令和7年厚木市教育委員会10月定例会

更新日:2026年02月24日

公開日:2026年02月24日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

令和7年10月28日 火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 佐後 佳親
教育長職務代理者 杉山 繁雄  
委員 山本 正彦
委員 宮崎 昌彦
委員 髙木 友子
事務局
岸間教育部長、長谷川教育指導担当部長、金子教育総務課長、
本間教育指導課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 協議事項

(1) 第3次厚木市教育振興基本計画(案)について
(2) いじめ防止対策推進法「重大事態」に係る再発防止策について

3 報告事項

(1) 第39回和田傳文学賞受賞者について
(2) 令和7年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について



会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻14時00分

○佐後教育長 それでは、ただいまから令和7年厚木市教育委員会10月定例会を開会いたします。
現在の出席者は5人で、定足数に達しております。
厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として山本委員を指名させていただきます。よろしくお願いいたします。
始めに、このたび教育委員会委員として、新たに髙木友子委員が就任されましたので、御挨拶をいただきたいと思います。
髙木委員、よろしくお願いいたします。
○髙木委員 髙木でございます。改めましてよろしくお願いいたします。
湘北短期大学に勤めております。そろそろ25年近くになります。保育学科の教員でして、今の仕事は乳幼児さんを中心に学生たちに教えておりますけれども、文部科学省からもございますが、やはり、それこそ私が奉職するときから幼保小の連携というのは課題でして、そこにずっと興味を持ち、小学校の観察なども続けさせてもらっておりましたが、残念ながらコロナで今中断してしまいまして、なかなか実際の現場は伺えずにおります。
ここでまた教育委員会での教育委員というお仕事をいただきまして、厚木市のお子さんたち、小さいお子さんも、中くらいのお子さんも、大きいお子さんも、皆さんが家族と笑顔で過ごせますように、何かしら私のこれまでの経験が役に立てるように努力してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○佐後教育長 ありがとうございました。それでは、これからどうぞお力添え、よろしくお願いいたします。
それでは、私から報告いたします。
それでは、令和7年9月26日金曜日に開催されました9月定例会以後の主な行事等について御報告申し上げます。
お手元の教育長報告を御覧ください。
始めに、6番目でございます。
10月1日水曜日に、第二庁舎16階会議室において、令和7年度東関東吹奏楽コンクール出場報告会が開かれ、藤塚中学校吹奏楽部3年生生徒17人と校長先生、顧問の先生が出場報告に来られました。
藤塚中学校吹奏楽部は、8月12日火曜日に川崎市スポーツ・文化総合センターで行われた神奈川県吹奏楽部コンクールにおいて金賞を受賞するとともに、最優秀に当たる朝日賞を受賞し、東関東大会への出場権を手にしました。
9月20日土曜日に水戸市民会館で開催された第31回東関東吹奏楽コンクールにおいては、繊細かつダイナミックな最高な演奏を披露し、銀賞というすばらしい成績を収められました。東関東吹奏楽コンクールの舞台に立てた経験は、これからの子どもたちの人生の中で大切な宝物になると思います。生徒一人一人の今後のますますの活躍を期待したいと思います。
次に、9番目と15番目でございます。
10月4日土曜日と12日日曜日に、依知小学校、森の里小学校、緑ケ丘小学校、依知南小学校の運動会を視察いたしました。それぞれの小学校では、練習の成果を発揮して、生き生きと競技や表現活動に取り組んでいました。当日は大勢の保護者の皆様や地域の方々にも参加していただき、こどもたちに声援を送っていただいたことに感謝を申し上げたいと思います。
また、森の里小学校では、地域学校協働活動の取組として、地域と学校の合同での運動会が実施されていました。地域の皆様に見守られた温かな雰囲気の運動会であったと思います。新たな運動会の在り方として、その成果は市内小・中学校で共有してまいりたいと思います。
次に、12番目、戻りますけれども、12番目でございます。
10月5日日曜日、アミューあつぎにおいて、FLY TO NZ PROJECT in Hamilton 2025実績報告会が開催され、参加してまいりました。
この報告会は、8月6日火曜日から8月17日土曜日まで、FLY TO NZ PROJECTとして、ニュージーランド・ハミルトン市にホームステイし、現地のロトトゥナ中学校に短期留学を行った8人の中学生が、現地での体験や感想、これからの思いなどを報告するものです。
報告会では、それぞれの生徒が日本と異なる学校の様子やマウイの文化、ホームステイ先の家族との交流などを、映像を交え分かりやすく伝えてくれました。また、報告会にはロトトゥナ中学校の校長先生、副校長先生にも参加していただき、帰国後の子どもたちの姿を見ていただく貴重な機会にもなりました。参加した中学生が、将来世界で活躍してくれることを期待したいと思います。
次に、18番目でございます。
10月16日木曜日に、本庁舎第二応接室において、髙木友子教育委員の任命発令式が行われました。髙木委員には先ほど御挨拶をいただきましたが、9月議会において、市長が教育委員を任命したい旨、議会に同意を求めたところ、賛成全員で同意が得られ、このたび任命発令が行われました。髙木委員におかれましては、厚木市の教育の振興、発展にお力添えいただきますよう、よろしくお願いいたします。
次に、19番目でございます。
10月18日土曜日に、市立中学校において文化発表会が開催され、その中から依知中学校、睦合東中学校、藤塚中学校を訪問いたしました。
文化発表会では、こどもたちの作品展示や合唱コンクールが開催されており、生徒のすばらしい作品を見せてもらうとともに、クラス合唱の発表を聞くことができました。合唱の発表では、どのクラスも心を一つにしたハーモニーを響かせており、歌い終わった生徒たちの満足した表情がとても印象的でした。
また、藤塚中学校では、有志合唱団と東関東吹奏楽コンクールに出場した吹奏楽部のすばらしい演奏を聞かせていただきました。学校行事をとおして成長する子どもたちの姿に感動を覚えた一日でした。
次に、23番目でございます。
10月23日木曜日に、本庁舎特別会議室において、令和7年度厚木市総合教育会議第2回会議が開催され、教育委員の皆様と共に出席いたしました。
議長は山口貴裕市長が務められ、厚木市教育大綱について、第3次厚木市スポーツ推進計画の策定についての意見を議題とし、第11次厚木市総合計画について、市の鳥制定についての意見の報告事項がございました。会議では市長と活発な意見交換を行うことができ、大変有意義であったと思います。これからも教育委員会として、「子育て・教育で選ばれるまち」厚木を目指し、市長と共に教育施策を推進してまいりたいと思います。
次に、25番目、26番目でございます。
