令和5年厚木市教育委員会4月定例会

更新日:2023年07月03日

公開日:2023年07月03日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

令和5年4月25日 火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎16階 会議室A・B

出席者

教育長 佐後 佳親
教育長職務代理者 杉山 繁雄  
委員 森  厚子
委員 山本 正彦
委員 宮崎 昌彦
事務局
岸間教育総務部長、八木学校教育部長、長沼社会教育部長、
柴田教育総務課長、坂部教育施設課長、齋藤教育施設整備担当課長、
井出学校給食課長、金子学務課長、倉持教育指導課長、
長塩社会教育課長、寺田中央図書館長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

議案第15号  令和6年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針の制定について
議案第16号  令和6年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る検討委員及び専門委員の委嘱について
議案第17号  令和6年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る調査研究の諮問について
議案第18号  第4次厚木市子ども読書活動推進計画に関する策定方針について

3 報告事項

(1)  事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会事務決裁規程の一部を改正することについて)
(2)  事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会事務局及び学校以外の教育機関の職員の人事異動について)
(3)  事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会事務局及び学校以外の教育機関の職員の人事異動について)
(4)  事務の臨時代理の報告について(厚木市小中学校通学区域再編成委員会委員の委嘱について)
(5)  事務の臨時代理の報告について(厚木市学校運営協議会委員の委嘱及び任命について)
(6)  事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
(7)  学校選択制の実施結果について
(8)  令和5年度学校施設整備計画について
(9)  給食用食材の放射性物質の測定結果について



会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻14時00分

○佐後教育長 それでは、ただいまから令和5年厚木市教育委員会4月定例会を開会いたします。
現在の出席者は5人で、定足数に達しております。
厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として山本委員を指名させていただきます。よろしくお願いいたします。
初めに、本日は、教育委員会の課長職以上の職員と指導主事が出席しておりますので、職員の紹介をお願いします。
教育総務課長。
○柴田教育総務課長 それでは、私のほうから紹介させていただきます。
(職員紹介)
○佐後教育長 ありがとうございました。
それでは、年度当初でございますので、私から一言挨拶を申し上げたいと思います。
令和5年度がスタートいたしました。ただいま事務局、そして公民館のほうで職員紹介させていただきましたけれども、新しいメンバーも加わりまして、この体制で市民の皆さん、そして子どもたちのために学校教育、そして社会教育の充実に今年度も努めてまいりたいと思いますので、どうか皆様よろしくお願いいたします。
学校のほうでございますけれども、今年度は、4月5日に小・中学校の始業式、そして中学校の入学式、また4月6日には小学校の入学式がございました。およそ3週間たちますけれども、学校のほうは順調に進んでいる、教育活動が行われている、このように聞いております。
コロナの感染症の影響がありましたけれども、ようやく少しずつではありますが、以前の姿に戻りつつある様子がございます。今年度は、様々な活動、今まで制限があってできなかったものもまた行えるようになるのではないかというふうに思っております。そんな中で、子どもたちがいきいきと活動する、活躍する姿、これを期待してまいりたいと、こんなふうに思っているところでございます。一方で、コロナが子どもたちの心や体に与えた影響、また家庭の経済的影響、これらについてはしっかりと検証し、そして、必要な支援や施策を行っていくことが必要であるというふうに考えております。ぜひ子どもたちが希望を持って、そして充実した毎日を安心・安全に過ごせることができるように私は責任を果たしてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、第2次厚木市教育振興基本計画が今年度で3年目を迎えます。また、その実施に向けた第1期の実施計画が今年3年目ということで最終年度を迎えることになります。最終年度になりますけれども、昨年までのこの実施計画についての点検評価の結果を踏まえながら、集大成として、今年度の事業につきましては、着実に行い、基本理念であります「未来を担う人づくり」の実現に向けて取り組んでまいりたいと思います。
それでは、引き続き教育委員の皆様と共に、「教育は厚木に限る」と、児童・生徒、教職員、市民の皆様に言っていただけるよう、教育施策の充実に努めてまいりたいと思いますので、1年間どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、議案審議の準備のため、ここで暫時休憩といたします。
案件に係る説明員以外の方につきましては、退席されて結構です。お疲れさまでした。
暫時休憩14時10分

