令和5年厚木市教育委員会3月定例会

更新日:2023年06月28日

公開日:2023年06月28日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

令和5年3月22日 水曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 佐後 佳親
教育長職務代理者 杉山 繁雄  
委員 森  厚子
委員 山本 正彦
委員 宮崎 昌彦
事務局
田中教育総務部長、八木学校教育部長、長沼社会教育部長、
柴田教育総務課長、齋藤教育施設整備担当課長、井出学校給食課長、
金子学務課長、長谷川教育指導課長、田口教職員課長、
小島教育研究所長、鈴木青少年教育相談センター所長、長塩社会教育課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

議案第10号  厚木市教育委員会事務局及び教育機関の組織等に関する規則の一部を改正する規則について
議案第11号  厚木市教育委員会職員の職の設置に関する規則の一部を改正する規則について
議案第12号  厚木市学校運営協議会規則の一部を改正する規則について
議案第13号  県費負担教職員の勤務時間の割り振り等に関する規定の一部を改正する規定について
議案第14号  厚木市久保奨学金(令和5年度高校等修学奨学金(第7期生・第8期生))の支給決定について

3 報告事項

(1)  事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
(2)  令和5年度厚木市立小・中学校学校医について
(3)  厚木市立小・中学校の校長及び教頭の人事異動の内申について
(4)  令和5年度教育指導の重点と教職員の研修方針について


