平成24年厚木市教育委員会9月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成24年9月25日火曜日
午後3時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

委員長 利根川 勇
委員長職務代理者 難波 有三
委員 山本 玲子
委員 新川 勉
教育長 平井 広
事務局
松本教育総務部長、杉山学校教育部長、山田社会教育部長、
相原教育総務部次長、大木学校教育部次長、小山社会教育部次長、
内山公民館担当次長、長谷川教育総務課長、市川学校施設課長、
須藤学校教育課長、木村青少年教育相談センター所長、
柳田社会教育課長、一柳スポーツ課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

日程1 請願第1号 厚木市立小中学校、公民館等公共施設のさらなる節電の取り組みを求める請願

3 報告事項

  • (1) 給食用食材の放射性物質の検査結果について
  • (2) 平成23年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査の結果について
  • (3) 猿ケ島野球場の暫定利用について

4 厚木市教育委員会委員長の選挙

5 厚木市教育委員会委員長職務代理者の指定

会議の経過は、次のとおりです

開会時刻14時00分

 利根川委員長 定刻になりました。
現在の出席委員は5人で、定足数に達しております。
ただいまから、平成24年厚木市教育委員会9月定例会を開会いたします。
厚木市教育委員会会議規則第17条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として新川委員を指名させていただきます。よろしくお願いいたします。
初めに、教育長報告をお願いいたします。
 平井教育長 平成24年8月28日に開催されました、8月定例会以後の主な行事につきまして、御報告申し上げます。
お手元の資料の2番目でございます。8月31日、金曜日、第9回全国小学生学年別柔道大会優勝報告に出席いたしました。
二人の小学生から報告がありましたが、全国大会は、45キロ以下とそれ以上の体重別に分かれているそうです。45キロ以下の部で南毛利小学校の児童、45キロ以上の部で愛川町立中津第二小学校の児童が、それぞれ優勝いたしました。南毛利小学校の児童は、教育委員会随時表彰で、何度も表彰させていただいておりますので、将来を大変期待しております。
続きまして、3番目でございます。9月1日、土曜日、平成24年度厚木市中学生卓球大会開会式に出席いたしました。
参加者数は約300人でございまして、厚木市体育協会の主催でございますが、大会の運営につきましては、厚木市卓球協会の山田会長を始め、役員の皆様や、厚木市の中学校の卓球部の顧問の先生、愛川町の中学校の卓球部の顧問の先生に、全面的に御支援いただいて開催しております。大変、暑い日でございましたが、生徒たちの一生懸命な姿が印象的でございました。
続きまして、5番目でございます。9月7日、金曜日、平成24年度第20回全国中学生空手道選手権大会組手競技団体5位入賞報告に出席いたしました。
林中学校の生徒、保護者の皆様から報告がありました。出席した生徒は、本当にいい目をしておりまして、一生懸命、武道に取り組んでいる精悍な顔つきそのものでございました。
続きまして、7番目でございます。9月10日、月曜日、太陽会から寄附の受入れをいたしました。
毎年、この時期に、手縫いの雑巾を700枚近くお届けいただきまして、こちらを各小・中学校に配布いたしまして、給食用の配膳室等の清潔を保つために使用しております。
毎年、お話をいただいておりますが、一針一針気持ちを込めて縫っていただいた雑巾でございますので、その意味を学校にも伝えながら、活用させていただいております。
続きまして、11番目でございます。9月14日、金曜日、厚木市文化財協会からの寄附の受入れをいたしました。
寄附いただきましたものは、厚木の歴史探訪10古道と道標、100冊でございます。厚木市文化財協会の松本会長、内藤副会長のお二人にお越しいただきまして、是非、市内の小・中学生の教育活動に役に立ててほしいという申し出をいただきました。
なお、厚木の歴史探訪につきましては、平成15年から毎年1巻ずつ発行しておりまして、今回で10巻目ということでございます。書店でも販売しておりますし、内容につきましても優れたものでございますので、小・中学生の学習活動に役立てたいと考えております。
続きまして、16番目でございます。9月18日、火曜日、平成24年度関東大会出場生徒激励会に出席いたしました。
出場種目は吹奏楽と合唱でして、依知中学校と南毛利中学校の生徒、約20人が出席いたしました。
校長先生、顧問の先生とともに、生徒たちの元気な顔、姿を見せていただきましたが、大会に出場するために、一生懸命練習している姿が目に浮かぶようでした。また、顧問の先生が自身の時間を削って、生徒のために練習の指導をしていることを、是非、保護者や市民の皆様に御理解いただきたいという気持ちを、強く持っております。
なお、平成24年厚木市議会9月定例会が、8月30日から10月5日まで37日間の会期で開催されております。それぞれの詳しい報告につきましては、所管の部長からさせていただきます。
以上でございます。
 利根川委員長 ありがとうございました。
お願いします。
 松本教育総務部長 それでは、平成24年厚木市議会9月定例会につきまして、概要を御報告申し上げます。
本議会は8月30日から10月5日までの、会期37日間で開催されております。概要につきまして、各所管部から報告させていただきます。
まず、教育総務部関連でございますが、提出議案につきましては、議案第56号 平成23年度厚木市一般会計歳入歳出決算について、認定の上程がありました。
一般質問につきましては、奈良握議員、遠藤浩一議員、内川由喜子議員、名切文梨議員、石井芳隆議員の5人の議員の方から、7項目について質問がございました。
まず、奈良議員から、開かれた教育行政について、教育委員会の制度の改革を位置付ける必要はあるかとの質問がありました。
教育長から、定例会に関する情報を積極的に公開しているほか、意思決定の過程においても、委員の皆様から積極的な発言をいただいており、現在の制度の中で適正な運営ができている。今後も適宜見直しを行い、より開かれた教育行政となるよう努める旨の答弁をいたしました。
また、市制施行記念日の取扱いについて議論はしたかとの質問がありました。
教育長から、小・中学生が市制施行記念日を含め、歴史などを学ぶことは、郷土愛を育むためにも必要である。市制施行を記念する意味合いを込めて、市制施行記念あつぎ駅伝競走大会などを行っており、今後も理解を深められるよう努める旨の答弁をいたしました。
次に、遠藤議員から、医療政策について、脳脊髄液減少症への対策について、教育委員会として新たな取組を考えているかとの質問がありました。
教育長から、平成21年、24年にリーフレット等を小・中学校に配布し、周知を図っている。今後については、養護教諭を中心に、研修の機会を設けるなど、疾患に対する教職員の理解を深め、適切な指導を行う旨の答弁をいたしました。
