令和5年厚木市教育委員会8月定例会

更新日:2024年03月15日

公開日:2024年03月15日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

令和5年8月22日 火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 佐後 佳親
委員 森  厚子
委員 山本 正彦
委員 宮崎 昌彦
事務局
岸間教育総務部長、八木学校教育部長、長沼社会教育部長、
柴田教育総務課長、井出学校給食課長、金子学務課長、
長塩社会教育課長、田坂スポーツ推進課長、小野間文化財保護課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

議案第39号  厚木市立小・中学校の水泳授業及びプールの在り方に関する基本方針について
議案第40号  厚木市営体育施設条例施行規則の一部を改正する規則について
議案第41号  令和5年度教育予算補正について

3 協議事項

(1) 厚木市立小・中学校の適正規模・適正配置の方策の方向性(案)について

4 報告事項

(1)  事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会の学校以外の教育機関の職員の人事異動について)
(2)  事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会の学校以外の教育機関の職員の人事異動について)


会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻14時00分

○佐後教育長 それでは、ただいまから令和5年厚木市教育委員会8月定例会を開会いたします。
現在の出席者は4人で、定足数に達しております。
杉山委員から欠席の届出がありました。
厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として山本委員を指名させていただきます。お願いいたします。
初めに、私から報告をいたします。
それでは、令和5年7月25日火曜日に開催されました7月定例会以後の主な行事等につきまして御報告いたします。
お手元の教育長報告を御覧ください。
まず、3番目でございます。
8月1日火曜日に、本庁舎特別会議室において、令和5年度厚木市総合教育会議第1回会議が開催され、教育委員の皆様とともに出席いたしました。
議長は山口貴裕市長が務められ、令和5年度総合教育会議について、自殺対策について、県央姉妹都市構想についての3件を議題とし、また、通学路の安全対策、令和5年度予算についての2件の報告事項がございました。
会議では、市長と活発な意見交換を行うことができ、大変有意義であったと思います。これからも教育委員会として、「教育は厚木に限る」と市民の皆様から評価していただけるよう、市長とともに教育施策を進めてまいりたいと思います。
次に、5番目でございます。
8月5日土曜日、6日日曜日に、第77回あつぎ鮎まつりが開催され、開会式、オープニングパレード、大花火大会等に参加いたしました。
4年ぶりのフルスペックでの開催ということもあり、2日間で約260万人の方が来場され、大盛況のイベントとなりました。
会場には小・中学生の姿も見られ、様々なイベントや1万発の大花火大会は、忘れることのできない大切な思い出になったのではないかと思います。子どもたちの郷土愛を育み、心豊かな成長につながる夏の一大イベントが盛大に開催できたことをうれしく思いました。
次に、6番目でございます。
8月8日火曜日、議場において令和5年第2回厚木市議会第5回会議が開催されました。
市議会議員改選後、初めての議会で、議長、副議長の選出、常任委員の選任、また議員提出議案、市長提出議案等ございましたが、教育委員会に係るものはございませんでした。
次に、9番目でございます。
8月9日水曜日に、あつぎ市民交流プラザミュージックルーム1において、令和5年度厚木市教育委員会教育研究発表会・教育講演会が開催されました。
当日は会場と各学校をオンラインでつなぐハイブリッド方式で開催され、教育委員の皆様をはじめ、教職員、教育関係者、合わせて約280人に御参加をいただきました。
研究発表会では、自ら学び、指導力を高めるための調査研究、1人1台の端末を効果的に活用した授業づくりに関する調査研究が、研究部員の先生方によって発表されました。また講演会では、小説家の森沢明夫様を講師にお招きして「夢と幸せと小説について」を演題とした御講演をいただきました。
参加された皆様には、研究発表会、講演会の内容を小・中学校での教育活動や家庭教育にいかしていただきたいと思います。
次に、13番目でございます。
8月20日日曜日に、荻野運動公園メインアリーナで、令和5年度厚木愛甲地区中学校文化連盟芸術祭吹奏楽部発表会が開催され、参加してまいりました。
当日は、厚木市13校、愛川町3校、計16校の参加があり、日頃の練習成果を発揮し、すばらしい演奏を披露してくれました。今年はコロナウイルス感染症による制限がなくなり、全ての生徒が会場に入り、お互いの演奏を鑑賞することができました。また、3年生の合同演奏が5年ぶりに実施できるなど、思い出に残る演奏会であったと思います。コンクールとは異なり、振り付けや髪飾りをつけるなど楽しい雰囲気の中で行われた演奏会では、子どもたちのいきいきとした姿を見ることができ、私も楽しい時間を過ごすことができました。
私からは以上でございます。
本日の日程のうち、協議事項1及び報告事項2については、当該事業の性質上、公にすることにより、事業の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあること及び人事に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
○佐後教育長 御異議ありませんので非公開とし、日程の最後において協議等を行うことといたします。
なお、傍聴される方につきましても、事務局の関係者以外の職員と同様に会議が非公開となりましたら御退室いただくこととなりますので、あらかじめ御了承いただけますようお願いいたします。
それでは、審議事項に入ります。
日程1、議案第39号 厚木市立小・中学校の水泳授業及びプールの在り方に関する基本方針についてを議題といたします。
議案の説明をお願いいたします。
教育総務課長。
○柴田教育総務課長 それでは、議案第39号 厚木市立小・中学校の水泳授業及びプールの在り方に関する基本方針につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
提案理由でございますが、将来にわたって児童・生徒により安全で質の高い水泳授業を実施していくため、水泳授業やプールの在り方に関する指針を定めるものでございます。
