令和7年厚木市教育委員会4月定例会
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会議主管課 |
教育総務課 |
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会議開催日時 |
令和7年4月22日 火曜日 |
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会議開催場所 |
厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室 |
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出席者 |
教育長 佐後 佳親 |
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説明者 |
事務局職員 |
1 教育長報告
2 審議事項
議案第15号 令和8年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針の制定について
3 報告事項
(1)事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会事務決裁規程の一部を改正する規程について)
(2)事務の臨時代理の報告について(厚木市小中学校通学区域再編成委員会委員の委嘱について)
(3)事務の臨時代理の報告について(厚木市学校運営協議会委員の委嘱について)
(4)事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
(5)学校選択制等の実施結果について
(6)令和7年度学校施設整備計画について
(7)北小学校の施設建て替え整備基本設計書について
会議の経過は、次のとおりです。
開会時刻15時00分
○佐後教育長 ただいまから令和7年厚木市教育委員会4月定例会を開会いたします。
現在の出席者は5人で、定足数に達しております。
厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、森委員を指名させていただきます。
始めに、本日は教育委員会の課長職以上の職員と指導主事が出席しておりますので、職員の紹介をお願いします。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 それでは、私から紹介をさせていただきます。
(職員紹介)
○佐後教育長 ありがとうございました。
それでは、年度当初でございますので、私から挨拶を申し上げたいと思います。
4月に新年度がスタートして、令和7年度、もう早くも一月近く経とうとしております。季節も、桜の季節から、もう外は今日は蒸し暑く、新緑の季節へと移ってまいりました。
そんな中、学校では、子どもたち、学校の教育活動につきましては順調に進んでいると聞いております。
本年度につきましても、子どもたちが安心・安全に、そしてあらゆる場面で笑顔で生き生きと学校生活が送れるように、教育委員の皆様、そして、先ほど紹介がありましたけれども、教育委員会の事務局の皆様とともに、子どもたちの教育に取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
教育委員会の施策といたしましては、昨年度、給食費の無償化、学校体育館へのエアコン設置等の施策を着実に進めることができました。今年度につきましては、第3次厚木市教育振興基本計画の策定や、GIGA端末の更新、AIドリルの導入など、誰一人取り残すことなく、全ての子どもたちの可能性を引き出すための施策を進めてまいります。
引き続き教育委員の皆様とともに教育で選ばれるまちの実現に努めてまいりたいと思いますので、また本年度もどうか1年間、よろしくお願いいたします。
それでは、議案審議の準備のため、ここで暫時休憩といたします。
審議事項に係る説明員以外の方につきましては、退席されて結構です。お疲れさまでした。
暫時休憩15時06分
再開時刻15時07分
○佐後教育長 再開いたします。
それでは、私から報告いたします。
令和7年3月18日火曜日に開催されました3月定例会以後の主な行事等につきまして御報告いたします。
お手元の教育長報告を御覧ください。
始めに、ページをめくりますが、8番目でございます。
3月28日金曜日に教育委員会会議室において、令和6年度退職教職員感謝状贈呈式が行われ、令和6年度で退職される教職員の皆様に感謝状をお渡しいたしました。退職される教職員の皆様には、長年にわたり本市の教育に御貢献された御功績に対し、心からの感謝を申し上げたいと思います。
次に、9番目でございます。
3月31日月曜日に教育委員会会議室ほかにおきまして、教育委員会人事発令、令和6年度退任校長感謝状贈呈式を行いました。4月の人事異動に伴い教育委員会を離れる職員の皆さんには、本市の教育振興に力を尽くしていただいたことに感謝申し上げたいと思います。
また、令和6年度をもって校長職を御退任される先生方には、校長職として本市の教育の発展に御尽力いただいたことに心から感謝の気持ちを表したいと思います。
次に、11番目でございます。
4月3日木曜日に子ども科学館サイエンスホールにおいて、令和7年度第1回初任者研修会が開催され、教育長講話を行ってまいりました。研修会では、初任者のほか、初めて教壇に立つ臨時的任用職員の先生方にも御参加いただき、教職員としての心構え等をお伝えいたしました。新採用の先生方が教職員として求められる質、能力をしっかりと身に付け、子どもたちのために活躍できるようにこれからも応援してまいりたいと思います。
次に、13番目、15番目でございます。
4月7日月曜日に睦合中学校、4月8日火曜日に北小学校の入学式に参列してまいりました。それぞれの児童・生徒がこれから始まる新しい学校生活に向けて希望に胸を踊らせる姿、また、わくわくが止まらない姿はとてもまぶしく見えました。
満開の桜に迎えられ、市内各小・中学校でも小学校・中学校生活がスタートしました。子どもたちの進級・御入学をお祝いするとともに、一人一人が充実した学校生活を送り、夢の実現に向けて健やかに成長してくれることを期待したいと思います。
次に、16番目でございます。
4月9日水曜日に厚木小学校校門前において、厚木小学校登校児童見守り活動を行ってまいりました。新年度が始まり、桜の花びらが舞う中、子どもたちは元気に登校していました。校長先生に明るく挨拶する姿や笑顔で教室に向かう様子が見られ、新1年生やそれぞれ進級した子どもたちが意欲を持って新年度を迎えていることをうれしく思いました。
また、日頃から地域の皆様や交通安全指導員、厚木警察署の方には、登校を見守っていただいていることに心から感謝申し上げたいと思います。
次に、18番目でございます。
4月10日木曜日に第2庁舎4階教育委員会会議室において、第1回厚木市小・中学校長会議を開催いたしました。年度当初ということで、私から今年度の所信を申し上げるとともに、教育委員会の施策等についてお伝えいたしました。
校長先生方には、特色ある学校づくりを行っていただくとともに、教育委員会と一体になって子どもたちの健やかな成長のために力を発揮していただくようお願いをいたしました。
次に、21番目でございます。
4月18日金曜日に教育委員会会議室において、令和7年度厚木市教育研究所教育調査研究部会発足式を行いました。教育研究所では、今年度、教育DXを推進するための調査研究、自ら学び指導力を高めるための調査研究の2部会で調査研究を行います。
