令和6年厚木市教育委員会5月定例会
会議主管課 |
教育総務課 |
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会議開催日時 |
令和6年5月21日 火曜日 |
会議開催場所 |
厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室 |
出席者 |
教育長 佐後 佳親 |
説明者 |
事務局職員 |
1 教育長報告
2 審議事項
議案第22号 令和6年度教育予算補正について
議案第23号 厚木市社会教育委員の委嘱について
議案第24号 厚木市学校運営協議会委員の委嘱及び任命について
議案第25号 厚木市いじめ防止対策委員会委員の委嘱について
議案第26号 厚木市学校給食センター運営委員会委員の委嘱について
議案第27号 厚木市教育支援委員会委員の委嘱について
議案第28号 厚木市青少年教育相談センター運営協議会委員の委嘱について
議案第29号 保有個人情報不訂正決定処分に対する審査請求に係る裁決について
3 報告事項
(1) 事務の臨時代理の報告について(厚木市学校事故審査委員会委員の委嘱について)
(2) 事務の臨時代理の報告について(審査請求に係る弁明書の交付について)
(3) 学校における事故発生状況について
(4) 令和5年度児童・生徒指導について
会議の経過は、次のとおりです。
開会時刻15時00分
○佐後教育長 それでは、ただいまから令和6年厚木市教育委員会5月定例会を開会いたします。
現在の出席者は5人で、定足数に達しております。
厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として宮崎委員を指名させていただきます。お願いいたします。
始めに私から報告いたします。
それでは、令和6年4月23日火曜日に開催されました4月定例会以後の主な行事等につきまして御報告いたします。
お手元の教育長報告を御覧ください。
まず、1番目でございますが、4月25日木曜日、26日金曜日に、令和6年度関東地区都市教育長協議会総会及び分科会が新潟県長岡市で開催されました。また、5番目でございますが、5月9日木曜日、10日金曜日に、第74回全国都市教育長協議会定期総会並びに研究大会長崎大会が長崎県長崎市で開催されました。
それぞれの大会では、総会及び教育行政に係る事例発表や研究、研修等が行われましたが、今日的教育課題に関する考え方や他市の取組を知ることができる貴重な機会となりました。
特に、長崎市で開催された全国都市教育長協議会定期総会並びに研究大会では、生きる力を育む教育の在り方を大会テーマに、教育行財政、学校教育、生涯学習の三つの分科会における情報交換や意見交換を行うとともに、分野別研究発表会では、京都府宇治市、愛媛県宇和島市、秋田県能代市の発表があり、大変参考になりました。それぞれの大会に参加して得た情報や成果につきましては、本市の教育施策にいかしてまいりたいと思います。
次に、戻りまして2番目でございます。4月27日土曜日に、第二庁舎16階会議室において、令和6年度厚木市青少年相談員連絡協議会総会が行われ、総会に先立ち、厚木市青少年相談員の皆様に委嘱状をお渡しいたしました。
青少年相談員の皆様には、非行防止活動としての街頭指導や環境浄化活動をはじめ「愛の一声みちびき運動」など、青少年の健全育成に多大なる御貢献をいただいておりますことに心から感謝申し上げたいと思います。
次に、4番目でございます。4月30日火曜日に、横浜市波止場会館において、令和6年度第1回県・市町村教育委員会教育長会議が開催されました。
会議では、県の教育施策についての説明がございました。県の教育施策の考え方や動向については、市の教育行政の充実のためにしっかりと捉えてまいりたいと思います。
次に、7番目でございます。5月11日土曜日に、あつぎ市民交流プラザにおいて、令和6年度厚木市立小中学校PTA連絡協議会総会が行われ、来賓としてお招きいただきました。
御挨拶の機会をいただきましたので、日頃からの教育活動への多大なる御支援にお礼を申し上げてまいりました。市P連役員の皆様をはじめ、各小・中学校PTA役員の皆様には、改めて本市の教育行政への御理解、御協力、また各小・中学校の教育活動への多大なる御支援に、心から感謝を申し上げたいと思います。
私からは以上でございます。
