、ペットのことなどに関する体験が自分の言葉で表現されており、そのときの思い、それから考えが伝わってくる優れた作品でございました。大賞を受賞した3人のお子様については、ステージで皆様にその作品を朗読して内容を披露する、そういった場面もございました。

次に、17番目でございます。12月20日月曜日に、市役所本庁舎において株式会社半導体エネルギー研究所様から1千万円の御寄附を頂き、その贈呈式を行いました。御寄附をいただいた1千万円につきましては、条例に基づき厚木市SEL教育基金として、厚木市こども科学賞やおもしろ理科教室、小学校理科の観察実験講習会など、理科教育の振興事業に活用させていただきます。

次に、18番目でございます。12月21日火曜日、本日の午前中でございましたが、市役所本庁舎におきまして少年用サッカーゴール寄附贈呈式を行いました。この贈呈式は、県サッカー協会様から少年用サッカーゴールを本市に御寄附いただいたものでございます。サッカーゴールは既に下川入のグラウンドに設置いたしました。サッカー施設の充実を図り、青少年の健全育成及びスポーツ振興に資するよう、有効に活用させていただこうと思います。

続きまして、19番目でございます。令和3年厚木市議会第8回会議(12月定例会議)について、議員の皆様から一般質問をいただいておりますので、議案及び陳情と併せまして、各所管の部長から御報告申し上げます。

教育総務部長。

○田中教育総務部長 それでは、教育長報告の3ページ19番、令和3年厚木市議会第8回会議(12月定例会議)につきまして、御報告申し上げます。

1の会議期間につきましては、11月29日月曜日から12月23日木曜日までの25日間で開催いたしております。

2の11月29日開催の本会議につきましては、教育長を含めた常勤特別職職員の期末手当の支給割合を改定いたします議案第77号 厚木市常勤特別職職員の給与及び旅費に関する条例及び厚木市病院事業管理者の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例についてが上程され、賛成全員で可決されました。

続いて、恐れ入りますが5ページを御覧いただきたいと思います。

4の12月14日開催の環境教育常任委員会・予算決算常任委員会環境教育分科会につきましては、社会教育部の所管する施設に係る指定管理者を定める議案第88号 厚木市立社会教育集会所指定管理者の指定についてにつきまして、環境教育常任委員会での審査及び採決が行われ、賛成全員で可決すべきものとされました。

次に、陳情第13号 権田直助先生の調査、宣伝、伝承を大山観光、令和教育の面からも求める陳情、陳情第14号 大川周明先生の調査、宣伝、伝承を観光、令和教育の面から厚木市に求める陳情、陳情第17号 国に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情、陳情第18号 神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情、6ページに移りまして、陳情第25号 令和からの新時代の日本教育の神髄、インクルーシブ教育の厚木市内小・中学校での実現を、高い評価を受けた奈良県御所市の大正中学校に極めて近く学び研究することを厚木市に求める陳情の五つの陳情につきましては、同じく環境教育常任委員会で審査及び採決が行われ、全て賛成なしで不採択すべきものとされました。

次に、教育委員会3部が所管する予算でございます議案第90号 令和3年度厚木市一般会計補正予算(第9号)につきましては、同日に開催されました予算決算常任委員会環境教育分科会において質疑があり、12月22日開催の予算決算常任委員会で審査される予定でございます。

続いて、3ページにお戻りいただきたいと思います。

3の一般質問につきましては、24人の議員から質問があり、教育委員会関係は15人から質問がございました。

それでは、教育総務部に関わる一般質問につきまして御報告申し上げます。

教育総務部には、寺岡まゆみ議員、川口仁議員、石井芳隆議員、新井啓司議員、望月真実議員、難波達哉議員の6人から8項目について質問がございました。

始めに、4ページの一つ目の丸でございますが、寺岡まゆみ議員から、学校給食について1点の質問がございました。(1)のアの(ア)は、厚木市立小・中学校食物アレルギー対応マニュアル改訂の目的と経緯はとの質問でございましたが、教育長から、改訂の目的は、食物アレルギーを有する児童・生徒の増加や原因となる食材が多様化したことなどから、誤配食などによる事故を防ぐため、当該マニュアルの改訂を行うものである。また、経緯については、平成30年度からマニュアル改訂について検討しており、本年度は安全な運用についてモデル校で検証し、来年度から全校で実施を予定している旨の答弁をいたしました。

