令和4年厚木市教育委員会2月定例会

更新日:2022年05月26日

公開日:2022年05月26日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

令和4年2月12日 土曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎16階 会議室A・B

出席者

教育長 佐後 佳親
教育長職務代理者 杉山 繁雄  
委員 森  厚子
委員 山本 正彦
委員 宮崎 昌彦
事務局
田中教育総務部長、佐藤学校教育部長、長沼社会教育部長、
柴田教育総務課長、齋藤教育施設課長、山口学校給食課長、
大塚学校給食施設整備担当課長、窪田学務課長、
長谷川教育指導課長、須田教職員課長、小島教育研究所長、
中丸社会教育課長、佐藤スポーツ推進課長、
伊從文化財保護課長、葉山中央図書館長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

議案第3号  令和3年度教育予算補正について
議案第4号  令和4年度教育予算について
議案第5号  令和4年度厚木市公共用地取得事業特別会計予算について
議案第6号  厚木市学校施設整備基金条例(案)について
議案第7号  厚木市常勤特別職職員の給与及び旅費に関する条例及び厚木市病院事業
                  管理者の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例(案)について
議案第8号  厚木市指定有形文化財の指定について
議案第9号  厚木市指定天然記念物の指定について

3 報告事項

(1)  事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
(2)  令和3年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について
(3)  給食用食材の放射性物質の測定結果について
(4)  令和3年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果について


会議の経過は、次のとおりです。


開会時刻14時00分

○佐後教育長 ただ今から令和4年厚木市教育委員会2月定例会を開会いたします。

現在の出席者は5人で、定足数に達しております。

厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、山本委員を指名させていただきます。よろしくお願いします。

始めに、私から報告いたします。

令和4年1月25日火曜日に開催されました1月定例会以後の主な行事等につきまして、御報告申し上げます。

お手元の教育長報告を御覧ください。

まず、1番目と8番目でございます。1月31日月曜日及び2月8日火曜日に、依知南公民館ほかにおきまして、厚木市教育委員会表彰の伝達を行いました。表彰されましたのは、厚木南公民館の井上慎一地区館長様、睦合北公民館の大澤雄次地区館長様、小鮎公民館の山口光男地区館長様でございます。いずれも、多年にわたる公民館地区館長としての御功績によるものでございます。

本来であれば、1月29日土曜日に、厚木市文化会館大ホールおいて、厚木市表彰式、厚木市教育委員会表彰式が行われる予定でございましたが、中止になりましたため、公民館において伝達をさせていただきました。

また、表彰状の伝達を行う際に、教育委員会を代表しまして私から感謝の気持ちを述べさせていただきました。

なお、表彰式の中止により教育委員会表彰、感謝状をお渡しできなかった皆様には、担当課を通してそれぞれ表彰状、感謝状をお渡ししました。皆様の御功績につきまして改めて感謝を申し上げたいと思います。

次に、2番、3番及び5番目でございます。2月1日の火曜日から3日の木曜日にわたり、令和4年度新採用教職員の教育長面接を行いました。教員、事務職員合わせて64人の方を面接いたしましたが、皆さん子供たちのために力を尽くしたいという意欲にあふれていて、とても頼もしく思うとともに、教職に向けた前向きな姿勢に私も大いに刺激を受けました。研修等を通して更に力を付けていただき、厚木市の教職員として御活躍いただきたいと思っております。

次に、6番目でございます。2月4日金曜日、教育長室において、あつぎものしり委員会、山口まさみ委員長様から、厚木かるたについて、市立小学校23校全学級分の455個の御寄附をいただき、その贈呈式を行いました。

厚木かるたは、厚木市の良さを子供たちに知ってもらえるように、親しみやすいイラストで厚木市の歴史や観光名所、産物等を紹介しています。小学校全てのクラス分の御寄附をいただきましたので、児童が遊びながら厚木市の魅力に気付く機会になればと思っております。

次に、9番目でございます。2月8日火曜日に、本庁舎第二応接室において行われました厚木市市民功労表彰伝達式に参列いたしました。表彰を受けられましたのは、厚木市地域婦人団体連絡協議会の松尾美智代前会長様でございます。松尾様は、男女共同参画社会の実現に向けて長年にわたり御尽力されるとともに、市の青少年健全育成、社会教育の発展にも大きく寄与されました。この度は、その御功績から、市民功労者として表彰を受けられたものでございます。

教育委員会といたしましても、市民功労者としての御功績に感謝申し上げたいと思っております。

私からは以上でございます。

それでは、本日の日程のうち、報告事項1については、個人に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により、会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」との声あり)

○佐後教育長 御異議ありませんので、非公開とし、日程の最後において報告を行うことといたします。

なお、傍聴される方につきましても、事務局の関係者以外の職員と同様に、会議が非公開となりましたら御退室いただくこととなりますので、あらかじめ御了承をお願いいたします。

審議事項に入ります。

日程1 議案第3号 令和3年度教育予算補正についてを議題といたします。

議案の説明をお願いします。

教育総務課長。

○柴田教育総務課長 議案第3号 令和3年度教育予算補正につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。

本件につきましては、令和3年度教育予算補正につきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から教育委員会に対し意見を求められましたので、この同意について提案するものでございます。

内容につきまして御説明いたしますので、1枚おめくりいただき、議案書の1ページを御覧ください。

まず、1の総括になりますが、歳入の補正額につきましては、教育総務部に関する事業費を4億513万5,000円増額、学校教育部に関する事業費を455万8,000円増額、社会教育部に関する事業費を6,300万円減額し、補正後の教育予算歳入金額を19億918万9,000円とするものでございます。

次に、歳出の補正額につきましては、教育総務部に関する事業費を4億630万1,000円増額、学校教育部に関する事業費を2,023万7,000円減額、社会教育部に関する事業費を5,635万6,000円減額し、補正後の教育予算歳出金額を66億735万3,000円とするものでございます。

詳細につきまして、各所管部から御説明いたします。

始めに、教育総務部でございます。

2ページをお開きください。

こちらは歳入になりますが、まず教育総務課でございます。

左側の表の国庫支出金、国庫補助金、教育費国庫補助金でございますが、右側に移りまして小学校情報機器整備費補助金について247万1,000円、中学校情報機器整備費補助金について168万4,000円をそれぞれ増額するものでございます。

こちらにつきましては、国の令和3年度補正予算のメニューによりまして、その補助金を活用してそれぞれ校内ネットワーク機器等運用保守業務と指導者用端末の購入への補助として充てるものでございます。

次に、3ページを御覧ください。

教育施設課でございます。

左側の表、上段の国庫支出金、国庫補助金、学校施設環境改善交付金でございますが、右側に移りまして、小学校整備事業費交付金につきまして3,664万8,000円を、中学校整備事業費交付金につきまして8,753万2,000円をそれぞれ受け入れるものでございます。

本件につきましては、文部科学省が所管する学校施設環境改善交付金の前倒し可能な事業として、本市が計画しておりました小学校1校及び中学校1校の外壁・屋上改修工事並びに中学校1校のグラウンド改修工事につきまして、令和4年1月に国の令和3年度第1次補正予算による交付金の内定通知があったことから、この交付金を活用して改修工事を実施するため、関連する予算を令和3年度の厚木市一般会計補正予算として前倒しして措置等をするものでございます。

次に、左側の表にお戻りいただき、市債、教育債でございますが、当初確定していなかった事業費が確定したことに伴い見込みが立った借入額に、学校施設環境改善交付金の内定に伴い予定する借入額を合わせ、右側の表の小学校整備事業債につきまして1億90万円を減額、中学校整備事業債につきまして3億570万円を増額するものでございます。

次に、4ページをお開きください。

学校給食課でございます。

左側の表の諸収入、雑入でございますが、新型コロナウイルス感染拡大対策による給食実施回数の減と転入・転出及び喫食内容の変更に伴いまして、右側の表の学校給食費を1,800万円減額するものでございます。

恐れ入りますが、11ページを御覧ください。

歳出でございます。

まず、教育施設課になります。

左側の表の教育費、小学校費、学校管理費でございますが、右側の表の1の(1)小学校校舎・体育館改修事業費(長寿命化)につきましては、事業費の確定により発生した委託料及び工事請負費における入札差金などの不用額と、国の補正予算の学校施設環境改善交付金の決定により前倒しして措置したことに伴い不用額となった三田小学校中央棟校舎トイレ改修工事費を合わせ、8,063万円を減額するものでございます。

また、1の(2)小学校校舎・体育館改修事業費(長寿命化)(その2)につきましては、先ほど歳入で御説明申し上げました学校施設環境改善交付金の内定に伴い、工事請負費として1億894万8,000円を措置するものでございます。

次に、左側の表の中学校費、学校管理費でございますが、右に移りまして1の(1)中学校校舎・体育館改修事業費(長寿命化)及び3の中学校維持補修事業費につきましては、事業費の確定により発生した委託料及び工事請負費における入札差金などの不用額として、中学校校舎・体育館改修事業費につきましては119万9,000円を、中学校維持補修事業費につきましては180万円をそれぞれ減額するものでございます。

また、小学校費と同じく、学校施設環境改善交付金の内定に伴い、1の(2)中学校校舎・体育館改修事業費(長寿命化)(その2)につきましては、工事請負費として2億6,533万2,000円を、2の(1)中学校校庭整備事業費(その2)につきましては、工事請負費として1億4,280万円をそれぞれ措置するものでございます。

次に、12ページをお開きください。

学校給食課になります。

左側の表の教育費、小学校費、学校保健給食費でございますが、右側の表の小学校学校給食事業費のうち、環境農政部が実施している資源化事業に伴いまして、小学校給食事業費が640万円の減、また新型コロナウイルス感染拡大対策による給食実施回数の減と転入・転出及び喫食内容の変更に伴いまして、小学校給食調理経費につきまして1,300万円の減とするものでございます。

また、左側の表の中学校費、学校保健給食費、右に行きまして中学校給食事業費のうち、こちらも同じく環境農政部が実施している資源化事業に伴いまして、中学校給食事業費につきまして275万円の減、中学校給食調理経費につきまして500万円の減とするものでございます。

次に、最後の17ページをお開きください。

第3表の繰越明許費補正でございますが、先ほど歳出で御説明申し上げました小学校校舎・体育館改修事業(長寿命化)(その2)、中学校校舎・体育館改修事業(長寿命化)の(その2)及び中学校校庭整備事業(その2)につきましては、工事による学校運営への影響を考慮し、令和4年度の夏季休業期間を中心に改修工事を実施するため、翌年度に繰り越して予算を使用できるよう措置するものでございます。

また、小学校維持補修事業及び中学校維持補修事業につきましては、海外における新型コロナウイルス感染症の拡大により、施設修繕で使用する資器材を製造するために必要な材料の供給不足による影響で、今年度内に完了することが困難な大規模施設修繕が確定していることから、当該施設修繕に係る予算を翌年度に繰り越して使用できるよう措置するものでございます。

最後に、第5表 地方債補正を御覧ください。

先ほど歳入で御説明申し上げました教育施設課の小学校整備事業債につきまして1,090万円の減額、また中学校整備事業債について3億570万円を増額いたしますので、それぞれ限度額を変更するものでございます。

教育総務部の補正予算の説明につきましては以上でございます。

引き続き学校教育部から説明申し上げます。

○佐後教育長 学務課長。

○窪田学務課長 続きまして、学校教育部の補正予算につきまして御説明申し上げます。

恐れ入りますが5ページをお開きください。

歳入でございます。まず、学務課でございますが、国庫支出金、国庫補助金、教育費国庫補助金、右側に移りまして、小学校費補助金、学校保健特別対策事業費補助金1,022万5,000円、中学校費補助金、学校保健特別対策事業費補助金539万5,000円につきましては、コロナ対策の補助金、学校保健特別対策事業費補助金として決定されたことに伴いまして、補助金を受け入れるものでございます。

次に、6ページをお開きください。

教育指導課でございます。

県支出金、県補助金、教育費県補助金、右側に移りまして、教育総務費補助金994万7,000円の減額につきましては、帰国・外国人児童生徒に対するきめ細かな支援事業費補助金に関する国・県の補助金交付決定額が当初見込みを下回ったことによるものでございます。

次に、7ページをお開きください。

教職員課でございます。

国庫支出金、国庫補助金、教育費国庫補助金、右側に移りまして、教育総務費補助金、理科教育設備整備費等補助金の229万4,000円の減額につきましては、理科教育設備整備費等補助金に関する国・県の補助金交付決定額が当初見込みを下回ったことによるものでございます。

続きまして、歳出でございます。

恐れ入りますが13ページをお開きください。

教職員課でございます。

教育費、教育総務費、教育指導費、右側の学力ステップアップ推進事業費につきましては、本人の希望等により勤務日の減が生じたことや、それに伴う旅費の減が生じたことによりまして、328万円を減額するものでございます。

左側になりますが、教育費の小学校費、中学校費、教育振興費、右側の小学校児童支援推進事業費につきまして、県費非常勤講師の配置を優先し、人数の減が生じたことにより、1,295万7,000円を、また、中学校少人数学級実施事業費につきましては、配置予定校について、標準法により県費負担教職員の定数が配当されたため、230万円の報酬、職員手当、旅費等をそれぞれ減額するものでございます。

次に、14ページをお開きください。

青少年教育相談センターの教育費、教育総務費、青少年教育相談センター費、右側の青少年非行防止活動事業費につきましては、心と街のクリーン作戦行事の中止等により170万円を減額するものでございます。

学校教育部の補正予算の説明につきましては以上でございます。

○佐後教育長 社会教育課長。

○中丸社会教育課長 続きまして、社会教育部所管分の補正予算につきまして御説明申し上げます。

恐れ入りますが9ページを御覧ください。

歳入でございます。

始めに、社会教育課の左側、市債、市債、教育債、右側の公民館改修事業債につきましては、小鮎公民館の外壁等改修事業費が確定したことにより、2,340万円減額補正するものでございます。また、厚木北公民館整備事業債につきましては、厚木北公民館解体等の事業費が確定したことにより、1,990万円の減額補正をするものでございます。

恐れ入りますが1枚おめくりいただき、10ページを御覧ください。

スポーツ推進課の左側、市債、市債、教育債につきましては、体育施設整備事業債につきまして、グラウンド・ゴルフ場及び飯山グラウンド整備等の変更に伴い、1,970万円を減額補正するものでございます。