本日の日程のうち、議案第23号から29号、報告事項2及び4については、個人に関する情報及び人事に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により、会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○佐後教育長 御異議ありませんので非公開とし、日程の最後において審議を行うことといたします。
審議事項に入ります。
日程1、議案第22号 令和6年度教育予算補正についてを議題といたします。
議案の説明をお願いします。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 それでは、議案第22号 令和6年度教育予算補正につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
提案理由につきましては、令和6年度教育予算補正について、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から意見を求められましたので、この同意について提案するものでございます。
内容につきまして御説明いたしますので、1枚おめくりください。
まず、総括でございますが、歳入及び歳出の補正額につきましてはございません。
詳細につきまして御説明しますので、1枚おめくりください。
こちらの表は債務負担行為で、令和7年度以降にわたるものについての令和5年度末までの支出額または支出額の見込み及び令和6年度以降の支出予定額等に関する調書でございますが、教育部に関しましては、この表のとおり令和7年度から令和10年度までの期間についての依知南小学校施設建て替え整備事業経費に35億7,463万9,000円、緑ケ丘小学校施設建て替え整備事業経費に41億5,291万1,000円を限度額として債務負担行為を設定するものでございます。
いずれの整備事業におきましても、昨年度末に基本設計が完了し、今後の事業経費を令和6年度に計上できなかったことから、債務負担を設定の後、今年度において契約準備を進めるものでございます。
説明につきましては以上でございます。
よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。
山本委員。
○山本委員 一応の確認ですけれども、お教えください。校舎の建て替えの間はリースするということになるかと思うのですけれども、冬場、夏場を含めて年間を通したリースになるかと思います。昨今いろいろな学校の校舎内、冷暖房が大分管理進んでいるかと思うのですけれども、リースの校舎には冷暖房は設置されるのでしょうか。
○佐後教育長 学校施設整備担当課長。
○中丸学校施設整備担当課長 リースの校舎につきまして、冷暖房は設置いたします。
以上です。
○山本委員 ありがとうございます。
○佐後教育長 他にございますでしょうか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 2点お願いします。
まず1点、今、校舎のリースの件がありましたけれども、イメージとしては、厚木小学校の今4年生が入っているプールの近くに建っている、ああいった仮設校舎をイメージしてよろしいのか。
それから、事業者選定やプロポーザル等の準備の具合はいかがでしょうか。
○佐後教育長 学校施設整備担当課長。
○中丸学校施設整備担当課長 まず、仮設校舎のイメージですけれども、少し厚木小学校とは違いまして、外見については一般的な仮設、あとリースの仮設建築物というような外見です。ただ、内装については、もちろん隙間風が入るような、そういうものではなくて、しつらえのほうは、そういったものに対応できるようなしつらえとなってございます。
次に、プロポーザルに向けてのというところなんですけれども、まず第1回目の特定委員会がございまして、それが明後日の5月23日となってございます。その後の予定ですけれども、7月にプロポーザルの公募をいたしまして、それで10月頃に技術提案書の提出ということで、11月にそちらの提案についてのヒアリングと審査を行いまして、12月に受託候補者の決定という具合になります。その後、年明けまして1月に仮契約をいたしまして、3月議会で、依知南小についてはそこで本契約、緑ケ丘小学校につきましては、6月議会での議決後の本契約という予定となってございます。
以上でございます。
○杉山教育長職務代理者 ありがとうございます。
○佐後教育長 他にございますでしょうか。
よろしいでしょうか。
それでは、他に質疑がないようですので、採決に移ります。