次に、川口仁議員から、市立小・中学校の適正規模・適正配置について1点の質問がございました。(1)のアの(ア)は、厚木市公共施設最適化基本計画との整合性の取組はとの質問でございましたが、教育長から、市立小・中学校における教育の公平性の確保や教育水準の維持向上を図るため、本年8月に市立小・中学校の適正規模・適正配置に関する基本方針を策定した。今後も公共施設最適化基本計画との整合を図り、より良い教育環境の維持向上や地域コミュニティの拠点となる学校の役割を踏まえて、検討を進めていく旨の答弁をいたしました。

次に、一番下の丸でございますが、石井芳隆議員から、厚木市立小・中学校施設整備について1点の質問がございました。(1)のアの(ア)は、厚木市立小・中学校の適正規模・適正配置に関する基本方針との整合性はとの質問でございましたが、教育長から、今後の市立小・中学校施設の整備に当たっては、学校規模の偏りや学校施設の老朽化等がもたらす環境教育や学校運営への影響等を考慮し、更なる学校教育の充実を図ることができるよう、市立小・中学校の適正規模・適正配置に関する基本方針を踏まえ、計画的に整備を進めていく旨の答弁をいたしました。

次に、5ページ、一つ目の丸でございます。新井啓司議員から、市立小・中学校プール施設の在り方についてと第2次厚木市教育振興基本計画について、2点の質問がございました。(1)のアの(ア)は、現状と課題はとの質問でございましたが、教育長から、市立小・中学校のプール施設については老朽化が進んでおり、施設の再整備等の必要が見込まれることから、現在、水泳授業の在り方も含めた検討を行っている。今後も将来にわたり児童・生徒により安全で質の高い水泳授業の実施に努めていく旨の答弁をいたしました。

また、イの(ア)は、第1期実施計画の進捗状況はとの質問でございましたが、教育長から、今年度スタートした第2次教育振興基本計画については、社会の変化や教育を取り巻く課題を捉えた上で3年間の実施計画を位置付けており、現在基本理念である未来を担う人づくりの実現のために、各事業について着実に取り組んでいく旨の御答弁をいたしました。

次に、望月真実議員から、児童・生徒への学びの支援について1点の質問がございました。(1)のアの(ア)は、学校運営協議会について、成果は。また、今後の目標はとの質問でございましたが、教育長から、本市では全市立小・中学校に学校運営協議会の設置を完了しており、学校及び地域の特色をいかした様々な取組が行われている。学校行事についても、より多くの地域の皆様が参加するなど、学校の応援団として御協力いただいており、地域と共にある学校づくりが進められていると認識している。今後も学校運営協議会が円滑に活動できるよう支援を行い、学校、家庭、地域社会が一体となった、より良い教育の実現を目指していく旨の答弁をいたしました。

次に、難波達哉議員から学校給食について2点の質問がございました。(1)のアの(ア)の残渣を減らす取組はと、(イ)の食材についての考え方はとの質問でございましたが、教育長から、学校給食については調理の味付けの工夫や食への関心を深めるため、パクパクあつぎ産デーなどの様々な取組を行うことによって、残渣を少しでも減らすよう努めている。食材については文部科学省の学校給食衛生管理基準に基づき、良質、衛生的で、かつ最も安全なものを使用することとしている旨の答弁をいたしました。