会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻14時00分

○佐後教育長 それでは、ただいまから令和5年厚木市教育委員会3月定例会を開会いたします。
現在の出席者は5人で、定足数に達しております。
厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として森委員を指名させていただきます。よろしくお願いします。
初めに、私から報告いたします。
それでは、令和5年2月26日日曜日に開催されました2月定例会以後の主な行事等につきまして、御報告いたします。
お手元の教育長報告を御覧ください。
まず、1番目と5番目でございます。令和4年度公民館まつりが3月5日日曜日に睦合南地区をはじめとして5地区で、また、11日土曜日には依知北地区で行われましたので、視察してまいりました。
それぞれの会場では多くの地域の皆様が参加され、大変賑わっておりました。3年ぶりにステージ発表が復活した公民館もあり、少しずつではありますが、コロナ禍前に戻りつつあると感じました。荻野地区では、上荻野小学校5、6年生有志の児童が舞台でソーラン節を披露し、地域の皆様から拍手喝采を受けるのを見て、子どもたちが温かく見守られてることを改めて実感いたしました。これからも公民館が地域の社会教育の拠点として、その機能を十分に発揮できるよう努めてまいりたいと思います。
次に、2番目でございます。3月5日日曜日に、文化会館小ホールにおいて相模里神楽垣澤社中創設110周年記念・厚木市指定無形民俗文化財指定50周年記念公演が開催されました。演目は、里神楽の伝統を継承しつつ、新たな伝統をつくり出すために、オペラや朗読劇を取り入れた演出があり、とても興味深いものでした。本市の宝である無形民俗文化財相模里神楽をさらに発展させ、後世に伝えていくことができるよう応援していきたいと思います。
次に、4番目でございます。3月11日土曜日に、荻野運動公園競技場において、第11回ちびっこマラソン・駅伝競走大会が開催されました。当日は暖かな春の日差しの下、マラソンに379人、駅伝に20チームの参加があり、盛況に大会を実施することができました。
マラソンの部では、小学校5、6年生男子1.5キロメートル、女子1.5キロメートル、3、4年生男子1キロメートル、女子1キロメートルの部が行われ、子どもたちの力強い走りを見ることができました。また、小学生2年生と1年生は、保護者と二人一組で1キロメートルを走りました。手をつないでゴールしなければ失格するため、ゴールでは保護者に手を引っ張られてゴールする児童や、反対に子どもに引っ張られてようやくゴールをする保護者の姿もあり、親子の愛情を感じるほほ笑ましい場面を多く見ることができました。
また、駅伝の部では、どのチームも日頃の練習の成果を発揮し、たすきを全力でつなごうとする姿がとても感動的でした。参加した児童や保護者の皆様にとって思い出に残る1日であったと思います。大会の運営に御協力いただいた市の陸上競技協会、スポーツ少年団連絡協議会、スポーツ推進委員協議会の皆様にも感謝申し上げたいと思います。
次に、8番目でございます。3月15日水曜日に、ぼうさいの丘公園講義室において令和4年度厚木市教育委員会表彰式が行われ、スポーツや各種コンクールで優秀な成績を収められた個人67人、団体11団体の皆様に表彰状、また、学校教育の振興に御貢献いただいた皆様、個人8人、団体2団体の皆様に、それぞれ教育委員会感謝状、教育長感謝状を贈呈いたしました。
表彰状をお渡しする中で、スポーツや絵画、作文、音楽の分野で、市内在住の小学生から大学生、社会人の皆様が様々な場面ですばらしい活躍をされていることを改めて認識いたしました。これからもますます御活躍されることを期待したいと思います。また、感謝状をお渡しした、日頃から子どもたちを見守り、また、教育環境を整えることに御尽力いただいている皆様には、心からお礼申し上げたいと思います。
次に、9番目でございます。3月20日月曜日に、教育委員会会議室において令和4年度教育実践奨励賞贈呈式を行い、市立小・中学校の教員で、実践記録を執筆された5人の方に賞状を授与いたしました。
教育実践記録集は、日頃の教育研究、実践記録を寄稿していただくもので、今年度も優れた研究成果や実践が報告されました。自主的な研究に取り組まれている先生方の御努力は、本市の学校教育の向上につながるものと考えます。研究成果は全ての先生方で共有してまいりたいと思います。また、奨励賞を受賞された先生方には、本市の教育実践のリーダーとして活躍していただきたいと思います。
続きまして、10番目でございます。令和5年度厚木市議会第2回会議(2月定例会議)について、議員の皆様から一般質問をいただいておりますので、議案と併せまして、各所管の部長から御報告申し上げます。
教育総務部長。
○田中教育総務部長 それでは、教育長報告の2ページ、10番、令和5年厚木市議会第2回会議(2月定例会議)につきまして御報告を申し上げます。
初めに、1番の会議期間につきましては、3月3日金曜日から3月27日月曜日までの25日間で開催をいたしております。
続いて、恐れ入ります。3ページ、一番下の3番の3月17日に開催いたしました予算決算常任委員会環境教育分科会につきましては、教育委員会3部の所管する予算がございます議案第13号 令和4年度厚木市一般会計補正予算(第12号)、同じく教育委員会3部の所管する予算がございます議案第26号 令和5年度厚木市一般会計予算、また、社会教育部の所管する予算がございます議案第27号 令和5年度厚木市公共用地取得事業特別会計予算につきまして、それぞれの議案に対し質疑があり、3月24日開催の予算決算常任委員会で審査をされる予定でございます。
恐れ入ります。2ページにお戻りいただきたいと思います。
2番の一般質問につきましては、3月9日木曜日から3月13日の月曜日までの3日間開催をし、19人の議員から質問がございまして、教育委員会関係は8人の議員から質問がございました。
それでは、教育総務部の所管に関わる一般質問につきまして、御報告を申し上げます。
教育総務部には、栗山香代子議員、寺岡まゆみ議員、望月真実議員、新井啓司議員、名切文梨議員、奈良直史議員の6人から11項目につきまして御質問がございました。
初めに、栗山香代子議員からは、今後の子育て施策についてと、今後の小・中学校の施策について、2点の質問がございました。(1)ア(ア)は、市長の公約にある給食無償化についての考えはとの御質問でございましたが、市長から、学校給食費の無償化については毎年の財政負担が生じることが考えられるが、保護者の負担を軽減し、子育てしやすいまち厚木を推進するとともに、これからの本市を支える人材となる子どもたちの安心で充実した食の環境を社会全体で支えるために、実施に向け取り組んでいく旨の答弁をいたしました。
また、(2)ア(ア)は、学校統廃合と少人数学級の考え方はとの御質問でございましたが、教育長から、現在統廃合を含めた市立小・中学校の適正規模・適正配置の取組については、保護者の皆様の御意見をお聞きしながら進めているところである。1学級当たりの児童・生徒数については、国の法律に基づき編成している旨の答弁をいたしました。
次に、寺岡まゆみ議員からは、市長の公約についてと学校給食について、2点の質問がございました。(1)ア(ア)は、小・中学校の給食費無償化への思いはとの質問でございましたが、市長から、学校給食費の無償化については毎年の財政負担が生じることが考えられるが、保護者の負担を軽減し、子育てしやすいまち厚木を推進するとともに、これからの本市を支える人材となる子どもたちの安心で充実した食の環境を社会全体で支えるために、実施に向け取り組んでいく旨の答弁をいたしました。
また、(2)イ(ア)は、牛乳ストローレス容器導入の経緯と今後のスケジュールはとの御質問でございましたが、教育長から、現在、プラスチックごみによる環境汚染が進む中、学校給食においてSDGsを推進するため、牛乳のストローレス容器の導入を検討しており、来年度から全ての市立小・中学校で導入を予定している旨の答弁をいたしました。
次に、3ページになりますが、望月真実議員からは、改革の必要性について、1点の質問がございました。(1)ア(ア)は、教育長の考えはとの質問でございましたが、教育長から、これまで教育委員会においては、第2次厚木市教育振興基本計画に基づき、基本理念である「未来を担う人づくり」に取り組んできた。今後についても引き続き各種施策を確実に推進していく旨の答弁をいたしました。
次に、新井啓司議員からは、教職員のワーク・ライフ・バランスについてと、小・中学校プール施設最適化推進事業について、2点の質問がございました。(1)ア(ア)は、働き方改革の進捗状況と成果はとの質問でございましたが、教育長から、これまで教育委員会では教職員が児童・生徒一人一人と向き合う時間を確保できるよう、校務支援システムの導入や学校電話音声応答装置の設置などにより多忙化解消を図ってきた。今後についても、市立小・中学校における働き方改革に関する方針に基づき、学校閉庁日の拡大などを実施することにより、教職員のワーク・ライフ・バランスの推進に努めていく旨の答弁をいたしました。
またイ(ア)は、モデル事業を終えての課題整理と今後の取組はとの御質問でございましたが、教育長から、児童に安全で質の高い水泳指導を実施するため、今年度小学校2校においてモデル事業を行い、課題等について整理をした。今後については、モデル事業の成果と課題を検証し、水泳指導とプール施設の在り方について検討していく旨の答弁をいたしました。
次に、名切文梨議員からは、学校給食費無償化についてとICT化について、2点の質問がございました。(1)ア(ア)は、課題と方向性はとの御質問でございましたが、市長から、学校給食費の無償化については毎年の財政負担が生じることが考えられるが、保護者の負担を軽減し、子育てしやすいまち厚木を推進するとともに、これからの本市を支える人材となる子どもたちの安全で充実した食の環境を社会全体で支えるために、実施に向け取り組んでいく旨の答弁をいたしました。
また、(2)ア(ア)は、現状と課題はとの質問でございましたが、教育長から、市立小・中学校におけるICT環境については、校務支援システム導入や学習者用端末の活用に必要な通信環境など整備をしてきた。今後についても、学校現場の声を聞きながら、ICTを効果的に活用できる環境づくりに努めていく旨の答弁をいたしました。
次に、奈良直史議員からは、学校整備に係る事業手法について、2点の質問がございました。(1)ア(ア)は、市内事業者育成に対する考えはと、(イ)愛市購買を強化する考えはとの質問でございましたが、教育長から、市立小・中学校の施設整備事業については、事業規模や市内事業者の入札単価登録状況等を踏まえ、事業手法を検討するとともに、市内事業者の育成や受注機会の確保につながるよう配慮していく旨の答弁をいたしました。
