令和5年厚木市教育委員会1月定例会

更新日:2023年03月15日

公開日:2023年03月15日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

令和5年1月24日 火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 佐後 佳親
教育長職務代理者 杉山 繁雄  
委員 森  厚子
委員 山本 正彦
委員 宮崎 昌彦
事務局
田中教育総務部長、八木学校教育部長、長沼社会教育部長、
柴田教育総務課長、井出学校給食課長、金子学務課長、
長谷川教育指導課長、長塩社会教育課長、
小野間文化財保護課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

議案第1号  夏季休業中における学校閉庁日の取扱いの改定について
議案第2号  厚木市立あつぎ郷土博物館条例施行規則の一部を改正する規則について
議案第3号  厚木市久保奨学金奨学生選考委員会委員の委嘱について
議案第4号  厚木市指定有形文化財の指定について
議案第5号  厚木市久保奨学金(令和4年度入学準備奨学金・令和5年度高校等修学
                  奨学金(第9期生))の支給決定について

3 報告事項

(1)  事務の臨時代理の報告について(厚木市学校運営協議会委員の委嘱について)
(2)  事務の臨時代理の報告について(公務災害補償の認定について)
(3)  事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
(4)  事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
(5)  給食用食材の放射性物質の測定結果について


会議の経過は、次のとおりです。


開会時刻14時00分

○佐後教育長 ただ今から、令和5年厚木市教育委員会1月定例会を開会いたします。

現在の出席者は5人で、定足数に達しております。

厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、宮崎委員を指名させていただきます。よろしくお願いします。

始めに、私から報告いたします。

令和4年12月20日火曜日に開催されました12月定例会以後の主な行事等につきまして、御報告いたします。

まず、お手元の資料、2番目、5番目及び7番目でございます。

1月7日土曜日、14日土曜日及び15日日曜日に、依知北公民館を始め6地区の新春のつどい・賀詞交換会に参加いたしました。コロナの影響もあり中止になった地区もありましたが、感染対策を行った上で、地域の皆様が集まり、新年のスタートが切れたことをうれしく思いました。また、どの会場でも小・中学校の校長先生方が参列されており、地域と学校との連携も感じることができました。

次に、3番目でございます。

1月8日日曜日に、厚木市荻野運動公園において行われました厚木市消防出初め式に参列いたしました。3年ぶりの通常開催ということで、約3,600人の方々が来場され、古式消防保存会によるまとい振り込みやはしご乗り、また、消防車両の分列行進や一斉放水などを見学いたしました。その際、荻野中学校の吹奏楽部が演奏を披露してくれました。大勢の観客を前にすばらしい演奏を行った生徒たちには、会場から大きな拍手が送られていました。

昨年は市内の火災も多く発生しており、市民の命を守るための消防団、消防署員の皆様の日頃からの取組に改めて敬意を表したいと思います。

次に、4番目でございます。

1月10日火曜日に、本庁舎特別会議室において、友好都市の北海道網走市から、小学生訪問団の小学生13人が市長に表敬訪問に来てくれました。網走市とは友好都市として様々な交流を続けており、昨年夏には市内の小学生30人が網走市を訪問して、大自然や文化、歴史などを体験しています。今回の訪問では、市内の見学と併せ、南毛利小学校児童との交流も行いました。

これからも厚木市、網走市の子供たちが、貴重な体験を通して成長できる交流を進めていきたいと思います。

次に、6番目でございます。

1月14日土曜日に、本庁舎地下食堂において、キッズゲルニカの制作作業を視察いたしました。この取組は昨年6月にウクライナの子供たちが制作したキッズゲルニカを市内で展示したことをきっかけに、市内の幼稚園から高校生までの約30人が集まって、厚木市版キッズゲルニカを作成しているものです。当日は、子供たちが縦3.5メートル、横7.8メートルのキャンバスに描かれた絵の仕上げをしているところでした。完成した作品は、1月29日日曜日に、あつぎ市民交流プラザ屋内広場でお披露目される予定になっております。