次に、内川議員から、教育行政について、小・中学校、公民館等の節電について、具体的な節電対策は何か。今後の取組をどう考えているかとの質問がありました。
教育長から、現在、平成22年度対比で、おおむね20パーセント削減することを目標に、不要な照明の消灯などに取り組んでいる。今後においても、取組を継続するとともに、機会を捉え高効率で省エネ効果の高い設備に交換するなど、省エネルギー化を推進していく旨の答弁をいたしました。
次に、名切委員から、放射能汚染対策について、子供の安全について、学校給食用食材の放射能濃度測定の目的はとの質問がございました。
市の総合的な災害対策の観点から、市長から一括して、流通している食材は、国の安全対策に基づき検証が行われ、安全であると判断しているが、児童等に安心して食べていただける給食の提供を目的に実施している旨の答弁をいたしました。
次に、石井芳隆議員から、教育行政について、省エネルギーへの取組について、学校を含む公共施設で試験的に取り組む考えはとの質問がありました。
教育長から、地球環境に配慮した取組は重要なことと認識しており、高効率の蛍光灯を採用している公民館では、一定の節電効果を上げている。今後においても、更なる省エネルギーへの取組を進めていく旨の答弁をいたしました。
議案第56号 平成23年度一般会計歳入歳出決算についての決算議案の審査につきましては、9月27日開催の環境教育常任委員会で審査される予定です。
教育総務部の所管につきましては、以上でございます。
 杉山学校教育部長 次に、学校教育部でございます。提出議案につきましては、議案第56号 平成23年度厚木市一般会計歳入歳出決算がございました。
一般質問につきましては、全17人の質問者のうち、奈良握議員、釘丸久子議員、古川環議員、遠藤浩一議員、内川由喜子議員、川口仁議員、井上武議員、名切文梨議員の8人の議員から14項目の質問がございました。
まず、奈良握議員からは、災害時の避難の在り方について、小・中学校の避難訓練などの内容に課題はあるかとの質問がございました。
教育長から、各学校においては、引き渡し訓練を含めた避難訓練を、年間数回実施している。今後も実際に即した訓練を実施し、自分の身は自分で守る安全意識を高め、非常時に適切に判断・行動できる力を育成すべく、各学校の災害時の避難対策について、指導していく旨の答弁がございました。
釘丸久子議員からは、いじめ問題について、いじめをどう認識しているか、滋賀県大津市のいじめ事件を、対岸の火事とせず、対応すべきと思うがどうかとの質問がございました。
教育長から、いじめは重大な人権侵害であり、決して許されないことである。どの学校にも、どの子どもにも起こり得るものであることから、その兆候をいち早く把握し、迅速に対応し解決を図っていくことが重要である。学校においては、いじめは人間として絶対に許されないとの意識を、全ての教育活動を通じて徹底させるとともに、子どもが発する小さなサインを見逃さず、いじめを許さない学校づくりを組織的・継続的に行っている。
今回の事件を受け、教育委員会として指導体制の再点検、セルフチェックリストを配布し、教職員の意識の自己点検等を指示した。
全小・中学校に子どもの悩みに応える相談員を配置するとともに、教育指導員の学校訪問により、子どもの実態把握を行い、必要に応じて関係機関と連携して学校を支援する取組を継続していく旨の答弁がございました。
古川環議員からは、ことばの教室について、実施教室の現状と課題は、中学校で実施する考えは、放課後あつぎ元気塾について、現状と課題は、対象学年の範囲を広げる考えはとの質問がございました。
教育長から、ことばの教室について、現在、5小学校にことばの教室が設置され、158人の児童が通級しており、一人一人に応じた指導計画の下、小グループ活動も取り入れたりしながら改善を図っている。なお、中学校への設置については、今後、研究する旨の答弁がございました。
また、放課後あつぎ元気塾について、本年度22小学校の3年生の希望者773人を対象として、国語・算数の復習を通して自分で学習する方法を知り、学習習慣を身に付けることを目的として実施していることから、引き続き3年生を対象として実施する旨の答弁がございました。
遠藤浩一議員からは、通学路について、安全対策の取組はとの質問がございました。
教育長から、子どもの登下校時の安全確保のため、道路部・危機管理部・厚木警察署などの関係部署と連携して、通学路の安全対策協議会を設置し、これまで6回の会議の中で、特に安全に注意を要する箇所や、対策が難しい箇所を中心に合同調査を実施し、対策を講ずるための補正予算も提案している旨の答弁がございました。
内川由喜子議員からは、学校と警察との相互連携制度について、児童・生徒の問題行動について現状と課題は何か、制度導入により期待される効果は、運用に当たって留意すべき点をどのように考えているかの3項目について質問がございました。
教育長から、暴力行為の発生件数やいじめの認知件数など、子どもの問題行動等は最近減少傾向にあるが、情報機器の普及による地域を越えた問題行動や、トラブルなどの発生が懸念されている。この制度の導入により、学校と警察が協働して問題に取り組むことで、子どもの健全育成を支援し、非行防止や問題の早期解決を図り、問題行動の深刻化防止や犯罪行為に至る前段階での解決が期待できる。
また、運用に当たっては、個人情報を厳正に管理するよう、各学校に指導の徹底を行う旨の答弁がございました。
川口仁議員からは、防災対策の更なる推進について、防災教育への取組の現状と今後の推進について、どのように考えているかとの質問がございました。
一括して、市長から、市では、これまで研修会・講演会の開催、自主防災隊や防災指導員を通じて、市民の皆様への防災知識の普及に取り組んできた。今後は、これまで以上にリーダー育成、防災知識の普及・周知徹底とともに、地域住民や専門家の知識・経験をいかしながら、充実した防災教育に努める旨の答弁がございました。
井上武議員からは、インターナショナルセーフスクールについて、現状認識と課題は何かとの質問がございました。
教育長から、清水小学校では、引き続き、校内での外傷件数を減らす取組や、自転車用ヘルメットの着用率の向上に取り組むとともに、保護者や地域と連携した安全に関わる研修会の実施、自転車安全競技大会への参加など、安心・安全な学校づくりに取り組んでいる。教育委員会としては、学校・家庭・地域が連携した、安心・安全な学校づくりをテーマとした推進会議において、清水小学校の取組を紹介しながら、全ての小・中学校においてインターナショナルセーフスクールの取組をいかした、安全教育を推進していく旨の答弁がございました。
名切文梨議員からは、子供の安全について、日光修学旅行についての考えはとの質問がございました。
教育長から、修学旅行は教育課程に位置付けられた学習活動の一環であり、ねらい・学習内容を踏まえ、教育的意義、安全面・健康面での子どもの負担、費用等を検討し、各学校が総合的な判断の下、目的地や見学地を決定する。教育委員会としては、安心・安全で教育的効果の高い修学旅行の実施に向け、様々な情報提供を行うなど、指導・助言をしている。今後も各学校が前例に捉われず、複数の候補地から目的地や見学地を検討するとともに、学校評議員や保護者の方々の意見を聞きながら、安心・安全で充実した修学旅行を実施するよう指導していく旨の答弁がございました。