教育総務部の所管につきましては以上でございます。
○佐後教育長 学校教育部長。
○八木学校教育部長 続きまして、学校教育部の所管に関わる一般質問につきまして御報告申し上げます。
学校教育部には、山?由枝議員、髙橋知己議員、新井啓司議員、名切文梨議員の4人から6項目について質問がございました。
恐れ入りますが、2ページにお戻りいただき、2一般質問の2番目の白丸を御覧ください。
最初に、山?由枝議員からは、誰一人取り残さない教育について、1点の質問がございました。(1)ア(ア)は、発達支援を必要としている児童・生徒への取組はとの質問でございましたが、教育長から、教育委員会では関係機関等と連携を図りながら、一人一人の教育的ニーズに応じた適切な学びの場が実現できるよう、就学に関する支援や学校への指導助言、支援員等の配置を行っており、今後もきめ細かな支援がより充実するよう努めることを答弁いたしました。
続きまして、3ページの2番目の白丸を御覧ください。
次に、髙橋知己議員からは、部活動の維持・向上について、3点の質問がございました。(1)ア(ア)中学校体育連盟の大会などへの出場における課題と対応は、(イ)部活動の地域移行に向けた教育委員会としての取組は、(ウ)必要なリソースの確保に積極的に取り組んでいるかとの質問でございましたが、教育長から、現在、地域移行に向けた大会への参加資格等については、中学校体育連盟において検討が進められており、その動向を注視していること。また、国は令和7年度までの3年間を地域クラブ活動への移行に向けた改革推進期間として示しており、本市においても今後の方向性について検討するとともに、教育委員会においても今後の部活動の地域移行を見据え、部活動指導員などの教員以外の指導者の人材確保に努め、生徒にとって望ましいスポーツ、文化環境の整備を進めていくことを答弁いたしました。
次に、3番目の白丸となりますが、新井啓司議員からは、令和4年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果について、1件の質問がございました。(1)ウ(ア)は、コロナ禍における児童・生徒の体力、運動能力等への影響はとの質問でございましたが、教育長から、調査結果から、コロナ禍における児童・生徒の体力、運動能力は全国的に低下傾向であり、本市においても同様の傾向となっていること。また、その要因としては、運動やスポーツをする時間の減少が考えられるが、本市では前年度と比較して子どもたちの体を動かす機会が増え、コロナ禍前の状況に戻りつつあること。今後も体育の授業のさらなる充実に努めるとともに、児童・生徒の体力、運動能力の向上に係る取組を進めていくことを答弁いたしました。
次に、4番目の白丸となりますが、名切文梨議員からは、性教育について、1点の質問がございました。(2)イ(ア)は、現状と課題はとの質問でございましたが、教育長から、学校における性に関する教育は、学習指導要領に基づき、児童・生徒が思春期における心身の発達や性に関する知識について正しく理解し、適切な行動ができるよう教育活動全体を通じて行われており、今後も教科等を横断的な視点で性教育を捉え、体系的に学びを深めていくことができるよう努めていくことを答弁いたしました。
学校教育部の所管につきまして以上でございます。
○佐後教育長 社会教育部長。
○長沼社会教育部長 続きまして、社会教育部関連の一般質問につきまして御報告申し上げます。
社会教育部には、寺岡まゆみ議員お一人から、1項目について質問がございました。
2ページの1番したの丸を御覧ください。
寺岡まゆみ議員からは、民間が所有する文化財等の扱いにつきまして御質問がございました。(2)ア(ア)は、前回12月議会と同様の質問ではございましたが、教育長から、市内には有形・無形記念物など多種多様な文化財があり、特に学術的、歴史的に重要なものについては指定文化財として指定することにより、保護・保存を図っているところであり、現在指定されております文化財以外にも、民間が所有するものを含め、数多くの貴重な文化財があり、引き続き長期的な計画に基づき、その価値について調査を進め、適切な保護・保存に努めてまいる旨の答弁をいたしました。
社会教育部の所管につきましては以上でございます。
○佐後教育長 それでは、本日の日程のうち、議案第14号及び報告事項1から3については、個人に関する情報及び人事に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○佐後教育長 御異議ありませんので非公開とし、日程の最後において審議等を行うことといたします。
審議事項に入ります。
日程1、議案第10号 厚木市教育委員会事務局及び教育機関の組織等に関する規則の一部を改正する規則についてを議題といたします。
議案の説明をお願いします。
教育総務課長。
○柴田教育総務課長 それでは、議案第10号 厚木市教育委員会事務局及び教育機関の組織等に関する規則の一部を改正する規則につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
本件につきましては、教育委員会事務局の分掌事務の見直しに伴い、本規則の一部を改正するものでございます。
それでは、改正内容を御説明いたしますので2枚おめくりいただき、参考資料の新旧対照表を御覧ください。
こちらは、厚木市教育委員会事務局及び教育機関の組織等に関する規則になりますが、右側が改正前の旧の規則、左側が改正後の新の規則となります。改正箇所を朱書きとアンダーラインで記してございます。
まず、第3条の分掌事務になりますが、右の旧の教育施設課を御覧ください。第5号の「教育委員会が所管する市有建物の建設及び改修」を、左側、新の教育施設課の第5号「学校施設の整備(建物の改築に限る。)」とするものでございます。
また、その下でございますが、旧のほうの学校給食課の第7号「中学校給食センター」を左の新の学校給食課の第7号「学校給食センター」とするものでございます。
こちらにつきましては、教育施設課におきましては、今後の小・中学校の建て替え整備事業のみを分掌事務としまして、他の教育施設の整備につきましては市長部局の建築課に集約することにより、円滑かつ計画的な事業推進を図るものでございます。
また、学校給食課の学校給食センターに係る体制につきましては、これまで北部学校給食センターを示す中学校給食センターと規定しておりましたが、小学校の6校の給食を提供する南部学校給食センターも含めた概念として規定するため、学校給食センターとして所要の文言改正を行うものでございます。
続きまして、その下の社会教育課に係る改正箇所でございますが、こちらは左の新に、第6号として新たに「地域学校協働活動に関すること。」を追加し、これに伴い、これ以降の号につきましては繰下げを行うものでございます。
こちらにつきましては、令和5年度からの地域学校協働活動の本格実施に伴い、この文言を追記するものでございます。
恐れ入りますが1枚お戻りいただき、規則の附則を御覧ください。
この改正につきましては、令和5年4月1日から施行するものでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。
(「なし」の声あり)
○佐後教育長 それでは、特に質疑はないようですので採決に移ります。
本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○佐後教育長 異議なしと認め、議案第10号を可決いたします。
次に、日程2、議案第11号 厚木市教育委員会職員の職の設置に関する規則の一部を改正する規則についてを議題といたします。
議案の説明をお願いします。
教育総務課長。
○柴田教育総務課長 それでは、議案第11号 厚木市教育委員会職員の職の設置に関する規則の一部を改正する規則につきまして、提案理由及びその内容につきまして説明申し上げます。
本件につきましては、地方公務員法の一部改正に伴い、所要の措置を講ずるため、本規則の一部を改正するものでございます。
内容を御説明申し上げますので2枚おめくりいただき、参考資料の新旧対照表を御覧ください。
こちらは、厚木市教育委員会職員の職の設置に関する規則になりますが、右側が改正前の旧の規則、左側が改正後の新の規則となります。改正箇所を朱書きとアンダーラインで記してございます。
第2条の職員の種類になりますが、旧の第2条の第28条の5第1項を左の新の第22条の4第1項と改正するものでございます。
こちらにつきましては、令和5年4月から、定年年齢が段階的に引き上げられることに伴う改正となります。
恐れ入りますが1枚お戻りいただき、規則の附則を御覧ください。
この改正につきましては、令和5年4月1日から施行するものでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 この11号と書かれているペーパーの次のページの厚木市教育委員会職員の職の設置に関する規則の一部を改正する規則で書いてあるんですが、この附則の2番のところに耳慣れない言葉が幾つかあるので、それの意味を教えていただきたいと思うんですけれども、暫定再任用職員、定年前再任用短時間勤務職員、こちらは、どういう方が該当するのか教えてください。
○佐後教育長 教育総務課長。
○柴田教育総務課長 失礼いたしました。
附則の第2項のところだと思います。まず、暫定再任用職員という言葉がございます。こちらにつきましては、今回、定年年齢が段階的に引き上げられるということになります。その引き上げられる経過期間におきまして、今までと同様に65歳まで再任用として勤められることができるように、現行再任用制度と同様の仕組みを措置するために、この暫定再任用制度を導入して、その期間に勤務する職員というふうになります。
例えばですが、段階的な経過の中で、63歳が定年年齢の方は、61歳から63歳までの3年間を、この後御説明しますが、定年前再任用として勤務し、以降、64歳、65歳の2年間を、この暫定再任用職員とするということでございます。
説明が逆転してしまいましたが、この定年前再任用短時間勤務職員というのも、この附則の中にありますが、こちらも御説明させていただければと思います。
こちらにつきましては、60歳から定年前までに退職した方について、60歳に達した日以後に短時間勤務の職に採用することができる制度による職員のことになります。繰り返しになりますが、先ほどの、例えば63歳が定年年齢の職員は、61歳から63歳を今の定年前再任用として勤務して、64歳、65歳の2年間を暫定再任用職員として勤務するということになります。
もう少し説明させてください。この制度につきましては、現在、60歳で定年退職しても、希望により65歳まで再任用職員として今勤務することができております。今回の定年年齢の引上げによっても、その職員が65歳まで勤務できるように現行の制度を引き続き運用していくという、そういう趣旨で今回の制度改正ということになっております。
