令和6年厚木市教育委員会12月定例会
会議主管課 |
教育総務課 |
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会議開催日時 |
令和6年12月24日 火曜日 |
会議開催場所 |
厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室 |
出席者 |
教育長 佐後 佳親 |
説明者 |
事務局職員 |
1 教育長報告
2 審議事項
議案第41号 厚木市教育委員会点検評価委員会規則の一部を改正する規則について
議案第42号 厚木市立小学校及び中学校の管理運営に関する規則の一部を改正する規則について
会議の経過は、次のとおりです。
開会時刻14時00分
○佐後教育長 それでは、ただいまから令和6年厚木市教育委員会12月定例会を開会いたします。
現在の出席者は4人で、定足数に達しております。
杉山委員から欠席の届出がありました。
厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として森委員を指名させていただきます。
始めに、私から報告いたします。
それでは、令和6年11月26日火曜日に開催されました11月定例会以後の主な行事等につきまして御報告いたします。
お手元の教育長報告を御覧ください。
まず、2番目でございます。
11月30日土曜日に、あつぎ市民交流プラザにおいて、あつぎヒューマンライツフェスタが開催され、参加してまいりました。ヒューマンライツフェスタは、12月4日から10日までの人権週間に合わせて開催されており、人権に関する講演と、中学生人権作文・ポスターの表彰が行われました。
人権作文では、自分自身の体験や身近な出来事などについて、人権の視点から考えをしっかりと述べた作文が多く見られました。また、ポスターについては、人権尊重の重要性を啓発する優れた作品が地下ロードギャラリーに展示され、多くの市民の皆様に見ていただくことができました。今後につきましても、様々な機会を通して子どもたちの人権意識を高めていくことができるよう取り組んでまいりたいと思います。
次に4番目でございます。
11月30日土曜日に、あつぎ市民交流プラザにおいて、令和6年度厚木市SEL教育基金事業、第15回厚木こども科学賞授賞式を開催いたしました。
今回の応募点数は332点で、小学生の部では大賞1人を含む12人、中学生の部では大賞1人を含む9人が受賞いたしました。
科学研究レポートでは、日々の生活の中で気になったことや、やってみたいことをテーマに、様々な工夫を凝らし、探求を行う研究が数多く見られました。また、科学作品では、豊かな発想力に驚かされる模型、絵画等が出展されていました。その中で大賞を受賞した小学生の「その色にごる?にごらない?」では、絵の具の種類と濁り方の関係を明らかにするため、実験を繰り返し探求していく過程に工夫が見られるすばらしい研究でした。
また、中学生の作品「アリが好きな食べ物調査」では、甘いものが好きと言われるアリが本当にそうなのか、粘り強く観察、実験を行い、新たな発見を導き出す優れた研究でありました。
厚木こども科学賞が、市内児童・生徒の自然科学に興味を持つきっかけとなり、未来のノーベル賞受賞者誕生につながることを期待したいと思います。
次に7番目でございます。
12月14日土曜日に、あつぎ市民交流プラザにおいて、令和6年度和田傳文学基金事業、第38回和田傳文学賞授賞式が行われました。
今回は140点の応募があり、小学校1年生から3年生の部、4年生から6年生の部、中学校の部において、それぞれ大賞、特選、入選作品が選ばれました。どの作品も日々の生活の中で気付いたことや、心動かされたことなどが自分の言葉で素直に表現されており、子どもたちの優れた感性に感動いたしました。その中でも大賞に選ばれた三つの作品は、大切に育てている朝顔への思いをみずみずしい言葉で表した詩、ランドセルにまつわる祖父の思い出を振り返る作文、宮ヶ瀬ダムに沈む集落の歴史に思いをはせた作文など、子どもたちの感性や温かい思いが伝わってくるすばらしい作品でした。
和田傳文学賞への応募をきっかけとして、自分の考えや気持ちを作文や詩、俳句、短歌に表現する喜びを多くの児童・生徒が味わい、感性や表現力をさらに磨いていってほしいと思いました。
続きまして11番目でございます。
令和6年厚木市議会第7回会議12月定例会議について、議員の皆様から一般質問をいただいておりますので、議案及び請願と併せまして各所管の部長から御報告申し上げます。
