令和6年厚木市教育委員会6月定例会
会議主管課 |
教育総務課 |
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会議開催日時 |
令和6年6月25日 火曜日 |
会議開催場所 |
厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室 |
出席者 |
教育長 佐後 佳親 |
説明者 |
事務局職員 |
1 教育長報告
2 審議事項
議案第30号 厚木市久保奨学金(令和6年度高校等修学奨学金(第8期生))の支給決定について
議案第31号 厚木市久保奨学金(令和6年度学校教育活動応援奨学金)の支給決定について
3 報告事項
(1) 事務の臨時代理の報告について(厚木市学校運営協議会委員の委嘱について)
(2) 児童・生徒数及び学級数将来推計について
会議の経過は、次のとおりです。
開会時刻18時00分
○佐後教育長 それでは、ただいまから令和6年厚木市教育委員会6月定例会を開会いたします。
現在の出席者は5人で、定足数に達しております。
厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として森委員を指名させていただきます。よろしくお願いします。
始めに、私から報告いたします。
それでは、令和6年5月21日火曜日に開催されました5月定例会以後の主な行事等につきまして御報告いたします。
お手元の教育長報告を御覧ください。
まず、2番目でございます。5月23日木曜日に、農業委員会会議室において、厚木市立依知南小学校及び厚木市立緑ケ丘小学校の施設建て替え整備業務に係る技術提案書特定委員会委員委嘱状交付・任命式が行われ、委員の皆様に委嘱状、任命状をお渡しいたしました。
本委員会は、両小学校の建て替え整備事業を委託等するに当たり、委託候補者を特定するために設置されるものです。新しい校舎の建設については、未来に引き継ぐ大切な事業であり、教育環境として誇れるものになるようにしっかりと取り組んでまいりたいと思います。
次に、3番目でございます。5月23日木曜日に、教育委員会会議室において、厚木市教育委員会点検評価委員会委員委嘱状交付式及び同委員会への諮問を行いました。
諮問事項は、令和5年度厚木市教育委員会主要事業の点検及び評価についてでございます。対象事業は、第2次厚木市教育振興基本計画第1期実施計画に位置付けられた令和5年度実施事業になりますが、条例によって教育委員会の職務権限が市長部局に移管された基本方針6、7、8に関する事業は評価の対象外となります。点検評価結果につきましては、答申を基に報告書を作成し、議会に提出するとともに、公表することとなっております。
今後につきましても、点検評価結果を踏まえ、教育委員会事業のより一層の充実に努めてまいりたいと思います。
次に、4番目でございます。5月23日木曜日に、教育長室において、厚木市いじめ防止対策委員会委員長から、いじめ防止等のための実効的な対策についての答申を受理いたしました。答申では、インターネットに関わるもの、児童の特性に関わるもの、部活動に関わるもの、いじめ防止対策担当部署の設置についての4項目について、いじめの未然防止、早期発見及び適切な対処等の観点で提言をいただきました。答申の内容を踏まえて、いじめ防止等に係る教育施策を推進してまいりたいと思います。
次に、5番、10番、16番、20番目でございます。5月24日金曜日から6月17日月曜日までの間に、森の里中学校、玉川小学校、愛甲小学校、東名中学校、藤塚中学校、睦合東中学校、森の里小学校、毛利台小学校の8校を訪問してまいりました。それぞれの学校で校長先生から本年度の学校経営の方針を伺い、子どもたちの活動の様子も見せていただきました。
校長先生が目指される学校づくりやそれに必要な教育委員会の支援についても話題にすることができ、有意義な訪問であったと思います。今後につきましても、積極的に学校現場を視察し、児童・生徒や先生方の状況を理解した上で、必要な施策を行ってまいりたいと思います。
次に、21番目でございます。6月17日月曜日に、教育委員会会議室において、令和6年度厚木市地域学校協働活動推進員委嘱状交付式が行われ、13人の皆様に委嘱状をお渡ししました。