また、9月14日開催の環境教育常任委員会におきまして、山村和美さんから提出された請願第1号 公立小学校の修学旅行先を、厚木市よりも空間放射線量率の高い場所ではない地域への変更を求めますにつきましては、採択の結果、不採択すべきものとなりました。
本請願につきましては、10月5日開催の本会議最終日におきまして、議決される予定でございます。
なお、議案第56号 平成23年度厚木市一般会計歳入歳出決算の審査につきましては、9月27日開催の環境教育常任委員会で、審査される予定でございます。
学校教育部の所管につきましては、以上でございます。
 山田社会教育部長 次に社会教育部でございますが、提出議案につきましては、議案第56号 平成23年度厚木市一般会計歳入歳出決算がございました。
一般質問につきましては、太田洋議員、川口仁議員、井上武議員、石井芳隆議員の4人から7項目について質問がございました。
太田洋議員から、これまでの市有財産等の活用状況と土地利用について、文化財保管施設の取組状況はとの質問がございました。
教育長から、郷土資料館等の公共施設や民間施設に文化財資料を保管しており、今年度は旧斎場施設へ集約し、分散保管の解消を図るなど、施設の廃止・統合に取り組んでいる。今後も引き続き、施設の整理集約に努める旨の答弁をいたしました。
次に、仮称飯山グラウンドの取組状況はとの質問がございました。
教育長から、仮称飯山グラウンドにつきましては、市民の皆様のスポーツ・レクリエーション活動の充実を図るため、平成17年5月からスポーツ広場として、暫定的に御利用いただいており、現在、厚木市総合計画あつぎ元気プラン第二期実施計画に位置付け、既存施設をいかした体育施設として整備するため、体育協会加盟団体等と協議を進めている旨の答弁がありました。
次に、川口仁議員から、スポーツを活用した観光振興施策について、スポーツを通じた観光交流の取組について、更なる推進をしていくべきだと考えるが、今後の取組はとの質問がございました。
一括して、市長から、スポーツは多くの人の感動を生み、人々の交流を呼び起こし、相互理解を促進することから、観光施策と非常に密接な関係にあるものと認識しており、本市では様々なスポーツ事業を実施し、市内外から多くの参加者や、関係者をおもてなしの心でお迎えすることに努めていること。今後も、本市の豊かな自然を最大限に活用し、スポーツを通じた観光振興策に取り組み、新しい厚木の魅力を創り出すよう進めていく旨の答弁がありました。
次に、井上武議員から、相模川三川合流点スポーツ施設について、現状と課題は何かとの質問がございました。
教育長から、相模川三川合流点スポーツ施設の厚木野球場・厚木テニスコート・水泳プール・厚木青少年広場につきましては、スポーツ・レクリエーション活動や、市民の皆様の憩いの場として御利用いただいており、課題につきましては、河川法の規制により、経年劣化による施設の大幅な整備、改修などが難しい旨の答弁がありました。
次に、石井芳隆議員から、図書館について、教育環境日本一を標榜する厚木市として、図書館をどのように考えているのか、第二期厚木市教育充実プラン策定の中で、図書館をどのように認識していたのか、将来を見据えて、第三期厚木市教育充実プランに電子図書館を目指すことを計画すべきと考えるが、図書館協議会への諮問に組み込むことはできないかとの質問がございました。
教育長から、図書館につきましては、子どもからお年寄りまで、読書を楽しみ、自ら学ぶことができるよう、市民の皆様に信頼され、役に立つことが重要である。また、第二期厚木市教育充実プランの中で、未来を担う人づくりのために、子どもたちの豊かな心を育む教育を推進する事業の実践や、市民の皆様の読書環境の整備・充実を図り、教育環境日本一を目指す上で、大変重要な拠点と認識している。電子図書につきましては、時間や場所の制約に捉われず情報を取得できることや、目次や単語で検索が可能なことなど、メリットがあることから、今後、調査・研究を進めるとともに、図書館協議会への諮問も考えている旨の答弁がありました。
なお、議案第56号 平成23年度厚木市一般会計歳入歳出決算の審査につきましては、9月27日開催の環境教育常任委員会で、審査される予定でございます。
社会教育部の所管につきましては、以上でございます。
 利根川委員長 ありがとうございました。
審議事項に入ります。
日程1 請願第1号 厚木市立小中学校、公民館等公共施設のさらなる節電の取り組みを求める請願を議題といたします。
なお、採決方法につきましては挙手によるものとし、3人以上の挙手で過半数の賛成といたしますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
 利根川委員長 異議ありませんので、日程1につきましては、挙手にて採決いたします。
それでは、事務局職員に、件名、請願者、請願の項目を朗読させます。
 事務局 朗読します。
請願第1号、件名、厚木市立小中学校、公民館等公共施設のさらなる節電の取り組みを求める請願。
請願者、厚木市寿町2-8-9-101、あつぎ脱原発実行委員会代表、川島美和様。
請願の項目、公立小中学校、公民館等の公共施設の照明を高効率機器に切り替え、早期に節電、経費削減を進めること。
なお、本請願は355人の署名と一緒に受理しております。
以上でございます。
 利根川委員長 本件に対する意見、説明がありましたら、お願いいたします。
 市川学校施設課長 厚木市立小中学校、公民館等公共施設のさらなる節電の取り組みを求める請願について、御説明いたします。
現在、小・中学校や公民館等公共施設の節電の取組につきましては、厚木市公共施設節電等対策基本方針に基づき、平成22年度対比で、おおむね20パーセント削減することを目標に、不要な照明の消灯や、空調設備の設定温度の設定などに取り組んでおります。また、高効率の照明器具につきましては、施設改修等の機会を捉え、高効率で省エネ効果の高いFHF蛍光灯に交換しております。
以上でございます。
 利根川委員長 意見、質疑などありましたら、お願いします。
 山本委員 現在の照明器具を、高効率器具に切り替えた場合、交換の費用はどの程度掛かると試算していますか。
 利根川委員長 お願いします。
 市川学校施設課長 小・中学校の蛍光灯につきましては、36校でおおむね2万か所ございまして、そのうち10パーセントにつきましては、高効率のFHF蛍光灯に交換しております。残りの1万8,000か所を交換いたしますと、約2億7,000万円掛かると見込んでおります。
以上でございます。
 利根川委員長 お願いします。
 柳田社会教育課長 続きまして、公民館につきましては、現在4,252本の蛍光灯がございます。このうち約30パーセントを高効率の蛍光灯に交換しておりますので、残りが約2,800本でございます。これらを全て交換した場合につきましては、おおむね2,200万円の費用が掛かると試算してございます。
 利根川委員長 ありがとうございます。
お願いします。
 難波委員長職務代理者 交換の費用ですが、思った以上に高額のお金が掛かると思いました。蛍光灯を全て高効率器具に交換した場合、電気料金がどの程度削減といいますか、経費節減できるのでしょうか。
 利根川委員長 お願いします。