以上でございます。
○佐後教育長 杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 市内のある学校の校長先生が再任用校長という形になりました。今度、今のこの改定によると、例えば再任用校長という言い方はなくなって、別の名前が出てくるのかなとかと思うのですが、その辺と関係ありますか。
○佐後教育長 教職員課長。
○田口教職員課長 校長先生の例が出ましたので、教職員課のほうからお答えさせていただきます。
例をいただいた校長先生については、昨年度の3月、今ぐらいの時期なんですけれども、御定年を迎えられて、制度としての再任用制度に乗った形での再任用校長ですので、今のとは若干違うのかなと思います。来年度以降、定年が1年ずつ延長になっていった段階で今の制度が出てくるというようなことに、今のお話の内容が出てくるということになってきます。
以上になります。
○佐後教育長 森委員。
○森委員 短時間というのと、短時間じゃない人がいるんでしょうかというのは何となく疑問に思いましたけれども、何か違いがあるんでしょうか。
○佐後教育長 教育総務課長。
○柴田教育総務課長 今の現行再任用制度というのは、基本的には短時間勤務ということになっております。ただ、今回の暫定再任用制度になりますと、フルタイムまたは短時間ということに、2種類ということになっており、選択できるということになっております。
○森委員 今は短時間だけだったのが、フルタイムとの選択ができるということでしょうか。
○佐後教育長 教育総務課長。
○柴田教育総務課長 基本的には短時間勤務なんですが、現在も希望によってはフルタイムを選択することはできます。今度の暫定再任用制度につきましてもどちらかということになります。
○佐後教育長 よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
○佐後教育長 それでは、ほかに質疑がないようですので採決に移ります。
本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○佐後教育長 異議なしと認め、議案第11号を可決いたします。
次に、日程3、議案第12号 厚木市学校運営協議会規則の一部を改正する規則についてを議題とあります。
議案の説明をお願いします。
教育総務課長。
○柴田教育総務課長 それでは、議案第12号 厚木市学校運営協議会規則の一部を改正する規則につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
本件につきましては、学校運営協議会委員の構成について改めるため、本規則の一部を改正するものでございます。
それでは、内容を御説明いたしますので2枚おめくりいただき、参考資料の新旧対照表を御覧ください。
こちらは厚木市学校運営協議会規則になりますが、右側が旧の規則、左側が改正後の新の規則となります。改正箇所を朱書きとアンダーラインで示してございます。
第5条の委員の構成等としまして、左側の新の第3号に「社会教育法第9条の7第1項に規定する地域学校協働活動推進員その他」を追記するものでございます。
こちらにつきましては、地域学校協働活動の令和5年度からの本格実施に伴い、地域学校協働活動推進員に学校運営協議会に委員として参画いただくために改正するものでございます。
恐れ入りますが1枚お戻りいただき、規則の附則を御覧ください。
この改正につきましては、令和5年4月1日から施行するものでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。
(「なし」の声あり)
○佐後教育長 よろしいですか。
それでは、特に質疑がないようですので採決に移ります。
本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○佐後教育長 異議なしと認め、議案第12号を可決いたします。
次に、日程4、議案第13号 県費負担教職員の勤務時間の割り振り等に関する規程の一部を改正する規程についてを議題といたします。
議案の説明をお願いします。
教職員課長。
○田口教職員課長 議案第13号 県費負担教職員の勤務時間の割り振り等に関する規程の一部を改正する規程につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
本件につきましては、地方公務員法の一部改正に伴い、所要の措置を講ずるため、本規程の一部を改正するものでございます。
それでは、改正内容について御説明申し上げますので、恐れ入りますが議案書を2枚おめくりいただき、参考資料の新旧対照表を御覧ください。左側が改正後の新の規程、右側が旧の規程となっております。また、改正箇所にはアンダーラインで示してございます。
初めに、第4条につきましては非常勤教職員の勤務時間の割り振りについて定める規程でございますが、同条の第1号において引用する地方公務員法の条文に条の移動が生じたことに伴い、「第28条の5第1項に規定する短時間勤務の」を「第22条の4第1項の規定により採用された」に改めるとともに、同法の改正により現行の再任用制度が廃止され、新たに定年前再任用短時間勤務制が導入されることから、「再任用短時間勤務教職員」を「定年前再任用短時間勤務教職員」に改めるものでございます。
次に、第5条第2項につきましては週休日について定めておりますが、同様に「再任用短時間勤務教職員」を「定年前再任用短時間勤務教職員」に改めるものでございます。
最後に、附則について御説明申し上げますので議案書を1枚お戻りいただき、規程の附則を御覧ください。
附則第1項につきましては、この規程の施行日を令和5年4月1日からとするものでございます。
第2項につきましては、経過措置として設けられた暫定再任用制度において採用された教職員につきまして、定年前再任用短時間勤務教職員とみなして、本規程改正後の第4条第1号及び第5条第2項の規定を適用する旨の経過措置を定めるものでございます。
以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 確認です。今やっとさきほどの説明が腑に落ちてきたんですけれども、柴田課長が、例えば63歳が定年だった時点で、その前の60歳、62歳、63歳までに辞めた人は、定年前に辞めたという形だから定年前再任用という言い方になると。ところが、64歳、65歳は、将来的には65歳定年制になるから、もう実は定年なんだけれども、この先延びる可能性があるから暫定再任用という言い方になるんだという理解だと思うんですが、それでよろしいですね。
○佐後教育長 教職員課長。
○田口教職員課長 はい、そのとおりでございます。
以上でございます。
○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 例えば、この制度が令和5年4月からスタートとなると、多分、令和5年のときには定年は61歳になっているということだと思うんですが、そのときに、例えば暫定再任用職員というと、62、63、64、65歳の方が該当するということになると思うんですけれども、暫定の方って相当人数が多いのかななんて思うんですけれども、来年度末の暫定でいうと、先生方で該当する方は増えますか。
○佐後教育長 教職員課長。
○田口教職員課長 具体的な数字は今手持ちにないんですけれども、基本的には今までの再任用の方が暫定再任用というような考え方でいいと思うので、特別増えるという形ではないと思います。
以上になります。
○杉山教育長職務代理者 分かりました、はい。
○佐後教育長 ほかにございますか。
森委員。
○森委員 条文とは直接関係ないんですけれども、少し関心がありまして質問ですけれども、時間の制限がございまして、これを単純に週5日勤務されたら3時間から1日6時間を勤務するんだろうなって考えたんですけれども、別に週に3日とか、そういう勤務でも可能になるんでしょうかというのを確認したいと思いました。
4条の(1)のところに、4週を超えない期間で1週間当たり15時間30分から31時間までと。これを単純に週にどのくらいの勤務で、こういう採用が再任用でできるのかなと思ったときに、これから働こうと思われる方が、こういう柔軟性があるんだなって、ちょっと単純に考えたんですね。例えば1日3時間勤務で週5日でもいいし、30時間から1日6時間で週5日、4週でももちろん構わないし、週に2日、3日で1日8時間働きますみたいな、こういう柔軟な、御本人の希望の働き方もできるというふうな判断でよろしいのでしょうか。
○佐後教育長 教職員課長。
○田口教職員課長 定年前再任用短時間勤務職員の働き方ということでよろしいでしょうか。今、予定しているものでは、二つパターンがありまして、短時間勤務なので二つありまして、一つはハーフというような考え方。フルタイムの方の半分なので、19時間15分、これが一つのパターンです。もう一つが4分の3という考え方で、週29時間という考え方の短時間勤務というような働き方があります。ここのどちらかを選択していただくというようなことになります。
以上になります。
○佐後教育長 森議員。
○森委員 分かりました。
私は採用、いわゆる応募する方が自由に選択できるのかなと思ったんですけれども、市としては今の二つのパターンで、御希望のほうを選んでいただくということなんですね。分かりました。
○佐後教育長 教職員課長。
○田口教職員課長 私が説明させていただいたのは県費負担教職員のものなので、県費の、県のお金で働いている方の働き方ということで、このように29時間と19時間15分というような2パターンがあるということで、制度として今下りてきているということになります。
以上になります。
○佐後教育長 森委員。
○森委員 県費を対象としなければ、自由に厚木市、市費のほうでの人件費で採用されることはできるということですか。私この辺の具体的なことを存じ上げないので、学校というのは公共の機関なので、ある程度の決められた時間内の中で、その人がいるんだろうというふうに勝手に判断していたんですけれども、私学ですと、やはりここにこれだけの時間で、これだけの人が欲しいんだとなると、自由裁量の、いわゆるパート的な採用があるんですけれども、公の人ってどうなんだろうなと思ったので確認しました。
○佐後教育長 杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 ハーフが週19時間15分、それから4分の3が週29時間ということだと今伺ったんですけれども、そうすると、今、再任用の方は、例えば臨時的任用職員でクラス担任を持つことも可能なんだけれども、この4分の3、週29時間では担任は持てないでしょうか。ということは、今担任の成り手がいないよという話だけれども、そちらの解消は難しいのかななんて思うんですけれども、いかがでしょうか。