この絵の作成、展示を通して、子供たちや市民の皆様が改めて平和の大切さを考える機会となればと思います。

次に、10番目でございます。

1月22日日曜日に、あつぎ市民交流プラザにおいて、令和4年度地域ぐるみ家庭教育支援フォーラムが開催され、杉山委員とともに出席してまいりました。コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりに対面での開催となりましたが、公民館地区館長を始めとする公民館職員、社会教育委員、地域学校協働活動推進員、そして、市立小・中学校の校長先生方に御参加いただきました。

内容といたしましては、荻野地区、依知南地区の実践例の発表と参加者によるワークショップが行われ、社会教育に携わる関係者がともに家庭教育支援や地域学校協働活動の在り方について学ぶよい機会となりました。

本市の特色である公民館を核とした地域ぐるみ家庭教育支援や地域学校協働活動がより充実するよう、これからも努めてまいりたいと思います。

次に、11番目でございます。

1月22日日曜日に、あつぎ市民交流プラザアートギャラリーで開催されました、令和4年度厚木愛甲地区中学校文化連盟芸術祭「美術科学習発表会」を視察いたしました。会場には、市内各中学校を始め、愛川町、清川村の中学生が美術の授業で作成した作品が展示されており、どの作品も生徒の思いや感性が生き生きと表現されたすばらしいものでした。また、各学校の作品からは美術科の先生方が生徒の力を引き出すために、授業を工夫している様子も感じることができました。子供たちの才能と可能性を大いに感じた、すばらしい発表会だったと思います。

続きまして、13番目でございます。

令和4年厚木市議会第6回会議(12月定例会議)の結果につきまして、教育総務部長から報告させていただきます。

教育総務部長。

○田中教育総務部長 それでは、教育長報告の2ページ、13番を御覧いただきたいと思います。

令和4年厚木市議会第6回会議(12月定例会議)につきまして、御報告申し上げます。

この会議の概要の大半につきましては、12月20日に開催されました教育委員会12月定例会において御報告をさせていただきましたので、それ以降の日程に係る部分について、御報告させていただきます。

1の会議期間につきましては、11月30日水曜日から12月23日金曜日までの24日間で開催いたしました。

13番には、2の12月22日開催の予算決算常任委員会及び3の12月23日開催の本会議における教育委員会関連の議決事項等を記載してございます。

始めに、2の予算決算常任委員会では、教育総務部と社会教育部の所管する予算でございます議案第99号 令和4年度厚木市一般会計補正予算(第9号)が審査されまして、可決すべきものとされました。

次に、3の本会議におきましては、議案及び陳情の採決があり、議案第93号 厚木市立あつぎ郷土博物館条例の一部を改正する条例につきましては、賛成全員で可決されました。

次に、議案第99号 令和4年度厚木市一般会計補正予算(第9号)につきましては、賛成多数で可決されました。

次に、陳情第10号 私学助成の拡充を求める意見書を国に提出することを求める陳情及び陳情第11号 私学助成の拡充を求める意見書を神奈川県に提出することを求める陳情の二つの陳情につきましては、賛成少数で不採択とされました。

市議会の報告につきましては以上でございます。

○佐後教育長 本日の日程のうち、議案第3号、議案第5号及び報告事項1から4については、人事に関する情報及び個人に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により、会議を非公開といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」との声あり)

○佐後教育長 御異議ありませんので、非公開とし、日程の最後において審議等を行うことといたします。

なお、傍聴される方につきましても、事務局の関係者以外の職員と同様に、会議が非公開となりましたら御退室いただくこととなりますので、あらかじめ御承知おきください。

それでは、審議事項に入ります。

日程1 議案第1号 夏季休業中における学校閉庁日の取扱いの改定についてを議題といたします。

議案の説明をお願いします。

教育総務課長。

○柴田教育総務課長 議案第1号 夏季休業中における学校閉庁日の取扱いの改定につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。