少し飛びまして、15ページを御覧ください。

歳出でございます。

社会教育課の左側、教育費、社会教育費、公民館費、右側の需用費から工事請負費につきまして、厚木北公民館解体工事費の確定により公民館整備事業費を1,716万6,000円、依知北公民館ほか2館のLED化事業費の確定により公民館維持補修事業費を493万4,000円、小鮎公民館外壁改修等事業費の確定により公民館改修事業費を2,819万7,000円、合計5,029万7,000円の減額補正を行うものでございます。

恐れ入りますが1枚おめくりいただき、16ページを御覧ください。

スポーツ推進課の左側、教育費、保健体育費、保健体育総務費、右側の体育大会開催事業費につきましては、あつぎ駅伝競走等の中止に伴い355万9,000円、また、体育施設費につきましては、飯山グラウンドの整備委託が不要となったことに伴い250万円、合計605万9,000円を減額補正するものでございます。

17ページを御覧ください。

上段の第3表 繰越明許費補正でございます。

社会教育費につきましては、公民館補修事業につきまして、半導体供給の遅れに備えることにより351万8,000円、図書館整備事業につきまして、基本設計を次年度に行うことにより326万4,000円、市史編さん事業につきまして、完成時期を変更する必要により492万5,000円、保健体育費のグラウンド・ゴルフ場整備事業につきまして、土地境界確定作業等に時間を要したことにより7,600万円を、それぞれ次年度に繰り越すものでございます。

次に、地方債でございます。

下段の第5表 地方債補正でございますが、先ほど歳入で御説明いたしました公民館改修事業債を2,340万円、厚木北公民館整備事業債を1,990万円、体育施設整備事業債を1,970万円減額いたしましたので、それぞれ限度額を変更するものでございます。

社会教育部の補正予算の説明につきましては以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。

○佐後教育長 教育総務課長。

○柴田教育総務課長 大変申し訳ございません、1点訂正をさせていただきたいと存じます。

ただ今の資料の3ページをお開きいただきたいと存じますが、歳入の教育施設課の箇所になります。右側の表の下から2番目の小学校整備事業債減の部分でございますが、先ほど1億90万円の減額と申し上げましたが、正しくは1,090万円の減額でございますので、訂正させていただきます。申し訳ございませんでした。

○佐後教育長 ただ今の説明に対して何か質疑はありますでしょうか。

杉山委員。

○杉山教育長職務代理者 給食のことでお聞きしたいと思います。

やはりいろいろなところに、給食以外も含めてですが、コロナの影響がはっきり出ている補正かと思います。小中学校それぞれ予定していた給食の回数があったと思いますが、それが減額になったということは、かなりの回数がなくなってしまったということだと思います。大体何回くらい計画されていたものが何回ぐらいになってしまったのか、何回減ったのかという数字をお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。

○佐後教育長 学校給食課長。

○山口学校給食課長 給食の実施回数のことでございますが、新型コロナウイルス感染対策としまして、小学校につきましては2学期開始日から8月31日までが半日日課となり、給食がなくなっております。9月1日からは、小中学校とも9月12日まで半日日課の分散登校ということになってございます。

回数につきましては、小学校は8月が2回から3回、9月は小学校、中学校ともに約4回程度減になってございます。

○佐後教育長 杉山委員。

○杉山教育長職務代理者 すみません、年間のトータルではどのぐらいになったのかということも聞きたいのですが。

○佐後教育長 学校給食課長。

○山口学校給食課長 年間でございますが、中学校が165回だったのが4回ほど減りまして161回、小学校につきましては187回ですが、それから6回若しくは7回ほど減になってございます。

○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。

宮崎委員。

○宮崎委員 今のコロナの関係もあると思いますけれども、国の補助金・交付金とか県の補助金等を活用する中で、ハード面で言えば改修工事とか、あとは小学校のICT機器を含めて、それぞれ付けていただいていますけれども、そのハード面で教えていただきたいのですが、17ページの繰越明許費の中で、金額が表に書いてありますけれども、これはそれぞれの学校が既に決まっているのでしょうか。もし確定していれば教えていただきたいと思います。校舎、体育館、中学校のグラウンドとありますが、それぞれ教えていただければと思います。

○佐後教育長 教育施設課長。

○齋藤教育施設課長 繰越明許費でございますが、小学校費の小学校維持補修事業につきましては、厚木第二小学校の空調機が故障いたしまして、この故障した空調機の手配に5月の半ばまでかかってしまうということで、720万9,000円の繰越明許費を設定しております。

中学校維持補修事業費につきましては、12月の補正予算で計上いたしました藤塚中学校ほか1校の高圧引込みケーブルの改修工事、これは修繕になりますが、こちらにつきましても、今、材料が入らないということで、次年度に予算を繰り越しできる形で繰越明許費の設定をさせていただくものでございます。

小学校校舎・体育館改修事業(長寿命化)(その2)、中学校校舎・体育館改修事業(長寿命化)(その2)、中学校校庭整備事業(その2)でございますが、小学校につきましては、国の令和3年度第1次補正予算で交付金の内定通知がございましたので、毛利台小学校の北棟校舎ほか外壁屋上改修工事、睦合中学校の南棟校舎ほか外壁屋上改修工事、それから厚木中学校のグラウンド改修工事につきまして、前倒して措置いたしまして全額を繰越明許とするものでございます。

○佐後教育長 宮崎委員。

○宮崎委員 ありがとうございます。

この補正は、タイミングと各所管課の情報収集が大変大事だと思うのです。そういう意味で、施設の場合は修繕や改修がメインだと思いますけれども、各係でそれぞれ情報収集をしていただいて、そして国や県の補助金を活用していただいているということで、大変ありがたいと思っております。

以上です。

○佐後教育長 ありがとうございました。

山本委員。

○山本委員 6ページですけれども、帰国・外国人児童生徒に対するきめ細かな支援事業ですが、厚木市もこうした子供たちが増えているということで、とても大事な事業かと思います。先ほどの御説明ですと、当初見込みを下回ったので減額ということでしたが、言葉が正しいかどうかは別にして、予想しているよりも数がそれほど多くなかったという解釈でいいのかということが一つ目です。

それから二つ目ですが、今度は14ページになります。青少年非行防止活動事業費減ということで、これも非常に大事な活動かと思います。非行をさせないということは、裏返しに子供たちを守るということかと思います。そういった意味で、コロナの関係での中止ということかと思いますが、次回の予定があれば、そのことをお教えいただければと思っております。

3点目です。最後になりますけれども、17ページになります。小学校と中学校の維持補修事業ということで、材料不足ということを理由になさっていたと思いますけれども、この材料不足とは、具体的にどんな材料が不足していたのか、お教えいただけますでしょうか。

例えば、私の職場ですが、実は今、私がふだんいる建物の水道が出ないのです。地下から水をくみ上げているのですが、半導体が壊れてしまって、世界的な品薄ということで、トイレも使えないような状況になってしまっているのですが、そういった影響があるのかということをお教えいただければと思います。よろしくお願いします。

○佐後教育長 教育指導課長。

○長谷川教育指導課長 一つ目に御質問いただきましたきめ細かな支援事業でございますが、ニーズは非常に高まっておりまして、多くあります。そこで、本市で予算立てをした中で、国と県がそれぞれ3分の1ずつ、市の持ち出しが3分の1という形で当初予定されていたのですが、県や国から頂いた補助金が少なかったということで、歳入の減という形になっております。今後も支援の必要なお子さんにつきましては、手厚く支援できるように頑張ってまいりたいと思います。

○佐後教育長 学校教育部長。

○佐藤学校教育部長 私からは、青少年教育相談センターの青少年非行防止活動事業についてお答えをさせていただきます。

減額補正ということで170万円とさせていただきましたけれども、先ほどの説明にあったとおり、心と街のクリーン作戦の中止がございます。それに伴いまして、もう少し額が大きいところでは、青少年相談員さんの市街地活動、市街地指導でございまして、夜間に行われるものが、コロナの関係でほぼ中止になっているということで、その謝礼の支出がなかった関係で減額補正をさせていただいたということでございます。

心と街のクリーン作戦につきましては、来年度は実施の方向でございますが、その形態については現在検討をしているところでございます。

○佐後教育長 教育施設課長。

○齋藤教育施設課長 17ページの繰越明許費補正でございますが、まず小学校の維持補修事業でございます。これは先ほどお話しましたとおり、厚木第二小学校のガスヒートポンプ式の空調室外機、これが故障いたしまして、更新するものでございますが、先ほど山本委員が言われましたように、空調機の中に含まれております基盤、こちらに使われております半導体の供給不足という状況で、来年度に繰越しをさせていただくものでございます。

また、中学校維持補修事業につきましては、藤塚中学校と林中学校につきまして、電力会社から6,600ボルトの高圧の電力を引き込んでおりますが、このケーブルが経年劣化で絶縁抵抗値が落ちているということで、更新を行うものでございます。こちらにつきましては、このケーブルに使われております絶縁材料につきまして、やはり海外からの供給がストップしてしまっているということで、これはケーブル自体の受付をメーカーが一切していない状況で、現在発注ができないという状況でございます。

○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。

森委員。

○森委員 2点確認させてください。

まず一つは、給食が2回から4回減ったということで、給食費は保護者からの徴収もあると思いますけれども、その減った分の返金はあるのかという御意見や御質問があるのかというのが1点です。

もう一つは、9ページの公民館の事業費が減額されておりますけれども、先ほどの御説明では事業費確定による減額とお聞きしました。これは令和3年度の分の事業費が確定しての減額ということなのでしょうか。3年度には全部終わらない部分について、4年度に繰り越してというような理解をすればいいのかというのを確認したいと思いました。

○佐後教育長 学校給食課長。

○山口学校給食課長 給食回数が減った分の給食費につきまして、保護者の方からの御質問等はございませんでしたが、最終的には減額措置をさせていただきました。12月に変更通知をさせていただいて、最終的には1月の給食費でその分の減額をさせていただきました。

○佐後教育長 森委員。

○森委員 すみません、そうすると、返金をするということになるのですか。

○佐後教育長 学校給食課長。

○山口学校給食課長 返金ではなくて、給食費そのものからその分を引いた額を再度通知させていただいたということになります。

○佐後教育長 森委員。

○森委員 そうすると、例えば1月分が本来は5,000円だったところを4,600円にするみたいな請求にしますということですか。

○佐後教育長 学校給食課長。

○山口学校給食課長 そういうことでございます。

○森委員 分かりました。

○佐後教育長 よろしいですか。

社会教育課長。

○中丸社会教育課長 9ページの公民館事業費ほかについて御質問をいただいた内容でございます。

こちらにつきましては、令和3年度に実施しております厚木北公民館の解体工事の事業費が確定したことによる減額ということでございます。解体工事自体は令和3年度で終了いたしますので、それを次年度に繰り越すというものではございません。

○佐後教育長 森委員。

○森委員 そうすると、私の理解が違うのかもしれませんけれども、予算そのものが2,000万ぐらい多かったという理解なのでしょうか。

○佐後教育長 社会教育課長。

○中丸社会教育課長 すみません、先ほど私が御説明しましたのは、厚木北公民館の関係でございますが、こちらにつきましては、解体工事を行う際の金額が確定しましたので減額をしたと、工事費が少なくなったということでございます。

上段の公民館改修事業債の減額につきましては、長寿命化、LED化の事業を行っておりますが、こちらの金額が入札差金等により不用となったものでございます。

○佐後教育長 社会教育部長。

○長沼社会教育部長 すみません、補足させていただきますが、この9ページの部分は歳入でございまして、市債ですので、例えば、この公民館改修事業債減が2,340万円減ということと、厚木北公民館整備事業債が1,990万減ということ、これは市債が少なく済んだという御理解をしていただければと思います。事業費が確定して、例えば、1億だった事業費が8,000万で済んだので、その分、市債、借金が少なく済んだという、そういう減額と御理解いただければと思います。

○佐後教育長 森委員。

○森委員 すみません、本来は支出の方で御質問したかったのですが、結局、事業費が確定するから市債が減る、歳入が減るのは、これは当然だと思いますけれども、支出がマイナスになっているものも、今回とても多かったと思うのですが、例えば一つは、先ほどの御説明のように、材料がコロナの関係で調達できないので、事業そのものが令和4年度若しくは5年度に繰り越さなければいけないから、今年度の予算の支出はここまでなのかという、そういうところを確認したかったのです。言い方が違っていました。失礼しました。

○佐後教育長 社会教育課長。

○中丸社会教育課長 すみません、15ページの歳出の方で御説明をさせていただきたいと思います。

歳出の一番上が公民館整備事業費でございます。こちらは1,716万6,000円の減額補正となっております。内訳といたしましては、厚木北公民館の解体工事の事業費を1,716万6,000円減額したことに伴うものでございます。こちらが減額となりました理由といたしましては、40トンと100トンの防火水槽の解体が当初予定されておりましたが、100トンの防火水槽につきましては、現地にそのまま残す形で地域の防火に備えるということになりまして、それがあったことと、あとは入札差金等で1,716万6,000円を減額したというものでございます。こちらを次年度に繰り越すということではございません。解体としては終了したということでございます。

続きまして、公民館維持補修事業費、こちらの493万4,000円につきましては、LED化事業等の費用につきまして、入札を行った際の入札差金でございます。

また、公民館改修事業費(長寿命化)の2,819万7,000円でございますが、こちらにつきましても入札差金でございます。事業を次年度に繰り越すというものではございません。

○佐後教育長 よろしいでしょうか。

ほかにございますでしょうか。

それでは、ほかに質疑がないようですので、採決に移ります。

本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。

(「異議なし」との声あり)

○佐後教育長 異議なしと認め、議案第3号を可決いたします。

次に、日程2 議案第4号 令和4年度教育予算についてを議題といたします。

議案の説明をお願いします。

教育総務課長。

○柴田教育総務課長 議案第4号 令和4年度教育予算につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。

本件につきましては、令和4年度教育予算について、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から教育委員会に対し意見を求められましたので、この同意について提案するものでございます。

内容につきまして御説明いたしますので、1枚おめくりいただき、議案書の1ページを御覧ください。

まず、1の総括でございます。

歳入につきましては、教育総務部は32億3,412万6,000円で、前年度比24億477万5,000円の増、学校教育部は3,612万7,000円で、前年度比51万4,000円の増、社会教育部は2億4,605万1,000円で、前年度比2億5,148万1,000円の減、歳入合計額は35億1,630万4,000円で、前年度比21億5,380万8,000円の増となっております。

