令和6年厚木市教育委員会10月定例会

更新日:2025年06月24日

公開日:2025年06月19日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

令和6年10月22日 火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 佐後 佳親
教育長職務代理者 杉山 繁雄  
委員 森  厚子
委員 宮崎 昌彦
事務局
岸間教育部長、長谷川教育指導担当部長、金子教育総務課長、
井出学校給食課長、倉持教育指導課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 報告事項

(1)  第3次厚木市教育振興基本計画策定方針について
(2)  第38回和田傳文学賞受賞者について
(3)  給食用食材の放射性物質の測定結果について


会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻14時00分

○佐後教育長 それでは、ただいまから令和6年厚木市教育委員会10月定例会を開会いたします。
現在の出席者は4人で、定足数に達しております。
山本委員から欠席の届出がありました。
厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として宮崎委員を指名させていただきます。お願いします。
始めに、このたび教育委員会委員として宮崎昌彦委員が再任されましたので、御挨拶をいただきたいと思います。
宮崎委員、よろしくお願いします。
○宮崎委員 改めまして、こんにちは。
今、教育長からありましたように、先日山口市長から2期目の辞令をいただきました。その際、幹部の皆様と教育委員の皆様には御挨拶をさせていただきましたけれども、1期目、ちょうど4年前なのですけれども、コロナが蔓延した初年度でして、そのとき私は教職員課の学校教育指導員をやっておりまして、コロナ対応であたふたしていた中で教育委員の1期目の辞令を頂きました。
これはもう本当に厚木市民ももちろんそうなのですけれども、子どもたちの教育活動が大きく制限され、行事が廃止されるなど、不安や不満がたくさんあった子どもたちがいた中での活動だったのですけれども、そのような中で教育委員会事務局の皆さん方、コロナに振り回されながらも事業をしっかりと執行されて、また4年間の中で、当初コロナに関する案件がたくさんあったと思うのですけれども、そのような中できちんとした成果を出されたのではないかと思っております。
2期目なのですけれども、コロナに関わらずなのですけれども、私の思いとしては、これから地震や大災害がある可能性がある中で、有事のときにやはり子どもたちの教育活動や学びを止めない。止めることは簡単なのですけれども、どうしたら止めないで進められるかということを皆さんと議論しながら、それを大事にしながら進めていきたいと思っております。
そして、2期目も佐後教育長のリーダーシップの下、我々総員、協力しながら進めていくのですけれども、平時のときの成果はたくさん出ると思うのですが、やはりこの厚木の教育の課題ですとか、子どもたちの課題をきちんと把握し、協力しながらやっていきたいと思っております。
そして、未来を担う子どもたちの成長のために、健全な育成のために、皆さんと協力しながら、微力ではありますけれども、任務を全うしていきたいと考えておりますので、どうかよろしくお願いします。
○佐後教育長 ありがとうございました。
それでは、私から報告いたします。
教育長として2期目を迎えることとなりましたので、一言御挨拶申し上げます。
去る10月1日火曜日に山口市長から辞令を頂き、引き続き教育長という重大な職責を担わせていただくことになりました。改めて初心に立ち返り、本市教育の基本理念であります未来を担う人づくりを常に念頭に置き、厚木の子どもたちの健やかな成長、そして幸せの実現を目指して誠心誠意取り組んでまいる所存でございます。
教員委員の皆様におかれましては、どうか引き続きお力添えをいただきますようよろしくお願い申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、再任の挨拶とさせていただきます。
それでは、令和6年9月27日金曜日に開催されました9月定例会以後の主な行事等につきまして御報告いたします。
お手元の教育長報告を御覧ください。
まず、6番目と13番目でございます。