今年度から地域学校協働活動推進員を配置する地区として、4地区、11校が新たに加わり、市内11地区、29校で地域学校協働活動が本格的に展開されることとなりました。推進員の皆様には地域と学校をつなぐかけ橋となっていただくことをお願いいたしました。
今後につきましても、地域全体で子どもたちの学びや成長を支え、より良い地域づくりを目指す地域学校協働活動がより充実したものになるよう取り組んでまいりたいと思います。
次に、22番目でございます。6月19日水曜日、教育委員会会議室におきまして、厚木市青少年教育相談センター運営協議会委員委嘱状交付式が行われ、9人の皆様に委嘱状をお渡しいたしました。
その後に、委員の皆様には、運営事業の概要、令和5年度事業について、また、令和6年度事業計画について御審議いただきました。委員の皆様からいただいた御意見や御助言を基に、厚木市青少年教育相談センター事業のなお一層の充実に努めてまいりたいと思います。
次に、23番目でございます。6月20日木曜日に、教育委員会会議室において、厚木市教育支援委員会委員委嘱状交付式及び同委員会への諮問を行いました。
諮問の内容につきましては、障がいのある児童生徒の教育措置についてでございます。児童・生徒一人一人の特性や潜在的可能性、保護者の願いなどを的確に把握し、教育、医学、心理等の専門的な見地からの多角的な御意見をいただき、一人一人の教育的ニーズと本人、保護者の意向を踏まえた切れ目のない教育支援を進めてまいりたいと思います。
次に、25番目でございます。6月24日月曜日、農業委員会会議室において、厚木市社会教育委員会議が行われ、新たに委員になられたお一人に委嘱状をお渡しいたしました。
社会教育委員の皆様には、地域ぐるみ家庭教育支援事業の御提案や付随するフォーラムの開催、地域学校協働活動についての研究活動など、本市の社会教育の推進のために各種の取組をいただいております。組織改正により今年度から社会教育に係る事業は市長部局に移管、又は補助執行しておりますが、今後につきましても、教育委員会と市長部局がより一層の連携協力を進めることで、社会教育の振興充実に努めてまいりたいと思います。
続いて、26番目でございます。令和6年厚木市議会第4回会議6月定例会議について、議員の皆様から一般質問をいただいておりますので、議案と併せまして各所管の部長から御報告申し上げます。
教育部長。
○岸間教育部長 それでは、教育長報告、3ページの26番を御覧ください。
令和6年厚木市議会第4回会議6月定例会議について御報告申し上げます。
6月定例会議は、先月31日から昨日までの会議期間25日間で開催されました。
始めに、教育行政及び教育委員会に関連する提出議案等について御報告申し上げますので、恐れ入りますが、4ページをお開きください。
教育行政及び教育委員会に関連する提出議案でございますが、教育部が所管する予算に係る議案第42号 令和6年度厚木市一般会計補正予算第2号の1件でございます。
今月14日に開催されました3の予算決算常任委員会環境教育分科会におきまして質疑が行われ、21日に開催されました4の予算決算常任委員会における採決を経て、昨日開催されました5の本会議において賛成多数で可決されました。
続きまして、恐れ入りますが、3ページにお戻りいただきまして、2の一般質問を御覧ください。
一般質問は、今月6日、7日、10日の3日間で行われまして、17人の議員から質問がございました。そのうち7人の議員から、教育委員会関係の質問がございました。
始めに、教育部長の所管でございますが、髙村真和議員、望月真実議員、山崎由枝議員から御質問がございました。
2一般質問の最初の丸印になります。髙村真和議員の(1)ア(ア)及び(イ)の教職員の働き方改革について、現状と課題は、今後の取組はとの質問に対して、教育長から、これまでの教職員の負担軽減に係る取組により、時間外勤務の削減が図られ、授業の工夫、改善による時間の増加や児童・生徒の学力向上につながっていると認識しており、今後も学校と教育委員会が現状や課題を共有し、連携を図りながら、更なる業務改善に取り組むことで、教職員が児童・生徒と向き合う時間の一層の確保に努める旨の答弁をいたしました。
4ページをお開きください。