○佐後教育長 教職員課長。
○田口教職員課長 今お話しいただいた、ハーフ、または4分の3の勤務の形なんですけれども、当然定数の中にその方々、ハーフの方、4分の3の方も含まれるということですので、担任を持つことは、こういう働き方をしている方はできません。となってくると、担任が不足していく一つのまた要因になっていく可能性がありますので、このあたり、御希望される方とちょっと相談の上で、どのような働き方をしていくかということは相談しながら決めていかなくてはいけないと思っております。
以上になります。
○佐後教育長 ほかにございますか。
(「なし」の声あり)
○佐後教育長 よろしいですか。
それでは、ほかに質疑がないようですので採決に移ります。
本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○佐後教育長 異議なしと認め、議案第13号を可決いたします。
報告事項に入ります。
報告事項4、令和5年度教育指導の重点と教職員の研修方針について報告をお願いします。
教育指導課長。
○長谷川教育指導課長 報告事項4、令和5年度厚木市教育委員会教育指導の重点と教職員の研修につきまして、資料4を基に御報告いたします。
最初に教育指導課より、教育指導の重点について御説明申し上げます。
本重点は、厚木市教育委員会基本目的、基本目標、基本方針を踏まえ、小・中学校における教育の充実、向上を図るため、毎年定めているものでございます。令和5年度に向けましては、重点の項目、内容について大きな変更はせず、引き続き11項目の実践を進めることを示させていただいています。
ここでは変更点を中心に御説明申し上げます。
恐れ入りますが資料4を1枚おめくりいただき、1ページ、指導の重点を御覧ください。
前文につきましては、教職員に意識を、先生方に意識をしていただきたいことを主旨として記載してございます。
主な変更点としましては、5段落目、6段落目にございます。5段落目の4行目に「ICT環境を活用」と取り上げております。また、6段落目につきましては、これまで知識・技能、思考力・判断力・表現力等、「学びに向かう力・人間性等」と示していたものを、児童・生徒に生きて働く「知識・技能」、未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等」、学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性等」と具体的に示しております。
続きまして、1枚おめくりいただき、2ページを御覧ください。
中段中ほどの令和5年度の新たな取組として、今年度実施できませんでした中学生のニュージーランド短期留学と、中央図書館等の連携として、現在、睦合東中学校が実施しております中央図書館の蔵書の貸出しを全中学校へ拡大するネットワークの整備と、中学生へのID及び図書館利用カードの交付の二つを掲載してございます。
3ページ以降に、教育指導の重点の11項目を記載してございます。恐れ入りますが3ページを御覧ください。
1、学校経営・運営の充実でございます。
(5)にインクルーシブ教育として、リソースルームをはじめとしたみんなの教室の充実と併せて、通常の学級における個に応じた支援の充実について記載をしてございます。
(6)の指導形態といたしまして、個別最適な学びと協働的な学びの実現に向け、GIGAスクール端末の効果的な活用について記載してございます。
(7)新型コロナウイルス感染症への対応として、マスクの着脱が個人の判断に委ねられることを受け、これまで以上に他者を尊重する態度の育成が必要となることを鑑み、人権、心情等への適切な配慮について記載してございます。
さらに(8)に、働き方改革の推進について新たに追加したものでございます。
続きまして、2、児童・生徒支援の充実でございますが、1枚おめくりいただき、4ページを御覧ください。
(7)に不登校児童・生徒の支援について、校内教育支援教室や自宅でのGIGAスクール端末を活用した学習など、一人一人の状況に応じた多様で適切な教育機会を確保することを新たに記載してございます。
続きまして、5ページから、3、学習指導の充実を示してございます。
1枚おめくりいただき、6ページを御覧ください。
(6)右上の図でございますが、これまでCAPDoサイクルのイメージを円で示しておりましたが、いつ、何をすべきなのかが分かりづらい図となっていたため、次のように変更いたしました。
年度末のチェックを受け、年度初めにプランを立て実行する。また、年度途中に全国学力・学習状況調査の実施、結果を受け、再度チェックからCAPDoサイクルを始めるという年2回以上のCAPDoサイクルを回すことを示したものでございます。らせん状にすることで、教員の授業の質や、児童・生徒の学びの深まりが高まることをイメージしていただけるように、らせん状にさせていただきました。
続きまして、4、人権・インクルーシブ教育の充実でございますが、先ほど、1、学校経営・運営の充実でお伝えいたしました内容をより具体的に示したものでございます。
続きまして、7ページから8ページにかけて、道徳教育の充実、6、環境・防災教育の充実、7、国際理解・英語教育の充実、8、情報教育の充実、9、キャリア教育の充実を記載してございます。
大きな変更点はございませんが、ここでは2点、御説明させていただきます。1枚おめくりいただき、8ページを御覧ください。
一番上の(3)、7、国際理解・英語教育の充実につきまして、グローバル教育推進事業において、ニュージーランドとのオンライン交流だけでなく、年々増加しております外国籍児童・生徒等との日々の生活を通して、それぞれの国の生活習慣や文化等を知り、尊重する態度を育成し、国際理解を深める指針について示してございます。
また、8、情報教育の充実では、(4)において、インターネットやスマートフォン等を通じてのトラブルが続いている状況を踏まえ、情報モラルの育成について記載してございます。
最後に9ページを御覧ください。
10、健康・安全教育の充実でございます。
(2)下から3行目に、自転車ヘルメットの着用努力義務化について記載しております。令和5年4月1日から、道路交通法改正により、全年齢での自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務となったことを受け、小・中学校において自転車乗車時のヘルメットの着用の促進を含めた交通安全指導を強化することをお示ししてございます。
以上、11項目の重点をお示しした内容を推進することにより、各学校の適切な教育課程の編成及び実施、また指導と評価の充実に努めてまいりたいと考えております。
次に、10ページを御覧ください。
教職員の研修につきましては、教育研究所長から御報告申し上げます。
○佐後教育長 教育研究所長。
○小島教育研究所長 それでは、教職員の研修方針について御報告いたします。
お手元の10ページの資料を御覧ください。
本方針は、教職員の専門性と資質、能力の向上を目指して定めるものでございます。
まず、前文におきまして、教育基本法に示されております教職員の使命と職責について触れるとともに、社会に開かれた教育課程の重視や主体的、対話的で深い学びの実践、カリキュラムマネジメントの確立が求められていること、そして、その実現のためには教職員が絶えず研究と修養に励み、資質、指導力の向上に努めなければならないことを明示しております。
また、令和5年度から、国が示します研修履歴を活用した対話に基づく受講奨励に関するガイドラインに沿って、教師の資質向上のために研修に取り組んでいくことも併せて明示いたしました。
次に、教育委員会といたしまして、5つの研修方針を定めております。
まず、1点目といたしましては、全ての教育活動の基盤となる一人一人の人権を尊重した教育を実現するために、豊かな人間性や社会性など、総合的な人間力の向上に努めることを明記しております。
2点目といたしまして、学習指導要領についてより一層理解を深め、確かな学力を育むために、よりよい授業づくりができるよう指導力の向上に努めることを挙げました。
3点目といたしまして、社会の変化に柔軟に対応する力を育むため、教育の様々な今日的課題に関する研修を通し、より深い児童・生徒理解に基づいた指導ができるよう、教職員の対応力の向上に努めることを挙げました。
4点目といたしまして、職層や職務に応じて教職員としての専門性を高め、一人一人の資質、能力の向上はもとより、組織力の向上に努めることを挙げております。
5点目といたしまして、様々な研修や研究を通して教職員の専門性と資質、能力の向上を図るとともに、その成果を還元、教育することにより、教育活動の改善・充実を図ることを挙げております。
また、最後に、研修の行い方といたしまして、研修の目的や狙いに応じて集合型研修とオンライン研修のそれぞれの特性を生かした形態で研修を実施する予定であることを明記いたしました。
続きまして、11ページ、12ページを御覧ください。
令和5年度に教育指導課、教育研究所、青少年教育相談センターで実施いたします研修等につきまして、研修方針との関連をまとめた一覧表でございます。それぞれの研修会、推進部会等の重点となる研修方針に黒い丸印をつけてございます。
続きまして、13ページからは、令和5年度に教育指導課、教育研究所、青少年教育相談センターが所管いたします研修等につきまして、それぞれの趣旨や対象、日程を一覧にいたしました。
まず、13ページ、14ページにつきましては、教育指導課が所管する事業でございます。各学校の担当者を対象といたしまして、11の推進部会等を開催します。
次に、15ページ、16ページは、教育研究所が所管する事業でございます。新任校長、新任教頭、初任者などを対象とした研修のほか、臨時的任用教員に対する研修や希望制による寺子屋講座、教育研究発表会、教育講演会などを開催してまいります。また、GIGAスクール構想を推進していくに当たり、情報教育の推進に関わる情報教育推進連絡会を開催いたします。
最後に、17ページにつきましては、青少年教育相談センターが所管する事業でございます。不登校の未然防止、校内支援体制の充実といった観点から、教育相談コーディネーターを対象とした連絡会議、ステップアップ講座、ケース研究会などを開催いたします。
令和5年度も教育指導課、教育研究所、青少年教育相談センターが連携を図りながら、教職員の資質と指導力の向上に向けた研修と事業の充実に努めてまいります。