10月6日日曜日と12日土曜日に厚木小学校、三田小学校、上荻野小学校の運動会を視察いたしました。
6日日曜日は、あいにくの雨でしたが、厚木小や他の小学校では、先生方の懸命なグラウンド整備によって無事に運動会を実施することができました。また、晴雨にかかわらず視察したそれぞれの小学校の子どもたちは、生き生きと競技や表現活動に取り組んでいました。当日は、大勢の保護者の皆様や地域の方々に参加していただき、子どもたちに声援を送っていただいたことに感謝を申し上げたいと思います。
次に、7番目でございます。
10月6日日曜日、あつぎ市民交流プラザにおいて、「Fly to NZ Project in Hamilton 2024」実績報告会が開催され、参加してまいりました。この報告会は、「Fly to NZ Project」として、8月6日火曜日から8月17日土曜日までニュージーランド短期留学に参加した10人の中学生が現地での体験や感想、そしてこれからの思いなどを報告するものです。今年度の「Fly to NZ Project」では、ニュージーランド・ハミルトン市にホームステイし、現地のロトトゥナ中学校に短期留学を行いました。報告会では、それぞれの生徒が日本と異なる学校の様子やマオリの文化、ホームステイ先の家族との交流など映像を交え、分かりやすく伝えてくれました。また、それぞれの報告から貴重な体験を通じて一人一人が大きく成長したことがよく伝わってきました。参加した中学生が将来世界で活躍してくれることを期待するとともに、貴重な経験を市内中学生にも伝えてほしいと思いました。
次に、15番目でございます。
10月16日水曜日に、本庁舎秘書課第二応接室において、宮崎昌彦教育委員の任命発令式が行われました。宮崎委員には先ほど御挨拶をいただきましたが、9月議会において、市長が引き続き教育委員を任命したい旨議会に同意を求めたところ、賛成全員で同意が得られ、このたび任命発令が行われました。宮崎委員におかれましては、これからも厚木市の教育行政にお力添えをいただけますようお願い申し上げます。
次に、16番目でございます。
10月19日土曜日に、南毛利中学校において、文化発表会「桐輝祭」を見学してまいりました。当日は合唱コンクールが開催され、各クラスのすばらしい発表を聞くことができました。どのクラスも心を一つにしたハーモニーを響かせており、合唱に込められた思いがよく伝わってきました。歌い終わった生徒たちの満足した表情もとても印象的でした。学校行事を通して成長する子どもたちの姿に感動を覚えた1日でした。
次に、17番目でございます。
10月19日土曜日に、レンブラントホテルにおいて開催された三師会学校保健連絡会第21回合同研修会に参加してまいりました。この研修会は、学校保健の充実のために厚木医師会、歯科医師会、薬剤師会が合同で開催するもので、今回は厚木市立病院泌尿器科、岩室紳也先生を講師にお迎えして、「SNS時代だからこそ若者に刺さる性感染症のメッセージとは」を演題とした御講演をいただきました。研修会には医局関係者をはじめ、学校からも多くの先生方に御参加いただきました。性に関する情報が氾濫する中、子どもたちや若者に正しい知識を伝える必要性について考えさせられる内容であり、学校における性教育にいかしてまいりたいと思います。
続きまして、20番目でございます。
令和6年厚木市市議会第6回会議9月定例会議の結果につきまして、教育部長から報告させていただきます。
教育部長。
○岸間教育部長 それでは、教育長報告の3ページ、20番を御覧ください。
令和6年厚木市議会第6回会議9月定例会議につきましては、9月27日に開催されました教育委員会9月定例会において、環境教育常任委員会及び予算決算常任委員会環境教育分科会における審査結果までを御報告いたしましたので、それ以降の日程に係る内容について御報告させていただきます。
3ページの2でございますが、10月4日に予算決算常任委員会が開催され、教育委員会関連の令和5年度決算及び令和6年度補正予算に関する議案の採決が行われ、決算議案については認定すべきものと、また補正予算議案については、可決すべきものとされました。
次に、3でございますが、10月7日に本会議が開催され、教育委員会関連の議案である議案第48号 令和5年度厚木市一般会計歳入歳出決算については、賛成多数で認定されました。議案第62号 令和6年度厚木市一般会計補正予算第4号は賛成全員で可決、また、陳情第5号 国による義務教育財源の保障、教育の機会均等と水準の維持・向上並びに行き届いた教育の実現を求める意見書を国に提出することを求める陳情については、賛成全員で採択されました。