それぞれの部会の研究成果により、各学校で今日的教育課題への理解が進むとともに、授業の工夫改善につながることを期待したいと思います。
私からは以上でございます。
本日の日程のうち、報告事項4については、個人に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により、会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
○佐後教育長 御異議ありませんので非公開とし、日程の最後において審議を行うことといたします。
審議事項に入ります。
日程1、議案第15号 令和8年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針の制定についてを議題といたします。
議案の説明をお願いします。
教育指導課長。
○本間教育指導課長 それでは、議案第15号 令和8年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針の制定について提案理由及び内容について御説明申し上げます。
提案理由と内容に入る前に、国及び県からの流れについてお伝えいたします。
文部科学省が令和7年3月27日に、令和8年度使用教科書の採択事務処理についてを通知し、神奈川県教育委員会は当通知を受け、令和7年4月16日に令和8年度義務教育小学校使用教科用図書採択方針を定めました。本市教育委員会といたしましては、同方針を受け、本方針案を提案させていただくものです。
提案理由でございますが、本市立小・中学校で使用する教科用図書について、適正かつ公正な採択を行うため、教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針を定めるものでございます。
恐れ入りますが、1枚おめくりください。
令和8年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針案について御説明申し上げます。
1につきましては、教科用図書の採択は、神奈川県教育委員会の採択方針に基づいて、文部科学省から送付される目録に搭載された教科用図書のうちから行うことを示したものでございます。
2につきましては、採択の公正確保に向けて広く関係者の理解を求めるなど、静ひつな採択環境を整え、円滑な採択事務に支障を来す事態が生じないよう努めることを示したものでございます。
事務局といたしましては、文部科学省からの通知、教科用図書採択における公正確保の決定等について等を基に、引き続き適正な事務執行に努めてまいります。
3につきましては、採択結果や採択理由に関する情報は、採択権限を有する者の責任において適切に公開していくことを示したものでございます。
方針案に関しましては、以上でございます。
ここで、本年度実施する教科用図書採択の概要等について、補足とはなりますが、御説明させていただきたいと思います。
参考資料の1を御覧ください。
1の採択についてでは、採択は法的根拠に基づいて行うものであることをまとめてございます。
次に、2、採択の対象でございますが、隅付括弧でお示ししましたとおり、通常の学級で使用する教科用図書と必要に応じて特別支援学級で使用する学校教育法附則第9条に規定する教科用図書の2種類がございます。
始めに、教科用図書でございますが、本年度は継続使用に伴う採択を行います。小・中学校の教科用図書につきましては採択期間内でございますので、法律に基づき現在使用している教科用図書と同一の教科用図書を採択していただくことになります。
続きまして、学校教育法附則第9条第1項に規定する教科用図書についてでございます。特別支援学級で用いる教科用図書につきましては、文部科学省が発行する一般図書一覧に登載された図書のうちから、児童・生徒の障害の状況に合わせて毎年採択が行われるものでございます。
続きまして、次のページ、参考資料2を御覧ください。
今後数年間の教科用図書の使用・採択・検定のサイクルを参考としてお示ししてございます。
なお、本年度の教科書採択に係る本市のスケジュールを簡単に申し上げますと、まず、5月下旬から6月上旬までの期間において、特別支援学級で用いる一般図書等の展示会を予定しております。これにつきましては、一人一人の児童・生徒の障害の状態や発達段階等の実態に即した教科用図書を選定するため、教職員及び保護者を対象に実施するものでございます。
そして、7月の定例会においては、通常の学級及び特別支援学級で使用する教科用図書の採択を行います。
以上でございますが、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。
よろしいですか。
宮崎委員。
○宮崎委員 説明ありがとうございます。
最初に説明のあった方針については、国・県からのを受けて、この3項目で案が出されていますので、これでいいと思います。
また、7月にも採択のことで審議があると思いますが、少し先のことになるか分からないのですけれども、デジタル教科書が今は代替教材という形で、英語や数学などに使っているところもあると思うのです。
前に少し聞いたところによると、今後、文科省のいろいろな流れの中で採択をすることになると思うのですが、それを各自治体、市町村教育委員会に紙ベースのものにするのかデジタル教科書にするのかを委ねるというようなことが書かれていたり聞いたりするのですけれども、その考えとスパンについてです。
恐らく、次の学習指導要領の改訂である2030年に、その辺を確定していく、今の準備段階としては、その30年に向けて、正式な教科書として使っていこうではないかという考えがあるということなのですけれども、その辺の情報について2月以降のものはありますか。
○佐後教育長 教育指導課長。
○本間教育指導課長 直近の情報については、私も把握していない部分もあるのですが、次回の採択は小学校につきましては令和9年度から、中学校については令和10年度からということになりますので、令和9年度に向けて、採択の直前になって、デジタル教科書の採択についての検討を始めるのではなく、現時点から研究を進めながら、次の採択に向けて準備を進めてまいりたいと思います。
○佐後教育長 宮崎委員。
○宮崎委員 国や県の最新からの情報があれば教えていただきたいです。また、文科省の通知等を見ていると、特別支援の9条に関する教科書については、デジタルのことがあまり書かれていないのですが、その情報も今後あれば教えていただければありがたいと思います。
以上です。
○佐後教育長 他にございますか。
よろしいですか。
それでは、他に質疑がないようですので、採決に移ります。
本件は議案のとおり可決してよろしいでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
○佐後教育長 異議なしと認め、議案第15号を可決いたします。
報告事項に入ります。
報告事項1 事務の臨時代理の報告について、報告をお願いします。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 それでは、報告事項1 事務の臨時代理の報告について、厚木市教育委員会事務決裁規程の一部を改正する規程につきまして、御報告申し上げます。
恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。
まず、理由につきましては、厚木市行政文書取扱規程の改正に伴い、厚木市教育委員会事務決裁規程の一部を改正する必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がありませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理したものでございます。