本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○佐後教育長 異議なしと認め、議案第22号を可決いたします。
報告事項に入ります。
報告事項1、事務の臨時代理の報告について報告をお願いします。
学務課長。
○永田学務課長 報告事項1、事務の臨時代理の報告につきまして御報告申し上げます。
恐れ入りますが、資料1を1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。
本件につきましては、厚木市学校事故審査委員会委員の退任に伴い欠員が生じたため、令和6年5月1日付けで委員を委嘱する必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がありませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理しましたので、同規則第6条の規定により御報告するものでございます。
内容について御説明しますので、恐れ入りますが1枚おめくりいただき、別紙を御覧ください。
新たに委嘱する方につきましては広瀬清美様で、新任となってございます。
なお、任期につきましては、厚木市学校事故見舞金条例第3条の規定により、補欠の委員の任期が前任者の残任期間とされていることから、令和6年5月1日から令和7年6月30日までの期間としたものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して何かございますか。
よろしいですか。
特になければ、報告事項1を終わります。
次に、報告事項3、学校における事故発生状況について報告をお願いします。
教育指導課長。
○倉持教育指導課長 それでは、報告事項3、令和5年度学校における事故発生状況につきまして、資料3により御報告申し上げます。
資料3の1ページから5ページまでの各項につきましては、厚木市小学校及び中学校の管理運営規則に関する規則に基づき、事故発生報告書により報告された一般事故及び交通事故をまとめたものになります。
始めに、1ページを御覧ください。
こちらは、小・中学校ごとに令和元年度から令和5年度までの事故の発生件数と、令和5年度における児童・生徒100人当たりの発生率をお示ししたものでございます。紙の左半分の表が一般事故、右半分が交通事故でございます。
一般事故に関しましては、件数の推移的にはコロナ等のあった年度ではございますけれども、大きな変化はなく横ばいといった感じですが、学校別に見ますと、増加の傾向が見られる学校がありました。そういったところにつきましては、過去もこういった傾向はあったのですけれども、指導課からどんな対応をとっていますかというような声掛けをしたり、それを基に学校の先生や子どもたちが意識を高めて取組を進めるということで、今年度については、その結果、下がっている学校が多少見られます。数年前、令和元年度には30件、40件あったところが一桁になったり、10件台になったりというところがありますので、今年についても増えている気配があるところについては声掛けをして、学校の意識を子どもたちと共有して取組ができるような環境を作っていきたいと思っております。
交通事故につきましても、件数的には横ばいです。こちらもゼロに近いところですので、全校に対しまして継続的に注意喚起をしているところです。
続きまして、1枚おめくりいただきまして、2ページ、3ページを御覧ください。
こちらは令和4年度、5年度における一般事故に関する月別及び学校別の発生件数を比較したものでございます。
一般事故に関して、小学校の状況でございますが、総数は小学校の表の下のところ、171件、昨年度に比べ13件の増加となっております。
特徴といたしましては、教室や廊下、階段等でのけがが多く、全体の約3割ということでした。けがに至る状況といたしましても、そういった場面で起こり得ること、不注意で前を見ずに歩いていての接触ですとか、衝突、転倒などというところで、周囲の状況把握が不十分であるとか、不意に動いてぶつかってしまったというところが多くございました。
授業の中では、体育の授業が多く、27件ございまして、その中でも、全体、体育の授業の中の37%に当たる10件ほどが、鉄棒ですとかマット運動、跳び箱の器械運動に関わる学習でした。発達段階に応じた段階的な指導が課題として考えられます。
続いて、中学校でございますが、合計といたしましては131件、ほぼ同数、1件増ということになっております。