教育部長。
○岸間教育部長 それでは、教育長報告2ページの11番を御覧ください。
令和6年厚木市議会第7回会議(12月定例会議)について御報告申し上げます。
12月定例会議は、先月29日から昨日までの会議期間25日間で開催されました。
始めに、教育行政及び教育委員会に関連する提出議案等について御報告申し上げますので、恐れ入りますが3ページを御覧ください。
教育行政及び教育委員会に関連する提出議案は3件ございました。その他に請願が1件でございました。
中段の3でございますが、今月11日に開催されました総務企画常任委員会において、教育長を含めた常勤特別職職員の期末手当の支給割合を改定するための議案第78号 厚木市常勤特別職員の給与及び旅費に関する条例及び厚木市病院事業管理者の給料及び旅費に関する条例の一部を改正する条例について及び第3次厚木市教育振興基本計画策定に向けて、既存の附属機関である厚木市教育委員会点検評価委員会の組織等を改めるための議案第80号 厚木市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例についての2件が審査され、採決の結果、可決すべきものとされました。
次に、4でございますが、今月13日に開催されました環境教育常任委員会において、請願第1号 厚木市の学校給食の地産地消のさらなる推進と農薬や化学肥料に頼らない食材の使用を求める請願が審査され、こちらにつきましては不採択すべきものとされました。
環境教育常任委員会で引き続き開催されました5の予算決算常任委員会環境教育分科会におきまして、議案第86号 令和6年度厚木市一般会計補正予算(第6号)について、質疑が行われ、今月20日に開催されました6の予算決算常任委員会において可決すべきものとされました。
これらの議案等につきましては、昨日開催されました7の本会議におきまして、議案第78号、議案第80号及び議案第86号は、それぞれ原案のとおり可決、請願第1号は賛成少数で不採択とされました。
続きまして、恐れ入りますが、2ページに戻りいただきまして、2の一般質問を御覧ください。
一般質問は今月5日、6日、9日の3日間で行われ、23人の議員から質問があり、そのうち6人の議員から教育委員会関係の質問がございました。
始めに、教育部長の所管でございますが、望月真実議員、石井芳隆議員、岩崎一弥議員、髙田昌慶議員から御質問がございました。
まず、2ページ2の2つ目丸印になります。望月真実議員でございますが、(1)ア(イ)学力と経験値の向上について、習い事等のバウチャーについて、検討状況はとの質問に対しまして、教育長からバウチャー制度については、他自治体での取組の動向を注視するとともに、引き続き制度の導入について市長部局と連携、協力していこうと考えている旨の答弁をいたしました。
次に、その下の丸印、石井芳隆議員の(1)ア(ア)の通学路について。安心・安全の取組状況と課題はとの質問に対しては、道路行政、交通安全施策の観点からの質問でございましたので、市長からの答弁となりました。市長からは、交通安全教室の実施をはじめ、交通関係団体と連携した登下校時の見守り活動や、看板設置による車両への注意喚起を促すとともに、交差点内のカラー舗装やガードレールの設置など、必要な対策を講じており、今後も児童・生徒の視点に立ち、ハード、ソフトの両面から交通安全対策を推進する旨の答弁をいたしました。
石井議員の(1)ア(イ)の通学路について、学校としての取組状況と課題はとの質問に対して、教育長から市立小・中学校から提出された要望書やウェラブルカメラの映像を基に、通学路の安全対策協議会において通学路の整備に取り組んでおり、今後も児童・生徒が安心して安全に通学することができる環境の整備に努める旨の答弁をいたしました。
次に、3ページの一つ目の丸印、岩崎一弥議員の(1)イ(ア)及び(イ)の隠れ教育費について現状と課題は。今後の取組内容はとの質問でございますが、議員からの質問の趣旨といたしましては、授業で使用する柔道着や彫刻刀などの保護者負担について、公費負担とすることができないかという内容で、こちらについて教育長から、学校での教育活動において、教材費などの経費の一部を保護者の皆様に御負担いただいている中で、教育委員会ではその経済的負担が過重なものにならないよう、学校給食費無償化をはじめ、教材費等支援事業や、就学援助制度などを実施し、負担軽減に努めているところであり、今後も小・中学校に対して教材等の選定の際に、保護者負担に十分配慮するよう周知するなど、適切に対応していく旨の答弁をいたしました。