10月26日日曜日に、厚木市文化会館で行われた令和7年度厚木愛甲地区中学校文化連盟芸術祭、音楽発表会、演劇部部会発表会に参加いたしました。
大ホールで行われた音楽発表会では、本市の各中学校有志合唱団による合唱が披露されました。音楽が好きな生徒が自主的に集まり、昼休み等の時間を使って練習を重ねた合唱は、美しいハーモニーと子どもたちの表現する楽しさが伝わってくるすばらしい演奏でした。
小ホールで行われた演劇部部会発表会では、市立中学校3校の演劇部が発表を行いました。作品の世界に思わず引き込まれてしまうすばらしい発表に驚くとともに、心から感動いたしました。また、セットや照明、音響などもレベルが高く、日頃の練習や、良い作品をつくり上げるための努力が伝わってきました。音楽発表会、演劇発表会ともに生徒のすばらしい発表に触れ、芸術の秋を堪能させてもらった一日でした。
続きまして、27番目でございます。
令和7年厚木市議会第6回会議(9月定例会議)の結果につきまして、教育部長から報告させていただきます。
教育部長。
○岸間教育部長 教育長報告4ページの27番を御覧ください。
先月26日に開催されました教育委員会9月定例会以降の市議会第6回会議(9月定例会議)の開催状況につきまして報告させていただきます。
2を御覧ください。
10月3日に予算決算常任委員会が開かれ、教育委員会関連の決算及び補正予算に関する議案の採決が行われ、決算に係る議案第77号及び議案第82号は認定すべきものと、補正予算に係る議案第92号及び議案第93号は可決すべきものとされました。
次に3でございますが、10月6日に9月定例会議の最終日となる本会議が開かれ、上程された議案等の採決が行われました。
教育委員会関連は、議案が5件、陳情が1件で、髙木委員の任命に関する議案第63号は、出席議員全員の賛成により同意されました。また、令和6年度の決算に係る2議案は認定され、令和7年度の補正予算に係る2議案も可決されました。最後に、議会に対して提出されました、国に対して意見書の提出を求める陳情第12号については採択され、同日の本会議の閉会をもって、令和7年厚木市議会第6回会議(9月定例会議)の全予定は終了いたしました。
私からの報告は以上でございます。
○佐後教育長 本日の日程のうち、協議事項2、報告事項1及び報告事項2については、個人に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により、会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
○佐後教育長 御異議ありませんので、非公開とし、日程の最後において審議を行うことといたします。
協議事項に入ります。
協議事項1 第3次厚木市教育振興基本計画案について、協議内容の説明をお願いします。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 それでは、第3次厚木市教育振興基本計画案につきまして御説明申し上げます。
説明後につきましては、教育委員の皆様に御協議いただき、いただいた御意見や御提案等、この計画に反映できるものにつきましては反映させていただきまして、庁議に図ってまいりたいと考えてございますのでよろしくお願いいたします。
それでは資料ですが、まず、本編の資料に概要版がついてございますので、併せて御覧いただければと思っております。協議事項でございますので、少し説明が長くなりますがよろしくお願いいたします。
それでは、本編を御覧ください。
1枚おめくりいただき、目次を御覧ください。
計画は第1章の計画の概要から第4章、計画の推進の4章立てとなっており、最後に各種資料を添付し、資料編としております。
1枚おめくりいただき、1ページの計画の概要、計画策定の趣旨を御覧ください。
趣旨でございますが、現在、第2次厚木市教育振興基本計画に基づき、様々な教育施策を推進しているところでございますけれども、新型コロナウイルス感染拡大を契機とした生活様式の変化や少子化の加速、デジタル化の急速な進展など、教育環境が策定時から大きく変化していること。
また、国の第4期教育振興基本計画や、令和8年度からの第11次厚木市総合計画や、関連する個別計画などと整合を図り、将来を見据えた教育の方向性を定める必要があることから、第3次厚木市教育振興基本計画を策定するものでございます。
2ページを御覧ください。
計画の位置付けでございますが、計画の位置付けにつきましては、教育基本法第17条にある、地方公共団体は国の計画を参酌し、その地域の実情を当該の地方公共団体における教育の振興のための施策に関する基本的な計画を定めるよう努めなければならないという規定に基づき、本市の教育振興のための施策に関する計画として位置付けるものでございます。
なお、第3次計画が教育大綱を包含し、一体的に位置付けるものといたします。
下の体系図を御覧ください。
策定に当たりましては、国の第4期教育振興基本計画及び神奈川県のかながわ教育ビジョンを参酌するとともに、第11次厚木市総合計画や、関連する個別計画とも整合を図っていくものでございます。
3の計画の構成と期間でございますが、令和8年度を始期として、10年間の計画期間をとおして教育の在り方を示す基本理念と、5年で社会状況の変化に対応して見直しを実施する基本方針、施策、実施計画を一体的に捉え、市民の皆様にとって分かりやすい構成といたします。
概要版を御覧ください。
まず、社会の動向として、少子化により児童・生徒数が減少していること、ICTやAIなど技術革新が広がっていること、共働き家庭や地域とのつながりが変化していること、人生100年時代が到来し、市民一人一人あらゆる世代が生涯にわたって学び続けられる教育環境がこれまで以上に重要になっていくこと、多様な背景を持つ人々と共に生き、誰一人取り残さない社会の実現が求められていることなどが挙げられます。
また、先ほども申しましたが、国や県の計画を参酌するとともに、本市の第11次総合計画や関連する個別計画との整合を図り、計画をしていくものでございます。
本編では、3ページから人口推計や全国学力・学習状況調査の結果、市民実感度調査の結果などを、グラフを用いてお示ししております。
本編の11ページを御覧ください。
ここからは第2次計画の方針ごとの課題を挙げ、第3次の計画に必要である考え方、また、新たな視点として取り入れる課題などを記載しております。
まず、(1)の自立につながる「生きる力」の育成。第2次計画の基本方針の1に当たるものですが、デジタル教材の導入、活用により、児童・生徒や教職員が端末操作に対して、操作スキルの定着や安心して活用できる環境づくりを推進していく必要があること。また、オンライン環境の整備による継続的な学びの場を提供すること。また、小中一貫教育の推進による9年間を見通した支援体制の整備についての課題を挙げております。
(2)こどもたちを育てる支援体制の充実、第2次の計画の方針2に当たります。教職員の負担軽減や多忙化解消に向けた取組。教職員が研修・研究に取り組める環境の整備をすることで、児童・生徒の教育的ニーズに応じたきめ細かな支援、また、教職員を支える人材の確保などの課題を挙げております。
(3)安全な教育環境の整備、第2次計画の方針3でございますが、児童・生徒が安心・安全で快適に学校生活を送ることができるよう計画的な施設の修繕などを行っていくことや、児童・生徒数を見据えた学校の適正規模・適正配置については、保護者や地域の方などの意見を丁寧に伺いながら効果的に進めていくことなどを挙げております。