 市川学校施設課長 電気料金の削減額につきましては、平成23年度の電気料金を基に試算した場合、電気料金に占める照明器具の割合を勘案し、仮に高効率の照明器具の省エネ効果が、30パーセントと見込みまして計算いたしますと、年間で約1,300万円と見込んでございます。
以上でございます。
 利根川委員長 お願いします。
 柳田社会教育課長 公民館につきましては、市内には15公民館と1分館ございますが、平成22年度の電気料金を基に試算した場合、学校と同様に30パーセントの省エネ効果があると見込みまして計算いたしますと、年間で約170万円の削減額と見込んでございます。
 利根川委員長 ありがとうございます。
お願いします。
 新川委員 将来的には、高効率の照明器具に替えていくことは必要だと思いますが、大変な予算が掛かるということをお聞きしました。請願の趣旨の中で、神奈川県では、新たな予算措置をすることなく、県有施設の照明7万本を、一気にリースによって替えると発表しましたとありますが、この事実関係というものを確認しているのでしょうか。
 利根川委員長 お願いします。
 市川学校施設課長 神奈川県におきましては、県有の施設にLED照明を、7万本納入するという新聞発表等がされております。内容といたしましては、LED照明を10年間リースするというような発表でございます。
 利根川委員長 お願いします。
 新川委員 リース料が8,000万円ということですので、8,000万円分の節電効果があるということなのでしょうか。
 利根川委員長 お願いします。
 市川学校施設課長 神奈川県の発表ですが、電気料金の削減額が8,000万円見込まれますので、それに見合う部分がリース料となっております。また、県有施設全部を交換するのではなく、神奈川県で計算をした中で、例えば、1日8時間以上照明器具を使っているような施設は、削減効果が出ますので、県有施設全体の中で、削減が見込めるところを替えると聞いております。
 利根川委員長 お願いします。
 新川委員 今の説明ですと、小・中学校は、夏休みや冬休み、それから夜間は施設を使いませんので、神奈川県と同じリース方式では、計算が成り立たないと理解してよろしいのでしょうか。
 利根川委員長 お願いします。
 市川学校施設課長 そちらにつきましては、試算を十分に行いまして、研究していきたいと考えてございます。
 利根川委員長 お願いします。
 山本委員 先ほど、難波委員長職務代理者が、高効率器具に切り替えた場合、電気料金はどのぐらい削減できるか質問されたと思いますが、質問に対する学校施設課長の説明の中で、平成23年度を基に30パーセントの効果と発言していましたが、平成23年度は東日本大震災の関係がありますので、状況や条件が多少違うのではないかと思います。むしろ、社会教育課長の説明にあるように、平成22年度を基に30パーセントの効果があるという説明の方が、一般的な数値が出るのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
 利根川委員長 お願いします。
 市川学校施設課長 平成23年度の電気料金を基に試算いたしましたが、先ほど申し上げましたように、電気料金の中で照明が占める割合、また、電気の使用量に対する、料金の比率等を計算した中で試算いたしました。確かに、平成23年度につきましては、状況や条件に違いがございますが、平成22年度から引き続き、23年度、24年度も節電を続けておりますので、平成23年度の電気料金を基に試算いたしました。
 利根川委員長 お願いします。
 相原教育総務部次長 先ほど、小・中学校の照明器具を一気に切り替えた場合の経費につきましては、2億7,000万円という試算が出ておりますと御説明させていただきました。また、それに伴う節電の効果額につきましては1,300万円と説明させていただきました。
単純計算で、導入経費を回収するためには、約20年という長い期間が必要であるということと、FHF蛍光灯の使用期間や耐用年数等もございますので、その辺を勘案しながら、導入につきましては、慎重に検討する必要があると考えております。
 利根川委員長 お願いします。
 山本委員 先ほどの平成23年度にこだわってしまうのですが、やはり節電については、毎日の生活の中で計画的に行ってきたことを振り返りますと、条件が随分違うのではないかと、どうしても感じてしまいます。ですから、公民館を平成22年度で試算したのであれば、小・中学校についても同じ条件で試算して、合わせてどのくらい電気料金が削減できますとお答えいただいたほうが、理解しやすいのですが、いかがお考えでしょうか。
 利根川委員長 お願いします。
 市川学校施設課長 山本委員の御指摘のとおり、同じ条件で計算したほうが、比較するにはよろしいと思います。事務の調整がうまくできませんでした。大変申し訳ございません。
 利根川委員長 お願いします。
 松本教育総務部長 計算の基になったものが、平成23年度の電気料金ですが、こちらが1億4,280万円程度です。平成22年度の電気料金につきましては、1億5,100万円で、おおむね1,000万円弱の差となっておりますので、パーセントという部分では、余り大きな差はないと認識しております。
以上です。
 利根川委員長 ありがとうございます。
お願いします。
 市川学校施設課長 節電の効果額といたしましては、平成22年度では、約1,367万円でございます。また、平成23年度では、1,285万円でございますので、御理解をお願いいたします。
 利根川委員長 お願いします。
 新川委員 FHF蛍光灯ということで説明いただいたのですが、神奈川県の場合、LEDという説明がありました。一般的に、新聞等で見ると、LED蛍光灯というものが、何か省エネの切り札のような感覚を持っているのですが、FHF蛍光灯と比較して、金額など何か問題があるのでしょうか。
 利根川委員長 お願いします。
 市川学校施設課長 私どもで調べた中では、FHF蛍光灯に取り替えますと、金額で1万5,000円、LED蛍光灯に取り替えますと、器具から取り替える必要がありますので、約4万5,000円掛かりますので、3倍の金額差があるということでございます。
 利根川委員長 お願いします。
 新川委員 ありがとうございます。そうしますと、FHF蛍光灯ですと、20年間で導入経費が回収できる、また、神奈川県はLED蛍光灯にすると、10年のリースで導入経費が回収できるということですね。3倍も金額差がありますが、LED蛍光灯は10年で回収できて、FHF蛍光灯だと20年で回収できるというのは、計算が合わないと思います。
予算があれば、賛成したいと思いますし、進めていきたいと思いますが、是非、研究していただいて、いかに安い予算でできるかということを、検討していただきたいと思います。
 利根川委員長 お願いします。
 市川学校施設課長 今後、研究してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
 利根川委員長 他に質疑がないようであれば質疑を終了し、暫時休憩させていただき、その後、再開したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
 利根川委員長 それでは、ここで暫時休憩といたします。
暫時休憩15時50分