次に、その下の丸印、髙田昌慶議員の(1)ア(ア)の厚木市の学校給食をよりよくするための署名2024について、厚木市民2,432筆の署名を受けて見解を問うとの質問に対して、教育長から、多くの市民の皆様の御賛同をいただいて、今年度から学校給食費の無償化をスタートしたところであるが、今回の署名活動でも2,000人を超える市民の方々から署名があったことで、子どもたちの食への関心の高さを実感している。今後も地場農産物を使用した学校給食の提供をさらに推進し、安心・安全でおいしい給食の提供に取り組んでいく旨の答弁をいたしました。
教育部長所管の質問については、以上でございます。
○佐後教育長 教育指導担当部長。
○長谷川教育指導担当部長 続きまして、教育指導担当部長所管の件に関わる一般質問につきまして御報告申し上げます。
教育指導担当部長所管には、白川美作江議員、望月真実議員、髙田浩議員、岩崎一弥議員の4人から9項目について御質問をいただきました。
恐れ入りますが、教育長報告2ページにお戻りいただき、2一般質問の一つ目の白丸を御覧ください。
最初に、白川美作江議員からは、教育行政について2点の質問がございました。
(1)ア(ア)小・中学校における情報活用能力の習得について、情報モラル教育の現状と課題は。(イ)情報的健康への考えと取組は。との質問でございましたが、教育長から、市立小・中学校では学習指導要領に基づき、児童・生徒の発達段階に応じた情報活用能力の育成に努めるとともに、情報化社会におけるリスクについての学習を通して、情報モラルの向上を図っていること。一方、情報技術の発展に伴い、新たな問題が顕在化しており、家庭との連携が必要であること。また子どもたちが身の回りにあふれる情報に対して、真偽の判断や偏りのない取捨選択する力が必要であり、情報的健康は大切な視点であるということについて答弁をいたしました。
次に二つ目の丸になります。望月真実議員からは、教育行政について2点の質問がございました。
(1)ア(ア)学力と経験値の向上について、全国学力学習状況調査の結果を受けて、本市の現状と課題は。また今後の方策は。イ部活動の地域移行について、(ア)進捗と今後のスケジュールは。との質問がございました。
教育長から、市立小・中学校においては、平成6年度調査の全ての教科で、平均正答率が全国公立学校と同等、または上回る結果となったこと。この結果は発達段階を踏まえた主体的、対話的で深い学びを実現するための授業改善と教科の取組の成果であると認識していること。一方、自分の考えや表現することや、集めた情報を活用することに課題があると認識していること。今後も授業力や専門性を高めるための推進部会や寺子屋講座など、研修のより一層の充実を図り、教師の指導力向上を支援すること。
続いて、部活動の地域移行について、教育委員会では、これまでスポーツ、文化、芸術に関する部署等と今後の方向性について協議を重ねてきたこと。現段階において子どもたちの活動する機会の保障を最優先に考え、現行の部活動を基本とし、持続可能な部活動の在り方について検討していること。今後は、学校関係者や保護者、関係団体等からの意見を参考にしながら、休日の部活動の在り方について検討を進めるとともに、段階的に地域クラブ活動と移行できるよう、スポーツ、文化、芸術に関する部署等と連携して取り組むことを答弁いたしました。
次に、四つ目の丸になります。髙田浩議員から教育行政について2件の質問がございました。
(1)ア(ア)教科書採択について、見解を問う。イ(ア)小・中学生へのいじめについて、対応を問うとの質問がございましたが、教育長から、教科用図書採択については、法令や国・県の通知に基づき、本市の採択方針を定め、採択権者である教育委員会の責任において採択していること。また会議の公開や、採択結果や理由等に関する情報を適切に公開することで、透明性の確保を図っていること。今後も公正かつ適正な採択に努めること。
続いて、小・中学生のいじめについて、市立小・中学校では、いじめ防止対策推進法等に基づいて、学校いじめ防止基本方針を策定し、未然防止、早期発見、適切な対処に努めていること。教育委員会では各学校のいじめの状況を把握するとともに、いじめ防止等のための取組や法に基づいた適切な対応、いじめに関わる子どもへの支援について、指導や助言を通して安心・安全な学校づくりに取り組んでいること。また、いじめ防止対策委員会の助言などを基に、教育委員会への取組を検証し、常に改善の視点を持ち、適切な対応ができるよう努めていること。今後も引き続き、子どもたちが笑顔で学校生活を送ることができるよう、いじめ防止等に向けて取り組むことを答弁いたしました。