(4)安心して共に学べる教育の推進、第2次計画の方針4に当たるものです。児童・生徒一人一人の状況に応じた個別支援や、外国にルーツを持つ児童・生徒、特別な支援を必要とする児童・生徒への配慮、的確な対応などが求められております。
(5)家庭・地域・学校の協働の推進、第2次計画の方針5でございます。家庭・地域・学校がつながりを持つ取組としてのコミュニティ・スクールにおける課題や、家庭教育の充実が重要であることなどを挙げております。
(6)地域主体で取り組む社会教育の振興、基本方針6でございます。本市の特色でもある15の公民館を核として、地域で共に学ぶ機会を拡充し、公民館事業を充実することや、学級講座など多様な学習機会の提供など、社会教育の重要性を挙げております。
(7)地域文化の振興と自主的な学びの支援、第2次計画の方針7でございます。生涯学習の拠点である郷土博物館事業の情報発信や、図書館を中心とした市民の読書活動を推進する必要性などを挙げております。
(8)スポーツ活動の推進、基本方針の8でございます。「スポーツをする人、みる人、支える人、これらのスポーツに関わる全ての人たちが、共にスポーツの持つ多様な価値を享受できる地域社会」の実現に向けて、誰もがスポーツを楽しめるまちの実現、子どもの健全育成、高齢者の健康づくりなど、幅広い視点を持って事業を推進していく必要性などを挙げております。
(9)からは、第3次計画に新たな視点で取り入れる幼保小連携や生涯学習、教育DXの課題などを記載しております。まず、幼保小連携でございますが、幼保小の学びの連続性を確保することや、スタートカリキュラムや架け橋プログラムの実施などを通じて、小学校教育への円滑な接続を図っていくことの必要性を挙げております。
(10)生涯学習でございます。厚木市生涯学習推進計画に基づき、学習機会を提供するほか、リカレント教育の必要性など、多様な観点から学習の機会を提供していく必要性があることを挙げております。
(11)教育DXでございます。本市ではGIGAスクール構想により、児童・生徒1人1台の端末を整備して、子どもたちが主体的・協働的に学ぶ授業づくりを進めているところでありますが、今後は学びの質の向上と教職員の働き方改革を両立して、授業改善と校務の効率化を一体的に推進していく必要性などを挙げております。
次に、概要版を御覧ください。
構成図を御覧ください。
本市が目指す教育施策の方向性として、第3次計画では、基本理念を「未来を創る人づくり」といたしました。
第3次計画では、本市の教育のあるべき姿を中長期的な視点で見据え、将来の予測が困難な時代において自ら未来を切り開いていく「挑む力」、多様性を認め合い、平等で課題解決する「つながる力」、新たな価値とより良い社会を創り出す「築く力」を備え、本市の将来を自分事として捉え、自らの力で創り上げていける人材の育成を目指すため、「未来を創る人づくり」としたものでございます。
次期計画は、基本理念を実現するため四つの基本方針を挙げております。
一つ目は、児童・生徒に必要な資質・能力の育成。
二つ目に、安心・安全に、共に学ぶことができる教育環境の整備。
三つ目に、地域社会との連携・協働を中心とした教育体制の充実。
四つ目、生涯にわたり心豊かな生活を支える学びの推進。
新たな計画は、ライフステージに応じたこの4本の柱、そして、それぞれの方針の下に、具体的な施策をもって事業を推進していこうとするものでございます。
本編にお戻りください。
本編14ページをお開きください。
こちらは、今申し上げた基本理念、基本方針、施策の体系図でございます。
なお、今回、策定を進めております教育振興基本計画は、現在の計画よりも幅広い視点を踏まえて策定いたしますので、教育大綱と一体的に整理をすることで教育行政の施策体系が明確化され、「子育て・教育で選ばれるまち」の実現を推し進める共通の指針になると考えておりますので、教育振興基本計画の基本理念の実現に必要な力、そして、基本方針をもって厚木市教育大綱に位置付けるものといたします。
15ページが基本理念の考え方を示しております。
なお、現在の2次の計画には、挑戦、共生、創造という三つの基本目標が設定をされておりますが、こちらは理念的な側面が大きいこと、また、指標を設定していないため進捗状況が把握できないことから、2次計画で示した目標の部分でございます、ここで示す「挑む」、「つながる」、「築く」は基本理念の中に入れ込む形といたしました。
16ページをお開きください。
それぞれの基本方針の下に対応する施策を置いております。
17ページからは、基本方針の内容と施策、施策の方向性を具体的に示しております。順次御覧ください。
基本方針の一つ目、児童・生徒に必要な資質・能力の育成でございますが、児童・生徒が変化の激しい社会をたくましく生き抜く力を身に付けるため、施策に確かな学力の育成、豊かな心の育成、健やかな体の育成の三つの側面から総合的な育成を図る。主に、学校教育のソフト面に当たるものでございます。
基本方針の二つ目、安心・安全に、共に学ぶことができる教育環境の整備でございますが、教育環境向上のための安心・安全な教育環境整備、教育機会均等を図るための就学のための援助、幼保小連携や小中一貫教育推進などの切れ目のない学びの環境の整備、人権やインクルーシブ教育などの共に学び育つ教育の推進、教職員の指導力の育成や働く環境の向上、デジタル環境の整備や学校機能の適正化への取組など、時代に合わせた教育に向けた基盤整備の六つの施策を置いております。
次に、基本方針の三つ目、地域社会との連携・協働を中心とした教育体制の充実でございますが、地域全体で子どもたちを支えるため、家庭・地域・学校が連携・協働する体制を強化するため、家庭教育の支援、コミュニティ・スクールや地域学校協働活動など、家庭・地域・学校の連携・協働の推進、社会教育の充実と、三つの施策を置いております。
四つ目は、生涯にわたり心豊かな生活を支える学びの推進でございますが、市民が生涯を通じて学び、心豊かに暮らせる環境を整備するとともに、自己実現や地域貢献ができる多様な学びや活動の機会の充実を図るため、生涯学習の推進、文化芸術の振興、読書活動の推進、スポーツ活動の推進の四つの施策を置いております。
24ページを御覧ください。
基本理念の実現に向けました成果指標を基本方針ごとに代表的な目標を置いて設定をいたします。
基本方針1は、全国学力・学習状況調査の結果、基本方針2から4につきましては、市民実感度調査の結果を使用しております。
本編で、25ページを御覧ください。
SDGsとの関連でございます。
SDGsの目標4、全ての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進するの考え方と、目標17の持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化するを全ての基本方針に取り入れております。また、各基本方針には、下で示しているように、特に関連する目標がございます。
本編26ページと概要の4になりますが、計画の推進を記載してございます。
計画の進行管理につきましては、PDCAサイクルに基づき行い、毎年、取組状況の点検・評価を実施いたします。また、計画の推進に当たりましては、附属機関である教育振興基本計画審議会から点検・評価による意見を伺うとともに、庁内関係部局で構成される庁内推進委員会におきまして、横断的な連携の下、推進してまいります。
本編27ページから39ページまでは、第2章でお示しした策定の背景に関連したその他のグラフや、児童・生徒に対して実施したアンケート結果などを掲載してございます。