内容を御説明申し上げますので、2枚おめくりいただき、2ページの参考資料の新旧対照表を御覧ください。
こちらは、厚木市教育委員会事務決裁規程でございますが、右側が改正前の旧の規程、左側が改正後の新の規程となります。改正箇所をアンダーラインと朱書きで示してございます。
まず、第6条第1項中、押印欄に押印するとともにを代決者の押印又は署名の上部にに改め、同項ただし書中、厚木市行政文書取扱規程第17条第1項第2号アを厚木市行政文書管理規程第15条第1項第2号アに、同号ウを同号イに、この限りでないを代決する旨を登録するものとするに改めるものでございます。
次に、別表第1、共通事項(1)庶務関係の表、情報公開及び個人情報保護の項中におきまして、文書主管部長及び市長部局情報公開主管部長を文書主管課長及び市長部局情報公開主管課長に改め、同表の公示令達の項中、2の規程形式以外の告示は、文書主管課長まで合議を削除するものでございます。
2枚お戻りいただき、規程の附則を御覧ください。
この改正につきましては、令和7年4月1日から施行するものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して何かございますか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 説明ありがとうございました。
最初の代決については理解ができたのですけれども、後の庶務の関係の情報公開と個人情報保護について、旧のものは部長の決裁が新のものでは課長の決裁で済むということですが、これは事務の迅速化を意図しているのかと思ったのですけれども、その理解でよろしいのでしょうか。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 おっしゃるとおりで、事務の迅速化を図る意味でございます。
○佐後教育長 他にございますでしょうか。
よろしいですか。
それでは、他になければ報告事項1を終わります。
次に、報告事項2 事務の臨時代理の報告について、報告をお願いします。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 それでは、資料2を御覧ください。
報告事項2 事務の臨時代理の報告について、厚木市小中学校通学区域再編成委員会委員の委嘱につきまして御報告申し上げます。
恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。
本件につきましては、厚木市小中学校通学区域再編成委員会委員に欠員が生じたことに伴い、令和7年4月1日付けで新たに委員を委嘱する必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がありませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定によりその事務を臨時に代理いたしましたので、報告するものでございます。
1枚おめくりいただき、別紙を御覧ください。
1番の倉持伸雄様に委嘱するものでございます。
こちらにつきましては、選出団体からの選出委員に変更が生じたことにより、新たに委嘱するものでございます。
任期につきましては、厚木市小中学校通学区域再編成委員会規則第4条の規定により、委員の任期は2年とし、補欠の委員の任期は前任者の残任期間とすることとなっておりますので、他の委員と同様に、令和7年9月30日までの任期といたします。
次ページにつきましては、参考資料といたしまして、厚木市小中学校通学区域再編成委員会の委員名簿を付けさせていただいております。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して何かございますか。
よろしいですか。
特になければ、報告事項2を終わります。
次に、報告事項3 事務の臨時代理の報告について、報告をお願いします。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 資料3を御覧ください。
報告事項3 事務の臨時代理の報告について、厚木市学校運営協議会委員の委嘱につきまして御報告申し上げます。
1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。
本件につきましては、厚木市学校運営協議会委員に欠員が生じたことに伴い、令和7年4月1日付けで新たに委員の委嘱を行う必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がありませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定によりその事務を臨時に代理いたしましたので、報告するものでございます。
こちらにつきましては、4月1日付けの人事異動などから新たに委嘱しました学校がございましたので、報告するものでございます。
恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、別紙を御覧ください。
番号1番の大木和彦様から、3ページをお開きください。55番の吉田泰明様までの55人を委嘱するものでございます。
任期につきましては、学校運営協議会規則第5条第4項ただし書の規定により、前任者の残任期間となります。
なお、5ページ以降につきましては、参考資料といたしまして、各学校の学校運営協議会委員名簿を付けさせていただいております。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して何かございますか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 説明ありがとうございました。
感想というのか、少し疑問に思っていることがあります。それは、例えば北小学校、厚木第二小学校、毛利台小学校、森の里小学校、この4校については、校長先生が委員に入っていないのですね。規定を見ると、校長を入れなくてはいけないという規定がないと改めて思ったのですけれども、それは学校というか、学校運営協議会委員は校長先生が推薦して委嘱するわけですから、校長先生が入っていまいが入っていようが関係なく、校長の意思に任せるということでよろしいのですよね。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 校長先生の考え方にもよると思いますし、それから、各学校運営協議会でその辺は協議をしているという認識をしておりますので、判断に任せているところでございます。
以上でございます。
○佐後教育長 他にございますか。
森委員。
○森委員 単純な質問でお恥ずかしいのですけれども、別紙の12番の小柳隆様は、学校名が三つあるのですが、どういうことなのでしょうか。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 こちらの3校につきましては、中学校区が同じなので、同じ運営協議会というか、そういった作りになっておりますので、三つの学校が所属しているということです。
○佐後教育長 他にございますか。
よろしいですか。
それでは、他になければ報告事項3を終わります。
次に、報告事項5 学校選択制等の実施結果について、報告をお願いします。
学務課長。
○永田学務課長 報告事項5 学校選択制等の実施結果につきまして、学務課からは、中学校選択制及び小規模特認校制度の実施結果につきまして御報告いたします。