提案理由につきましては、学校閉庁日を拡大するため、夏季休業中における学校閉庁日の取扱いの一部を改定するものでございます。

現在、学校閉庁日につきましては、教職員の働き方改革に向けた取組の一環である夏季休暇取得促進のため、平成30年度から、8月13日から15日までの3日間を学校閉庁日として設定しております。令和2年3月に策定しました市立小・中学校における働き方改革に関する方針及び令和3年4月に策定しました同方針のアクションプランに基づきまして、学校閉庁日の拡大を検討してまいりました。

この度、現在の3日間に加えまして、8月11日及び12日並びに12月28日を新たに学校閉庁日として拡大するものでございます。

取扱いの内容を御説明申し上げますので、2枚おめくりいただき、参考資料の新旧対照表を御覧ください。

左側が新、右側が旧の内容になります。改正箇所及び追記した箇所について、朱書きで記載しております。

まず、この取扱いの表題になりますが、この度、冬季休業中の12月28日も閉庁日に含めることから、これまでの夏季休業中のみではなくなるため、表題を「夏季休業中における学校閉庁日の取扱いについて」から、「学校閉庁日の取扱いについて」と変更するものでございます。

次に、1の趣旨になりますが、旧の右側の「夏季休業中の」を削除いたしまして、2の期間につきましては、新の方になりますが、「毎年8月11日から8月15日まで及び12月28日。ただし、8月11日から8月15日までの期間に土曜日・日曜日・国民の祝日に関する法律に規定する休日が含まれる場合及び12月28日が土曜日又は日曜日に当たる場合は、新たな学校閉庁日は設けない。」とするものでございます。

右側の旧の一番下、4の担当課につきましては、こちらに記載する必要性がないと判断したことから削除するものでございます。

説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。

○佐後教育長 ただ今の説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。

杉山委員。

○杉山教育長職務代理者 考え方としては非常に賛成なのですが、一、二点お聞きしたいことがあります。

学校閉庁日の取扱いについて(案)のところで、3番の運用方法の下に、カタカナでア、イ、ウ、エ、オとありまして、ウのところですけれども、「教育活動の実施」というところで、「やむを得ない場合を除き、部活動等についても原則として行わないものとする。」となっているのですが、やむを得ない場合というのは、この8月11日から15日及び12月28日に何か大会みたいなものが予定されている場合なのかなと思うのですが、その辺の情報、それからやむを得ない場合というのは、判断としては誰がされるのかをお聞きしたいと思います。

○佐後教育長 教育総務課長。

○柴田教育総務課長 ありがとうございます。

御指摘のとおりでございまして、8月のやむを得ない場合ということで想定しておりますのは、やはり中学校における部活動の大会であろうと考えております。こちらにつきましては、大きな大会が控えている場合について、大会当日もそうですけれども、例えば、どうしても練習に充てたいということであれば、あくまで閉庁日は閉庁日として設定しておりますけれども、部活動につきましては基本的には校長先生の判断において活動していただく部分になろうかと思います。

ただし、私たちとしても、校長会等でも説明をさせていただいているのですが、そういった場合につきましても、極力閉庁日の活動は控えていただきたいということはお願いしております。少し矛盾している部分ではございますが、そのために設定している閉庁日でありますので、それについては、重ね重ねお願いしている部分ではございます。

○佐後教育長 よろしいでしょうか。

○杉山教育長職務代理者 はい。

○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。

森委員。

○森委員 確認ですけれども、参考資料の新旧対照表の中で、4の「担当課」が削除されています。これは、この取扱いそのものが学校の閉庁日についてのことですので、これでいいと思うのですが、4の「担当課」の最後にある「転入・転出に関すること」は、教育委員会が28日まで業務をしているので、そこに連絡があるから、これでいいという対応ですよね。多分ここには書いていなくていいと思うのです。これは学校の閉庁日の取扱いですので。でも、もうぎりぎりで転入・転出の手続をしたいという人は、いわゆる市が業務をしているときは教育委員会に連絡すればいいという意味で、全部を削除するということでよろしいのでしょうか。