1枚おめくりいただき、厚木市立小・中学校の水泳授業及びプールの在り方に関する基本方針(案)を御覧ください。
もう1枚お開きいただき、1ページを御覧ください。
まず、策定の背景と目的になります。
現在、本市の小・中学校では、学習指導要領に基づいて水泳授業を実施しております。本市には6本の一級河川と3本の準用河川があり、子どもたちが水辺に関わる機会が多い生活環境にあると認識しています。水の中での安全確保や水難事故を避けることができる力を身に付けていく必要があると考えております。
また、近年では異常気象の影響、あるいは安心・安全に水泳授業を実施するために必要な人員の確保が難しいなど、計画的・安定的な水泳授業の実施に多くの課題が発生しています。
さらに、現在のプール施設につきましては、非常に老朽化も進んでおります。令和5年度時点で築30年以上経過している学校が28校となっておりまして、小・中学校全36校のうち75%を超える割合を占めております。
そうした課題を踏まえまして、このたび将来にわたって児童・生徒により安全で質の高い水泳授業を実施するために、今後の本市の水泳授業やプールの在り方に関する指針として、今回の基本方針を策定していきたいと考えております。
2ページをお開きいただけますでしょうか。
現状を提示してございます。
(1)の水泳授業について、こちらは学習指導要領を記載させていただいております。それぞれ2ページは小学校、3ページが中学校という部分で、ところどころで安全の関係や水泳の事故防止等が目的となっていることがうかがわれるところになってございます。
4ページをお開きいただけますでしょうか。
令和3年度になりますが、小・中学校水泳授業における課題把握のためのアンケート調査を行いました。校長先生、教頭先生及び体育主任の方、水泳指導等の従事経験がある先生方を対象に実施させていただきました。
アの水泳授業の実施単位として、現状でございますけれども、基本的には小学校では学年全体でプール授業、水泳授業を実施しています。ただし、1学年2学級までの学校についてはそれぞれ複数学年に実施しているところもございました。中学校では基本的には1学級又は2学級で実施しているということです。
イの水泳授業の計画コマ数と実施コマ数は、記載のとおりでございます。
下にグラフがありますけれども、計画コマ数と実施コマ数の違いの発生理由についてにつきましては、真ん中、雨天のため実施できなかった部分や気温、水温が低温のためという部分が非常に多かったということが見受けられます。
5ページになります。
水泳授業の指導上の課題ということで、こちらも回答をいただきました。
小学校も中学校も、それぞれ課題があると回答をしていただいております。真ん中に円グラフがありますが、水泳指導における課題の有無について、小学校、中学校ともあります。その下は課題の内容になります。基本的には児童・生徒の十分な安全性を確保するための教職員数を確保しにくいことや天候や気候の影響を受けやすいため、計画的な学習を進めにくいという部分が全体を占めております。
6ページを御覧いただけますでしょうか。
こちらは授業ではなく学校プールの維持管理等の課題について回答いただいております。
小学校、中学校ともに9割、8割ということで、維持管理等に課題があると回答いただいております。小学校につきましては、水泳授業の準備に労力が掛かるということが多く、中学校では、プール開始時期の準備に労力が掛かるということが高い割合になっております。
続いて、7ページを御覧いただけますでしょうか。
こちらは中学校になりますが、部活動における課題ということになります。
現在、13校中5校に水泳部がございますけれども、こちらにつきましても課題があると答えていただいております。下に棒グラフがありますが、部活動を行うためのプール施設の維持管理に係る教職員の負担が大きいことや指導できる教職員の確保が難しいという部分が多く占められております。
続いて、8ページを御覧いただけますでしょうか。
次は施設そのものについて、プール施設についてということになります。
先ほどお伝えしたとおり、非常に老朽化が進んでおります。円グラフの中にありますが、プール施設そのもの、40年以上たっているのは17校、あるいはろ過装置、こちらも30年以上たっているのが16校となっております。
下の(4)維持管理費等についてになります。こちらは年間約2,800万円、1校にならすと年間約80万円のランニングコストがかかっている状態です。維持管理費が1,400万円、施設修繕費が1,400万円ということで、合計2,800万円の維持管理費がかかっているという部分になります。
9ページを御覧いただけますでしょうか。
今の維持管理費の部分になりますけれども、お伝えしたとおり年間で1,400万円かかっております。表の中にありますが、そのうちの水道料金が非常に大きな部分を占めているということが見受けられます。
イの施設修繕費になります。こちらも年間約1,400万円ということになります。
ウの改修・更新工事費になります。こちらは直近の例で、平成21年度の依知南小学校のプール施設が一番近いのですけれども、依知南小学校、平成20年度の玉川小学校、平成17年度の三田小学校の平均を取りまして、1校当たり約1億7,000万円が新設で造った場合の費用と算出しております。
続いて、10ページを御覧いただけますでしょうか。
課題という部分で、5つほど整理させていただいています。
まず、不安定な水泳授業の実施についてという部分になります。
近年、雨が降ったり、気温が低いからプール授業ができないという場合だけではなく、高温の場合でも、熱中症の関係やプールサイドの床が非常に熱かったりして、プール授業そのものができなかったという部分もございます。
(2)の指導者の不足についてという部分になります。小学校におきましては、水泳指導可能な教職員は限られておりますので、基本的に十分な能力別指導が難しいという状況です。
また、(3)の教職員の負担軽減についてでございます。水泳授業をやる際に、先生方以外に見守りの方、手が空いていると言うと語弊がありますが、空いている先生が監視員として立っていただいたり、地域の方が立っていただいたり、保護者の方が立っていただいたりしていますが、そちらの方たちの人員が不足する場合には、基本的には授業そのものを中止にしているといった事例もございましたので、こちらも課題と考えております。
また、中学校につきましては、それぞれ二人一組でバディーシステムという形で、お互いの安全を確保する授業のやり方をしていますので、安全確保という部分については少し弱くなっていると思います。
(4)の財政負担についてになります。先ほどお伝えしたとおり、1校当たり約1.7から2億円の経費が新設する場合にはかかると見込まれています。1校当たり、維持管理費で平均約38万円、施設修繕費も1校当たり約49万円という部分で算出させていただいております。