中学校の事故の特徴といたしましては部活動がやはり多く、全体の43%に当たる56件、体育の授業が44件、34%ということでした。
体育の授業、部活動を含めまして、どんな活動でのけがが多かったかといいますと、やはりバスケットボールが最も多く、ボールのキャッチミスでの骨折ですとか、その他にもサッカー、バレーボールが多いのですが、そういった指のけが、転倒したときに地面に着いた指や手首のけが、そういうことがほぼ大半を占めておりました。
続いて、1ページおめくりいただきまして、4ページ、5ページ、こちらは交通事故の令和4年度、5年度における月別、学校別の推計数です。
小学校における交通事故の総数は34件、昨年よりも6件増えてしまいました。月別で見ますと、4月から7月、また9月というところでの増加の傾向があります。事故の中で、自転車に乗っていた事故が全体の65%に当たる22件でした。中学校の件数は17件で2件減りましたけれども、そのうちの10件が自転車運転中の事故ということでございました。
ヘルメットの着用率に関しまして、小学校は22件の自転車運転中の事故の中、15件が着用しており、未着用が7件、中学校は10件中4件が着用、未着用が6件という状況でした。
交通事故につきましては、今年度も4月の当初に気になる事故がありましたので、校長先生方の会議でも注意喚起をしたところですけれども、今後も引き続き、外部機関も含め、連携しながら交通安全教室ですとか、事故防止の啓発に努めてまいります。
また、ヘルメットの着用につきましても、繰り返しになりますけれども、購入の助成ですとか通知というところを継続していきたいと思っているところです。
資料の後半、6ページ以降につきましては学務課長から説明いたします。
今、私が担当したところは、最初に申し上げましたとおり事故発生報告書の件数ですので、学務課の資料はスポーツ振興センターの災害共済給付に該当した件数ですので、若干違いがあるところもございますが、御了承ください。
では、学務課に代わります。
○佐後教育長 学務課長。
○永田学務課長 続きまして、学務課から、スポーツ振興センター医療費給付における事故発生件数について御報告申し上げます。
恐れ入りますが、6ページを御覧ください。
こちらの資料につきましては、令和元年度から令和5年度までの学校管理下で起きたけがなどにより医療機関を受診し、スポーツ振興センターで災害共済給付を受けた件数を1災害1給付として集計し、学校別にまとめたものでございます。
令和5年度の事故発生件数は、小学校で243件、中学校で242件となってございます。
一番右側の欄は児童・生徒100人当たりの給付率になりますが、小学校は2.32%、中学校は4.32%となってございます。
続きまして、7ページを御覧ください。
令和5年度の学校事故発生件数における部位別・負傷別及び場所別・時間別の集計表、小学校における集計となってございます。
水色の部分は各々の合計件数でございますが、まず上の表、左の欄、部位別で一番多かったのが11番の手部、指の53件、上の表の上の欄、負傷別で一番多かったのが1番の骨折、破折の63件、下の表にいきまして左の欄、場所別で一番多かったのが校庭の91件、下の表の上の欄、時間別で一番多かったのが4番の体育授業中の58件となってございます。
恐れ入りますが、次の8ページを御覧ください。
このページは中学校における集計となりますが、まず上の表、左の欄、部位別で一番多かったのが10番、下肢の75件、上の表の上の欄、負傷別で一番多かったのが1番、骨折、破折での74件、下の表にいきまして左の欄、場所別で一番多かったのが6番の体育館の89件、下の表の上の欄、時間別で一番多かったのが12番の部活動の125件となってございます。
学務課からの報告は以上でございます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して何かございますか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 今、街を歩いていると、小学生でもかなりの割合で、自転車に乗るときにヘルメットをかぶっている姿を見ます。それから、この10年間ぐらいで随分変わったと思うのは、中学生と思われる子どもでヘルメットをかぶっている子、それから、大人でもかぶっている方を随分見かけるようになりました。これはやはりいろいろな子どもたちへの声掛けだとか、それから市の施策でヘルメット補助とかという、その辺の成果だと思うのですけれども、やはり付けていることでかなり安心はするのですけれども、以前は一つの事故が大きなけがにつながってしまうことがありました。