教育総務部の所管につきましては以上でございます。

○佐後教育長 学校教育部長。

○佐藤学校教育部長 続きまして、学校教育部の所管に係る一般質問につきまして御報告申し上げます。

学校教育部には、松田則康議員、井上敏夫議員、後藤由紀子議員、髙田浩議員、石井芳隆議員、望月真実議員、山崎由枝議員の7人から12項目について質問がございました。

恐れ入りますが、教育長報告の4ページにお戻りいただき、一般質問三つ目の丸を御覧いただきたいと思います。

最初に、松田則康議員から、コロナ禍で大きな影響を受けた学校教育について、2点の質問がございました。1のアの(ア)は、授業・行事について、少なからず中止や短縮された時間のやりくり等、教育現場の声をどういかすかとの質問でございましたが、教育長から、教育委員会においては柔軟な教育課程の編成について、校長会等との協議や情報共有を図っており、今後についても積極的に教育現場の意見を聞き、引き続き教育活動等の充実に向けて指導や助言をしていくとの答弁をいたしました。

次に、1のアの(イ)は、学校給食の食育、小中一貫教育、学力向上、いじめ撲滅、不登校問題にどう対処するのかとの質問でございましたが、コロナ禍において長期間にわたり児童・生徒の教育活動に制限がかかっており、様々な影響を受けていると認識しているとした上で、今後も児童・生徒の状況を詳細に把握し、必要な支援に努める旨の答弁をいたしました。

次に、井上敏夫議員から、生徒指導について1点の質問がございました。1のアの(ア)は、外国籍児童・生徒について問うとの質問でございましたが、教育長から、外国籍児童・生徒の指導については、一人一人の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、社会的資質や行動力を高められるよう支援することが大切であり、今後も一人一人の多様性に配慮した、きめ細かな支援ができるよう取り組む旨の答弁をいたしました。

次に、後藤由紀子議員から、中学校の制服について5点の質問がございました。1のアの(ア)から(オ)において、制服の在り方について市の認識は、ジェンダーレスへの配慮はされているか、経済的な配慮はされているか、学校別に制服が違う必要はあるか、制服は必要かとの質問でございましたが、教育長から、制服については生徒に基本的な生活習慣を確立させ、規範意識に基づいた行動意識を定着させるために有効であると認識しており、各市立小・中学校において、生徒の実態や多様性、学校の歴史や文化、保護者の経済的な負担などに配慮しながら制服を定めているとの答弁をいたしました。

次に、髙田浩議員から、小・中学校36校の学校教育目標等について、新学習指導要領との関連について1点の質問がございました。1のアの(ア)は、見解を問うとの質問でございましたが、教育長から、市立小・中学校において教育課程を編成する際には、法令や学習指導要領及び教育振興基本計画を踏まえつつ、児童・生徒や学校の実態、地域の文化を的確に把握し、どのような資質、能力の育成を目指すのかを明らかにしながら、教育の目標を設定することが重要であるとの答弁をいたしました。

次に、石井芳隆議員から、不登校対策について1点の質問がございました。1のイの(ア)は、取組はとの質問でございましたが、教育長から、教育委員会では不登校児童・生徒の状況を早期に把握し、学校への助言等を行っていること、また、不登校児童・生徒に対しては支援体制を充実させ、多様な学びの場を提供することで、児童・生徒の社会的自立に向けた支援を行っている旨の答弁をいたしました。

続いて、次の5ページ、二つ目の丸を御覧ください。望月真実議員から、児童・生徒への学びの支援について1点の質問がございました。1のアの(イ)は、オンライン授業を「出席停止」としている扱いについて本市の考え方は。また、今後の取扱いはとの質問でございましたが、教育長から、非常時にやむを得ず学校に登校できない場合には、オンライン授業の有無にかかわらず国の通知において出席停止となることが定められており、今後も国や県の通知に基づき適切に判断するとの答弁をいたしました。

