令和6年厚木市教育委員会4月定例会
会議主管課 |
教育総務課 |
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会議開催日時 |
令和6年4月23日 火曜日 |
会議開催場所 |
厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室 |
出席者 |
教育長 佐後 佳親 |
説明者 |
事務局職員 |
1 教育長報告
2 審議事項
議案第17号 市立小・中学校の適正規模・適正配置の方策の方向性について
議案第18号 令和7年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針の制定について
議案第19号 令和7年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る検討委員会委員及び専門委員の委嘱について
議案第20号 令和7年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る調査研究の諮問について
議案第21号 厚木市立依知南小学校及び厚木市立緑ケ丘小学校の施設建て替え整備業務に係る技術提案書特定委員会委員の委嘱及び任命について
3 報告事項
(1) 事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会事務局及び教育機関の組織等に関する規則の一部を改正する規則について)
(2) 事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会事務決裁規程の一部を改正する規程について)
(3) 事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会事務局及び学校以外の教育機関の職員の人事異動について)
(4) 事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会事務局の職員の人事異動について)
(5) 事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会点検評価委員会委員の委嘱について)
(6) 事務の臨時代理の報告について(厚木市小中学校通学区域再編成委員会委員の委嘱について)
(7) 事務の臨時代理の報告について(厚木市学校運営協議会委員の委嘱について)
(8) 事務の臨時代理の報告について(厚木市いじめ防止対策委員会委員の委嘱について)
(9) 事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会事務局の職員の懲戒について)
(10) 事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
(11) 学校選択制等の実施結果について
(12) 令和6年度学校施設整備計画について
(13) 依知南小学校及び緑ケ丘小学校の施設建て替え整備基本設計書について
(14) 給食用食材の放射性物質の測定結果について
会議の経過は、次のとおりです。
開会時刻14時00分
○佐後教育長 それでは、ただいまから令和6年厚木市教育委員会4月定例会を開会いたします。
現在の出席者は4人で、定足数に達しております。
山本委員から欠席の届出がありました。
厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として杉山委員を指名させていただきます。お願いいたします。
始めに、本日は教育委員会の課長職以上の職員と指導主事が出席しておりますので、職員の紹介をお願いします。
○金子教育総務課長 それでは、私から御紹介させていただきます。
始めに、部長職の職員を紹介いたします。
(職員紹介)
○佐後教育長 ありがとうございました。
それでは、年度当初でございますので、私から挨拶を申し上げたいと思います。
令和6年度がスタートいたしました。学校では4月5日に始業式、中学校入学式、8日に小学校入学式が行われ2週間が過ぎましたが、順調に教育活動が進んでいると聞いております。
今年度は、年度当初からコロナの影響を受けることなく様々な活動が通常どおり行えるようになりました。あらゆる場面で子どもたちがいきいきと活動する姿を期待したいと思います。
さて、教育委員会では、組織改正により教育部の一部体制となりました。学校教育に特化し、第2次厚木市教育振興基本計画に基づきながら、今年度の事業を着実に行うとともに、新たに実施される小・中学校給食費の無償化、学校体育館へのエアコン設置等の施策も含め、基本理念、未来を担う人づくりの実現に向けて取り組んでまいりたいと思います。
それでは、引き続き教育委員の皆様とともに、教育で選ばれるまちの実現に努めてまいりたいと思いますので、どうぞ1年間よろしくお願いいたします。
それでは、議案審議の準備のため、ここで暫時休憩といたします。
審議事項に係る説明員以外の方につきましては退席されて結構です。お疲れさまでした。
暫時休憩14時07分
再開時刻14時08分
○佐後教育長 再開いたします。
それでは、私から報告いたします。
それでは、令和6年3月19日火曜日に開催されました3月定例会以降の主な行事等につきまして、御報告いたします。
お手元の教育長報告を御覧ください。
まず、2番目でございます。
3月22日金曜日に小鮎小学校体育館において、令和5年度卒業証書授与式が行われ、参列してまいりました。コロナの影響もあり、教育長として初めて参列する卒業式でしたが、児童一人一人が保護者の皆様、地域の方々に見守られながら、胸を張って卒業証書を受け取る姿はとても立派に見えました。
また、裏面になりますけれども、10番目、12番目でございますが、4月5日金曜日に睦合東中学校、4月8日月曜日に南毛利小学校の入学式に参列してまいりました。それぞれの児童・生徒が、これから始まる新しい学校生活に向けて希望に胸を躍らせる姿、またわくわくが止まらない姿はともにまぶしく見えました。満開の桜に迎えられ、市内各小・中学校でも、中学校、小学校生活がスタートしました。児童・生徒一人一人が充実した学校生活を送り、夢の実現に向けて健やかに成長してくれることを期待するとともに、子どもたちの卒業、そして入学を心からお祝いしたいと思います。
次に、戻りまして、6番目でございます。
3月28日木曜日に教育委員会会議室において、令和5年度教職員退職者感謝状贈呈式が行われ、令和5年度で退職される教職員の皆様に感謝状をお渡しいたしました。定年制度が改正され、定年退職に該当する方はいらっしゃいませんでしたが、長年にわたり本市の教育に御貢献された功績に対し、心からの感謝の気持ちをお伝えさせていただきました。
次に、7番目でございます。
3月29日金曜日に教育委員会会議室ほかにおきまして、教育委員会人事発令、厚木市立公民館地区館長及び地区分館長退任式、令和5年度退任校長感謝状贈呈式を行いました。4月の人事異動に伴い教育委員会を去られる職員の皆さんには、本市の教育振興に力を尽くしていただいたことに感謝を申し上げたいと思います。
また、退職される地区公民館長、地区分館長の皆様には、社会教育の振興、地域作りに多大なる御貢献があったことに感謝を申し上げたいと思います。
さらに、令和5年度で役職定年を迎えられ、校長職を退任される先生方には、校長職として本市の教育の発展に御尽力いただいたことに心から感謝の気持ちを表したいと思います。
次に、9番目でございます。
4月3日水曜日に神奈川工科大学厚木市子ども科学館サイエンスホールにおいて、令和6年度第1回初任者研修会が開催され、教育長講話を行ってまいりました。昨年はコロナの影響でオンラインでの開催でしたが、久しぶりに対面での研修会を実施することができました。研修会では初任者のほか、初めて教壇に立つ臨時的任用職員の先生方にも御参加いただき、教職員としての心構え等をお伝えいたしました。新採用の先生方が教職員として認められる質・能力をしっかりと身に付け、子どもたちのために活躍できるように、これからも応援してまいりたいと思います。
次に、13番目でございます。
4月9日火曜日に厚木小学校校門前において、厚木小学校登校児童見守り活動を行ってまいりました。あいにくの雨ではありましたが、新年度が始まり、桜の花びらが舞う中、子どもたちは元気に登校していました。校長先生に明るく挨拶する姿や、笑顔で教室に向かう様子が見られ、新1年生や、それぞれ進級した子どもたちが意欲を持って新年度を迎えていることをうれしく思いました。
また、地域の皆様や交通安全指導員、厚木警察の皆様には、登校を見守っていただいていることに心から感謝を申し上げたいと思います。
次に、15番目でございます。
4月11日木曜日に第二庁舎16階会議室において、第1回厚木小・中学校長会議を開催いたしました。年度当初ということで、私から今年度の所信を申し上げるとともに、教育委員会の施策等についてお伝えいたしました。校長先生方には、特色ある学校づくりを行っていただくとともに、教育委員会と一体になって子どもたちの健やかな成長のために力を発揮していただくようお願いをいたしました。
次に、17番目でございます。
4月15日月曜日に教育委員会会議室において、令和6年度厚木市教育研究所教育調査研究部会発足式を行いました。教育研究所では、今年度、ICTを活用した授業改善に向けた指導力向上に関する調査研究、自ら学び、指導力を高めるための調査研究の2部会で調査研究を行います。それぞれの部会の研究成果により、学校で今日的教育課題への理解が進むとともに、授業の工夫改善が進むことを期待したいと思っております。
私からは以上でございます。
本日の日程のうち、議案第19号及び21号並びに報告事項9及び10については、個人に関する情報及び人事に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により、会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○佐後教育長 御異議ありませんので非公開とし、日程の最後において審議を行うことといたします。
なお、傍聴される方につきましても、事務局の関係者以外の職員と同様に、会議が非公開となりましたら御退室いただくこととなりますので、あらかじめ御承知おきください。
審議事項に入ります。
日程1、議案第17号 市立小・中学校の適正規模・適正配置の方策の方向性についてを議題といたします。
議案の説明をお願いします。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 それでは、議案第17号 市立小・中学校の適正規模・適正配置の方策の方向性について御説明申し上げます。
提案理由でございますけれども、将来にわたって市立小・中学校における教育の公平性の確保や教育水準の維持向上を図るため、市立小・中学校の適正規模・適正配置の方策の方向性を定めるものでございます。
1枚おめくりいただきまして、方策の方向性についてを御覧ください。まず1の趣旨でございますが、第2次厚木市教育振興基本計画の児童・生徒数の変化に応じた学校規模の適正化の推進に取り組むという基本方針を踏まえ、令和3年度に策定した厚木市立小・中学校の適正規模・適正配置に関する基本方針に基づき、優先的対象校における学校規模の適正化等の方策の方向性を整備するものでございます。
2の方針に基づく取組の経過についてでございますけれども、方針で定めた内容についての周知とともに、対象地域における方策の方向性について検討を進めるため、保護者や地域の皆様等に御意見を伺いました。
説明会の実施に先立ち、自治会連絡協議会や学校運営協議会、関係団体等への説明を合計113回実施いたしました。
次に、適正規模・適正配置についての基本的な考え方、各学校の現状や課題、学校・地域ごとの方策の方向性等について、保護者や地域住民に周知を図ることを目的に11校、33回、延べ536人に対して説明会を実施いたしました。
また、令和5年1月から2月には、学校の統廃合を含めた方策を検討することとしている学校・地区におきまして、取組に対する意向を把握し、検討の基礎資料とするためのアンケート調査を保護者や地域住民7,360人に対し実施し、2,774人の回答を得ることができました。