自分が現役の時に坂から自転車で下っていって、制御が効かないでどこかにぶつかって入院したという話があったのですけれども、例えば令和5年ぐらいで、そういうような割と大きな事故だったのだけれども、ヘルメットがあったおかげで助かったというか、重たくならずに済んだというようなことがもし例としてあれば、お聞かせ願いたいと思います。
○佐後教育長 教育指導課長。
○倉持教育指導課長 先ほど申し上げたとおり、4月当初に少し心配な事故が何件かありました。その中で、ヘルメットがあったからという直接的なところについてのつながりは分からないのですけれども、なかったらもっと大きかったと思うような事故がありました。
中学生での事故なのですけれども、ヘルメットをかぶって自転車に乗っているときに青信号を渡ろうとしていたのですけれども、左折をしようとしたトラックと横断歩道を渡ったところでぶつかってしまって、前輪が巻き込まれて転倒したということがありました。当然転倒して頭も打っているのですけれども、足首のけがということだけで済んだというようなことがあります。
今年の例で言いますと、それが思いつきます。
○佐後教育長 杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 最近、例えば小学生が青信号で横断歩道を渡っているときに、それを見落としたのか無視したのか分からないけれども、車にはねられて亡くなるということがここ2件ぐらい、確か続いたと思うのですね。ですので、ヘルメットの着用とともに、やはり青だから安心ではないという指導も、引き続き子どもたちによろしくお願いしたいと思います。
以上です。
○佐後教育長 他にございますか。
森委員。
○森委員 7ページ、8ページを拝見すると、小学校も中学校も比較的頭部を打つ人、打撲が案外多いという気がするのですね。頭部の打撲は表に見えないので、CTを撮ったりしてすぐ済んだものがほとんどなのか、経過観察が必要なのか、ここら辺が長引いている事例があるのか、頭部の打撲がとても多いというのが少し印象に残りましたので、治癒するまでの期間が長いものあるのかをお教えいただけたらと思います。
○佐後教育長 教育指導課長。
○倉持教育指導課長 首から上のけがであったり、骨が折れてしまったり、救急車を呼ぶという少し大きめのものについては、学校事故報告書で報告する案件なので私からお答えしますけれども、令和5年度、首から上のけがで入院が長期になってしまったというケースは把握しておりません。多くは鉄棒に頭をぶつけたとか、机にぶつけた、あとこれは、歯はどこに当たるのかと思うのですけれども、多かったのが、結構歯が欠けていることが多くて、頭と頭でぶつかって歯が欠けてしまったとか、ぞうきんがけしていて転んで歯が欠けたというようなことがありました。
○佐後教育長 森委員。
○森委員 良かったです。幼児ですと、最近の子どもはもう長らく言われていますけれども、転ぶときに手が出ないという子が、はいはいをちゃんとしないというところがあって、本当に手が出ないで転んでしまう子がいるので、おでこをぶつけたりはあるのですけれども、それがある程度の学年になっても起こっていたらどうしようと思いましたけれども、軽傷で良かったと思います。
○佐後教育長 他にございますでしょうか。
宮崎委員。
○宮崎委員 2、3ページの校内の一般事故なのですけれども、数値的には、先ほど課長から説明があったように、かなりこれまでの指導の積上げ、あるいは先生方の現場でのいろいろな想定される事故を未然に指導して防いでいるということが成果として現れていると思うのですけれども、我々が若いときに現場へ行くときに、この学校事故で最初に対応する初期対応で、救急救命の講習をすぐ、半分強制ではないですけれども、新採用とか2年目で受けて、一般事故に対応しましょうということで受けたのですけれども、これは先ほどの交通安全教室とか、対外的なことはあるのでしょうけれども、先生方の研修として、この救命救急とか、そういうのが最近どうなっているのかと。若い先生も増えているし、初期対応ができるような、そういう技というか、身に付けるような機会があるのかと思って質問しました。
○佐後教育長 教育指導課長。