最後に、3ページ、1つ目の丸になります。岩崎議員から、教育行政について3点の質問がございました。
(1)ア(ア)GIGAスクールの取組について、現状と課題は。(イ)活用状況の調査から見られる課題は。(ウ)今後の取組の内容はとの質問がございました。
教育長から、市立小・中学校では、GIGAスクール端末を教科書やノートと並ぶ日常的な学びのツールとして様々な場面で活用していること。端末の活用調査の結果、利用意欲の高い教員が多く、授業での活用頻度は全国平均を上回っていること。また、児童・生徒からも端末を活用した授業は楽しい、理解しやすいという意見が多いこと。一方、僅かではあるが、端末操作に不慣れな教員がいることは課題であると認識していること。今後も児童・生徒一人一人の状況やニーズに応じた学びをさらに充実させられるよう、効果的なICT機器の活用に向けて教職員の研修の工夫やサポート体制の拡充、機器やネットワーク環境の整備等に取り組むことを答弁いたしました。
教育指導担当部長の所管につきましては、以上でございます。
○佐後教育長 それでは、審議事項に入ります。
日程1 議案第41号 厚木市教育委員会点検評価委員会規則の一部を改正する規則についてを議題といたします。
議案の説明をお願いします。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 議案第41号 厚木市教育委員会点検評価委員会規則の一部を改正する規則につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
本件につきましては、先月の定例会で議決いただきました厚木市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例が、昨日開かれた市議会12月定例会議本会議において可決されましたので、同条例に基づき設置することとなる厚木市教育振興基本計画審議会の組織や運営など、必要な事項を定めるため、本規則の一部を改正するものでございます。
それでは内容を御説明いたしますので、2枚おめくりいただき3ページ、参考資料の新旧対照表を御覧ください。右側が改正前の現行の規定、左側が改正後の規定となります。
始めに、題名を「厚木市教育振興基本計画審議会規則」に改めるものでございます。なお、「委員会」から「審議会」に組織を改めることに伴い、規則全般において「委員会」を「審議会」に「委員長」を「会長」に改めております。
第1条につきましては、第17号の次に条例の略称規定を加え、「厚木市点検評価委員会」を「厚木市教育振興基本計画審議会」に改めるものでございます。
次に、審議会の所掌事項を定めるため、第2条を加えるものでございます。審議会は厚木市教育振興基本計画に関すること、及び教育委員会の権限に属する事務の点検及び評価に関することを調査、審議することとしております。第2条を加えることに伴い、旧の第2条を第3条とし、第2号を加え、旧の第2号を1号繰り下げるものでございます。
次に、旧の第3条を第4条とし、同条の次に臨時委員について定める第5条を加えるものでございます。第5条1項では、審議会に特別の事項を審議させるため、必要があるときは臨時委員を置くことができること。第2項では、臨時委員は教育委員会が委嘱すること。第3項では、臨時委員は特別の事項に関する審議が終了したときは、解任されることをそれぞれ規定しております。
次に、第5条を加えたことに伴い、旧の第4条を第6条とし、第3項の「指定した」を「指名した」に改めるものでございます。
次に、旧の第5条を第7条とし、第2項中、「委員の半数以上を委員(議案に関係ある臨時委員を含む。次項において同じ)の過半数」に改め、同条の次に、4ページでございますが、部会について定める第8条を加えるものでございます。第8条第1項では、部会は会長が指名する委員または臨時委員をもって組織すること。第2項では部会に部会長を置き、会長が指名すること。第3項では、部会長は、当該部会の事務を掌理すること。第4項では、部会長に事故があるとき、または部会長が欠けたときは、部会長があらかじめ指名した委員がその職務を代理すること。第5項では、前条の会議に関する規定は、部会について準用することをそれぞれ規定しております。