下に棒グラフがございますが、令和14年度から令和31年度まで、プール施設を更新する場合に、建て替えが集中すると考えております。
11ページになります。
5番目のプール施設の老朽化についてになります。先ほどお伝えしたとおり老朽化も進んでおります。基本的には今担当課で速やかに修繕していただいておりますけれども、現状のまま放置すれば、大きなけがや事故につながる可能性がありますので、そちらも懸念されている部分と考えております。
5番の令和4年度実施の小学校におけるモデル校による検証ということで、令和4年度に厚木小学校と玉川小学校を活用して、モデル校ということで実証実験をさせていただきました。
(2)の実施方法についてになりますが、屋内市民プール、これは荻野運動公園プールですね。また、民間プール、これは神奈中スイミングプールを活用いたしまして実施させていただいております。
(3)成果と課題についてということで、こちらも終わった後、アンケートを実施させていただいております。
アの水泳指導における課題の改善効果についてということで、先生たちに答えていただいております。先ほど御紹介しました課題の改善が期待できますかという質問に対しまして、全ての項目において改善が期待できるの回答割合が多く、80%を超えたということになります。これは屋内温水プールを活用することで、天候にかかわらず計画的に授業が実施できたことが含まれていると思われます。
12ページ、御覧いただけますでしょうか。
真ん中のイの学校プールの維持管理における課題の改善効果、維持管理の関係でも先生たちに対してアンケートをしております。
こちらは市民プールを活用することによりまして、維持管理における課題の改善が期待できるかという設問に対して、期待できるの回答割合が全ての項目において100%という結果となっております。
13ページ、御覧いただけますでしょうか。
ウの児童の水泳に対する取組意欲について、こちらは先生方と子どもたちに聞いております。
今回、非常に見学者数も少なかったということで、児童の取組意欲は改善傾向が見られたという回答を多くいただいております。また、子どもたちに対して行ったアンケートにつきましても、半数以上の子どもたちが非常に教え方が分かりやすいとか、あるいは温度や水温が快適などと回答をいただいております。興味や関心などについても、高まった、少し高まったという割合が多かったとなっております。
14ページを御覧いただけますでしょうか。
真ん中、エの課題について。課題も出てきております。移動にかかる課題という部分で、そこに引率する先生の確保や、今回厚木小学校から神奈中スイミングまで歩きで行っていただきましたが、徒歩移動における安全の確保や、各学校におけるバス移動の乗降場所の確保といったものが課題として挙げられると思います。
また、授業における課題、今回民間のインストラクターにも委託しましたけれども、少し時間が短かったということで、委託事業者と教職員間の意思疎通がうまく図られていなかったということはありましたが、これは今後教育委員会が間に入りまして、協議・調整の体制を整えていくことで解決できると考えております。
15ページ、御覧いただけますでしょうか。
6番の水泳授業及びプールの在り方に係る基本的な考え方という部分になります。
まず、(1)水泳授業の在り方、こちらにつきましては、冒頭御紹介した学習指導要領に基づきまして、指導要領どおりに進めていきたいと考えております。
また、(2)水泳指導の在り方の部分になります。小学校につきましては、今回実証実験をさせていただいたとおり、指導の一部を委託させていただければと思っております。中学校につきましては、現行どおりという部分で今のところ考えております。
表の中に整理させていただいておりますが、小学校につきましては指導・安全監視の一部を委託して、先生たちと合同で実施していく。メリットにつきましては、安全確保、あるいは専門性の高い講師による質の高い教育の提供が可能、安全確保のための教職員、あるいはボランティアの確保も不要ということであります。デメリットにつきましては、当然のことながら経費がかかるという部分があります。
中学校につきましては、基本的には現行どおりとさせていただければと思います。これまでどおり体育主任の教員による専門性の高い指導が実施可能という部分が主な部分を占めると思います。
16ページを御覧いただけますでしょうか。
プールの在り方ということで、こちらも方針として整理しております。基本的に今後、小学校プールは大規模な修繕や改修、設備更新等は行わないことにさせていただければと思います。小学校につきましては、市民プール等を活用いたしまして、中学校につきましては1校1プールを維持し、現行どおりにさせていただければと思います。
下の米印に、中学校の市民プール等の活用のデメリット・課題もあります。基本的に1回当たりの授業コマ数は1コマであるため、移動に掛かる時間が多くなると中学校の場合は考えています。
また、授業の実施単位、1学級または2学級ずつでありますので、さらに移動の回数も多くなるため、引率する教職員調整の難易度が高いと考えております。
また、教科担任制のため、他教科との時間割の調整等の難易度が高いと考えております。これは小学校であれば、例えば、今日は雨で入れなかったということであれば、次の週の国語の時間や、他の科目に充てることができるのですが、中学校の場合、なかなかそれが難しいという部分もありますので、それを記載させていただいております。
17ページになります。
小学校における今後の取組ということになります。
(1)の水泳指導委託、授業実施方法になります。これは実施単位について、(ア)で整理してありますが、11学年が100人以上の場合は各学年を2分割して実施していきたい。また2ですが、1学年が50人以上100人未満の場合、学年単位で実施していきたい。31学年が50人未満の場合は2学年合同で実施させていただきたいという部分になります。
イの泳力別指導になります。こちらも今回実証実験で行わせていただきましたが、泳力別に3グループに分けまして、インストラクターと先生が協力して指導に当たるという部分になります。
また、(2)移動方法及び市民プール等の活用になります。移動手段及び移動時間については、移動は原則としてバスの利用を考えております。また移動手段につきまして、今回実証実験でも検証しましたが、やはり15分程度までを基本としたいと思います。最大でも20分程度が適切と考えております。
18ページをお開きいただけますでしょうか。