○佐後教育長 教育総務課長。

○柴田教育総務課長 おっしゃるとおりの内容でございます。こちらについては、PRも含めまして、市の広報、あるいはホームページにも載せていきたいと思います。

また、この「学校閉庁日の取扱いについて」というそのものが、規則や条例ではなく、あくまで「取扱いについて」というものでしたので、こちらにつきましては、平成30年度に策定した当初のときには担当課を載せたのですが、今はホームページや広報などもありますので、必要ないとの判断で削除させていただいているということでございます。

○佐後教育長 ほかにございますか。

山本委員。

○山本委員 私もこの学校閉庁日について、賛成の立場ではあるのですが、教えていただきたいのは、この閉庁日の期間に、先ほど質問が出ました部活動の件ですとか、いろいろなものが何らかの形であると思うのです。例えば、教員も対応するでしょうし、恐らく教育委員会が対応する場面もあるのではないかと想像するのです。

3の運用方法のところで、ア、イ、ウ、エ、オとありますけれども、例えば、アのところ、「学校への問合せ等については、教育委員会で対応する。」とあります。恐らく電話か何かを転送するのかなと思っているのですが、あるいはカの校舎管理、このあたりも「教育委員会で管理するものとする。」と、原則を示していますけれども、このあたりは具体的にどのようなことを想定しながら管理方法を考えているのか、分かる範囲で結構ですので、お教えいただければと思います。

○佐後教育長 教育総務課長。

○柴田教育総務課長 まず、アの対外的な業務の部分でございますが、平成30年度から、8月13日から15日までの3日間を閉庁日としておりますが、基本的に大きな連絡と言いますか、事故等も特になく、そういった事態はございませんでした。だからということではないですけれども、今回拡大をした部分につきましても、基本的にはこちらに書いてありますとおり、学校には日直等は置かずに、要するに人はもう一切いないという姿勢を取りたいと思っております。

そこで、本当に急用というか、どういう状況が想定されるか分からないですけれども、命に関わるようなことがあれば、それはもう恐らく警察とか救急とか、そういった部分になろうかと思います。ただし、我々の方でも、ホームページとか、あるいは市の広報に、先ほどの削除した部分でございますけれども、こういった場合については、平日であれば教育委員会に連絡していただいて結構ですということを載せたいと思っております。

また、カの校舎管理という部分でございます。こちらにつきましては、具体的には留守番電話、こちらも学校には設定してありますので、これで、今日は閉庁日ですということを設定させていただきたいということと、それから警備の部分につきましても、基本的には担当課の方で委託の機械警備を実施していますけれども、こちらとも調整を図りながら、アラームとか、そういったものについても注意をしていきたいと考えております。

○佐後教育長 ほかにございますか。

宮崎委員。

○宮崎委員 今、課長が言われたように、校長会でもそういう周知をされているということですけれども、やはりこうやって閉庁日が拡大することによって、4月からの学校の年間計画にもう明記されるわけですよね。ここからここは閉庁日ですと。また追加もされているわけですが、そういう見える化されることによって、先生方も、物理的にも精神的にもすごく負担が軽くなるのではないかと思っておりまして、教育委員会にはアクションプランに基づいて、これだけではなくて、いろいろな項目で働き方改革やっていただいておりますけれども、現場の先生にとっては大変有り難いことではないかと思っています。

そこで質問なのですが、部活動について、もし分かればですが、他市町村でもこういう取扱いを進めているのか、それとも厚木市だけが先行してやっているのか。部活動の関係は前回の定例会でもお話しましたが、県央大会とか県大会、関東大会へ行くと、どうしても練習をさせてあげたいということもあるので、近隣の市町村の状況が分かれば教えてください。