恐れ入りますが、資料5を御覧ください。
始めに、令和7年度入学の中学校選択制の実施結果でございます。
中学校選択制につきましては、子どもたち一人一人が自ら適した教育環境で、個性や能力を一層伸ばすことを目的として、新1年生となる児童とその保護者が、指定校と隣接している厚木市立中学校の中から就学を希望する学校を1校選択できるという制度でございます。
2の実施結果でございますが、受入れ上限人数について、睦合東中学校が25人、他の12の中学校につきましてはそれぞれ20人の合計265人に対しまして、66人がこの制度を使い入学をしました。隣接外につきましては、指定学校や隣接する学校に希望する部活動がない場合に限り希望することができるというものですが、今年度につきましては1人でございました。
なお、今年度の申請は、全ての中学校で受入れ上限人数を超えなかったため、抽選を実施することなく、申請者全員希望する中学校に入学することができました。
3の主な選択理由でございますが、教育環境が6人、部活動が13人、友人関係が38人、通学距離が9人でございました。
続きまして、2ページを御覧ください。
令和7年度入学の小規模特認校制度の実施結果でございます。
小規模特認校制度につきましては、少人数ならではの温かな指導や地域と連携した教育活動を推進している小規模校におきまして、通学区域以外からの就学を認めることで、児童の適性をいかした教育を推進することにより、学校規模の適正化及び学校の活性化を図る制度でございます。
2の児童を受け入れる小学校でございますが、児童数117人の厚木市立玉川小学校におきまして、市内全域から全学年での就学を受け入れるものでございます。
3の実施結果でございますが、1年生3人、4年生1人、合計4人がこの制度を使い入学しました。右側の表につきましては、入学者の指定学校になります。
学務課からの報告は以上でございます。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 それでは、引き続き教育総務課から御報告いたしますので、3ページを御覧ください。
3の令和7年度入学、住居からおおむね1キロ以内の学校の選択実施結果でございます。
(1)の住居からおおむね1キロ以内の学校の選択ということで、制度の趣旨でございますが、大規模状態にある学校の通学区域に居住する児童が住居からおおむね1キロ以内にある学校への就学を認めることにより、学校規模の適正化を図ろうとするものでございます。
(2)の1キロ以内の学校の選択対象校になりますが、大規模状態にある学校が厚木第二小学校と南毛利小学校で、選択することができる学校は、厚木第二小学校が相川小学校、南毛利小学校が緑ケ丘小学校と毛利台小学校でございます。
(3)の実施結果でございますが、緑ケ丘小学校が4人、相川小学校は0人でございました。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して何かございますか。
山本委員。
○山本委員 説明ありがとうございました。
まず、感想からなのですけれども、1ページ目の(3)主な選択理由ということで、教育環境、部活動、友人関係、通学距離と四つのものがあるのですけれども、将来的に中学校の部活動の地域移行という課題がもう迫っている状況かと思います。そうなると、部活動で中学校を移るという状況は変わってくるかと思っています。
是非そういったところ、どのように変わるかということを注視しながら、生徒たちにいい環境を作っていただけるといいと思いました。
関連して、一つだけ質問させてください。
玉川中学校、隣接外で1名の生徒さんが移ってくると。これについては、部活動という説明があったかと思います。
隣接している生徒は12名が移るということなのですけれども、やはり12名のうちに、部活動を理由にというのが多いのでしょうか。隣接外からも移ってくることを考えると、玉川中学校の部活動に非常に魅力があって移ると思うのです。その人数が分かれば、お教えいただきたいと思います。
○佐後教育長 学務課長。
○永田学務課長 部活動で中学校選択制を選択した13人の中で、玉川中学校を選んだお子さんが何人いるかというのは、今手元にないのですけれども、この隣接外の1名というのは、文化研究部というところを選んで隣接外から入学をした状況です。
以上です。
○山本委員 ありがとうございます。
○佐後教育長 他にございますか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 今の山本委員の質問と重複する部分があるのですけれども、部活動と十数人のお子さんが言っているわけですけれども、今までよくあったのは、睦合東中学校の柔道部がポイントであったと思うのですけれども、自分の指定学校にはなくて部活動で動くといった場合、どういう部活動で、1人今、文化研究部は分かったのですけれども、他にどんな部が対象だったのでしょうか。
○佐後教育長 学務課長。
○永田学務課長 令和7年度入学者の申請書を見てみたのですけれども、柔道部という記載はございませんでした。
それで、状況としては、特殊な部活動がある学校に市内全域から集まっているというわけではなくて、学区の学校にやりたい部活動がなかったと、そういった理由でございます。
例えば野球部ですとか卓球部ですとか、本当にいろいろな部活がございました。
以上でございます。
○佐後教育長 よろしいでしょうか。
他にございますか。
宮崎委員。
○宮崎委員 小規模特認校なのですけれども、玉川中に決めて10年以上経つのかなと、小規模の特徴をいかして、子どもたちのニーズに合わせ、適正な選択というか、特任ということなのですけれども、玉川小が117人で、他にも小規模の学校、どんどん減っている学校はあると思うのです。
例えば森の里小とか相川小とか。飯山小は適正配置、統廃合の検討をしていくということになっているので、どうかとは思うのですけれども、将来、小規模特認校、教育委員会として、そういう小規模の学校にターゲットを当てて増やしていくというようなことは考えていないのですか。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 令和6年度で示した方針の中で、これから小規模となっていく、児童・生徒が減っていく学校については、小規模特認校制度を弾力的に運用していこうという方針は定めておりますけれども、これはどこの学校にも言えることというか、だんだん減ってきますので、その辺は今後の推移も見ながら運用というか考えていかなければいけないと思ってございます。
以上でございます。
○佐後教育長 宮崎委員。
○宮崎委員 まだ具体的にはないということでしょうか。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 学校名は、一応示してありますけれども、その辺は確定してはいないのですけれども、このような学校は小規模特認校を運用していく方向でいこうということは、一応示している状況です。
○佐後教育長 よろしいでしょうか。
他ございますか。よろしいですか。
それでは、他になければ報告事項5を終わります。
次に、報告事項6 令和7年度学校施設整備計画について、報告をお願いします。
学校施設整備担当課長。
○中丸学校施設整備担当課長 報告事項6 令和7年度学校施設整備計画につきまして御報告申し上げます。
資料6の一覧表を御覧ください。
令和7年度は、一覧表のとおり学校施設整備を実施いたします。
表の順番に沿って内容を御説明いたしますので、恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、別紙1、長寿命化機能回復改修工事を御覧ください。