上から二つ目の丸印、望月真実議員の(1)ア(エ)の児童・生徒、保護者について、卒業準備等の物品購入費や、網走市、ニュージーランドなどとの交流事業について、負担軽減の方策はとの質問に対して、教育長から、教育委員会では、教材教具の購入費用の一部公費負担や学校給食費無償化の実施など、保護者の経済的負担の軽減に努めており、網走市やニュージーランドとの交流についても、市が費用の一部を負担している旨の答弁をいたしました。
次の丸印、山崎由枝議員の(1)ア(ア)の安心・安全なまちづくりについて、熱中症対策について、小・中学生への対策はとの質問に対して、教育長から、近年の猛暑により児童・生徒の健康被害の危険が高まっており、市立小・中学校では、本年4月に教育委員会が策定した熱中症対策ガイドラインに基づき、教育活動を適切に実施している旨の答弁をいたしました。
教育部長所管の質問につきましては、以上でございます。
引き続き、教育指導担当部長所管の質問につきまして、長谷川部長から御報告いたします。
○佐後教育長 教育指導担当部長。
○長谷川教育指導担当部長 続きまして、教育指導担当部長所管に係る一般質問につきまして、御報告申し上げます。
教育指導担当部長所管につきましては、白川美作江議員、髙田浩議員、望月真実議員、岩崎一弥議員、髙橋知己議員の5人から、12項目について御質問をいただきました。
恐れ入りますが、3ページにお戻りいただき、26、2の一般質問、二つ目の白丸を御覧ください。
最初に白川美作江議員から、第6次学校図書館図書整備等5か年計画について、2点の質問がございました。(1)ア(ア)新聞の活用と配備状況について、(イ)今後の取組はとの質問に対して、教育長から、市立小・中学校では、全ての学校で複数社の新聞を学校図書館等に配備しており、教科等の授業のほか、道徳や学級活動の教材として有効に活用していること、今後も新聞等を活用し、言語能力、情報活用能力等の学習の基盤となる資質、能力を育んでいく旨の答弁をいたしました。
次に、1枚おめくりいただき、4ページを御覧ください。
一番上の白丸になります。髙田浩議員からは、小・中学生への「いじめ」について、(1)ア(ア)学校や教育委員会の対応について、見解を問うとの質問に対しまして、教育長から、市立小・中学校では、いじめ防止対策推進法等に基づいて、学校いじめ防止基本方針を策定し、未然防止、早期発見、適切な対処に努めていること、又、教育委員会では、学校のいじめ事案に対して、法に基づいた適切な対応や関係する子どもの支援策等について指導、助言するとともに、いじめ防止対策委員会からいじめの防止等のための実効的な対策について御意見をいただきながら取組を進めていること、今後も引き続き子どもたちが笑顔で学校生活を送ることができるよう、いじめの防止等に向けて取り組む旨の回答をいたしました。
続きまして、二つ目の白丸となります。望月真実議員から、児童・生徒、保護者について、3点の質問がございました。(1)ア(ア)なかま教室の運営状況と効果は、(イ)学校でのことについてダイレクトに相談できる仕組みの構築は可能か、(ウ)給食に関する指導の見解はとの質問に対して、教育長から、なかま教室については、教育委員会が運営する中学生を対象とした不登校支援の場の一つであり、学校に近い環境で社会的自立に向けた支援をしていること、なかま教室では専任教諭を中心としたスタッフが学年ごとの教科学習や多様な体験活動を通して一人一人が充実感を持って学習できるよう支援し、なかま教室に通う多くの生徒が人間関係や学習に対する自信を回復し、進学や学校復帰をしていること、支援の仕組みにつきましては、市立小・中学校では、児童・生徒や保護者が相談しやすいよう、担任だけでなく養護教諭やスクールカウンセラー、こころスマイル支援員など、複数の窓口を設けて対応していること、教育委員会においても、ネットワークマップ等により様々な分野の相談窓口の周知を図りながら相談を受けていること、今後も児童・生徒及び保護者等が内容に応じて相談窓口を選択できるよう、学校と連携しながら取り組むこと、給食に関する指導につきましては、食生活に関する知識や技能を身に付けるとともに、食に関わる人々への感謝の気持ちや食事のマナー、食事を通して人間関係を築く力を養うことなどを目標に行っていること、本市においては、子どもたちの食の環境を社会全体で支えていく学校給食費無償化を実施しているが、給食が子どもたちの健やかな成長に資するよう、食育の推進と給食の充実に取り組む旨の回答をいたしました。