○倉持教育指導課長 救命救急、心肺蘇生法ですとかAEDの使い方について、教職員のことということですけれども、子どもたちについては小学校の力を借りて、小学校5年生と中学校2年生で全校やっているというところなのですけれども、先生方についても、令和5年度の数ですけれども、小学校で令和5年度は実施しなかったところは1校だけ、中学校では実施しなかったところが3校ですので、逆に言うと小学校22校、中学校は10校が令和5年度は実施しています。
やっていなかったところも、聞くと、数年間のうちにはいろいろな研修をローテーションしながらやっているところがあるので、できる限り職員室にいる先生がそういった研修を受けた形で教育活動をやっていくような環境を作りたいというような話をされていました。
以上です。
○佐後教育長 宮崎委員。
○宮崎委員 ありがとうございました。
よかったです。これだけの数の学校が研修を受けているということで。まず子どもの、最初に命を守るのは現場の先生方なので、校内であれば、まだそういうのは、重大なけががあってもたくさんの先生がいるのですけれども、例えば部活で若い先生が1人だけで指導しているとか、そういうときに大出血とか、意識が不明になったとか、最近は熱中症もあるのですけれども、そういうときにそれだけの技量があって、研修を受けて技量があれば速やかな対応ができるし、救命救急の基本は、救急車に手渡すまでの初期対応だと思うのです。ここが大事で、これがおろそかになったり不足すると、命にまでつながるというのがあるので、大変良かったと思います。ありがとうございました。
もう一ついいですか。4ページなのですけれども、自転車のところなのですけれども、先日警察で会議があったときに、やはり自転車の交通事故の対策を重要視しているというようなことが言われて、ちょうどその会議をやっているときに愛川町で年配の方がはねられて死亡事故があったのですけれども、小・中学生でそういう大きな事故は厚木ではないということなのですけれども、これも交通安全教室の中で、やはり中学生ぐらいになるとどうしても、ルールを守らなくてはいけないのだけれども、少し外れてしまうような子もいる中で、私、現場のときに、スケアード・ストレイトでしたっけ、自転車を生ではねて、リアルに体現するような、民間のスタントマンを使う講習、研修があるのですね。これは非常にインパクトもあるし良かったな、中学生ぐらいだといいのかなと思ったのですけれども、この辺の実施状況というのはどうなのですか。
○佐後教育長 教育指導課長。
○倉持教育指導課長 コロナで一度止まってしまいましたけれども、復活して、また同じように年間数校ずつ輪番でやっております。
○佐後教育長 宮崎委員。
○宮崎委員 ありがとうございます。
そういう講習とか安全教室とかも、引き続きやっていただければありがたいと思います。
最後なのですけれども、6ページの学務というか永田課長のほうなのですけれども、スポーツ振興センターの医療給付は、これは確認なのですけれども、給付率が小学校が1.32%、中学校が4.32%ということは、これは残りの90何%は厚木市の医療費で賄っているということでいいのですか。給付率とはどういうことでしょうか。
○佐後教育長 学務課長。
○永田学務課長 給付率につきましては、実際に給付を受けた人数から、全体の児童数、生徒数から計算しておりますので、残りの方が病院にかかること、学校のほうで病院にかかることがあれば、例えば自己負担が1,500円以下だと、この給付制度の対象にならないので、そういったところでは医療証を使って受診しているものと思います。
以上です。
○佐後教育長 宮崎委員。
○宮崎委員 以前は、厚木市が医療費が無償になっても、こちら、スポーツセンターは掛金があるので、掛けているこちらをできるだけ使いなさいということで指導もあったり、教育委員会に行ったときも現場でそういった話をしてきたのですけれども、もうその辺はどっちを使おうが学校任せというような対応なのでしょうか。
○佐後教育長 学務課長。
○永田学務課長 学校管理下で発生した災害により医療を受ける際には、養護の先生から保護者にチラシをお渡しして、制度について周知をしているところです。
保護者が窓口で自己負担額をお支払いすることになりますけれども、自己負担の3割に1割を加えた4割相当額が給付されることを説明して、制度を利用していただくようにしております。また医療機関からも、学校管理下で発生した災害による受診はスポーツ振興センター災害共済給付制度が適用されると声を掛けていただいております。
以上です。
○佐後教育長 宮崎委員。
○宮崎委員 そうやって声掛けをして、話をして、チラシも説明するのだけれども、やはり年々災害給付金の給付が落ちているという、経年では分からないですけれども、どうなのでしょうか。