○佐後教育長 教育総務課長。

○柴田教育総務課長 この学校閉庁日、特に夏の学校閉庁日につきましては、各市で実施しております。日にちとしては、どこの市もばらばらというわけではないですけれども、やはり同じように8月11日から15日、あるいは12月28日、そして1月4日というところも市の中ではございます。

特徴的なところについて御紹介させていただきますと、お隣の海老名市が夏季休業期間について、8月8日から19日、冬季が12月26日から1月5日と非常に長い期間を取っております。そこで、私どもも海老名市に問合せをさせていただきましたところ、こういう答えが返ってきまして、8月8日から19日を完全に学校閉庁日ということで、人をいなくなさせるという日ではなくて、この期間というのは夏季休暇を積極的に取る期間であるという、本市とは少し意味合いが違うのかなという部分がございました。ですので、先生たちが学校に来る、来ないということは、もうその先生の裁量に任せてあるということでしたので、海老名市の方はそういった感じでございました。

ほかの市町村につきましては、ほぼ本市と同じような感じでございました。

以上でございます。

○宮崎委員 ありがとうございます。

○佐後教育長 よろしいですか。

ほかにございますでしょうか。

森委員。

○森委員 8月11日は山の日ですが、これをあえて閉庁日に入れたということは、祝日だけれども、閉庁日だから絶対にこの日に仕事をしてはいけないということを伝えたいがために、あえて祝日を閉庁日に入れたという意味でしょうか。何か休日を1日増やすみたいな感覚で考えたら、ほかでもいいのにと思ってしまったので、そこだけ確認させてください。

○佐後教育長 教育総務課長。

○柴田教育総務課長 御指摘のとおりでございまして、確かに、8月11日を学校閉庁日にしても、この日は山の日で平日ではございませんので、夏季休暇取得促進にはならないということでございます。ただ、なぜこの8月11日も設定したかと言いますと、やはり今、おっしゃっておられたように、先生たちにその意識を持っていただくということと、それから地域の方、あるいは保護者の方についても、8月11日は山の日で学校はないけれども、ここも含めて15日まで学校閉庁日なのだと、この期間は先生たちが学校にいないということを周知させていただくためにも、是非、この11日という日を入れさせていただきたいという部分でございます。

本来の目的である夏季休暇取得促進という部分では少し違うのですが、これはあえて外向けというか、そういった部分に意識を置いて閉庁日とさせていただいたところでございます。

○佐後教育長 森委員。

○森委員 それというのは、やはり現状として、特に中学生なのかもしれませんけれども、部活動があって、旗日だけれども練習をしたい、そのために先生もいらっしゃるような実績が多いから、あえてこの日は閉庁日だと再度言いたいということなのですか。何か一般的な感覚だと、旗日だから学校は休みなのにと思ってしまいました。

○佐後教育長 教育総務課長。

○柴田教育総務課長 これまでやってきた3日間の中では、特にそういったことはございませんでした。また、8月11日についても、そういうことはなかったのですが、今回、検討を重ねていく中で、校長会等の意見を聞いた中で、11日も含めて徹底したいということでございまして、11日から15日の5日間について、とにかくこの5日間は閉庁日なのだということをやりたいということで設定いたしました。

○佐後教育長 ほかにございますか。

杉山委員。

○杉山教育長職務代理者 昔、小学校に勤めていたことがあったので、小学校の感覚でお話をさせていただきますけれども、小学校では、例えば、生き物を飼っているということがあります。それから、植物の水やりなどもありますけれども、その生き物の餌というのは、これは例えば、以前に経験したことでは、委員会の子供が当番で、先生が来ないときでも餌をあげてもらうとか水を替えてもらうとかということがありました。この期間、今度は閉庁日が割と長くなりますので、その辺は学校の実情に合わせてということなのかもしれないけれども、これはその生き物の生死に関わるので、少し不安なところもありますが、何か学校の方からそのようなことについての問合せというか、相談というか、そういうことはありませんでしたか。