次に、歳出でございます。

教育総務部は77億5,899万7,000円で、前年度比47億2,637万9,000円の増、学校教育部は13億4,165万6,000円で、前年度比4,334万7,000円の増、社会教育部は13億9,115万円で、前年度比2億3,252万円の減、歳出合計額104億9,180万3,000円で、前年度比45億3,720万6,000円の増となっております。

それでは、歳入、歳出の主な内容につきまして、各所管部から説明いたします。

2ページをお開きください。

始めに、教育総務部の歳入になりますが、まず教育総務課でございます。

左側の表の下の段になります。繰入金、基金繰入金、久保奨学金基金繰入金になりますが、令和4年度の奨学金事業を実施するため、基金からの繰入金として、右側の表の久保奨学金基金繰入金として930万円を計上いたしました。

3ページを御覧ください。

教育施設課の中段でございます。

左側の市債、教育債につきましては、右側に移りまして小学校整備事業債について、小学校校舎・体育館改修事業費(長寿命化)ほか3事業に係る市債として1億2,140万円、中学校整備事業債について、中学校校舎・体育館改修事業費(長寿命化)ほか2事業に係る市債として1億8,760万円を計上いたしました。

1枚おめくりいただき、4ページを御覧ください。

学校給食課になりますが、中段でございます。左側の国庫支出金、国庫補助金、学校施設環境改善交付金につきましては、(仮称)厚木市学校給食センターの整備に係る交付金でございまして、右側の表の中学校整備事業費交付金として3億1,156万3,000円を計上いたしました。こちらにつきましては、学校施設環境改善交付金交付要綱に基づき、施設のうち新設に当たる部分が2分の1、改築に当たる部分が3分の1の補助率となっております。

次に、左側の諸収入、雑入につきましては、右側の表の学校給食費といたしまして、現年分及び滞納繰越分の合計6億9,529万3,000円を計上いたしました。

次に、左側の市債、教育債につきましては、右に行きまして中学校給食施設整備事業債といたしまして、(仮称)厚木市学校給食センターの整備に係る市債として19億760万円を計上いたしました。

次に、少し飛びますが、35ページをお開きください。

第3表の債務負担行為でございます。

債務負担行為につきましては、契約などで発生する令和5年度以降の支出を義務付ける債務を負担する行為でございまして、後の年度において支出をする必要がある場合に設定いたします。こちらの表につきましては、この35ページと次の36ページにおきまして設定する債務負担行為の経費について記載してございます。

そのまま36ページの第4表 地方債を御覧ください。

地方債につきましては、多額の財源を必要とする事業につきまして、地方債の発行により財源を調達することで、当該事業の円滑な執行を確保し、これに係る財政負担を平準化するという性質のものでございます。

令和4年度に借り入れる地方債の事業と限度額につきましては記載のとおりでございます。

続きまして、右の参考資料の令和4年度教育委員会当初予算主要事業により、歳出の主な内容について御説明いたします。

1枚おめくりいただきまして、左側の1ページを御覧ください。

こちらは、令和4年度第2次厚木市教育振興基本計画実施計画の基本方針別予算といたしまして、事業数と予算額を記載した一覧表でございます。令和4年度につきましては、合計で203事業、総額104億9,180万3,000円となっておりまして、前年度と比較いたしまして、事業数としては8事業の増、予算額としましては45億3,720万6,000円の増額となっております。

それでは、教育総務部の主な事業につきまして御説明いたします。

2ページの令和4年度教育委員会当初予算主要事業一覧を御覧ください。

まず、2番の新規事業、小中学校プール施設最適化推進事業費になりますが、2,059万3,000円を計上しております。こちらは児童生徒により安全で質の高い水泳指導を提供するため、プール施設最適化の取組等を推進していくものでございますが、令和4年度につきましては、学校プール施設最適化調査業務委託と、モデル校2校における水泳指導委託及び市民プールの活用を実施する予定でございます。

次に、3番の新規事業、学校施設整備基金積立金になります。こちらにつきましては、老朽化が進む学校施設の計画的な施設整備のため、学校施設整備基金条例に基づき、必要な整備費を基金に積み立てるものでございまして、20億1万円を計上しております。

次に、5番の新規事業、小学校特別教室冷暖房設備設置事業費になりますが、児童生徒が快適な教育環境の中で安心して安全に学校生活を送ることができるよう、小学校8校の特別教室等にリース方式により冷暖房設備を設置するため、令和4年度につきましては、11月から3月までの5か月間の賃借料として729万円を計上しております。設置校の8校につきましては記載のとおりでございます。

次に、3ページをお開きください。

こちらの10番及び11番につきまして、小学校と中学校に分かれておりますが、LED化推進事業費になります。こちらは2050年カーボンニュートラルに向けた取組の一環として、施設の省エネルギー化を図るとともに、児童生徒が快適な教育環境の中で安心して安全に学校生活を送ることができるよう、戸田小学校及び睦合東中学校に設置している照明器具を高効率のLED器具に更新するため、小学校費として4,350万円、中学校費として6,760万円を計上しております。

次に、最後の12番の中学校給食施設整備事業費になりますが、全中学校を対象に安心安全な給食を継続的に提供するため、(仮称)厚木市学校給食センターを整備してまいります。こちらにつきましては、PFI事業である(仮称)厚木市学校給食センター整備運営事業により、令和4年6月末の施設整備完了に伴う公有財産購入費及び9月からの給食提供開始に係る委託料として、27億2,716万3,000円を計上しております。

教育総務部の説明は以上でございます。

続きまして、学校教育部から御説明申し上げます。

○佐後教育長 学務課長。

○窪田学務課長 続きまして、学校教育部の当初予算につきまして、主要事業を中心に御説明申し上げます。

始めに、歳入でございます。

恐れ入りますが令和4年度教育予算にお戻りいただき、5ページをお開きください。

学務課でございます。

国庫支出金、国庫補助金、教育費国庫補助金につきましては、生活保護世帯への児童生徒の就学援助に対する補助金、また、障害のある児童生徒への就学奨励費に対する補助金、さらに、理科教育の振興を図るための教材等への整備に対する補助金を計上いたしました。

小学校費補助金といたしましては、要保護児童援助費補助金26万1,000円、小学校特別支援教育就学奨励費補助金343万円、小学校理科教育設備整備費等補助金154万7,000円、中学校費補助金といたしましては、要保護生徒援助費補助金78万1,000円、中学校特別支援教育就学奨励費補助金238万4,000円、中学校理科教育設備整備費等補助金96万8,000円をそれぞれ計上いたしました。

1枚おめくりいただきまして、6ページをお開きください。

教育指導課でございます。

国庫支出金、国庫補助金、教育費国庫補助金、右側に移りまして、教育支援体制整備事業費補助金として447万8,000円を計上いたしました。

次に、左側になりますが、県支出金、県補助金、教育費県補助金、右側に移りまして、帰国・外国人児童生徒に対するきめ細かな支援事業費補助金、これは、日本語が理解できず学校生活に支障を来している外国籍及び帰国した児童生徒に対しまして、指導や支援の充実を図り、国際社会に対応した教育を推進するための補助金でございますが、1,287万5,000円を計上いたしました。

7ページをお開きください。

教職員課でございます。

国庫支出金、国庫補助金、教育費国庫補助金、右側でございますが、小学校の学力ステップアップ支援員の理科の観察実験活動に係る賃金等に対する教育総務費補助金といたしまして、理科教育施設整備費等補助金453万7,000円を計上いたしました。

続きまして、歳出につきまして主な内容を御説明申し上げます。

恐れ入りますが、参考資料の令和4年度教育委員会当初予算主要事業の3ページをお開きください。

14番の小学校通学路安全点検ウェアラブルカメラ導入事業費でございます。市立小学校にウェアラブルカメラを導入し、児童の視点から見た問題となる場所などを点検するため、253万円を計上いたしました。

次に、17番及び4ページの18番でございます。要保護及び準要保護児童及び生徒の就学援助事業費でございますが、教育の機会均等を図るため、経済的な理由により就学が困難な児童生徒の保護者に学用品費等の一部を支給する事業として、来年度小学校へ入学する未就学児童の保護者及び小学校6年生で中学校に進級する児童の保護者に入学準備金を支給するなど、小学校費として7,643万2,000円、中学校費として5,019万2,000円をそれぞれ計上いたしました。

次に、19番の英語教育推進事業費でございます。小中学校に英語を母語とする外国語指導助手を配置し、学校における英語教育の充実を図るため、4,952万2,000円を計上いたしました。

次に、20番の新規事業、グローバル教育交流事業費でございます。ニュージーランドと児童生徒・教員及び学校間との交流を活性化し、児童生徒の国際理解の促進を図るため、738万3,000円を計上いたしました。

5ページをお開きください。

次に、29番の新規事業でございます。カーボンニュートラル教育推進事業費でございますが、カーボンニュートラルに関する取組を実施するに当たりまして、基礎的な事項を学ぶ機会を設け、意識付けを図るため、108万円を計上いたしました。

次に、31番の中学校少人数学級実施事業費でございます。実態に応じて非常勤講師を派遣することで、少人数の学級を編制し、生徒一人一人に対してきめ細かな指導を行うため、927万円を計上いたしました。

次に、34番の先生のための研修事業費でございますが、教育課題研修や教科指導研修、教育研究発表会などを実施し、教職員の資質、指導力の向上を図るため、110万円を計上いたしました。

最後に、35番の青少年教育相談事業費でございますが、来所相談を始め、相談員の家庭訪問、学校への派遣・配置等による相談活動を行うことにより、児童生徒とその保護者が抱える複雑・多様化する課題の早期改善を図るため、6,499万7,000円を計上いたしました。

大変申し訳ございません、3ページの17番でございますが、私、先ほど7,647万2,000円と申し上げましたが、7,647万3,000円が正しい数字でございます。大変申し訳ございませんでした。

学校教育部の説明は以上でございます。

○佐後教育長 社会教育課長。

○中丸社会教育課長 続きまして、社会教育部当初予算につきまして、御説明申し上げます。

恐れ入りますが、議案書の10ページを御覧ください。

歳入につきまして、御説明申し上げます。

始めに社会教育課でございます。

左側下段、市債、市債、教育債、右側に移りまして公民館改修事業債につきましては、公民館の長寿命化のための外壁塗装や体育館等のLED照明への交換のための事業債として9,380万円を計上いたしました。

またその下、厚木北公民館整備事業債につきましては、厚木北公民館の新築設計のための事業債として3,040万円を計上いたしました。

次に、11ページを御覧ください。

スポーツ推進課でございます。

左側の中ほど、諸収入、雑入、雑入、右側に移りまして、スポーツ振興くじ助成金として770万4,000円を計上いたしました。

次に、左側の一番下、市債、市債、教育債、右側に移りまして体育施設整備事業債につきましては、及川グラウンド・ゴルフ場の整備、飯山グラウンドの防球ネット設置、東町スポーツセンターの空調設備交換のための事業債として1億160万円を計上いたしました。

次に、1枚おめくりいただき、12ページを御覧ください。

文化財保護課でございます。

左側の2段目、国庫支出金、国庫補助金、教育費国庫補助金につきましては、埋蔵文化財調査費補助金として300万円を計上いたしました。

左側の県支出金、県補助金、教育費県補助金につきましては、指定文化財保存修理事業に係る補助金の受入れとして100万円を計上いたしました。

続きまして、歳出について主要事業を御説明申し上げます。

恐れ入りますが参考資料の6ページ、社会教育部をお開きください。

始めに、社会教育課でございます。

38番の家庭教育情報提供事業費につきましては、家庭教育の必要性や重要性を啓発するとともに、必要な情報を提供するため、乳幼児の保護者や小中学生の保護者等を対象に、合計3回の講演会等を実施する経費として27万円を計上いたしました。

次に、39番の地域ぐるみ家庭教育支援事業費につきましては、家庭教育の向上を目指すため、地域ぐるみ家庭教育支援フォーラムを開催する経費として8万円を計上いたしました。

次に、40番の地域ぐるみ家庭教育支援事業交付金につきましては、地域自らが主体となってその地域の特性をいかしながら家庭教育の支援に取り組んでいくため、各地区の実行委員会に交付する交付金として90万円を計上いたしました。

次に、41番の厚木北公民館整備事業費につきましては、厚木北公民館の新築設計委託を進めるため、必要な経費として7,583万6,000円を計上いたしました。

次に、42番の公民館改修事業費(長寿命化)につきましては、公共施設の長寿命化を図るため、依知北公民館外壁屋根の改修工事を行うため、9,199万円を計上いたしました。

次に、スポーツ推進課でございます。

43番の市民スポーツ活動推進事業費につきましては、多くの市民の皆様にスポーツに触れ合う機会を提供するため、ニュースポーツを体験するスポーツなじみDAYを年3回開催するなどの経費として38万7,000円を計上いたしました。

次に、44番のスポーツ推進事業補助金につきましては、生涯スポーツの普及・推進を図るため、厚木市スポーツ協会が行うスポーツ推進事業に要する経費として交付する補助金1,386万7,000円を計上いたしました。

1枚おめくりいただき、45番のあつぎスポーツアカデミー推進事業補助金につきましては、トップアスリートを輩出するため、厚木市スポーツ協会が行うあつぎスポーツアカデミー事業に要する経費として交付する補助金478万円を計上いたしました。

次に、46番の市民体力向上推進事業費につきましては、幼児から高齢者までの幅広い世代に体力向上や健康増進を図るとともに、スポーツ人口の拡大を目指し、日本体育大学と連携する事業の経費として73万4,000円を計上いたしました。

次に、47番のねんりんピック開催事業費につきましては、本県で開催するねんりんピックかながわ2022の開催経費として1,550万円を計上いたしました。

次に、48番のグラウンド・ゴルフ場整備事業費につきましては、グラウンド・ゴルフ場の整備を行うため、6,000万円を計上いたしました。

次に、49番の飯山グラウンド整備事業費につきましては、飯山グラウンドの整備のため4,830万円を計上いたしました。

次に、文化財保護課でございます。

50番の郷土博物館活動推進事業費につきましては、郷土博物館に多くの方々が来館していただけるよう、講座や見学会などを開催するため、208万5,000円を計上いたしました。