以上でございます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 まず、一番初めの3ページの1番の学校経営・運営の充実のところの(1)番のところについて、どういうふうに考えたらいいのか教えていただきたいと思うんですけれども、1行目の上のほうの最後ですね、「安心・安全で社会に開かれた学校」という文言があるんですが、先日高校生が、誰でもいいから人を殺してみたかったと、試験中の学校に入り込んで先生を切りつけたという事件がありました。大阪附属の池田小学校のときのあの事案が起こってから、それぞれ全国の学校でいろいろ安全にするためにはどうしたらいいんだということと、それから社会に学校を開くということの、ある面、相反するようなところを模索してきて、今、多少薄らいでいるというのも少し違うと思うんですけれども、実情に合わせて少しずつ変化してきた中で、またこういう事案、事件が起こってしまって、学校に聞くと、校長先生に話を聞くと、地域に開かれた学校で、いつも誰か、その学校の周りに、あるいは学校の中に地域の目があれば、こういう事案も防げるんじゃないかというような話もあるんですが、始終そういうわけにもいかない。どうしても何とか安全対策をと考えたときに、鍵を厳重に締めるのか、あるいはそのほかに方法があるのかということをどうしても、こうやって矛盾しながら考えてしまうんですね、自分は。その中で、教育委員会としても、今言った事案について、事件については大変心を痛めたと思うし、どうしたらいいのかというふうに考えたんじゃないかなと思うんですが、まず具体的に、あの事件が起こった後、何か学校のほうに注意喚起というか、あるいはこんなふうにしてくださいとか、指示というか、お願いのようなことをしたのでしょうか。
それから、理想としては、どういう形がよりよい形なのか、その辺の考えがあれば教えていただきたいと思います。
○佐後教育長 教育指導課長。
○長谷川教育指導課長 非常に心痛む事件ではございました。それで各学校、通知等ではなかったんですけれども、学校の状況というのは確認はさせていただいております。
そうした中で、何ができるのかという部分ではありますけれども、まず戸締まり、施錠等については、これはしっかりしていかなければならないかなというところ。また、学校に訪れる方については、IDカードとか、記載をしていただくとかということはあるんですけれども、それだけじゃなくて、先生方が、見知らぬ方とお会いしたときにはお声がけをする。それで、そこで異変があったときに、どういう対応を取っていくのかというところの危機管理マニュアルの再度見直し等については、各学校にお願いをするところでございます。
人と人との部分になりますので、本当に緊急な場面ではいろいろな行動、夏休みなどでも、危機管理の対応、研修はやっておりますけれども、そういったものと併せて、声がけというところが必要になってくると思いますということは感じたところでございます。以上でございます。
○佐後教育長 よろしいですか。
ほかにございますか。
山本委員。
○山本委員 1ページの前文の初めに、3行目でしょうか、「グローバル化の進展や人工知能を始めとした技術革新等により」云々と、まさにこれからの世の中がどういうふうに変化していくんだろうなという、その発展性を考えて、学校教育をどういうふうにやっていくのかということがよく考えられているんだなというふうに感じました。ありがとうございます。
それで、私のほうで二つほどお教えいただきたいのは、例えば8ページ、8の情報教育の充実なんていうところは、それこそ高校の情報1の授業をどうやってやっていくのかなんていうのは非常に話題になっているところですし、非常に小学生、中学生の頃から重要なテーマなんじゃないかと思っています。
関連して、9ページの11、理数教育の充実なんていうところも、先の8と11、非常に関連し合っているのかなというふうに思うんですね。その中で、非常に我が厚木市は、この情報教育、理数教育については、多くの企業の研究所等が点在しておりまして、非常に産官学でこうした教育を行うのに非常に適した場所なんじゃないかなというふうに思っております。
大学だと出前授業なんていうのがあるんですけれども、企業からのそうした授業等が、あるのかどうか教えていただきたいということと、もし既にあるのであれば、今後いろんな形で充実させていく、あるいは企業の特色を押し出すことができると、SDGsなんていうのにもつながるのかなと思っておりますので、そのあたりの状況をお教えいただけるといいかなと思っております。
それから、もう一点ございます。今度は14ページ、相当先に進んでしまうんですけれども、いろいろな教育指導課、推進部会等で、様々な先生方の資質を向上させるという取組をなされておりまして、なるほどなと思って拝見していたんですけれども、例えば14ページの7、学力向上推進部会というのがございます。それで、教育の大きな原則と申しますか、知育・徳育・体育といいますけれども、なかなか知識教育のところは一生懸命なんだけれども、体を育むことについては見えてこないかなというふうに感じてしまうところがあります。食育推進と併せて、体をつくっていくということでは、体育をもう少し注目しても面白いのかなというふうに感じております。
2月の定例会の中でも、全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果がございました。その中で、平均的なところ、平均点を見ると、厚木市の子どもは決して高いとは言えない結果だったかなというふうに記憶しておりまして、そうやって考えると、少し安直で短絡的なんですけれども、体力向上推進部会というのもあっても面白いのかなと感じております。何か子どもたちの体を育むということへのアクションがあっていいのかなと思っているんですけれども、そういったところをお考えにならないのかどうか、見通し等あればお教えいただきたいと思っております。2点、よろしくお願いいたします。
○佐後教育長 教育指導課長。
○長谷川教育指導課長 ありがとうございます。
理科の関係につきましては、やはり地元の企業、SELさんに授業をしていただいているもので、おもしろ理科教室ということで、小学校23校で実施をしております。講師としましては、地元の大学であったりとか、あとは地元の企業から講師を派遣していただきまして様々なプログラムを、要するに各学校がプロのプログラムを選択していくと。それに応じた講師に来ていただくという形でやっております。主には5年生、6年生が中心となっておりますが、中には4年生の授業でやるなんていうところもございます。
また、日産からも、学校に来ていただいて授業をやっていただくなんていうところもございます。
もう一点が、体力の関係なんですけれども、以前、山本委員にも食育で来ていただいて、朝食の重要性などを訴えていただいて、やはりそこの部分が、体力の関連というところで、あのときは本当に体力・運動能力、運動習慣等調査の結果を経て、何が課題かというところで朝食という部分でフォーカスをしていただいてお話をいただきました。そういった形で、食育の際には、やはり必然的に体力の部分を少し盛り込むというところはございますけれども、体力に特化したという部分では、実はないものでございます。
県の事業などをいかしながら、小・中学校が一歩ずつ、この間でいうところの体育の授業以外の取組なんていうところのほうと研究などもしますので、それに併せて、発信するというふうな形でやっております。今後、推進部会等も含めて、市のほうで単発で何かできるということも、考えていければというふうに思っております。
以上でございます。
○佐後教育長 教育研究所長。
○小島教育研究所長 体力のことが御質問で出ましたので、研修関係でも来年度予定しておりますものがございますので、お伝えをさせていただければと思います。
寺子屋講座になります。これは希望制の研修ではありますけれども、体を動かすことが苦手なお子さんへの支援についてということで、実は今年度も、同じ筑波大学の准教授の澤江先生という教授の方に来ていただきまして御講義いただいているんですけれども、本年度はちょっと座学で、こんなふうな苦手なお子さんがいるんだという理解のところを中心だったので、来年度におきましては実際に皆さん、体操着で来ていただいて、どんな動きのところで、どんなサポートがあると、子どもたちが楽に体を動かせるようになるよとか、体を動かすことが好きになるよというようなところでの支援みたいなものを教えていただこうかなということで計画しております。
以上です。
○佐後教育長 山本委員。
○山本委員 ぜひいろいろな多様化、多様性のある子どもたちがいる中で、体を動かすことなんていうのも非常に興味を抱く一つのきっかけになるんじゃないかなと思います。ぜひいろんな形で進めていただけると、また学力にも影響するのかななんて思いますので、ぜひよろしくお願いできればと思います。ありがとうございます。
○佐後教育長 ほかにございますか。
森委員。
○森委員 2点質問させていただきたいと思います。
まず、9ページの10番の(2)ヘルメットの件なんですけれども、小・中学生の自転車のヘルメットが努力義務になっている、これは承知をしております。なかなか中学生が自転車に乗っている場面というのを見る機会が、土日であったりぐらいかなとは思うんですけれども、小学生がヘルメットを使っているのはまあまあ見かけますけれども、中学生が着用しているのは私の中では見たことがないんですね。もちろん努力義務なので強制力はないですけれども、ヘルメットをかぶっていたら、やっぱり助かることはすごく大きいと思うんですね。
この9ページの表現ですと、「被害者、加害者を出さないことを目指す。」というだけで、実際にここを具体的に、また特に中学生への指導、家庭への指導も含めてですけれども、どのようなことを考えていらっしゃるのかなというのが聞きたいなと思ったのと、低学年はヘルメットの購入の補助が出ているんですけれども、中学生もあるのかなというのが知りたいというのが1点です。
あともう一つは、15ページになります。
15ページの2番の(2)初任者研修ですね。もう既に4月7日に初任者研修が組み込まれています。ここでの質問は、令和5年度、初任者が何名いらっしゃるのかな。それで、これは対面でされるのかな。さあ、これから、もう仕事が始まっていますね、3日からなので。大体、初任者だからこういうことという何となく想像はつきますけれども、もう既に採用されている方は、この日の日程を承知されているのかなって思ったのと、あとあわせて、各企業だったりは、就職する前に1週間とか2週間とか、下手をするともっと長い期間、研修期間があったりしますけれども、学校の先生ってどうなんだろうなと思ったので、学校の先生が就職する、いわゆる今年は4月3日がスタートですけれども、その前に研修の期間ってあるのかななんて少し感じました。教育実習というのは自分が勤める場所ではないですから、あくまでも専門性であったり、教師とはということの研修というか勉強だと思うんですけれども、この3月末の研修というのは本当に実務に即して、その場所でどういう空気感の中で、先生たちがどんな仕事をやっているのかという研修の期間だと思うんですけれども、学校の先生ってそういうのがあるんだろうかというのを併せてお尋ねしたいと思いました。
○佐後教育長 教育指導課長。