再開時刻14時12分
○佐後教育長 再開いたします。
それでは、私から報告いたします。
それでは、令和5年3月22日水曜日に開催されました3月定例会以後の主な行事等につきまして、御報告いたします。
お手元の教育長報告を御覧ください。
まず、5番目でございます。
3月29日水曜日に教育委員会会議室において、令和4年度関東中学校選抜卓球大会出場報告会が行われ、大会に出場した藤塚中学校卓球部の生徒8人と顧問の先生、教頭先生にお越しいただきました。
藤塚中学校卓球部は、1月15日日曜日にトッケイセキュリティ平塚総合体育館で行われた第69回神奈川県中学校卓球大会において、女子団体戦第3位の成績を収め、関東大会への出場権を手にし、3月18日土曜日・19日日曜日に日環アリーナ栃木を会場に行われた第29回関東中学校選抜卓球大会において、決勝トーナメントに勝ち上がるすばらしい成績を収めました。残念ながら決勝トーナメントでは初戦敗退の結果でしたが、貴重な体験をすることができたものと思います。部長の生徒からも、夏にも関東大会に出られるように、家族や先輩、仲間への感謝の気持ちを忘れず、練習に励みたいと頼もしい言葉がありました。これからの活躍を大いに期待したいと思います。
次に、ページをおめくりいただきまして、11番目でございます。
4月7日金曜日に厚木小学校校門前において、厚木小学校不登校児童見守り活動を行ってまいりました。新年度が始まり、桜の花びらが舞う中、子どもたちは元気に登校していました。校長先生や教頭先生に明るく挨拶する姿や笑顔で教室に向かう様子が見られ、新1年生やそれぞれ進級した子どもたちが意欲を持って新年度を迎えていることをうれしく思いました。
また、地域の皆様や交通安全指導員、厚木警察の方には、登校を見守っていただいていることに心から感謝申し上げたいと思います。
次に、12番目でございます。
4月7日金曜日にオンラインによる令和5年度第1回初任者研修会が実施され、教育長講話を行いました。今年度の新規採用者は、小学校で40人、中学校で18人、事務職が2人でした。オンラインでの研修のため、直接先生方とお会いすることはできませんでしたが、モニター越しに、教職員として頑張りたいという意欲を感じることができました。新採用の先生方が求められる質・能力をしっかりと身に付け、子どもたちのために活躍できるよう、新採用研修等を通して、応援してまいりたいと思います。
次に、14番目でございます。
4月11日火曜日に第二庁舎16階会議室において、第1回厚木市小・中学校校長会議を開催いたしました。年度当初ということで、私から本年度の所信を申し上げるとともに、教育委員会の施策についてお伝えいたしました。校長先生方には、特色ある学校づくりを行っていただくとともに、教育委員会と一体となって、子どもたちの健やかな成長のために力を発揮していただくようお願いをいたしました。
次に、17番目でございます。
4月14日金曜日に第二庁舎15階農業委員会会議室において、令和5年度厚木市教育研究所調査研究部会発足式を行いました。教育研究所では、今年度、資質・能力の育成を図るための指導と評価の一体化に関する調査研究部会、ICTを活用した授業改善に向けた指導力向上に関する調査研究、自ら学び、指導力を高めるための調査研究の3部会で調査・研究を行います。それぞれの部会の研究成果を踏まえ、各学校で今日的教育課題への理解が進み、授業の工夫・改善につながることを期待したいと思います。
次に、21番目でございます。
4月18日火曜日に第二小学校を訪問し、厚木産木材の学習机の視察をしてまいりました。市では、市内産の間伐材を使った木工室の作業机と椅子を厚木中学校、依知中学校、荻野中学校に、また、ヒノキを使った学習机の天板を厚木第二小学校4年生の教室に導入しました。児童生徒に資源の大切さや森林の活性化、カーボンニュートラルに向けた取組を学ぶ機会として実施された事業ですが、実際の机を見て、木のぬくもりや手触り、香りなど、木材のよさを改めて感じてまいりました。児童からも好評で、厚木産木材の魅力を感じながら、大切に使ってもらいたいと思いました。
次に、23番目でございます。
4月20日木曜日に第二庁舎16階会議室において、令和5年度第1回グローバル教育交流事業実行委員会が開催されました。実行委員会においては、ニュージーランドとの教育交流を通して、本市の児童生徒の国際理解が促進されるよう、グローバル教育交流事業の推進に係る協議を行っていただきます。今年度は、市内中学生10人が8月5日土曜日から19日土曜日まで、ニュージーランドにホームステイをする予定です。また、9月以降には、市立小・中学校とニュージーランドの学校とのオンライン交流も予定されています。厚木の子どもたちが海外の子どもたちと交流し、貴重な体験ができるように事業の充実に努めてまいりたいと思います。
次に、4月22日土曜日に第二庁舎16階会議室において、厚木市青少年相談員委嘱式及び令和5年度厚木市青少年相談員連絡協議会総会が開催されました。今年度は、新たに15人の方に委嘱を行い、合わせて102人の皆様に青少年の健全育成のための街頭指導活動、相談活動、環境浄化活動を行っていただきます。青少年に寄り添い、温かい声掛けをしてくださる青少年指導員の皆様の存在が地域の非行防止や青少年の健全育成に大きく寄与していると思います。青少年指導員の皆様には心から感謝申し上げたいと思います。
続きまして、26番目でございます。
令和5年度厚木市議会第2回会議(2月定例会議)の結果につきまして、教育総務部長から報告させていただきます。
○佐後教育長 教育総務部長。
○岸間教育総務部長 それでは、教育長報告の3ページ、26番を御覧ください。
令和5年厚木市議会第2回会議(2月定例会)につきましては、環境教育常任委員会及び予算決算常任委員会環境教育分科会における審議結果までを3月22日に開催されました教育委員会3月定例会において御報告をしてございますので、それ以降の日程に係る内容について御報告させていただきます。
まず、会議期間でございますが、3月3日から同月27日までの25日間で開催をされました。
次に、2は、3月24日に開催されました予算決算常任委員会、3は、3月27日に開催されました本会議における審議結果を記載しております。
予算決算常任委員会では、議案第13号 令和4年度厚木市一般会計補正予算(第12号)、議案第26号 令和5年度厚木市一般会計予算及び議案第27号 令和5年度厚木市公共用地取得事業特別会計予算が審議され、いずれも可決すべきものとされました。これら3議案は、市議会2月定例会議最終日の本会議におきまして採決が行われ、いずれも賛成多数で原案のとおり可決されました。
以上でございます。
○佐後教育長 本日の日程のうち、議案第16号及び報告事項4から6については、個人に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により、会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○佐後教育長 御異議ありませんので非公開とし、日程の最後において審議を行うことといたします。
なお、傍聴される方につきましても、事務局の関係者以外の職員と同様に、会議が非公開となりましたら、御退席いただくこととなりますので、あらかじめ御承知おきください。お願いいたします。
審議事項に入ります。
日程1、議案第15号 令和6年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針の制定についてを議題とします。
議案の説明をお願いします。
教育指導課長。
○倉持教育指導課長 それでは、議案第15号 令和6年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針の制定についての提案理由と内容について御説明申し上げます。
提案理由でございますが、本市立小・中学校で使用する教科用図書について、適正かつ公正な採択を行うため、教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針を定めるものでございます。
恐れ入りますが、1枚おめくりください。
令和6年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針(案)について御説明申し上げます。
1番につきましては、教科用図書の採択は、神奈川県教育委員会の採択方針に基づいて、文部科学省から送付される目録に登録された教科用図書のうちから行うことを示したものでございます。
2につきましては、厚木市の教育活動にふさわしい教科用図書採択を行うため、厚木市教科用図書採択検討員会に調査研究について諮問することを示したものになります。この委員会は、教育基本法、学校教育法及び学習指導要領並びに厚木市教育委員会が定める調査研究の観点を踏まえ、教科用図書の内容について十分かつ綿密な調査研究を行い、調査研究の内容を教育委員会に答申するものでございます。
また、文中の2の5行目には、専門委員の活用についても触れております。こちらは、専門委員も検討委員会と同じく教育委員会が委嘱する委員で、検討委員に専門の事項を調査させるために委嘱するものでございます。
3につきまして、厚木市教育委員会は、教科用図書採択検討委員会の答申を踏まえ、市立学校の教職員、保護者等の意見を参考にした上で、慎重に審議し、最も適切と思われる教科用図書の採択を行うことを示したものでございます。
4につきましては、採択の公正確保に向け、広く関係者の理解を求めるなど、静ひつな採択環境を整え、円滑な採択事務に支障を来す事態が生じないよう努めることを示したものでございます。
5につきましては、厚木市教育振興基本計画の基本方針や学校及び児童・生徒の実態、厚木市の特性を考慮した教科用図書を採択することを示したものでございます。
6につきましては、採択結果や採択理由に関する情報は、採択権限を有する者の責任において、適切に公開していくことを示したものでございます。