水泳授業が実施可能なプールの確保ということで、我々考えている部分では、長期的な視点で見ると、やはり基本的には市営屋内プールを活用したいと考えております。さらに、併せて民間の屋内プールの活用によって補完することが望ましいと考えております。現在、この条件に合致しているところは屋内市営プールと民間の3施設という部分になります。
(3)取組の経過及び今後の進め方になります。現在、真ん中の令和5年度方針策定ということで、基本的な指針を策定したいと考えています。令和6年度から、実証実験ではなくて、方針に基づいた取組の実施をさせていただきたいと思っております。23校一遍にというのは難しいので、段階的に行わせていただければと思いますが、その対象校選定基準というのは、プール施設築年数及びろ過装置設置年数や今後10年間の修繕費用の見込み、あるいは学校規模等を考慮しながら決めていきたいと思っております。
19ページになります。
水泳授業に係る市民プール等の利用方法等になります。学校規模別の年間水泳授業数ということで、表の中で1校当たりの回数を整理させていただいております。
その下の小学校全体の年間の水泳授業必要回数という部分になります。こちらは、表の中になりますけれども、令和5年度につきましては、授業回数合計が、先ほどの1から3の児童数と授業実施単位に当てはめますと、477回という部分になりますが、子どもたちの数が減っていきますので、令和13年度につきましては421回と算出しております。
20ページをお開きいただけますでしょうか。
これは参考といたしまして、学校別の授業回数を記載させていただいております。
続いて、右の21ページになります。市民プール等における年間の水泳授業の実施可能回数という部分になります。先ほどの屋内市民プールと民間施設の3施設を考えたときに、年間実施回数という部分で整理してございます。それぞれ表の一番右にありますけれども、屋内市民プール135回を上として、それぞれ54回、108回、81回とありまして、実際合計すると378回という部分になります。先ほど、令和13年度は421回という部分でしたので、この実施可能回数だとクリアできないという部分になりますが、そのときの考え方が真ん中のウの取組実施の考え方についてであります。
(ア)の施設の受入れについてとありますけれども、年間の水泳授業実施可能回数は最大で計378回となっております。ただ、先ほどの421回、受け入れることはできないため、年に2~3校ずつ段階的に移行を進めさせていただきたいと考えております。
また、この378回に当てはめるために、小規模校等の複数校が合同で水泳授業を実施することも考えなければいけないと思っております。
(5)の取組の効果についてになります。教育的効果ということで、屋内温水プールを利用することで、気温や水温が安定した環境で授業を受けることができる。天候に左右されず、計画的に水泳授業を実施できる。あるいは、教育だけではなくてインストラクター、監視員が授業に参加することで、より安全でより効果的な指導が期待できるということで、大きな矢印がありますけれども、この夏、全国的にも、そして相模川でも痛ましい事故がありました。プールの授業と今回捉えておりますけれども、そういった効果的な指導によりまして、水の事故から身を守り、水中で安全に行動する力を身に付けることができると先生たちに提案させていただければと思っております。
22ページをお開きいただけますでしょうか。
イの財政的効果になります。こちらにつきましては、今後の32年間で13億9,889万円の費用削減が期待できると考えております。令和5年から令和36年、32年間というのは、市の公共施設最適化基本計画の最終年度を捉えさせていただいております。
こちらの表の中になりますが、民間施設や市民プールを利用せずに従来どおりやっていた場合と、今回の方針のとおり市民プール等を使用していった場合、あるいは屋内型拠点プールを新設した場合ということで、シミュレーションして、経費の算出をさせていただいております。
23ページになります。
ウのその他の効果という部分では、プールの維持管理等に係る教員の負担が軽減され、つきましては教職員の働き方改革につながると考えております。
最後、その他になります。
プールの除却及び跡地利用になります。
利用しなくなった小学校のプールの順次除却につきましては、他の校舎の工事などに合わせて除却を実施することを含め、検討させていただければと思います。
また、跡地利用については、当然学校ごとに検討することとしますが、駐車場や防災用倉庫、運動施設、そういったことも考えられると思っております。また、他の公共施設との関連性や、学校施設周辺の環境整備なども含めて検討させていただければと思っております。
また、(2)の消防水利等としての役割もございます。学校のプールは現在、消防水利施設として登録されておりますので、災害時の水源として活用することが想定されています。今回、廃止にする場合には、当然消防と協議の上、代替えとなる消防水利の設置について検討させていただければと考えています。
説明につきましては以上でございます。お願いいたします。
○佐後教育長 ただいまの説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。
山本委員。
○山本委員 説明ありがとうございました。
今回の資料の15ページにありますように、中学校は現行どおりということを踏まえまして、今回の方針というのは、小学校の水泳授業についてのものと理解しております。厚木は河川が多く、大きな相模川がある。こういった水が身近な地域ですので、厚木らしい取組が更に進めばいいと期待しております。
その中で、水泳授業に関わる先生、それから校長、教頭先生方からのアンケートというお話がございましたけれども、5ページを拝見しますと、この課題があるということについて、いろいろな理由があるにしても、人手不足が影響していると感じました。
そういった観点から見ていくと、少し中学校のことを質問させていただきたいのですけれども、課題があると69%の先生方が回答しているわけなのですけれども、何が課題なのかというところを拝見しますと、7ページの下のグラフになりますけれども、教職員の負担が多いことや、確保が難しい等があり、やはり人手不足が大きな原因かと感じております。
そうやって考えると、もう少し体育に関わる教員を増やすですとか、特に部活動の先生が足りないのであれば、外部の指導者の登用を考えると、非常にいいかと感じたのですけれども、そのあたりの現状を踏まえた状況を分かればお教えください。
少し補足すると、いろいろなクラブで外部の指導者が登用されていると思います。例えば中学校の水泳部に対して、水泳部の外部指導者はいるのか。あるいは、今後そういった取組を進めるのか、そういったところが分かればお教えください。
○佐後教育長 学校教育部長。
○八木学校教育部長 水泳に関して、具体的な人数は手元に資料がないのですけれども、部活動指導協力者ということで、水泳部の活動に関わっていただいている協力者はいらっしゃいます。