なお、それぞれの整備内容を記載した別紙の次ページ以降に、参考資料として施工箇所の位置図、施工箇所を示す配置図、立面図、平面図等を添付しておりますので、併せて御覧ください。
長寿命化機能回復改修工事につきましては、妻田小学校北棟校舎、戸田小学校南棟校舎及び依知中学校体育館併用棟校舎におきまして、施設の長寿命化を図るとともに、児童・生徒が快適な教育環境の中で安心・安全に学校生活を送ることができるよう、外壁の劣化部分等を補修した上で、外壁全面の塗装の塗り替えを実施するほか、屋上屋根の防水改修や災害時等における安全対策を図るため、窓ガラスを学校用強化ガラスに交換するなどの改修工事を実施するものでございます。
また、妻田小学校及び依知中学校につきましては、廊下のPタイルを長尺シートに張り替える内部改修工事がございます。
なお、依知中学校につきましては、体育館への冷暖房設備の設置工事、体育館の屋根及び窓ガラスの断熱改修工事を併せて実施いたします。
次に、ページが飛びますが、9ページ、別紙2、受変電設備改修工事令和6年度契約を御覧ください。
別紙の次ページ以降に参考資料として各学校の位置図、配置図を添付しておりますので、併せて御覧ください。
当該工事につきましては、林、藤塚、睦合及び荻野中学校の4校におきまして、経年劣化した施設の主要電気設備であるキュービクル式受変電設備の更新を行うものでありますが、受変電設備の製作に必要な部品の供給に時間を要するため、令和6年度に契約し、令和6年度に現場施工を実施するものでございます。
次に、15ページ、別紙3、受変電設備改修工事令和7年度契約を御覧ください。
玉川中学校におきまして、経年劣化したキュービクル式受変電設備の更新を行うものでございます。こちらにつきましても、受変電設備の製作に必要な部品の供給に時間を要するため、令和7年度に契約し、令和8年度に現場施工を実施するものでございます。
次に、17ページ、別紙4、グラウンド改修工事を御覧ください。
玉川中学校におきまして、グラウンド等舗装改修、防球ネット等一部改修工事を実施するものでございます。
次に、19ページ、小・中学校特別教室等冷暖房設備設置事業を御覧ください。
荻野中学校ほか6校の中学校におきまして、理科室、美術室、調理室、多目的室、相談室等の特別教室に、賃貸借により冷暖房設備を設置するものでございます。
次に、20ページ、小・中学校体育館冷暖房設備設置事業を御覧ください。
依知南小学校ほか12校の小学校及び林中学校におきまして、体育館に賃貸借により冷暖房設備を設置するものでございます。
次に、21ページ、校舎等整備事業を御覧ください。
まず、依知南小学校施設建て替え整備業務第1期業務につきましては、令和7年2月議会の議決を経て、本契約の締結日は3月18日、契約工期は3月19日から令和10年6月14日まででございます。
仮設校舎への引っ越しも完了しており、本年度は6月から既存校舎の解体工事を実施いたします。
また、解体工事と並行し、新校舎及び既存校舎改修実施設計を進めてまいります。
次に、緑ケ丘小学校施設建て替え整備業務第1期業務につきましては、令和7年6月議会の議決を経て、本契約の締結をしようとするものでございます。
現在、仮設校舎を建設しており、仮設校舎への引っ越しは今年の夏季休業期間中に行い、9月から既存校舎の解体工事を実施する予定でございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して何かございますでしょうか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 単純な質問なのですけれども、17ページにグラウンド改修工事で玉川中学校の件が出ているのですが、グラウンド改修を最近行った学校を見ると、以前に比べて白っぽい砂が随分あるという印象なのですけれども、以前と砂の質は変わっているのでしょうか。
○佐後教育長 学校施設整備担当課長。
○中丸学校施設整備担当課長 まず、表面の白いものについては、いわゆる塩化カルシウムというものがございます。実際にはクレイ舗装と言いまして、まず下に10センチの砕石層がございまして、さらに上に表層として10センチのクレイ舗装と言いまして、真砂土と、それと不溶性のそういうような土を改良するものを混ぜたもので構成されていると。さらにその上に粉塵対策として白い塩化カルシウムがございます。
以上でございます。
○佐後教育長 他にございますでしょうか。
よろしいですか。
それでは、他になければ報告事項6を終わります。
次に、報告事項7 北小学校の施設建て替え整備基本設計書について、報告をお願いします。
学校施設整備担当課長。
○中丸学校施設整備担当課長 報告事項7 北小学校の施設建て替え整備基本設計書につきまして御報告申し上げます。
恐れ入りますが、資料7、厚木市立北小学校建て替え整備基本設計書を2枚おめくりいただき、右下、A-1と記載されている資料を御覧ください。
施設整備コンセプトでございます。
温かく人がつながり、地域と笑顔で結ばれた学校をコンセプトとして、それを実現させるための三つの整備方針と整備に向けた視点を掲げております。このコンセプトにつきましては、PTA、教職員及び自治会から選出された委員により構成された学校関係者調整会議により決定されたものでございます。
次に、A-2を御覧ください。
敷地概要、建物概要でございます。
資料左側中段の施設概要につきまして、老朽化した南校舎を改築するものでありまして、整備後の延べ床面積3,730.18平方メートル、地上3階建て、鉄筋コンクリート造、最高高さ12.95メートルでございます。
なお、これらの数値は、詳細設計を実施することにより変わる可能性がございます。
2枚おめくりいただき、A-5、校舎配置イメージを御覧ください。
現況配置と整備後配置を見比べていただきますと、南校舎は現在の位置と同じ場所に建て替えるものでございます。また、南校舎の建て替えに合わせまして、北校舎につきましても、さらなる学校運営の向上等を図るため、外壁、屋上、内装及び電気、給排水、空調設備の改修やエレベーターの設置を含めた大規模改修を計画してございます。
1枚おめくりいただき、A-8、平面ゾーニング計画を御覧ください。
まず、図面左下の1階平面図につきまして、上が既存北校舎、下が建て替える南校舎、左側が既存西校舎でございます。南校舎には校務センター、校長室、保健室、会議室等の管理諸室を配置します。北校舎には、左側から通級指導教室、プレイルーム等、右側に図工室、地域連携室、放課後児童クラブなどを配置し、手動リングシャッターで区画し、地域会合が容易になるよう計画してございます。
次に、その上の2階平面図につきまして、南校舎に普通教室、特別支援級教室を配置しております。左側に吹抜けを有する図書室・学習コーナー、DENと名づけた多目的空間を設けております。北校舎には校内フリールーム、相談室、こころの教室、普通教室、リソースルーム、多目的ルームを配置してございます。
次に、図面右下の3階平面図につきまして、普通教室、特別支援級教室、国際教室及び多目的ルームを配置しております。先ほど御説明した図書室及びDENの上部が吹抜けとなっております。
次に、その上の4階平面図につきましては、室があるのは北棟校舎だけであり、音楽室、家庭科室、理科室などの特別教室を配置しております。
1枚おめくりいただき、A-10、環境負荷低減の取組でございます。