方針の項目としては、以上6点でございます。
また、方針の二つ目にございます検討委員会及び調査委員会が調査研究を行う際の調査研究の観点につきまして御説明申し上げます。
恐れ入りますが、1枚おめくりください。
こちらに今回調査を行います13種目の調査研究の観点をお示ししてございます。
中身の構成について御説明いたします。
前回の採択時と同じく、1から5までの項目分けをしてございます。
一つ目が教育基本法や学校基本法、学習指導要領との関連の項目で、(1)の「資質・能力」の三つの柱を意識されているかと(2)の教科の目標に沿った内容かという二つの項目になってございます。
二つ目が教科・種目別の観点でございます。こちらの項目2番と項目の4番及び5番につきましては、義務教育諸学校の教科用図書無償措置に関する法律におきまして、市町村教育委員会の採択に関して、適切な指導・助言、または援助を行う立場となっている神奈川県の教育委員会が同じく調査研究を行う際の観点として示しているものに倣ったものでございます。
項目の3につきましては、厚木市が一つの採択地区であることの柱となる項目でございますが、厚木市の特性に合った図書を採択するための観点でございます。(1)から(3)は、厚木市教育振興基本計画の示す基本目標の三つとそれぞれの説明文に示されている内容などをまとめた、育みたい力を基にした項目でございます。また、(4)につきましては、学力・学習状況調査等を通して把握できる厚木市の子どもたちの学習面や生活面の課題に対して、その克服に資するような工夫や配慮があるかといった内容に関する項目となっております。
議案の一つ目として御審議いただきたい採択方針の一部として、この調査の観点も併せて、御確認いただきたいと思います。
最後に、1枚おめくりいただき、参考資料1を御覧ください。すみません、13種目分ありますので、右上に参考資料の1と書いてあるページまでお進みください。説明を続けます。
ここからは、今年度行う教科用図書の採択の概要について御説明申し上げます。
1の採択についての項目では、採択に係る根拠法のうち、学校教育法及び義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律をお載せしております。
2番、次に、採択の対象でございますが、黒縁の括弧でお示ししましたとおり、大別して2種類ございます。通常の学級で使用する教科用図書と必要に応じて、特別支援学級で使用する学校教育法附則第9条に規定する教科用図書がございます。
初めに、採択の対象、教科用図書でございますが、今年度教科書につきましては、(1)と(2)の2種類の採択を行います。
最初に、(1)新規に調査研究を行う採択について御説明申し上げます。小学校の教科用図書につきましては、今年度が使用期間となる4年目に当たるため、学習指導要領の内容に準拠して、新たに作成された教科用図書のうち、検定に合格した図書について、新規に調査研究を行って、採択するものでございます。学習指導要領で教科書を主たる教材として学習する教科は、米印に示した11科目と国語の書写、社会の地図を加えた13種目となっております。
続いて、(2)採択期間内である教科用図書を継続して使用するための採択についてでございますが、中学校の教科用図書につきましては、採択期間内でございますので、法律に基づき、現在使用している教科用図書と同一の教科用図書を採択していただくこととなります。
続きまして、学校教育法附則第9条第1項に規定する教科用図書についてでございます。特別支援学級で用いる教科用図書につきましては、文部科学省が発行する一般図書一覧に登載された図書のうちから、児童・生徒の障害の状況に合わせて、適当と思われる図書を各学校が教育委員会に報告し、その図書について毎年採択を行うものでございます。
さらに1枚おめくりください。
教科書採択に係る今後数年間の使用・採択・検定のサイクルをお示ししてございます。色をつけた令和5年度が小学校の教科書の、今年度が最終年度ということですので、令和6年度に向けて採択を、調査研究を新たに行ってしていただくということになります。中学校については、1年ずれまして、来年が使用最終年度ですので、来年に、令和7年度から使う教科書を調査研究に基づいて採択する予定です。
続きまして、右側の参考資料2を御覧ください。
参考資料2は、教科用図書採択に係る事務の流れを神奈川県教育委員会、厚木市教育委員会、厚木市教科用図書採択検討委員会、専門委員会、各学校、それぞれの関わりについて示したものでございます。縦の方向にそれぞれの組織が掲げられておりまして、表の横方向は時間の経過をお示ししてございます。
初めに、表の中に太枠で囲んでお示ししました厚木市教育委員会採択方針の決定という、上から2段目、左端のところを御覧ください。この太枠の囲みが本日、この4月25日の定例会というふうに御理解いただければと思います。
ここから、まず、下に矢印を追いながら、流れを御説明いたします。太枠から出ております左側の矢印を追っていただきますと、各学校につながっております。本日採択方針が決定いたしましたら、市の採択方針を各小・中学校に通知いたします。また、先ほどの太枠から出ております真ん中の矢印でございますが、こちらは、厚木市教科用図書採択検討委員会に対し、内容に関する調査を諮問することを示しております。同じように一番右の矢印は、専門委員の委嘱を示しております。
下から2段目の専門委員の囲みを御覧いただきますと、横に複数囲みがございます。7月までの期間に複数回専門委員会を開催し、検討委員会に報告する調査報告書を作成してまいります。
次に、教育委員の皆様の視点を中心に流れを確認させていただくことになります。恐れ入ります、上から2段目の厚木市教育委員会の太枠囲みに目をお落としください。太枠から右に進みますと、教育委員による調査研究という囲みがございます。採択を行う7月の定例会までの期間に委員の皆様には教科書の調査研究を行っていただきます。各社の教科書見本をいつでも閲覧していただけますよう、場所を設けて設置する予定でございます。例年ですと4月の連休前、そろそろ見本本が届く時期なんですが、5月中には届くと思います。届きましたら、連絡を差し上げようと思っております。
今御覧いただきました教育委員会の調査研究、その囲みを受けまして、下から三つの矢印が上がってきていると思います。左側が教科書展示会でのアンケート集約の報告、また、厚木市教科用図書検討委員会の答申として、調査研究の報告と、さらに学校の意見の報告、その三つが矢印として上がっていると思います。
皆様には、これらの報告を参考に見ていただきながら、内容の吟味をしていただきまして、調査研究のうち、教育委員会の欄の一番右側でございますが、7月の定例会におきまして、教科用図書を採択していただき、その結果を各学校や県教育委員会に通知・報告を行うという流れになっております。
恐れ入ります、もう1枚おめくりください。参考資料の3を御覧いただければと思います。
参考資料3は、ただいま御説明申し上げました教科用図書採択の流れに基づきまして、今年度の具体的な日付を入れた形でお示ししたものでございます。
教科書展示会につきましては、一般の方向けの展示は、6月9日から6月22日までの間、あつぎ市民交流プラザ、あと中央図書館で実施する予定でございます。中央図書館におきましては、その後も常設の展示として配架する予定でございます。
また、小学校の教員、先生方向けには、各学校1週間程度、全種目の教科書を巡回させる形で先生方からの意見を集約してまいります。
続きまして、参考資料4を御覧ください。
こちらは厚木市教科用図書採択検討委員会の設置規則でございます。
さらに1枚おめくりいただきまして、参考資料5には関係法律をお示ししてざいます。
資料が多くありましたが、以上でございます。よろしく御審議いただきますようお願いいたします。
○佐後教育長 ただいまの説明に対して、何か質疑はございますでしょうか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 説明ありがとうございました。
これまでの自分たちの経験で言うと、今の説明では、これまでと大きく変化したようなところはないように思えるんですけれども、改めて大きな変化があったのでしょうか。それから、採択に当たって、特に注意したほうがいい点があれば、もう一度確認をさせてください。
○佐後教育長 教育指導課長。
○倉持教育指導課長 採択の手順や流れにつきましては、関係する根拠法令も変わっておりませんので、変更してはありません。
また、特に注意すべき点というところは、先ほど調査研究の観点として、13種目分おつけしました3番のところですね。前回の採択のときには、「拓く力」、「感じる力」、「築く力」という基本目標だったと思うんですが、ここが「挑戦」ということ、いろいろ変わっておりまして、その内容の見直しをしっかりとしたところでございますので、そこを御確認いただければと思っております。
以上です。
○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。
よろしいですか。
宮崎委員。
○宮崎委員 ありがとうございました。
私自身もこの採択に関わる関係者ですので、この方針についてしっかり受け止めて、新たな認識を持って、進めていきたいと思っております。方針については、1点目から6点目まで説明があったとおりですので、特にこれに賛成をしたいと思います。
その中で、幾つかお聞きしたいことがあるんですけれども、まず、その方針の6番目なんですけれども、確認です。採択結果や採択理由等に関する情報、理由と結果は分かるんですが、等というのは、これは、例えば採択検討委員会のメンバーとか、そういうことを言っているのかどうかということを教えていただきたいと思います。