部活動指導員という、そういった人員の配置も考えられるのですけれども、実際にはなかなか学校のニーズと、指導員として登録していただいている方とのマッチングとがなかなか一致しないというようなケースもございますので、一概に水泳部の指導として、重点的に配置するというのは現在では厳しい状況でございます。
以上でございます。
○佐後教育長 山本委員。
○山本委員 ありがとうございます。
小学校が民間委託にこれから舵を切っていくという方向性になっていくかと思うのですけれども、中学校の部活動も将来的にプールの存在があるなしというのはあろうかと思うのですけれども、民間に委ねる可能性はあるのでしょうか。今後、中学校の部活動が週末移行などという課題も出ていますので、そういったところを含めて、何か御存じのことがあれば教えてください。
○佐後教育長 教育総務課長。
○柴田教育総務課長 今、御紹介いただいたとおり部活動の地域移行の関係で、今、国からも方針を示されて、現在、厚木市でも動いている部分でございます。
ただ、具体的にその方針が定まっている状況ではありませんが、御心配いただいているとおり、地域に移行していくという国の考え方がございますので、それは今後移行していくような形になろうかと考えております。
以上でございます。
○山本委員 ありがとうございます。
○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。
森委員。
○森委員 資料を拝見して、二つ確認をさせていただきたいと思います。
今年、令和4年度にモデル校としてほかの施設を使うということをされているんですけれども、中学校も来年やるかと思っていたのですけれども、今回の資料を拝見していたら、そもそも中学校は、中学校に一つプールを造るという前提で、この計画が進んでいるということが少し意外だったのですね。
今、山本委員もおっしゃいましたけれども、中学校についても、今部活動があるのが13校中5校と伺っておりますし、これから入るお子さんが、どうしてもやりたいという方も増えるかもしれませんけれども、そこが私にとってはすごく違和感があって、理由としては、クラス単位でやるから移動が大変という理由もございましたけれども、年間に1クラスで考えたら9回か10回しか行わないものを、すごくもったいないと思います。確かに耐用年数が40、50年ぐらいに落ちますので、維持管理も並行してかかるのに、中学校はこの対象からは今回外れるという前提での資料なので、少し意外だったということが1つ。
それから、先生方のアンケートで私がすごく意外に思ったのは、5ページですけれども、人数は少ないのですが課題がないと思われる方がいるんだというところが、特に維持管理においても、お金がかかるのは当たり前なのに、先生方の考え方はどういうことなのだろうかと思いました。若い方が、アンケートを回答していたから、そこまで気持ちがいかなかったのか、課題があるのが当然で、課題をいろいろ見ていたら、そうだろうと思うのですけれども、課題がないと思われる方がいるということが、意外だったので、こういった資料をしっかりと、関係のない先生方も、直接関係のない方も見ていただいて、どれだけの費用がかかっているとか、これだけの人手が関わっているというところをしっかり認識していただく資料になると思います。
特に、小学校のプールの監視員は保護者が入っている場合があったりしますし、そういった地域協力の中で保護者が来るのは当たり前と思っている先生がいるのだろうかとか、そういった資料として使っていただくことを期待しております。
以上です。
○佐後教育長 教育総務課長。
○柴田教育総務課長 ありがとうございます。特に中学校の部分、ありがとうございます。
森委員からも御意見ありましたけれども、基本的に中学校につきましては、今回の小学校の実証実験で分かったのですけれども、非常に移動に時間がかかるというのがあるのですね。2コマ行うとしても、ほぼ半日潰れてしまうということで、小学校につきましてはある程度のゆとりもあろうかと思うのですけれども、中学校についてはカリキュラムが非常にきっちりしている部分がございますので、全国的な例を見ても、こういったプールの民間施設の利用は、中学校でやっているというのはなかなかないのですね。恐らくカリキュラムの関係があると考えております。
また、5ページのアンケート結果についても御紹介いただきました。特に小学校の課題はない5人や、中学校の特に課題はない12人について、深くは分析をしていないのですけれども、恐らく小学校の特に課題はないと言っているのは、基本的にいつも人の確保ができている学校の方と考えております。また、中学校につきましても、特に課題はないと考えているのは、教科担任制でもございますので、特に負担に感じていないという部分で答えをいただいているのかと思っておりますので、この部分については深く掘り下げていないのですけれども、ほとんどの方が課題があると答えておりますので、この事業実施に踏み切っているという形になります。ありがとうございます。
○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。
宮崎委員。
○宮崎委員 説明ありがとうございます。
水泳授業及びプールの在り方の基本方針ということで、厚木の地域の実際、それから背景、目的からアンケートに基づいた現状と課題、モデル校の取組、基本的な考え方ということで、この流れについては私は基本的に、この基本方針の作成については賛成したいと思います。
その中で、やっぱり一番は目的なんですね。児童・生徒により安全で質の高い水泳授業を実施していくということが最終的な目的になると思うので、それを達成するためにどうしたらいいかということを、今までもやられたと思うのですけれども、いつも言うのですけれども、アンケートも取られていますが、校長会や実際の担当者と協議を繰り返し行い、現場に即した、更にすばらしい基本方針にしてもらいたいと思います。
例えば、教育課程の編成は校長が決めることができるので、今、時間が2コマしか取れない、雨が降ったら実施できない等ありますが、今、だんだん年々温暖化で暑くなってきていますよね。集中的に教育課程の編成まで教育委員会が入り込んで、この小学校の水泳授業に関しては、例えば7月に入ったら、これはその暑さの中で水泳もしやすいということで計画をしていくとか、あるいは夏休み、小学校も来週から始まりますけれども、夏休みの終わり頃から計画的にそこに位置付けるとか、そういったことに入り込んだ協議をしてもらえるといいと思っています。
それと、段階的に23校がということになると、その段階が何年になるのかというのは後で教えてほしいのですけれども、その間、段階的に行っている間に、この目的が達成できない小学校もあると思います。それだと不平等なので、できるだけ段階的といっても、全ての学校が同じ条件で目的が達成できるようにしていただきたいと思います。