次に、一つ飛ばしまして、四つ目の白丸になります。岩崎一弥議員からは、GIGAスクール構想について、3点の質問があり、(1)ア(ア)授業支援ソフト及びドリル教材の選定方法は、(イ)GIGAスクール端末の選定についての考え方は、(ウ)GIGAスクール端末の更新についての考え方はとの質問に対して、教育長から、GIGAスクール端末、授業支援ソフト及びドリル教材につきましては、価格等総合的な評価を踏まえ、選定していること、今後の端末更新については、国及び県の基本的な考え方や補助金の要件等を注視するとともに、これまで使用した端末の評価を行った上で関係者の意見等を幅広く取り入れながら、適切に機器の選定をしていく旨の答弁をいたしました。
最後に、五つ目の丸になります。髙橋知己議員から、中学校部活動を通じたスポーツ文化芸術活動について3点の質問がございました。(1)ア(ア)活動の機会が減少しているようだが、認識と見解は、イ(ア)部活動の地域移行について、検討組織体制は、(イ)進捗はとの質問に対して、教育長から、活動機会の減少につきましては、少子化やそれに伴う教員の配置減により、市全体の部活動の数が減少しているが、複数校合同での部活動の実施や個人での大会等への参加を認めるなど、生徒の活動の機会を維持する取組が行われていること、教育委員会では、庁内関係部署と連携しながら、本市の実態に合った活動の在り方について検討していること、地域移行に向けた検討組織体制につきましては、教育委員会ではスポーツ、文化、芸術に関する部署や団体、学校関係者及び保護者などを委員とした部活動の地域移行に関する検討組織を立ち上げ、活動の形態や運営の在り方等について検討する旨の答弁をいたしました。
教育指導担当部長所管につきましては、以上でございます。
○佐後教育長 本日の日程のうち、議案第30号及び議案第31号については、個人に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により、会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
○佐後教育長 御異議ありませんので非公開とし、日程の最後において審議等を行うことといたします。
なお、傍聴される方につきましても、事務局の関係者以外の職員と同様に、会議が非公開となりましたら、御退室いただくこととなりますので、あらかじめ御承知おきください。
報告事項に入ります。
報告事項1 事務の臨時代理の報告について、報告をお願いします。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 それでは、資料1を御覧ください。
報告事項1 事務の臨時代理の報告について。
厚木市学校運営協議会委員の委嘱について御報告申し上げます。
内容につきまして御説明いたしますので、1枚おめくりいただき、臨時代理書を御覧ください。
本件につきましては、厚木市学校運営協議会委員の任期が満了すること等に伴い、令和6年6月1日付けで、厚木市学校運営協議会委員を委嘱する必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がありませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、その事務を臨時に代理したものでございます。
1枚おめくりいただき、1ページの別紙を御覧ください。
1番の大髙陽一様、2番の志村真希様、3番の大貫隆敏様に新たに委嘱するものでございます。
なお、大髙様及び志村様におかれましては、前任者の選出団体からの後任として、大貫様につきましては、新たに委員に選出された方として委嘱するものでございます。
任期につきましては、厚木市学校運営協議会規則第5条第4項の規定により、委嘱又は任命の日から2年以内において教育委員会が定める期間となっておりますので、令和8年5月31日までといたします。
なお、次の2ページ、3ページには、参考資料として飯山小学校と相川中学校の学校運営協議会委員名簿を付けさせていただいております。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
よろしいですか。