次に、51番の郷土博物館特別展示事業費につきましては、「有孔鍔付土器と人体装飾文の世界」、「あなたの知らないバッタの素顔」等を開催するため、1,458万2,000円を計上いたしました。

次に、52番の郷土芸能事業費につきましては、市内に伝わる郷土芸能の継承と普及のため、普及公演や出前体験教室などを実施するための経費として370万9,000円を計上いたしました。

次に、53番の市史編さん事業費につきましては、市史編さん作業とともに、「厚木市史資料叢書」及び「厚木市史たより」を発行するための経費として1,486万4,000円を計上いたしました。

次に、中央図書館でございます。

54番の図書館整備事業費につきましては、中町第2-2地区に整備される複合施設内に新図書館を整備するための経費として544万円を計上いたしました。

最後に55番の電子図書館事業費につきましては、電子図書館の図書の充実を図るための経費として660万円を計上いたしました。

社会教育部の説明及び3部の説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。

○佐後教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますでしょうか。

杉山委員。

○杉山教育長職務代理者 3部に共通でお聞きします。

社会情勢が変化する中で、教育総務部、学校教育部、社会教育部それぞれ、いろいろな世の中の動きを見ながら予算編成をしているのだろうと思いますけれども、特に各部で今、我が部はこのような傾向があるというような、特徴的な流れみたいなものがあれば教えていただきたいと思います。

また、それがあって今回の施策ではこれが特に当たっているというようなことがあれば教えていただきたいと思います。

それから最後に、予算編成をするときはスクラップ・アンド・ビルドということがよく言われますけれども、そういった中で削減されたり、あるいは他の事業とドッキングするような形で、より幅広くするような流れもあるかと思うのですが、もしそういう事業があれば教えていただきたいと思います。

以上、3点お願いします。

○佐後教育長 教育総務部長。

○田中教育総務部長 教育総務部におきましては、令和6年から令和16年までの間、小中学校の校舎・体育館が13校、17館において目標の耐用年数を迎えることになります。

したがって、定期的な更新をしていかなければならないということで、教育総務部の目玉として、計画的に子供たちの安心安全な学校教育の充実を図るための基金を導入し、その基金に20億円の積立てを行う予定でございます。

また、もう一つの目玉といたしましては、先ほど課長からの説明もございましたが、全中学校の学校給食につきまして、新たな学校給食センターを設けまして、安心安全な学校給食を提供していきたいと思っております。

スクラップ・アンド・ビルドの部分につきましては、特にこの事業を減額してこちらに充てたという部分はございませんが、どの事業についてもよく内容を精査した上で計上させていただいているところでございます。

○佐後教育長 学校教育部長。

○佐藤学校教育部長 学校教育部につきましては、大きく三つお答えをさせていただきます。

一つは、やはりコロナへの対応が一番大きいところかと思います。先ほど課長から説明があったところですが、要保護、準要保護について、基準額を変えずにこのままやっていくことですとか、あるいは、教育研究所ですと、GIGA端末につきまして、コロナの影響でどうしても端末の持ち帰り等が必要になることから、GIGA端末を使いやすくするために必要な著作権の問題ですとか、そういったものをクリアするための対策を取っていること、それから、青少年教育相談センターにつきましては、教育ネットワークコーディネーターを1人増員して、特に生活福祉に関する相談に力を入れていこうということですので、ほかにもございますけれども、まずはコロナへの対応を考えているということでございます。

それから、2点目につきましては、交通安全に代表されますが、子供の安全安心になろうかと思います。新規事業でウェアラブルカメラの御提案をさせていただいておりますけれども、こういったものを含めて、あるいは安心・安全ですとISSの認証、これにつきましては、予算のところで、海外から来られる審査員の方について、オンラインでやっていただくことで経費を抑えたりする努力をしておりますけれども、そういった形で、事業は大きく変わってはいませんけれども、子供の安全安心というところで努力をしております。

それから、三つ目でございますが、主にSDGsに関わるところですけれども、環境に配慮するという点で、新しくカーボンニュートラルについての教育を始めようということでございます。あるいは、グローバル教育の交流事業も新規で立ち上げましたけれども、こういった国際教育についても、17個のアイコンの中で厚木市がこれまで取り組んできたものを増強していこうという形で新規事業を立ち上げて対応しております。雑ぱくではございますけれども、このような形かと思っております。

○佐後教育長 社会教育部長。

○長沼社会教育部長 社会教育部の予算全体の傾向といたしましては、学校施設と同じように施設の整備や改修にどうしても予算がかかってしまう状況でございます。公民館の整備ですとか維持補修、またスポーツ施設の整備についてもそうでございます。

また、図書館については、これから新しい図書館の新築設計が進んでいくということで、どうしてもそういった面で労力を取られがちですが、そのような中でもソフト的な事業といいますか、社会教育につきましては、家庭教育支援を引き続き重点的にやっていこうという部分と、また、事業名にはございませんが、地域学校協働活動についても、引き続き研究を進めていくことになっております。

また、スポーツにつきましても、東京オリンピック・パラリンピックから始まり、北京オリンピック、そして、今後のパラリンピックも盛り上がっていくと思います。そういった市民の機運の醸成などもございますので、スポーツのソフト支援につきましても、老若男女からトップアスリートの支援まで、そういうところもやっていきたいと思っているところでございます。

文化財につきましては、郷土博物館という立派なハード施設が既にできておりますので、その中で来年度は初めて国の指定重要文化財の有孔鍔付土器を展示することができる予定となっております。博物館の価値を高めながら、厚木の郷土についてもっと皆様に知ってもらいたい、そういったところを推進していけたらと思っております。

また図書館につきまして、これから新しい図書館の新築設計が進んでいくわけですけれども、国や市町村でも進めているデジタル化の推進ということもございますので、本年度構築いたしました電子図書館につきまして、更に拡充を図っていこうということで進めております。今年度から始まっております厚木市の教育振興基本計画につきましても、学校教育と社会教育が連携して厚木市全体の教育を推進していくことになっておりますので、そういう方面からも社会教育部が力を入れて各事業を推進していきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

○佐後教育長 スクラップ・アンド・ビルドの視点については、学校教育と社会教育で今のように連携をしながら事業を工夫してやっていくというところがお答えになるのでしょうか。

社会教育部長。

○長沼社会教育部長 1点、具体的にお話をいたしますと、小学校プールにつきまして、今まで夏場に開放をしておりました。この部分につきまして、費用対効果という面でかなり予算がかかっているということで、課題があったわけでございますが、来年度からは、小学校のプール開放はやめにいたしまして、市営プールを活用させていただいて、水泳教室を開催する。具体的な事業といたしましては、そういったところでスクラップ・アンド・ビルドと言いますか、計画をしてございます。

○佐後教育長 ほかにいかがでしょう。

山本委員。

○山本委員 幾つかありますが、そのうちの一つが今、社会教育部長がおっしゃったプールの関係です。

後ろの資料、当初予算主要事業の2番目ですけれども、小学校・中学校のプール施設の老朽化に対応して、質の高い水泳指導を提供するように改めるというか、考え直すというようなことだと思いますけれども、先ほどの御説明ですと、モデル校が二つあるという説明がございました。具体的にここのところで2校がどのような内容で実施していくのかということを具体的に話せる範囲で結構ですのでお教えいただきたいと思います。

関連して、先ほどの市営プールの方で水泳教室等をというお話もございましたが、そういったところの費用とか、あるいはどういう指導員を考えていらっしゃるのかというところも併せてお教えください。

次に、4ページになります。

20番目の事業ですが、グローバル教育交流事業費ということで、ここも大変大きな額が付いておりますけれども、ニュージーランドを含めた国外の都市と様々な交流をするというのは、これからの国際化に向けて非常に重要なのではないかと思っております。そういった意味では、ここには書かれておりませんけれども、ホームステイとか、厚木市から子供たちを派遣したりする交流などというのは、アイデアとしてあるのかどうかところも、もし何かお話できることがあればお教えいただければと思います。

プールの件と、20番目のグローバル教育についての2点です。よろしくお願いします。

○佐後教育長 教育総務課長。

○柴田教育総務課長 まず始めに、参考資料2ページの2番目、小中学校プール施設最適化推進事業になります。

こちらの事業につきましては来年度、大規模校と小規模校を1校ずつ選びまして、荻野運動公園の休館日を利用して、そこにバスで送迎をいたしまして、授業を行っていただくという計画になっております。

大規模校と小規模校につきましては、まだ確定しておりませんが、人数が多いところにつきましては、バスが何台必要なのかとか、逆に人数が少ないところにつきましては、2学年まとめてできるのかといった検証をしてまいりたいと思っております。

この2番につきましては、水泳授業の関係になりますので、あくまで授業を行うのは先生でございますが、授業の中で委託の実証実験といたしまして、インストラクターのような形で指導を補助する方を委託で付けさせていただいて、安心・安全の部分でも考慮していきたいと考えております。

○佐後教育長 スポーツ推進課長。

○佐藤スポーツ推進課長 市営プールの活用についてでございますが、これまで学校水泳プールの開放事業ということで、各小学校のプールを開放しておりましたが、利用者数が減少傾向にあり、経費も非常にかかるということで課題となっておりました。今年度については、コロナによって開放ができなかったのですが、小学校のプールを利用して水泳教室を開催しようという計画もございました。

来年度につきましては、学校のプールを活用するのではなくて、市営プールを活用した水泳教室を考えております。市営プールについては、監視業務を委託しておりますが、その中に水泳教室の指導も盛り込みまして、その中でやりくりができるような方向でございます。これまで計上しておりました小学校プールの開放事業費につきましては、899万9,000円を計上しておりましたが、それを全額削除いたしまして、市営プールの委託料で賄えるという計画でございます。

○佐後教育長 教育指導課長。

○長谷川教育指導課長 グローバル教育交流事業につきましては、主に3個考えております。

一つ目としまして、中学生の短期留学を考えております。夏休みを利用しまして2週間ほど、ニュージーランドでホームステイをしながら、現地の学生たち、生徒たちとの交流を図るということを考えております。

二つ目としましては、先生の留学という形で、これもやはり夏休みを利用いたしまして、10日間ほどニュージーランドのいろいろな学校に実際に行っていただいて、体験などをできないかと考えております。

最後に三つ目として、小中学校でのオンライン交流を検討しております。こちらにつきましては、ニュージーランドの小中学生と厚木市の小中学生がオンラインを通じての交流という形で考えております。留学は人数が限られてしまうところがございますけれども、オンライン交流ですと、かなり多くの子供たちが触れ合えると考えておりまして、厚木や日本のことを発信するということで、もちろん英語の言語の部分もありますし、またそれだけではなくて、日本や厚木の文化などを伝えるというところで、そういったことを知ること、学ぶことにもいい意味があると思っております。

また、それとは逆に、ニュージーランドからいろいろな情報を得る、また日本との違いなどを知るきっかけにもなるかと思いまして、これをきっかけとして広く子供たちが、日本だけではなく、枠を広げて世界的な視野が持てるきっかけとなればと思っております。

また、ニュージーランドに行ったお子さんたちも、帰ってきて、楽しかったということで終わらないような形で、自分たちの体験などを語る機会なども設けていけたらと思っております。例えば、中学校の文化連盟の発表会などもございますので、そこで英語の披露をしてみたりですとか、自分たちの体験をいろいろな場面で発信できないかと考えておりますので、いかにそれを広めていくか、例えば、オンライン交流で、その旗振り役といいますか、中心になって進めていったりとか、そういったことを継続的にやることによって、事業を深めていけるのではないかと考えております。

○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。

森委員。

○森委員 参考資料の4ページですけれども、21番の事業で特別支援員の配置のところは、雑ぱく言うと人件費になろうかと思いますけれども、先日いただいたデータボックスを拝見しましても、各学校の教職員の人数は学級数プラス支援級プラスアルファの人数だと思ったので、きっとこの人数の中には支援員の方は入っていないのだと感じました。

それと、ほかに支援級の学級数と児童数、生徒数の一覧もデータボックスにございましたけれども、本当に年々学級数が増えていて、支援や援助の必要なお子さんが増えているという実感なので、この21番の予算はしっかり確保していただいて、先生方がしっかりと一人一人に対応できる平均的な授業が行えることと、特別な事情を持ったお子さんも全体の活動ではしっかりとできる、これはすごく大切なことだろうと思います。日々そういうお子さんを目の当たりにしていると、この事業費というのは大きく見えますけれども、すごく大切ですし、皆さんに御理解いただきたいと思っていたところです。これは意見です。

それから、先ほど山本委員が御質問されましたけれども、グローバル教育のこと、二、三年前のコロナになる前も、交換留学、交換ではなかったかもしれませんが、行かれていたと思うのです。やはり、ただ行った子供たちだけが満足するのではなくて、それがほかの厚木市の児童や生徒に何かしらのフィードバックとか刺激になるような活動も是非入れていただきたいとあのときに感じましたので、そんな工夫も御検討いただけると、更に一人一人が関心を持てるのだろうと思います。特に今年のようにオリンピックなどがあると、なおさらそういう意識も高まるかと思いました。

○佐後教育長 ありがとうございました。

ほかにございますか。

宮崎委員。

○宮崎委員 各部長からそれぞれ来年度の特色や傾向等をお話いただきまして、大変参考になりました。予算を組み立てていく中で、去年からそうですけれども、コロナの影響を受けて思ったように収入が入ってこないという、そういう財政状況が厳しい中で、多分、所管課が昨年からこれを積み上げられて、子供たちの安心安全とか、いかに学校の教育環境を良くしていくかとか、市民の暮らしを良くしていくかということの観点から準備してこられたのだと思っています。

先ほどの補正のときの国の補助金とか県の補助金、交付金もそうですけれども、そういうタイミングを逸することなく、情報収集をしながら、予算の組立てには大変苦労をされたのでないかと思っておりまして、その御苦労に感謝を申し上げたいと思います。

その結果として、新規の施設のこととか、整備基金のことがありますけれども、昨年度と比べて45億の増という、予算を大きく積み上げていただいたということになろうかと思います。それぞれの委員さんが質問された以外のところで、参考資料を中心に少し確認をしたり、説明をいただきたいところがあるのですが、まず2ページです。主要事業の1番ですけれども、拡充ということで、これは通学区域の編成計画に基づいて進めていくと思いますけれども、この中身、580万ですが、これは回数をどれぐらい予定しているのかということと、それから編成委員会の委員さんの会議が中心であるとは思いますが、人数はどれぐらいなのかということ、特にこの580万というのは報償費が中心かと思いますので、その辺のメインの内訳を教えていただきたいと思います。