続いて、上から五つ目の丸を御覧ください。山崎由枝議員から、HSCといわれている人一倍敏感な子について1点の質問がございました。1のアの(ア)は、市立小・中学校での取組はとの質問でございましたが、教育長から、HSCはその特性から集団の中での生活はストレスや不安、疲労を感じやすく、心身への負担が非常に大きいと認識しており、市立小・中学校においては教職員等が支援の必要な児童・生徒の特性を理解することで、一人一人に適したきめ細かな対応ができるよう努めているとの答弁をいたしました。

学校教育部の所管については以上でございます。

○佐後教育長 社会教育部長。

○長沼社会教育部長 続きまして、社会教育部関連の一般質問につきまして、御報告申し上げます。

社会教育部には、池田博英議員、田上祥子議員、田口孝男議員、瀧口慎太郎議員の4人から10項目について質問がございました。

3ページを御覧ください。

中ほどになりますが、始めに、池田博英議員から、図書館について4項目の質問がございました。まず、(ア)のまちづくりでの図書館の位置付けは及び(イ)の複合施設での図書館の運営方針及びその検討状況はとの2項目の質問について、教育長から、本市の図書館については、図書館基本構想において、情報が集まる場所に人が集い、人と人とが出会い、交わることで、未来の地域文化を発信していく場となる図書館を将来像とし、基本理念を「市民の学び、成長、楽しみに役立つ情報拠点」と定めており、新たな図書館の運営方針につきましては、複合施設等整備基本計画を踏まえ、(仮称)未来館等との連携を考慮した検討を進めている旨の答弁をいたしました。

次に、(ウ)の中央図書館の環境整備の推進は及び(エ)の情報化が進む中、図書館が果たす地域住民の生活や仕事への貢献の考え方はとの2項目の質問について、教育長から、中央図書館においては資料を収集、整理して市民の皆様の教養や調査、研究等に資することを目的として環境整備を進めており、今後も市民の皆様の生活や仕事に役立てていただけるよう、電子図書館の整備や調査、相談サービス等を通じて、資料や情報の的確な提供に努めていく旨の答弁をいたしました。

次に、その下でございます。田上祥子議員から、(1)東京2020オリンピック・パラリンピックについて、ア、これまでの取組と今後について、3項目の質問がございました。始めに、順番が前後いたしますが、(イ)のスポーツコミッションへの取組を考えてはどうかとの質問につきましては、市長部局にも及ぶ内容でございますので、市長から、スポーツコミッションについては、スポーツを通じた交流促進等により地域振興を目指す組織として様々な効果が期待できるものと認識しており、本市においては総合型地域スポーツクラブやスポーツ協会を始め、観光協会などが中心となってスポーツを通じた地域活性化に取り組んでいるところであり、今後もスポーツ、観光、地域づくりに関わる団体や事業所等で連携を図り、スポーツコミッションの趣旨に沿った取組を進めていく旨の答弁をいたしました。

次に、(ア)の今後のスポーツ振興、市民の健康づくりにいかせることは何かとの質問につきましては、教育長から、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会は、新型コロナウイルス感染症の拡大が私たちの生活に深刻な影響をもたらしている中、スポーツを通じて夢や感動できる喜びというレガシーを残してくれており、スポーツの力が再認識された今、スポーツへの関心の高まりをいかし、更なるスポーツ推進に取り組むことが、持続的なスポーツ振興や市民の皆様の健康づくりにつながるものと考えている旨の答弁をいたしました。

次に、(ウ)のスポーツ施設整備の方向性はとの質問につきまして、教育長から、スポーツ施設については、公共施設最適化基本計画及びスポーツ施設整備実施計画に基づき計画的な整備に努め、市民の皆様のスポーツ活動を広げる環境づくりを推進していく旨を答弁いたしました。

