令和4年厚木市教育委員会3月定例会

更新日:2022年06月10日

公開日:2022年06月10日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

令和4年3月23日 水曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 佐後 佳親
教育長職務代理者 杉山 繁雄  
委員 森  厚子
委員 山本 正彦
委員 宮崎 昌彦
事務局
田中教育総務部長、佐藤学校教育部長、長沼社会教育部長、
柴田教育総務課長、山口学校給食課長、窪田学務課長、
長谷川教育指導課長、須田教職員課長、小島教育研究所長、
中丸社会教育課長、佐藤スポーツ推進課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

議案第12号  厚木市久保奨学金(令和4年度高校等修学奨学金(第6期生・第7期生))の
                    支給決定について

3 報告事項

(1)  事務の臨時代理の報告について(令和3年度教育予算補正について)
(2)  事務の臨時代理の報告について(厚木市立小・中学校の校長及び教頭の人事異動の
    内申について)
(3)  給食用食材の放射性物質の測定結果について
(4)  令和4年度厚木市立小・中学校学校医等について
(5)  令和4年度教育指導の重点と教職員の研修方針について
(6)  地区館長及び地区分館長の委嘱について
(7)  厚木市スポーツ推進委員の委嘱について

会議の経過は、次のとおりです。


開会時刻14時00分

○佐後教育長  ただ今から、令和4年厚木市教育委員会3月定例会を開会いたします。

現在の出席者は5人で、定足数に達しております。

厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本会議定例会会議録署名委員として杉山委員を指名させていただきます。よろしくお願いします。

始めに、私から報告いたします。

令和4年2月12日土曜日に開催されました2月定例会以後の主な行事等につきまして、御報告申し上げます。

お手元の教育長報告を御覧ください。

まず、1番目でございます。2月15日火曜日に、相川公民館において、厚木市教育委員会表彰の伝達を行いました。表彰されましたのは、相川公民館の二見政宏地区館長様でございます。

今回の表彰伝達は、先月御報告いたしました、今年度で退任される地区公民館長の皆様への表彰伝達の続きでございます。多年にわたる二見様の御功績に対して表彰状の伝達を行うとともに、教育委員会を代表いたしまして、私から感謝の気持ちを述べさせていただきました。

次に、8番目でございます。3月13日日曜日に、新しい神奈川県厚木児童相談所において開催された厚木児童相談所竣工式に参加いたしました。当日は、厚木市長を始めとして、関係する市町村の市長、町長、教育長が参列し、県からは黒岩知事も参列いたしました。

新しい施設は、明るく温かみがある設計になっており、厳しい状況にある家庭や、子供たちが少しでも安心することができるよう配慮されていました。教育委員会といたしましても、子供たちの命と安全を守るために、警察や市の関係部局、地域、学校とともに、厚木児童相談所との連携に努めてまいりたいと思います。

次に、9番目でございます。3月13日日曜日に、本庁舎特別会議室において、北京オリンピック大会でスノーボードスロープスタイル、ビッグエアに出場し、活躍された大塚健選手の特別表彰式が行われ、参列いたしました。

当日は、国際大会に出場するため、大塚選手は欠席でしたが、御両親が代理出席され、大塚選手からはビデオメッセージが寄せられました。オリンピック、ビッグエアでは出場選手で最高点を出した後、1位を目指し、あえて難しい技に挑戦したとのことで、残念ながら転倒してメダルは逃しましたが、後悔はしていないという力強い言葉を聞かせてもらいました。これからの国際大会や次のオリンピックでのますますの御活躍が期待されます。これからも市民の皆様とともに、応援していきたいと思います。

次に、10番目でございます。3月13日日曜日に、あつぎ市民交流プラザ、アートギャラリーほかにおいて、市指定無形民俗文化財である里神楽垣澤社中による第1回展示会及び演武が開催されましたので、見学してまいりました。

里神楽は、日本の神話を題材に、言葉を用いず面をかぶって演ずる民俗芸能で、垣澤社中は昭和46年に教育委員会から無形民俗文化財の指定を受け、昭和58年には市民文化賞を受賞しています。当日は多くの方が衣装や写真展示、演技の見学に来られていました。教育委員会といたしましても、大切な民俗芸能がこれからも伝承されていくよう支援してまいりたいと思います。

次に、11番目でございます。3月14日月曜日に、教育支援教室「なかま教室」において、令和3年度教育支援教室「卒業の会」が開かれ、参列してまいりました。

当日は、卒業する中学校3年生の生徒と在校生、保護者の皆様が参列し、共に学んだ仲間たちと教室の先生方、また、リモートで結ばれたそれぞれの学校の先生方に見守られた温かい雰囲気の中で、卒業の会が開かれました。卒業する生徒たちは、学校教育部長から記念のアルバムを、また教室の先生方から花束を受け取るとともに、決意表明やお別れの合唱を披露するなど、未来に向けた力強い一歩を踏み出しました。教室で学んだ日々は、一人一人の人生の中で自信につながっていくのではないかと思いました。御卒業を心からお祝いしたいと思います。

次に、12番目でございます。3月15日木曜日に、本庁舎第二応接室において、平塚信用金庫様から児童書の寄附を頂き、その贈呈式に参列いたしました。御寄附いただきましたのは、調べ学習用図書や絵本など53冊でございます。御寄附いただいた図書は、中央図書館を通して有効に活用させていただく予定でございます。

次に、13番目でございます。3月17日水曜日に、上依知小学校で行われたニュージーランドの学校とのオンライン交流の様子を見学してまいりました。

当日は、5年1組の教室とニュージーランドのシルビア・パーク・スクールの教室とをオンラインでつなぎ、交流を行いました。5年生の児童が相手の話す英語をしっかりと聞き取り、英語で積極的にコミュニケーションを取っていたことに大変驚かされました。

今年度は小学校2校、中学校1校でニュージーランドとのオンライン交流を実施しましたが、今後もニュージーランドとの交流を広げ、厚木の児童・生徒のグローバルな視野を育むとともに、英語でのコミュニケーション能力の向上を図ってまいりたいと思います。

次に、14番目でございます。3月17日木曜日に、本庁舎第二応接室で、神奈川県トラック協議会・厚木様から横断旗の御寄附を頂きました。贈呈式には教育総務部長に代理出席をお願いしました。

トラック協議会・厚木様には、児童・生徒の交通安全対策として、トラックの死角体験や内輪差についての実演など交通安全教室にも御協力をいただいております。御寄附いただいた横断旗300本、横断指示旗150本は、児童・生徒の命を交通事故から守るために有効に活用させていただきます。

次に、16番目でございます。3月18日金曜日に、あつぎ郷土博物館において、厚木市指定文化財指定書交付式を行いました。定例会でも御審議いただいた、新しく指定される文化財の古文書、徳川家康朱印状、そして天然記念物のムクロジの所有管理者の皆様に、指定書の交付をいたしました。

なお、この度、文化財に指定した絹本著色徳川家康像と徳川家康朱印状につきましては、今後、博物館で市民の皆様に見ていただけるよう展示していく予定でございます。委員の皆様にも是非、御覧いただければと思ってございます。

続きまして、19番目でございます。令和4年厚木市議会第1回会議(2月定例会議)について、議員の皆様から一般質問をいただいておりますので、議案と併せまして、各所管の部長から御報告申し上げます。

教育総務部長。

○田中教育総務部長 それでは教育長報告の2ページ、19番を御覧いただきたいと思います。令和4年厚木市議会第1回会議(2月定例会議)につきまして、御報告申し上げます。

1の会議期間につきましては、2月17日木曜日から3月22日火曜日までの30日間で開催いたしました。

恐れ入りますが、4ページをお開きいただきたいと思います。

3の3月10日開催の環境教育常任委員会・予算決算常任委員会環境教育分科会につきましては、まず二つ目の丸でございますが、学校施設の計画的な整備を図ることなどを定めます議案第13号