本編47ページからは、本編中に出てきております米印で示した用語の解説を五十音順に記載しております。
計画案の内容説明につきましては以上でございます。
参考資料1を御覧ください。
こちらは、教育振興基本計画審議会からの答申書になります。
審議会の計画策定部会が令和7年2月18日から9月30日までの全6回の会議を開催いたしまして、毎回2時間程度の活発な御議論をいただき、計画案をまとめていただきましたことを御報告させていただきます。
参考資料の2を御覧ください。
パブリックコメントの実施要領でございます。
目的につきましては、計画案のとおりでございます。
周知方法、資料の閲覧等は、他のパブリックコメントと同様でございますが、周知方法といたしまして、パブリックコメントの期間中における主な市のイベントでチラシを配布するほか、保護者を対象に保育所や子育て支援センターなど市の公共施設への配架や、教職員の意見を聞くために校務支援システムへの配信、こどもたちの意見を聞くために小・中学校へのチラシの配布、市内公立高校や大学などへのチラシの配架、また、PTA事業などへのチラシの配布など、様々な方法で周知を図り、意見をいただきたいと考えてございます。
意見の提出期間は、10月1日から令和8年1月5日まででございます。
計画案の御説明につきましては以上でございます。よろしく御協議いただきますようお願いいたします。
○佐後教育長 ただいまの説明に対して何かございますでしょうか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 説明ありがとうございました。
本編の44ページのところの策定の経過なのですが、自分の頭の中も整理しながら質問を一つだけしたいと思います。
この教育振興基本計画策定に当たっては、これは私たち教育委員会が策定するものということですよね。それについて原案を作って、それを審議会に諮問をして、その答えがこの参考資料の1という形でまとまってきたということだと思うのですけれども、それに至るまでに庁内の推進委員会は、令和6年8月26日から1年以上前から準備を始めて、諮問文を作ったりして大変だっただろうと思います。
いろいろなテーマに沿って意見を交わして、その中で、令和7年2月18日に計画策定部会と書いてあります。これは審議会プラス臨時のメンバーを合わせたものが策定部会だと思うのですけれども、その形で審議をしておられたと。答申と庁内のものを推進委員会でいろいろと細かい文言の修正等があったと思うのですけれども、それが、この本編に案としてなったという理解でよろしいでしょうか。
これがまず一つで、一番初めに教育委員会がこれを作るわけですから、私たちのこの場の意見がまた本編に反映されて、多少の変更等も可能性があるということでよろしいでしょうか。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 計画案の作成につきましては、杉山委員がお話しされたとおり庁内推進委員会で様々な意見を出し合い、計画の方向性を決めた上で、策定部会に教育委員会から諮問し、それに対して答申をいただいたという経過でございます。
変更点につきましては、ここで計画に反映できるものにつきましては反映をいたしまして、最終的には市の事業も入ってございますので、庁議に図って決定していくという形になりますので、教育委員会の所管分につきましては、できるだけ反映して庁議にかけていきたいと考えてございます。
以上でございます。
○佐後教育長 この教育振興基本計画の法的位置付けを考えたときに、今、教育委員会が作成するということで説明もあるのですけれども、最終的に所管の部分については意見を反映させてという表現で説明されたのですが、法的根拠で言ったときに、この策定主体はどこなのかといいますと、これは地方公共団体はという、教育基本法の中で、教育振興基本計画は地方公共団体が定めることになっているので、この表紙に書いてある厚木市がこの作成の主体になってくるというところの中で、当然議論としては教育委員会が所管しているものについてこういう自由な議論を重ねてきて、それを庁議にかけていくというのは地方公共団体が最終的に作成をするというところの中をやるということです。
その中で進めてきているところですので、今日の協議は教育委員会としての意見を整理し、協議内容を反映させたものを提供していくための協議でございます。
教育部長。
○岸間教育部長 先ほど、教育委員会の権限が及ばないというような説明を差し上げましたけれども、教育委員会側から市長部局の事務事業に対して、こういうようにあってほしいという要望、提言というのはあってもいいかと思っています。それは、最終的にどこまでその御意見を反映できるかというのは、いただいた後に庁内でまた確認をして、反映させられるものは反映するという考えでいきたいと思います。
○佐後教育長 ありがとうございます。
今日の協議の対象については社会教育、もちろん我々が持っている部分ではあるのだけれども、それ以外の市の取組についても当然協議の対象になってくるという理解で進めたいと思いますので、よろしくお願いします。
他にございますでしょうか。
宮崎委員。
○宮崎委員 ありがとうございました。
第2次から3次への移行ということで、厚木市も実施計画を決めるときに、これまで12年間だったものを10年間に見直して、それに合わせて第3次の振興計画も10年間のスパンで、これはこどもたちの取り巻く環境の変化ですとか急速な時代の変化とか、そういうのを踏まえてスパンを少し短くしたという考え方はあると思うのですけれども、その中で、2次からの見直しをとおして、全般的によくまとめていただいたと思いました。
その中で、別の会議でも話をしたのですが、全体版の計画の2ページのところと、概要版にも大きく赤丸で出てくる、ここの位置付けというところで、枠外にあるこども大綱というのがありますよね。これ、国のほうも部署が違うので、これは危ないという考え方も想定はされるのですけれども、こども家庭庁が2年前に策定した大枠なのですけれども、ただ、こどもに関することで、このこども大綱の中を見ていくと、こどもまんなか社会ですとか中身が教育に非常に密接に関連している内容があるのですね。
ですから、構成図というか位置付けをどうするかは、これから検討していただきたいとは思うのですけれども、内容的には、この下にある個別計画よりも、むしろ上の位置付けで全体のこととしては非常に関連があるかと思いましたので、その辺を検討材料にしていただきたいと思いました。
それから、二つ目なのですけれども、資料編なのですけれども、27ページから39ページまであるのですけれども、この資料編ということでいうと、26ページに進行管理もあるのですけれども、見直しをするということであれば、この資料編も5年で見直すのがいいのか分かりませんが、データを最新の情報に差し替える必要はあると思いました。その辺も是非検討していただきたいと思います。
それから、それに関連してなのですけれども、36ページからは唐突に経年ではなくて、アンケートが突然きているのですね。この結果が載っているのですけれども、これを載せた意図というのは何なのかなというのは思ったのですけれども、全体的な人に関わるようなアンケートなのですけれども、これも必要だとは思うのですけれども、私はこの先5年間で中学校だけに関わることなのですけれども、例の部活動については大きく変革をする時期だと思うのですね。