再開時刻15時53分

 利根川委員長 再開いたします。
ただいま、委員で話し合いを行いました。活発に意見は出ておりますが、事務局から納得できる説明がありませんので、継続審議という意見もありましたので、採決したいと思います。
 利根川委員長 採択に賛成の方は挙手願います。
不採択に賛成の方は挙手願います。
趣旨採択に賛成の方は挙手願います。
継続審議に賛成の方は挙手願います。
(賛成者挙手)
 利根川委員長 確認します。
継続審議に賛成の方が4人でしたので、よって本件は、継続審議といたします。
報告事項に入ります。
報告事項1 給食用食材の放射性物質の検査結果について、報告をお願いします。
 相原教育総務部次長 それでは、報告事項1 給食用食材の放射性物質の検査結果について、御報告いたします。8月22日から9月13日までの放射 性物質の検査結果につきましては、9月11日に実施した3品目中、茨城県産のれんこんにおいて、セシウム134の値が4.29ベクレルパーキログラム、セシウム137の値が6.27ベクレルパーキログラムを示し、合計数値で10.56ベクレルパーキログラムとなりましたが、一般食品の基準値100ベクレルパーキログラムを大きく下回っておりますことから、予定どおり使用しております。
なお、同じ検体につきまして、翌日の9月12日に、精度の高いゲルマニウム半導体検査器による、再測定を専門の検査機関に依頼し実施いたしましたところ、セシウム134は不検出、セシウム137の値は7ベクレルパーキログラムでございました。
また、8月28日に行いました東名中学校及び睦合東中学校の水泳プールの放射性物質の検査につきましては、検出がされておりません。
9月10日に実施されました大気中の放射線測定結果につきましては、数値に大きな変化はございませんでした。
報告につきましては、以上でございます。
 利根川委員長 ただいまの報告に対しまして、何かございますか。
 難波委員長職務代理者 毎回、教育委員会定例会で検査結果の報告を受けており、今回、9月11日の検査で、れんこんからセシウム134と137が検出されましたが、国の基準より大きく下回っているので、通常どおり使用したということですが、教育委員会では、今回の検査結果が出たときに、内部で話し合いなどを行ったのでしょうか。
 利根川委員長 お願いします。
 相原教育総務部次長 検査につきましては、南部学校給食センターで測定を午前中に行っております。そこで得られた結果を保健給食課へ報告しておりますが、今までは不検出でしたので、不検出という形でホームページに掲載しておりました。しかしながら、今回、数値が出ましたので、対応についての再確認を保健給食課が行いましたが、当初から100ベクレルパーキログラムを超えない限り、給食として提供するという決定をしておりますので、今回、公表したということでございます。
 利根川委員長 お願いします。
 新川委員 ゲルマニウム半導体検出器を使用した結果は、不検出となっています。私は、ゲルマニウム半導体検出器を使用すれば、もっと詳細な結果が出るという認識だったのですが、結果は不検出でした。そうしますと、前日に行った4.29ベクレルパーキログラムという結果が、間違いだったのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
 利根川委員長 お願いします。
 相原教育総務部次長 れんこんにつきましては4.29ベクレルパーキログラムと数値が出ておりますが、器械の特性といたしまして、セシウム134の場合ですと、プラスマイナス2.86ベクレルパーキログラムの誤差がありますので、したがって、器械では数値は出ておりますが、誤差があるということになります。
教育委員会といたしましては、器械が表示した数値をそのまま公表しておりますので、より精度の高いゲルマニウム半導体検査器で再測定を行いました。そこから得られた結果というのは、検出下限値については3.0ベクレルパーキログラムまで器械が測定して、それを上回る数値が出なかったということで、その誤差については、ほぼ範囲内という考え方ですので、改めてその器械の特性というものを確認したような結果となりました。
以上です。
 利根川委員長 ありがとうございます。
お願いします。
 山本委員 給食については、1週間分の調理したものをとっておいて、それを検査の対象にしていると伺っていますが、1週間分をまとめてセシウムを合計すると、子どもたちの摂取量はどの程度なのか、また、その摂取量は問題になる数値であるのかどうか、教えてください。
 利根川委員長 お願いします。
 相原教育総務部次長 御指摘のとおり、調理済みのメニューにつきましては、学校給食センターで1週間分を保存しております。こちらにつきましては、1週間分をまとめて測定しておりますが、通常の測定ですと、例えば大根を1キログラム計って検査いたしますが、調理済みのメニューの中にある大根の量でいいますと、恐らく10グラム、15グラム程度になると思います。そのような食材を集めて数値を測定しておりますので、単品で測定したものが積み重なっていくということではなく、今まで測定した結果では、10ベクレルパーキログラムを超えるということはなく、不検出という結果になっております。
 利根川委員長 お願いします。
 山本委員 学校給食に対して、いろいろと調査したり、結果について検討したりしていますが、このような状況ですと、学校給食は安心できるのに、家で使っているものについてはよく分からない。厚木市では家庭で使用している食材を調べる方法や、情報はないのでしょうか。
学校給食から外れてしまいますが、家庭でも食事はしているのですから、そのような皆様の生活に対して、どのようなフォローをしているのでしょうか。
 利根川委員長 お願いします。
 相原教育総務部次長 厚木市の放射能対策の取組の中で、11月1日から、市民の皆様が持ち込まれた食材を検査する予定になっております。
南部学校給食センターに置いてあります測定器で計測しますので、給食に影響がない日ということで、金曜日の午後を予定しております。1日4品目を目安として、市民の皆様の申込みを受けて検査いたします。
検査結果については、持ち込まれた方に対して、お知らせする予定になっております。
以上です。
 利根川委員長 他にないようですので、報告事項1を終わります。
次に、報告事項2 平成23年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査の結果について、報告をお願いいたします。
 須藤学校教育課長 それでは、報告事項2について御報告をいたします。恐れ入りますが、資料2を御覧ください。