それから、各調査研究のそれぞれの教科ごとの観点なんですけれども、先ほど課長が説明された3番、厚木市の特性、ここのところの内容を検討して、分かりやすくしたということなんですけれども、この「挑戦」、「共生」、「創造」というのは、厚木市教育大綱の三つの力だと思うんですね。そういうことを考えると、この厚木市の特性というのは(4)にかかるんだと思うので、1番の法律がきちっと明記されているということは、ここのところを皆さんに分かりやすく見ていただくには、厚木市教育大綱、あるいは振興基本計画というような文言を入れたほうが分かりやすいのかなという感想を持ちました。これは、検討していただければと思います。
それから、参考資料2の中段と参考資料4に出てくる展示会は、図書館で配架というのが書かれているんですけれども、いつもこの展示会で議論されるんですけれども、今後のスケジュールの中で、場所や期間が決まっていたら教えていただきたいと思います。
それから、先ほど説明の中で、先生方への巡回、学校への巡回展示というんですかね、各学校に見ていただくんですけれども、それがいつもタイトなんですよね、スケジュールがすごくタイトで、現場の先生忙しい中で教科書を見なきゃいけないということがあるんで、これはやむを得ないんですけれども、できれば予告を早め早めにしていただいて、この時期に学校に教科書を巡回に来ますよということを説明しておいていただいて、計画的に教科書が手に触れるというか、見れるようにしていただければありがたいと思います。
それから、最後ですけれども、展示会の場合、教科書展示会ですね。それから、各学校では教科書のアンケートって書いてあるんですけれども、これ単純な質問なんですけれども、これ教科書でいいんですかね、教科用図書ではないということなんですかね。その辺を教えていただきたいと思います。
以上です。
○佐後教育長 教育指導課長。
○倉持教育指導課長 御質問ありがとうございます。
まず、方針の6番目のところ、「等」というのは何を言っているのかというお話でした。委員のおっしゃるとおり、検討委員会のメンバーですとか、調査報告書、これ採択理由の一つの材料になりますので、そのあたりも、時期が来て、採択が決定されて、公表できる時期が来ましたら、公表をしてまいります。そういう意味で等という言葉で「等」という言葉です。
次は、調査研究の観点のところで、3番のところにちゃんと(1)、(2)、(3)については、教育大綱の基本方針というところを明記したほうがいいいんじゃないかということで、これは御意見としていただきますので、これは、内容に大きく関係する部分ではございませんので、今日ここで方針案として決定・採択いただきましたら、これを学校等に流すことになりますので、そのときに加えるかというところも含めて、検討してまいりたいと思います。
続きまして、教科用図書の展示会のことでよろしかったでしたっけ。
期間が6月9日から22日までの間、アミユー、これ一つだけ、アミューでは書き切れませんでしたので、部屋は途中行ったり来たりになりますけれども、あつぎ交流プラザアミューのところのフロアで、その建物の中では、その期間ずっと2週間やっております。期間は、法律等の定める期間において、その期間に、定められた期間やれることがお伺いできました。
図書館については、常設展示ではあるんですけれども、こちらは本当に展示をして、置く場所中心になりますので、これが終わった後も、意見聴取のカードはなくなってしまうんですけれども、教科書を御覧いただくことは、市民の方含めて、可能になる場所となっております。
あと、関連して、先生方の学校巡回の期間ですけれども、こちらも、今日この教育委員会の定例会で審議いただいて、可決となりましたら、学校に方針を流す中で、早め早めに情報提供して、準備ができるようにしていこうと思います。
教科書と教科用図書の違いにつきましては、正式には教科用図書というのが正しい表現です。ただ、展示会ですとか、その辺、なかなかなじみのない言葉だと、あれっと思われることもあろうかと思って想定したところがあるもので、細かい使い分けのところがあるかどうかはもう一度調べてまいりますが、正式には教科用図書という表現が正しいと思っております。
○佐後教育長 よろしいでしょうか。
今回のこの観点に関して、この後御承認をいただくことになりますので、文言の付け加えという形ではなくて、学校へ示す際に、これが教育大綱、教育振興基本計画に基づくものだということをきちっと示すという形でお知らせするという形でこの後審議を進めてもよろしいですか。
(「異議なし」の声あり)
○佐後教育長 それから、教科用図書については、無償配布の法律に定められた文言の中では教科用図書という表現になっていますが、文部科学省のほうの説明の中では教科書という言葉を使っている場面もございますので、法律に基づく表現としては、今の説明のとおりになっておりますので、御理解いただければと思います。
ほかございますでしょうか。
(「なし」の声あり)
○佐後教育長 よろしいでしょうか。
それでは、ほかに質疑がないようですので、採決に移ります。
本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○佐後教育長 異議なしと認め、議案第15号を可決いたします。
次に、日程3、議案第17号 令和6年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る調査研究の諮問についてを議題といたします。
議案の説明をお願いいたします。
教育指導課長。
○倉持教育指導課長 それでは、議案第17号 令和6年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る調査研究の諮問について、提案理由と諮問事項について御説明申し上げます。
提案理由でございますが、令和6年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針に基づき、教育委員会が厚木市の教育活動にふさわしい教科用図書採択をするため、教育委員会の附属機関である厚木市教科用図書採択機関に諮問するものでございます。
1枚おめくりいただきまして、諮問書を御覧ください。
諮問事項は、令和6年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書に関する調査研究についてでございます。
諮問理由につきましては、先ほど承認いただきました令和6年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針に基づき、教育委員会が本市の教育活動にふさわしい教科用図書の採択を行うためでございます。
以上でございます。御審議お願いいたします。
○佐後教育長 ただいまの説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。
(「なし」の声あり)
○佐後教育長 よろしいでしょうか。
それでは、特に質疑がないようですので、採決に移ります。
本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○佐後教育長 異議なしと認め、議案第17号を可決いたします。
次に、日程4、議案第18号 第4次厚木市子ども読書活動推進計画に関する策定方針についてを議題といたします。
議案の説明をお願いします。
中央図書館長。
○寺田中央図書館長 議案第18号 第4次厚木市子ども読書活動推進計画に関する策定方針につきまして、提案理由及びその内容を御説明申し上げます。
本件につきましては、第4次厚木市子ども読書活動推進計画の策定に当たり、基本的な方針を策定するものでございます。
恐れ入りますが、議案書を1枚おめくりいただき、第4次厚木市子ども読書活動推進計画の策定方針(案)を御覧ください。
初めに、1、計画策定の趣旨でございますが、平成30年4月に策定いたしました第3次厚木市子ども読書活動推進計画の計画期間が満了を迎えることから、令和6年度を始期とする第4次厚木市子ども読書活動推進計画を策定するに当たり、基本的な方針を定めるものでございます。
次に、2、計画策定の背景と目的でございますが、本市では、平成13年に成立した子どもの読書活動の推進に関する法律に基づき、国・県の計画を踏まえ、平成19年4月から、おおむね5年ごとに計画を策定し、子どもの読書活動の充実に取り組んでまいりました。
近年、急速な少子高齢化や人口減少への転換といった子どもを取り巻く生活環境が大きく変化し、学校生活においても、情報通信機器の急速な普及に伴い、友達とのコミュニケーションの取り方なども変化してきております。市としては、子どもたちの読書活動というものは、人生をより豊かに生きていくための力を身に付ける、その上では欠かせないものでございます。また、これからは、パソコンやタブレット端末等の電子機器を活用するなど、デジタル社会に対応した読書活動の推進も重要な課題となっております。第4次の計画策定に当たっては、国や県の計画を参考とし、第3次計画の課題やデジタル社会への対応なども含め、より一層子どもの読書活動を推進するための計画を策定してまいります。
次に、3、計画の位置付けでございますが、本計画は、子どもの読書活動の推進に関する法律の規定に基づき、市の計画として策定するものでざいます。策定に当たりましては、国や県の計画を踏まえ、第10次厚木市総合計画、第2次厚木市教育振興基本計画との整合を図り、策定いたします。
1枚おめくりいただき、2ページ目を御覧ください。
次に、4、計画の期間でございますが、令和6年度から5年間といたします。
5、計画の対象でございますが、ゼロ歳から18歳までの子どもとその保護者、子どもの読書活動に関わる全ての市民、地域、学校、行政、関係機関等を対象といたします。
次に、6、子ども読書活動に関するアンケート調査結果でございますけれども、計画策定に向けて、昨年10月から11月にかけ、小・中学生を対象とした読書活動に関するアンケート調査を実施いたしました。こちらは、アンケート結果の主だったものをお示ししております。