さらに、説明会での意見やアンケート結果などを踏まえ、統廃合を検討する学校や地域におきまして、今後の方策の方向性等について意見交換会を実施いたしました。
おめくりいただき2ページ目の3、方針の概要についてでございます。
(1)では学校の適正規模及び適正配置の範囲を示し、参考でアンケート調査の結果も掲載させていただいてございます。
3ページでございます。
(2)の適正規模・適正配置の方策を示してございます。
アの適正規模の方策として、通学区域の変更、学校の統廃合、学校の新設など、イの適正配置の方策(通学負担軽減策)として、バス利用やスクールバスの運行、自転車通学などの方策を示してございます。
その下、(3)は適正規模・適正配置の方策実施に当たり考慮すべき事項といたしまして、地域コミュニティとの関係性、都市づくりとの整合性、また公共施設最適化との整合性などを記載しております。
おめくりいただき4ページには、学校規模適正化の検討に当たり重視すべきことや、学校規模適正化に当たり教育環境の充実以外に考慮すべきことのアンケート結果を載せてございます。
5ページは、適正規模・適正配置の方策の実施基準といたしまして、優先して方策を検討する学校や、その考え方、その際の留意事項を記載してございます。
1枚おめくりいただき6ページ、4の実施基準に基づく対象校一覧でございますけれども、令和14年度の児童・生徒数及び学級数の推計値を基に、方針で定める対象校の基準を照らし合わせた優先的対象校を示しております。
その下の5の方策の方向性整理につきましては、方針で定めた実施基準や留意事項、または令和4年度に実施した説明会での御意見やアンケート調査の結果等を踏まえ、優先的対象校を先行して検討することや厚木市まち・ひと・しごと創生人口ビジョンにおける令和22年の人口展望値を踏まえ検討すること。
また、通学区域の再編成を伴う方策の検討に当たっては、隣接する学校との関係性や適正規模の維持に必要となる児童・生徒数との乖離状況などを踏まえ検討すること。
さらに、方策の検討に当たっては、地域単位に加えて自治会区域の15の地区単位を考慮し、現在各地区内に設置されている学校については、原則小・中学校それぞれ1校は維持することを前提に検討することなどを記載しております。
7ページには、方策の方向性検討に係る視点といたしまして、アンケートなどの保護者や地域住民などの意見を踏まえ、通学時の負担抑制や統合に適した学校施設・環境、小中一貫教育推進の視点を考慮するものといたします。
おめくりいただき8ページでございます。
ここからは方策の方向性でございます。
表の見方でございますが、左から地域、地区、学校名の下に下線のある学校は優先的対象校でございます。そして、方策の方向性として方策と根拠を示してございます。
小学校につきましては、まず、荻野地区でございますが、荻野・鳶尾・上荻野小学校につきましては、1校又は2校への統合。1校に統合する場合には、荻野小又は鳶尾小のどちらかの敷地への統合を、2校に統合する場合は、鳶尾小と上荻野小の敷地への統合を検討いたします。
小鮎地区につきましては、飯山小学校の小鮎小学校敷地への統合を検討いたします。
玉川小学校、森の里小学校、相川小学校につきましては、小規模特認校制度や通学区域の一部区域における学校選択制などの通学区域制度の弾力的運用を検討してまいります。
10ページは中学校でございます。
小鮎中学校、東名中学校、森の里中学校が優先的対象校でございますが、それぞれ小規模特認校制度などの通学区域制度の弾力的運用を検討いたします。
11ページは適正配置の方策を示してございます。
通学区域の再編成を伴う適正規模の方策を実施する地域といたしまして、先ほどの荻野地区になりますが、1校又は2校に統合する場合、2校に統合する場合には、通学区域上、全ての児童が望ましい通学距離や時間を超えない見込みでございますが、1校に統合する場合には、望ましい通学の距離、時間を超えるなど負担の増大が見込まれる児童が出てくるため、スクールバスの運行など通学負担軽減策を検討すべき事項となります。
小鮎地区につきましても、小鮎小学校敷地へ統合する場合には、スクールバスの運行や住所地から近い場所になる学校への通学を認めるなどの措置を検討いたします。
(5)の方策の実施に係る考え方でございますが、アの通学区域の再編成を伴う方策を実施する地区として、荻野地区でございますが、荻野地区の3小学校については、施設が耐用年数を迎えるまで一定程度の期間があることや、統合に当たり検討すべき事項が多くございますことから、厚木市公共施設個別施設計画や小中一貫教育の在り方についてなどの関係施策との整合を図りつつ、保護者や地域住民の御意見などもお伺いしながら、今後、方策の方向性決定に向けて検討を進めてまいります。
小鮎地区につきましても、小鮎小学校は令和9年度、小鮎中学校は令和12年度にそれぞれ施設の一部が目標耐用年数を迎え、施設の再整備を進める必要がありますが、小中一貫教育の推進や小中一体型施設の整備も視野に入れながら検討を進めることを踏まえ、統廃合については令和15年度を見込んでいる新校舎の供用開始時期以降の実施を見据え、取り組んでまいります。
12ページでございます。
通学区域制度の弾力的運用を実施する学校については、入学希望者が増加するような魅力ある学校をつくらなければならないことから、小中一貫教育の在り方など、関係施策との整合性を図りながら各地区における特色を持った学校づくりに向けて検討を進めてまいります。
(6)の方策の実施により目指す新しい厚木の教育につきましては、学校統廃合の検討を進める荻野・小鮎両地区の学校をモデル校として進め、その成果を他の学校への魅力づくりや特色づくり、また厚木市の新しい教育、夢のある学校づくりへとつなげてまいります。
その下の太枠には、「荻野・小鮎地区における新しい学校づくり四つのねらい」とありますが、本取組による適正規模実現のほか、小中一貫教育の推進やコミュニティ・スクール、地域学校協働活動など地域とのつながりの強化により、より豊かな人間関係の形成や学びの質の向上、教職員の能力向上、子どもたちと向き合う時間の確保など、各学校が有する教育資源を積極的に活用して、魅力ある、特色ある学校、地域づくりを目指そうとするものでございます。
13ページの6の方策を進める上での留意事項といたしまして、ソフト面、ハード面を考えた通学路などにおける安全な通学環境の構築や、新しい環境になじめるか、新しい友人関係が築けるかなど、学校を統廃合する場合の児童へのケアについて配慮する必要があるほか、新しい学校づくりには、児童自らが新しい学校をつくっていくような意識付けや参加していくような取組を実施し、期待を持って新校開校を迎えられるよう取り組んでまいります。
地域社会との関係につきましては、学校は、自治会や様々な地域コミュニティ団体との協力連携が重要であり、学校施設は地域において避難場所や交流の場所としての役割があることなどから、統廃合を行うに当たっては、住民や地域団体等の意見を丁寧に伺いながら検討を進めてまいります。
14ページをお開きください。
小規模校を維持する場合における教育の充実につきましては、教育の機会均等を確保する観点から、小規模であることのメリットをいかし、児童・生徒への教育を充実させる方策を検討し、デメリットにつきましては解消や緩和をさせる方策も検討してまいります。
学校跡地の取扱いにつきましては、厚木市公共施設最適化基本計画におきまして、原則として売却することにより公共建築物全体の維持管理費用として活用するとしておりますが、学校施設は市民、地域住民にとっては避難場所としての機能や地域コミュニティ拠点としての役割を担っていることから、方針に基づき基本的な考え方や手続、検討体制等を整理し、行政需要や地域の意向、市民ニーズ等に配慮して検討してまいります。
15ページには、今後の適正規模・適正配置の取組の進め方として、参考に小鮎地区でのスケジュールを示しております。
なお、方策の方向性決定後は小中一貫教育や小鮎小学校の新校舎の整備の方向性を踏まえて、小鮎地区の新しい学校づくりに向けた検討を進めるとともに方策の実施時期を見据え、一定期間以上の地域での検討・準備期間を設け、地域の実情を踏まえた学校づくりを進めてまいります。
別紙1につきましては、令和4年度に実施した説明会の実施結果、別紙2につきましては、令和5年1月から2月に実施したアンケートの調査結果の要旨を、別紙3につきましては、昨年度10月から11月に実施いたしました保護者や地域の方々を対象に実施した意見交換会の結果を、別紙4につきましては、児童・生徒数及び学級数の将来推計を添付してございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 説明ありがとうございました。
中を見させていただいて、アンケートですとか意見交換会での御意見等々を読ませていただきました。市制施行前の8地域、それから公民館15地区、それぞれどういうようにお考えになっているのか、それがアンケート調査の中にもしっかり表れていると思いました。
大きな目で見れば、大規模校、小規模、それぞれにメリットやデメリットがありますが、そのどちらもデメリットは少なめに、メリットは大きくということで考えていかなくてはいけないと思います。
ただ、もう日本全国が人口減少社会ということで、全ての地区が人口減少になっていくという現状がある中で、その地区に学校があるかないかで、その地区に住むか否かの判断材料になるというアンケートの御意見もありました。確かにそのとおりだと思いました。
また、防災安全面での拠点としての学校というのも、昨今の地震ですとか風水害のことを考えると、やはり見逃せない大きな学校の役割でもあると思っています。
ですので、学校のあるなしが地域の活力等の源になるという視点も踏まえて、その地区に学校がなくなったとしても、そういうことが十分に果たせるような取組を市全体で考えていただいて、実践していかなくてはいけないと思います。
それで、書いてありましたけれども、やはりコストパフォーマンスだけで物事は判断できないので、少し行政的に予算がかかってしまうと思うようなことがあっても、その地区の住民の方々、保護者、子どもたちの思いを大切にしながらやっていっていただければと思います。それは多分、私が言うまでもなく考えられていると思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。
これがまず前振りなのですけれども、3点確認のようなことも含めて質問させていただきます。
まず、3ページのところです。
3ページの下のほうに、(3)で、適正規模・適正配置の方策実施に当たり考慮すべき事項で、ア、イ、ウと3ページには出ていますが、イのところなのですが、分からないので教えていただきたいのですけれども、都市づくりとの整合性で、都市計画マスタープランなどの都市づくり計画等を踏まえた検討というのがありますが、これが今回対象地域にどう絡んでいるのかが見えなかったので、分かる範囲で、そのマスタープランと統廃合、適正規模・適正配置の絡みで教えていただければと思います。これが1点です。
それから、2点目は9ページです。
9ページの表の中に、玉川地区のところで、玉川では玉川小学校、森の里は森の里小学校で、通学区域の制度の弾力的運用で小規模特認校制度があるのですけれども、後の案件でも出てきたと思いますけれども、玉川小については、この小規模特認校制度はもう長く運用されていて、今の児童の1割ぐらいは、この特認校制度を利用して入学した子どもではないかと思うのですけれども、これは今着実に進んでいると思うのですけれども、今回森の里小が挙がりましたけれども、玉川小の実績とか、それに挙げている取組をアピールする周知の仕方とか、何かいろいろあると思うのですけれども、魅力づくりのアピールの仕方というのが何か特筆するようなものがあれば教えていただいて、これからまたそのようなあちこちの学校にも役立つのではないかと思うので、玉川小の取組のことについて教えていただければと思います。
最後、3点目です。11ページです。