○佐後教育長 教育総務課長。

○柴田教育総務課長 申し訳ございません。今回のこの検討を進めて、いろいろと校長先生から校長会で御意見を聞いた中では、特にそういった御指摘はございませんでした。ただ、当然、委員がおっしゃるとおりだと思いますので、その辺につきましては、実際どういう現状なのか、あるいはどうしたらいいのかということについて、確認していきたいと思います。ありがとうございます。

○杉山教育長職務代理者 よろしくお願いします。

○佐後教育長 山本委員。

○山本委員 私もやはり小学校のことについて、お聞きしたいと思います。

土曜、日曜の休み日については、小学校のグラウンドや体育館の貸出しを行って、いろいろなクラブやサークル等が活動しているかと思うのです。そのあたりは、閉庁日のときはどのような対応になるのでしょうか。

○佐後教育長 教育総務課長。

○柴田教育総務課長 施設開放の話かと思います。こちらにつきましても、これまでの3日間もそうでしたけれども、今回につきましても、基本的には開放はしないという形にさせていただきたいと思います。開放に当たって先生が出なくていいということであっても、やはりそこで何かあったときに、学校は当然関連してまいりますので、この期間につきましては、今のところ開放はしないということでいきたいと思います。

○山本委員 ありがとうございます。

○佐後教育長 ほかによろしいでしょうか。

それでは、ほかに質疑がないようですので、採決に移ります。

本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。

(「異議なし」との声あり)

○佐後教育長 異議なしと認め、議案第1号を可決いたします。

次に、日程2 議案第2号 厚木市立あつぎ郷土博物館条例施行規則の一部を改正する規則についてを議題といたします。

議案の説明をお願いします。

文化財保護課長。

○小野間文化財保護課長 ただ今、議題となりました議案第2号 厚木市立あつぎ郷土博物館条例施行規則の一部を改正する規則につきまして、提案理由及びその内容を御説明申し上げます。

本件につきましては、博物館法の一部改正に伴い、所要の措置を講ずるため、本規則の一部を改正するものでございます。

改正内容について御説明申し上げますので、恐れ入りますが、議案書を2枚おめくりいただき、参考資料の新旧対照表を御覧ください。

改正箇所につきましては、赤字でお示ししております。

第9条につきましては、資料の館外貸出しについて定める規定でございまして、博物館法の条文を引用しておりますけれども、同法の一部改正に伴い、条の移動が生じましたので、「第29条」を「第31条第1項」に改めるものでございます。

最後に、附則について御説明申し上げますので、議案書を1枚お戻りいただきまして、規則の附則を御覧ください。

この規則の施行日を令和5年4月1日とするものでございます。

説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。

○佐後教育長 ただ今の説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。

山本委員。

○山本委員 内容的なものというよりも、少し教えていただければと思います。

今回、この博物館の中のものの貸出しについてのお話だと承知しておりますけれども、これまであつぎ郷土博物館で、その展示物を含めて、館外に貸し出した実績はあるのでしょうか。

○佐後教育長 文化財保護課長。

○小野間文化財保護課長 あつぎ郷土博物館となりましたのが平成30年度でございます。そこからということでお答えをさせていただきたいと思いますが、それ以降、毎年いろいろなところに貸出しをしております。例えば、神奈川県立歴史博物館でしたり、相模原市立博物館、それから学校関係ですと、荻野小学校、七沢希望の丘初等学校ですとか、東海大学等に貸出し等をしております。

今年度につきましては、夏の時期だったのですが、有孔鍔付土器の特別展がございました。そのときに、お示しをさせていただきました林王子の有孔鍔付土器、これは本物ではなくてレプリカだったのですが、これを貸し出した実績がございます。