この調査は、文部科学省が児童生徒の暴力行為やいじめ問題、不登校などの問題行動等について、生徒指導施策の推進の参考とするため実施しているもので、本年度については、9月11日に調査結果が公表されたものでございます。
本市では、過去5年間のそれぞれの件数の推移等について記載したものでございます。
まず、暴力行為でございますが、文部科学省の定義といたしましては、児童生徒が故意に有形力、目に見える物理的な力を加える行為のことをいい、その対象によって、対教師暴力や生徒間暴力、教師・生徒を除く、対人暴力及び学校の施設・設備等の器物損壊の4形態が含まれてございます。
発生率は、児童生徒1,000人当たりの発生件数となっております。
平成23年度の暴力行為の発生件数ですが、小学校では前年度比6件減の67件、中学校では7件減の140件となっており、いずれもここ数年、減少傾向が続いているものの、発生率を見ますと小学校が5.3パーセント、中学校が22.6パーセントと、いずれも国・県より高い状況が見られております。
次に、いじめの認知状況について、御説明いたします。
いじめは、当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもので、起こった場所は学校の内外を問わない。なお、個々の行為が、いじめに当たるか否かの判断は、表面的・形式的に行うことなく、いじめられた児童生徒の立場に立って行うと定義されております。実際に、学校では本人や保護者、あるいは友人などからの申出、教職員による観察、アンケート調査などから把握しております。
発生率は、暴力行為と同様、児童生徒1,000人当たりの発生件数となっており、改善率は認知件数のうち、解消及び一定の解消が図られたが継続支援中の件数の割合となっております。
平成23年度の認知状況につきましては、小学校では前年度比6件増の60件、中学校では24件増の68件となっておりますが、改善率につきましては小・中学校とも100パーセントと、国・県を上回っております。
続きまして、資料の裏面を御覧ください。
不登校について御説明いたします。不登校は、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しない、あるいはしたくともできない状況にあること、ただし、病気や経済的な理由によるものを除くとなっており、1年間に連続又は断続30日以上欠席した児童生徒のうち、不登校を理由とする者が、調査対象になっております。また、不登校出現率は児童生徒総数に占める不登校児童生徒数の割合を表し、改善率は、指導の結果、登校する、又はできるようになった児童生徒と、指導中の児童生徒のうち継続した登校には至らないものの好ましい変化が見られるようになった児童生徒を合わせた人数が、不登校児童生徒数に占める割合を示しております。
平成23年度の小学校の不登校児童数は前年度比4人減の59人、出現率は0.46パーセントで、前年度より0.03ポイント減少しております。平成19年度以降、若干の増減はありますが、人数、出現率とも減少傾向にあり、平成23年度の不登校出現率は、県の平均と同じ数値になりましたが、全国と比較すると高い状況にあります。
続いて、中学校の平成23年度不登校生徒数は前年度比11人減の231人で、出現率は3.72パーセントと、前年度と比較して0.2ポイント減少となっております。中学校につきましても、平成19年度以降、人数及び出現率とも減少が続いておりますが、県・全国と比較いたしますと、依然高い状況にあります。
続いて、不登校児童生徒の改善率ですが、この値は前年度に比べ、平成23年度は小学校で11.5ポイント低下して69.5パーセント、中学校では11.1ポイント低下し、66.2パーセントとなっておりますが、県・全国と比較いたしますと、小・中学校ともに高い状況にあります。
教育委員会といたしましては、調査結果を踏まえ、学校支援プロジェクト事業を中心とした定期的な学校訪問、ケース会議の開催、いじめ問題への対応用チェックリストの活用の推進等を図り、問題行動等の未然防止や早期発見、早期対応等、各学校の取組の充実に向け、今後も指導、助言に努めてまいります。
また、不登校への対応につきましても、今後も引き続き、児童生徒への個々の状態に合った、適切な支援を充実させていくとともに、不登校の未然防止、早期発見、早期対応の取組を、より一層充実させてまいります。
以上でございます。
 利根川委員長 ありがとうございます。
ただいまの報告に対しまして、何かございますか。
 新川委員 質問ではありません。感想ですが、例えば、いじめの認知状況で、改善率が100パーセントというのは、私はとても無理ではないかと思って資料を見ましたが、改善率は解消及び一定の解消が図られたが継続支援中ということでした。これは、先生が対応することで、少しでも改善が図られるので、当然100パーセントになると思いましたが、例えば、神奈川県では94.9パーセントであり、いろいろな形で支援をしても、改善が図られないことが、5パーセントもあるということで驚きました。当然、100パーセントでもいいと思ったのですが、やはり、どのような指導をしても、改善されないいじめがあるのだなと、改めて思いました。
 利根川委員長 お願いします。
 須藤学校教育課長 新川委員の感想に、コメントさせていただきます。
実は、100パーセントになっていない数字の主なものとしては、例えば、転校を余儀なくされたといった内容がございます。
厚木市は、100パーセントの中の一定の解消、つまり、やや心配があるので継続して支援をしているという案件について、追跡調査を行いましたが、進級先あるいは進学先で、実際に継続して支援を行っているもので、一定の解消が図られたものが、小・中学校合わせて12件ございますが、やや心配があるので継続して支援をしているものが、その中で3件ございました。したがいまして、そのほかは、いじめの状況にはないということですが、心配な3件についても、まだいじめの状況には至っていないが、継続してよく見ているという報告がございます。
以上でございます。
 利根川委員長 お願いします。
 山本委員 暴力行為の発生状況、いじめの認知状況、不登校児童生徒の人数及び出現率等を含めて説明がありましたが、厚木市は神奈川県、国と比較すると、対象になっている子どもたちが多いということが分かりました。
これは、先ほど御説明をいただきましたように、様々な形で努力してほしいと思いますが、大変すごいなと感じていることがあります。新川委員が感想を述べておりましたが、100パーセントの改善率が出ている、国や神奈川県の改善率から比べると努力している、これは、大変すばらしいことだと思います。