次に、その下でございますが、田口孝男議員から、ア、(仮称)及川グラウンド・ゴルフ場整備について、(ア)進捗と課題はとの質問があり、教育長から、昨年度に策定した(仮称)及川グラウンド・ゴルフ場整備に関する基本方針に基づき整備に取り組んでいるところであり、令和5年度の完成を目指して、市民の皆様に御利用いただけるよう進めていく旨の答弁をいたしました。

次に、5ページを御覧ください。中ほどの四つ目の丸でございます。瀧口慎太郎議員から、ア、スポーツ振興について、2項目の質問がありました。始めに、(ア)市民のスポーツ活動の現状はとの質問があり、教育長から、市民の皆様のスポーツ活動については、緊急事態宣言解除後は徐々に回復しているものと認識しており、本市のスポーツ推進事業についても、感染防止対策を講じながら徐々に再開し、今後も市民の皆様にスポーツを行う機会を提供し、生涯スポーツの推進や健康保持、増進に努める旨の答弁をいたしました。

次に、(イ)公共スポーツ施設、市立小・中学校の体育施設の利用状況について、現状と課題はとの質問があり、教育長から、本市では市民の皆様が身近なところで、いつでも気軽にスポーツができるようスポーツ施設を整備し充実させるとともに、学校体育施設を一般開放し多くの市民の皆様に御利用いただいており、今後も市民の皆様が利用しやすい施設の運営に努める旨の答弁をいたしました。

社会教育部の所管につきましては以上でございます。

○佐後教育長 審議事項に入ります。

日程1 議案第42号 厚木市教育委員会会議規則の一部を改正する規則についてを議題といたします。

議案の説明をお願いします。

教育総務課長。

○柴田教育総務課長 議案第42号 厚木市教育委員会会議規則の一部を改正する規則につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。

提案理由につきましては、会議録の記載事項について改めるほか、所要の措置を講ずるため本規則の一部を改正するものでございます。

それでは、内容を御説明申し上げますので、2枚おめくりいただき参考資料の新旧対照表を御覧ください。

左側が新の規則、右側が旧の規則になります。朱書きで記載している箇所が、この度の規則改正の部分になります。第13条の会議の公開等になりますが、旧の方の「出席委員」を「出席した教育長及び委員」に改めるものでございます。

続きまして、第16条の記載事項、こちらは会議録の関係になりますが、第2号の「出席委員」を「会議に出席した教育長及び委員」に、第3号の「委員」を「教育長、委員」に改めるものでございます。

補足説明させていただきますが、こちらにつきましては平成27年に改正されました地方教育行政の組織及び運営に関する法律により、教育長が教育委員ではなくなったことにより、教育長と委員を明確に分ける必要が生じたことによるものでございます。この度、規則の見直しを行う過程におきまして、当該箇所につきましては改正が必要であると考えられることから、所要の改正を行うものでございます。

最後に、附則について御説明申し上げますので、恐れ入りますが1枚お戻りいただき、厚木市教育委員会会議規則の一部を改正する規則を御覧ください。

一番下の附則になりますが、この規則は、公布の日から施行することとするものでございます。

説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。

○佐後教育長 ただ今の説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。

では、私からですけれども、今回ここで規則を改正するわけですが、この間の議事録については、今までどのように記載されていたかを確認させてください。

教育総務課長。

○柴田教育総務課長 ただ今のお尋ねでございますが、これまでにつきましては、まず会議に出席された委員の皆様と、それから、「委員及び傍聴人を除くほか、議場に出席した者」ということで教育長のお名前を記載しておりますが、今回、正しい形に直させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

○佐後教育長 そういうことですので、規則は改正するけれども、今までもきちんと適正に行われていたということでよろしいわけですね。

ほかによろしいでしょうか。

森委員。

○森委員 確認ですけれども、今、附則の説明を聞きしまして、「公布の日」と書いてあるわけですが、ここについて、具体的な日を載せないのは、まだ準備ができていないというのか、こういうことというのは何年かに一度とか、10年に一度とかではないですか。日付が入っている方が、今後いろいろな作業をするときにしやすいのかなと私は感じたのですが。