まず、(1)1か月の間に本を一つも読まない子どもの全体に占める割合、いわゆる不読率と呼んでいるものでございますが、各学年で、平成29年に実施いたしました前回調査より高くなっておりました。特に小学4年生・6年生では、10ポイント以上高くなっている状況でございます。
次に、(2)読書が好きな子どもの全体に占める割合でございますが、小学生は、おおむね前回調査と大きな変化はありませんが、中学生は、割合ですが、10ポイント以上下がっている状況でございました。
補足いたします。こちらの資料にありませんが、実は、国もこの令和4年度不読率の現状を調査しておりまして、同じような結果が出ており、小学生・中学生ともに数値目標は達成されておりませんでした。国の分析では、新型コロナウイルスの感染拡大により、各学校の臨時休校や図書館の臨時休館等により、図書へのアクセスがしにくい状況が影響を与えた可能性があるとの分析結果が出ておりました。
(2)の読書が好きな子どもに関することも補足させていただきますと、実は、二つの調査につきましては、全国学力・学習状況調査というのがございまして、同じ質問がございました。結果を見てみますと、本市の実は小学生・中学生、いずれも国や県の数値を上回っておりました。中学生は下がっているとありましたけれども、実は、厚木の子どもたちは読書が好きという結果が出ておりました。
次に、7、第3次計画の課題でございます。次の5つを捉えております。
(1)デジタル社会に対応した読書環境の整備でございますが、第3次計画にはなかったGIGAスクール構想の進展がございます。現在、子どもたちには1人1台の端末環境が整備され、情報活用能力の育成や電子書籍の利用など、端末を活用した取組が求められております。
(2)子どもの不読率低減に向けた継続した取組の実施でございますが、調査結果にもあるように、不読率は上がっております。コロナ感染症の影響が考えられるとはいえ、図書へのアクセスがしにくい点なども考慮し、継続して不読率の低減に向けた取組が必要だと考えます。
(3)社会全体の連携・協力体制の充実でございますが、子どもの読書活動を推進するために、家庭、地域、学校、ボランティア団体等と連携した事業展開等が求められております。読書のきっかけとなり得る様々な体験活動や読書関連のイベント実施など、協力して取り組んでいく必要がございます。
(4)学校図書館と図書館の連携・協力体制の強化でございますが、読書傾向が変わっていく時期に読書離れを生じさせないように、学校においては、読書において適切なアドバイスを行う学校司書等をより充実させていくことや学校図書館と図書館の連携を強化していくことが必要です。
次に、3ページ目を御覧ください。
(5)多様な子どもたちに配慮した読書環境の整備でございますが、視覚障害等の読書環境の整備の推進に関する法律の施行を踏まえ、障がいのある子どもや日本語指導を要する子どもなど、図書館を利用しにくかった子どもたちの多様なニーズにも配慮する必要がございます。
次に、8、計画策定に当たり考慮すべき事項でございますが、国や県の計画や第3次計画の課題を踏まえ、審議会及び庁内検討委員会等において検討いたしました結果、次の10の項目を考慮して、進めてまいります。
第4次に加えたものといたしましては、番号横に「新」の字を記載してございます。
(2)デジタル社会に対応した取組の実施。
(7)学校図書館と図書館の連携・協力体制の強化。
(8)多様な子どもたちの読書機会の整備・提供。
(9)持続可能な開発目標(SDGs)の考えを取り入れた取組の実施。
(10)新しい複合施設を見据えた読書活動の推進でございます。
次に、9、策定の手法と市民参加でございますが、庁内においては、子ども読書活動に関わる関係部署で構成する子ども読書活動推進委員会での協議を行います。また、市民参加手続といたしましては、学識経験者や学校教育・社会教育の関係者、そして公募市民等で構成されます厚木市図書館協議会での協議のほか、ワークショップの開催やパブリックコメントの実施により、市民の皆様の御意見を反映させた計画を策定いたします。
次に、10、進行管理でございますが、計画策定後も、この子ども読書活動推進委員会や図書館協議会において進行管理を行い、新たな施策等の検討も行ってまいります。
最後になりますが、11、策定スケジュールでございます。
ここで策定方針(案)に御承認いただけましたら、9月にはワークショップ、10月には計画(案)の作成を行い、年明けにはパブリックコメントを実施し、令和6年3月の策定に向け、進めてまいります。
説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。
山本委員。
○山本委員 よろしくお願いします。説明ありがとうございました。
私も子どもの頃から文字を読むのが好きで、ぜひこうした計画どんどん進めていただけるといいんじゃないかなと思っております。
少し、2点ほど、私のほうから質問させていただきたいと思います。
2ページのところに、6のところでしょうか、アンケート結果で(2)のところですね。読書が好きな子どもの全体に占める割合、小学生はそれほど大きく変わっていないと、それに対して、中学校は軒並み読書好きな子が減っているというような結果だったんですけれども、この小学生、読書好きな子がそれほど減少がしていないにもかかわらず、(1)の不読率のところが上がっているというところが、何か先ほどの説明ですと、コロナによる図書館の閉館という説明もございましたけれども、何かそれだけじゃないような気がいたします。そういうところで、想像できるほかの理由があれば、お教えいただきたいなと思います。
それから、2点目に、3ページ目の8の計画策定に当たり、考慮すべき事項ということで、新しい、「新」と書かれているところが幾つもございまして、なるほどなと、今の時流に合ったものかなという気もするんですけれども、(2)のデジタル社会に対応した取組の実施ということで、電子書籍というのがございます。いわゆるアマゾンのKindleとか、そういったものを指すのかななんていうふうにも思うんですけれども、これを進めるということも時代からすると理解できることなんですけれども、例えばスマホの弊害として、視力の低下ですとか、それから姿勢が悪くなるなんていうことも言われたりもしているかと思います。そういう調査結果もあるかと思います。電子書籍を勧めるに当たって、そうした弊害という懸念というのはないんでしょうか。分かる範囲で結構ですので、教えていただけるといいかと思います。
○佐後教育長 中央図書館長。
○寺田中央図書館長 御質問ありがとうございます。
まず、1点目、好きな子どもの全体に占める割合、小学生はそんな変わらないのに不読率が進んでいるというところなんですけれども、なかなかここの詳細な部分は私どもも分かりかねるところなんですけれども、文字を読むのが嫌いだとか、ほかにやりたいことがあるというところでのお答えは伺っているんですけれども、ここの部分はもう少し分析が必要かなと考えております。
2点目の電子書籍による弊害というところ、確かに委員おっしゃるとおり、そういった部分もあろうかと思うんですけれども、一つの本への入り口のきっかけづくりとしては、こちらのほうの、中央図書館の事業のほうを説明させていただきたいんですけれども、コロナになりまして、中央図書館のほうでは、令和3年度10月から電子書籍のほうを電子図書館という形で取り入れております。なかなかその場に行かないと本が借りられないという状況が、電子書籍でございますので、電子図書館でございますと、図書館カードをお持ちいただきますと、スマホやタブレット、直接アクセスしていただいて、すぐに貸出しが可能なんですね。ジャンルも子どもたちの興味が引けるような、趣味や、大人でも、それぞれ皆さんの趣味とか、読書の傾向とかに合わせて、すぐにそこにアクセスできるような工夫もホームページ上でしておりまして、そういったところからも、まずはきっかけづくりにはなるのではないかなと考えています。
そんなところで、中央図書館としては、今年度なんですけれども、中学生全員にこの厚木市の図書館カードを配布させていただきたいなと考えております。この図書館カードをお持ちいただければ、紙の本を借りるのはもちろんですが、電子書籍のほうもアクセスできます。なかなか本を読むことのハードルが高いというお子さんたちも、逆に今は皆さんスマホでいろいろいじられる中で、思わぬところでお子さんたちの興味を引くことにつながるんじゃないかなと期待を込めて今年度実施させていただこうと考えているんですけれども、弊害部分は、いろいろと研究させていただきたいと考えております。
以上です。
○佐後教育長 山本委員。
○山本委員 二つ目の質問のところの健康への弊害といいますか、影響なんていうのも、もしかしたら厚木市の取組として、やっていくこともいいのかななんていうふうに思います。ぜひお願いできればと思います。
最初の質問のところの不読率のところなんですけれども、現在本が売れない時代と言われています。実際に雑誌そのものも売れなくなっていますし、関連して、普通の書籍なんかも売れていないと。恐らく家族も本を読まなくなっているんじゃないかなという気がするんですね。そうやって考えると、家庭を巻き込んだ読書の啓蒙なんていうのもできるといいのかななんていうふうにも感じております。ぜひその辺も進め方の課題として検討いただけるといいんじゃないかなと思います。よろしくお願いいたします。
○寺田中央図書館長 貴重な御意見ありがとうございます。
○佐後教育長 ほかにございますか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 もしかしたら今の山本委員の質問と重複というのか、答えみたいになるかもしれないんですけれども、自分の小学生の孫の姿を見ていると、コロナで休校しているときには、ほとんどうちへ帰って、本は読んでいなかったです。けれども、学校にいるときは図書の時間があって、休み時間に行くと、学校図書の司書の人がいて、いろいろ工夫して、興味を誘ってくれるので、今日は2冊借りたんだとか3冊借りたんだというのを楽しそうに話したんですが、コロナで休んでいる時期はぱたっとそういう本に絡むような話はなかったななんていうのがあって、この不読率を見ると、うちの孫のことをふっと思い出すような、直結するような感じがしました。