そういう意味でいうと、これまでの、今、検討委員会やっていますけれども、部活動に関しては先生方、保護者、こどもたちからのアンケートを取っていると思うのですね。そういうものも5年間の中で大きく変わるもの、材料としては参考資料編に載るか載らないかは別として、大事な内容だと思うので、この辺も是非、取りまとめも含めて検討をしていただきたいと思いました。
以上です。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 こども大綱の関係につきましては、市のほうで、こども・若者みらい計画というものを作っておりまして、こちらも、こども大綱とよく勘案して当然作っているものでございまして、幅広い計画になってございます。
こども大綱につきましては、教育振興基本計画に当然関連はしてくると思いますので、これをどの枠にどのように矢印をつけていったらいいのかというのは、もう一度精査をして、この辺は変更させていただいて、よりいいものにつなげていきたいと思ってございます。
次に、資料編につきましては、委員が言われるとおり、当然古いデータを持っていても仕方がない部分もございますので、言われたとおり5年ごとに、5年後に見直すというような構想もありますので、それに向けて、随時差し替えではないのですけれども、新しいデータをつけていきたいと考えてございます。
アンケートにつきましても同様に、どこかの時点でそういった新しい内容のアンケートの実施をしていくと考えられますので、そういったもので教育振興基本計画に載せるべきものであるならば積極的に載せていきたいと考えます。
以上です。
○佐後教育長 よろしいでしょうか。
教育部長。
○岸間教育部長 今の点で少し補足ですけれども、宮崎委員からいただいた御意見の中で、児童・生徒のアンケートをなぜここでいきなり単発でというお話だったのですけれども、それに関しては、今回、この教育振興基本計画を策定するに当たって、やはり子どもたちがどう考えているのかというところをしっかり捉えて反映させていく必要があるだろうということもございましたので、今まで厚木市で子どもたちを対象にアンケートを取るということを特にやってこなかったということで、経年の資料としてデータをお示しすることができなかったものですから、今回改めて計画策定に当たって、アンケートを実施したということでございます。
部活動の関係については、これからまた別途検討が進んでまいりますので、その段階で、この計画の中にどういうような形で反映させられるかというところはありますけれども、策定の時期としては3月の時点でということで考えておりますので、そこまでの間に部活動のところの検討がどこまで進むかによって、場合によっては入れていくということも考えられるかとは思っております。
以上です。
○佐後教育長 ありがとうございました。
他にございますか。
山本委員。
○山本委員 膨大な資料の説明、ありがとうございました。
ずっとこの議題というのは綿々と続いてきたものであるかなと思っておりまして、本編の後ろのほうのこれまでのスケジュールを見て、長い時間をかけてここまでまとめられたのだなと感じました。
その中で、私も36ページの児童アンケート調査結果、ここが目に留まりまして、特に調査目的を見ますと、義務教育についての現状や課題を把握するとともにと、こういったところがアンケートの目的になっていると感じました。是非、この教育振興基本計画とは別に、このアンケートについては、引き続いて厚みを増していっていただけるとすごくいいと思いました。
それから、次に、20ページなのですけれども、施策5、教職員の指導力と働く環境の向上ということで、ここの2行上、一つ目の黒点なのですけれども、教職員は教育の中心的存在であると、その指導力が児童・生徒の学力や人格形成に大きな影響を与えることから指導力の格差解消を図ると。この表現なのですけれども、指導力の格差解消と、優れた方もいらっしゃるけれどもそうでない方もいらっしゃるということを前提にした表現になっていると思うのですね。表現として大丈夫なのかと思いまして、そうであれば、例えば指導力向上を図るとか、そういったようなもう少し軟らかい表現にしたほうがいいかと思ったものですから、お伺いしたいと思います。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 ありがとうございます。
その辺の意見は教育指導担当とよく協議をさせていただきまして、より良い表現に修正させていただく形で考えてまいりたいと考えております。
○佐後教育長 他にございますでしょうか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 表現のことが少し出ましたので、表現について私も感じたことを述べさせていただきたいと思います。
本編10ページ、これは生涯学習の実施及び取組状況というところなのですけれども、この2連目です。新型コロナウイルス感染症の影響により、小規模講座の開催が主流となり、小規模ならではの、きめ細かな講座やオンラインによる学習機会が拡大などというようにあったのですが、小規模講座の開催というと、これは行政側の営みというか施策というか、主だと思うので、表題が生涯学習というよりは社会教育にどちらかというと重点が来ているかと思うのですが、一方、講座に参加する方にとっては、自分の学びですから生涯学習とも言えるという両方の側面があるというときに、生涯学習の実施及び取組状況というのは、もしかしたら社会教育・生涯学習のような表現のほうがこの文章をいかすのであれば適当ではないかと感じました。これは検討をお願いできればと思います。
もしお答えできるような範囲があれば、お願いしたいと思います。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 委員言われたとおり、やはり講座の開催というところなので、少し社会教育的な側面が大きいところが見受けられますので、これも生涯学習課や市民協働推進課と、この辺の表現については確認を取らせていただいて、適切な方向で対処してまいりたいと考えます。
○佐後教育長 他にございますでしょうか。
山本委員。
○山本委員 もう一つよろしいでしょうか。
これはもしかしたら教育委員会とは関係ないことなのかもしれないのですけれども、この振興基本計画については、ずっと「こども」という書き方、平仮名をずっと通していると思うのですね。その一方で、参考資料の2なのですけれども、3ページ辺りを見ますと、例えば両括弧3のところで、「子ども科学館」というのがあって、漢字なのですよね。
このあたりは教育委員会とは関係ないかもしれませんけれども、もし、庁内で共通したものにしたほうがいいのか、あるいはこのままでいいのかというのも検討いただけるといいのではないかと思います。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 「こども」の表現については、例えば、「子ども科学館」という固有名詞の場合は直さずそのまま表現しております。
○山本委員 分かりました。ありがとうございます。
○佐後教育長 他にございますでしょうか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 本編12ページです。