○長谷川教育指導課長 ありがとうございます。
中学生の交通安全の部分の指導の中では、よく使われているのが、県警のほうから出ている「チリリン・タイム」というものを、年6回ぐらいだったと思うんですけれども、出ていて、それを帰りの会であったりとか、そういった部分を使っての指導ということが多くやられているところになります。
ただ、そこでも恐らく触れられるところになってくるかなと思うんですけれども、小学生の事故事案であったりとか、中学生の交通事故なども各校から報告をいただいておりますので、そういったものの中から、やはりヘルメットが実際にあって大けがにつながらなかったという事案もございますので、そういったものをピックアップしながら、地元で起きた事案を発信することで、より親近感あるというか、自分の問題として捉えられるのではないかなと思いますので、そういったものを作成して学校に発信できるようにしていきたいと考えております。
補助につきましては、すみません、ここで幾らというのが分からないので、またお調べさせていただいて、お伝えさせていただければと思います。
○佐後教育長 教育研究所長。
○小島教育研究所長 初任者研修のことについてお伝えをさせていただきます。
人数につきましては、後ほど教職員課の課長のほうからお伝えをさせていただく形でよろしいでしょうか。
まず、内容についてでございますが、今、御心配いただいた4月7日はオンラインの形で、今年は1時間、教育長からの御講話をいただくことで予定をしております。来年度、この4月の日程がとても厳しい状況でございますので、ただ、我々もなるべく早い時期に、一度皆さんとお会いしてお話をお伝えできることがあればということで、4月7日に設定をさせていただいたという次第であります。
本来でしたら、5日、子どもたちに会う前に、一度皆さん、集合していただいて初任者研修をさせていただいているのが例年の流れなんですけれども、本年度、3日が始まりということで、恐らく初任の先生方、御自身の担当する学校、クラスの準備できっと忙しく動かれているだろうということを配慮いたしまして、7日の夕方に1時間、オンラインという形でやらせていただいております。
研修の予定につきましては、ここで各学校には日程のほうを送らせていただいておりますので、学校としてはいつあるかということは、もう周知をさせていただいているというところではあります。
採用前の3月の研修というところについては、市としては特に設定はしておりません。ですので、4月入ったところで、皆さん、各勤務校の中で、その勤務校の状況を知っていただく中で御準備をしていただくというところになってきております。
以上です。では、人数のほうをお願いします。
○佐後教育長 教職員課長。
○田口教職員課長 令和5年度の新採用なんですけれども、まだ発表前ですが、全体としては60名の採用となっております。
以上になります。
○森委員 申し訳ありませんでした。失礼しました。
○佐後教育長 ちょっといろいろ、また後ほど。
教育指導課長。
○長谷川教育指導課長 先ほどのヘルメットの補助なんですけれども、1人1,000円ということで、これは対象関係なく全市民に1個1,000円ということでなっております。
以上でございます。
○佐後教育長 森委員。
○森委員 たった1,000円だからって思う方もいるかもしれませんけれども、やっぱり1,000円の補助があるということは、ぜひ、この場の私たちは知っていなきゃいけないことだし、中学校の先生は、それも併せて年6回指導をされるのであれば、そのたびに、自分のお小遣いでも買えるかもしれないよというような指導をされることをぜひ望みたいと思っています。
60名の方が新たに現場についてくださるということなので、やっぱり今この時期ですから、特にコロナの3年で、大学生で学ぶべき対人との関係であるとか、そういった部分が十分経験が少なかった皆さんなのかなって考えますと、ぜひ現場で、または教育委員会でしっかりと教職員を社会人として、または教師として指導していかなきゃいけないだろうなと思います。今年度は3日がスタートなのでタイトなのは承知しておりますけれども、できればオンラインではなく、なるべく早い段階で対面で、そういった形式的なものではなく何かしていただけたら、さらに緊張感も増すのかなと思いますので、ぜひそこを望みたいところです。
以上です。
○佐後教育長 ほかにございますか。
宮崎委員。
○宮崎委員 重なるところはないようにしたいと思うんですけれども、1ページの前文のところから11の領域、内容につきまして見させていただきました。例年から見直しをされてつくられたということで、内容としてはもう厚木市の教育指導にふさわしい内容が網羅されているというふうに思っております。
これを4月に新たな年度が始まって、先ほどから聞いたら新しい先生方も来られます。初めて厚木市で働く先生いると思うんですよね。だから、4月、春休みって忙しいんですけれども、この重点をできるだけ早く学校に配っていただいて、学校は春休み、校内研修というのがありますよね。その中で、ぜひ、厚木市はこうやって指導重点を決めて研修を充実させているんだということを校長先生を通して、特に新しい先生方には伝えていただきたいなと思っています。
その中で、いくつか感想も含めてなんですけれども、お願いしたいと思うんですけれども、3ページの1番、学校経営・運営の充実の、先ほど杉山委員からあったのとは視点が違うんですけれども、(1)のコミュニティ・スクール、これは昨年から社会教育の地域学校協働活動というのが出てきたと思うんですよね。これは今回の見直しをして、新しい時代に応じた内容でということなんですけれども、ここになんで地域学校協働活動とか地域学校協働本部がうたわれなかったのかなというふうに思いました。
先ほどの議案の12号かな、改正されて、本格的にこの地域学校協働活動が始まるよという話がありましたし、昨年の7月に社会教育委員会議から提言書が出されましたよね。その中にも、地域とともにある学校づくりというのが明記されていましたので、この辺、領域の6番、9番、10番などで、その地域と連携した学校づくりがつくれるんじゃないかなと思ったんですね。もう間に合わないと思いますので、ぜひ来年度、これはかなり重い事業として本格的にやろうとしている活動、事業なので、ぜひ学校教育と連携をしていただいて、盛り込んでいただければなと思いました。
それから、二つ目は、5ページの3番、学習指導の充実の(2)なんですけれども、「小・中学校9年間の一貫性のある教育課程」、これはもうまさしくそのとおりで継続して、さらに内容を深めてほしいと思うんですけれども、今、私は幼児教育に携わっていまして、森先生もそうなんですけれども、実は初めて幼保小の連携ということを文科省と厚労省がやっていて、これは架け橋プログラムというんですけれども、その内容を研究させていただいたときに、八木部長をはじめ教育指導課には大変御指導いただいたんですけれども、ここの視点の中に、やはり幼稚園、保育園から小学校に上がるところのつなぎ、これは小中9年間とは違うんですけれども、文科省、厚労省は、それに先駆けてプロジェクトチームをつくって、教育課程まで掘り下げて内容を進めていこうという話をしているんですね。だから、今回ではなくて、幼保小との連携についてもぜひこれから内容に盛り込んでいただけるとありがたいかなというふうに思いました。
これは感想なんですけれども、6ページのCAPDoサイクル、これは先ほど課長はらせん状でより深まりがあると言われたんですけれども、去年のもののほうが見やすかったんですね。これで去年のものに、何かこの時期とかツーサイクルになるんだと私は思ったんですけれども、外に出るものではないけれども、見やすさからすると去年のもののほうが見やすかったかなというふうに思いました。
それから、これは先ほどの議会報告の中でちょっと出てきたもので、今、思いついたんですけれども、9ページのところで、議会報告で名切議員から性教育の質問が出ていましたよね。これは性教育というのは、小・中学校で先ほどもあったように横断的に発達段階に応じて指導するんですけれども、特に中学校の思春期になると、これは学校現場で抱えている性の問題は大きいんですよね。だから、そういうものも、議員さんから聞かれたからではないんですけれども、10番のこの健康・安全教育のところに事故の云々ってありますけれども、それも含めて、性に関する特徴を理解して、発達段階に応じて指導していくんだよというのも盛り込めればなというふうに思いました。
それから、質問は3つです。
一つ目は、少し戻りますけれども、2ページの5年度の新規取組、新たな取組の、去年、コロナでできなかった中学生のニュージーランド短期留学、これは先月出た5年度の予算の中のグローバル教育交流事業費722万円のところでやる事業として理解していいのかということと、それから、これは短期留学なんで夏休みだと思うんですけれども、何人ぐらい、何日ぐらいで計画されているのかというのを分かっていれば教えていただきたいと思います。
それから、質問の二つ目、4ページの(7)不登校児童・生徒の支援。これは私が現場にいたときも、こうやって学校独自で校内教育支援教室というのを時間割の中に組み込んで、先生方にお手伝いしていただいて、不登校の子がいつ来ても、いつ帰ってもいいように別室で支援していたんですけれども、こういうふうに銘打っているということは、全ての学校でシステム化して確立されているのか状況を教えてもらいたいと思います。
それから、最後、11ページ、先ほど研修の話がありましたが、新規の臨時的任用職員、これは新しく臨時になられた先生が、6月になっているんですけれども、できるだけ早いほうがいいと思うんですけれども、いろいろ厚木市の教育、こういうものを含めて研修をしていただくと思うんですけれども、モラルとか、新任の方はそうなんですけれども、事故、不祥事防止に関しては必ず内容に盛り込んでいただいて、例えば個人情報の管理とか、今あるSNSのこととか、そういう事故につながるような研修というのは早めにやっていただきたいなと思いました。そこで、先ほどから出ている非常勤講師、これも新人の方いられると思うんですけれども、それも併せて、ぜひ校内研修で盛り込んでいただきたいなと思いました。
それから、学校にはいろんな支援員さんがいると思うんですけれども、例えば学力ステップとか介助員さんとか、そういう支援員さんも部活動もそうなんですけれども、やっぱりボランティアとしてやっていられる方も含めて、そういう事故、不祥事とか個人情報の管理については、学校の中で校長先生や教頭先生から直接指導を受けるとか、あるいは委嘱式があると思うんですけれども、その中でタイミングを見て紙を配って指導していただくとか、年度の初めというのはそういうのが大事なのかなというふうに思いました。非常勤講師はやらないのかという質問です。
以上です。
○佐後教育長 教育指導課長。