そこで、移動が15分程度と考えると、遠い小学校は計画が遅れていく。そこをどうするのかということで、8ページに、築年数の新しい小学校が5校ありますよね、こういった場所を拠点校にして、近い場所に行けるような、そういう計画をして教育課程の編成を組むとか、それが15分以内なのかは分からないのですが、そういったところも知恵を絞りながら、できるだけ早く23校が、こういう外部の水泳指導に委ねるような計画にしてほしいと思います。
質問があるのですけれども、先ほど国で、中学校はなかなかこういう取組がないと言われたのですけれども、近隣でこういうことを進めている学校があれば紹介していただきたいのと、23ページの除却について、何年後には小学校全部除却するという計画がもしあれば教えてください。
○佐後教育長 教育総務課長。
○柴田教育総務課長 幾つかありがとうございます。
まず各市、県内の他市でやっているところでございます。情報発信されている部分でございますが、茅ヶ崎市が今年度2校をモデル校として実施予定です。実施済みという部分で、小田原市が1校、2022年度に実施しております。また、伊勢原市と川崎市につきましても、実施するという情報発信はされているのですけれども、今どのような状態かというところまでは申し訳ありませんが調べておりません。県内では、茅ヶ崎、小田原、伊勢原、川崎という形になっております。
また、23ページのプールの除却という部分でございます。現在、結論から言いますと、その跡地利用、除却の部分について、計画的なものは立っておりません。今後、小学校のプールの授業を実施していくに当たりまして、その学校のプールそのものを使わなくなるということになりますので、そのまま放っておくのは非常に危険な部分でありますので、何らかの形で除却いたしまして、跡地利用等を行わさせていただきたいと考えております。
そして、前半の部分で少し御意見いただきました。しっかり学校と事業の関係について協議してくださいという御意見だったと思います。
21ページを御覧いただけますでしょうか。
今回のモデル校の関係につきましても、学校と入念に協議させていただきました。一番上から2行目にあるんですが、我々、今のところ考えている水泳授業の実施期間を5月の連休明けから12月中旬までの27週を考えております。逆に言いますと、これぐらいの期間を考えないと、先ほどのコマ数に当てはまらないところもございますので、これから校長会等とも協議しますが、今のところ5月連休から12月中旬までということで考えておりますので、どこの学校で実施するのかということはしっかりと協議していきたいと考えております。
もう一点、拠点校の関係になります。こちらも、我々プロジェクトチームをつくり考えてみました。例えばですけれども、相川小学校、屋根があるところに、南側の近くの学校を行かせるとか、そういった考えもあろうかと思うのですが、ただ、我々が考えているのは天候に左右されないことや、気候に左右されないで、安心・安全でしっかりできるプール授業というのを考えています。相川小学校も検討したのですが、水温が上がることは特にありませんので、その部分でクリアできないかとプロジェクトチームの中で考えたのですが、ほかの拠点校という部分も考える余地がありますので、これから検討させていただければと思います。ありがとうございます。
○佐後教育長 宮崎委員。
○宮崎委員 ありがとうございます。
私が言った教育課程の編成の夏休み直前とか、2学期前とかいったのは、その拠点校をつくってプランを立てたときに、寒さに関係なくできるのではないかと思います。あとは利便性、時間がかからないで行けるのではないかということなのですね。参考までにしてください。
○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。
森委員。
○森委員 全く別の次元の話になって恐縮なのですけれども、そもそも日本の国のものなので、文科省が設定したカリキュラムの中でいろいろなことを実施しているということはもちろん承知しておりますけれども。たまたま今年7月に、今、オーストラリアに住んでいらっしゃる方が、夏休み休暇を利用して御実家に戻っていらしたんですね、一月だけですけれども。その期間、日本の幼稚園を体験したいと、過去にもうちの幼稚園、何回か受入れをしているのですけれども、いらした方がいて、幼稚園にプールがあることに驚かれていて、いろいろお母様と話をしていたら、オーストラリアは、その方はシドニーからだったのですけれども、学校教育の中で水泳指導はないと言われたのです。ですから、将来的にそういうこともあるかと思うと、大きな施設を、維持管理もかかるものを造るのはすごくもったいないと感じました。
中学生はやらなくてはいけないカリキュラムが詰まっているので、移動に充てる時間がなかなかない、移動時間が、移動20分と取って往復で40分でも、一つの授業が潰れてしまうとは思いましたけれども、例えば一つの方法として、今、厚木の中には幾つか民間の水泳教室がございますけれども、例えば受講するチケットみたいなものを各児童・生徒1人に何枚か渡して、土日であるとか、夏休みであるとか、もちろん民間の施設ですから温水だと思うので、そのハードを造るのではなくて、いわゆる水泳の指導とか、水慣れをするとか、恐怖感を感じるとか、いろいろなところを学べばいいかと思うと、ものをつくることだけ、または学校でまとめてやるということだけではなくて、1人何枚かチケットを渡して、それでそこのAという施設に行って、何時間か分かりませんけれども、そういうやり方も指導の一つとカウントはできないかと感じております。
○佐後教育長 教育総務課長。
○柴田教育総務課長 ありがとうございます。
少しずれるかもしれませんが、移動の部分につきまして、時間がかかるというふうに、私、申し上げさせていただきましたが、例えばですが、中学校のプールのほうに指導という部分でインストラクターを派遣したりだとか、あるいは負担をなくすという部分では、プールの清掃業務を委託するとか、そういった部分で少し中学校の負担も軽減するというようなことも考えられると思います。
ただ、今、森委員がおっしゃられていたように、枠にとらわれずに、これから検討させていただければと思います。ありがとうございます。
○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。