最後に、資料には記載はございませんが、先ほど教育長からも御報告ございましたけれども、宮崎委員の任命に関する議案第47号 教育委員会委員の任命につきましても、賛成全員で同意されましたところでございます。
以上でございます。
○佐後教育長 本日の日程のうち、報告事項2については、個人に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により、会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
○佐後教育長 御異議ありませんので、非公開とし、日程の最後において審議等を行うことといたします。
報告事項に入ります。
報告事項1 第3次厚木市教育振興基本計画策定方針について、報告をお願いします。
教育総務課長。
○金子教育総務課長 それでは、報告事項1 第3次厚木市教育振興基本計画策定方針案につきまして御報告申し上げます。
資料の1ページを御覧ください。
資料の説明の前に、この指針にもございますけれども、本件につきましては、現在令和3年度から令和14年度までの12年間を計画期間といたしました第2次厚木市教育振興基本計画に基づいて様々な事業、施策を推進しているところではございますが、近年の社会教育環境が大きく変化していることや令和5年度を始期とする国の第4期教育振興基本計画、令和8年度からスタートする第11次厚木市総合計画などとの整合を図り、将来を見据えた教育の方向性を定める必要性が生じていることなどから、現行の計画を見直し、新たに第3次厚木市教育振興基本計画を策定しようとするものでございます。
なお、今回の報告につきましては、当該計画の策定方針を定めるに当たり、庁議に付議し、審議を願う必要がございますことから、事前に報告をさせていただくものでございます。
それでは、方針の内容を御説明させていただきますので、資料1をお開きください。
まず、1の策定の趣旨でございますが、ただいま御説明させていただいたとおり、社会環境の変化、特に新型コロナウイルスの感染症による生活様式がGIGAスクール構想などの急速なデジタル化の推進などによりまして、将来を見据えた教育の方向性を定める必要性が生じていることなどから、現行の計画を見直し、新たに第3次教育振興基本計画を策定しようとするものでございます。
2の基本的事項でございます。
次期計画は、下の体系図の国の第4期教育振興基本計画及び神奈川県のかながわ教育ビジョンを参酌いたしまして、上位計画でございます第11次厚木市総合計画や右側にございます市の各個別計画などとの整合を図り、策定するものでございます。
基本方針には、子ども計画や生涯学習推進計画などの市長部局が推進している各個別計画で示す考え方などもその計画に影響が出ないよう方針として策定していくものでございます。
2ページをお開きください。
計画の構成及び考え方でございますが、現行の計画は基本理念、そして基本理念を実現するための基本目標、基本目標を達成するための基本方針及び実施計画を策定して、施策を推進するとともに取組の評価を一体的に行っておりますが、次期計画では計画期間を通して掲げるべき基本理念と基本目標、社会状況の変化などに対応する必要がある基本方針等実施計画をそれぞれ一体化いたしまして、シンプルな構成といたします。
次に、計画の期間でございます。
計画の期間は、令和8年度から令和17年度までの10年間といたします。
なお、基本方針・実施計画につきましては、社会状況や教育環境などの変化が見込まれることや、市総合計画のアクションプランの計画期間を踏まえ、各5年間の計画といたします。
3ページを御覧ください。
3の策定に当たっての考慮すべき視点でございますが、次期計画におきましては、現行計画の成果と課題を踏まえるとともに、「子育て・教育で選ばれるまち」の実現に向けて、学校教育や社会教育や生涯学習など次の八つの視点を踏まえ、計画を策定してまいります。
まず、(1)のウェルビーイングの実現でございます。
学校教育においては、子どもたちが自分らしく笑顔で学校生活を送ることができるようウェルビーイングの向上を図り、教職員の心身の状態や良好な労働環境などのウェルビーイングを実現することが重要であり、社会教育や生涯学習においては子どもから大人まで、社会全体でウェルビーイングの実現を目指す取組が求められております。
(2)の持続可能な社会の担い手の育成でございます。