12ページの一番上、(4)安心して共に学べる教育の推進の第2連のところなのですけれども、また、外国にルーツを持つ児童・生徒や特別な支援を必要とする児童・生徒が増加傾向にあり、日本語の理解が不十分なことによりなどと書いてあるのですけれども、確かに外国にルーツを持つ児童・生徒たちが日本語の理解が不十分というお子さんもいると思うのですけれども、特別な支援を必要とする児童・生徒というのは、これは日本語の理解が不十分であるかどうかは分からないので、これをまとめるのは違うのかと思ったので、ここは文章的に直したほうがいいのではないかと思いました。これが1点です。
もう一点、(5)の家庭・地域・学校の協働の推進のところなのですけれども、これも表現で、本文の3行目です。自分としていつもこだわっている部分なのですけれども、コミュニティ・スクール(学校運営協議会)の活用がありますがとあるのですが、活用という言い方は上から見下しているように自分はいつも思ってしまうので、活用ではなくて活動とか何かそういうものが大事だというような表現のほうが、運営協議会に関わっている者としてはいいと思って、4と5の表現について、もし御意見があればお願いしたいと思います。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 まず1点目の部分につきましては、確かに、外国にルーツを持つ特別な支援を必要とするというところが、その日本語の理解が不十分なことによりにかかってしまっているところがありますので、この辺は言い回しというのは別にして考えるのが適当かと考えておりますので、いい表現を探して、この辺は修正をかけられるものはかけたいと考えております。
活用につきましても、おっしゃるとおりで、この表現がいいのかどうかというところも御指摘をいただきましたので、検討させていただきたいと思います。
以上です。
○佐後教育長 杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 13ページです。
幼保小の連携のところの、これは表現とかそういうのではないのですが、自分自身で腑に落ちない部分があるので教えていただきたいということで、質問させていただきます。
3行目です。幼保小の連携を意識した取組が実施されていますがという前置きがあって、形式的な連携にとどまっているとの指摘もありというのが、この辺が自分でいまいちぴんときていないのですが、形式的な連携というのはどういうことなのかなと、もし分かれば教えてください。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 いわゆる幼保小の連携につきましては、本市におきましては既に小学校ぐらいで、その校区内にある幼稚園や保育園とお子さんの情報交換などの連携をさせていただくという取組が以前からされておりましたけれども、そういった形式的な連携と私たちは捉えさせていただいているのですけれども、今後は、厚木市版の架け橋プログラムをしていこうというような、後の段落に少し書かせていただいているのですけれども、その辺と文章的な流れで形式的という表現を使わせていただいたという経緯がございます。
○杉山教育長職務代理者 確かに小学校1年生に上がってくるときに、小学校では幼稚園から児童要録が来るのですけれども、この子はここから来るとか、小学校から幼稚園や保育園に行って様子を見させてもらったりとか、それらのことはするのですけれども、その程度なので形式的な連携という捉え方をしているのでしょうか。
○金子教育総務課長 少し今後の話を。
第3次の計画の中では、そういった取組を市域全体でやっていきましょうという架け橋プログラムを考えていこうということも考えておりますので、これは総合教育会議でもお話をさせていただいたところではあると思いますので、そういったところを施策、事業の中で展開していけたらと考えております。
以上です。
○佐後教育長 何か指導課から補足はありますか。
教育指導課長。
○本間教育指導課長 幼保小の架け橋プログラムにつきましては、現在、こども育成課、それから保育課と連携をしまして、市内全体で一つのカリキュラムフォーマットを作っていくというような取組を行っているところです。そちらをベースに、円滑な接続と連携という部分を確保した上で、さらに各地域、あるいは各県学校の実情に合わせて、それをベースに、さらにそれぞれの状況に合ったものにアレンジをしていくという形を考えているところです。
恐らく、これまでの連携という部分は、例えば、情報交換ですとか、あるいは引継ぎですとか、そういった部分をしっかりやっていきましょうという連携のイメージだと思うのですけれども、ここからいよいよカリキュラムの部分でしっかり連携をしていくというところで一歩進んでいくという、そういった意味でのこちらの表現にさせていただいているかと思います。
以上です。
○佐後教育長 また、この幼保小の連携については教育委員会、この場でいろいろ在り方については協議していく。カリキュラムについても、幼児期の終わりまでに育てたい姿を共有とか。それから、やはりこどもたちの幼稚園、保育園で学んできた、遊びをとおした学びをどう学問と全体的にいかしていくかとか、教科に移っていくわけなのだけれども、そういうところも研究していくというところが、今回、今までの形式から実行するほうに変えていくという、そういうことを考えていくということですね。
髙木委員、御意見などはありますか。
○髙木委員 恐らく文科省ですとかで問題になっているのは、形式的という解釈でもよろしいのですけれども、例えば、ほとんどの小学校が幼保との交流を持っていらっしゃる。でも、1回とか数少ない交流のみで終わっていて、それはやらないよりはいいのですけれども、それがいわゆる小1プロブレムの解消の決定打にはなっていない。もっとアプローチカリキュラムとして、もしくはスタートカリキュラムとしてしなければならないことというのは、もっともっとたくさんあるのだけれども、一旦交流ができたということで満足して停滞というのが、恐らくここ二十数年の全国の歩みであって、そこをもう少し進めなければいけないということなのではないかと思います。
私はどちらかというと保育者側の意見しか聞けていないので、小学校の先生方が実際にどうかということは分からないのですけれども、児童要録を一生懸命書いて、本当に小学校の先生方は御多忙な中でこれを見ていただけているのであろうかというような不安が保育者の側にはあるようでして、せっかくある児童要録を本当に活用できる形で、今使えているかどうか。これは厚木市の問題ではなくて、全国の問題です。全国の問題としてあり得ると思います。
それから、何十年と議論を、それこそ学会等でも取り上げているのですけれども、すみません、話が長くなりますが、確かに30年前も本当に学会で幼稚園の先生たちと小学校の先生たちがお互い何をやっているんだと口論になるというようなことはなくなりましたので、そこはやはりお互い歩み寄らなければいけないというのは、ここ20年の進歩なのですけれども、でも、まだまだやはり、先ほど教育長からもお話がありましたけれども、幼保小の学びというのがいかなるものかを小学校の先生方に深くは御理解いただけていないと同時に、私が感じておりますのは、幼保小のほうも、小学校の先生方が新規に臨む、その就学の準備というものを理解できていないのではないか。やはり、そこのお互いの理解のし合いというものを、できれば厚木市で推進していけると、こどもたちのためにより良い形の架け橋プログラムが準備できると思っております。
○佐後教育長 ありがとうございます。
個々に考えて、これから一歩進めるのであれば、しっかりそういう今の現状の課題を整理しながら施策にいかしていけるように取り計らっていきましょう。ありがとうございました。