11ページの一番上、(4)適正配置の方策で表がありまして、その一番下のところで小鮎地区があって、これは学校の統廃合と書いてあるのですけれども、その一番右のところに1でスクールバスの運行というのがあります。それからその下、2ですけれども、こちらも少し聞きたいのですが、住所地から近い場所にある学校への通学を認めるというものですけれども、確かに飯山小学校の学区は縦に細長い、小鮎川沿いにずっと長いような感じなのですが、上飯山のほうは、あれは一番近いのは小鮎小になるのだろうと思うのですけれども、千頭のほうは、あれは小鮎小に近いのか、それとも清水小なのか、この2の住所地から近い場所にある学校への通学というのは、具体的にどの辺が該当するのかをお聞かせ願いたいと思います。
以上、3点です。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 まず、最後の住所地から近いというところで、千頭から東側に当たる部分が該当すると思うのですけれども、やはり清水小学校に近いというようなところで、指定校変更の願もたまに出る場合がございますけれども、指定校変更は2分の1、自分の通学区域より2分の1以下というようなところで変更を認めるのですけれども、現状の要綱の中では該当はしていない部分がありますので、それは認められないということなのですけれども、今回こういったことが適用というような、該当するような、通学を認めるというような方策が出れば、当然清水小学校のほうが近いというようなことになりますので、そういうことも考えられるということになります。
それと、最初のマスタープランの件につきましては、基本的に都市計画の部分で市街化区域とか調整区域とか、そういったところを決定付けるというか、そういう部分のものなんですけれども、例えばまちづくり全体で考えていけば、例えば小鮎地区につきましては、将来的に厚木秦野道路が通過するようなところの部分が、計画道路などが想定されていますので、そこにインターチェンジができますと、そこにコミュニティが形成されるというようなことも考えられますので、当然そこに住宅地ができて、児童・生徒数も増えていくのではないかというような、そういう都市づくりのプランが、そういったところに出ているというようなことです。
もう一つ、小規模特認校の考え方というか、玉川小の取組の話なのですけれども、これは毎年広報あつぎ、ホームページ等で周知を図らせていただいて、学校にも説明会というか、学校見学を設けまして、取組の内容を保護者等に周知している状況でございます。委員がおっしゃられるとおり、既に玉川小に通われている1割、2割、3割ぐらいは他の学校から、他の区域から入ってきているというような、そういう状況になってございます。
以上でございます。
○佐後教育長 他にございますでしょうか。
森委員。
○森委員 資料の見方が違うのか分からないのですけれども、5ページと6ページで、令和4年のアンケート調査の結果が参考として載せてあるのですけれども、これは数字が、例えば6ページで見ると、玉川地区で地域に学校を維持することについて、維持すべきが、6ページ、36.9%で、前のページを見ると31.3%とか、この数字の違いが。6ページの森の里の維持すべきは54.2%になっていますけれども、5ページは維持すべきが47.0%でしょうか。これは違うアンケートの結果なのかどうかというのが、アンケートを2回やったのかとか、でも、前のページでの日付は2回はやっていなかったかと。その数字の違いが私には十分理解できないです。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 すみません、これは確認をさせてください。もしかしたら違った意味合いでの集計をしている可能性がございますので、確認をさせて、お答えさせていただきたいと思います。
○佐後教育長 森委員。
○森委員 確認いただいて、もちろんお願いします。
それで、その6ページの表の下に書いてある補足で、文章も、そうすると異なるかと思ったりもしますので、そこも含めて、やはりアンケートの結果の根拠はしっかり表示していただきたいと思っております。
以上です。
○佐後教育長 他にございますでしょうか。
宮崎委員。
○宮崎委員 ありがとうございました。
令和3年に、この適正規模・適正配置の基本方針が定められて、当時はこの課題は避けて通れない課題ということで、教育委員会だけではなくて市長部局も含めてこの議論をされて、この方向性が出されたというような認識を持っているのですけれども、この内容につきましては説明会ですとか、数多くの説明会、それからアンケート、それから意見交換会も含めて、3年経ってかなり絞り込みが進んだと思います。そういった中で、新しい実施基準ですとか、それから配慮すべきこと、考慮すべき内容なども網羅されているので、私はこの方向性については賛同していきたい、賛成していきたいと思っております。
その中で、先ほど杉山委員からも出たのですけれども、懸念するというか、今後どうなのかなと思うところが一つありまして、それは9ページの表の中に、これは具体的に統廃合を方向性としている小鮎地区と荻野地区以外のところですけれども、玉川、相川と、9ページから10ページの中にある言葉で、魅力ある学校づくりの手法の検討を行うと全ての方向性の中にあるのですね。この一つが、さっき言われた玉川小学校の小規模特認校も入るのだと思うのですけれども、玉川小学校の場合は、当初英語や自然環境など、そういうところの魅力で発信して、1割、2割子どもたちが入ってきたのですけれども、これを例えば相川地区や南毛利地区などの他の地区で考えたときに、魅力ある学校づくりをどういうように考えていくかという、これは大変大きな課題になるのではないかと思うのです。地域の特色もありますし、人を集めるといっても、厚木市内から集めれば他の地域が減るわけで、その辺のところはもう本当に微妙な問題なのですけれども、これは部が一本化したということもありますし、指導部門の力を借りて、学習内容も含めて、共同で検討していかないと、魅力ある学校づくりはかなり難しいと私は思っています。先の話になるかもしれないですけれども、この辺をよろしくお願いしたいと思います。
それで、大事にしたいものが幾つかあって、アンケートにもありましたけれども、スクールバスも含めて、やはり安全面、子どもの通学時の安全面というのは一番大事なことなので、この辺もこれからスパンがあるのですけれども、よく検討していただきたいと思います。
あと、参考となっている15ページですが、参考は小鮎地区とあるのですけれども、ここはもう荻野地区も置き換えて、こういった形のスケジュールというか取組の進め方で、年数が違うところはあると思うのですけれども、よろしいのかどうか、そこだけ1点お聞かせください。
以上です。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 まず、この参考の小鮎地区につきましては、当初12年度というところだったのですけれども、小鮎中学校の校舎の建て替えが、校舎の体力度調査みたいなところで、まだ耐えられるというような部分もございましたので、令和15年度の中学校の建て替えに合わせて小・中学校の、これは小中一貫も考えた中での統廃合というようなことも検討に入れながら、今後進めていくという考え方の下、今後このスケジュールに基本的には基づいた取組を進めていきたいと思ってございます。
荻野地区につきましても、今後地区の住民等、保護者等にもう一度そういったところを説明しながら、時期的な部分も含めて今後検討していくような形になると思いますので、2校にするのか1校にするのか、その辺を含めた説明を詰めていかなければいけないと思ってございます。
○佐後教育長 宮崎委員。
○宮崎委員 そうなのですけれども、荻野地区も、こういうスパンというか進め方の中に、例えば編成委員会へ諮問するとか、審議するとか、それから推進計画を進めていくとか、こういう流れは同じということでいいのでしょうか。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 はい、そのとおりでございます。
○佐後教育長 よろしいでしょうか。
他ございますでしょうか。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 先ほどの最初の部分で、地域の特色など、そういった部分もやはり言われるとおり、当然各地域の地域資源なども異なってまいります。そういうところも検討しながら、学習の部分もございますので、そういうところと整合というか、合わせた中で、いろいろと検討していきたいと思ってございます。
スクールバス等の登下校の安全の部分につきましても、ソフト面、ハード面を併せた中で、十分に検討をしていきたいと思ってございます。
以上でございます。
○佐後教育長 他、ございますか。
森委員。
○森委員 2点、お願いいたします。
まず始めに、今議論があった魅力ある学校づくりというところなのですけれども、私は最終的には15の地区には学校を残そうということが結論になったと自分では理解していたのです。それは地域コミュニティとの関係、また先ほど杉山委員もおっしゃっていましたけれども、防災であるとか、そうしたいろいろなことを含めて地域コミュニティの関係で、15地区には学校を残そうということで結論に至ったと自分では理解したのですね。
その中で、玉川小が特認校になったという理由は、もちろん児童の減少が一番の理由だったと思いますけれども、うまい表現が見つかりませんけれども、もう少し児童数を増やすために特色あることをいろいろやってみようということだったと思うのですけれども、今回15地区に、最初は適正配置、適正規模でという議論が進んだけれども、地域と話し合っているうちに地域コミュニティ、それから地域のいろいろなところで学校というものが大きく関係しているという結論に至ったということであったら、魅力ある学校づくりをしなくてはいけないとか、そういうことではなくて、やはり一番に挙げられるのは地域コミュニティの関係。このために、たとえ児童数が減ってもここには学校が必要でこれが大きな意見だと。
私の中では、アンケート結果を見る限りでは、その理由はすごく大きな割合ではないような気がするのです。それでも、その意見を尊重して決定したのであれば、魅力ある学校づくりは全ての学校がやるべきことで、この統廃合の結果で、こういう学校にします、すごく簡単に言うと、外国の指導員が入ってきますとか、そういうことは、やはり厚木市立の全ての学校に行われるべきことではないかと私は感じるのです。ですから、魅力ある学校づくりというのは、こういう学校にしたからここに皆さん集まってくださいということではないと思います。ですから、そういう意味でのここの説明が、私は少し違和感を感じるというのが1点です。
それともう一つが、11ページに小鮎地区の統廃合の結果を最終的に令和15年を見込んでいます。これも、もし早まるのであれば、私はもっと早くしてもいいのではないのかと。その後に多く続いてくるので、その後をタイトにするよりも、計画が順調に進むのであれば、当初の計画の12年は無理であっても、あえて3年延ばす必要があるのかと。それよりも結果を皆さんにお示しして、次がもっとこうなるという現状を御覧になって進めると、他の地区の計画ももちろん分かりやすいですし、このようになるのだなという具体例にもなるので、無理なのかもしれませんけれども、小鮎中の耐用年数に合わせてやるのではなくて、耐用年数を少し延ばしてでも小鮎中に合わせるというよりは、小鮎中を小鮎小の耐用年数に合わせるという考え方は駄目なのかと。これはそこの地区だけではなくて、今後この事業が行われる、そういう事業のためのすごくいい参考例になると思うので、私はもう少し早くできないかという気持ちはございます。ただ、ここで部署替えがあったので大変だとは思いますけれども、一つの意見として発言させていただきました。
以上です。
○佐後教育長 コメントございますか。
教育部長。
○岸間教育部長 今の森委員の御意見に関しましては、当初は小鮎小学校が令和9年度に60年の耐用年数を迎えるということで、そこに小鮎中学校を合わせて更新をしてしまおうという、そういった考え方もございました。ただ、やはり今厚木市で依知南小学校と緑ケ丘小学校の建て替えがもう既に始まっております。その次には北小学校が、もうすぐ1年後ぐらいに迫ってきている中で、建物の更新自体が重なってくると、やはり市の財源の面でもかなりの負担が生じるということもございます。ですので、そこの費用、経費の部分を理由にするというところも、それを表立ってするわけではございませんけれども、やはりそういった全体的な部分をいろいろ勘案しながら、そこのところは決めていきたいと考えております。