それから、3ページの14番ですけれども、通学路安全点検ウェアラブルカメラということで、これは先ほど新聞の記事も見せてもらったのですが、千葉県でトラックが突っ込んでしまった事故を受けてということですけれども、具体的にウェアラブルカメラを各校2台ずつ配置して、子供たちが地域によって交換をしながら付けていくのだと思うのですが、子供の目線からの危険箇所の点検ということで、これは莫大な情報が入ってくると思います。その情報をどのように分析していくのか、分析をするのもかなりの労力が要ると思うのですが、その辺については安全対策協議会でやるのか、それとも学務課でそういう事務的なことを進めて危険箇所を集約していくのか、その辺を教えていただきたいと思います。

それから、5ページの29番の新規事業ですけれども、部長からの説明もありましたが、これは脱炭素というか、温暖化ゼロというようなことを言われている中の温室効果ガスゼロですか、そういうのを含めた省エネの教育を子供たちに与えていくのか。前々から厚木市はエコスクールをやっていますよね。今、市長部局の方でもSDGsのことをやっていますが、その辺との関連がどのようになるのかということと、これは100万円で小中学校36校全てにこういう取組をしていくのか、それともモデル校を作ってそこを中心に掘り下げて勉強していくのか、その辺のところを教えていただきたいと思います。

それから、長くなりますが、31番の少人数学級ですけれども、これは市費の非常勤を使ってということになりますけれども、これについては、私は前々から思っていて、課長も当然働き掛けはされていると思いますけれども、市費の非常勤は県費に比べて時給単価が低いのです。この辺については、教員が不足している中で教員を確保していくという意味合いからいくと、県費にできるだけ近付けていくことをやられていると思いますけれども、その辺の進捗状況を教えていただきたいと思います。また、先日のニュースで、文科省が初めて先生方が足りないという調査をして、今年度当初、全国で2,000人足りないという報道がありました。これは県に働き掛けてできるかどうか分からないですが、臨時的任用職員がいますけれども、市費の臨任というのを作れないのかなと思うのです。定数1人を市費で確保できないかと前々から思っていたのですが、こういったことは県が許してくれないのか、検討の余地もないのか、その辺の状況を教えていただきたいと思います。

最後に、32番から34番の教育研究所の事業ですけれども、新規事業とかではなくて、コロナで昨年もこういう研修ができなかった部分もあるのですが、来年度に向けて研究所として目玉として進めていきたいこととか、これはリーダースクールの研修も情報教育の研修もそうなのでしょうけれども、新しい学習環境というか、コロナの影響を受けてそういう研究がどのようにされていくのか、その辺の目玉というか来年度に向けての特色、特徴を教えていただきたいと思います。

○佐後教育長 教育総務課長。

○柴田教育総務課長 まず1点目でございますが、資料2ページの1番、小中学校通学区域再編成委員会運営費588万3,000円を計上しておりますが、こちらにつきましては、報酬自体は約190万円程度でございます。残りは役務費でございまして、アンケート調査を行いたいと思っております。

こちらにつきましては、昨年8月に策定いたしました小中学校の適正規模・適正配置に関する基本方針、これに基づきまして、来年度はその方針の中で、方策が必要な学校あるいは地域に説明に伺いたいと考えております。その説明をした後に、今のところ3地域を予定しておりますが、その検討部会を小中学校通学区域再編成委員会の部会として設置をいたしまして、その方たちの報酬費ということになっております。

会議につきましては、今のところ下半期で3回程度できればいいのかなと考えております。メンバーとしましては、地域の自治会の方、あるいは学校運営協議会の方、そして保護者の方などを予定しておりますが、詳細につきましては、まだ確定しておりません。このアンケートにつきましては、その3地域、方策が必要な地域の方たちに実施したいと考えております。地域の方あるいは学校に通っている児童、生徒の保護者の方、あるいはこれから学校に入学する未就学児の保護者の方などにアンケートを実施させていただいて、どうしても通学区域の変更や統廃合は避けて通れない部分ではございますが、それに当たって必要な視点とか、学校統合における必要な配慮とか、そういった部分を是非、地域の方に聞かせていただきたいという思いがございまして、このアンケート調査をさせていただきたいと考えております。

このアンケート調査に係るいわゆる郵送料の部分が非常に大きいもので、これが350万ほどございますので、この部分が大半を占めているということになっております。

○佐後教育長 学務課長。

○窪田学務課長 14番の小学校通学路の安全点検ウェアラブルカメラでございますが、情報等は学務課で集約をさせていただきます。また、通学路の安全対策協議会が設置されておりますので、その中には厚木警察署、市の道路部、それから、県の土木部の道路維持課の方もメンバーに入ってございますことから、そういった中で、専門的な知識がある方々に見ていただきながら、一緒に考えていきたいと思っております。

○佐後教育長 教育指導課長。

○長谷川教育指導課長 カーボンニュートラル教育推進事業につきましては、先ほど委員がおっしゃったエコスクール、これは一部の学校の取組になっておりますけれども、全校でやっているものとしましては、各教科で環境に対する学習などに取り組んでおりますし、また係や委員会活動などでも環境に関すること、省エネに関することなどに取り組んでおります。

このカーボンニュートラル教育の推進事業につきましては、市内36校全校で取り組むことになっております。予定としましては、各学校に3万円ずつの予算を配当しまして、講師を呼んでカーボンニュートラルに関する基礎を学んだりですとか、あるいは講師を呼べない場合には、基礎を知った上での取組の教材であったりですとか、学びを深めるための書籍などに活用していきたいと考えております。

環境に関すること、カーボンニュートラルについて学ぶことによって、自分の身近なことが、例えば、世界規模の環境破壊や温暖化につながっていくということをしっかりと理解した上で、それでは自分に何ができるのかという、自分の身近なところが地球規模の問題を解決する第一歩になっているということを学ぶきっかけにしたいと考えております。

○佐後教育長 教職員課長。

○須田教職員課長 31番の中学校少人数学級実施事業につきまして、その雇用単価の御質問をいただきましたが、県費と市費の単価の差につきましては、令和2年度に法改正がありまして、いわゆる今までの非常勤講師から会計年度任用職員に変わり、そのときに県の単価が非常に上がりまして、500円ほど前年度比で上がりました。その際に市費と県費に500円差が出てしまったのですが、令和3年度予算、つまり今年の予算のときに、このままでは県費と市費で同じ仕事をしているけれども、あまりにも賃金の差があるということで、県費と同等の単価を計上させていただき、これを通していただきましたので、令和3年度、つまり今年度は県費と同等の単価で支払うことができております。

続きまして、市費で臨時的任用職員を雇用できないかという御質問をいただきましたが、できるかできないかと言われれば、恐らくできると思います。これは県費、市費の問題に関わってくると思いますが、ではもし常勤職員として雇った場合、どのくらいの予算がかかるかということになると、恐らく県費と同じ7時間45分のフルタイムで雇用した場合、よく新採用職員を1人採用すると1,000万円の予算がかかると言われておりまして、その予算を市費で賄えるかということでいくと、なかなか難しいところはあるのかなと思います。

あとは、服務上の問題として、連休の問題であるとか、給料の関係でいきますと、期末・勤勉手当の支給をどうしていくかというところについては、整備をすればできるとは思いますが、いわゆる予算のことでいくと、そこまでの準備を整えることは非常に難しいのではないかと感じております。

○佐後教育長 教育研究所長。

○小島教育研究所長 来年度の教育研究所の事業の目玉について御質問をいただきました。

3点お答えしたいと思うのですが、まず一つ目は、調査研究部会についてです。

この調査研究部会につきましては、来年度も三つの部会を予定しております。そのうち二つが新しく立ち上げる部会となっております。まず一つ目は、本年度から引き続き行うGIGAの端末を活用した授業づくりに関する研究会、これが2年目になります。

そして、新しく学習指導要領の中で出てきます資質・能力の育成を図るための指導と評価の一体化ということで、指導・評価をすることで、それを次の指導にいかしていくというところの細部をきちんと研究していくというのが一つの部会です。

それからもう一つ、三つ目としまして、自ら学び、指導力を高めるための調査研究ということで、これは1年の部会でございますけれども、部員がおのおの自身のテーマを設定していただき、各自研究を進めていただくという中身になっております。どの部会につきましても、先生方の指導力を向上させていきたい、それから子供たちの学びを深くしていきたいというところでの研究になっております。

そしてもう一つ、研修についてでございます。研修につきましては、子供たちが主体的に周りの人たちと関わりながら学びを深めていけるような教科指導の研修、そして情報活用能力を育成するため、GIGAスクール端末を有効に効果的に活用するような授業づくりの研修、また先生方の豊かな人間性や社会性、コミュニケーション能力を向上させる研修なども行っていきたいと思っております。

また、働き方改革などをテーマにした研修も盛り込んでいきたいと考えておりまして、今のところ32講座の研修を予定しております。どの講座におきましても、やはり先生方の指導力を上げていきたい、そして子供たちの学びにそれをいかしていけるような研修、いろいろな内容での研修を今、最終的な打合せの段階に入って検討しているところでございます。

それから、三つ目になりますが、GIGA端末の有効活用ということで、来年度も引き続き力を入れて、全部の授業の中で行っていきたいと考えております。GIGA端末につきましては、五つの柱の中で今年度も進めてまいりました。まず、調査研究部会の中での部会の設置、それから研修の中でのいろいろなGIGA関係の研修の開催、各校の情報教育の担当者が集まる情報教育推進連絡会の開催、それから端末の積極的な活用をしていくためのGIGA推進モデル校の設置、GIGAステップアップ支援員の配置など、この五つを柱にGIGAスクール端末の推進をしてまいりました。来年度も引き続き力を入れて、GIGAスクール端末の有効活用を進めてまいりたいと考えております。

○佐後教育長 学校教育部長。

○佐藤学校教育部長 すみません、長くなってしまいますが、1点だけ補足をさせてください。

先ほど、カーボンニュートラルの話がございましたが、これにつきましては、委員がおっしゃったとおり、エコスクールもありますけれども、様々な取組を各学校でやっております。例えば、エコキャップなどを粘り強くやっているところですとか、花を植えるとか、ビオトープですとか、外来種の除去ですとか、あるいはリサイクル、太陽光発電、いろいろ各学校が工夫をしてやっております。実はそこに一本横串を刺そうという思いがございます。それぞれの学校の特色や取組ということで、それでいいわけですけれども、その取組を、これだけ広まってきたわけですから、横串を刺して一つのテーマでこれをくくってみる。あるいは、その取組がまだ薄いというところは、そのテーマを基に取組をしてもらうような、そういうもくろみがございます。ですから、何かの取組をするというよりは、先ほど教育指導課長がお答えしたように、こういった事業をやっていくという、その理念を教えていくというか、そういった事業に例えば講師の方などを呼んで、全ての学校で同じように話をしていただいて、そこからまた広げていただくと、このような思いがあってスタートするということでございます。よろしくお願いします。

○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。

杉山委員。

○杉山教育長職務代理者 主要事業ではないですけれども、予算の項目の中で何点か質問させていただきたいと思います。

23ページのところです。

教育指導課の教育費のところですけれども、右の一番下の方に、12番でインターナショナルセーフスクール推進事業費が計上されています。これは、厚木市でも長く取り組んでいるわけですけれども、現在、日本全国で取り組んでいる市町村や学校数、その辺のことが、もし増減も含めて分かれば教えていただきたいと思います。

それから2点目は、25ページです。教職員課になります。教育費の3番ですけれども、厚木・愛甲教職員厚生会交付金があります。もうこの2年間のコロナの中で、先生たちの活動も大分難しいのかなと思うのですが、今現在、教職員厚生会としてはどんな活動をされているのかをお聞きしたいと思います。

それから27ページの青少年教育相談センターです。教育費の右側の2番目、青少年教育相談事業費が計上されています。私もずっと興味がある子供の貧困の問題に関わって、先ほども厚木市の教育ネットワークコーディネーター、SSWが増員という話もあったのですが、これが増員ということは、やはり配置されて効果があったのだろうと思います。ですので、今年度、このネットワークコーディネーターが関わって、良い方に向かった例というか、何かそういうものについて、教えていただける範囲で構いませんので、教えていただきたいと思います。

続いて28ページです。

社会教育課ですけれども、右側3番の地域子ども教室推進事業費です。(1)のところにその地域子ども教室運営事業交付金とありますけれども、当初は確か全部の小学校区で活動していたと思うのですが、先ほども少し触れたコロナの関係でいろいろな活動が制約されているのかと思っているのですが、実際今、どんな活動をされているのか、もし具体例が分かれば教えていただきたいと思います。

そして、最後に34ページです。

中央図書館ですが、右側の3番で、大学図書館・公民館図書室等ネットワーク事業費、これはいつ頃設置されたのでしょうか。また、具体的にどんな活動をされているのかをお聞きしたいと思います。

それから、その下に5番で子ども読書活動推進事業費がありますが、その(2)、子ども読書活動推進事業費、これは具体的にどんな活動をされているのか、以上、たくさんありましたけれども、教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。

○佐後教育長 教育指導課長。

○長谷川教育指導課長 認証校の関係ですけれども、少し古いデータで申し訳ございませんが、令和2年1月現在の状況でいきますと、25校が全国で認証されております。市単位でやっているものなどを一つと数えてしまうのですが、一応25校ございます。ただ、再認証をしない学校も5校ほど出ているという状況でございます。

なお、本市におきましては来年度、11月18日に3校、清水小学校、妻田小学校、睦合東中学校の認証を受ける予定で進めております。

○佐後教育長 教職員課長。

○須田教職員課長 厚生会の活動ですけれども、非常に苦しんでおりまして、じっと耐えている状態と思っております。特に一番大きな行事としては、冬にスポーツ大会と文化作品の展示をしているのですが、ここ2年間のコロナ禍において、密を避ける意味も含めて、これが開催できないという状況でございます。

あとは、福利厚生等で買物ができるような券を発行しているのですが、いわゆる予算が消化できない部のものを充当して年度途中で配当予算を切り替えて、券を発行するという状態で、今は改めて何か工夫ができる状態ではないということで耐えている状態でございます。