次に、旧の第6条を第9条、旧の第7条を第10条とし、同条中、守秘義務を負う委員に臨時委員を加えるための改正を行い、旧の第8条を第11条とし、同条中、庶務担当課を教育振興基本計画主管課に改め、旧の第9条を第12条に繰り下げるものでございます。
最後に、附則について御説明いたしますので、2ページにお戻りいただき、附則を御覧ください。
附則第1項は、この規則の施行日を公布の日とするものでございます。
附則第2項は、この規則が施行された際の委員の身分及び任期に関する経過措置として、現行の点検評価委員会委員は、この規則の施行日に改正後の規則の規定に基づき、教育振興基本計画審議会の委員として委嘱を受けたものとみなし、当該委員の任期は点検評価委員会委員としての残任期間と同一の期間とすることを定めております。
附則第3項は、この規則が施行された際の現行の点検評価委員会の委員長及び職務代理者の取扱いに関する経過措置として、この規則の施行日に点検評価委員会の委員長または職務代理者である者は、改正後の第6条の規定により、厚木市教育振興基本計画審議会の会長または職務代理者に定められ、または指名された者とすることを定めております。
説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますよう、お願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。
よろしいでしょうか。
それでは、特に質疑がないようですので、採決に移ります。
本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
○佐後教育長 異議なしと認め、議案第41号を可決いたします。
次に、日程2 議案第42号 厚木市立小学校及び中学校の管理運営に関する規則の一部を改正する規則についてを議題といたします。
議案の説明をお願いします。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 議案第42号 厚木市立小学校及び中学校の管理運営に関する規則の一部を改正する規則につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
現在、市立小・中学校におきましては、学年始業日を4月5日、小学校第1学年にあっては4月6日としております。教職員は新年度開始から学年始業日までの間で教科、学級、校務分掌等の準備、児童・生徒の情報共有、引継ぎなどの業務を行っているところでございますが、その期間に土曜日、日曜日の休日が含まれる場合、金曜日が最短で2日間となり、十分な日程が確保できない年度がございます。
そのようなことから、教職員の働き方の改善を図り、適切な準備期間として4日間の勤務日を確保することを目的として、本規則の一部を改正するため、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第2条第2項に基づき提案するものでございます。
それでは内容を御説明いたしますので、2枚おめくりいただき、裏面の2ページ、参考資料の新旧対照表を御覧ください。
右側が改正前の現行の規定、左側が改正後の規定となります。
第3条第1項第3号について、学年始休業を4月1日から起算して4日間(小学校第1学年にあっては5日間)。ただし、前号に掲げる日は当該期間に算入しないに改めるものでございます。
最後に、附則について御説明いたしますので、恐れ入りますが1ページにお戻りいただき、附則を御覧ください。
この改正につきましては、令和7年4月1日から施行するものでございます。
説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○佐後教育長 ただいまの説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。
宮崎委員。
○宮崎委員 ありがとうございます。