厚木市学校施設整備基金条例について、環境教育常任委員会での審査、採決が行われ、賛成全員で可決すべきものとされました。

次に、教育委員会3部の所管する予算でございます議案第5号 令和3年度厚木市一般会計補正予算(第11号)、同じく議案第20号 令和4年度厚木市一般会計予算、また、社会教育部の所管する予算でございます議案第21号 令和4年度厚木市公共用地取得事業特別会計予算、同じく議案第29号 令和3年度厚木市一般会計補正予算(第12号)につきましては、同日に開催されました予算決算常任委員会環境教育分科会において質疑があり、4の3月18日開催の予算決算常任委員会で審査され、全ての議案について可決すべきものとされました。

次に、5の3月22日開催の本会議でございますが、議案第5号 令和3年度厚木市一般会計補正予算(第11号)につきましては、賛成多数で原案のとおり可決されました。

次に、議案第13号 厚木市学校施設整備基金条例につきましては、賛成全員で原案のとおり可決されました。

次に、教育長を含めた常勤特別職員の給与の額を減額するため、条例の一部を改正いたします議案第15号 厚木市常勤特別職職員の給与及び旅費に関する条例及び厚木市病院事業管理者の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例につきましては、賛成全員で原案のとおり可決されました。

次に、議案第20号 令和4年度厚木市一般会計予算につきましては、賛成多数で原案のとおり可決されました。

次に、議案第21号 令和4年度厚木市公共用地取得事業特別会計予算につきましては、賛成多数で原案のとおり可決されました。

次に、議案第29号 令和3年度厚木市一般会計補正予算(第12号)につきましては、賛成全員で原案のとおり可決されました。

続きまして、3ページにお戻りいただきたいと思います。

2の一般質問につきましては、3月1日火曜日から3月3日木曜日までの3日間の日程で行われ、18人の議員から質問があり、教育委員会関係は4人の質問がございました。

まず、教育総務部の所管に係る一般質問につきまして、御報告申し上げます。

教育総務部には、新井啓司議員から1項目について質問がございました。二つ目の丸となりますが、夜間中学について1件の質問があり、(1)エ(ア)は、開校に向けての進捗状況はとの質問でございましたが、教育長から、相模原市に設置される中学校夜間学級については、本市を含めた関係市町村が県、相模原市と連携を図りながら、来月の開校に向けて準備を進めている。今後についても、入学を希望される市民の皆様が安心して学ぶことができるよう支援をする旨の答弁をいたしました。

教育総務部の所管は以上でございます。

○佐後教育長 学校教育部長。

○佐藤学校教育部長 続きまして、学校教育部の所管に係る一般質問につきまして、御報告申し上げます。

学校教育部には、池田博英議員、新井啓司議員、髙田昌慶議員、望月真実議員の4人から10項目について質問がございました。

恐れ入りますが、教育長報告の3ページ一番上にお戻りをいただきまして、一般質問の一つ目の丸を御覧ください。

最初に、池田博英議員から、市立小・中学校における新型コロナウイルス感染症対策について3点の質問がございました。(1)ア(ア)は、現状と課題は、続いて(イ)は、抗原検査キットの活用状況は、(ウ)は、ワクチン接種の状況はとの質問でございましたが、教育長から、市立小・中学校では、教育活動を継続するため、国のガイドライン等に示された感染防止対策を徹底しており、今後も感染状況に応じた対策を行うこと、抗原検査キットの活用につきましては、既に県から各小学校を通じて各家庭に配布され、活用されていること、児童・生徒のワクチン接種につきましては、引き続き任意の接種であることに配慮するとともに、教職員の希望者に対しては職域接種を実施していることを答弁いたしました。

次に、新井啓司議員から、コロナ禍における児童・生徒の学校生活について2点、教職員の働き方改革について1点、児童・生徒の安心・安全について1点の質問がございました。(1)ア(ア)は、中学校の部活動の現状と課題はとの質問でございましたが、教育長から、市立中学校においては、本市の感染状況を踏まえ、活動の内容や範囲を制限するなどの対策を行って部活動を実施しており、今後も感染防止対策と生徒の充実した活動が両立するよう支援する旨の答弁をいたしました。

次に、(1)ア(イ)は、新型コロナウイルス感染防止対策の現状と課題はとの質問でございましたが、教育長から、教育委員会においては、国や県の感染防止対策や本市の状況を踏まえた教育活動等を実施するよう各学校に指導しており、今後も感染防止対策と、人と人とのつながりを深める教育を両立し、児童・生徒の健やかな成長を支援する旨の答弁をいたしました。

次に、(1)イ(ア)は、「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革」に係る教育委員会の取組はとの質問でございましたが、教育長から、教育委員会においては部活動指導員等の配置することなどで教員の負担軽減に努めており、今後も地域人材の一層の活用等を含め、より望ましい部活動環境の構築に努める旨の答弁をいたしました。

次に、(1)ウ(ア)は、通学路の安全対策はとの質問でございましたが、教育長から、これまでも未来を担う子どもたちの命が交通事故によって失われることが決してないよう、通学路の安全対策協議会等を開催し、安全性の向上を図るための対策を講じていること、また、来年度はこれまでの安全対策に加え、新たに児童の目線で危険箇所の見直しを行うなどの通学路の安全対策の強化により、交通死亡事故ゼロの実現を目指す旨の答弁をいたしました。

次に、髙田昌慶議員から、教育環境について1点の質問がございました。

(1)ア(ア)は、デジタル化など変化が求められる現場において、課題はとの質問でございましたが、教育長から、教育委員会ではこれまで、校務支援システムの導入や、学習者用端末の活用に必要な通信環境の整備を行うことで、市立小・中学校におけるデジタル化を推進しており、今後もICTを活用した事務の効率化や、個別最適な学びの実現に向けた様々な変化に対応していく旨の答弁をいたしました。

次に、望月真実議員から、デジタル化推進について2点の質問がございました。

(1)ア(ア)は、学校で集金している教材費等について、キャッシュレス化の取組状況と今後の展開はとの質問でございましたが、教育長から、教材費等の集金は、現金での集金から口座振替による集金に切り替える学校が増えており、今後についても、引き続きキャッシュレス化を含めた適正な集金業務に向けた研究を進める旨の答弁をいたしました。

また、(1)ア(イ)は、学校生活におけるデジタル化を推進するための方策はとの質問でございましたが、教育長から、教育委員会ではデジタル化を推進するために、校務支援システムの導入や学習者用端末の活用に必要な通信環境の整備を行ってきており、今後も学校生活におけるデジタル技術の効果的な活用や教職員の事務事業等の効率化に向けて、有効な仕組みを研究していく旨の答弁をいたしました。

学校教育部の所管については以上でございます。

○佐後教育長 本日の日程のうち、議案第12号及び報告事項2については、個人に関する情報及び人事に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」の声あり)

○佐後教育長 御異議ありませんので非公開とし、日程の最後において審議等を行うことといたします。

報告事項に入ります。

報告事項1 事務の臨時代理の報告について、報告をお願いします。

スポーツ推進課長。

○佐藤スポーツ推進課長 報告事項1 事務の臨時代理の報告について、令和3年度教育予算補正につきまして、御報告申し上げます。

恐れ入りますが、資料1を1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。

本件につきましては、令和3年度教育予算補正につきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により市長から意見を求められ、これに同意する必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がありませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、令和4年3月1日付けでその事務を代理しましたので、同規則第6条の規定により御報告するものでございます。

内容について御説明いたしますので、恐れ入りますが1枚おめくりいただき、令和3年度教育予算補正を御覧ください。

1の総括の歳入及び下段の歳出でございますが、歳入歳出予算の補正はございませんでした。

恐れ入りますが、2ページの第1表 繰越明許費補正を御覧ください。

1の変更でございますが、教育費、保健体育費、グラウンド・ゴルフ場整備事業につきまして、補正前の金額7,600万円を補正後の金額1億2,000万円とするものでございます。