○山本委員 ありがとうございます。

○佐後教育長 ほかにございますか。

よろしいですか。

それでは、ほかに質疑がないようですので、採決に移ります。

本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。

(「異議なし」との声あり)

○佐後教育長 異議なしと認め、議案第2号を可決いたします。

次に、日程4 議案第4号 厚木市指定有形文化財の指定についてを議題といたします。

議案の説明をお願いします。

文化財保護課長。

○小野間文化財保護課長 ただ今、議題となりました議案第4号 厚木市指定有形文化財の指定につきまして、提案理由及びその内容を御説明申し上げます。

本件につきましては、令和4年8月23日付けで、厚木市文化財保護審議会に対し、「絹本著色弁財天十五童子像」を新たな有形文化財として指定することについて諮問いたしましたところ、この度、同審議会から指定にふさわしいものであるとの答申をいただきましたので、厚木市文化財保護条例第4条第1項の規定により、厚木市指定有形文化財として指定させていただきたく提案するものでございます。

恐れ入りますが、議案書を1枚おめくりいただき、1ページの別紙を御覧ください。

1の指定する物件でございますが、「絹本著色弁財天十五童子像」1幅でございます。

続きまして、5の物件の内容を御覧ください。

本資料は上依知妙傳寺に伝わる弁財天十五童子像でございまして、制作時期は室町時代末から江戸時代前期と推定されております。特色ある弁財天十五童子像として貴重な作例であるとともに、地域との関わりが深い資料として、本市にとって、地域の歴史を語る上で欠くことのできない極めて重要な文化財であるとの評価を得ております。

次の2ページからは、参考資料1としまして物件の写真を、3ページからは、参考資料2としまして厚木市文化財保護審議会の答申書を、最後の11ページには参考資料3としまして、厚木市文化財保護条例の抜粋を添付しております。

説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。

○佐後教育長 ただ今の説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。

杉山委員。

○杉山教育長職務代理者 1ページの別紙ですけれども、5の物件の内容に「制作時期は室町時代末から江戸時代前期」とあります。室町時代と言いますと、1300年代だったと思うのですが、それから江戸時代前期というと1600年ぐらいの間ということで、300年ぐらいあると思うのですが、この辺については、やはり特定はなかなか難しいのかということと、それからその下に、本市にとって、「地域の歴史を語る上で欠くことのできない極めて重要な文化財」とあります。今までこの存在が知られていたのか、知られていなかったのか、なぜ今のタイミングでこれが出てきたのか、かなり重要なものであればもっと早く指定ができたのかとも思うので、その辺のいきさつについて、教えていただきたいと思います。

それから、もう1点、これは絹と書いてありますけれども、絵の具とか、何かそういうもので書いてあるのか、それとも織り込んであるものなのか、その辺の色はどのように付けてあるのかが分かれば教えてください。

○佐後教育長 文化財保護課長。

○小野間文化財保護課長 まず、室町時代末から江戸時代前期と推定されることの根拠でございますけれども、図様及び絵の描かれた絹地の素材、こちらに中世室町時代の特徴が色濃く認められるということで、絵画の専門の先生からそのようなお話がございました。

また、作風に近代的なものも認められるのですが、作成年代を示すものがないために、明確にどこの時代だとはっきり示すことは難しいと聞いております。ですので、中世に帰属するという客観的な根拠を欠いているために、幅を持たせまして室町時代末から江戸時代前期という、その時期ではなかろうかということになっております。

それから、色につきましては、絹地に絵の具で着色をしております。古いものですので、紺色のところですとか、少し色があせているところもございますけれども、かなり昔のものですので、そういったところにつきましては、少しずつ落ちてきているのかと思います。

それから、地域との関わりということですけれども、この妙傳寺に伝わったとされる弁財天十五童子像が、一度、改修をされているそうなのです。それが、今から400年ぐらい前に直されているということですので、そこから考えましても、それから400年にわたりまして、妙傳寺に代々受け継がれているということでございまして、信仰の中心といいますか、対象になっていたというところで、地域と密着している大事な資料の一つと認識しております。