○佐後教育長 学務課長。
○永田学務課長 給付率のところの説明に誤りがありましたので訂正させていただきたいのですけれども、これは児童・生徒100人当たり給付を受けた率になりますので、残りの90何%とかの方が医療証を使って医療を受けているということではありませんので、訂正させていただきます。
○宮崎委員 年々これが減っているとか、経年は分からないですか。
○佐後教育長 学務課長。
○永田学務課長 給付率の経年の傾向ということでございますけれども、まず小学校ですけれども、令和5年度の発生件数は近年5年間で最も少なく、給付率は2番目に低いという結果から、減少傾向にあると認識しております。
中学校については、令和5年度の発生件数は近年5年間で2番目に多く、給付率も2番目に高いという結果でございましたが、増加傾向にあるというよりは、増えたり減ったりしている状況でございます。
以上です。
○佐後教育長 他にございますか。
山本委員。
○山本委員 たくさんの資料をまとめていただきまして、ありがとうございます。
2点ほどございます。
一つ目なのですけれども、例えば6ページ、7ページ、8ページの関係でいけば、どうしても外傷が中心になるのかと感じるのですけれども、昨今これだけ、今日も日中は暑い状態で、熱中症で搬送される等のアクシデントというのも増えているのではないかと思います。そのあたりの統計があったら教えていただきたいというのが1点目。
それから、2点目なのですけれども、確か昨年もこの資料を拝見していて、骨折が多いという認識はあったように思っているのですけれども、今年改めて資料を拝見して、小・中学校で骨折、破折というのが多いと考えていったときに、骨を丈夫にする取組というのが必要になってくるかと感じました。この骨折、破折というのが、これは厚木市に限った傾向なのか、そうでなくて、神奈川県と申しますか、全国的にこういう傾向にあるのかどうか、分かったら教えていただきたいというのが1点です。
それから、これについての2点目なのですけれども、もしこれが仮に厚木市の中でこういう傾向が顕著であるとすると、厚木市らしさ、子どもの育て方ということで、骨を丈夫にする取組というのが必要なのではないかと思うのですね。具体的にどういう取組をしたらいいのかは頭に浮かばないのですけれども、もっと魚を食べましょうという短絡的なものだけではない何かがあるように思います。給食の内容も含めて、そういう取組をしているのであれば教えていただきたいですし、もし今後そういうカルシウムに対する骨を丈夫にするという観点での教育をお考えであれば、お教えいただきたいと思っております。
すみません、熱中症の件が1点目です。2点目に骨折の関係です。よろしくお願いいたします。
○佐後教育長 教育指導課長。
○倉持教育指導課長 熱中症になってしまったお子さんは、少なからず各学校でいると思います。救急搬送にまでなったケースは、昨年の事故発生報告書ですと、すみません、正確な数ではないのですが数件、2、3件という形で把握しております。これからの季節が危なくなってくるので、また注意喚起していきたいと思います。
○佐後教育長 山本委員。
○山本委員 ありがとうございます。
そうしますと、救急搬送されなくても、保健室に行って休むとか、そういったものというのは今回こういうところの数字には表われていないということですね。確認なのですけれども。分かりました。
今後難しいかもしれませんけれども、そういうデータがあるといいと感じましたので、御検討いただけるといいのではないかと思います。よろしくお願いいたします。
○佐後教育長 学校給食課長。
○井出学校給食課長 すみません、骨折の関係、カルシウムの摂取という部分なのですけれども、学校給食におきましては栄養接種基準がありますので、まずはそれを満たしている給食を提供しているというのが現状でございますが、ただ、学校給食、お昼の1回ということになりますので、今後御家庭、朝、夜の部分も併せまして、御家庭でのカルシウムの摂取というのも気にしていく必要があるかと思いますけれども、給食においては牛乳を中心に十分に提供できていると思っております。
以上でございます。
○佐後教育長 学務課長。
○永田学務課長 先ほどの骨折、破折が多いのは厚木市独自の状況なのか、あとは他市とか全国的な状況なのかというところですけれども、データをこちらで持ち合わせていないので、帰ってから確認するので、申し訳ありませんがこの場ではお答えできません。