例えば、1人の不登校の子どもが、学校に通えるようになるには、学校の先生、教育委員会、保護者の皆様が連携して、多くの時間と労力を掛けていると思います。その点からしますと、この数字の持つ意味は、すばらしいことだと思います。大変、感謝しております。ありがとうございます。
 利根川委員長 他にないようですので、報告事項2を終わります。
続きまして、報告事項3 猿ケ島野球場の暫定利用について、報告をお願いします。
 一柳スポーツ課長 猿ケ島野球場の暫定利用につきまして、資料3に基づきまして、御説明をいたします。
猿ケ島野球場は、相模川流域下水道相模川汚泥貯留地の上部の利用といたしまして、神奈川県の流域下水道事業により運動施設等を建設し、この度、北端に野球場の整備を行いまして、市民及び県民の野球及びソフトボールを始めとした、スポーツ・レクリエーション活動の場として、暫定的に利用を開始するものです。
所在地でございますが、猿ケ島195番地129にございます。
施設の概要でございますけれども、敷地面積につきましては、2万8,000平方メートル、グラウンドが両翼95メートル、中堅が116メートルで、内野は土、外野が天然芝でございます。
設備につきましては、ダッグアウト、ブルペン、水飲み・手洗い場、40人のメインスタンド、80人のサブスタンド、用具倉庫、簡易水洗トイレ、スプリンクラーなどがございます。
スコアボードにつきましては、手書きのスコアボードでございます。防球ネット等につきましては、2メートルのフェンスがバックネットからライト間、バックネットからレフト間、レフトからライト間に設置しております。防球ネット14.9メートルにつきましては、レフトからライト間、延長222.5メートルとなっております。
駐車場につきましては、90台を予定してございます。
夜間照明につきましては、設置してございません。
施設の利用の関係でございますけれども、厚木市スポーツ施設予約システム、マイタウンクラブで抽選申込や申請を行うことになってございます。
暫定利用の開始日につきましては、平成24年10月1日、月曜日から、開場時間につきましては、午前9時から午後5時まで、休場日につきましては、毎週火曜日及び年末年始となってございます。
使用料につきましては、神奈川県の所有施設のため、暫定的に無料です。
使用種目につきましては、現在、外野のフェンスにつきましては、2メートルということで、防球ネットが施してございません。そのため硬式球を使いますと、外へ出ていく心配がございますので、現在は軟式野球及びソフトボールということで、使用種目は限らせていただいております。
交通機関につきましては、厚木バスセンターから猿ケ島行きで、猿ケ島入口下車となっております。
管理運営等につきましては、施設所有者が神奈川県の流域下水道事務所、維持管理が厚木市河川みどり部下水道施設課でございます。
受付業務につきましては、公益財団法人厚木市体育協会が行い、下水道施設課からの業務委託という形になります。
貸出しにつきましては、スポーツ課で、マイタウンクラブを運用し、開放するということでございます。
なお、9月25日付の予約状況でございますけれども、厚木市体育協会の事業ということで、優先予約につきまして10月から12月までの分で50件、マイタウンクラブの一般予約としては、軟式の大人が10月から12月まで14件、軟式の少年が4件、ソフトボールが5件の合計23件で、優先予約と一般予約を足しまして73件となっております。
以上でございます。
 利根川委員長 ただいまの報告に対しまして、何かございますか。
 難波委員長職務代理者 野球場の暫定利用という説明がありましたが、暫定というのは、期間があっての暫定ということでしょうか。
また、使用料については、公共施設は一般的に有料になっていると思いますが、こちらについては、神奈川県の所有する施設のため、無料という御説明をいただきましたが、他の施設は有料、この施設は無料ということに関して、教育委員会としての考え方を説明いただければと思います。
 利根川委員長 お願いします。
 一柳スポーツ課長 まず、暫定利用という言葉についてですが、施設本体の部分につきまして、外野の部分が、ネットフェンス2メートルのみでございます。それを硬式球が使えるように、防球ネットを施すということで、現在、神奈川県下水道事務所に、下水道施設課から要望を出してございますので暫定となっております。
また、利用料金の関係でございますけれども、これにつきましては、無料という形をとってございますが、こちらは、あくまでも神奈川県の施設でありますので、行政財産の目的使用ということで、目的使用料を徴収した場合は、神奈川県に、1,000万円程度の行政財産目的使用料を払うことになります。現在、下水道管理課と神奈川県で調整しております。
 利根川委員長 お願いします。
 山田社会教育部長 ただいまの説明の中で、まず、目的使用という言葉が出てきましたけれども、正しくは、行政財産の場合は目的外使用という、本来の目的以外に使用する場合ということで、こちらの目的は下水の貯留地でありますので、その上部利用となりますので、目的外使用でございます。
また、有料か無料かにつきましては、こちらは神奈川県の施設でございます。ですから、市といたしましては、御質問のように、平等性から見ますと、有料とした方がよいということで、現在、神奈川県と協議中でございます。神奈川県でどのような判断をするか分かりませんが、現在、協議中ということで御理解をいただければと思います。
以上でございます。
 利根川委員長 他にないようですので、報告事項3を終わります。
皆様から何かありますでしょうか。
お願いします。
 須藤学校教育課長 8月の教育委員会定例会におきまして、市立小学校における修学旅行の実施について、御報告させていただきましたが、その際にお示しできなかった、10月に修学旅行を予定している小学校長会で、下見の際に行いました、日光市の放射線量の測定結果を提示させていただきました。
各小学校の主な見学地といたしましては、東照宮、華厳の滝、竜頭の滝、戦場ヶ原等でございますが、いずれも、お手元の資料にあるとおり、厚木市の空間放射線量の基準である0.19マイクロシーベルトを下回っております。市内の17小学校が、これらの情報を基に10月に日光方面への修学旅行を実施してまいります。
以上でございます。
 利根川委員長 ありがとうございます。
お願いします。
 難波委員長職務代理者 春に修学旅行を実施した小学校もありますが、修学旅行先の選定に当たっては、放射線量を測定して、問題ないということでございますので、先生や子どもたちにとって、本当に思い出に残る修学旅行ですので、皆さんに事故がないよう、楽しんできていただきたいと思います。
以上です。
 利根川委員長 他にないようですので、この後、委員長選挙を行いますので、準備のため暫時休憩といたします。
暫時休憩16時35分