では、自分のほうから一つだけ確認というか、お願いをしておきたいことがあるのですけれども、今回、子どもたちに安心・安全な質の高い水泳授業を提供するということが目的のこの事業で、今、委員の皆様にも見ていただいたところではあるのですけれども、水泳授業を民間に委託するという考え方が、先生たちの中で少し誤解があると嫌だというところがありまして、学習指導要領に定められた水泳授業に関しては、もちろん授業ですので、授業を行うのはあくまでも先生方であるということは、今の説明の中でもそのとおり説明されているのですけれども、その授業を安心にという意味での施設・環境面の配慮、それから指導面で、インストラクターに授業を補助してもらうということを先生方、確認していただかないと、授業を丸投げするのでは、これはそもそも授業は教員免許がない人はできませんので、授業を行うのはあくまでも先生であり、そして評価も行わなくてはいけないということに関して、どういう形でそれを適切に、その補助がついた形の中で、より質の高い水泳授業を先生方にしてもらうのかということの視点をぜひ忘れずに持っていってもらいたいなということをお願いしたいと思います。
ほかにございますでしょうか。
(発言する人なし)
○佐後教育長 よろしいでしょうか。
それでは、ほかに質疑がないようですので採決に移ります。
本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
○佐後教育長 異議なしと認め、議案第39号を可決いたします。
次に、日程2、議案第40号 厚木市営体育施設条例施行規則の一部を改正する規則についてを議題といたします。
議案の説明をお願いします。
スポーツ推進課長。
○田坂スポーツ推進課長 ただいま議題となりました議案第40号 厚木市営体育施設条例施行規則の一部を改正する規則につきまして、提案理由及びその内容を御説明申し上げます。
本件につきましては、令和5年厚木市議会第3回会議において、厚木市営水泳プールを廃止とする、厚木市営体育施設条例の一部を改正する条例が可決され、令和5年9月1日から施行することに伴い、本規則から厚木市営水泳プールに係る文言を削るほか、所要の措置を講ずるため、本規則の一部を改正するものでございます。
それでは、改正内容について御説明申し上げますので、恐れ入りますが、議案書を2枚おめくりいただき、左側、参考資料の新旧対照表を御覧ください。
第2条第1項の表のうち、厚木市営水泳プールの項を削り、同条第2項中、「以下同じ。)」の次に「(以下「教育委員会等」という。)」を加えます。それに伴い、第3条第1項中、「教育委員会又は指定管理者(以下「教育委員会等」という。)」を「教育委員会等」に改めます。
また、同条第2項中、「厚木市営水泳プール(以下「プール」という。)の使用許可並びに」及び「(以下これらを「センター」という。)」を削り、「使用等」を「利用」に改めます。
右側のページ、3ページと、次の4ページにかけて記載している第5条及び第6条について、新旧対照表のとおり改正をさせていただきます。
最後に附則について御説明申し上げますので、議案書の1ページにお戻りいただければと思います。
この規則は、厚木市営体育施設条例の一部を改正する条例と併せて令和5年9月1日から施行をします。ただし、第3条第2項の改正規定である「(以下これらを「センター」という。)」を削る部分につきましては、公布の日から施行するものでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。
(発言する人なし)
○佐後教育長 よろしいですか。
それでは、特に質疑がないようですので採決に移ります。
本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
○佐後教育長 異議なしと認め、議案第40号を可決いたします。
次に、日程3、議案第41号 令和5年度教育予算補正についてを議題といたします。
議案の説明をお願いします。
教育総務課長。
○柴田教育総務課長 それでは、議案第41号 令和5年度教育予算補正につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
提案理由につきましては、令和5年度教育予算補正について、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により市長から意見を求められましたので、この同意について提案するものでございます。
内容につきまして御説明いたしますので、1枚おめくりいただき、1ページを御覧ください。
まず、1の総括でございますが、歳入の補正額につきましてはございません。
次に、歳出の補正額につきましては、教育総務部に関する事業費を9,842万4,000円増額、社会教育部に関する事業費を7,992万円増額し、補正後の教育予算歳出金額を65億2,948万2,000円とするものでございます。
なお、学校教育部に関する補正額はございません。
詳細につきまして、各所管部から御説明いたします。
まず、教育総務部になります。
2ページをお開きください。
左側の表の中段の教育費、小学校費、学校管理費、右側の教育施設課の小学校維持補修事業費につきましては2,590万円の増額、左側に戻りまして、中学校費、学校管理費、右側の教育施設課の中学校維持補修事業費につきましては1,930万円を増額するものでございます。こちらにつきましては、経年劣化等により老朽化した施設の修繕を実施するため、需用費の施設修繕料を増額するものでございます。
具体的には、昨年度末に報告された施設の定期点検結果により対応が必要になった校舎等のモルタルぶき爆裂、クラック等の修繕や経年劣化等による雨漏り、体育館の床の修繕など、小学校8校、中学校1校の施設修繕を実施するものでございます。
次に、左側の表の中段の小学校費、学校保健給食費、右側の学校給食課の小学校給食調理経費につきましては3,527万円を増額、左側の中学校費、学校保健給食費、右側の学校給食課の中学校給食調理経費につきましては1,795万4,000円を増額するものでございます。
こちらにつきましては、食品の値上げが続き、学校給食の食材費も高騰している中、保護者の皆様に新たな負担をしていただくことなく、今後も栄養摂取基準を満たした給食を継続して提供していくため、需用費の賄い材料費を増額するものでございます。併せまして、学校給食費無償化に対応するため、現在使用している学校給食費管理システムの喫食管理に関する項目等を改修する必要が生じたため、新たにシステム改修委託を行うものでございます。
教育総務部の補正予算の説明につきましては以上でございます。引き続き社会教育部から御説明申し上げます。
○佐後教育長 社会教育課長。
○長塩社会教育課長 続きまして、社会教育部所管分の詳細につきまして御説明申し上げます。
恐れ入りますが、2ページを御覧ください。
下段、社会教育課の教育費、社会教育費、公民館費、右側の公民館維持管理事業費につきまして、3,330万4,000円の増額補正を行うものでございます。内容につきましては、原油価格高騰等の影響などにより光熱水費の負担が増加したことに伴い、増額するものでございます。