補正の理由でございますが、(仮称)及川グラウンド・ゴルフ場の利用者用駐車場として、2,605平米の土地を買収するため、7人の地権者の皆様と交渉を行っているところでございますが、登記手続の年度内完了が困難であるため、繰越明許するものでございます。

なお、各地権者の皆様からは全て合意をいただいており、登記手続が完了すれば買収は完結するものでございます。

説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。

○佐後教育長 ただ今の報告に対して、何かございますか。

特になければ、報告事項1を終わります。

次に、報告事項3 給食用食材の放射性物質の測定結果について、報告をお願いします。

学校給食課長。

○山口学校給食課長 報告事項3 給食用食材の放射性物質の測定結果につきまして、御報告申し上げます。

恐れ入りますが、資料3を御覧ください。

始めに、2月1日から3月8日までの放射性物質の測定結果でございますが、結果としましては、御覧いただいている1ページ及び裏面の2ページ、全て不検出となっております。

恐れ入りますが、右側の3ページを御覧ください。

学校給食で使用する食材の測定につきましては、保護者の方からの要望を取り入れております。毎週火曜日と木曜日に、翌日の給食で使用する食材について、1日当たり3品目を限度として測定しております。2月、3月ともに保護者の方からの要望はございませんでしたので、教育委員会が選定した食材、2月は18品目を測定し、3月についても18品目を測定いたします。今後につきましても、保護者の方からの要望があった食材を基本として測定してまいります。

次に、4ページを御覧ください。

学校給食用食材の放射性物質の測定につきましては、平成24年3月から測定機器を購入し、週2回職員で実施しております。測定実績としましては、基準値を上回ったことはなく、不検出が続いております。また、県下19市では測定を実施している市が9市、実施していない市が10市と、実施していない市の方が多い状況でございます。以上のことから、来年度からは測定回数を週1回とし、教育委員会定例会での報告を四半期ごとといたします。

なお、基準値を超えた場合は、変更前の方法により速やかに教育委員会定例会に御報告いたします。

以上でございます。よろしくお願い申し上げます。

○佐後教育長 ただ今の報告に対して、何かございますか。

宮崎委員。

○宮崎委員 前半の御報告については、ゼロということですので、特にいいのですが、4ページのところです。この放射性物質の測定の変更ということで、基本的に私はこの案に賛成したいと思います。

さらに言いますと、大きな3番に県下19市の状況が書かれていて、この状況から見ても、回数、頻度について、厚木市はかなり多い状況にあると思うのです。ですので、この県下の状況が一番身近なところだと思いますので、今後についても、県下の状況をよく見ていただきながら、それに合わせるわけではないですけれども、頻度を少なくするとか、それから4番の最後にありますように、万が一基準値を超えた場合は、報告がされるわけですから、これについては、またある程度時期が来たら、県の状況を見つつ、再度この頻度についても検討していただければ有り難いと思っています。

質問ですけれども、この測定器について、平成24年からということですけれども、寿命というのはあるのでしょうか。

○佐後教育長 学校給食課長。

○山口学校給食課長 私の方では分かりかねますが、毎年保守点検をしておりまして、今現在は適正に動いている状況でございます。

○佐後教育長 宮崎委員。

○宮崎委員 今、いろいろな機器や電気製品というのは、おおむね10年ぐらいで寿命が来ると言われておりますけれども、こういうものについて、寿命が来たり故障が出たりして新しいものを購入するときは、更に機能が良くなって、安いものもあると思いますので、是非そのような形で改善をしていただきたいと思います。

○佐後教育長 ほかにございますか。

では、ほかになければ、報告事項3を終わります。

次に、報告事項4 令和4年度厚木市立小・中学校学校医等について、報告をお願いします。

学務課長。

○窪田学務課長 報告事項4 令和4年度厚木市立小・中学校学校医等につきまして、御報告申し上げます。

恐れ入りますが、資料4を御覧ください。

学校保健安全法第23条の規定により、厚木市立小・中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師を委嘱し、児童・生徒の健康診断、疾病の予防、学校環境衛生の確保等に従事していただくもので、別紙名簿のとおり配置しますので、御報告するものでございます。

配置に当たりましては、厚木医師会、厚木歯科医師会及び学校薬剤師会の御推薦をいただき、延べ人数で令和4年度は内科医47人、歯科医46人、眼科医、耳鼻科医及び薬剤師がそれぞれ36人の計201人となってございます。

なお、新任の学校医につきましては、眼科医が小学校2人、中学校1人、歯科医につきましては、小学校3人、薬剤師につきましては、小学校6人、中学校1人の計13人となっております。

委嘱日は令和4年4月1日でございます。

報告は以上でございます。よろしくお願い申し上げます

○佐後教育長 ただ今の報告に対して、何かございますか。

杉山委員。

○杉山教育長職務代理者 学校医さんたちも、コロナの影響をいろいろと受けたと聞いています。特に、学校で内科健診は必ずやらなければならないとされていて、多くは4月にやるべきところを、コロナの影響を受けて、確か年度内でよいという変更があったと聞いたのですが、そのほかにコロナの関係で実際に健診等が影響を受けたことがあれば、教えていただきたいと思います。

それから、まん延防止等重点措置が一応これで解除されたわけですが、令和4年度の内科健診等はどのように実施されるのか、また、各学校のプールについて、確かその水質検査を薬剤師さんが行っていたと思うのですが、2年間プールがほとんど使われていない状況ですので、その間の検査はどうなっていたのか、その辺について、お聞かせください。

○佐後教育長 学務課長。

○窪田学務課長 まず1点目のコロナの影響についてでございます。昨年もコロナの影響があったわけですが、健診につきましては当該年度の3月末までに行えばよいということでした。このため、コロナの感染増加の波が第1波から第6波まであったわけですが、まん延防止等重点措置が切れたその間に随時健診を行っていたという状況でございます。

それから、令和4年度の健診でございますが、特に今、文科省からの通知等は来てございません。ただ、就学前健診につきましては、少し見直しをさせていただいて、内科検診と歯科検診のみという形で準備を進めている状況でございます。

また、会場についても、大規模校につきましては、その学校で行いたいと思っておりますけれども、小規模校については、なるべく学校をまとめるような形で、1か所でできればということで、検討を進めているところでございます。

それから、プールでございますけれども、昨年まではコロナの影響でプールの使用がありませんでしたので、検査等は実施しておりませんが、令和4年度につきましては、検査をするということで準備を進めているところでございます。

○佐後教育長 ほかにございますか。

森委員。

○森委員 質問ですけれども、備考欄に、新規、変更、再任とありますが、その区分が分からないのです。新規というのは、多分新しくお願いした歯科医さんや内科医さんかと思います。再任というのは、以前お仕えしていたところを一回辞めて、また再任ということなのでしょうか。それから、変更というのは何なのか、また、何も書いていない空白の備考欄というのは、以前と同じ先生ということでしょうか。

この変更というのが、今一つ分からないのです。

○佐後教育長 学務課長。

○窪田学務課長 変更につきましては、学校を変えたということでございます。以前は2校受け持っていた場合で、変更で1校だけとなり、もう1校については新規の方が入ってきたという、そのような形もございまして、あくまでも学校が変わったということでございます。

また、空欄については継続ということでございまして、新規については、おっしゃるとおり、新たにお願いした方ということでございます。

○森委員 そうすると、再度確認したいのですが、この表というのは学校主体の表というよりは、医院さんというか、そちらが主体の表と考えればいいのですね。

変更というのは、例えば、3ページの緑ケ丘小学校が林眼科クリニックで、備考欄が変更となっていますけれども、緑ケ丘小学校が変更したというよりも、林眼科クリニックさんが、もう1校持っていたけれども、何かここが主体となっての変更ということでよろしいのでしょうか。

それから、この学校医の選定というのは、私は各学校でお願いするのだと思っていたのですが、これは教育委員会が一括して内科医さんや薬剤師さんにお願いして、それを学校に振り分けているということなのですか。