ですから、この15年度というのも一つの目安として挙げているというものでありまして、必ずしもそこでやりますということでの決定事項ではございません。これから地域の中に、また検討の組織を作らせていただいて、その中でいろいろと検討していただく中で、その辺のスケジュール感もまた変わってきたりということもございますので、そこのところは、また逐一報告させていただきながら進めていきたいと考えてございます。
それともう一点、先ほどアンケートの資料の掲載について御意見いただいたのですけれども、あれは少し分かりにくくて申し訳ないのですが、前のページは地域で、次のページが地区でのアンケートということで、前のほうは、例えば玉川地域ということで、玉川と森の里を含めた数字での内容になっておりまして、後ろのページは地区なので、玉川と森の里が別々の地区として回答いただいているということなので、多少そこに数字の違いが出てきているということでございます。
以上でございます。
○佐後教育長 よろしいでしょうか。
森委員。
○森委員 最初に御説明いただいた令和15年の件は十分理解できました。
後半のほうは、自分の中で整理させていただきます。ありがとうございます。
○佐後教育長 他にございますでしょうか。
よろしいでしょうか。
それでは、他に質疑がないようですので、採決に移ります。
本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○佐後教育長 異議なしと認め、議案第17号を可決いたします。
次に、日程2、議案第18号 令和7年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針の制定についてを議題といたします。
議案の説明をお願いします。
教育指導課長。
○倉持教育指導課長 それでは、議案第18号 令和7年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針の制定について、提案理由と内容について御説明申し上げます。
提案理由でございますが、本市立小・中学校で使用する教科用図書について、適正かつ公正な採択を行うため、教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針を定めるものでございます。
恐れ入りますが1枚おめくりください。
令和7年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針案について御説明申し上げます。
1番につきまして、教科用図書の採択は、神奈川県教育委員会の採択方針に基づいて、文部科学省から送付される目録に登載された教科用図書のうちから行うことを示したものでございます。
2につきまして、厚木市の教育活動にふさわしい教科用図書採択を行うため、厚木市教科用図書採択検討委員会に調査研究について諮問することを示したものでございます。この諮問を受けまして、検討委員会では教育基本法、学校教育法及び学習指導要領並びに厚木市教育委員会が定める調査研究の観点を踏まえ、教科用図書の内容について十分かつ綿密な調査研究を行い、調査研究の内容を教育委員会に答申するものでございます。
なお、教育委員会が定める調査研究の観点につきましては、本資料を1枚おめくりいただいた次の紙面から、国語、書写といった目録順に道徳まで16種目掲載してございます。
ここで少し調査研究の観点について御説明いたします。
方針案を1枚おめくりいただきまして、調査の観点の国語を御覧いただければと思います。
項目は、左端の番号のとおり1番から5番まで五つございます。
そのうち1番、教育基本法、学校教育法及び学習指導要領との関連、2番の教科・種目別の観点、4番の内容と構成、5番、分量・装丁、表記等の内容に関しましては、神奈川県義務教育小学校使用教科用図書採択方針に示されている内容に倣っております。
また、3番の厚木市の特性の観点に関しましては、県の採択方針の調査・観点では、かながわ教育ビジョンとの関連として示されているものに代えまして、本市の教科用図書採択として、本市の教育振興基本計画の示す三つの基本目標に基づいて、付けたい力を育むものであるかという内容と、本市の子どもの学習や生活の実態や課題に即した内容や工夫があるかという内容で構成しております。
調査研究の観点の説明は以上とさせていただきまして、1枚お戻りいただきまして、方針案のページを再び御覧ください。
先ほど御説明しておりました箇所、方針の2番でございますが、そちらの5行目には、専門委員の活用についても触れております。これは専門委員も検討委員会と同じく教育委員会が委嘱する委員で、検討委員会が専門の事項を調査させるために委嘱するものでございます。
方針の3番、厚木市教育委員会は、厚木市教科用図書採択検討委員会の答申を踏まえ、市立学校の教職員、保護者等の意見を参考にした上で、慎重に審議し、最も適切と思われる教科用図書の採択を行うことを示したものでございます。
事務局では、採択替えのある採択が行われる際に一般及び教員向けの各教科書展示会を開催し、各図書を御覧いただいた方からアンケートにより意見をいただいており、例年そちらをまとめて、委員の皆様に研究用の資料としてお渡ししております。今回も同様に行う予定でございます。時期は展示会終了後となりますが、御活用くださればと思います。
4番につきまして、採択の公正確保に向けて、広く関係者の理解を求めるなど、静ひつな採択環境を整え、円滑な採択事務に支障を来す事態がないよう努めることを示したものでございます。
事務局といたしましては、文部科学省からの通知、教科用図書採択における公正確保の徹底についてなどに基づきまして、引き続き適正な事務執行に努めてまいります。
5番につきまして、厚木市教育振興基本計画の基本方針や学校及び児童・生徒の実態、厚木市の特性を考慮した教科用図書を採択することを示したものでございます。こちらを基に、先ほどの調査研究の観点に反映させております。
6番につきましては、採択結果や採択理由等に関する情報は、採択権限を有する者の責任において適切に公開していくことを示したものでございます。
方針案に関する説明は以上でございます。
ここで、本年度実施する教科用図書採択の概要等について、補足となりますが、説明させていただきたいと思います。
先ほど見ていただきました16種目分の調査研究の観点の次のページとなります、参考資料1を御覧ください。
こちらの1番、採択についてという項目では、採択は法的根拠に基づいて行うものということをまとめてございます。
2番の採択の対象についてでございますが、黒縁の括弧でお示ししましたとおり、通常の学級で使用する教科用図書と、必要に応じて特別支援学級で使用する学校教育法附則第9条に規定する教科用図書の2種類がございます。
始めに教科用図書でございますが、本年度は(1)と(2)の2種類の採択を行います。
最初に、採択替えに伴う採択について説明申し上げます。
中学校の教科用図書につきましては、今年度が使用期間となる4年目に当たるため、学習指導要領の内容に準拠して新たに作成された教科用図書のうち、検定に合格した図書について新規に調査研究を行って採択するものでございます。
本年度、採択替えを行う中学校において、教科書を主たる教材として学習する教科等は、そちらに米印でお示ししましたとおり10教科でございますけれども、国語は国語と書写、社会は地理、歴史、公民、地図、音楽は一般と器楽合奏、技術・家庭が技術分野と家庭分野に分かれており、合計16種目となります。
続いて(2)、継続使用に伴う採択についてでございますが、小学校の教科用図書につきましては採択期間内でございますので、法律に基づき、現在使用している教科用図書と同一の教科用図書を採択していただくこととなります。
続きまして、学校教育法附則第9条第1項に規定する教科用図書についてございます。
特別支援学級で用いる教科用図書につきましては、文部科学省が発行する一般図書一覧に搭載された図書のうちから、児童・生徒の障害の状況に合わせて毎年採択が行われるものでございます。
裏面を御覧いただきますと、今後の数年間の教科用図書の使用・採択・検定のサイクルを参考としてお示しいたしましたので後ほど御覧ください。
続きまして、次のページの参考資料2を御覧ください。
こちらは教科用図書採択に係る事務の流れを神奈川県教育委員会、厚木市教育委員会、厚木市教科用図書採択検討委員会、専門委員会、各学校と分けまして、それぞれの関わりについて示したものでございます。
縦の方向にそれぞれの組織を重ねており、表の横方向は時間の経過を示しております。
始めに、表の中に太い四角で囲んでお示ししました厚木市教育委員会採択方針の決定という四角、こちらが本日の定例会というイメージでございます。ここからまず下に矢印を追いながら流れを説明いたします。
下に進んでいただきますと、この太い枠から左側の矢印を追っていただきますと、各学校につながっています。今日、採択方針が決定いたしましたら、その採択方針を各小・中学校に通知いたします。同時に先ほどの四角の太枠中央の矢印でございますが、こちらは厚木市教科用図書採択検討委員会に対して、内容に関する調査を諮問することを示しております。同じように一番右の矢印は、少し曲がっておりますけれども、専門委員の委嘱を示しております。
下から2段目の専門委員の囲みを御覧いただきますと、横に複数囲みがございます。7月までの期間に複数回、例年3、4回程度になろうと思いますが、専門委員会を開催し、検討委員会に報告する調査報告書を作成していただきます。
次に、教育委員会の欄に戻っていただきまして、上から2段目の太枠の囲みのところ、先ほどの四角に目をお戻しください。そちらの太い四角から右に進みますと、教育委員による調査研究という囲みが大きくございます。採択を行う7月定例会までの期間に、委員の皆様には教科書の調査研究を行っていただきたいと思います。各者の教科書見本をいつでも閲覧いただけますよう、場所を設けて設置する予定でございます。例年ですと連休明け頃から届き始めて、5月中には揃う予定でございます。
今見ていただいているそちらの教育委員による調査研究の囲みに向けて、下から三つ矢印が上がってきていると思います。中央に教科書展示会アンケート集約の報告、その右側が、厚木市教科用図書採択検討委員会の答申として調査研究報告書、さらに学校の意見、その三つの矢印がございます。こちらを参考に研究いただく形になります。その調査研究の後、厚木市教育委員会の一番右に示したやや太めの囲みですが、こちらが7月の定例会をイメージしております。教科書をそちらで採択いただきまして、その結果を各学校や県の教育委員会に通知報告を行っていくという流れでございます。
1枚おめくりいただきまして、参考資料の3を御覧ください。
こちらは、今申し上げました流れを具体的な日付を入れながら示したものでございます。
本年度の展示会に関しましては、一般向けの展示会は6月5日から21日までの期間、あつぎ市民交流プラザと荻野運動公園で日にちを分けて実施するとともに、中央図書館につきましては今年も常設の展示として配架する予定でございます。
中学校の先生方向けの展示会は、今年も1週間程度になりますけれども、全種目の教科書を各学校を巡回させる形で実施し、意見を集めてまいります。
続きまして、参考資料4を御覧ください。
こちらは、厚木市教科用図書採択検討委員会の設置規則でございます。
さらに1枚おめくりいただきまして、参考資料5としまして、関係する法律をお示しさせていただきました。
以上でございます。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。
宮崎委員。
○宮崎委員 ありがとうございました。
方針がこの内容の議案だと思うのですけれども、これはそのとおり賛成ということでお願いします。