また山本委員ともちょっと重複する部分があるかもしれないんですけれども、計画策定に当たり考慮するべき事項の中に、2番でデジタル社会の対応した取組の実施で電子書籍とかタブレット端末を使ってというのも一つの流れかなというふうに思うんですけれども、それは一方で進めていただきたいんですが、また別の調査なんかで見ると、実物の本をめくって、読む、考える、そういう経験の多い子は読解力とか、いろんな思考力とかにはプラスだという話も調査で出ているというようなことは聞きますので、デジタルの移行も、プラス上がるもの部分の手立てというのも、これはもう各学校のほうにも随分お願いをしなきゃいけないことだと思うんですけれども、厚木では学校司書さんが大分活躍してくださっているという実態がありますので、ここは、すごくこれから期待したいなというふうに私は思っています。
今の考慮すべき事項の中で、一番早いものは10番のところに、これはちょっと質問なんですけれども、新しい複合施設を見据えた読書活動の推進というのがあります。今の中央図書館と今度の複合施設の図書館というのは、何かコンセプトみたいなものが変わっていくのか、あるいは、その辺を含めて何かものを考えている部分があるのか、今分かっている部分、発表できる部分があれば教えていただきたいと思っています。
以上です。
○佐後教育長 中央図書館長。
○寺田中央図書館長 まず最初に、先ほど紙の本も大切でということで一つお話しさせてください。
今年度5月からなんですけれども、結ぶプロジェクトというのを全市立中学校のほうで実施させていただきます。これは、中学生はなかなかお忙しくて、中央図書館まで足を運んでいただくことがなかなか難しい。なので、私どもから、お子さんたちがリクエストする本をお届けしましょうという事業を開始させていただきます。中央図書館にある本で、リクエストを中学生から、これは学校を通じてなんですけれども、お受けいたしまして、それを学校にお届けするという事業を今年度の5月から、来月から開始させていただく予定でおります。
委員おっしゃるとおり、本当に紙の本というのはめくる楽しさがございます。わくわくする、そういったところも並行して、力を入れてまいりたいと考えております。
複合施設の部分ですけれども、今度の新図書館というのは、未来館と隣り合ったところにございます。未来館では、いろいろな、様々な実験活動であれ、体験活動があると思うんですね。そういったところで、さらにそれを深めるためで、例えば未来館で実験をしたけれども、さらにそれを深堀りしたいから、同じフロアの、図書館のほうに来て、その関連する本を私ども企画という形で用意させていただいて、その本を手に取って、さらに探究していただけるとか、ちょっとそんなものをイメージして、今、私どもおります。本当にその施設が皆さんにとってわくわくできるような、そして、それぞれの探究を深められるような場にしてきたいなと考えております。
以上でございます。
○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。
森委員。
○森委員 先ほどの御説明を聞いて、3ページの8番のところですけれども、8番の(7)が「新」になっておりますけれども、私は、今まで中央図書館と学校図書館って何らかの形で連携・協力していたんだろうとは思っていたんですけれども、最初この文章読んでいるときには、意識もせずに強化だったので、今まであったものをさらに強化するんだと思ったんですけれども、「新」って文字がついているということは、今までなかったのかなというのが逆にすごく不思議というか、今までなかったのかというのをお聞きしたいのと、直前の説明の中で、中学生に希望する本を届けるというこの事業は、今後、将来的に小学生や大人の人に拡大するかどうかは分かりませんけれども、そういうことを見据えての試験的な実施なのか、または、この場合は図書カードはなくても利用できるのか、興味を持ちましたのでお尋ねしたいと思います。
○佐後教育長 中央図書館長。
○寺田中央図書館長 今、8、計画策定で(7)に「新」がついていますよということなんですが、こちら、学校と中央図書館の連携事業、これまでも実施しておりました。そこの部分も、強化するというところで「新」という字をつけさせていただいたというところでございます。
もう1点、先ほど申し上げました中学生に本をお届けする事業でございますけれども、これは、これまでモデル事業という形で中学校で実施させていただいて、そこの実証を経て、中学校全体に今回拡大するという予定でございます。当然ここの部分は、小学生に向けても実施をしていきたいというところを視野に入れて、事業展開していく予定でございます。
なお、これは図書館カードがないと利用できませんので、この図書館カードを皆さんにお配りするというところは原則としてございます。
以上でございます。
○佐後教育長 ほかにございますか。
宮崎委員。
○宮崎委員 ありがとうございます。
中学校は、予算のほうでも新規事業で取っていられた部分ですよね、これについては。市立中学校の結ぶプロジェクトを含めたものが新規事業で予算化したものという理解でよろしいですね。
それで、別なんですけれども、3ページの策定スケジュール、ワークショップってあるんですけれども、9月に、これの内容というか、規模とか回数とか対象者、これ分かっていたら教えていただきたいです。お願いします。
○佐後教育長 中央図書館長。
○寺田中央図書館長 このワークショップについては、まだこれから計画をするというところで、具体な内容等はまだ決まっておりません。
以上でございます。
○佐後教育長 よろしいですか。
(「はい」の声あり)
○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。
中央図書館のほうでこうやって次の第4次の厚木市子ども読書活動推進計画をこれからつくっていくということの中では、やはり子どもが本が好きである、本に親しむ子どもたちをということで中央図書館で進めているわけですけれども、今説明していただきましたけれども、市内の小・中学生を対象にした内容で言うならば、図書館カードを全ての子どもたちに、まずは中学生からですけれども、配って、図書館を利用する習慣といいますか、そういうものをつけていくというこの試みというのは、他市にはない試みだと思うんで、それで子どもたちが本を好きになったり、中央図書館を利用しやすい、後に市民として、新しい中央図書館も利用できるような、そんなものにつながっていくといいなということを思いました。それから、中央図書館でこれだけいろいろ環境を整えていただけましたので、ぜひ学校のほうでも、図書館司書に係る予算のほうでこの事務に関わる時間を増やすということで、学校図書館運営を充実させるということで、指導課のほうでもいろいろ考えてくれているわけですが、ぜひその環境をいかした子どもたちの図書館教育というのも、今度は学校の教育の面で進めていただくと、ハード面・ソフト面一体となって、本好きな子どもたちが育つんじゃないかなと思いますので、これをいかしていただきたいなと思います。よろしくお願いします。
○佐後教育長 それでは、ほかになければ、採決に移ります。
本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○佐後教育長 異議なしと認め、議案第18号を可決いたします。
それでは、報告事項に入ります。
報告事項1、事務の臨時代理の報告について報告をお願いします。
教育総務課長。
○柴田教育総務課長 それでは、報告事項1、事務の臨時代理の報告について、厚木市教育委員会事務決裁規程の一部を改正することにつきまして御報告申し上げます。
恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。
理由につきましては、情報公開及び個人情報保護に係る決裁事項について、所要の措置を講ずるほか、市長部局人事主管課長に合議を要する特別休暇について改めるため、厚木市教育委員会事務決裁規程の一部を改正する必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がありませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理したものでございます。
内容を説明申し上げますので、恐れ入ります、2枚おめくりいただきまして、2ページの参考資料の新旧対照表を御覧ください。
こちらは、厚木市教育委員会事務決裁規程の別表第1、共通事項になります。右側が改正前の旧の規則、左側は改正後の新の規則となります。改正箇所はアンダーラインと朱書きで示してございます。
まず、(1)庶務関係になりますが、右側の旧の決裁(専決)事項の情報公開の決裁(専決)区分、部長の箇所、1「公開又は非公開の決定」を左側の新の1「公開請求に関する決定」に改正し、さらに右側の旧の決裁事項の個人情報保護の決裁部分、部長の箇所、1「開示若しくは不開示又は訂正若しくは不訂正の決定」を左側の新の1「開示請求に関する決定」、「2訂正請求、利用停止請求に関する決定」及び旧の2「決定期間の延長」を左の3とし、4として、「第三者の意見聴取」を追加するものでございます。
こちらにつきましては、2月定例会で御審議いただきました厚木市個人情報の保護に関する規則に関連する改正になりまして、市長部局の事務決裁規程に教育委員会事務決裁規程も合わせ、統一するものでございます。
次に、1枚おめくりいただき、3ページをお開きください。
それでは、(2)人事関係になります。