○佐後教育長 学務課長。

○窪田学務課長 例えば、3ページのところで、緑ケ丘小に林眼科クリニックの田嶋友子先生が入っていて、これが変更となっておりますけれども、緑ケ丘小につきましては、これまで三宅眼科の三宅先生が入ってございました。それが4月からは田島先生に変わるという形での変更という、そういう変更の部分と、それ以外に、学校が変わるということで、田嶋先生については戸室小も受け持ってございましたが、戸室小については今までと同じように継続という形になってございます。その上での変更というケースの場合があるということでございます。

それと、この学校医等につきましては、それぞれ医師会や歯科医師会等から御推薦をいただきまして、この学校にあてがっているという形で振り分けているということでございます。

○佐後教育長 森委員。

○森委員 再確認です。そうすると、新規という先生方は、今まで厚木市の学校では関係がなかった方が新しく担当してくださった医院さん、また、薬剤師さんということなのですね。

○佐後教育長 学務課長。

○窪田学務課長 そのとおりでございます。

○佐後教育長 ほかにございますか。

ほかになければ、報告事項4を終わります。

次に、報告事項5 令和4年度教育指導の重点と教職員の研修方針について、報告をお願いします。

教育指導課長。

○長谷川教育指導課長 報告事項5 令和4年度教育指導の重点と教職員の研修方針につきまして、御報告申し上げます。

資料5を御覧ください。

始めに、教育指導課から教育指導の重点について御説明申し上げます。

本重点は、厚木市教育委員会の基本目標、基本方針を踏まえ、小・中学校における教育の充実、向上を図るため、毎年定めるものでございます。

昨年度は、新しい学習指導要領の本格実施、新たな教育大綱と教育振興基本計画のスタートの年となったことから、重点目標を再編成いたしました。

令和4年度につきましては、重点の項目、内容について大きな変更はせず、引き続き11項目の実践を進めることを示しております。

恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、1ページの教育指導の重点を御覧ください。

前文につきましては、教職員に意識してもらいたいことを主に記載しております。

続きまして、もう1枚おめくりいただき、左側の2ページを御覧ください。

前文の変更点といたしましては、2段落目の「なお」以下に記載したものが変更や追記となっております。児童・生徒一人一人が将来、持続可能な社会の担い手として活躍できるよう、教育活動全体においてESDの視点を持ち、学校教育目標を設定し、その実現に向けて教科等横断的な教育課程の編成を推進することといった内容について、さらにその下でございますが、令和4年度の新たな取組として、三つの新事業に関連する内容について追加いたしました。

3ページ以降につきましては、教育指導の重点の11項目を記載してございます。

ここから、主な変更点について御説明申し上げます。

恐れ入りますが、右側3ページを御覧ください。

「1 学校経営・運営の充実」でございます。

(7)に、新型コロナウイルス感染拡大防止の取組についての記載がございます。こちらの内容につきましては、昨年度は10の「健康・安全教育の充実」に記載しておりましたけれども、学びの保障ということを考えた際に、学校経営・運営面に記載することが適切と考え、こちらに移動させたものでございます。

続きまして、1枚おめくりいただき、右側の5ページを御覧ください。

「3 学習指導の充実」でございますが、昨年度の御助言を受けまして、(1)から(6)までの文頭に、それぞれの視点を示すという形で記載をさせていただいております。

さらに1枚おめくりいただき、7ページを御覧ください。

「6 環境・防災教育の充実」でございます。

(1)の下から3行目の後半、カーボンニュートラル教育推進事業での取組との関連を示した内容を追記いたしました。

同じく7ページですが、「7 国際理解・英語教育の充実」を御覧ください。

(2)につきまして、内容の変更はございませんが、新規事業のグローバル教育交流事業の内容がここに示されているものでございます。

続きまして、1枚おめくりいただき、左側の8ページを御覧ください。

(2)の下から3行目後半に、児童・生徒一人一人の基礎の定着を図るためのeライブラリ等の活用について追記いたしました。こちらは保護者負担軽減事業費として、学習支援システム利用料に係る予算を計上し、児童・生徒の基礎の定着を図ることを狙いとしたことを受け、ここに記載させていただいたものでございます。

最後に右側の9ページ、「10 健康・安全教育の充実」でございます。

(2)の下から2行目に、ウェアラブルカメラ導入事業の取組に関連付けて、登下校を含めた交通安全指導について追記いたしました。また、昨年度は、交通安全に関する内容は(3)のところに示しておりましたけれども、令和3年度における交通事故の件数の増加を踏まえまして、重要性を一つ高めて(2)に記載することといたしました。

以上、11項目の重点に示した内容を推進することにより、各学校の適切な教育課程の編成を実施し、また指導・評価の充実につなげてまいりたいと考えております。

教職員の研修方針につきましては、教育研究所長から御報告させていただきます。

○佐後教育長 教育研究所長。

○小島教育研究所長 それでは、教職員の研修方針について御説明いたします。

恐れ入りますが、資料の10ページを御覧ください。

本方針は、教職員の専門性と資質・能力の向上を目指して定めるものでございます。

まず、前文におきまして、教育基本法に示されております教職員の使命と職責について触れるとともに、社会に開かれた教育課程の重視や主体的・対話的で深い学びの実践、カリキュラムマネジメントの確立が求められていること、そして、その実現のためには、教職員が絶えず研究と修養に励み、資質・指導力の向上に努めなければならないことを明示しております。

次に、教育委員会といたしまして、5点の研修方針を定めております。

1点目といたしまして、全ての教育活動の基盤となる一人一人の人権を尊重した教育を実現するために、豊かな人間性や社会性など、総合的な人間力の向上に努めることを明記しております。

2点目といたしまして、学習指導要領について、より一層理解を深め、確かな学力を育むために、より良い授業づくりができるよう指導力の向上に努めることを挙げました。

3点目といたしまして、社会の変化に柔軟に対応する力を育むため、教育の様々な今日的課題に関する研修を通し、より深い児童・生徒理解に基づいた指導ができるよう、教職員の対応力の向上に努めることを挙げました。

4点目といたしまして、職層や職務に応じた教職員としての専門性を高め、一人一人の資質・能力の向上はもとより、組織力の向上に努めることを挙げております。

5点目といたしまして、様々な研修や研究を通して、教職員の専門性と資質・能力の向上を図るとともに、その成果を還元・共有することにより、教育活動の改善・充実を図ることを挙げております。

また、最後に研修の行い方といたしまして、研修の目的や狙いに応じて、集合型研修とオンラインの研修のそれぞれの特性をいかした形態で研修を実施する予定であることを明記いたしました。

続きまして、11ページ、12ページを御覧ください。

令和4年度に教育指導課、教育研究所、青少年教育相談センターで実施いたします研修等につきまして、研修方針との関連をまとめた一覧表でございます。それぞれの研修会、推進部会等の重点となる研修方針に黒丸印を付けております。

また、教育研究所の令和4年度寺子屋講座につきましては、様々な今日的な教育課題に対応できるよう、新たな研修テーマを幾つか設けており、該当する研修に星印を付けております。

続きまして、13ページからは令和4年度に教育指導課、教育研究所、青少年教育相談センターが所管いたします研修等につきまして、それぞれの趣旨や対象、日程を一覧にいたしました。

まず、13ページ及び14ページは、教育指導課が所管する事業でございます。各学校の担当者を対象として、11の推進部会等を開催いたします。

次に、15ページ及び16ページは、教育研究所が所管する事業でございます。新任校長、新任教頭及び初任者などを対象とした研修のほか、臨時的任用職員、教員に対する研修を計画しており、希望制による寺子屋講座や教育研究発表会、教育講演会等を開催してまいります。また、GIGAスクール構想を推進していくに当たり、情報教育の推進に関わる情報教育推進連絡会を教育研究所が主管として開催いたします。

最後に、17ページは青少年教育相談センターが所管する事業でございます。不登校の未然防止、校内支援体制の充実といった観点から、教育相談コーディネーターを対象とした連絡会議、ステップアップ講座、ケース研究会等を開催いたします。