去年の小学校もそうだったのですけれども、今回の中学校も特徴というところがあって、それは二次元コードを読み取って、さらに学習を子どもたちが個々に広められるというものがあって、これが4年前の中学のときの量の約4倍だというのです。こういうところも今回の特徴だと言われているのですけれども、それが先ほどの各16種の観点の中で言うと、5番目の分量や装丁、そういったところに関連するのかと思うのですけれども、そのことは今回はそこには載せていられないのですけれども、5月10日から専門委員会が始まって調査研究をするのですけれども、そこに教育委員会として今回の特徴、そういう二次元コードを読み取って、子どもたちが学習できるような分量がかなり増えていますと、そういうことを補足的に説明していくのか、それともこういうことには触れずに進めていくのか、これによって専門委員の方々の研究というか、調査の仕方も変わってくると思うし、文科省はこの検定のときに、その全ての、もう何千もあるのですけれども、全ての二次元コードを見切れなかったらしいのです。そういったコメントもあるのです。中身については十分に検証されていないということなので、この辺のところをどう進めていくかというのは考えていかなくてはいけないと思い、発言をさせていただきました。いかがですか。
○佐後教育長 教育指導課長。
○倉持教育指導課長 御質問ありがとうございます。
先ほど方針の1番にもありましたとおり、国の方針や県の方針に基づいて厚木市は採択していくのですけれども、令和7年度使用教科書の採択事務処理についてという通知が令和6年3月29日に文科省から出ているのですが、こちらには、教科書採択は教科書を決定する行為であり、調査検討の対象は紙の教科書であることが基本であること。一方で、6年度以降、英語の学習者用デジタル教科書を紙の教科書と併せ提供する予定であり、6年度の中学校英語の教科書採択については、中学校のデジタル教科書を調査し、考慮の一事項とすることができるということが書かれています。
そのため、今御質問のあった二次元コードはデジタル教科書とは全く違う教材扱いになりまして、発行者によっては、昨年の小学校の例で、今年の図書はまだ見ていないのですけれども、現在建設中のような二次元コードの中身もあるのです。そのため、そこからまた追加が、これから検定を通って採択された後にも追加される可能性があるものなので、こちらについては、文科省のとおり、調査で報告に挙げる対象にはしない方針でいこうと思っています。検討委員さんにも、そちらの中身について見ていただいても構いませんけれども、そちらについての記述はしないという形で統一していきます。
もう一つ、デジタル教科書について今触れさせていただきましたけれども、これも英語はこちら、今年も付いてきます。昨年も杉山委員から御質問いただいたかと思うのですが、英語の教科書については、この検討委員会前に検討委員さんたち、調査員さんたちにこのように伝えていこうと思っています。
根拠は県の採択の方針について基づいていくもので、県ではデジタル教科書も調査の対象とするとあります。デジタル教科書、補足しますけれども、昨年度の小学校のものを例に確認したのですが、教科書がそのまま音読される、あと文字が拡大できたり、少しハイライトでラインが押せたり、ルビがついたりということで、教科書でやっている活動の枠が、例えば動画を伴ったり、プラスアルファのものになるというものはほぼないです。デジタル教科書ですので、音読のペースが速くなったり遅くなったりということは可能ですけれども、音読がされるもの、そちらについては県と同じように調査の対象とするのですが、報告書の先ほどの調査の観点で言うと、観点の5番の(2)装丁や工夫、内容などになろうかと思いますけれども、そこで体裁が良く、生徒が使いやすいような工夫や配慮がなされているかという視点から、そのデジタル教科書の内容を見ていただくことで指示を出そうと思っています。
以上です。
○佐後教育長 他にございますでしょうか。
よろしいでしょうか。
それでは、他に質疑がないようですので、採決に移ります。
本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○佐後教育長 異議なしと認め、議案第18号を可決いたします。
次に、日程4、議案第20号 令和7年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る調査研究の諮問についてを議題といたします。
議案の説明をお願いします。
教育指導課長。
○倉持教育指導課長 それでは、議案第20号 令和7年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る調査研究の諮問について、提案理由と諮問事項について御説明を申し上げます。
提案理由でございますが、令和7年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針に基づき、教育委員会が厚木市の教育活動にふさわしい教科用図書採択を行うため、教育委員会が附属機関である厚木市教科用図書採択検討委員会に諮問するものでございます。
1枚おめくりいただきまして、諮問書を御覧ください。
諮問事項は、令和7年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書に関する調査研究についてでございます。
諮問理由につきましては、先ほど御承認いただきました令和7年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る厚木市教育委員会の方針に基づき、教育委員会が本市の教育活動にふさわしい教科用図書の採択を行うためでございます。
御審議よろしくお願いいたします。
○佐後教育長 ただいまの説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。
それでは、特に質疑がないようですので、採決に移ります。
本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○佐後教育長 異議なしと認め、議案第20号を可決いたします。
ここで、5分間休憩いたします。
暫時休憩15時17分
再開時刻15時22分
○佐後教育長 再開いたします。
報告事項1、事務の臨時代理の報告について報告をお願いします。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 報告事項1、事務の臨時代理の報告について、厚木市教育委員会事務局及び教育機関の組織等に関する規則の一部を改正する規則につきまして御報告申し上げます。
恐れ入りますが1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。
本件につきましては、厚木市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の施行及び教育委員会事務局の組織改正に伴い、厚木市教育委員会事務局及び教育機関の組織等に関する規則の一部を改正する必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がありませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理いたしましたので報告するものでございます。
それでは、内容を御説明いたしますので、3枚おめくりいただき4ページ、参考資料の新旧対照表を御覧ください。
改正箇所を赤字で示してございます。右側が改正前の旧の規則、左側が改正後の新の規則となります。
第2条は教育委員会事務局の組織を定めておりますが、今回の組織改正により1部体制とすることに伴い、部の名称を教育部に改め、教育総務課に学校経理係を加え、教育総務課の次を学務課とし、教育施設課の名称を学校施設課に改め、学校給食課の係を統合し、給食企画係と名称を改め、社会教育部の項を削除するものでございます。
次に、第3条は各課の事務分掌を定めておりますが、教育総務部を教育部に改め、1枚おめくりいただき5ページを御覧ください。教育総務課分掌事務のうち、旧の第21号及び第22号は教育研究所に事務を移管するため削除し、社会教育課から事務移管を受けた社会教育関係団体の指導及び育成に関すること及び人権教育に関することを新の第21号及び第22号とし、学務課及び教育施設課から移管を受けた事務を第23号から第25号として加え、以下の各号を3号ずつ繰り下げるものでございます。
次に、部内の組織の機構順を改めるため教育総務課の次を学務課とし、6ページ下段の学校教育部学務課の所掌事務のうち、第1号から第10号までと、7ページ上段の第13号の事務を、5ページ下段に第1号から第11号までとして規定するものでございます。
次に、6ページ上段を御覧ください。
教育施設課を学校施設課に改め、第4号の事務を教育総務課に移管するため削除し、第5号を第4号とするものでございます。
次に、6ページ下段の学校教育部学務課、7ページ下段から8ページにかけての社会教育部社会教育課、スポーツ推進課及び文化財保護課を削除するものでございます。
次に、第4条は学校給食センターについて定めておりますが、第2項中、同センターの属する部を教育部に改めるものでございます。
次に、第5条は教育研究所について定めておりますが、第1項中、教育研究所に置く係を研究研修係及び教育情報係に改め、第2項中、教育研究所が属する部を教育部に改めるものでございます。
次に、9ページを御覧ください。
第6条は青少年教育相談センターについて定めておりますが、第2項中、同センターの属する部を教育部に改めるものでございます。
次に、第7条の社会教育集会所、第8条の公民館、第9条の体育施設、第10条のあつぎ郷土博物館及び第11条の図書館については、市長部局へ移管するため削除するものでございます。
次に、第12条は、複数の課等に関連する所管事務の指定について定めておりますが、1部体制になったことから用語の整理をするとともに、第3項を削るものでございます。
次に、第7条から第11条までの5条を削ることに伴い、第13条から第15条までを5条ずつ繰り上げるものでございます。
最後に、本規則の施行日につきましては、令和6年4月1日でございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
特になければ、報告事項1を終わります。
次に、報告事項2、事務の臨時代理の報告について報告をお願いします。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 報告事項2、事務の臨時代理の報告について、厚木市教育委員会事務決裁規程の一部改正につきまして御報告申し上げます。
1枚おめくりいただき臨時代理書を御覧ください。
本件につきましては、厚木市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の施行及び教育委員会事務局の組織改正に伴い、厚木市教育委員会事務決裁規程の一部を改正する必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がありませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理したものでございます。
内容を御説明申し上げますので、6枚おめくりいただき10ページの参考資料の新旧対照表を御覧ください。
右側が改正前の旧の規則、左側が改正後の新の規則となります。改正箇所をアンダーラインと朱書きで示してございます。
第2条は、この規程で使用する用語の定義を定めておりますが、公民館を市長部局に移管したため、第11号の用語を整理するとともに、公民館長の定義を定める第16号を削除し、第17号を第16号に繰り上げるものでございます。
次に、第9条は、担当部長の専決について定めておりますが、公民館を市長部局に移管したため、公民館長の専決について定める第4項を削除するものでございます。
次に、別表第1、共通事項、(1)庶務関係の表につきましては、教育委員会事務局各課に共通する事務の決裁区分について定めておりますが、教育に関する職務権限の移管及び組織改正に伴い、社会教育に関する事務を市長部局の職員に補助執行させる必要が生じたことから、補助執行の対象となる社会教育に関する事務の決裁区分について定めるため、マイクロフィルム文書の作成等の次に社会教育の項を加えるものでございます。
また、同表及び次の(2)人事関係の表の注記から公民館長を削除するため、用語の整理をするものでございます。
次に、別表第2、個別事項の表につきましては、各課等の所掌事務に係る決裁区分を定めておりますが、教育総務課の項につきましては、10ページ下段の旧の欄、学校の情報化に関する事務を教育研究所に移管するため削除し、新たに教育総務課が所管することとなった社会教育、次のページの学校運営配当予算及び学校備品に関する事務の区分を加えるものでございます。