特になければ、報告事項1を終わります。
次に、報告事項2 児童・生徒数及び学級数将来推計について、報告をお願いします。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 それでは、資料2を御覧ください。
報告事項2 児童・生徒数及び学級数将来推計につきまして、御報告申し上げます。
まず、1の目的になりますが、教育行政に係る中・長期的な事業計画の立案等の基礎資料とするため、市立小・中学校における令和7年度から令和15年度の児童・生徒数及び学級数を推計するものであります。
2の児童・生徒数の動向についてになりますが、まず、(1)の児童数についてになります。
児童数につきましては、昭和57年度の1万9,392人をピークとして平成13年度まで減少、平成14年度からは微増に転じていましたが、平成21年度から再び減少の傾向となり、令和6年度はピーク以降最小の1万212人となっております。
推計では、今後も引き続き減少し、令和15年度には7,959人となることが見込まれております。
表では、令和6年度と令和15年度を比較し、児童数の減少の割合が大きい学校、上位5校を記載してございます。
(2)の生徒数についてになりますが、生徒数につきましては、昭和62年度の1万334人をピークとして平成16年度まで減少、平成17年度からは微増に転じていましたが、平成25年度から再び減少となり、令和6年度はピーク以降最小の5,517人となっております。
推計では、今後も引き続き減少し、令和15年度には4,180人となることが見込まれております。
下の表では、児童数と同じく令和6年度と令和15年度を比較して生徒数の減少の割合が大きい学校上位5校を掲載してございます。
2ページをお開きください。
3の学級数の動向についてになります。
(1)の通常学級数についてになりますが、学級数につきましては、小学校は昭和58年度の507学級、中学校は昭和62年度の252学級をピークとして、以降、増加している期間もあるものの、おおむね減少の傾向が続いてございます。
令和6年度は、小学校335学級、中学校153学級となり、小・中学校ともにピーク以降最小となっております。
推計では、今後も減少が続き、令和15年度には、小学校278学級、中学校119学級となることが見込まれております。
次のアにつきましては、小学校の令和6年度と比較した令和15年度の学級数の減少が大きい学校を記載しており、イにつきましては、中学校における同じ比較の表となっております。
(2)の特別支援学級数についてになりますが、学級数については増加傾向が続いております。令和6年度は、小学校122学級、中学校59学級となり、これまでで最も多い学級数となっております。
推計では、小学校が令和10、11年度、中学校が令和7年度にピークを迎え、以降は緩やかに減少し、令和15年度には、小学校149学級、中学校55学級となることが見込まれております。
次の3ページ以降につきましては、別紙といたしまして、児童・生徒数及び学級数の算出方法になってございます。
最後のA3の2枚の資料につきましては、児童・生徒数将来推計と学校別の推計値になってございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
宮崎委員。
○宮崎委員 ありがとうございます。
全体的な数字、推計については良く理解できたのですけれども、私がいつも注視しているところは、特別支援の子どもたちの数なのです。これは前の課長のときに同じように考え方を質問したときに、特別支援の子どもたちは教育措置を年度途中でも受けるので、過去の在籍数よりもかなり増えた形で実態は出てくるという話をして、当時の課長が何らかの形で計数的なものも踏まえて検討しますという話があったのです。
3ページを見ると、特別支援の児童の算出の考え方があるのですけれども、ここに変化率とありますが、これがそうなのか、それともこれは前々からなのか。要は、計数的なものを加えたのか、それとも、これまでと同じような形で推計を出していたのかを確認させてください。