令和4年度も教育指導課、教育研究所、青少年教育相談センターが連携を図りながら、教職員の資質と指導力の向上に向けた研修と授業の充実に努めてまいります。

以上でございます。よろしくお願い申し上げます。

○佐後教育長 ただ今の報告に対して何かございますか。

山本委員。

○山本委員 人をつくるのは人でありますので、是非、この研修方針にのっとって、良い先生をつくっていただけるといいかなと思っております。基本的にはこの方針、私としては賛成でございます。

3点ほどお聞きしたいと思います。

まず、2ページですけれども、新たな取組ということで、厚木市の小・中学校の児童・生徒とニュージーランドの学校との交流が書かれております。オンラインということで、既に対応しているのではないかと思っていますが、オンラインではないリアルな交流というのは考えているのかどうか、計画しているのかどうかをお教えください。

2点目ですけれども、今度は6ページになります。「5 道徳教育の充実」というところで、(1)の上から3行目、「日頃から家庭及び地域社会と理解を共有するよう努める。」とあります。まさにコミュニティ・スクールの存在が問われているところかと感じます。もしコミュニティ・スクールを含めた何かいい事例があれば、お教えください。

最後、3点目になります。8ページですけれども、「9 キャリア教育の充実」ということで、(2)に「小・中・高等学校の各学校段階における」と書かれております。しかしながら、その2行目、「小・中学校9年間」という記載になっております。小・中・高とうたっているわけですが、高等学校を抜いて小・中だけというこの表現の仕方に、何か違和感を覚えました。そのあたりについて、高校を含めたキャリア教育というのは考えていないのかどうか、お教えください。

以上3点、よろしくお願いします。

○佐後教育長 教育指導課長。

○長谷川教育指導課長 まず、1点目でございます。ニュージーランドとのオンライン交流ですけれども、それ以外の直接的な交流につきましては、予定といたしまして、中学生の短期留学を夏休みに、また、教職員も同じく、夏休みに10日ほどの短期留学を計画はしておりますけれども、コロナ禍ということで、ニュージーランドの方の受入れが現在できないという状況がございますので、来年度につきましてはオンラインという形のみになります。ただ、その後につきましては、状況が回復しましたら、直接的な交流を図ってまいりたいと考えております。

二つ目の道徳教育につきまして、コミュニティ・スクールということでございましたけれども、地域人材を活用し、外部の方を招いての取組などもございます。直接コミュニティ・スクールの兼ね合いではないですけれども、例えば、今年度、社会教育指導員が外部講師という形で学校に行ったりもしております。これは道徳というわけではないのですが、そういった形で、外部の方を入れてのお話ということも行っている状況でございますので、それを広めていければと考えております。

三つ目のキャリア教育の部分につきましては、キャリアパスポートを小学校から中学校、中学校から高等学校へと引き継ぐ形となっておりますので、そうした意味で、小・中・高となっているわけですけれども、本市につきましては市立の高等学校がないものですから、書類としては当然引き継ぐわけですが、小学校及び中学校でこれだけのものを、こうした流れでやっていますということをお示ししながら、高校で更に深めていただきたいと考えております。

○佐後教育長 ほかにございますか。

杉山委員。

○杉山教育長職務代理者 たくさんあるのですが、まず3点お願いします。

2ページの「令和4年度の新たな取組」の二つ目です。環境教育の一層の充実を図るということで、カーボンニュートラルへの取組のことが書かれています。

以前、学習指導要領で総合的な学習の時間が位置付けられたときに、取り扱う参考として、確か環境、福祉あるいは国際理解というのがあって、小学校ではそれぞれそういうものを参考にしながら学習を進めていったということがあるのですが、今回のこの環境教育の一層の充実ということで言うと、今の総合的な学習の時間のように例示的なものであるけれども、市として、全学校で、あるいは全学年でこれをやらせる、勉強してもらうというイメージなのでしょうか。

それから、具体的に市として取り組んでいただくとして、どのようなことを考えているのか。

それから、これはどのぐらい継続していくのか、例えば10年とか、指導要領が変わるまでずっとやるのかという、その辺の見通しがあればお願いしたいと思います。これが1点目です。

2点目は、コミュニティ・スクールの件です。学校運営協議会が設置された学校をコミュニティ・スクールというわけですが、3ページの「学校経営・運営の充実」の(1)のところに、「コミュニティ・スクールの機能をいかし」と書いてあります。つまり、地域の声を学校の運営にいかすという視点かと思うのですが、少しうがった見方かもしれませんが、いろいろな事例を聞いていると、厚木市のコミュニティ・スクールというのは、例えば、登下校の見守りに代表されるように、何か学校の手の届きにくい部分を地域の方にやっていただいているというような、お手伝いみたいな形のイメージを、どうしてもみんな持ってしまっているのです。

ただ、これは本来、学校経営に地域の声をいかすということですから、お手伝いというよりは、もっと参画するに近いイメージが本来なのかなと思っています。そのようにするためには、地域の方に、お手伝いではなくて、学校に関わっていただく。つまり、何か地域の人材の得意なこととか、子供たちに教えるということとも違うかもしれないですけれども、その地域の人材、皆様が持っているパワーを学校に寄せていただくという意味でいうと、ここでは「学校経営・運営の充実」と書いてあるのですが、かなり社会教育の働き掛けが大事なのかなと思っています。

ですので、これはお願いですけれども、是非、社会教育の方面から、学校運営協議会について、地域から参加する方にもお力添えをいただいて、自分の地域の充実とか、自己実現の一つの姿でもあるということを、是非、アピールしていただければと思っています。これはお願いです。

それから、3点目です。同じく3ページの「1 学校経営・運営の充実」の6番のところです。

指導の形態について、個別指導や少人数指導うんぬんと書いてありますけれども、これについては、コロナの状況の中で、対面的な学習もままならない。個別指導、少人数指導、グループ別指導、学習集団の大きさの工夫、習熟度に応じた指導とありますが、いろいろと難しいという現実がこの2年続いていると思います。特に、「主体的・対話的で深い学び」という部分に与える影響はすごく大きいと思うのですが、具体的に、コロナの中でもこの指導の形態を通して、子供たちの深い学びにつなげる工夫が何かできないか、具体的に何か考えられているものというか、このようにするとそれに迫れるのではないかという、アイデアみたいなものがありましたら、御披露願いたいと思います。

以上、3点よろしくお願いします。

○佐後教育長 教育指導課長。

○長谷川教育指導課長 カーボンニュートラルの教育推進というところで、新しい事業を入れさせていただきました。こちらにつきましては、全学年でということよりは、学年を絞ってと考えております。小学校であれば4年生、中学校では1年生のところで、36校、全学校でスタートしていくという形で、来年度については講師による講演を考えております。

それを踏まえて、では自分たちで何が取り組めるのかというところで、自分たちの身近なところが世界的な環境問題にどうつながっていくのかということを踏まえ、理解をした上で取り組んでいくということを考えております。

小学校4年生、中学校1年生から始めて3年間を通しますと、多くのことができるということを考えると、やはり3年を一つのめどと考えているところでございます。

○杉山教育長職務代理者 指導の形態については。

○長谷川教育指導課長 失礼しました。指導の形態の部分につきましては、「主体的・対話的で深い学び」という中で、なかなか対面が難しいというお話もございましたけれども、今、タブレット端末を活用して、自分の友達の考えを画面上で確認しながら、それに対して意見を伝えていくということをやっているところもございます。言葉だけではなくて、それが映像として残りますので、それを見て学びを深めていくということは、実際にできているかと考えております。

二つ目のコミュニティ・スクールのお話の中で、お手伝いというお話もございましたけれども、やはりその中で、コーディネーターのような、中心となって関わっていく方々も実際にはいるところがありまして、逆にその方々が、先生からお願いされるのではなくて、自分たちが知っている人材などをピックアップしながら、こんなお手伝いができますという形で、年間計画を見ながら学校に意見をしてくださる場面も実際にございます。