なお、決裁区分については、事務内容の重要度に応じて教育長、部長、次長又は課長に分類しております。教育部には次長が配置されておりませんので、次長専決になっている事務については部長が決裁することになります。
次に、組織改正に伴い教育部の中の機構の順序を改めるため、教育総務課の次に学務課を規定するものでございます。学務課の決裁事項及び決裁区分については、学校配当予算、学校備品の事務を教育総務課に移管しておりますが、11ページに記載した部分については変更はありません。
次に、11ページ、旧の欄の教育施設課につきましては、課の名称を学校施設課に改め、学務課の次に規定の順序を変更しております。
また、決裁事項のうち学校施設管理配当予算については、名称を変更の上、教育総務課に移管しましたので削除するものでございます。
次に、13ぺージを御覧ください。
旧の欄の社会教育課、スポーツ推進課及び14ページの文化財保護課につきましては、市長部局へ移管することに伴い、規定を削除するものでございます。
次に、14ページ、新の欄、下段の教育研究所につきましては、教育総務課から移管しました学校の情報化の項目を追加するものでございます。
次に、15ページの旧の欄、中央図書館につきましては、市長部局へ移管することに伴い削除するものでございます。
最後に、本規定の施行日につきましては、令和6年4月1日でございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
特になければ、報告事項2を終わります。
次に、報告事項3、事務の臨時代理の報告について報告をお願いします。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 それでは、報告事項3、事務の臨時代理の報告について、厚木市教育委員会事務局及び学校以外の教育機関の職員の人事異動につきまして御報告申し上げます。
資料3、1枚おめくりいただき臨時代理書を御覧ください。
本件につきましては、令和6年4月1日付けで教育委員会事務局及び学校以外の教育機関の職員の人事異動を行うに当たり、同年3月22日付けで内示を行う必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がありませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理いたしましたので報告するものでございます。
1枚おめくりください。
人事異動の内容につきましては、こちらの名簿のとおりでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
特になければ、報告事項3を終わります。
次に、報告事項4、事務の臨時代理の報告について報告をお願いします。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 それでは、報告事項4、事務の臨時代理の報告について、厚木市教育委員会事務局の職員の人事異動につきまして御報告を申し上げます。
恐れ入りますが、資料4、1枚おめくりいただき臨時代理書を御覧ください。
本件につきましては、令和6年4月1日付けで教育委員会事務局の職員の人事異動を行う必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がありませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理いたしましたので報告するものでございます。
1枚おめくりください。
人事異動の内容につきましては、こちらの名簿のとおりでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
特になければ、報告事項4を終わります。
次に、報告事項5、事務の臨時代理の報告について報告をお願いします。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 報告事項5、事務の臨時代理の報告について、厚木市教育委員会点検評価委員会委員の委嘱につきまして御報告申し上げます。
資料5を、恐れ入りますが1枚おめくりいただき臨時代理書を御覧ください。
本件につきましては、厚木市教育委員会点検評価委員会委員の任期が満了することに伴い、令和6年4月1日付けで新たに委員を委嘱する必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がありませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理いたしましたので報告するものでございます。
別紙を御覧ください。
新たに委嘱した委員は、1番の麻生孝子様をはじめとする5人でございます。
なお、全ての方が新任となっております。
任期につきましては、厚木市教育委員会点検評価委員会規則第3条の規定により、2年以内において教育委員会が定める期間となっておりますので、令和6年4月1日から令和8年3月31日まででございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
特になければ、報告事項5を終わります。
次に、報告事項6、事務の臨時代理の報告について報告をお願いします。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 それでは、資料6を御覧ください。
報告事項6、事務の臨時代理の報告について、厚木市小中学校通学区域再編成委員会委員の委嘱につきまして御報告申し上げます。
恐れ入りますが、1枚おめくりいただき臨時代理書を御覧ください。
本件につきましては、厚木市小中学校通学区域再編成委員会委員に欠員が生じたことに伴い、令和6年4月1日付けで新たに委員を委嘱する必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がありませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理いたしましたので報告するものでございます。
1枚おめくりいただき別紙を御覧ください。
新たに委嘱した委員は、1番の石川正和様をはじめとする4人でございます。
こちらの4人につきましては、選出団体からの選出委員に変更が生じたことにより、新たに委嘱するものでございます。
任期につきましては、厚木市小中学校通学区域再編成委員会規則第4条の規定により、委員の任期は2年とし、補欠の委員の任期は前任者の残任期間とすることとなっておりますので、他の委員と同様に令和7年9月30日までの任期といたします。
次ページにつきましては、参考資料として、厚木市小中学校通学区域再編成委員会の委員名簿を付けさせていただいております。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
特になければ、報告事項6を終わります。
次に、報告事項7、事務の臨時代理の報告について報告をお願いします。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 資料7を御覧ください。
報告事項7、事務の臨時代理の報告について、厚木市学校運営協議会委員の委嘱につきまして御報告申し上げます。
臨時代理書を御覧ください。
本件につきましては、厚木市学校運営協議会委員に欠員が生じたことに伴い、令和6年4月1日付けで新たに委員の委嘱を行う必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がありませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理いたしましたので報告するものでございます。
こちらにつきましては、4月1日付けの人事異動などから、新たに委嘱しました学校がございましたので報告するものでございます。
恐れ入りますが、1枚おめくりいただき別紙を御覧ください。
番号1番の日高沙恵理様から、3ページをお開きください。49番の田口明生様までの49人を委嘱するものでございます。
任期につきましては、厚木市学校運営協議会規則第5条第4項ただし書の規定により、前任者の残任期間となります。
なお、5ページ以降につきましては、参考資料として、各学校の学校運営協議会委員名簿を付けさせていただいております。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
特になければ、報告事項7を終わります。
次に、報告事項8、事務の臨時代理の報告について報告をお願いします。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 資料8を御覧ください。
報告事項8、事務の臨時代理の報告について、厚木市いじめ防止対策委員会委員の委嘱につきまして御報告申し上げます。
内容につきまして御説明いたしますので、1枚おめくりいただき臨時代理書を御覧ください。
本件につきましては、厚木市いじめ防止対策委員会委員に欠員が生じたことに伴い、令和6年4月1日付けで新たに委員を委嘱する必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がありませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理いたしましたので報告するものでございます。
1枚おめくりいただき、別紙を御覧ください。
番号1番の細谷祐紀様を新たに委嘱するものでございます。
任期につきましては、他の委員と同様に令和6年5月31日までといたします。
なお、裏面には、参考資料といたしまして、厚木市いじめ防止対策委員会の名簿を付けさせていただいております。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
特になければ、報告事項8を終わります。
次に、報告事項11、学校選択制等の実施結果について報告をお願いします。
学務課長。
○永田学務課長 報告事項11、学校選択制等の実施結果につきまして、学務課からは中学校選択制及び小規模特認校制度の実施結果につきまして御報告いたします。
恐れ入りますが、資料11を御覧ください。
始めに、令和6年度入学中学校選択制の実施結果でございます。
中学校選択制につきましては、子どもたち一人一人が自ら適した教育環境で個性や能力を一層伸ばすことを目的として、新1年生となる児童とその保護者が、指定校と隣接している厚木市立中学校の中から就学を希望する学校を1校選択できるという制度でございます。
(2)の実施結果でございますが、受入上限人数について、南毛利中学校が10人、睦合東中学校が25人、他の11の中学校につきましてはそれぞれ20人の合計255人に対しまして、69人がこの制度を使い入学しました。
隣接外につきましては、指定学校や隣接する学校に希望する部活動がない場合に限り希望することができるというものでございますが、今年度につきましては0人ということでございました。
なお、今年度の申請は、全ての中学校で受入上限人数を超えなかったため、抽選を実施することなく申請者全員、希望する中学校に入学することができました。
(3)の主な選択理由でございますが、教育環境が16人、部活動が15人、友人関係が27人、通学距離が11人でございました。
続きまして、裏面の2ページを御覧ください。
令和6年度入学の小規模特認校制度の実施結果でございます。
小規模特認校制度につきましては、少人数ならではのきめ細かい指導や地域と連携した教育活動を推進している小規模校におきまして、通学区域以外からの就学を認めることで児童の適性をいかした教育を推進することにより、学校規模の適正化及び学校の活性化を図る制度でございます。
(2)の児童を受け入れる小学校でございますが、児童数115人の厚木市立玉川小学校におきまして、市内全域から全学年での就学を受け入れるものでございます。
(3)の実施結果でございますが、1年生が2人、2年生が1人、合計3人が、この制度を使い入学をしました。
右側の表につきましては、入学者の指定学校になります。