○佐後教育長 学校教育部長。

○佐藤学校教育部長 相談センターのネットワークコーディネーターの件ですけれども、件数で言いますと、昨年度2人のネットワークコーディネーターで、センターだけで58件の相談を受けていたのですが、今年は今の段階で既に72件ということで、ニーズが多くなってきたということもございますので、1人の増員を図って対応していこうということでございます。

その中でよかった例というのは、やはり生活福祉課との連携ですとか、あるいはハローワーク等との連携があるかと思います。生活福祉課の関係では、例えば、生活保護受給家庭の方で、かたくなに外と接触をしたがらないという御家庭でケースワーカーが苦戦していたところを、子供の話からその家庭に入っていく。あるいはその逆もあります。子供が不登校で御家庭の様子が見えないというときに、ケースワーカーさんが入っていただいて、例えば、要保護対策協議会の委員さんが行っていただいているような家庭の支援についての連携が、このネットワークコーディネーターを中心にできるので、やはり一番は家庭へのアクセスというか、パイプをつなぐきっかけとなっていただいているというのが一番良い例かと思います。

二つ目は、先ほど申し上げたコロナの関係のことで、お仕事がなくなってしまったというような相談があります。子供の相談で行ったけれども、保護者がそういう経済状態になっていて苦しいということが分かったときに、その相談員はすぐ所管の部署ですとか、あるいは詳しいことは分かりませんが、いろいろな保険の案内とか、そういったことをして家庭を支えていく、そちらの方へ問題をシフトしていくような、そういうことができるということは、やはり大きかったなと感じております。

○佐後教育長 社会教育課長。

○中丸社会教育課長 子ども教室につきまして、どのような活動をしているかということでございます。今年度の実績報告はまだ上がってきておりませんが、令和2年度の例ですと、生け花教室やお菓子づくり教室、また、子供の作品展等、実施できるタイミングでそれぞれ工夫を凝らして実施をしているところでございます。

○佐後教育長 中央図書館長。

○葉山中央図書館長 大学図書館・公民館図書室等ネットワーク事業費でございますが、こちらは3本の柱となっております。

公民館図書室とのオンラインネットワークにより、図書館の方で公民館図書室を運営し、中央図書館から本を流して、公民館図書室の本を入れ替えて、そこで貸出し、返却、また予約の受取等もできるというサービスでございまして、平成11年からスタートしているものでございます。

続いて、予約資料搬送サービスですが、これは平成18年から始まっているものでして、オンラインネットワークが結ばれていない公民館の事務室で予約の本を受け取れる、また、愛甲石田駅連絡所についても予約の本を受け取れるというサービスになっております。

コロナ禍においてこの2本がとても大きくて、中央図書館もかなり来館者数、貸出数が減ったという状況がございますが、公民館図書室とのオンラインネットワーク、また資料搬送サービスにより、市内で本をお届けするシステムができていたというところで、特に予約資料搬送サービスについては、このコロナ禍の中で利用が増えているという状況がございます。

また、大学図書館との相互利用につきましては、平成13年から始まったもので、市民の方が大学図書館を利用できる、また大学図書館で中央図書館の資料を受け取れるというものになっております。

続きまして、子ども読書活動推進事業でございますが、こちらについては子供の読書の推進のための資料配布ですとか、イベントが主な事業となっております。年度につきましては、すぐに出てこないのですが、かなり以前から、各学校に推薦図書リストというものを配らせていただいております。その中で図書館の利用の説明もさせていただき、また中学1年生には図書館と郷土博物館の利用案内等もさせていただいているという経過がございます。

また、市内の幼稚園、保育所等についても、秋の読書週間の際にやはり同じく厚木の子供たちに渡す100冊の絵本リストや読書案内等を配らせていただいております。

そのほかに、コロナ禍になって少しイベントが縮小している状況でございますが、現在でも子ども読書マラソンですとか、小学校への出前おはなし会など、全部ではないですけれども、開催できる時期については開催させていただいたほか、映画会ですとか、あるいは、お楽しみ福袋等、コロナ禍でもできることをさせていただいております。

残念ながら、ボランティア講座については時期が悪く、今年度は中止ということになりました。

○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。

森委員。

○森委員 参考資料2ページの3番の基金のことです。この新規事業の内容はもちろんよく分かっておりますけれども、質問としては、今、教育委員会が関わっている基金というのは、この二つだけでしょうか。もし分かったら教えていただきたいのと、単純な質問ですけれども、今回の予算が2億1万円になっていて、この1万円にすごく違和感を覚えたのですが、これは何か理由があるのでしょうか。

○佐後教育長 教育総務課長。

○柴田教育総務課長 まず、一つ目の御質問でございますが、厚木市全体では基金条例が20本ございます。そのうち教育委員会で所管しているものが、御指摘のありました厚木市久保奨学金基金条例と厚木市スポーツ振興基金条例、厚木市和田傳文学基金条例、そして厚木市SEL基金条例、この四つになろうか思います。

また、二つ目の御質問の1万円の部分でございますが、この1万円というのは、この20億円を預金として金融機関に預けたときに、令和4年度で発生するであろう利息の部分でございます。20億で1万円ということでございますが、今、普通預金の利息を0.001%として、財務当局でこれを設定しているのですが、それを掛けまして、1年分ではなく半年分の6か月分で計算した金額が1万円ということになっております。

○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。よろしいでしょうか。

それでは、ほかに質疑がないようですので、採決に移ります。

本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。

(「異議なし」との声あり)

○佐後教育長 異議なしと認め、議案第4号を可決いたします。

次に、日程3 議案第5号 令和4年度厚木市公共用地取得事業特別会計予算についてを議題といたします。

議案の説明をお願いします。

社会教育課長。

○中丸社会教育課長 議案第5号 令和4年度厚木市公共用地取得事業特別会計予算につきまして、御説明申し上げます。

本件につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から教育委員会に対し意見を求められましたので、この同意について提案するものでございます。

内容について御説明申し上げますので、恐れ入りますが議案書を1枚おめくりいただき、1ページを御覧ください。

歳入でございます。

社会教育課でございますが、左側の繰入金、他会計繰入金、一般会計繰入金につきましては、厚木北公民館の拡張用地、旧ガソリンスタンド部分につきまして、取得に係る市債償還分として一般会計から特別会計に繰り入れるため、右側の一般会計繰入金1,246万円を計上いたしました。

恐れ入りますが、2ページを御覧ください。

歳出でございます。

同じく社会教育課の左側、公債費、公債費、元金、利子でございますが、厚木北公民館の拡張用地取得に係る市債元金の償還金として、右側の市債元金1,224万5,000円、また市債利子として21万5,000円を計上いたしました。

説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。

○佐後教育長 ただ今の説明に対して何か質疑はございますでしょうか。

杉山委員。

○杉山教育長職務代理者 厚木北公民館の拡張用地ということは、もうなくなってしまいましたが、あそこのスナックというか、その部分の土地を購入するということなのでしょうか。

○佐後教育長 社会教育課長。

○中丸社会教育課長 こちらの拡張用地につきましては、ガソリンスタンド部分でございます。

○佐後教育長 ほかにございますか。

それでは、ほかに質疑がないようですので、採決に移ります。

本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。

(「異議なし」との声あり)

○佐後教育長 異議なしと認め、議案第5号を可決いたします。

それでは、ここで5分間休憩いたします。

なお、審議が終了した案件の説明員の方は退出いただいて結構です。

お疲れ様でした。

暫時休憩16時06分

再開時刻16時11分

○佐後教育長 再開いたします。

次に、日程4 議案第6号 厚木市学校施設整備基金条例(案)についてを議題といたします。

議案の説明をお願いします。

教育総務課長。

○柴田教育総務課長 議案第6号 厚木市学校施設整備基金条例(案)につきまして説明申し上げます。

本件につきましては、厚木市学校施設整備基金条例(案)について、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から意見を求められましたので、この同意について提案するものでございます。

それでは、条例案につきまして御説明いたしますので、1枚おめくりいただき、条例案を御覧ください。

まず、第1条につきましては、基金の設置目的を定めるもので、市立の学校施設の整備に必要な経費に充てるため、基金を設置するものでございます。

次に、第2条につきましては、基金の積立てについて定めるものでございます。

次に、第3条につきましては、基金の管理について定めるものでございます。

第4条につきましては、基金の運用益をこの基金に繰り入れることについて定めるものでございます。

第5条につきましては、繰替運用について定めるものでございます。

第6条につきましては、基金の処分について定めるもので、学校施設の整備に必要な経費に充てる場合に限り処分することができることとするものでございます。

次に、第7条につきましては、基金の管理についての委任事項について定めるものでございます。

最後に、条例の附則になりますが、この条例の施行日を令和4年4月1日とするものでございます。

説明につきましては以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。

○佐後教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますでしょうか。

よろしいですか。

それでは、特に質疑がないようですので、採決に移ります。

本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。

(「異議なし」との声あり)

○佐後教育長 異議なしと認め、議案第6号を可決いたします。

次に、日程5の議案第7号につきましては、私自身が関係する議案であることから、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第6項の規定により、私は除斥となりますので、職務代理者であります杉山委員に議事の進行をお願いしたいと思います。

杉山委員、お願いいたします。

(佐後教育長退席)

○杉山教育長職務代理者 それでは、しばらくの間、教育長の職務を代理いたします。

日程5 議案第7号 厚木市常勤特別職職員の給与及び旅費に関する条例及び厚木市病院事業管理者の給与及び旅費に関する一部を改正する条例(案)についてを議題といたします。

議案の説明をお願いします。

教育総務課長。

○柴田教育総務課長 議案第7号 厚木市常勤特別職職員の給与及び旅費に関する条例及び厚木市病院事業管理者の給与及び旅費に関する一部を改正する条例(案)につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。

本件につきましては、厚木市常勤特別職職員の給与及び旅費に関する条例及び厚木市病院事業管理者の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例(案)につきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から教育委員会に対し意見を求められましたので、この同意について提案するものでございます。

それでは、内容を御説明いたしますので、2枚おめくりいただき、参考資料の新旧対照表をご覧ください。

こちらは厚木市常勤特別職職員の給与及び旅費に関する条例の附則になりますが、右側が改正前の旧の附則、左側が改正後の新の附則となります。改正箇所を赤枠で囲ってございます。

第12項になりますが、改正前の「令和3年4月1日から令和4年3月31日まで」を改正後の「令和4年4月1日から令和5年2月22日まで」とし、期間の延長を行うものでございます。

教育長を含めた常勤特別職職員の給料月額の減額につきましては、これまでも実施しておりますが、引き続き継続して減額し、その期間を1年間延長する内容となっております。

恐れ入りますが、1枚お戻りいただき、条例案の附則を御覧ください。

この改正につきましては、令和4年4月1日から施行するものでございます。

説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。

○杉山教育長職務代理者 ただ今の説明に対して、何か質疑はございますでしょうか。

それでは、私から1点お願いします。

以前聞けばよかったのかもしれませんが、この第1条のところの日付ですけれども、令和5年2月22日までとなっていますが、2月22日というのはどういう意味なのでしょうか。

教育総務課長。

○柴田教育総務課長 この令和5年2月22日というのは、現市長の任期でございます。常勤特別職職員であります教育長及び副市長の任期とは異なりますけれども、この給料月額の減額につきましては、市長の強い思いで平成21年から実施しているものでございまして、議会の同意を得て市長から任命された教育長や副市長につきましても、その考えに賛同しているということから、市長の任期までとさせていただいております。

○杉山教育長職務代理者 ありがとうございました。

ほかにございますでしょうか。よろしいですか。

それでは、ほかに質疑がないようですので、採決に移ります。

本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。

(「異議なし」との声あり)

○杉山教育長職務代理者 異議なしと認め、議案第7号を可決いたします。

それでは、教育長の除斥を解き、議事進行を教育長と交代いたします。

事務局は教育長に審議が終了したことを伝えてください。

(佐後教育長復席)

○佐後教育長 杉山委員、ありがとうございました。

続きまして、日程6 議案第8号 厚木市指定有形文化財の指定についてを議題といたします。

議案の説明をお願いします。

文化財保護課長。

○伊從文化財保護課長 議案第8号 厚木市指定有形文化財の指定につきまして、提案理由を御説明申し上げます。

本件につきましては、令和2年12月25日付けで、厚木市文化財保護審議会に対し、徳川家康朱印状、絹本著色徳川家康像の2点を新たな有形文化財として指定することについて諮問いたしましたところ、この度、同審議会から指定に適しているとの答申をいただきましたので、厚木市指定有形文化財として指定することについて提案するものでございます。

恐れ入りますが、議案書を1枚おめくりいただき、1ページの別紙を御覧ください。

まず、1番の徳川家康朱印状でございますが、(5)の物件の内容を御覧ください。

本資料は、船子八幡神社に伝わる徳川家康の朱印状でございまして、天正19年(1591年)に発給されたものでございます。市内に残る唯一の徳川家康朱印状の原本として極めて重要な文化財であり、後年に作成された来歴を証する添書が付随しており、添書を含めて指定に適しているとの評価を得ております。

次に、2番の絹本著色徳川家康像でございますが、同じく(5)の物件の内容を御覧ください。

本資料は、溝呂木家の宅内に勧請された東照宮の神宝として代々伝わる徳川家康の肖像画でございまして、徳川家康像の優れた作例であるとともに、地域との関わりが深い資料として、極めて重要な文化財であり、指定に適しているとの評価を得ております。

なお、次の2ページからは参考資料1として物件の写真を、4ページからは参考資料2として厚木市文化財保護審議会の答申書を、最後の11ページには参考資料3として厚木市文化財保護条例の抜粋を添付しております。

説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。

○佐後教育長 ただ今の説明に対して何か質疑はございますでしょうか。

山本委員。

○山本委員 非常に価値のあるすばらしいものではないかと思います。分かればで結構ですのでお教えいただきたいのですが、私はこの2件目の家康像が気になりまして、個人で溝呂木様宅にあったということで、東照宮の絵ということですが、東照宮は幾つかあったかと思うのです。日光、前橋、静岡と。どちらの東照宮のものかというのが分かればお教えいただきたいのですが。

○佐後教育長 文化財保護課長。

○伊從文化財保護課長 こちらの東照宮につきましては、厚木にあります溝呂木様の宅内、敷地の中に東照宮を祭られておりまして、その神宝ということで代々伝わってこられたということでございます。