○佐後教育長 社会教育課長。

○中丸社会教育課長 今、コミュニティ・スクールの関係と地域の人材の活用ということで御質問をいただきました。

社会教育の観点からでございますが、今年度から地域学校協働活動を始めております。まだモデル事業ということで、試行錯誤の部分もございますが、取組を始めております。

その中で、先ほど少しお話がございましたが、推進委員さんという形で委員を選出させていただきまして、学校運営協議会にも入っていただいて、意見を交換しながら学校運営の情報を地域に流す、また、地域の情報を学校に流すという取組も始めております。

まだこういう形がベストというところまで至ってはおりませんが、それぞれの立場の知識を持ち寄る形での交流が深まってきておりますので、今後、より良い形で地域の人材を、また地域の考えなどを学校の運営に反映させていただければと考えております。また、学校の状況を地域に伝達していただきまして、地域活動の方にもお力添えをいただければと考えているところでございます。

○佐後教育長 教育研究所長。

○小島教育研究所長 先ほど、「主体的・対話的で深い学び」の具体的なものというお話をいただきました。研究所におきましても、研修等で取り組んでおりますので、お伝えをさせていただきたいと思います。

来年度の研修の中でも、授業改善とか指導法の改善という中で、「主体的・対話的で深い学びの実現を目指して」というテーマでの研修を用意して、先生方にアピールしながら、研修を受けていただきたいと思っております。

これにつきましては、今年度も何本かやっておりますので、引き続き受けていただければということで、学校にも強くアピールしていこうと思っております。

○佐後教育長 先ほど、社会教育の観点から学校経営に参画していくという話が社会教育課長からありましたが、先週の土曜日に、社会教育の方で「地域ぐるみ家庭教育支援フォーラム」が開催されました。その中のテーマとして、地域人材をどう活用していくかということの中で、コミュニティ・スクールも含めて、先ほど紹介があった地域学校協働活動の推進の状況ですとか、それから地域の教育力、地域の方が主体的に学校の中にどうやって入っていったらいいか、こんな話合いもされていました。厚木市の特色であるコミュニティ・スクールを推奨している今の状況の中で、大分地域の方や学校の意識も変わってきたなということを、私も見学させてもらって実感したところですので、またそういう取組なども、今後紹介していただけると、厚木市の教育の状況等も分かりやすくなるのではないかと感じました。

ほかにございますか。

森委員。

○森委員 2点、お願いいたします。

まず、2ページです。先ほど山本委員からもございましたけれども、中ほどの「令和4年度の新たな取組」のニュージーランドとの交流について、これは拡充ということですが、対象とする学校が増えるのか、何を拡充するのかということをお尋ねします。また、3番目のウェアラブルカメラの件について、前回の定例会でも報告がございましたし、新聞記事も読んでおりますけれども、私の中では、学習の指導に使うというよりも、実際に通学路の安全点検のためだけだと理解していたのです。ですから、これが指導に活用されるということで、1年間かけていろいろやるのかなと思いまして、その方法について、確認したいと思います。

もう一つは、11ページに研修の一覧表がございまして、新たなものとして星印が付いているという御説明がございましたが、今日的な課題のものが幾つかあります。例えば、最後のヤングケアラーの支援について、これはまさしく今日的な課題で、以前の定例会の中でも、厚木市にこの対象者がいるのだろうか、先生方、学校現場はこれをどれだけ理解されているのかという御意見もあったと思いますし、12ページの上段に性教育が新しく入っていて、これもまさしく今日的なものだと思うのです。

特に、この性教育について、これはもう大分前から、性犯罪ですとかそういったものの低年齢化が言われておりますけれども、今回これを研修に入れようと思った理由について、確認をさせていただきたいと思います。

以上、2点お願いします。

○佐後教育長 教育指導課長。

○長谷川教育指導課長 ニュージーランドとの交流につきましては、今年度は企画政策課が担当しておりまして、教育指導課で扱うのは来年度、新規ということになります。教育長の報告にもございましたが、今年度につきましては小学校2校、中学校1校がこの交流を実施しております。来年度につきましては、小学校7校、中学校3校を予定しておりまして、そういった意味で、校数の拡充という形になっております。

次に、ウェアラブルカメラの関係で、安全のためのものということの中で、もしその中でいかせるようなものがあれば、それは指導の中にも取り入れていきたいと考えております。例えば、カメラを持って、子供の視点を重視するという中で、子供たちがどのような動きをしているのか、もし危険な動きなどが見られるようなことがあれば、それは指導の中にも取り込んでいきたいと思っております。通学路の安全の部分が第一ですけれども、もしいかせるものがあれば、ここにも組み入れていきたいと考えております。

○佐後教育長 教育研究所長。

○小島教育研究所長 性教育の関係で御質問がございました。この性教育につきまして、私どもは「いのちを守る性教育」ということで、テーマを掲げております。

現在、携帯等の普及もかなり多くなっている中で、子供たちが性犯罪等に巻き込まれることもあるという状況を踏まえて、正しく自分自身の命を守るというところで、性教育についても自分自身で理解をしていただいて、子供たちが理解できるために、どのような指導をしていったらいいのだろうかというところで、学校の役割も踏まえてお伝えしていきたいということで、今回このような研修を入れております。

○佐後教育長 森委員。

○森委員 ここ数年、SNSの使い方であるとか、そういった様々な指導をされていると思います。それを新たに性教育という項目を設けたのが今年度だということですが、近い将来、何か問題が起こることに備えての転ばぬ先のつえなのか、現在少しずつ厚木市の中でそういった問題が起こっているから、言ってみれば近々の課題という意味での取組なのか、その辺がどうなのだろうと思いました。

それから、この「いのちを守る」うんぬんというところが希望制になっているので、希望者が多かったらどうするのかと気になったところです。

○佐後教育長 教育研究所長。

○小島教育研究所長 ありがとうございます。その辺の目的とか状況ということも、きちんと先生方にお伝えしながら、研修等を進めていきたいと思っています。

今現在、どのぐらい希望者がいるかというところはありますけれども、この研修にかかわらず、私たちが想定している以上の希望があった場合は、2回に分けて行ったり、あるいは、オンライン等で行ったりということも含めて、できるだけ希望された先生方が全員受けられるような形で研修を行っていきたいと思っております。

○佐後教育長 ほかにございますか。

宮崎委員。

○宮崎委員 幾つかあるのですが、まず教育指導の重点、この1ページです。今の課長の御説明で、教職員に意識してもらうことを中心にということで、毎年重点を作られているわけですが、そんなに年々変わるものではないですけれども、やはり最近の子供たちを取り巻く環境とが変わっているので、上位の法律ですとか、ここにも中教審の最新の答申がありますけれども、そういったもの、時代に応じた新しい考え方を積極的に取り入れて、キーワードとなる言葉を網羅されて作られているのではないかと思いました。

また、厚木市は、第2次教育振興計画が策定されましたので、それに応じて作られているのではないかと思います。

それと、先ほどから出ている2ページの新たな三つの取組です。これ、新規事業が先月の定例会で出て、新規事業の予算が付いた取組の項目を起こしたのかなという理解をしましたので、その辺が項目として挙げられているのかと思いました。

また、1番の「学校経営・運営の充実」から11番の「理数教育の充実」までについては、これ、子供たちの教育活動について、全て網羅されていると思うのです。この辺の表現も工夫されておりますので、学校に下していく中で、学校と連携してこれを具体的に進められるように是非お願いしたいと思います。

その中で、県教委も毎年この教育指導の重点を出していて、ここには県教委のことは書かれていないですけれども、当然県教委の重点をしんしゃくされた上で作られていると思いますが、その辺についてお伺いしたいと思います。

それから、二つ目は、2ページの新たな取組の上ですけれども、なお書きのところです。ここにESDのことが書かれていて、「ESDの視点」と書かれています。これは、厚木市として、市長、教育委員会を含めて、今、SDGsの考え方をクローズアップしていますけれども、ここはあえてESDなのかということを教えていただきたいと思います。