右側の旧の、決裁(専決)事項の服務の決裁専決(区分)備考欄の1「10、13」を左側の新の備考欄の1「8、11、12」に、右側、旧の「19及び21」を新の「17、20及び22」に改正するものでございます。こちらにつきましては、次、職員の勤務時間、休暇等に関する条例施行規則の別表中、第8項を令和4年1月に追加し、それに伴い、項も繰り下がっていましたが、教育委員会事務決裁規程の改正を行っていなかったため、このたび所要の措置として、改正したものでございます。
恐れ入ります、2枚お戻りいただきまして、規程を御覧ください。
一番下の附則を御覧ください。この改正につきましては、令和5年4月1日から施行するものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
(「なし」の声あり)
○佐後教育長 よろしいですか。
特になければ、報告事項1を終わります。
次に、報告事項2、事務の臨時代理の報告について報告をお願いします。
教育総務課長。
○柴田教育総務課長 それでは、報告事項2、事務の臨時代理の報告について、厚木市教育委員会事務局及び学校以外の教育機関の職員の人事異動につきまして御報告申し上げます。
1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。
本件につきましては、令和5年4月1日付で教育委員会事務局及び学校以外の教育機関の職員の人事異動を行うに当たり、同年3月24日付で内示を行う必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がありませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理したものでございます。
1枚お開きください。
人事異動の内容につきましては、こちらの名簿のとおりでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
(「なし」の声あり)
○佐後教育長 よろしいですか。
特になければ、報告事項2を終わります。
次に、報告事項3、事務の臨時代理の報告について報告をお願いします。
教育総務課長。
○柴田教育総務課長 それでは、報告事項3、事務の臨時代理の報告について、厚木市教育委員会事務局及び学校以外の教育機関の職員の人事異動につきまして御報告申し上げます。
恐れ入ります、1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。
本件につきましては、令和5年4月1日付で教育委員会事務局及び学校以外の教育機関の職員の人事異動を行う必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がありませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理したものでございます。
1枚お開きください。
人事異動の内容につきましては、こちらの名簿のとおりでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
(「なし」の声あり)
○佐後教育長 よろしいですか。
特になければ、報告事項3を終わります。
次に、報告事項7、学校選択制の実施結果について報告をお願いします。
学務課長。
○金子学務課長 報告事項7、学校選択制の実施結果につきまして、学務課からは、中学校選択制及び小規模特認校制度の実施結果につきまして御報告いたします。
恐れ入りますが、資料7を御覧ください。
初めに、令和5年度入学 中学校選択制の実施結果でございます。
中学校選択制につきましては、子どもたち一人一人が自ら適した教育環境で個性や能力を一層伸ばすことを目的として、新1年生となる児童とその保護者が指定校と隣接する厚木市立中学校の中から、就学を希望する学校を1校選択できるという制度でございます。
2の実施結果でございますが、受入上限人数について、厚木中学校が3人、睦合東中学校が25人、ほかの11の中学校につきましてはそれぞれ20人の、合計248人に対しまして、隣接の学校で75人、隣接外としては1人ということで、合計76人がこの制度を使い、入学いたしました。
隣接外につきましては、指定学校や隣接する学校に希望する部活動がない場合に希望することができるというものでございますが、今年度につきましては、1人いうことでございました。なお、今年度は、受入上限人数を超える申込みが厚木中学校にあったため、抽せんを実施いたしました。厚木中学校は3人のところ10人の申請がございましたので、公開抽せんにより、当選者3人と補欠者7人を決定しました。
なお、当選者のうち1人の辞退者があったため、補欠順位の1位の方を繰り上げて、当選といたしました。
睦合東中学校につきましては、昨年度、令和4年度の入学希望におきまして、この制度により、20人のところ、25人の申請があったため、学校と協議の上、25人を受入上限人数といたしましたが、今年度は15名にとどまったという結果でございます。
3の主な選択理由でございますが、教育環境が10人、部活動が22人、友人関係が39人、通学距離が5人でございました。
次に、裏面の2ページを御覧ください。
令和5年度入学の小規模特認校制度の実施結果でございます。
小規模特認校制度につきましては、少人数ならではのきめ細かい指導や地域と連携した教育活動を推進している小規模校におきまして、通学区域以外から就学を認めることで、児童の適性をいかした教育を推進することにより、学校規模の適正化及び学校の活性化を図る制度でございます。
2の児童を受け入れる小学校でございますが、児童数147人の厚木市立玉川小学校におきまして、市内全域から全学年の就学を受け入れるものでございます。
3の実施結果でございますが、新1年生2人が就学を希望されたものでございます。右側につきましては、指定学校からの申請人数であります。
学務課からの報告は以上でございます。
○佐後教育長 教育総務課長。
○柴田教育総務課長 それでは、引き続き教育総務課から御報告いたします。
3ページを御覧ください。
3の令和5年度入学 住居からおおむね1キロメートル以内の学校の選択実施結果でございます。
(1)の住居からおおむね1キロメートル以内の学校の選択ということで、制度の趣旨でございますが、大規模状態にある学校の通学区域に居住する児童・生徒は、そうではない、他の学校が住居からおおむね1キロメートル以内にある場合にこの学校への就学を認めることにより、学校規模の適正化を図ろうとするものでございます。
(2)1キロメートル以内の学校の選択対象校になりますが、大規模状態にある学校が厚木第二小学校と南毛利小学校、選択することができる学校は、厚木第二小学校が相川小学校、南毛利小学校が緑ケ丘小学校と毛利台小学校でございます。
(3)実施結果でありますが、相川小学校が1人、緑ケ丘小学校が3人の、合計4人でございました。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
(「なし」の声あり)
○佐後教育長 よろしいでしょうか。
特になければ、報告事項7を終わります。
次に、報告事項8、令和5年度学校施設整備計画について報告をお願いします。
教育施設課長。
○坂部教育施設課長 それでは、報告事項8、令和5年度学校施設整備計画につきまして御報告申し上げます。
恐れ入りますが、資料8の一覧表を御覧ください。
令和5年度に実施する主な学校施設整備でございますが、1の外壁・屋上改修工事は、愛甲小学及び藤塚中学校の2校で、2-1及び2-2の受変電設備改修工事は、南毛利小学校、厚木中学校、愛甲小学校、玉川小学校及び戸室小学校の5校で、3のグラウンド改修工事は愛甲小学校で、4の照明器具LED化改修工事は、相川小学校及び依知中学校の2校で、それぞれ改修工事を実施、または発注するものでございます。また、5の小学校特別教室冷暖房設備設置事業は、厚木小学校のほか8校の特別教室等の冷暖房設備を設置するものでございます。
それでは、表の順番に沿って内容を御説明いたしますので、恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、別紙1の1ページを御覧ください。
なお、それぞれの整備内容を記載した別紙の次ページ以降に参考資料として、施工場所の位置図、施工箇所を示す配置図、立面図、平面図等を添付しておりますので、併せて御覧ください。
初めに、1の外壁・屋上改修工事でございます。
当該工事は、施設の長寿命化を図るとともに、児童・生徒が快適な教育環境の中で安心して、安全に学校生活を送ることができるよう、外壁の劣化部分等を補修した上で、外壁、全面の塗装の塗り替えを実施するほか、屋上全面の防水改修や災害時等における安全対策を図るため、窓ガラスを普通ガラスから学校用強化ガラスに交換するなどを実施いたします。
件名1の愛甲小学校東棟校舎外壁・屋上改修工事でございますが、今回改修いたします東棟校舎は、昭和57年に建設された鉄筋コンクリート造・地上4階建ての建物で、外壁の改修面積は1,654平方メートル、屋上の改修面積は391平方メートルで、施工期間は、7月中旬から10月上旬までの約3か月間を予定しております。
次に、2の藤塚中学校南棟及び西棟校舎外壁・屋上改修工事でございますが、今回改修いたします南棟校舎は昭和59年度、西棟校舎は平成2年度に建設された鉄筋コンクリート造・地上4階建ての建物で、外壁の改修面積は、南棟3,244平方メートル、西棟809平方メートルで、屋上の改修面積は、南棟1,131平方メートル、西棟159平方メートルで、施工期間は、7月上旬から10月中旬までの約3か月間を予定しております。
恐れ入りますが、3枚おめくりいただき、6ページの別紙2を御覧ください。
次に、2-1の受変電設備改修工事でございます。