○佐後教育長 山本委員。

○山本委員 そうすると、非常に貴重なものですよね。溝呂木様宅も貴重な文化財なのではないかという気もするのですが、そのあたりはどうなのでしょうか。

○佐後教育長 文化財保護課長。

○伊從文化財保護課長 なぜ家康像があるのかというところからだと思うのですが、おそらく近世以前、江戸時代以前から代々伝わるお宅のようでございまして、江戸時代には相模川の渡船権を持っておられた由緒正しいお宅であるということでございます。

溝呂木家自体も確かに貴重でございまして、そこを史跡として指定することも可能なのではないかと思いますけれども、その辺につきましては、審議会の先生方と御相談をする必要もあるかと思いますし、史跡となりますと、また別の要件も必要になってくるかと思います。

○山本委員 ありがとうございます。

○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。

宮崎委員。

○宮崎委員 以前にも少しお話したことがあると思いますが、これは貴重で重要な文化財ですけれども、小中学校の子供たちにとっても身近な資料だと思うのです。これを決定した後、小中学校にどのように伝えていただけるのか、あるいは先生方にとっても、研修の材料としてすごく貴重なものですので、社会の先生や小学校の高学年の先生、多分大きく興味を持たれると思うのですが、その辺の周知と、郷土博物館での展示というのは予定されているのかどうかをお聞かせください。

○佐後教育長 文化財保護課長。

○伊從文化財保護課長 御指摘のとおり、広く皆様に見ていただければと思うのですが、小中学校に対しての周知は、毎月1回博物館が発行している郷土資料館だよりを学校にお届けしておりますので、その中で周知をしていきたいと考えております。また、郷土博物館での展示でございますが、徳川家康像につきましては、「新編相模国風土記稿が描くあつぎ」という特別企画展示がございまして、その中の企画展示室で徳川家康像を現在展示中でございます。期間限定ですが、本物を明日まで展示しております。

朱印状につきましては、2月1日からその特別展示が終わる3月5日まで、別の場所ですが展示をしております。文化財保護審議会の先生方からも、あつぎ郷土博物館をこういう文化財の周知にうまく使うようにという御提言をいただいておりますので、そういったことで今後も展示をしていきたいと思っております。家康像については別の企画としまして、3月26日から6月26日まで、厚木地区を取り上げた展示を行いますが、そこでまた出展させていただきたいと思っております。

小中学校への周知及び先生方への周知につきましても、できるだけしていきたいと思っております。博物館の学芸員も出張で出前授業などにまいりますので、そういうところでもできるだけ周知してまいりたいと考えております。

○宮崎委員 ありがとうございます。

○佐後教育長 ほかにございますか。よろしいですか。

それでは、ほかに質疑がないようですので、採決に移ります。

本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。

(「異議なし」との声あり)

○佐後教育長 異議なしと認め、議案第8号を可決いたします。

次に、日程7 議案第9号 厚木市指定天然記念物の指定についてを議題といたします。

議案の説明をお願いします。

文化財保護課長。

○伊從文化財保護課長 議案第9号 厚木市指定天然記念物の指定につきまして、提案理由を御説明申し上げます。

本件につきましては、令和2年12月25日付けで厚木市文化財保護審議会に対し、棚沢皇大神社のムクロジを新たな天然記念物として指定することについて諮問いたしましたところ、この度、同審議会から指定に適しているとの答申をいただきましたので、厚木市指定天然記念物として指定することについて提案するものでございます。

恐れ入りますが、議案書を1枚おめくりいただき、1ページの別紙を御覧ください。

1の(5)の物件の内容でございますが、ムクロジは市内においては数例が確認されているのみで、その中でも本例は大きさ、樹形、保存状況等において際立っており、貴重な樹木でございます。

また、本樹木は、本市の豊かな自然を理解する上で欠くことのできない資料であるとともに、人々の生活や信仰と深く関わりを持っていた樹木として極めて重要な文化財であり、指定に適しているとの評価を得ております。

なお、次の2ページには、参考資料1として物件の写真を、3ページからは参考資料2として厚木市文化財保護審議会の答申書を、最後の6ページには参考資料3として厚木市文化財保護条例抜粋を添付しております。

説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。

○佐後教育長 ただ今の説明に対して、何か質疑はございますでしょうか。

それでは、特に質疑がないようですので、採決に移ります。

本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。

(「異議なし」との声あり)

○佐後教育長 異議なしと認め、議案第9号を可決いたします。

報告事項に入ります。

報告事項2 令和3年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について、報告をお願いします。

教育総務課長。

○柴田教育総務課長 報告事項2 令和3年度厚木市教育委員会表彰被表彰者につきまして、御報告申し上げます。

資料2を御覧ください。

本件につきましては、厚木市教育委員会表彰要綱に基づき、厚木市教育委員会表彰等選考委員会において選考いたしました皆様を表彰するものでございます。

1の令和3年度厚木市教育委員会表彰(随時表彰)被表彰者数でございますが、個人31人、団体9団体、2の令和3年度厚木市教育委員会感謝状贈呈被贈呈者数でございますが、団体5団体、3の令和3年度厚木市教育長感謝状贈呈被贈呈者数でございますが、団体1団体でございます。

1枚おめくりいただき、1ページを御覧ください。

個人の部でございますが、1番の2021川崎トランポリンジャパンオープン兼全日本社会人選手権大会兼JOCジュニアオリンピックカップにおきまして、第3位となりました布施璃人様を始めといたしまして、2ページをお開きいただきたいと思いますが、31番の串田朱音様まで、各種スポーツやコンクールの分野において優秀な成績を収められた31人の方々を表彰するものでございます。

続きまして、3ページを御覧ください。

次に、団体の部でございますが、第73回全日本総合女子ソフトボール選手権大会神奈川県予選におきまして優勝、令和3年度第11回神奈川県秋季女子オープンソフトボール大会におきまして優勝いたしました厚木SC様を始めといたしまして、9番の厚木市立厚木中学校吹奏楽部様まで、各種大会で優秀な成績を収められました9団体を表彰するものでございます。

続きまして、4ページを御覧ください。

教育委員会感謝状でございます。

1番の長年にわたり三田小学校児童の登下校時の交通安全指導、見守り活動及び校地内及び通学路の除草を行い、教育活動及び教育環境の整備に貢献されました山口末夫様を始めとした5人の方々などに感謝状を贈呈するものでございます。

続きまして、下段の教育長感謝状でございます。

1番のサッカーゴール一式を下川入サッカー場へ寄附いただきました一般社団法人神奈川県サッカー協会様に、教育文化の振興に貢献があったといたしまして、教育長感謝状を贈呈するものでございます。

なお、表彰式につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催せず、表彰状等につきましては郵送で受賞者の方にお送りする予定でございます。

以上でございます。よろしくお願い申し上げます。

○佐後教育長 ただ今の報告に対しまして何かございますか。

よろしいですか。

特になければ、報告事項2を終わります。

次に、報告事項3 給食用食材の放射性物質の測定結果について、報告をお願いします。

学校給食課長。

○山口学校給食課長 報告事項3 給食用食材の放射性物質の測定結果につきまして、御報告申し上げます。

恐れ入りますが、資料3を御覧ください。

始めに、1月12日から1月27日までの放射性物質の測定結果でございますが、結果としましては、御覧いただいている1ページ全て不検出となっております。

恐れ入りますが、裏面を御覧ください。

学校給食で使用する食材の測定につきましては、保護者の方からの要望を取り入れております。毎週火曜日と木曜日に翌日の給食で使用する食材について、1日当たり3品目を限度として測定しております。1月におきましては、保護者の方からの要望はございませんでしたので、教育委員会が選定した食材15品目を測定いたしました。今後につきましても、保護者の方から要望があった食材を基本として測定してまいります。

報告につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。

○佐後教育長 ただ今の報告に対して何かございますか。

特になければ、報告事項3を終わります。

次に、報告事項4 令和3年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果について、報告をお願いします。

教育指導課長。

○長谷川教育指導課長 令和3年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果につきまして、御報告申し上げます。

恐れ入りますが、資料4を御覧ください。

本資料は、12月28日付けでスポーツ庁から送付された本市の結果を全国・県の結果と併せて示したものでございます。

本調査は、握力ほか7から8種目の体力・運動能力の測定と、運動習慣等に関する質問となっております。対象は、全国の小学校5年生の男女及び中学校2年生の男女で、本市では4月から7月に小学生約1,900人、中学生約1,700人を対象に調査をしております。

最初に、資料1の結果を御覧ください。

調査結果につきまして、おおむね全国と同等の結果でございましたが、小学校5年生男子の握力、上体起こし、長座体前屈、小学校5年女子の握力、長座体前屈、中学校2年男子の持久走、中学校2年女子の持久走、50メートル走につきましては、全国平均を上回っております。

令和元年度に全国平均を上回った種目は、小学校5年男子が1種目、女子が3種目、中学校2年男子が5種目、女子が2種目と、合計11種目でございましたが、令和3年度は先ほども述べましたとおり、合計8種目と減少しております。

全国平均を下回り、やや差が大きかった種目につきましては、小学校男女における20メートルシャトルラン、小中学校男女における立ち幅跳びとなっております。

1枚おめくりいただき、右側3ページの「2.厚木市調査結果 令和元年度・令和3年度の比較」を御覧ください。

本市の令和3年度の結果を令和元年度の結果と比較いたしますと、小中学校の男女とも体力合計点は減少いたしました。小学校5年男子は8種目中2種目、小学校5年女子は8種目中3種目、中学校2年女子は9種目中2種目において記録の向上が見られました。

これらのデータの活用につきましては、本年度4月に令和元年度調査の学校別データを基に課題を確認し、中学校区ごとにまとめた資料を作成・配布し、学校単位だけではなく、中学校区での取組を促しました。また、体力テストの際に目標を立てやすいよう、全国・県・厚木市の平均、厚木市の最高記録、体力テスト項目別得点表を示した掲示物を作成し、各学校へ配布いたしました。

その他種目のポイントを示した掲示物も配布し、活用を呼び掛けてまいりました。さらに、県の体力向上サポーターの活用や体力向上キャラバン隊の派遣時には、指導主事が出向き、各学校の担当者に向けて厚木市の本調査結果の分析を伝え、課題を明確にし、今後の学校における取組について助言をしてまいりました。

恐れ入りますが、1枚お戻りいただき、左側の2ページを御覧ください。

運動習慣等の調査につきましては、「運動が好き」のほか、5項目を抜粋いたしました。これらと体力合計点との相関関係を見ますと、「運動が好き」、「体育(保健体育)の授業は楽しい」、「体力向上の目標を立てている」、「1週間の総運動時間が長い」、「朝食を毎日食べている」、「最後までやり遂げてうれしかったことがある」と回答した児童生徒ほど体力合計点が高くなっております。

本市の状況を見ますと、全国や県と比較して、「体力向上の目標を立てている」、「朝食を毎日食べている」、「最後までやり遂げてうれしかったことがある」と感じている児童生徒が特に少なかったことが挙げられます。

朝食の課題を解決する手立てとして、毎年実施される食育推進部会において、栄養教諭ネットワーク会議を利用して食に対する働き掛けを実施しております。また、食育通信において、生徒だけではなく保護者への発信も実施しており、昨年度は朝食の大切さを取り上げてまいりました。本年度も、学校単位の取組等につなげられるよう、働き掛けをしてまいりたいと思っております。

さらに、最後までやり遂げてうれしかったと感じられるような成功体験を味わう機会を、運動の場面だけでなく学校生活全般において意識し、実施することが大切であると捉えております。

2ページ下の表を御覧ください。

学校に対する意識調査において、「学校全体の体力・運動能力向上の目標設定」ほか2項目を抜粋しました。これら3項目は体力合計点が高い学校では取組の実施率が高いものとなっておりますが、本市の状況は小中学校ともほとんどの項目において全国平均を下回っております。

自校の児童生徒の体力状況を正確に把握し、分析することによって、課題が明確となり、個人や学校として具体的な目標を設定して取り組むことができ、また、その有用性を実感することができるということを訴えてまいりたいと考えております。

1枚おめくりいただき、4ページ中段、「3.新型コロナウイルス感染症の影響」の表の上が学校質問紙となっておりますけれども、小中学校ともに体力低下が増えたと感じている率が全国に比べて高いことに対し、下の表が児童・生徒質問紙になりますけれども、こちらではコロナ前と比べて運動やスポーツをする時間が増えたと答えた率が全国よりも高くなっております。

運動する時間が増えたけれども、体力低下が見られていると感じていることから、運動する時間は確保されていても、その強度が下がっているということも考えられます。

屋外での活動が制限される中で、自宅等での室内でできる運動などを実施しているため、体力の向上までにはつながっていないのではないかと県などでは捉えております。

4ページ一番下の「体力合計点(全国)の経年変化」の表を見ますと、全国的に児童生徒の体力レベルは低下傾向が進んでいることが明らかとなっております。

本市における今後につきましては、学校・家庭・地域の3本柱の取組を考えてまいりたいと考えております。まず学校におきましては、1人1台のGIGAスクール端末を活用していきたいと考えております。自分の体力テストの記録を入力すると、検査の得点であったり、またそれがグラフ化されるようなものを作成いたしまして、視覚で自分の体力のバランスが把握できるようなものを作成したいと考えております。自分自身の体力の状況を把握した上で、どのような運動を取り入れていけばよいかという運動例などを示したものを参考にしながら、各種目においてどのような補強運動等を取り入れていけばよいかということを自分自身が知って、探していけるような形で進めていければと考えております。

次に、家庭においては、先ほども申しましたけれども、朝食を食べる割合が高いほど体力の向上に有効であることから、家庭への協力を求めるために、PTAの活動や学校保健委員会等を活用しながら、情報を発信してまいりたいと考えております。

最後に、地域につきましては、学校運営協議会等で資料等を提示して、学校の現状を地域に発信し、情報を共有して情報交換をすることで、学校だけでなく地域と協働した取組を実践していければと考えております。