学務課からの報告は以上になります。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 それでは、引き続き教育総務課から御報告いたしますので、3ページを御覧ください。
3の令和6年度入学、住居からおおむね1キロメートル以内の学校の選択実施結果でございます。
(1)の住居からおおむね1キロメートル以内の学校の選択ということで、制度の趣旨でございますが、大規模状態にある学校の通学区域に居住する児童・生徒が、そうではない他の学校から住居からおおむね1キロメートル以内にある場合に、この学校への就学を認めることにより学校規模の適正化を図ろうとするものでございます。
(2)の1キロメートル以内の学校の選択対象校になりますが、大規模状態にある学校が厚木第二小学校と南毛利小学校で、選択することができる学校は、厚木第二小学校が相川小学校、南毛利小学校が緑ケ丘小学校と毛利台小学校でございます。
(3)の実施結果になりますが、相川小学校が2人、緑ケ丘小学校が5人の合計7人でございました。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
特になければ、報告事項11を終わります。
次に、報告事項12、令和6年度学校施設整備計画について報告をお願いします。
学校施設課長。
○林学校施設課長 それでは、報告事項12、令和6年度学校施設整備計画につきまして御報告申し上げます。
恐れ入りますが、資料12の一覧表を御覧ください。
令和6年度は、一覧表のとおり学校施設整備を実施いたします。
それでは、表の順番に従って内容を御説明いたしますので、恐れ入りますが1枚おめくりいただき、1ページの別紙1を御覧ください。
なお、それぞれの整備内容を記載した別紙の次のページ以降に、参考資料として施工場所の位置図、施工箇所を示す配置図、立面図、平面図等を添付しておりますので、併せて御覧ください。
始めに、1の長寿命化(機能回復)改修工事でございます。
当該工事は、戸田小学校及び睦合東中学校において、施設の長寿命化を図るとともに、児童・生徒が快適な教育環境の中で安心して安全に学校生活を送ることができるよう、外壁の劣化部分等を補修した上で、外壁全面の塗装の塗り替えを実施するほか、屋根の防水改修や災害時等における安全対策を図るため、窓ガラスを普通ガラスから学校用強化ガラスに交換するなどの改修工事を実施するものでございます。
恐れ入りますが3枚おめくりいただき、6ページの別紙2を御覧ください。
なお、別紙の次ページ以降に、参考資料として各学校の位置図、配置図を添付しておりますので、併せて御覧ください。
次に、2-1の受変電設備改修工事でございます。
当該工事は施設の長寿命化を図るとともに、児童・生徒が快適な教育環境の中で安心して安全に学校生活を送ることができるよう、経年劣化した施設の主要な電気設備である受変電設備の改修工事を実施するものでございます。
件名3から5につきましては令和5年度に契約済みでございますが、新型コロナウイルスの感染拡大やウクライナ情勢等の影響に伴い、受変電設備の製作に必要な部品供給が滞っているため、引き続き令和6年度に現場施工を実施するものでございます。
恐れ入りますが2枚おめくりいただき、10ページの別紙3を御覧ください。
別紙の次ページ以降に、参考資料として各学校の位置図、配置図を添付しておりますので、併せて御覧ください。
次に、2-2の受変電設備改修工事でございます。
件名6から9につきましては令和6年度に工事発注を行うものでございますが、新型コロナウイルスの感染拡大やウクライナ情勢等の影響に伴い、受変電設備の製作に必要な部品供給が滞っているため、現場施工については令和7年度に実施するものでございます。
恐れ入りますが3枚おめくりいただき、16ページの別紙4を御覧ください。
別紙の次のページに、参考資料として位置図、改修平面図を添付しておりますので、併せて御覧ください。
次に、3のグラウンド改修工事でございます。
当該工事は、生徒が快適な屋外教育環境の中で安心して安全に学校生活を送ることができるよう、機能低下及び経年劣化したグラウンド等の改修工事を実施するものでございます。
恐れ入りますが1枚おめくりいただき、18ページの別紙5を御覧ください。
次に、4の小・中学校特別教室等冷暖房設備設置事業でございます。
当該事業は、近年の地球温暖化等による猛暑の影響から、児童・生徒の健康被害を防止し、児童・生徒が快適な教育環境の中で安心して安全に学校生活を送ることができるよう、小・中学校の特別教室等に賃貸借方式により冷暖房設備を設置するものでございます。
次に、19ページの別紙6を御覧ください。
5の小・中学校体育館冷暖房設備設置事業でございます。
当該事業は、近年の地球温暖化等による猛暑の影響から児童・生徒の健康被害を防止し、児童・生徒に快適な教育環境の中で安心して安全に学校生活を送ることができるよう、令和6年度から3年間を目標に、小・中学校の体育館に購入及び賃貸借により冷暖房を設置するものでございます。
件名13につきましては、建て替えが予定されている小学校1校、中学校3校の体育館に移動式冷暖房装置を備品購入し、設置するものでございます。
件名14、15につきましては、小学校2校、中学校8校の体育館に賃貸借方式で冷暖房設備を設置するもので、令和7年4月から賃貸借を開始するものでございます。
以上が令和6年度に実施する主な学校施設整備でございますが、資材や機器等の製造に必要な材料の供給不足により製品等の納期が不安定な状況であるため、予定している期限に事業が終了しないおそれがございますので、事業の実施に当たりましては、逐次状況を把握するとともに関係者との調整を十分に行い、児童・生徒の安全を確保するとともに、できる限り学校運営に支障がないよう実施してまいります。
報告は以上でございます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 説明ありがとうございました。
細かいところなのですけれども、1点お願いします。
6ページのところで2-1、受変電設備改修工事のところなのですけれども、設備容量のところで、愛甲小は375キロボルトアンペアで、玉川小と戸室小は300キロボルトアンペアになっている違いは何かあるのでしょうか。
それからもう一点。今、ウクライナ情勢などということで資材が入ってこないという話があったのですけれども、それはかなり深刻なものなのでしょうか。新聞等のニュースでは見るのですけれども、こういうところまで影響するというのには少し驚いたのですけれども、資材が入ってくることは、それほど滞ってしまうものなのでしょうか。その辺を聞かせてください。
○佐後教育長 学校施設整備担当課長。
○中丸学校施設整備担当課長 まず、電気容量の件なのですけれども、愛甲小については既存が200キロボルトアンペアに対して、改修後については375キロボルトアンペアということなのですけれども、こちらについては当然経年劣化ということもございまして、一般的には25年が耐用年数と言われていますけれども、部品を交換することによって、それが幾分延びると。愛甲小につきましては48年経過しておりまして、さらに、これは特別教室の空調機の増設を予定しているといったところで、容量のアップを同時に行うということでございます。
玉川小と戸室小につきましても、195キロボルトアンペアから300キロボルトアンペアに容量がアップしてございますけれども、こちらについても特別教室の空調機増設を予定した容量という具合になっております。
300キロボルトアンペアの違いは、まずもっと細かく分けますと、単相と三相と分かれてございまして、単相というのは通常の100キロボルトアンペアの一般家電の容量でございます。それと三相については、もう少し容量の大きい空調などといったものに使うもので、200キロボルトアンペアのコンセント、三相ということで三つ穴が開いてございます。そういったものについて、特別教室の空調機ということで三相の部分ですね、それについては70キロボルトアンペアから200キロボルトアンペアに増設をしているということでございます。単相につきましては、75キロボルトアンペアから100キロボルトアンペアについては、今後の電気設備負荷の増設に対応できるように予備ブレーカーについても見込んでいる数字となってございます。
それと、先ほどのウクライナ情勢について滞っているということですけれども、現実的に滞っているということで、部品によっては、やはり1年近くかかってしまうものがございます。そういったところもあって、本当に1年以上前から発注しないと間に合わないということでございます。
以上でございます。
○佐後教育長 他にございますか。
それでは、他になければ、報告事項12を終わります。
次に、報告事項13、依知南小学校及び緑ケ丘小学校の施設建て替え整備基本設計書について報告をお願いします。
学校施設整備担当課長。
○中丸学校施設整備担当課長 報告事項13、依知南小学校及び緑ケ丘小学校の施設建て替え整備基本設計書につきまして御報告いたします。
両校につきましては、本市で設定しました目標耐用年数60年に達する校舎を建て替えるものでございます。
依知南小学校建て替え整備基本設計書について御説明いたします。
まず、2枚おめくりいただいて、右下、A-1と記載されている資料を御覧ください。
左上が図面名称となっており、このページは建て替えに当たっての基本コンセプトでございます。みんな笑顔で仲がよく、地域とつながりのある楽しい学校をコンセプトとして、それを実現させるための四つのテーマと整備方針を掲げております。
1枚おめくりください。
A-2、計画概要、現況写真でございます。
新校舎は地上3階建て、鉄筋コンクリート造、床面積4,633.29平方メートル、最高高さ13.25メートルでございます。
なお、これらの数値は、詳細設計を実施することにより変わる可能性がございます。
次に、ページが飛びますが、A-10を御覧ください。配置計画でございます。
左側に既存の配置図があり、オレンジ色でお示ししております西棟及び中央棟校舎を解体し、右側の図のように解体する既存校舎と同じ場所に新校舎を新築するものでございます。
1枚おめくりいただき、A-11を御覧ください。
平面計画でございます。
まず、図面右下の1階平面図について、左側の建物が新校舎、渡り廊下の右側が既存東棟校舎でございます。新校舎は中廊下形式になっており、昇降口の前に図書メディアセンター、左側に特別支援学級、保健室、右側に校務センターを配置してございます。さらに渡り廊下の右側、既存東棟校舎には図工室、地域連携室などを配置しております。
次に、その上の2階平面図については、南側に教室、北側に多目的ルームを配置しております。中廊下式の場合、採光や換気が取りにくいので、柱の通り番号13番と14番の間に自然光と通風のため吹き抜けを有するDENと名付けた空間を設けております。DENとは、一般的には使用用途を定めない多目的な空間を言います。また、吹き抜けを設けることで上下の空間をつなぎ、学校のにぎわいや児童の居場所の創出に寄与するものとなってございます。
次に、その上の3階平面図について、基本的に2階と同じ配置となっておりますが、先ほど御説明したDENの上部である柱通り番号13番と14番の間が吹き抜けとなっております。
次のA-12から15までは、各階の平面図となってございます。A-15、屋上には、太陽光パネルを設置する計画となってございます。
次に、A-16を御覧ください。
立面計画図です。
柱と梁を教室内に現さないため、外壁側に柱形状が構築されますことから、外壁面に陰影が生じることにより表情が生まれ、リズミカルな印象となり、圧迫感がなくなるものとしてございます。
次に、2枚おめくりいただきA-25を御覧ください。
普通教室の広さの考え方でございます。35人学級が標準となりますが、特別支援学級児童が通常学級において交流、共同学習することを想定し、40人収容の広さとしてございます。
次に、ページが飛びますが、A-31を御覧ください。
A-31、多目的ルームのレイアウトでございます。
学年集会ができる広さとしております。また、壁面にスクリーン兼ホワイトボードを設け、グループワークなどの授業をより自由に行うことができるものとしてございます。
次のページ、A-32を御覧ください。
図書・メディアセンターのレイアウトでございます。
左側に放送スタジオや吹き抜けを設け、活動的なスペースとなっております。右側は比較的閉鎖的な、静かに読書に浸る静的なスペースとなってございます。