あと、この表ですと、骨折、破折が多いように思うのですけれども、こちらの表が医療機関に受診しないと上がってこないところなので、実際のところはやはりすり傷ですとか、そういった病院にかからないようなけがも、実際には多いのではないかと考えております。
以上です。
○佐後教育長 山本委員。
○山本委員 説明ありがとうございました。
小学生、中学生の子どもたちが、遊んで元気に動いてけがをするなんていうのは、昔、我々の頃だったら当然でもっとしっかり遊ぶべきというような発想もあったかと思うのですけれども、その一方で、骨折というのは結構重大かと思うのですね。
統計が分からないということであれば、私もそういう統計があるのかどうかさえ分からなかったので、もうそこはしょうがないことなのですけれども、今後の取組として、もしかしたら厚木市の子どもをどうやって育てるのか、厚木らしさにつながるようなポイントになるかと感じました、資料を見ていて。是非そのあたり、元気な子どもを育てる、厚木らしい子どもを育てるという発想で、今後骨折については注視していただけるといいのではないかと思います。説明ありがとうございました。
○佐後教育長 他にございますか。
森委員。
○森委員 資料を拝見して、1ページのところで、一般事故が0件というところが、令和5年度に関して言うと3校もあって、中学校でも0件というのは、これは逆にすごいとまず思ったのですね。今、課長のお話の中でも、日々のすり傷、切り傷程度は持ち上がっていないというのは承知していたのですけれども、中学校で、もちろん部活も活発にやられていると思うのですけれども、0件であるというのはすごいと思いますし、飯山小学校においては2年間ゼロ件と。これは何かたまたまなのか、そういう特別な何かをしているのか、体作りをしようとか、分からないですけれども、逆にこういった0件があったことの原因というか、理由というか、このようなものも検証してみると、学校の日々の生活の仕方という参考にもなると思うので、是非機会があったら、学校の先生方にそんなことをお聞きしてみるのもいいかと感じました。何しろ0件はすごいと思いました。
以上です。
○佐後教育長 他にございますでしょうか。
よろしいですか。
それでは、他になければ報告事項3を終わります。
それでは、ここで暫時休憩といたします。
再開後は会議を非公開としますので、関係者以外の方は御退席ください。お疲れさまでした。
暫時休憩15時45分
再開時刻15時46分
議案第23号 厚木市社会教育委員の委嘱について
(資料に基づき説明し、可決された。)
議案第24号 厚木市学校運営協議会委員の委嘱及び任命について
(資料に基づき説明し、可決された。)
議案第25号 厚木市いじめ防止対策委員会委員の委嘱について
(資料に基づき説明し、可決された。)
議案第26号 厚木市学校給食センター運営委員会委員の委嘱について
(資料に基づき説明し、可決された。)
議案第27号 厚木市教育支援委員会委員の委嘱について
(資料に基づき説明し、可決された。)
議案第28号 厚木市青少年教育相談センター運営協議会委員の委嘱について
(資料に基づき説明し、可決された。)
議案第29号 保有個人情報不訂正決定処分に対する審査請求に係る裁決について
(資料に基づき説明し、可決された。)
報告事項2 事務の臨時代理の報告について(審査請求に係る弁明書の交付について)
(資料に基づき報告し、了承された。)
報告事項4 令和5年度児童・生徒指導について
(資料に基づき報告し、了承された。)
以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
なお、非公開案件の資料については事務局により処分いたしますので、後ほど回収させていただきます。
これをもちまして、令和6年厚木市教育委員会5月定例会を閉会いたします。
お疲れさまでした。
閉会時刻16時45分
議案書等
会議の議案書等は次のとおりです。ただし、会議において非公開とされた案件及びパンフレット等で電子化が困難なものは掲載していません。
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会 教育部 教育総務課 教育総務係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2600
ファックス番号:046-224-5280
メールフォームによるお問い合わせ
更新日:2025年05月15日
公開日:2025年05月15日