○佐後教育長 その大事なものが、ここで指定された経緯は。

○小野間文化財保護課長 失礼いたしました。

実は今から10年ぐらい前に、県の方で、いろいろな弁財天の絵画や仏像ですとか、そういったものの展覧会がございました。そちらで既に妙傳寺からのものが示されておりましたので、事前に文化財保護課でも指定の候補となっておりました。ただ、この時は審議会の委員の先生方の中に絵画を専門とした方がおられませんでした。しかしながら、令和元年に新たに絵画専門の先生をお招きすることができましたので、そこから時代考察ですとか、詳しい確認作業や検討をしてまいりました。

そして、昨年度末、徳川家康像など幾つか指定をさせていただきましたけれども、実はそれと並行して作業を行っておりまして、昨年のものが一段落しまして、その後にこの弁財天十五童子像に取りかかったということもございまして、この時期になっております。

○杉山教育長職務代理者 ありがとうございました。

○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。

よろしいでしょうか。

それでは、ほかに質疑がないようですので、採決に移ります。

本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。

(「異議なし」との声あり)

○佐後教育長 異議なしと認め、議案第4号を可決いたします。

報告事項に入ります。

報告事項5 給食用食材の放射性物質の測定結果について、報告をお願いします。

学校給食課長。

○井出学校給食課長 報告事項5 給食用食材の放射性物質の測定結果につきまして、御報告申し上げます。

恐れ入りますが、資料5を御覧ください。

10月12日から12月27日までの放射性物質の測定結果を1ページから2ページにわたり記載しております。

学校給食以外に、保育所の給食につきましても検査をさせていただいておりまして、全てにおいて不検出となっております。

また、学校給食につきましては、調理後の給食の測定を10月25日、11月29日及び12月27日に実施しておりまして、同じく不検出でございました。

恐れ入りますが、おめくりいただきまして、3ページを御覧ください。

学校給食につきましては、保護者からの測定要望を随時ホームページで受け付けておりますが、要望はございませんでしたので、3ページでその旨を記載してございます。

続きまして、1ページおめくりいただきまして、4ページを御覧ください。

4ページは大気中放射線量の測定結果でございます。1月10日火曜日に、環境農政部の職員が市内5箇所の観測地点で測定した結果になっておりまして、いずれの場所でも基準値を超える放射線量は観測されませんでした。

報告につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。

○佐後教育長 ただ今の報告に対して、何かございますか。

特になければ、報告事項5を終わります。

それでは、ここで暫時休憩といたします。

再開後は会議を非公開としますので、関係者以外の方は御退席ください。お疲れ様でした。

休憩時刻14時42分

再開時刻14時42分

  議案第3号  厚木市久保奨学金奨学生選考委員会委員の委嘱について
  (資料に基づき説明し、可決された。)
  議案第5号  厚木市久保奨学金(令和4年度入学準備奨学金・令和5年度高校等修学奨学金(第9期生))の支給決定について
  (資料に基づき説明し、可決された。)
  報告事項1  事務の臨時代理の報告について(厚木市学校運営協議会委員の委嘱について)
  (資料に基づき報告し、了承された。)
  報告事項2  事務の臨時代理の報告について(公務災害補償の認定について)
  (資料に基づき報告し、了承された。)
  報告事項3  事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
  (資料に基づき報告し、了承された。)
  報告事項4  事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
  (資料に基づき報告し、了承された。)
 
以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。

これをもちまして、令和5年厚木市教育委員会1月定例会を閉会いたします。

お疲れ様でした。

閉会時刻15時09分

議案書等

会議の議案書等は次のとおりです。ただし、会議において非公開とされた案件及びパンフレット等で電子化が困難なものは掲載していません。

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

教育委員会 教育部 教育総務課 教育総務係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2600
ファックス番号:046-224-5280

メールフォームによるお問い合わせ