それに関連して、この次の学校教育目標です。学校教育目標は各学校長が決めるのですが、この時系列が、「各学校は教育活動全体においてESDの視点を持ち」とありまして、「持って学校教育目標を設定する」ということがうたってありますけれども、これを示す時系列について、時期的にもう校長は学校教育目標を作っていると思うのです。ですので、この辺の投げ掛けの時期が時系列的にどうなのかなと思いましたので、それについて教えてください。

それと、学校全体への周知の方法です。一人一人の先生方にどのように周知するのか。研修もそうですけれども、どのように周知するのかというのが一番大きな課題で、徹底するにはどうしたらいいかということなのですが、私は以前に現場にいるときから、こういうものはもうイントラで、全ての先生がパソコンを持っているわけですから、校務シェアの1丁目1番地ではないけれども、そういうところに貼り付けて、先生方がいつでも見られるようにしていただけるといいかなと思ったのです。その周知の方法について、どのような段取りをされるのか教えていただきたいと思います。もちろん校長会等でも説明はされると思いますけれども、お願いします。

それから、研修の方ですけれども、10ページです。これも五つの視点、人格的資質から成果の還元、これもそんなに変わってはいないと思いますけれども、特徴を捉えて進めていただきたいと思います。

その中で私は、1番の人格的資質を高める研修、これを初任者の研修に是非、具体的に取り入れていただきたいと思います。というのは、若い先生がどんどん入ってきていますけれども、採用試験自体の倍率が下がっていて、特に小学校はそうなのですが、そうすると、その資質に係るところが、非常にウエイトが大きいと思うのです。実際学校に行ってみると、やはり新採用の先生方の指導に困難を感じているベテランの先生方もいるように見受けられるのです。この資質向上というのは難しいとは思いますけれども、是非ここを、臨時的任用職員の研修もありますが、臨時的任用職員も新規の方がたくさん入ると思うので、充実させていただきたいと思います。

そして、その中に是非入れていただきたいのが不祥事防止です。これは早いうちにこういう研修をやっておいた方がいいと思うのです。

臨任経験がある方もいると思いますけれども、初めて先生になって、公務員として仕事をする場合に、やはり自分が加害者になってはいけないという、そういうことを早く植え付けてもらって、非違行為がないような教職員生活を送ってもらいたい。

それから、個人情報の管理が苦手な先生方も多いのです。ですので、その辺の不祥事防止の研修については、先ほどSNSの使い方の話もありましたけれども、早い時期にやっていただきたいと思いました。

4月4日に最初の初任者研修があるのですが、臨任は6月ということで、少し遅いですよね。2か月ぐらいたっているので、その間、不祥事が起こらないようにしてもらいたいですけれども、学校でもやるとは思うのですが、早い時期にこういう研修をして、立派な先生を育ててほしいと思いました。

最後に、10ページの一番下です。先ほど出ていたオンライン研修ですけれども、これは状況に応じてやらざるを得ないと思うのです。その中で、講師と受講者の対面的なオンラインというのもあるでしょうけれども、受講者同士が会話できる、こういうコミュニケーションが取れるオンライン研修を是非取り入れていただいて、集合型研修、リアルな研修に近い形の工夫をしていただければ有り難いと思いました。

すみません、飛び飛びで幾つかありましたが、よろしくお願いします。

○佐後教育長 教育指導課長。

○長谷川教育指導課長 まず1点目は、県の教育委員会との関係になりますけれども、国や県のものを当然踏まえた中で策定をさせていただいております。

2点目につきましては、SDGsではなくESDということになりますけれども、SDGsはゴールを目指してということでございまして、教育の視点からというようなことを踏まえて、このESDという言葉をあえて入れさせていただいているところでございます。

御指摘いただいた教育目標の部分でございますが、今年度、1学期のところから、小中校長会の中で御説明を差し上げている中でお話をさせていただいておりますので、突然ここで出るわけではございません。小中校長会の方で御理解はいただけていると考えております。

最後に、周知の方法でございますけれども、これは学校には3部、紙ベースで届く形となっておりますが、やはりそれだけでは一人一人の先生方になかなか周知が行き届かないであろうということで、A3両面刷り4ページの概要を作成いたしまして、それを一人一人の先生方に配布するという形を取っております。それを併せていくということでございますが、ただ、先ほど宮崎委員もおっしゃったように、やはりもう一人一人が端末を持っておりますので、そこで見られるということは、非常に有効な手段かと思いますので、今後参考にさせていただければと思っております。

○佐後教育長 教育研究所長。

○小島教育研究所長 先ほど、委員から周知のことについてのお話がございましたが、研修の周知につきましては、学校に対して4月に入ってすぐに、本年度はこのような研修をやっていきますということで、お知らせをさせていただきます。先生方一人一人に資料等をお渡しできるような形で、各学校に資料の配布、もちろん電子でも見られるような形で資料を載せていくという示し方をしたいと思っております。

また、幾つか研修についての御質問、御意見をいただきました。ありがとうございます。

初任者研修につきましては、年間5回を予定しておりまして、もちろんその中で不祥事防止、また、個人情報の管理等についての内容も入れていく予定でございます。

また、併せて県の初任者研修も行ってまいりますので、その中でも触れていく形になります。初任者の方には、そういう研修を随時行っていきたいと思っております。

また、オンライン研修につきましては、先ほどおっしゃったように、ただ講師の方のお話をオンラインで聞くだけではなくて、例えば、今お話した初任研などにつきましては、横のつながり等も大事にしておりますので、オンラインの中でグループに分かれて、それぞれ意見交換をしたり、グループディスカッションをしたりという時間も今年度は入れてまいりました。もちろん来年度につきましても、今のところオンラインではなく集合研修の予定ではおりますけれども、仮にオンラインになったとしても、そのような形については積極的に入れていきたいと思っております。

また、オンラインによる研修の中で、よく講師の方が使われるのは、チャットなどを使って、講師の方がお話をされているところで、それに対する受講者の意見などを自由に、講演会を聞きながら書き込んだりする形態を取る講師の方も増えてきております。講演を聞きながら、自分の意見をリアルに打ち込んで、そこで、今こんな意見が出ましたというようなことを研修中に共有しながら進めていく研修もございますので、併せてそういう研修の仕方についても、私どもも研究しながら、より良い研修の進め方を考えていきたいと思っております。

○佐後教育長 学校教育部長。

○佐藤学校教育部長 最初の御質問に戻るのですが、ESDのことが話題になりましたので、少し補足させていただきます。教育指導課長がお答えしましたとおり、この夏からもう取り組んでいることではあるのですが、実は、ここにあえてESDと書かせていただいたのは、例えばSDGsの取組、学校でやっているのだろうかということを問うたときに、大体において学校の教育活動の中にSDGsの項目がたくさんあって、もう既にやられているものがたくさんあるという状況でございます。

ただ、そうしますと、やっていますというだけで、何かこう、目に見えるような形で、新しい学習指導要領にのっとってSDGs向けに学校が変わってきているのかというと、それはなかなか見えにくいということが、皆さんから言われていたところだったのです。そこで、あえてESDと書かせていただいたのは、ESD自体がSDGsを実現するための教育プログラムのことですので、これを具体的に使おうということを申し上げました。

その中に、ESDの項目を見ていただくといいのですが、SDGSの項目を学習用にまとめたテーマが幾つかあると思うのです。有名なものが八つありますけれども、それを一つ学校で取り上げて、そこに、教科横断的と書かせていただいておりますが、例えば一つのテーマが生物多様化なら、そこに向けて全ての教科がどう関わっているかというような、そういった教育課程を具体的に作るということを全ての学校で行って、では、どういう対応をしてきたのかということを見えるようにしていこうという、そのような取組をしているということです。繰り返しになりますが、あえてESDという言葉を今回は使わせていただいて、このプログラムでやるということを、早い段階でお示ししているということでございます。