先ほど説明があったように、年度初めは、学校現場は事務作業や大きな行事の準備等で忙しいということが確かにあります。土日を挟むと余裕がなくなってしまうということがあるので、この制度の改正には賛成するのですけれども、学校はもう来年度の教育課程をどんどん決め始めていると思うのですけれども、ここで承認されたらすぐ連絡を学校にしていただけるということでよろしいですか。もう一点は、以前はこの管理運営規則が学校の校長室に一部冊子であったと思います。最近は見ないような気もするのですけれども、これは電子で、C4th等で、その改定も含めて全文を紹介されているということでよろしいですか。確認です。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 まず、議案が可決されましたら、すぐにお伝えするのですけれども、令和7年度につきましては、改正をしなくとも4日間確保される状態にありますので、令和7年度中に、この改正について、保護者を含めてアナウンスしていこうという考えでございます。
実質的には、令和8年度が3日間、令和9年度が2日間になってしまいますので、それをなくすためにこの改正をしていくものでございますので、その部分も含めて管理運営規則も含めて、これは進捗させていただきたいと考えております。
C4thに掲載されているかは確認させていただきたいと思います。
以上でございます。
○佐後教育長 他にございますでしょうか。
森委員。
○森委員 一番気になるのが、新卒者が担任を持ったときだと思うのです。現状の確認をさせていただきたいのですけれども、4月1日、作業日になると思うのですが、3月の時点で業務を確認をする期間等があるのかどうか、それがあるとないとでは、はた目に見た感じでもすごく違うと思うのです。もしそれがないのであれば、今後そういったことも、例えば5日間とか、そういうレクチャーする機会があると、私はすごく業務に、本人としても学校としても助かると感じております。
○佐後教育長 教育指導担当部長。
○長谷川教育指導担当部長 新卒の先生方につきましては、フレッシャーズキャンプという形で、3月に、1日ないし半日、配置校に来ていただいて、業務の話などをするのですけれども、具体であなたにこの業務をというのは、やはりどうしても正式に4月1日からになるので、学校の様子などはお伝えができるのですけれども、作業自体は4月1日からの形になっているところで、学年団などでフォローしながら進めていくというようなやり方をさせていただいております。
以上でございます。
○佐後教育長 森委員。
○森委員 具体的な誰がどうとかというのは、きっと駄目だと思うのですけれども、やはり一般的な業務の流れとかは、多少はやってもいいと思うのです。それが1日とか半日だと、すごく少ないなと。もう説明するだけで終わってしまうので、すぐにではなくても、やはりそういった研修期間と申しますか、そういったものが入って初めて4月1日から、担任としての業務をする準備に入れると思うので、是非今後、検討していただけるといいと思っております。
○佐後教育長 教育指導担当部長。
○長谷川教育指導担当部長 今、御意見いただきましたので、持ち帰らせていただいて、検討させていただければと思います。よろしくお願いします。
○佐後教育長 他にございますか。
山本委員。
○山本委員 説明ありがとうございました。
先ほど来年度、再来年度の4月の日程も紹介されましたけれども、今回のこの改正で、ある程度長い目で見た先まで対応できるということでよろしいでしょうか。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 そのとおりでございます。この改正によって、4日間は必ず確保するという形で進めてまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
○山本委員 ありがとうございます。
○佐後教育長 他にございますか。
よろしいでしょうか。
それでは、他に質疑がないようですので、採決に移ります。
本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
○佐後教育長 異議なしと認め、議案第42号を可決いたします。
以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
これをもちまして、令和6年厚木市教育委員会12月定例会を閉会いたします。
お疲れさまでした。
閉会時刻14時35分
議案書等
会議の議案書等は次のとおりです。ただし、会議において非公開とされた案件及びパンフレット等で電子化が困難なものは掲載していません。
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更新日:2025年06月24日
公開日:2025年06月24日