○佐後教育長 教育総務課長。

○柴田教育総務課長 規則を改正する際にこういった手法を採らせていただくのですが、公布の日から施行するというのは、事務的な話になりますが、この度の定例会で議決をいただいた後、最終的に改めて意思決定をいたしますが、それが正式な文書として決裁された段階で公布をするということになります。ですので、日付ということであれば、本日付けで決裁文書を起案しますので、例えば翌日ですとかその次の日、そういった日になろうかと思います。改めて新年度まで待つことなく、すぐに適用させたい場合にこういった手法を採らせていただくということでございます。

○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。

それでは、ほかに質疑はないようですので、採決に移ります。

本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。

(「異議なし」との声あり)

○佐後教育長 異議なしと認め、議案第42号を可決いたします。

次に、日程2 議案第43号 厚木市こどもアート展審査会委員の委嘱についてを議題といたします。

議案の説明をお願いします。

教育指導課長。

○長谷川教育指導課長 議案第43号 厚木市こどもアート展審査会委員の委嘱につきまして、御説明申し上げます。

提案理由でございますが、厚木市こどもアート展審査会規則第2条の規定により、委員を委嘱するものでございます。

恐れ入りますが、1枚おめくりいただき別紙を御覧ください。

委員は相澤久徳様を始めとする4人でございます。委員定数につきましては、厚木市附属機関設置に関する条例により4人以内と定められております。令和2年度はこどもアート展が中止となりましたため、委員4人中3人につきまして、昨年度委嘱を予定していた方に委嘱するものでございます。なお、昨年度委嘱予定であった谷口様に代わり1番の相澤久徳様が新任となります。また、今回委嘱する委員の任期につきましては、令和4年1月1日から令和4年3月31日までとなります。

説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。

○佐後教育長 ただ今の説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。

杉山委員。

○杉山教育長職務代理者 この4人の方、ほとんどの方は存じ上げている方なのですが、参考までに、この4人の方々がどのようなアート、芸術関係のお仕事をされているのか、あるいは活動をされているのか、分かる範囲でお答え願えますでしょうか。

○佐後教育長 教育指導課長。

○長谷川教育指導課長 役職等につきましては御覧のとおりでございますが、特に新任の相澤様につきましては、東京藝術大学を卒業されまして、彫刻を専攻されているということで、現在は東京工芸大学において教授をされているということでございます。また、榊原様につきましては文化協会・美術会の会長をされているということでございます。

○佐後教育長 よろしいでしょうか。

ほかにございますでしょうか。

それでは、ほかに質疑がないようですので、採決に移ります。

本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。

(「異議なし」との声あり)

○佐後教育長 異議なしと認め、議案第43号を可決いたします。

報告事項に入ります。

報告事項1 令和3年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について、報告をお願いします。

教育総務課長。

○柴田教育総務課長 令和3年度厚木市教育委員会表彰被表彰者につきまして、御報告申し上げます。

資料1を御覧ください。

本件につきましては、厚木市教育委員会表彰要綱に基づき、令和4年1月29日土曜日に開催する厚木市教育委員会表彰式で表彰を行いますので、報告するものでございます。

1の令和3年度厚木市教育委員会表彰被表彰者数(追加)につきましては、個人3人でございます。

恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、令和3年度厚木市教育委員会表彰被表彰者を御覧ください。

1番になりますが、多年にわたり厚木市立小中学校PTA連絡協議会役員として、PTA活動の振興に貢献されました有坂克幸様を始めといたしまして、3人の方々を表彰するものでございます。