○佐後教育長 杉山委員。

○杉山教育長職務代理者 1点は質問で、1点はお願いです。

6ページの4番で、「人権教育・インクルーシブ教育の充実」とあります。その4番の最後のところに書かれているのですが、これはまさにインクルーシブ教育の理想が書かれているのだと思っています。2行目の真ん中以降です。「全ての児童・生徒ができるだけ同じ場で安心して学ぶことができる授業づくりや学級づくりを行うよう努める。」と書かれています。これは本当にインクルーシブ教育の理想だと思うのですが、現状として、これをやるためにはいろいろな課題があると思うのです。特にこの部分は人的な面というのが強いのかなと思いますけれども、この辺を進めていく上での課題について、教えていただければと思います。これが1点です。

2点目はお願いです。

11ページと12ページに研修等の一覧表がありますが、その後ろの方に内容が書かれていますけれども、この中で、よく私、行政の方にお願いするものがあるのですが、これ、日本人の中の何人が理解できるのかと思うような英語が使われています。

例えば、12ページの寺子屋講座の星印の三つ目、「アンコンシャスバイアス」とあります。今日調べました。そうしますと、無意識の偏見とか無意識の思い込みと出ているのですが、これを理解する日本人が一体何人いるのだろうと思うのです。ですので、書かれてもいいのですが、是非、「無意識の偏見(アンコンシャスバイアス)」のように書いていただけると、一般の人はイメージが湧きやすいのではないでしょうか。それと、「ストレスマネジメント」とありますけれども、これもストレスの管理ということでしょうか、何かどこまで分かるのか、理解してもらえるのか分からないですけれども、かなり英語を使っているので、何となく分かっているけれども実際はよく分からないというものもあると思うのです。この辺については、できるだけ日本語も併記する、あるいは分かるように訳していただく、その辺についてお願いしたいと思います。

○佐後教育長 教育指導課長。

○長谷川教育指導課長 今、インクルーシブのところで、人的なものも必要なのではないかというところがございましたけれども、現在、大きな3本の柱の取組をしております。

一つは、毛利台小学校、玉川中学校で平成28年から始まっております「みんなの教室」で、必要に応じて必要な支援等を個別に取り組んで、そして通常の教室に戻していくという流れでやっております。その連携を密にすることによって、通常の学級の支援の意識を高めていこうという取組が1点ございます。

もう一つは、県から2年間いただいているものでございまして、教育支援体制を整備しようということで、教育相談コーディネーターの後補充ということで加配をいただいているものでございます。教育相談コーディネーターを中心として、組織的にそれに対応していこうということで、戸室小学校で今年度、来年度の2年間、取り組んでおります。組織的な体制を整えることで、どのようにすれば個別の支援がうまくいくのか、また、通常の学級での支援を充実させていけるかというところに取り組んでいるところでございます。

もう一つにつきましては、これは途中で立ち消えになってしまっていて、来年度につきましてはまた別の形で考えておりますが、依知中学校区で取り組んでいるもので、依知中学校と依知小学校、そして、依知南小学校の3校で取り組んでおりますけれども、特別支援学校のセンター的機能なども使いながら、通常の学級で支援が必要なお子さんに対してどういう取組ができるのかという、本当に直接的にその学級を見ていただいて、アドバイスをいただくという形の取組もしております。

これら三つのことを踏まえて、インクルーシブの推進部会がございますので、そういったところで発表したり、またそれらを様々な場面、必要に応じて校長会等でも発信しながら理解を深めていければと思っております。

また、指標なども作成しておりますので、それも随時見直しながら、盛り込めるものは盛り込んでいく形で考えております。

人がいればできることで終わりたくないというところもありますので、この人的なものがなかったとしても、では、どうやってできるのかというところにつきましては、簡単ではございませんので、時間をかけなければいけないですけれども、半歩ずつでも進んでいければと考えて取り組んでおります。

○佐後教育長 ほかによろしいですか。

山本委員。

○山本委員 先ほど森委員から、ウェアラブルカメラの件が出ました。私の方は、こういうのはどうかなということで以前から思っていたことがございますので、意見といいますか、提案といいますか、そういったところになります。

ウェアラブルカメラは、厚木の特徴、特質として面白いなと思っているのですが、子供のどこに付けるのかということで、全く得られる情報が違ってくるかと思うのです。やはり、可能であれば頭、帽子のところに付けていただけると、視線の角度や高さとか、左右の広さとかを含めて、いろいろなものが分かるのではないかと思うのです。

そうした場合に、交通安全だけでなく、小学校1年生と小学校6年生では、恐らく目の使い方が違っているのかなと思うのです。発育・発達という視点から、低学年の子供たちの行動様式を考えるきっかけにすることができるのではないかという気がしております。と申しますのは、うちの子供が小学校で野球をやっていたときのことですが、低学年のときはなかなかフライを取ることが難しかったのです。恐らく子供は、高さのところに対しては苦手だと思うのです。

そうやって考えると、何といいましょうか、小学校の高学年の子と低学年の子では、恐らく視線の高さとか角度というのは全く違うものではないかと想像しているのですが、いずれにしても、交通安全の指導以外に、行動様式の指導にまで上手に広げることができると、先生方の指導の仕方というのも非常に変わってくるのではないかという気がしております。

是非、そういった視点も持ってウェアラブルカメラとお付き合いいただけると、面白いのではないかと思いました。意見です。

○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。よろしいですか。

ほかになければ、報告事項5を終わります。

次に、報告事項6 地区館長及び地区分館長の委嘱について、報告をお願いします。

社会教育課長。

○中丸社会教育課長 報告事項6 地区館長及び地区分館長の委嘱につきまして、御報告申し上げます。

資料6を御覧ください。

本件につきましては、地区館長及び地区分館長の任期が満了することに伴い、厚木市立公民館条例施行規則第2条第4項の規定により委嘱するものでございます。

恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、別紙を御覧ください。

新たに委嘱する方につきましては、4番の楠好文様、5番の三橋泉様、9番の本杉長生様、12番の細野治正様の4人でございます。

なお、任期につきましては、令和4年4月1日から令和6年3月31日までの2年間でございます。

説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。

○佐後教育長 ただ今の報告に対して何かございますか。

特になければ、報告事項6を終わります。

次に、報告事項7 厚木市スポーツ推進委員の委嘱について、報告をお願いします。

スポーツ推進課長。

○佐藤スポーツ推進課長 報告事項7 厚木市スポーツ推進委員の委嘱につきまして、御説明申し上げます。

資料7を御覧ください。

本件につきましては、厚木市スポーツ推進委員の任期が満了することに伴い、スポーツ基本法第32条第1項の規定により、4月1日付けで新たに委員を委嘱するものでございます。

恐れ入りますが、1枚おめくりいただきまして、別紙を御覧ください。

新たに委嘱する方につきましては、3番の日向野拓様、4番の村井薫一様、10番の伊澤孝典様、25番の近藤廣志様、28番の桐生憲一様、50番の中村厚子様、56番の堀隆英様、57番の水嶋真由美様、64番の菊地妙子様、65番の山崎由美様、以上の10人でございます。

次に、任期につきましては、令和4年4月1日から令和6年3月31日までの2年間でございます。

説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

○佐後教育長 ただ今の報告に対して、何かございますか。

特になければ、報告事項7を終わります。

それでは、ここで暫時休憩といたします。

再開後は会議を非公開としますので、関係者以外の方は御退席ください。お疲れ様でした。

暫時休憩15時40分

再開時刻15時40分

  議案第12号  厚木市久保奨学金(令和4年度高校等修学奨学金(第6期生・第7期生))の支給決定について
    (資料に基づき説明し、可決された。)
  報告事項2  事務の臨時代理の報告について(厚木市立小・中学校の校長及び教頭の人事異動の内申について)
    (資料に基づき報告し、了承された。)

 

○佐後教育長 以上で、本日予定しておりました日程は、全て終了いたしました。

これをもちまして、令和4年厚木市教育委員会3月定例会を閉会いたします。

お疲れ様でした。

閉会時刻15時58分

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