新校舎及び大規模改修を行う北校舎の省エネルギーの目標といたしまして、空調、換気、照明設備といった一次エネルギー消費量の基準値を50%以上削減するものとしております。削減の手法としては、校舎外壁や窓の断熱化、空調・照明機器のLED化などの効率の良い機器の選定などがございます。
また、エネルギー削減のほか、エネルギーを作り出すため、新校舎の屋上への太陽光パネル設置を行い、省エネルギーと合わせ一次エネルギーの削減率を75%以上とし、NearlyZEBとなる建物といたします。
ページが飛びますが、A-28の工事仮設ステップ図を御覧ください。
まず、1の仮設校舎整備につきましては、学校敷地の南側に仮設校舎を設置する予定であり、赤い斜線で囲んだ部分が工事エリアでございます。工事エリアは工事用のフェンスで区画します。仮設校舎整備期間は、令和7年11月から令和8年7月までを予定しております。
次に、2、南校舎及びプール解体、既存校舎改修につきましても、工事エリアは赤い斜線で囲んだ部分でございます。解体工事の期間は、令和8年10月から令和9年7月までを予定しております。
次に、新設校舎整備、既存校舎改修につきましては、工事エリアは、やはり赤い斜線で囲んだ部分でございます。期間は、令和9年9月から令和10年12月までを予定しております。
次に、4、仮設校舎解体につきましては、工事エリアは赤い斜線で囲んだ部分でございます。期間は、令和11年4月から令和11年8月までを予定しております。
なお、新校舎の供用開始は、令和11年4月を予定しております。
仮設校舎解体後、外構の復旧などを行い、建て替え整備事業は完了となります。
次に、主な諸室の計画につきまして御説明いたします。
1枚おめくりいただき、B-1を御覧ください。
普通教室の整備計画でございます。建て替え事業が先行して進んでいる依知南、緑ケ丘小学校に準じまして35人学級を標準とし、特別支援学級児童が通常学級におきまして交流・協働学習することを想定し、40人収容の広さとしております。廊下側の間仕切りを大きく開放することができますので、教室と廊下を合わせた空間としてグループ活動などに活用できます。
次のページ、B-2は、その廊下間仕切りの開閉のイメージ図でございます。
B-3を御覧ください。
北校舎の普通教室整備計画でございます。既存校舎であり、間仕切り壁は鉄筋コンクリートの耐震壁となっており、教室の面積を変えることができませんので、収納方法を工夫しております。
次のページ、B-4は、イメージ図でございます。新校舎と異なり、廊下間仕切りを開放しても柱が残ります。
1枚おめくりいただき、B-6は、特別支援教室の計画でございます。移動式の間仕切りにより、そのときの必要に応じた教室を確保します。
次に、1枚おめくりいただき、B-8は、図書館・メディアセンターの計画でございます。南校舎の2階に設け、吹抜けを有しており、開放感のある空間となっております。
図書館の下の1階部分は中庭に通じるピロティーとなっており、消防車両等を通過させるため、床の高さを一部上げる必要がありますことから床に高低差が生じますが、これをいかし階段状とすることにより、単調なフルフラットの床よりも空間に立体感とメリハリが生まれ、変化に富んだ面白い空間となっております。
B-9は、図書館・メディアセンターのイメージでございます。吹抜けがあり開放感がある様子や、右上の図では階段状の部分に腰かけている様子、右下の図では廊下がスロープになっている様子が描かれております。
次のページ、B-10は、国際教室フリースペースの計画でございます。国際教室は、図書館の上の階にありますことから、吹抜けに面し、階段状の部分もあり、居心地の良い空間となっており、他の児童との交流も容易に行える空間構成となっております。
次に、B-11、多目的スペースにつきましては、北校舎に設けるものであり、学年集会ができる広さとしております。また、壁面にスクリーン兼ホワイトボードを設け、グループワークなどの授業をより自由に行うことができるものといたします。
次に、ページ飛びますが、B-17を御覧ください。
先ほど御説明したDENと吹抜けの計画でございます。吹抜けを設けることにより、自然採光や通風が確保されます。上下の空間をつなぎ立体的な連続空間とすることにより、学校のにぎわいや児童の居場所の創出に寄与するものとなってございます。DENは、作品スペースや児童の交流の場としての活用が期待されます。
次のページ、B-18は、DENのイメージでございます。
1枚おめくりいただき、B-20を御覧ください。
トイレのレイアウト計画でございます。まず、左上の図、教室エリアである南校舎の2階、3階には、通常の男女トイレのほかにジェンダーレストイレ、車椅子対応トイレを設けます。
次に、図面右上、南校舎の管理諸室エリア及び北校舎の地域開放エリアにベビーチェア、オストメイト、介助ベッドを有する多目的トイレを設けます。
また、図面左下、北校舎西側1階から4階トイレには、車椅子対応トイレを設けます。
次に、1枚おめくりいただき、B-23を御覧ください。
南側から見た外観イメージでございます。柱と梁を教室内に表さないため、外壁側に柱、梁型が構築されますことから、外壁面に陰影が生じることにより表情が生まれ、リズミカルな印象となり、圧迫感が少なくなるものとしてございます。また、日差しの軽減に寄与する形状となっております。
次のページ、B-24、東側から見た外観イメージでございます。
次に、B-25は、外構整備計画でございます。中庭を児童が集い、にぎわいの場や憩いの場として整備いたします。また、遠足用のバスが駐車できる駐車場を設置いたします。
1枚おめくりいただき、B-27は、中庭のイメージでございます。
次のページ、B-28は、地域交流、防災、セキュリティー計画でございます。地域交流として、夜間、休祝日における北校舎1階の地域連携室や図工室の地域開放を計画しております。手動リングシャッターにより地域開放エリアを区画します。
防災計画としては、災害時に北校舎及び体育館を避難所とした場合、新校舎での学校運営が早期に再開できるよう区画できるものとし、また、北校舎1階に防災備蓄倉庫を設けます。
次に、B-29は、環境教育の取組でございます。関係書籍の展示、環境サイン、断熱有無の体験スペース、太陽光発電モニターによる見える化、記念樹の植樹などの取組を検討しております。
説明は以上とし、その他は割愛させていただきます。後ほど、お目通しいただければ幸いでございます。
報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して何かございますでしょうか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 説明ありがとうございました。
幾つかあるのですけれども、まず、普通教室、先ほどの説明で、35人学級を想定して40人定員という説明があったのですが、中に36人定員もあるようなのですけれども、その辺は何か理由があるのかをお聞かせ願いたいと思います。
それから、これは感想ですけれども、今の小学生のランドセルはすごく大型化していて、タブレットもA4のプリントもそのまま入るので、教室の後ろのロッカーはすごく1年生は特に入れにくいことがあったのですけれども、今回のこのB-5で説明されているような背面のロッカーは少し大きめになっているのでしょうか。もしそうなっているとすると、子どもたちにとってはすごくいいと思いました。感想です。
それから、あと、一番最後のB-30のところに、太陽光パネルを設置して電気を作るというものがあったと思うのですけれども、実際に今日のように比較的いい天気のときはどのくらいの電力が発電できるかを私でも分かるような、どのくらいできるというものがあれば、例えば教室全部、1教室分、1時間目から6時間目まで電気を点けていても大丈夫ですとか、例えを言ってくださると分かると思うのですけれども、分かる範囲でお願いできればと思います。