次のページ、A-33を御覧ください。
先ほど御説明したDENと吹き抜けの図でございます。
吹き抜けを設けることにより、DENに自然採光や通風が確保されます。DENは、作品展示スペースや児童の交流の場としての活用が期待されます。また、立体的な連続空間とすることにより児童の様子を把握することができます。
次に、ページ飛びましてA-40を御覧ください。
地域交流、防災計画、セキュリティ計画でございます。
地域交流、防災機能としては、図面右側、既存体育館及び既存東棟校舎が避難施設の機能を担います。
地域交流として、体育館、東棟校舎の地域連携室や図工室の夜間・休祝日の地域開放を計画してございます。
また、防災機能としては、災害時に体育館及び東棟校舎を避難所とし、新校舎での学校運営を早期に再開できるよう計画しております。
1枚おめくりいただき、O-1を御覧ください。
環境配慮の取組でございます。
新校舎の省エネルギーの目標として、空調、換気、照明設備といった一次エネルギー消費量の基準値を50%削減するものとしております。削減の手法として、校舎外壁や窓の断熱化、空調、照明機器のLED化などの効率の良い機器の設定などがございます。また、エネルギー削減のほかにエネルギーを作り出すため、屋上への太陽光パネルの設置を行います。
大変恐れ入りますが、ページをお戻りいただき、A-5と6を併せて御覧ください。
外観イメージでございます。
柱と梁を屋外に構築することにより、彫りの深い表情のある外観となっております。また、日差しの軽減に寄与する形状となっております。
次のページ、A-7と8は、図書・メディアセンターの内観イメージでございます。
A-7の図では、通常の図書館、図書室の形態ですが、A-8の図では図書・メディアセンターの一部に放送スタジオや吹き抜けが設けられている様子が描かれております。
次のページ、A-9は、DENの内観イメージでございます。
廊下等の共用部分に自然採光、通風を確保し、教室や廊下と連続的に組み合わせるスペースとすることで、児童が休み時間に休んだり、くつろいだり、交流・対話ができる居心地の良いスペースとしての活用や、児童が作成した作品展示など、様々な活用が可能なフリースペースとして設置するものでございます。
依知南小学校の説明は以上とし、詳細は割愛させていただきます。後ほどお目通しいただければ幸いでございます。
続きまして、緑ケ丘小学校建て替え整備基本設計書につきまして御説明いたします。
2枚おめくりいただいて、右下、A-1と記載されている資料を御覧ください。
A-1、建て替えに当たっての基本コンセプトでございます。
緑と笑顔あふれるあたたかい学校をコンセプトとして、それを実現させるための三つのテーマと整備方針を掲げております。
1枚おめくりください。
A-2、計画概要・現況写真でございます。
新校舎は地上3階建て、鉄筋コンクリート造、床面積5,351.49平方メートル、最高高さ13.25メートルです。
なお、これらの数値は詳細設計を実施することにより変わる可能性がございます。
次に、ページ飛びまして、A-10を御覧ください。
A-10は配置計画でございます。
左下に既存の配置図があり、オレンジ色でお示ししています西棟及び東棟校舎を解体し、右側の図のように解体する既存校舎と同じ場所に校舎を新築するものでございます。
これより後の説明は依知南小学校とほぼ同じ内容となりますので割愛させていただきます。後ほどお目通しいただければ幸いでございます。
報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 説明ありがとうございました。
それでは、依知南小学校を例にとって何点かお願いいたします。
まず、A-1のところに基本設計コンセプトとなって、今説明してくださったのですけれども、みんな笑顔で仲がよく、地域とつながりのある楽しい学校というコンセプトがあったのですけれども、これの作成をしたのはどなたなのかと。何か学校の意向を汲んでやったのかをお聞かせ願いたいと思います。これが1点目です。
それから、A-40になります。
3-(2)、地域交流、防災計画、セキュリティ計画のところで、一番上の地域交流のところで地域連携室のことがあって、これは今までなかなか校舎の事情というもので、こういうものを作ってほしいという声はあってもなかなか実現できていないというところだったと思うのですが、今度こういうものをこの2校で作っていただくというので、非常に私自身はいいと思っていますが、やはりセキュリティの問題で、土日や夜間に、先生たちがいないときにここを使うといったときのセキュリティで、外部から鍵をかけるとか、アラームの関係とか、それから他の教室に行かれては困るのだけれどもということを、上に行けないように手動リングシャッターを設置するとあるのですが、この辺は上には行けないようなのですけれども、他の教室はセキュリティの部分でどんなことを考えられておられるのかお聞かせ願いたいと思います。
それから、その次です。その次のO-1ですが、ZEBのところです。ZEBというのは、ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディングという頭文字を取ったということで、ZEB readyという形になるので、そのZEBを見据えた先進建築物として、外側の高断熱化など、高効率な省エネルギー設備を備えた建築物ということで、これはやはりこういうものについては、新しくこういった大きな、ここで言うビルディングについては、やらないといけないことが、法的に決まっているという感じがするのですけれども、経済産業省の資源エネルギー庁という言葉があるのですけれども、これはもう少し説明していただきたいと思います。
それから、あと、その次のO-6の環境計画のところで、Aの自然換気システムからFの環境教育まで、こういった特徴があって、メリット・デメリットや概算コストがあってこうだということですけれども、やはり世界的な動向からすると、できるだけこういうものは取り入れなくてはいけないという中で、採用と不採用に分かれた、その辺のところの採算コスト、費用対効果という説明があったのですけれども、この辺をお聞かせ願えればと思います。
それから、最後です。O-16の工程表のところですけれども、依知南も緑ケ丘も渡り廊下でつながるようなところが一体とした建築物という扱いになるということで、今、改修工事しないところ、建て替えしないところは、既存不適格是正が完了しなければ完了検査が受けられずという文言があるのですけれども、この既存不適格是正というのはどういうことが当たるのか、説明をお願いできればと思います。
よろしくお願いします。
○佐後教育長 学校施設整備担当課長。
○中丸学校施設整備担当課長 まず、A-1のコンセプトなのですけれども、こちらにつきましては、学校の生徒さんと保護者さんにアンケートを取りまして、それでキーワードを集約し、それを先生にまとめていただいて、このようなコンセプトになったということでございます。
2番目が、A-40のセキュリティのところですけれども、依知南小を例にとりますと、ちょうどセキュリティのところは手動リングシャッターというところで、それよりも図面的に上側の部分です、その部分については、夜間や祝日休日については鍵等をお渡しして、地域連携室や図工室、さらには体育館まで使っていただけるようにしようという想定でございます。そういったところなので、階段の手前でシャッターが下ろせますので、上に上がっていかれるということはありません。
それと、3番目のZEBの関係ですけれども、こちらについては、もう御存じのとおりカーボンニュートラルを2050年までに達成しなくてはならないといったところの中で、ZEB readyというのは、一次エネルギーの基準の量について、50%削減していきましょうというところで、新校舎についてはこういったものを取り入れていくということで、さらに太陽光エネルギーを設けまして創エネルギーという形で、極めてネット・ゼロといったところを目指していきたいと考えております。
次にO-6です。こちらの環境計画なのですけれども、この表のオレンジ色の付いているところはやっていこうと考えてございます。この中でオレンジ色になっていた地中熱利用や雨水利用なのですけれども、デメリットがございます。
地中熱利用は、これは当初校務センター下だけ少し検討したのですけれども、それでも2,000万円かかってしまうというところで、あまり費用対効果がないというところで、これについては採用しないと結論付けております。
雨水利用については、配管がいわゆる上水と雨水利用とダブル配管になりますので、そうするといろいろとコスト的なものもありますけれども、やはり配管が複雑になりまして、そのスペース的なところですとか、間違ってつないでしまったり、そういった事故等も想定されますので、これについても、作業していかないところでございます。
既存不適格につきましては、今、既存校舎で合致しないところが24時間換気と防火シャッターの挟み防止、それについてが適合していないところです。今回は新校舎というところで、そういったところをきちんと是正しないと建築確認が下りませんので、是正をしていくと考えております。
以上でございます。
○佐後教育長 他にございますでしょうか。
よろしいですか。
それでは、他になければ、報告事項13を終わります。
次に、報告事項14、給食用食材の放射性物質の測定結果について報告をお願いします。
学校給食課長。
○井出学校給食課長 それでは、給食用食材の放射性物質の測定結果につきまして御報告させていただきます。
資料14を御覧ください。
こちらは、令和6年1月10日から3月27日までの測定結果を表したものになっております。学校給食は毎週火曜日に3品目、保育所の給食が毎週水曜日2品目を測定させていただいております。いずれも不検出ということになってございます。
2枚おめくりいただきまして、保護者からの測定結果につきましても、御要望はなかったことを御報告させていただきます。
報告につきましては以上になります。よろしくお願いいたします。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
特になければ、報告事項14を終わります。
それでは、ここで暫時休憩といたします。
再開後は会議を非公開としますので、関係者以外の方は御退席ください。お疲れ様でした。
なお、傍聴いただいた方につきましても、これ以降会議は非公開となりますので、御退室いただきますようお願いいたします。
暫時休憩16時24分
再開時刻16時25分
議案第19号 令和7年度に厚木市立小・中学校で使用する教科用図書採択に係る検討委員会委員及び専門委員の委嘱について
(資料に基づき説明し、可決された。)
議案第21号 厚木市立依知南小学校及び厚木市立緑ケ丘小学校の施設建て替え整備業務に係る技術提案書特定委員会委員の委嘱及び任命について
(資料に基づき説明し、可決された。)
報告事項9 事務の臨時代理の報告について(厚木市教育委員会事務局の職員の懲戒について)
(資料に基づき報告し、了承された。)
報告事項10 事務の臨時代理の報告について(障害のある児童生徒の教育措置について)
(資料に基づき報告し、了承された。)
以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
なお、非公開案件の資料については、事務局により処分いたしますので、後ほど回収させていただきます。
これをもちまして、令和6年厚木市教育委員会4月定例会を閉会いたします。
お疲れ様でした。
閉会時刻16時41分
議案書等
会議の議案書等は次のとおりです。ただし、会議において非公開とされた案件及びパンフレット等で電子化が困難なものは掲載していません。
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会 教育部 教育総務課 教育総務係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2600
ファックス番号:046-224-5280
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更新日:2024年12月06日
公開日:2024年12月06日