再開時刻16時38分

利根川委員長 再開いたします。
委員長の選挙に入ります。説明をお願いいたします。
 長谷川教育総務課長 委員長の選挙について、御説明申し上げます。
委員長につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第12条第1項で、選挙しなければならない旨が規定されております。その任期につきましては、同条第2項におきまして1年と定められています。この法律に従いまして、昨年の選挙で当選されました利根川委員長が、平成23年10月1日から委員長として就任していただいておりましたが、平成24年9月30日をもって、委員長としての任期が満了いたします。そこで、平成24年10月1日から平成25年9月30日までの、1年間の新たな委員長の選挙を行うものでございます。
なお、委員長選挙候補者につきましては、委員長の任期が1年と定められていることから、教育委員会委員としての任期が10月1日から1年以上ある委員が、委員長候補者となります。
また、投票につきましては、委員5人によるものですが、厚木市教育委員会会議規則第5条に従い、無記名投票により実施いたします。
以上でございます。
 利根川委員長 ありがとうございます。
ただいまの説明について、何か御質問はございませんか。
特に質疑がないようですので、委員長の選挙を行います。
選挙の執行に際しましては、投票によることとし、投票及び開票の立会人として、松本教育総務部長を指名したいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
 利根川委員長 それでは、御異議ありませんので、松本教育総務部長に立会人をお願いいたします。
 利根川委員長 これより選挙を行います。投票用紙の配布をお願いいたします。
 利根川委員長 投票用紙の配布漏れはございませんでしょうか。
それでは、投票用紙に御記入願います。
 利根川委員長 立会人は投票箱の確認をお願いいたします。
 利根川委員長 記入が終わりましたら、投票していただきます。
 利根川委員長 投票を終了いたします。
これより開票いたします。
 利根川委員長 開票結果を発表願います。
 長谷川教育総務課長 それでは、開票結果を発表いたします。
出席委員5人、投票総数5票、有効投票数5票、有効投票中、難波有三委員4票、新川勉委員1票。以上で、開票結果の発表を終わります。
 利根川委員長 ありがとうございます。
選挙の結果、難波委員が委員長に当選いたしました。
以上をもちまして、委員長の選挙を終了いたします。
ただいまの選挙の結果、難波委員が委員長に当選されましたので、御挨拶をいただきたいと思います。
 難波委員長職務代理者 皆さん、こんにちは。
ただいまの委員長選挙におきまして、10月1日から委員長をさせていただくことになりましたので、一言御挨拶を申し上げます。
委員長という重責を担うことになりまして、私自身、本当に身の引き締まる思いでございます。
さて、本日の定例会の案件を見ましても、食物の放射性物質の問題ですとか、それから、校内で起きています、いじめですとか暴力行為に対する件数も、相当数あるということが分かりました。ほかにも、子どもたちや、教育委員会の周りには多くの課題がありますが、今までもそうですが、これからも私たち教育委員一同、また、教育委員会の皆様とも手を携えて、課題の解決のために邁進していきたいと思っておりますので、これからもどうぞ御指導、御鞭撻よろしくお願いいたします。
 利根川委員長 ありがとうございました。
次に、委員長職務代理者の指定を行います。
説明をお願いいたします。
 長谷川教育総務課長 委員長職務代理者の指定について、御説明申し上げます。
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第12条第4項及び厚木市教育委員会会議規則第6条におきまして、委員長職務代理者は委員長が会議に諮って指定する旨、定めております。
先ほど、難波委員が10月1日以降、委員長となられることで、10月1日以降の職務代理者が不在となります。そこで新たな職務代理者につきまして委員長から会議に諮っていただき、指定していただくことになります。
以上でございます。
 利根川委員長 ありがとうございます。
ただいまの説明について、御質問はございませんか。
それでは、説明があったとおり、10月1日以降は、現在の委員長職務代理者である難波委員が委員長となりますので、10月1日以降の委員長職務代理者を、新たに指定しなければなりません。
つきましては、10月1日以降ということもありますので、新委員長にお考えをお聞きしたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
 利根川委員長 お願いします。
 難波委員長職務代理者 それでは、新川委員に委員長職務代理者をお願いしたいと思います。
よろしくお願いします。
 利根川委員長 ありがとうございます。
それでは、新川委員を委員長職務代理者に指定してよろしいでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
 利根川委員長 それでは、10月1日以降、新川委員に委員長職務代理者をお願いいたします。
以上をもちまして、委員長職務代理者の指定を終わります。
それでは、10月1日から新川委員が委員長職務代理者に指定されましたので、御挨拶をいただきたいと思います。
 新川委員 改めまして、こんにちは。
今、10月1日から就任する難波委員長から指名をいただきました新川でございます。若輩者で、本当に重責に耐えられるかどうか不安でございますけれども、私が教育委員にならせていただいたのも、保護者の意見をこの教育委員会に伝えることだと思っていますので、そこを念頭において、頑張らせていただきたいと思います。
委員長には、是非、健康に留意されて、事故のないようにしていただいて、委員長を支えながら、厚木市教育委員会の発展のために、本当に頑張っていきたいと思います。
皆様の御指導、御鞭撻をお願いいたしていまして、挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
 利根川委員長 ありがとうございました。よろしくお願いいたします。
以上で、本日予定しておりました日程は、全て終了いたしました。
これをもちまして、平成24年厚木市教育委員会9月定例会を閉会いたします。
ありがとうございました。

閉会時刻16時50分

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〒243-8511
厚木市中町3-17-17
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ファックス番号:046-224-5280

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