それから、二つ目は、最後のページにグラフがあるのですけれども、全体のグラフで、通常級のことはこうやってグラフ化されているのですが、今言った支援級の子どもたちについてはグラフ化がされていませんが、逆比例というか、反比例するところもあるのです。これは公表すると思うのですけれども、市民の方々にも、特別支援の子どもたちが増減はあるのだけれども、増加している傾向があるということを理解してもらうことも必要なのではないかと感想ですけれども、思いました。
以上です。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 まず、変化率についてでございまして、令和5年度の児童・生徒数の推計値と令和6年度の児童・生徒数の実際の比較においては、通常学級の児童・生徒数と学級数、大きな誤差は見られませんでしたけれども、委員が言われるように、特別支援学級の児童数について、大分差が出てきた部分があります。誤差が生じてきた部分もございますので、その辺の変化率を考えさせていただいて、申し上げますと、まず、新入学児童・生徒につきましては、特に児童になりますけれども、通学区域ごとの翌年度の小学1年生になる年齢人口、直近3年間、令和4年から6年度の小学校1年生になる方の特別支援学級の児童の平均在籍割合、これに児童数を乗じて算出させていただいているところで、2年生から6年生まで、小学校で言いますけれども、直近3年間の全小学校の各学年の進級時の在籍率の変化率、これを乗じて算出をしてございます。
具体的に申し上げますと、例えば、昨年度小学校2年生のお子さんが今年度3年生に上がったときの変化率、これを比較して、変化率をどのくらいの増減があるかという変化率を出しております。それと、令和4年度の2年生が令和5年に3年生になったときの変化率、これを3年分計算いたしまして、この平均を出した児童数、これを令和6年度に算出しています。少し分かりづらいのですけれども、そういった計算をさせていただいております。
このやり方をいたしますと、大分実際の実数に近づいてきているところでございまして、今年度につきましては、小学校2年生から6年生までにつきましても、10人以下の誤差で収まっております。
少し特異なところで、今年度の1年生は大分在籍率が多かったということがございますので、これは想定外だったところがありますので、そういった計算の仕方の見直しを今回はやらせていただきました。
グラフにつきましては、検討していきたいと思ってございます。
以上でございます。
○佐後教育長 宮崎委員。
○宮崎委員 ありがとうございました。
こういう推計を出すときに、今言われたようにできるだけ実数に近い形で出していったほうが最初の狙い、いろいろな事業計画の立案等もあるし、施設の整備等にも反映されると思うので、非常に良かったと思っています。
緑ケ丘小は今も厚木市内で一番多いのですけれども、これがピークで、今56人なのですけれども、令和9年度に72人になるということで、これも多分変化率を乗じた実数に近い形で出ていると思いました。建て替えをやる教室は足りるのか少し不安もありますけれども。ありがとうございました。
○佐後教育長 他にございますでしょうか。
よろしいでしょうか。
それでは、他になければ、報告事項2を終わります。
それでは、ここで暫時休憩といたします。
再開後は、会議が非公開となりますので、傍聴いただいた方につきましては、御退室いただきますようお願いいたします。
暫時休憩18時35分
再開時刻18時36分
議案第30号 厚木市久保奨学金(令和6年度高校等修学奨学金(第8期生))の支給決定について
(資料に基づき説明し、可決された。)
議案第31号 厚木市久保奨学金(令和6年度学校教育活動応援奨学金)の支給決定について
(資料に基づき説明し、可決された。)
以上で本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
なお、非公開案件の資料については事務局により処分いたしますので、後ほど回収させていただきます。
これをもちまして、令和6年厚木市教育委員会6月定例会を閉会いたします。
お疲れさまでした。
閉会時刻18時50分
議案書等
会議の議案書等は次のとおりです。ただし、会議において非公開とされた案件及びパンフレット等で電子化が困難なものは掲載していません。
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更新日:2025年05月23日
公開日:2025年05月23日