他にございますか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 17ページです。
基本方針1の施策2のところです。これも言葉にこだわって申し訳ない。施策2の豊かな心の育成の、黒点が四つある中の下から二つ目です。問題行動等の背景を丁寧にアセスメント(評価)した上でとあるのですが、アセスメントは名詞なので、本当はアセスなのですよね。動詞で書くべきなのかと思ってしまうのですが、この辺はどうなのでしょうか。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 この辺は検討させていただくので、もう一度よく文章を見させていただければと思います。ありがとうございます。
○佐後教育長 杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 19ページです。
基本方針の2の、安心・安全に、共に学ぶことができる教育環境の整備、その下のリード文のところなのですけれども、これは全ての子どもが多様性を尊重しなどと書いてあるのですけれども、これは審議会の答申とは違った文章になっております。自分自身は、多様性が前に来たというのを総合教育会議でも少し言ったのですけれども、少し心配な今の日本、世界的にそうかもしれないけれども、あまり多様性を重視しないような感じになっている中で心配している部分なので、ここは多様性が一番前に出て、すごくこれは意味が大きいと感じているのですけれども、審議会の答申と変わった理由は何かあるのでしょうか。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 ここの部分に関しては、私のほうで今把握はしていないのですけれども、文章の言い回しや後段の文脈などの流れでこういった形に変えさせていただいているところだと思いますけれども。今、委員がおっしゃられているとおり、人権、多様性等の部分が前面に来ることは、教育委員会としてもこれは必要なことだと思っていますので、この内容で整理したいと考えております。
○佐後教育長 他にございますか。
宮崎委員。
○宮崎委員 先日、別の会議でのことなのですけれども、19ページの下の、就学のための援助、ここ2項目ありますよね。ここは経済的なものだけなので、別の内容もたくさん厚木市はやっているので、検討いただきたいと思います。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 この辺は委員おっしゃられるとおり、また追加をさせていただいて掲載をさせていただくということで、今調整を進めているところでございます。
○佐後教育長 他にございますか。よろしいですか。
協議ということなので皆さんの御意見を伺おうと思うのですけれども、本編の24ページを委員の皆さん御覧いただくと、成果指標の話なのですね。
恐らく、成果指標をどう置くかと相当悩まれて苦労されて、今ここに四つの基本方針の中で置かれているのですけれども、概要編のこの基本方針がちょうど一緒になっている、これと見比べながら、例えば、基本方針1の生徒に必要な資質・能力の育成ということの成果指標として、お互いに協力しながら課題の解決に取り組んでいると成果指標が置かれているのだけれども、本当にこれで、ここで狙っている基本方針1の成果が取れるのかというのは、悩みながら置かれているのだけれども、委員の皆さんはどう思われますか。
同じく2番については、これは教育環境の整備ということで、これは市民アンケートで市民の割合ということで、子どもたちにとって学びやすい環境が整っていると思う市民の割合となったときに、なかなか学校の実態が見えていないですから今の実態数45%しか、これだけいろいろな施策をしているにもかかわらず、現状値がここにとどまっているということを考えると本来の取組が反映されていないのではないかということを懸念するのですね。
3番、社会教育に関する部分でも、地域課題を主体的に解決できていると思う市民という表現が、これが一体何を市民の皆さんに質問したときに答えていくと。分からないから27.1という数字になっているのではないかと感じてしまうのですね。
そうしたときに、一応4番は分かりやすいからこれでいいと思うのですけれども、これで果たして、今掲げられているこの基本方針の成果として、計る指標としてどうなのかというところを委員の皆様から御意見を伺えたらと思うところなのです。
宮崎委員。
○宮崎委員 逆に審議会の中では、特に大きな意見が出なかったのですか。この指標、1項目に対して一つですけれども、他のことは出なかったのですか。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 特にその辺の話はなく、当然方針なので成果を作らなくてはいけないというところですが、方針なので、大分広い意味で捉えなければいけないというところで、成果が問われる指標で、なかなかそれにマッチするような具体的なものが見つからなかったところも実際あったのですけれども、何かその辺について、他に御意見があればいただきたいと思いますが、市で示す指標の部分というのも限られているところもありますので、現在、市民に対して取っている調査もそういったところから引っ張ってくるものが限られているというところもありますので、もう一度庁内を見渡して、その辺も具体的な、そういった取組の成果になり得るようなものがあれば取り入れたいと考えております。
○佐後教育長 杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 実は、今のこの成果指標のことを私もこれでいいのかというのが幾つかあったのですね。
例えば、教育長も指摘された2番目の、こどもたちにとって学びやすい環境が整っていると思う市民の割合、例えば、私の家族でさえ学校がどんなことになっているのかというのは、まずほとんど分からないです。冷暖房のことやWi-Fiの環境、GIGAスクールのことなどほとんど知らないですので、この辺については、やはり市民に聞いても知らない方が多いのではないかという感じは持っています。
それから、3番の、住民が地域課題を主体的に解決できていると。これは、本当に社会教育法ができた戦後間もなくだと思うのですけれども、その頃、社会教育の課題というのは自分たちの身の回りの生活をより豊かにするために地域で、例えば、この道路があまりよくないからどうしようかというのを社会教育の場でみんなで学びながら、こうやっていこうとか、あるいは行政に言おうとかと地域の課題を解決していくという中で社会教育に力を発揮したという、かなり何十年も昔の社会教育の捉え方のような気がしますので、これもどうかと私は思いました。
それから、あともう一つ、4番に生涯学習活動といった場合に、皆さんどう受け取るのかということはきっと千差万別で、何もやっていないという人が結構、例えば俳句をやったりとか、何かレクリエーションをやっている可能性もあると思うと、生涯学習活動を何となく分かったような気になっているのだけれども、実は自分の身に降りかかったときに、やっていないと思ってしまうのではないかとも取られると思う。この成果指標は妥当なのかと思いました。
○佐後教育長 教育部長。
○岸間教育部長 成果指標に関しては、非常にこちらも頭を悩ませているところでございまして、先ほど、審議会でどうだったのかという御意見もございましたけれども、審議会の中では、特に成果指標云々ということの議論はしていなかったのです。