以上、今お伝えしたことが5ページ以下のところに箇条書き等で記載しておりますので、御覧いただければと思います。

以上で報告を終わります。よろしくお願いいたします。

○佐後教育長 ただ今の報告に対して何かございますか。

山本委員。

○山本委員 今の課長の説明で分からなかったことが1件解決しましたので、まずは感想からお話したいと思います。

1ページですが、持久走が中学生の男女で伸びているということですけれども、同じように持久性を見ているのが20メートルのシャトルランだと思うのです。こちらの方は、全国的に見て低いということで、この矛盾は何なのかというのを感じました。もしかしたら、その測り方など、何かがおかしいのかなと、少しそういう疑問を持ってしまいました。いずれにしても、本当に持久性が全国レベルよりも高いのであれば、シャトルランなどももう少し上がっていいのかなと感じました。シャトルランの測り方やコツなどをもう少し教えてあげると、このあたりの得点が上がるのではないかという気がいたします。

それから、小学生、中学生の対象を対象としたテスト、調査ということですが、そうした場合に、例えば小学生、中学生で運動をよくやっている子というのは、基本的にスポーツが好きだとか、運動が好きでやっている子が多いと思うのです。そうすると、体力、体力と言って運動する子というのは、基本的に小学生、中学生ではいないのではないかと思うのです。

そうやって考えると、2ページの体力向上の目標を立てているのかどうかというこの質問項目に対して、私は何だか違和感を覚えたのです。それよりも、もう少し体力について、あると感じているのか、ないと感じているのか、こういった設問があった方が、より体力テストの項目と比較が進むのではないかと感じました。恐らく運動習慣等の調査については、文科省の質問紙かと思いますが、子供たちが運動する目的そのものをどこか見失っているのではないかという気がいたしました。これは感想です。

次に、今度は提案というか、御意見を逆に伺いたいのですが、長寿社会、高齢化社会がこれからどんどん進んでいくことを考えますと、学力と同様に体力についても若いときからある程度押さえておいてあげる、アプローチしておいてあげるということが、私は大事なテーマになるのではないかという気がいたします。その中で、一律に行われている文科省の体力テストでの評価が上がった、下がったということに一喜一憂するのではなくて、もう少し厚木の子供そのものを見ることはできないのかなと思います。そうやって考えますと、例えば暦年齢で体力テストを評価しているものを、身長別とか体重別とかBMIとか、そういった体格で評価するようなことをすると面白いのかなというのが一つ。

それから二つ目に、厚木市らしい体力測定ができないものかなと思うのです。野球をする子がだんだん少なくなって、投能力が低下している。これはもう全国的に言われていることだと思いますけれども、逆にサッカーが増えているのであれば、ボールを蹴る能力はどうなのかとか、いろいろな測定の仕方があるように思います。何か厚木市らしいそういうテストを作る中で、厚木市の子供の体力というのを、まずは厚木市にアピールできるとすごくいいのかなと思うのです。そういうワーキンググループとか研究班とか、そういうのが厚木の教育の中でできると面白いのではないかという気がします。是非そういうアイデアに対して逆に御意見を聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

○佐後教育長 教育指導課長。

○長谷川教育指導課長 ありがとうございます。

今、全身持久力につきまして、持久走の方は数値が上がっているけれども、シャトルランについてはさほど数値が上がっていないというか、どちらかというと全国との差が開いているという御指摘がございました。

一つには、1,500メートルや1,000メートルについては、部活動等で走り慣れているというのが、もしかするとあるのかもしれないと感じております。実施した学校が13校中3校というところで、またその学校の特性等もあるかもしれないですけれども、やはりこのシャトルランにつきましては、なかなか日常的にやるものではありませんので、そういった意味で、委員がおっしゃるようにコツですとか、そういったものがつかめていないというところはあるかと思います。

先ほども申しましたけれども、コツなどをお知らせする掲示物なども作成していて、走ってストップしてまた走ると足への負担が大きくなるので、円を描くように周るようにするとスムーズに進むなどということが分かる掲示物を作成して示しているところでございます。5年生で実施しますので、学校によっては、それを5年生のフロアに貼ってあったりとか、あとはシャトルランですと体育館内でできることもありますので、その間に体育館内に貼り出ししてくださっている学校もあるということですので、そういったものをより一層広めていきたいと思っております。

二つ目でございますが、体力の 御意見ということでございますけれども、質問項目についてはスポーツ庁から出ているものをそのままを活用させていただいているので、独自の質問などはないところでございますが、その次のところにも関わってくるところですけれども、厚木らしさというところで、どこでもやっているかもしれないですが、先ほどお伝えしたような形で、自分の体力の状況に自分で気付く。今までのところは先生が目標を示しているところでありましたけれども、自分の数値を打ち込んで、個人のデータを見ていくと、レーダーチャート化されるもの、自動計算でできるものを作成しておりますので、その自分の体力のバランスを見て、例えば、長座体前屈が落ちていると柔軟性が欠ける、そうすると、どんな運動をすればいいのかという具体例が示されたものを今作成している最中でございますが、そういったものを見て自分自身で気付いていくことができたらと思っております。

厚木らしいスポーツ体力テストというところまではなかなかいかないまでも、そういったところで、1人1台の端末を有効活用しながら、体育の中でもそういったものを使っていけるようにしたいと思いつつ、今、研究しているという部分ではございますけれども、教育研究所等とも相談をしながら、研究部会の中でも体力向上については毎年上がってきているところですので、そういったものも相談しながら取り入れて、教育委員会発信だけということではなくて、先生方からうまく拾い上げていけたらと思っているとことでございます。

○佐後教育長 ほかにございますか。

宮崎委員。

○宮崎委員 山本委員からも御指摘があったと思います、それぞれの数字は出っ込み引っ込みがあって若干昨年度よりも落ちているということですけれども、私が気になったのは、2ページの運動習慣のところなのです。運動が好きとか、授業が楽しいとか、最後までやり遂げてうれしかったとか、この辺が少し気になるのです。総運動時間はかなりあるのに、その辺の気持ちの部分でいくと、やはり全国から見て、あるいは県から見て劣っているということは、やはり授業の作り方というか、先生方の動機付けや意欲付け、興味関心の持たせ方に課題があるのかなと思いました。体力づくりは強制的にやらなくても、遊びならば発達段階に応じてできると思うのです。ですので、その辺の遊びからの体力づくりとか、授業づくりについてもう少し工夫する必要があるのかなと思いました。

今、課長から研究所の部会という話もありましたので、是非そういうところで対策を打ちながら、厚木市の子供たちの体力を、あるいは運動が好きになるような子を一人でも増やすとか、授業が楽しいという、体育の授業が楽しくないというのは本当に残念な思いがしますので、その辺を是非進めていただきたいと思います。

2点目は、前にもスポーツ推進計画のときに話をしたのですが、子供たちの体力を考えるときに、先ほどの令和4年度の予算の中に体力づくりや運動習慣という項目で柱立ての事業がないのです。これは、市町村によってはそういうものを明確に事業化しているところもあるのです。例えば、元気アップですとか、そんな中で盛り込まれている、あるいは部会などと連携しながら、5ページ、6ページにあるような対策はやられると思いますけれども、先ほど、カーボンニュートラルは市立全36校でやられるという話でしたよね。ですので、そういう仕組みも予算化して、やはり全校で講師を呼ぶなり先生方の研修をするなり、子供たちの体力づくりの場面を専門的なところから進めていくことも必要なのかなと思いました。感想も含めてです。

○佐後教育長 ありがとうございます。よろしいですか。

教育総務課長。

○長谷川教育指導課長 今、宮崎委員から御指摘がございましたが、授業の動機付けの部分であったり、どうしてもルーティン化されて同じことを繰り返しやっていくタイプの授業というか、例えば、補強運動のところで、最初は腕立て伏せをしましょうというような感じで、同じことしかやっていないというようなところも正直目にするところでございますので、やはり工夫と言いますか、先ほど申しました自分で選んでいく、見つけていく、それに取り組んでいくという主体性を持ったものを取り入れていくことで、やらされているというのではなく、自分から取り組んでいくという部分で、成果が上がると子供たちもすごく自信になると思いますので、そのような取組をしていければと思っております。

元気アップの推進事業の中の重点目標の追求型連携のところでは、少し結果が厳しかった学校に対しては、体力向上のところで予算を付けているところもございますが、今委員がおっしゃったように全校ではありませんので、そういったものも含めて検討させていただければと思います。

○佐後教育長 杉山委員。

○杉山教育長職務代理者 昔の話になってしまいますが、私が初任で行った学校は、文部科学省の指定で体力づくりを全校でやって、15分休み、業間休みのときにみんなで持久走をやるという、そういったことをやったり、あるいはその時代ですけれども、これは市の指定だったのか、やはり青空運動みたいな形で、外で運動するというのを研究していた学校などもあったような気がします。

さらに、連合運動会もあって、6年生の子が全員参加で何かやるということで、ある面で強制的にレベルアップを図る機会が昔はあったのかなと思うのです。そういうことは、多分、今は適さないのかなと思いつつ、さらに、コロナの中で外に出るなという形が多くなりましたから、外に出る楽しみとか遊ぶ楽しみも何か失われ、体育なども非常に制限をした中でやっているという、これは全国的なものでしょうから、厚木市だけがそうだとは言えないと思いますけれども、何かやはりいろいろなところで、マイナスの方向に行ってしまっているのかなと思います。

それについては、やはり、いろいろな手立てで子供の興味関心を引き上げてほしいと思うのですが、先ほどお話した指定校みたいな形で、例えば、市独自でどこかを指定して体力向上に努めるとか、あるいは、学校独自で何かそういうもの、多分、冬休みになると縄跳びの検定ですとか、あるいは持久走などについても、各学校で取り上げているところがあると思いますが、そういう事例を広め合うとか、そういったことは検討されていますか。

○佐後教育長 教育指導課長。

○長谷川教育指導課長 毎年小中学校で1校ずつ体力向上の取組を行っている学校がございまして、その取組について、事例を含めて各学校に対して発表しているところでございます。中学校ですと昼休みや委員会活動などの時間を使いながら、体力向上の取組、球技大会ですとか、そういったことをやっているところがあります。

これにつきましては、単に球技大会というよりは、パラリンピックスポーツを兼ねているような形で、例えば、バレーボールなどは、シッティングバレーボールと言いまして、ソフトバレーボールを使いながらみんな座った状態でやったりという形で、競技性というよりは、みんなで楽しめるものを取り入れているところがございます。

小学校につきましては、どちらかというと体育の授業の中での取組が多く、走り方のフォームを学んでいくことや、ボールを投げる運動も機会を増やしていくということで、やり投げの小学校版のようなジャベリックスローなどを取り入れたりしておりまして、うまく投げると「ヒュー」という音が鳴りますので、それが楽しいということで、少し楽しみを入れながらやることをお示ししているところでございます。

また、先ほど杉山委員がおっしゃいましたが、小学校ですとマラソン月間のように、「何とか月間」というものは今でもやっているところですけれども、マラソンにつきましては、この御時世ですので、やらない学校が増えてきております。ただ、、縄跳びの方は今でもやっているところがございますので、マスクをしながら順番を待ってみんなでという形でやっておりますので、そういったものにつきましては、この状況下でもできるということを発信していければと思っております。

○佐後教育長 ほかございますか。

森委員。

○森委員 最初に質問ですけれども、この資料は教育委員会の中での資料なのでしょうか。この結果については、各校に配布されるものなのかということと、もし、各学校にこういう結果について、参考にしてくださいという資料で出される場合、1から4ページの表についてのまとめの仕方として、網掛けが入っていて、欄外にあるとおり、「全国平均を上回っている」と書いてあります。これはもちろん分かりますし、喜ばしいと言うのもおかしいですけれども、先ほどの説明をお聞きしているときに、例えば1ページのところで、小学校5年生のシャトルランが、それから全学年では立ち幅跳びが特に低いですという説明がございましたし、2ページについても、運動の習慣のところで3番と5番のところ、それから6番のところが特に低いという話がありました。もちろん5ページ以降で、総括としていろいろな言葉で説明されておりますけれども、もしこの結果をまとめて、教育委員会の中での感想として、今言われたような幾つかの項目、特に低いなと思われたものについて、この表に網掛けをしてくださったら、さらにこれを見た先生方や関係者の方が、厚木市としてはこういうところを課題に持っているのだなということを数字として見ることができると思うのです。言葉で羅列されていると、そうだなと思うだけで、教育委員会としてはこういう印象を持っているという、例えば1ページの表で、水色の網掛け以外は全て全国より低いということはもちろん分かるのですが、この中で特にどういう意識を持っているということが、この表を活用して見られるのだろうかと少し感じました。

それから、もう1点は、2ページの学校の取組を見たときに、これは多分学校の先生方への質問なのだろうと思いますけれども、3番の質問に対して、厚木市の小学校では、児童にきちんと目標を示している。でも、授業の改善はしていない、工夫はしていないという、こういうところについては、私はすごく課題と感じて、こうしたところについて、しっかりと結果を見ての総括というか、課題というか、もちろん文章でいっぱい書いてありますけれども、それが端的になっていると、忙しい先生方、また、それに携わる先生方、もちろん本当はじっくりと読み込んだ方がいいですけれども、この表が資料としてもっと端的に活用しやすいかなと思います。感想です。

○佐後教育長 教育指導課長。

○長谷川教育指導課長 最初の御質問でございます配布しているかということにつきましては、各学校に学校別のものがスポーツ庁から配布されてございます。ただ、教育委員会としましては、中学校区別にまとめたものを作成しております。今委員がおっしゃったように、上回っているものが青い網掛けになっておりますが、下回っているものにつきましては、別の色の網掛けとしております。ですので、全国平均を上回っているものが多い中学校区もあれば、逆に下回っているものが多い中学校区もあるということで、また、小学校と中学校で、もしアンバランスなものがあれば、何が課題なのかということを、各小中学校で連携して確認し合って取り組んでいただいているところでございます。

先ほど委員がおっしゃった二点目につきましては、やはりそのとおりでございまして、課題は把握していながらも、その取組というところについて、確かにそこをきちんと訴えていかなければならないと思います。来年度に向けて発信するところでは、その辺も盛り込んだものとしていきたいと考えております。ありがとうございます。

○佐後教育長 ほかございますか。よろしいですか。

それでは、ほかになければ報告事項4を終わります。

それでは、ここで暫時休憩といたします。再開後は会議を非公開としますので、関係者以外の方は御退席ください。お疲れ様でした。

暫時休憩17時07分

再開時刻17時08分

   報告事項1  事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
   (資料に基づき報告し、了承された。)

○佐後教育長 以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。

これをもちまして、令和4年厚木市教育委員会2月定例会を閉会いたします。

お疲れ様でした。

閉会時刻17時19分

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