それから、最後、これは自分で気が付かなかったのですけれども、新しい校舎になるとプールがなくなると思うのですけれども、この辺は今後どのようになっていくのか。プールがなくなった場合、その後の学習活動はどうなってくるのか、その辺をお知らせ願いたいと思います。
○佐後教育長 学校施設整備担当課長。
○中丸学校施設整備担当課長 まず、35人と36人の違いなのですけれども、35人は、特別支援級も含めまして40人という形で、これは新校舎の計画でございます。36人は北校舎の既存校舎の想定、その違いがございます。
それと、2番目の収納につきましては想定する収納物が、B-5でございますけれども、そういった収納物を想定してございまして、これが教室の中に全て収まるということで考えております。
ちなみに、背面だけでは入り切れないので、側面に可動式の収納を設けることで対応していくことを考えてございます。
それと、太陽光発電の発電量なのですけれども、こちらの発電量については、目標としましては、厚木市の地球温暖化対策計画というのがございまして、そちらですと使用料の40%を賄うようにということで、そちらを目標としているのですけれども、実際の実施設計を組んでどれぐらい電気を使うのかといったところがないと、具体的な数字等がお示しできません。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 プールに関しましては、厚木市立小・中学校の水泳授業及びプールの在り方に関する基本方針というものを定めておりまして、その中で、令和15年度までに小学校のプールは委託化をしていくという方針を定めています。
ちなみに、昨年度は飯山小学校と荻野小学校が民間委託のプールで授業をしたというような件がございます。今年度につきましては、戸田小学校と森の里小学校が委託の授業をするという計画で、毎年学校を増やしていく計画がございまして、令和15年度までには23校実施をする予定となってございますが、いろいろな課題等もございますので、その辺も克服できるか検討をしているところです。
具体的には、市内になかなか委託を受け入れる業者が少ないということと、あと、移動手段です。バスの関係で、今、なかなか観光バス等移動手段、バスの運転手の問題もございますので、なかなかバスの確保が難しいということがございますので、今後もその辺の状況を見極めながら、学校を決めて委託化を進めていく計画でございます。
以上でございます。
○佐後教育長 他にございますか。
山本委員。
○山本委員 説明ありがとうございました。
例えば、B-2のイメージ、レイアウト検討を見ると、すごく木を使っているのですよね、恐らく。非常に柔らかい教室だな、こんな学校で小学校時代を過ごしたかったと今更ながらに思ってしまうのですけれども、幾つか教えていただきたいのですが、吹抜けがたくさんあったかと思います。その吹抜けのデザインがすばらしいと思ったのですけれども、安全対策はしっかり考えられていると思いますけれども、是非そのあたり、お教えいただきたいということが一つです。
それから、外壁のところのレイアウト図、例えばB-23はすばらしいと思って見ていたのですけれども、この茶色い部分というのは鉄筋に色を塗っただけなのでしょうか、それとも、中と同じように、内装と同じように木をふんだんに使った建物ということになっているのでしょうか。お教えいただきたいと思います。
○佐後教育長 学校施設整備担当課長。
○中丸学校施設整備担当課長 ありがとうございます。
まず、吹抜けの安全性につきましては、依知南や緑ケ丘でも同じような課題がございまして、考えられるのは、まず高さを上げるというところと、あと、足を引っかけるようなところを極力なくすといったようなところで考えてございます。
外壁の色につきましては、鉄筋コンクリートで塗装ということで考えてございます。
以上です。
○佐後教育長 他にございますでしょうか。
森委員。
○森委員 全体的には、本当に今、山本委員がおっしゃったとおり、すごくいいと思いました。こんなところで日々過ごせるのだったら楽しいと思いましたけれども、二つだけ確認したいです。
B-2のところが、説明にもございましたとおり、教室だけではなくて、廊下もいろいろな活動で使えますというような配慮でオープンにされていて、これが全教室こうだと耐震の、中に柱がなくても空けて大丈夫なのかという単純な疑問です。
それから、もう一つは、B-10で国際教室フリースペースとあるのですけれども、フリースペースというのは、英語でもちろんフリースペースなのですけれども、国際教室とあるのが、何をもって国際教室としているのかというのを伺いたいと思いました。
以上です。
○佐後教育長 学校施設整備担当課長。
○中丸学校施設整備担当課長 ありがとうございます。
まず、廊下のオープンにつきましては、新校舎については、新しく構造計算しますので、そういった意味では、安全性については問題ないということです。新しい建物につきましては、学校に重要度係数というものがございまして、通常の基準を1としますと、それを1.25倍にして、構造については安全性をさらに向上させるという計画となってございます。
それと、国際教室ですけれども、まずこちらは位置的にちょうど南棟と北棟の真ん中にございまして、そういった意味でも、交流的には位置的にもよろしいというようなところで、その位置で、学校関係者調整会議の中で、そういったようなこの場所がふさわしいだろうということで決定をさせていただいております。
以上です。
○佐後教育長 森委員。
○森委員 すみません、質問の仕方が違いました。
場所のことではなくて、あえて国際教室というネーミングを上げていることが、どういうことを意図して国際教室なのか。先ほどの御説明の中では、ここは地域の方々にもみたいな御説明があったと思うのですけれども、何をもって国際教室で、でもフリースペースとしても使います。すごく分かるのですけれども、国際教室というネーミングをあえて使うことの目的というか、意味を知りたい。場所は特に問うておりません。
○佐後教育長 教育指導課長。
○本間教育指導課長 国際教室につきましては、現在も厚木市立の学校に設置されていますが、日本語の指導が必要なお子さん、外国につながりのあるお子さんを中心に、そちらの国際教室に、在籍は通常の学級のほうに在籍しているのですけれども、そちらの国際教室で日本語の学習をしたり、あるいは、日本語のサポートをしながら、例えば算数、数学などの基礎的な学習そこで補習のような形で学習したりという場所がございます。
日中、生徒が学校にいる時間は、そのような形で国際教室というような使い方をさせていただくことになると思いますが、ただ、放課後等はそちらの教室は使いませんので、そのような意味合いを含めているのかと理解しております。
以上です。
○佐後教育長 森委員。
○森委員 あまりよく分からないのですけれども、地域性を持ってなのかどうか、前回の会議の中で、厚木の学校のどこかに、事前に国際教室のようなものを作りますと御説明があったと思うのですけれども、あえて北小では、そういうイメージのお部屋なのか、それが結構広い場所をあえて取っているのかとか、今後、これから長寿命化でいろいろと考えるときに、一つの場所に集め、でも、そうすると、教える人も難しくなってしまうのですけれども、その辺の兼ね合いが、どれだけの利用者がいらっしゃるのか分かりませんけれども、国際教室で言語だったり文化だったりを習得しなければいけない児童がどれだけいるのか分かりませんけれども、かなりのスペースを設けて、いいと思いましたけれども。