説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。

○佐後教育長 ただ今の報告に対して、何かございますか。

山本委員。

○山本委員 私も存じている方が名簿に入っておりまして、非常にすばらしい活動をされて、それが表彰されてということで、よかったと思うのですが、表彰事由のところで多年にわたりと書かれております。この「多年」というのは大体どれぐらいの年数なのか、アバウトで結構ですのでお教えいただけると有り難いのですが。

○佐後教育長 教育総務課長。

○柴田教育総務課長 この多年のほかに長年という表現もございまして、これは正式に法律でどうこうということではございませんが、教育委員会の表彰事務の中で決めております。多年につきましては10年未満、長年につきましては10年以上ということで、一定の基準を設けて事務を行っております。

○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。

宮崎委員。

○宮崎委員 今回の被表彰者のことではないですけれども、全体的な話でよろしいでしょうか。

この教育委員会表彰、年間3、4回行われていると思います。3回だったでしょうか。それで、この教育委員会表彰というのは、子供たちの安心・安全な登下校の見守りとか、それから学校の美化活動なども入る内容でしたでしょうか。すみません、そこを確認させてください。

○佐後教育長 教育総務課長。

○柴田教育総務課長 毎年1月に行われている表彰式につきましては、年間3回行っている随時表彰とは違うものでございます。分け方としましては、表彰要綱において明確に分かれておりまして、1月に行われる表彰につきましては、基本的にその方がこれまでやってこられた功績といいますか、そういったものについて表彰させていただくものでございます。随時表彰につきましては、基本的にはスポーツにおける成績ですとか、そういったものでございますが、見守り活動につきましても一定の基準を設けておりまして、こちらの随時表彰で主に表彰をしているものでございます。

○佐後教育長 宮崎委員。

○宮崎委員 すみません、随時表彰の方でした。学校の子供たちのため、あるいは学校の環境美化とかに長年、多年にわたり活動される方については、できるだけ多くの方を表彰していただきたいと思っておりますけれども、随時表彰ということですが、こういう活動をされている方の情報の入手方法というのは、自薦、他薦とか、あるいは学校を通してとか、PTAを通してとか、どういう形で情報を入手されているのでしょうか。

○佐後教育長 教育総務課長。

○柴田教育総務課長 学校の見守り活動などにつきましては、各学校から推薦していただいている状況になっております。事務局の方ではなかなか実績が捉えにくいということもございまして、どうしても各学校からの情報頼りになってしまっている部分がございます。

○佐後教育長 宮崎委員。

○宮崎委員 是非、校長会等を通して、こういう活動をされている方については改めて広く情報を収集していただいて、取組について、功績について表彰していただければ大変有り難いと思います。

○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。

ほかになければ、報告事項1を終わります。

次に、報告事項2 給食用食材の放射性物質の測定結果について報告をお願いします。

学校給食課長。

○山口学校給食課長 報告事項2 給食用食材の放射性物質の測定結果につきまして御報告いたします。

恐れ入りますが、資料2を御覧ください。

始めに、11月10日から12月7日までの放射性物質の測定結果でございますが、11月25日に調理後の小学校及び中学校給食の測定を実施しておりまして、結果としましては御覧いただいている1ページ及び裏面の2ページ、全て不検出となっております。

恐れ入りますが、右側の3ページを御覧ください。

学校給食で使用する食材の測定につきましては、保護者の方からの要望を取り入れております。毎週火曜日と木曜日に翌日の給食で使用する食材について、1日当たり3品目を限度として測定しております。11月及び12月につきましては保護者の方からの要望はございませんでしたので、教育委員会が選定した食材について、11月は21品目を測定し、12月は18品目を測定いたします。

今後につきましても、保護者の方からの要望があった食材を基本として測定してまいります。

報告につきましては、以上でございます。よろしくお願いいたします。

○佐後教育長 ただ今の報告に対して何かございますか。

特になければ、報告事項2を終わります。

以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。

これをもちまして、令和3年厚木市教育委員会12月定例会を閉会いたします。

お疲れ様でした。

閉会時刻14時46分

 

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