当該工事は、施設の長寿命化を図るとともに、児童・生徒が快適な教育環境の中で安心して、安全に学校生活を送ることができるよう、経年劣化した施設の主要な電気設備である受変電設備の改修を実施いたします。
件名3及び4につきましては、令和4年度に契約済みではございますが、新型コロナウイルスの感染拡大やウクライナ情勢等の影響に伴い、受変電設備の製作に必要な部品供給が滞っているため、引き続き令和5年度に現場施工を実施いたします。
件名3の南毛利小学校受変電設備改修工事でございますが、今回改修いたしますキュービクル式受変電装置は、昭和59年度に設置され、既存設備容量は175キロボルトアンペアで、改修に当たりましては、今後の電気設備負荷の増設に対応できるよう、250キロボルトアンペアの設備容量を確保するもので、施工期間は、4月上旬から10月中旬までの約6か月間を予定しております。
次に、件名4の厚木中学校受変電設備改修工事でございますが、今回改修いたしますキュービクル式受変電設備は、昭和51年度に設置され、既存設備容量は230キロボルトアンペアで、改修に当たりましては、300キロボルトアンペアの設備容量を確保するもので、施工期間は、3月下旬から10月下旬までの約7か月間を予定しております。
恐れ入りますが、2枚おめくりいただき、10ページの別紙3を御覧ください。
次に、2-2の受変電設備改修工事でございます。
件名5、6及び7につきましては、令和5年度に工事発注を行うものでございますが、新型コロナウイルスの感染拡大やウクライナ情勢等の影響に伴い受変電設備の製作に必要な部品供給が滞っているため、現場施工については令和6年度に実施いたします。
件名5の愛甲小学校受変電設備改修工事でございますが、今回改修いたしますキュービクル式受変電設備は、昭和51年に設置され、既存設備容量は200キロボルトアンペアで、改修に当たりましては、今後の電気設備負荷の増設に対応できるよう、375キロボルトアンペアの設備容量を確保するもので、施工期間は、令和6年4月上旬から10月下旬までの約7か月間を予定しております。
次に、件名6の玉川小学校受変電設備改修工事でございますが、今回改修いたしますキュービクル式受変電設備は、昭和56年度に設置され、既存設備容量は200キロボルトアンペアで、改修に当たりましては、300キロボルトアンペアの設備容量を確保するもので、施工期間は令和6年4月上旬から10月下旬までの約7か月間を予定しております。
次に、件名7の戸室小学校受変電設備改修工事でございますが、今回改修いたしますキュービクル式受変電設備は、昭和50年度に設置され、既存設備容量は195キロボルトアンペアで、改修に当たりましては、300キロボルトアンペアの設備容量を確保するもので、施工期間は、令和6年4月上旬から10月下旬までの約7か月間を予定しております。
恐れ入りますが、2枚おめくりいただき、14ページの別紙4を御覧ください。
次に、3のグラウンド改修工事でございます。
当該工事は、児童が快適な屋外教育環境の中で安心して、安全に学校生活を送ることができるよう、機能低下及び経年劣化したグラウンド等の改修を実施いたします。
件名8の愛甲小学校グラウンド改修工事でございますが、改修面積は7,500平方メートルで、現場の施工期間は6月の上旬から9月下旬までの約4か月間を予定し、グラウンドの舗装改修や防球ネットなど一部の改修等を実施いたします。
恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、16ページの別紙5を御覧ください。
次に、4の照明器具LED化改修工事でございます。
当該工事は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた地球温暖化対策実行計画に基づく取組の一環として、学校施設における大きなエネルギー負荷となっている照明器具を高効率なLED器具に更新し、施設の省エネルギー化を図ることで、エネルギーを起源とするCO2排出量を削減するものでございます。
件名9の相川小学校照明器具LED化改修工事及び件名10の依知中学校照明器具LED化改修工事でございますが、施工期間は7月上旬から9月上旬までの約2か月間を予定し、小学校のプールを除く、施設の全ての照明器具をLED器具に更新いたします。
次に、5の小学校特別教室冷暖房設備設置事業でございます。
当該事業は、近年の地球温暖化における猛暑の影響から、児童の健康被害を防止し、児童が快適な教育環境の中で安心して、安全に学校生活を送ることができるよう、冷暖房設備を10年間のリース契約により、令和4年度から計画的に設置しているものでございます。
令和5年度につきましては、小学校9校の特別教室等へ7月上旬から12月下旬までの約6か月間を予定して、器具の設置を行い、令和6年1月からリースを開始いたします。
以上が令和5年に実施する主な学校施設整備でございますが、資機材や機器等の製造に必要な材料の供給不足により製品等の納期が不安定な状況であるため、予定どおりに事業が完了しないおそれがございますので、適宜状態を把握するとともに、関係所との調整を十分に行い、児童・生徒の安全確保を図るとともに、できる限り学校運営に支障がないよう実施してまいります。
報告は以上です。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
森委員。
○森委員 本当に素人的な考えなんですけれども、受変電設備の改修工事で、南毛利小学校って大規模だなと思いつつ、改修が250キロで、玉川ですね、300キロなんだって、少し不思議に思いました、単純ですけれども。
○佐後教育長 教育施設整備担当課長。
○齋藤教育施設整備担当課長 まず、南毛利小学校でございますが、こちらには受変電設備が2基ございます。給食調理場は、単独の給食調理場を設置したときに第一変電所というものを設けまして、こちらの給食調理場とここにあります校舎の電源については第一変電所から電源を送っていると。今回改修いたしますのが、旧にやりました第二変電所、こちらのほうの改修になりますので、こちらは、ほかの学校に比べて、電気容量が少し小さいという状況でございます。
愛甲小学校については、公民館が敷地内にございまして、公民館の電源につきましてもこの変電所のほうからお送りしていますので、こちらの分が容量に入ったという状況でございます。
玉川小学校につきましては、現状に対して、今後設置いたします特別教室の冷暖房の容量等を勘案しまして、電気容量を上げているという状況でございます。
以上でございます。
○佐後教育長 よろしいでしょうか。
ほかにございますか。
(「なし」の声あり)
○佐後教育長 ほかになければ、報告事項8を終わります。
次に、報告事項9、給食用食材の放射性物質の測定結果について報告をお願いします。
学校給食課長。
○井出学校給食課長 それでは、報告事項9、給食用食材の放射性物質の測定結果につきまして御報告いたします。
恐れ入りますが、資料9を御覧ください。
初めに、令和5年1月11日から3月29日までの給食用食材の放射性物質の測定結果でございます。1枚目、2枚目に御報告させていただいております。
学校給食のほうが毎週火曜日、保育所の給食のほうが毎週水曜日に測定を行っておりまして、併せて2月7日・28日、3月1日・22日には、小・中学校の調理後の給食のほうも測定をさせていただいておりまして、全て不検出となっております。
恐れ入りますが、3枚目を御覧ください。
3枚目のほうは、保護者の方からの要望があった場合には測定をしますということなんですが、今回も、1月から3月におきましては、保護者の方からの御要望はありませんでしたので、通常の検査をしているということの報告になります。
続きまして、恐れ入りますが、1枚おめくりいただきまして、こちらのほうが大気中の放射線量の測定の結果となっております。
こちらのほうは、市内におきまして、4月10日月曜日に荻野小学校ほか市内全部で5か所の地点の空間測定をしております。こちらのほうも、いずれも基準を超える数値は測定されませんでした。
報告につきましては以上になります。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
(「なし」の声あり)
○佐後教育長 よろしいですか。
特になければ、報告事項9を終わります。
それでは、ここで暫時休憩といたします。
再開後は会議を非公開としますので、関係者以外の方は御退席ください。お疲れさまでした。
なお、傍聴いただきました方につきましても、これ以降会議が非公開となりますので、御退席いただきますようお願いいたします。お疲れさまでした。


休憩時刻15時42分

再開時刻15時44分

議案第16号  令和6年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る検討委員及び専門委員の委嘱について
  (資料に基づき説明し、可決された。)
報告事項4  事務の臨時代理の報告について(厚木市小中学校通学区域再編成委員会委員の委嘱について)
  (資料に基づき報告し、了承された。)
報告事項5  事務の臨時代理の報告について(厚木市学校運営協議会委員の委嘱及び任命について)
  (資料に基づき報告し、了承された。)
報告事項6  事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
  (資料に基づき報告し、了承された。)
  
 
以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
これをもちまして、令和5年厚木市教育委員会4月定例会を閉会いたします。
お疲れ様でした。

閉会時刻16時07分

議案書等

会議の議案書等は次のとおりです。ただし、会議において非公開とされた案件及びパンフレット等で電子化が困難なものは掲載していません。

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