○佐後教育長 教育指導課長。
○本間教育指導課長 日本語の指導、支援が必要なお子さんが、今、厚木市の小・中学校におよそ300人おりまして、地域によってもそういった方の人数には多少偏りがあるかと思うのですけれども、北小学校の学区は、かなりそういった状況にあるお子さんも多い地域なのかと思います。
先ほどお話があった、ここで立ち上げたというものは日本語指導プレクラスといいまして、厚木中学校の敷地内に新たに設置したのですけれども、それは従来の国際教室、こちらは年間を通じて子どもが通って学習をする場所なのですけれども、それとは別に、編入、転入をされたお子さんで、ほぼ日本語が話せないようなお子さんもいたりする中で、そういったお子さんが円滑に学校生活に適応できるように、4週間程度の集中的な日本語指導ですとか、あるいは生活のいろいろな勉強をするという場所として、この令和7年度より立ち上げさせていただいたのがプレクラスでございます。
なので、プレクラスは、今、厚木市内の中では1か所、厚木中学校敷地内にあるのですけれども、国際教室については、その上でやるとか、幾つかの学校に設置されている状況になります。
以上です。
○佐後教育長 森委員。
○森委員 私の中で、学校の中に国際教室のようなものがあったときに、日本人の生徒である私がここの教室に行くと、グローバルなものが置いてあったりとか、体験ができたり、それからインターネットで外国の人たちと交流ができたり、何か日本語をより学ばなければいけないスペースというもののイメージがしなかったのですね。
だから、何で国際教室という、仮かもしれませんけれども、特定のという言い方は失礼ですが、ある限られた人たちがここで学びますよというのが国際教室なのか。北小の中での国際教室とかそのルームでいくと、グローバルなものを知見できる、または体験できる、そのようなイメージがあったので、そういう目的であったら、国際教室というネーミングは妥当なのかというのも、今後の検討課題にしていただけたらいいという気がしました。
○佐後教育長 教育指導担当部長。
○長谷川教育指導担当部長 国際教室というのは、外国籍のお子さんで日本語の指導が必要だという方が5名以上いると、教員が1人配置されるのですね。そうすると、国際教室を開設することができるという。要するに、厚木で別にその名称が決まっているわけではなくて、これは全国的にこう決まっているものなので、それで国際教室というネーミングになっています。というのがまず一つです。
その中で、取組の中に、基本的にはそこの教室では日本語を一定時間国際教室に来て、例えば数名のお子さんが学習していくと、そこには専任の先生がいらっしゃるという形になっております。
ただ、学校の中では、例えば人権週間などを使って、国際教室の子どもたちが自国の文化などを発信したりということをやっていたり、また、そこを休み時間などにはオープンにして交流したりというような形での国際交流というか、その部分というのはあるのですけれども、ネーミングとしてはそのような形になっております。
以上でございます。
○森委員 分かりました。決まっているのですね。
○佐後教育長 他にございますでしょうか。
宮崎委員。
○宮崎委員 私は、場所のことをお聞きしたいのですけれども、先ほど、課長から、学校関係者との意見聴取ももう進められているということを聞いたのですけれども、この配置のA-8なのですけれども、私が気になったのは、学習室が北校舎の3階の端にあるのです。職員室は、多分教務センターのことだと思うのですけれども、これが西校舎の1階ですかね。
学習室というのは、特別に支援の必要な子が集まる、生活する場所だと思うのです。この動線が、私の感覚からすると遠いかと。小学校なので常に学校の先生はいられるとは思うのですけれども、休み時間などで離れたときに、こういう配慮の必要な子が職員室から遠いところの配置で、学校関係者の方はこれで了解されたのか、確認されたのかと思ったのです。その辺、何も意見出なかったのですか。
○佐後教育長 学校施設整備担当課長。
○中丸学校施設整備担当課長 こちらの配置につきましては、PTAとか教職員ですとか地元の自治会から構成されております、先ほど御説明した学校関係者調整会議というもので諮っているもので、合計5回ほど開いてございます。
それで、意見的には、やはり車椅子使用の方がいられて、そういった方は1階がいいですとか、2階については、不登校とかそういったところで、別動線で行けるほうがいいとか、そういった意見がございまして、そういったいろいろな意見があった中で、このようにまとめられたということでございます。
○佐後教育長 宮崎委員。
○宮崎委員 そのメンバーに校長先生もいられるのですね。
○佐後教育長 学校施設整備担当課長。
○中丸学校施設整備担当課長 いらっしゃいます。
○佐後教育長 宮崎委員。
○宮崎委員 それで、学校の校長先生もこの動線で特別支援の教室がいいという判断をされたということですか。
○佐後教育長 学校施設整備担当課長。
○中丸学校施設整備担当課長 そうですね、全部が全部ではないですけれども、ほとんどの先生に集まっていただいて、もんでもらったようなときもございましたので、それはもう御承諾の上でプランはまとまってございます。
○宮崎委員 これだけでは距離が分からないのですけれども、私の感覚では、1階と3階で遠いかと。でも、学校の関係者が了解されているのであれば、より安全に気を付けながら学校生活を見守る必要があると思いました。
○佐後教育長 他にございますでしょうか。
よろしいでしょうか。
それでは、他になければ報告事項7を終わります。
学務課長。
○永田学務課長 先ほど報告事項5で杉山委員からの質問に対して、お答えできなかったところなのですけれども、数字が分かりましたので回答させていただいてもよろしいでしょうか。
中学校選択制を利用して玉川中学校に入学した方の13人のうち、部活動を理由にしている人は何人だったかという質問ですけれども、7人でございます。
市全体でも、部活動を理由として中学校選択制で入学した方は13人いるので、市全体の中でも、玉川中学校は7人ということで、他の中学校に比べると部活動を理由にしているものが多かったということになります。
以上でございます。
○佐後教育長 よろしいですか。
○佐後教育長 それでは、ここで暫時休憩といたします。
再開後は会議を非公開としますので、関係者以外の方は御退席ください。お疲れさまでした。
暫時休憩16時25分
再開時刻16時26分
報告事項4 事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
(資料に基づき報告し、了承された。)
以上で本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
なお、非公開案件の資料については、事務局により処分いたしますので、後ほど回収させていただきます。
これをもちまして、令和7年厚木市教育委員会4月定例会を閉会いたします。
お疲れさまでした。
閉会時刻16時29分
議案書等
会議の議案書等は次のとおりです。ただし、会議において非公開とされた案件及びパンフレット等で電子化が困難なものは掲載していません。
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〒243-8511
厚木市中町3-17-17
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更新日:2025年09月26日
公開日:2025年09月26日