次に、文化財保護課の教育費、社会教育費、文化財保護費の郷土博物館事業費につきまして、703万4,000円の増額補正を行うものでございます。内容につきましては、原油価格高騰等の影響などにより光熱水費の負担が増加したことに伴い、増額するものでございます。
次に、スポーツ推進課の教育費、保健体育費、体育施設費、右側の体育施設維持補修事業費につきまして、1,443万円の増額補正を行うものでございます。内容につきましては、スポーツ広場及び青少年広場に設置している防球ネット及びフェンス等の緊急修繕並びに立木について倒木等の危険があることから早急に伐採等を行う必要が生じたため、増額するものでございます。
恐れ入りますが、3ページを御覧ください。
同じく右側の及川球技場維持補修事業費につきまして、275万円の増額補正を行うものでございます。内容につきましては、及川球技場の揚水ポンプ修繕を行う必要が生じたため、増額するものでございます。
同じく右側の南毛利スポーツセンター維持補修事業費につきまして、616万円の増額補正を行うものでございます。内容につきましては、南毛利スポーツセンターのテニスコート管理棟玄関ホールの空調機の修繕を行う必要が生じたため、増額するものでございます。
同じく右側の猿ケ島スポーツセンター維持補修事業費につきまして、264万円の増額補正を行うものでございます。内容につきましては、猿ケ島スポーツセンターの給水ポンプの交換修繕を行う必要が生じたため、増額するものでございます。
同じく右側の玉川野球場維持管理事業費につきまして、471万4,000円の増額補正を行うものでございます。内容につきましては、原油価格高騰等の影響などにより光熱水費の負担が増加したことに伴い、増額するものでございます。
同じく右側の玉川野球場維持補修事業費につきまして、564万3,000円の増額補正を行うものでございます。内容につきましては、玉川野球場のバックスクリーン入口扉等の各設備の修繕を行う必要が生じたため、増額するものでございます。
同じく右側の東町スポーツセンター維持補修事業費につきまして、324万5,000円の増額補正を行うものでございます。内容につきましては、東町スポーツセンターの音響設備等の修繕を行う必要が生じたため、増額するものでございます。
社会教育部の補正予算につきましては以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。
宮崎委員。
○宮崎委員 ありがとうございます。
経年劣化に対し、修繕等もきめ細かく行っていただき大変ありがたいと思っています。
スポーツ推進課等の内容で、原油価格の高騰等で光熱費が上がるとありましたが、一番下の東町スポーツセンターは音響設備の修繕ということですが、光熱費は補正を組まなくていいのでしょうか。
○佐後教育長 スポーツ推進課長。
○田坂スポーツ推進課長 御質問ありがとうございます。
東町スポーツセンター、それと猿ケ島スポーツセンター、南毛利スポーツセンター、及川球技場につきましては指定管理をやらせていただいております。まだ指定管理で、その他修繕費等も流用の枠で若干浮いている部分がございますので、そちらのほうで対応していただき、12月の補正の際に、実際足りない金額を補正させていただくという予定で動いております。
以上でございます。
○佐後教育長 宮崎委員。
○宮崎委員 ありがとうございます。
足りないところはどんどん補正していただいて、スポーツ施設の充実に努めていただければと思います。ありがとうございます。
○佐後教育長 ほかにございますでしょうか。
(発言する人なし)
○佐後教育長 それでは、ほかに質疑がないようですので採決に移ります。
本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
○佐後教育長 異議なしと認め、議案第41号を可決いたします。
報告事項に入ります。
報告事項1、事務の臨時代理の報告について、報告をお願いします。
教育総務課長。
○柴田教育総務課長 それでは、報告事項1、事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会の学校以外の教育機関の職員の人事異動について)御説明申し上げます。
恐れ入りますが、資料1、1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。
本件につきましては、令和5年8月11日付で教育委員会の学校以外の教育機関の職員の人事異動を行うに当たり、同月10日付で内示を行う必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がありませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理いたしましたので、報告するものでございます。
裏面をお開きください。
人事異動の内容につきましては、こちらの名簿のとおりでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
(発言する人なし)
○佐後教育長 よろしいですか。
特になければ、報告事項1を終わります。
それでは、ここで暫時休憩といたします。
再開後は会議を非公開としますので、関係者以外の方は御退席ください。お疲れさまでした。
なお、傍聴いただいた方につきましても、これ以降会議が非公開となりますので、御退室いただきますようお願いいたします。

暫時休憩15時05分

再開時刻15時06分

協議事項1 厚木市立小・中学校の適正規模・適正配置の方策の方向性(案)について
(資料に基づき協議し、了承された。)
報告事項2 事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会の学校以外の教育機関の職員の人事異動について)
(資料に基づき報告し、了承された。)

以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
これをもちまして、令和5年厚木市教育委員会8月定例会を閉会いたします。
お疲れさまでした。

閉会時刻15時35分

議案書等

会議の議案書等は次のとおりです。ただし、会議において非公開とされた案件及びパンフレット等で電子化が困難なものは掲載していません。

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〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2600
ファックス番号:046-224-5280

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