○長谷川教育指導課長 ありがとうございます。いろいろ御助言、御指摘ありがとうございます。次年度にいかせるものについては生かしていきたいと思っています。ありがとうございました。
その中で、中学生の短期留学の件なんですけれども、これはグローバル教育推進事業の中の一つになっております。8月上旬から13泊15日、約2週間になりますけれども、ニュージーランドのほうに10名の中学生を体験で連れていきたいなというふうに考えております。
戻ってきてからも、様々な形で還元できるようにと考えているところなんですけれども、ただ行って帰ってきただけじゃなく、報告会はもちろんあるんですけれども、それだけじゃなくて、せっかく学校とつながりができますので、その学校の生徒にメールで最初はやり取りをしながら、うまくいけばオンラインでつながったりなんていうことで、体験した生徒を通して向こうのお子さんと、ニュージーランドのこの定期的な、こちらからやるものではなくて、各学校で独自にそんなことができたらいいかなというふうに考えておりまして、これまた進めていく中で、いろいろ広がりをつけていきたいなというふうに考えております。
以上でございます。
○佐後教育長 青少年教育相談センター所長。
○鈴木青少年教育相談センター所長 4ページの7番の不登校児童・生徒の支援について、御質問ありがとうございます。
校内教育支援教室というのは、校内の別室等を活用した個別支援の場として、現在も各学校で状況に応じて取り組んでいるものでございます。こちらはやはり文部科学省のほうでも、校内で不登校児童・生徒が安心して過ごせる場所をつくることが大変有効で、そちらを推進するようにというような指示も下りてまいりましたので、来年度に向けて、その機能を一歩充実させていきたいというところで、このような示し方をさせていただいております。
ただ、学校の状況に応じて、その形態は、一斉にこういうお部屋ができますとかいうところまではまだまだなんですけれども、今あるものを充実させて、ないところはよりつくっていったりとか、あるところは、その支援内容を一人一人に合わせた形に考えていく。また、一部の先生方が取り組むのではなくて、学校の職員全体が関わって不登校児童・生徒の支援を行っていくような支援体制づくりの充実というところも視野に入れて取り組んでまいりたいと思っています。
以上です。
○佐後教育長 教育研究所長。
○小島教育研究所長 今、お話しいただいた新規の臨時的任用教員の研修会につきましては、対象としては臨任の先生を対象ということで、非常勤の先生はここで対象等には挙げていないという状況ではあります。
ただ、もし何か学校のほうでそういう参加をさせたいとか、何か個人的に先生が参加をしたいというようなお声がもし多くあるようでしたら、そこはきちんと対応できるような形で応えていただければなというふうに思っております。
以上です。
○佐後教育長 杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 すみません、4ページのところなんですけれども、児童・生徒支援の充実のところの6番のところに、教育相談コーディネーターの文言が出ています。この項目自体が、その子どもの現状とか実態、それから背景、それから困っているそのものとかというところに視点を当てて、きめ細かく子どもに対して指導していこうということの流れの中で、教育相談コーディネーターがかなり重要な役を果たしているよというところなんですけれども、これはもう何回か言っているんですけれども、教員の数の問題に含まれてくると、どうしても学校の規模によって、できるだけ教育相談コーディネーターの方が自由に動ける体制というのができる学校とできない学校が出てきてしまうような、担任を持って教育相談コーディネーターってなかなか難しい部分があって、ですから、できるだけ自由に動ける時間を確保してあげたいなというのが思いとしてあります。どうぞ、これはお願いなんですけれども、できるだけそういう体制になれるように、教育委員会全体でいろんな校長先生の指導とか、あるいは教職員の配置とかというところでもお力添えいただいて、できるだけそのような形に沿っていただけると救われる子どもが多くなるんじゃないかなと思うので、これはお願いです。
それから、2点目は、9ページの健康・安全教育の充実のところです。これにお願いです。
先ほど、小・中学生の自転車ヘルメットの着用促進のことがありましたけれども、たしかもう10年ぐらい前になると思うんですけれども、自転車を運転しながらヘッドホンとかイヤホンを聞いているというのは、これはたしか道交法の違反に当たるよというのを聞いた記憶があるんですが、最近、私よく散歩をすると、あちこちでそんなのが日常茶飯事であります。中には小・中学生、高校生、高校生のほうが多いですね。そういうような状況で運転しているのが、さらに今回、道交法の法改正の中で、自転車の逆走だとか歩道を通行することについてもかなり罰則が厳しくなるなんていうのをニュースで見たような気がするんですが、ヘルメットの着用プラス、その辺の法の改正に伴う守ってほしいこと、これをぜひ学校のほうにも伝えていただいて、より歩行者も運転をする子どもたちも安全に行けるように、この辺はお願いしたいと思います。
それから、3点目は研修等のことなんですけれども、これは以前にも言ったことあると思うんですけれども、多忙な先生方が、こういう例えば担当だからとか、該当する職員だからと来るわけなんですが、それ以外の方でも、この内容については知っておいたほうがいいよというものが絶対あると思うのですね。そうすると、その場に行くこともできないということならば、残るはもうオンラインの研修みたいなものを増やしていただいて、自分の都合のつくときにそれを見られるような体制が今後望ましいのかと思います。
例えば夏休み中の時間に、初任者研修の資料を見るということもあるかも知れないんですけれども、例えば既にやってしまった研修をもう一度見直すとかというようなことももしできるとなると、いろんな自分の時間や都合に合わせた研修が、興味のあるものが受けられるのかななんて思うんですが、その辺の御配慮というか、その辺は可能なんでしょうか。
以上、お願いが2点、ちょっと質問が1点という形になりますけれども、いかがでしょうか。
○佐後教育長 教育指導課長。
○長谷川教育指導課長 初めにいただいた教育相談コーディネーターの時間確保ということで、これは大きな問題になっております。
現在、ここでも話題にしていただいた小学校児童支援推進事業というものを教職員課で持っておりまして、県費で毎年5名ほど児童支援、児童指導に関わる加配をいただいておりますので、その残り18人を各学校へ配置するというような事業を行っております。
来年度に向けて、今、配置を進めているところなんですけれども、全校に何とか配置できるような見通しになってきております。そういったものを活用していただいて、各学校で教育相談コーディネーターの時間確保を進めていただけるように、私たちのほうからも伝えていきたいというふうに思っております。
以上になります。
○佐後教育長 教育研究所長。
○小島教育研究所長 今、委員から御質問を受けました、先生たちがもう一度必要な研修を見直していけるというようなことができないかという御質問についてでございますが、まず、研修を録画したものを、例えばオンライン上で残して後で見ていただくということも一つの方法、大きな方法かなと思います。これについては、講師の方と相談というのがすごく大きくなってくるというところはあるかなと思いますが、その有効性とかについても、こちらも十分感じているところでありますので、今後調整していきたいと思っています。
また、今現在、この研修よかったよねとか、この内容をみんなに知っておいてほしいということにつきまして、それは研修全体でも言えることなんですけれども、まず、進路室の書庫のほうには、先生から頂ける資料等がまず保存してあることと、それから、毎回こんな研修をやったということはスクラムで先生方に随時お伝えをしておりますので、そこを併せて見ていただくことも可能かなということと、あと講師でお招きしている先生の関係書籍なども随時購入して、スクラムで、今回はこうした先生のというところで関係書籍等の紹介も随時行っておりますので、そのあたりを併せて、先生方にももっと分かりやすくお伝えできるような工夫を今後もしていければなというふうに思います。
以上です。
○佐後教育長 教育指導課長。
○長谷川教育指導課長 先ほどもお願いのほうで入っていたものなんですけれども、道路交通法改正の中で逆走という話がありました。
実は先週、交通事故の報告が3件上がってきたんですけれども、その3件とも実は逆走だったということで、そこについては、学校のほうには再度指導という形で依頼はしているところではございます。ただ、それを知っているのは36校中3校になりますので、今、そういったものも踏まえて事例として挙げて共有することが大事だと思います。今回については大きなけが等にはつながらなかったんですけれども、それを防ぐという意味では必要なことかなというふうに思いますので、逆走であったり、イヤホンであったり、先ほどのヘルメットの補助金等も含めて一つにまとめて、かなりな分量になるかと思うんですけれども、本当にそれ一つで子どもの安全が確保できるのであれば、それにこしたことはないと思いますので、しっかりとした資料をつくって、学校のほうには発信していきたいと思います。ありがとうございます。
○佐後教育長 よろしいでしょうか。
○杉山教育長職務代理者 はい。
○佐後教育長 ほか、よろしいでしょうか。
(「なし」の声あり)
○佐後教育長 それでは、ほかになければ、報告事項4を終わります。
それでは、ここで暫時休憩といたします。
再開後は会議を非公開としますので、関係者以外の方は御退席ください。お疲れさまでした。

暫時休憩15時45分

再開時刻15時45分

  議案第14号  厚木市久保奨学金(令和5年度高校等修学奨学金(第7期生・第8期生))の支給決定について
  (資料に基づき説明し、可決された。)
  報告事項1  令和5年度厚木市立小・中学校学校医について
  (資料に基づき報告し、了承された。)
  報告事項2  事務の臨時代理の報告について(公務災害補償の認定について)
  (資料に基づき報告し、了承された。)
  報告事項3  厚木市立小・中学校の校長及び教頭の人事異動の内申について
  (資料に基づき報告し、了承された。)
 
 
以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
これをもちまして、令和5年厚木市教育委員会3月定例会を閉会いたします。
お疲れ様でした。

閉会時刻16時07分

議案書等

会議の議案書等は次のとおりです。ただし、会議において非公開とされた案件及びパンフレット等で電子化が困難なものは掲載していません。

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