ここに成果指標を入れたのは、庁内の推進委員会で、やはり計画である以上目標値を定めて、成果の進捗を図るべきではないかということがあって、改めて、この最後の最後の段になって、この中に入れてきたというのが現状です。その中で成果指標をどう設定するかというところで、結局、現状値が計られているものでないと、それをどこまで伸ばしていくのかという目標値が設定できないところもありまして、総合計画の成果指標と整合させるということで、そこで一番近いものをここに設定はさせていただいています。
確かに成果指標の2番ですとか4番ですとか、杉山委員からもお話がありましたけれども、やはりこれから教育委員会としても、この計画を作って推進していく上では、厚木市の教育、市長部局が行っている部分も含めてになりますけれども、どういうことをしっかりやって、どういう成果を上げているのかというのを市民の皆様にお見せしていくこと、それが必要だと思いますので、そういうPRにもしっかり力を入れて、その中で、厚木の教育がどうなっているのかということを御理解いただき答えていただけるような、そういう工夫をしていくことで、この指標も何とか成り立つかと思っています。
ですから、成果指標として現状値があまりにも低いところがあるので、そもそもこれはどうなのかというところはあるかとは思いますけれども、それが今の市民の皆さんの実感されている状況だということで捉えるのであれば、それをより高みに持っていくというところを目指していく計画にしていく必要があると思っております。
以上です。
○佐後教育長 市民の方に、この振興基本計画を十分理解してもらって、また我々の施策、どんなことをやっているかということをしっかり広報することと併せて成果を図っていくというところの説明ですよね。是非お願いします。
あと、国の第3期教育振興基本計画に置かれている指標というのは、割とこどもたちの学業の普通模試の結果だとか、なるほどというものもあって、先ほど、こども大綱のお話の実現もある中で、こどもたちも意見を述べる権利があるということを踏まえると、こどもたちがどう感じているかというところも一つ、指標として取れるのではないかという気もするので、1番については、これはアンケートの結果で作ったと思うのですが、学業の現状値も今あるので、そういうものの中で、それぞれ何か当てはまるものはないかということを、国の計画も参酌するということであるならば参考にされるといいと思ったところです。
教育部長。
○岸間教育部長 教育長のおっしゃるとおりで、学業の質問、市民調査の結果をこの成果指標に据えるということになると、やはりその調査を行っているのが、毎年こどもたちが、対象が変わってしまうというところで、上がっていくのかどうなるのかという、全然読めないところもありますので、場合によっては同じ内容のものを、例えば、小学校4年生以上ぐらいとか高学年以上のお子さんを対象に毎年そういうアンケートを実施していくということを今後取り入れて、指標をもう少し正確に捉えていけるような、そういう工夫も必要かと思っております。
以上です。
○佐後教育長 他にございますか。
山本委員。
○山本委員 点検評価の観点からすると、すごく重要なことではあると思うのですね。
それともう一つ、ポイントになるのは、きっといろいろなところでPDCAサイクルで振り返りというのをやっていますので、何らかのものというのは必要だと思って見ていたのですけれども、確かに話題になってみると、基本方針1の成果指標というのは、これはこどもたちが対象で、2番目、3番目、4番目は、今度はもう少し大人が対象になってくると。そういう中で、今、どこの学年とかそういう御説明もありましたけれども、対象をしっかり見定めながらこの新しい計画に対する評価、成果指標を出していければいいのではないかと説明を聞いていて思いました。
やはりヒントになるのが、こどもについては小学校5年生、中学生、5年生でアンケート、学力調査と併せてアンケートを取ったりしているかと思いますので、そういったものも見ながら、特に基本方針の一つ目とか反映させていただけるといいのかと思いました。
それから、お伺いしたいのですけれども、アスタリスクの一つ目、基本方針2の目標値は変更する場合がありますと。ということは、全て当てはまることではないのかと感じたのですけれども、いかがでしょうか。2番目だけが目標値を変更する。5年たった段階で、やはり全体的に見直して、目標設定をし直すというような表現にしたほうがいいと感じたのですけれども。
○佐後教育長 教育部長。
○岸間教育部長 申し訳ありません。正確な回答を持ち合わせておりませんので確認でき次第御説明させていただきます。
○佐後教育長 髙木委員。
○髙木委員 すみません、とても基本的なことをお尋ねしてしまって申し訳ないのですけれども、現在、基本方針に対応している成果措置ですよね。そうしますと、他はともかく、やはり3番の基本方針が、地域社会との連携・協働を中心とした教育体制の充実であり、地域全体で子どもたちの成長と学びを支えるためですよね。3の指標だと、子どもたちを支えるというニュアンスがないので、この方針の成果指標として、やはり3番をもう少し再度探し直していただいたほうがよろしいように私は思いました。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 そうですね。今、髙木委員の言われていましたとおり、3番も含めまして、この成果指標全体についてもう一度協議をさせていただいて、どういった指標がいいのか。
事務局から言わせていただきますと、やはり方針に対するいろいろな施策がついている部分がありますので、指標をこれだというように設定することはなかなか困難であって、先ほど申しましたけれども、そういったアンケート調査なので、調査をしているところがあるかという部分が難しいところもございますので、ちょっと全体的にこの辺は再度持ち帰らせていただいて協議させていただければと思います。
○佐後教育長 よろしいでしょうか。
教育委員の皆様から御意見をたくさん賜りましたので、それを参考に進めていただければと思います。よろしくお願いします。
これで協議事項1を終わります。
それでは、ここから会議を非公開といたします。

協議事項2 いじめ防止対策推進法「重大事態」に係る再発防止策について
(資料に基づき協議し、了承された。)
報告事項1 令和7年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について
(資料に基づき報告し、了承された。)
報告事項2 第39回和田傳文学賞受賞者について
(資料に基づき報告し、了承された。)

以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
なお、非公開案件の資料については、事務局により処分いたしますので、後ほど回収させていただきます。
これをもちまして、令和7年厚木市教育委員会10月定例会を閉会いたします。
長時間お疲れさまでした。ありがとうございました。

閉会時刻16時36分

議案書等

会議の議案書等は次のとおりです。ただし、会議において非公開とされた案件及びパンフレット等で電子化が困難なものは掲載していません。

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〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2600
ファックス番号:046-224-5280

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