将来の予測が困難な時代と言われている中では、社会変化に対応し、社会を持続的に発展させていくため主体的かつ、他者とともに協調して生きていくための力を育成していく必要があります。1と2につきましては、国の第4期教育振興基本計画のコンセプトでもございます。
次に、(3)の確かな学力や豊かな心の育成に資する教育環境の整備につきましては、個別最適な学びと協働的な学びを一体的に充実させていくことや、新しい時代に求められる資質・能力を育成し、子どもたちの豊かな情操や道徳心を養うにふさわしい学校教育環境を整備していく必要があります。
また、学校規模の適正化や義務教育9年間を見通した小中一貫教育の推進、安心・安全で質の高い施設整備などを進めていく必要があります。
(4)の学校・地域・家庭との連携・協働の推進につきましては、コミュニティスクールと地域学校協働活動を一体的に推進していくことなど、学校が家庭や地域と連携・協働し、社会全体で子どもたちを育てていく取組を推進していく必要があります。
(5)のスポーツ活動と文化芸術の振興につきましては、他者との協働や世代を超えて尊重し合う社会づくりなど、スポーツに備わる力は大きく、持続可能な社会づくりの実現に必要であるため、積極的にスポーツ活動の推進に取り組む必要があります。
また、市民が心豊かな生活を実現できるよう、文化芸術活動の普及、若い世代の人材育成など、文化芸術を未来へつないでいく取組を推進していく必要があります。
4ページを御覧ください。
(6)の幼保小連携の推進につきましては、幼児期は遊びを通して小学校以降の学習の基盤となる芽生えを培う時期であり、小学校ではその芽生えを更に伸ばしていくことが必要であるため、幼児教育と小学校教育を円滑に接続して効果的な幼保小連携の取組を推進していく必要があります。
(7)生涯学習の推進でございます。
誰もが生涯を通じて活躍していくために生涯学習の必要性が高まっていることから、誰もが自分らしく学び、学んだことをいかした社会への貢献、さらにリカレント教育ができる環境を整えていく必要があります。
(8)の教育デジタルトランスフォーメーションの推進につきましては、ICTを活用し、子どもたちの個性や特徴に合わせて学べる環境を整備することや教職員の労働環境の改善や効率化を図るとともに、デジタルの活用により問題解決や価値創造できる人材の育成などを目指すため、教育DXを推進していく必要があります。
次に、4の市民参加手続でございますが、附属機関である仮称厚木市教育振興基本計画審議会を設置いたしまして、審議を願うとともに市民の方を対象に意見交換会を実施し、さらにパブリックコメントを経て御意見をいただくものでございます。
なお、その他といたしまして、児童・生徒を対象にアンケート調査なども実施していこうと考えております。
また、学校教育以外の分野につきましては、市民実感度調査などの活用も検討しております。
次に、策定体制でございますが、先ほど申し上げた附属機関として、公募による市民、学識経験者、関係団体の代表者等により構成する厚木市教育振興基本計画審議会を設置し、次期計画の策定について教育委員会の諮問に応じて調査及び審議をし、答申をいただきます。
また、庁内検討組織として、教育委員会各部長及び次期計画策定に係る各課等長により構成する庁内推進委員会を組織し、次期計画の策定に必要な事項の検討を行うことといたします。
5ページを御覧ください。
6の策定スケジュールでございますが、計画の策定に当たっては今年度10月に策定方針を定め、来年度6月に計画案を策定、令和8年の3月には計画の策定を予定しております。
下の欄の附属機関である教育振興基本計画審議会につきましては、今年度2月をめどに設置し、計画策定前まで御審議をいただきます。下の庁内推進委員会につきましては、随時開催し、策定事項の検討を行います。
市民参加手続につきましては、来年度8月に意見交換会を、パブリックコメントを来年12月に実施したいと考えております。
なお、その他として今年度末12月をめどに児童・生徒を対象としたアンケートを実施し、総合教育会議におきましては、適宜御意見を伺いたいと考えております。
7の教育大綱との関係につきましては、現行の教育振興基本計画においては、令和3年度から令和8年度までを期間とする現行の市教育大綱との整合性を図っておりますが、次期計画策定に当たっても両者における基本理念や基本目標について整合性を図れるよう進めてまいります。下の表は、教育大綱と教育振興基本計画における内容や根拠法令等を比較しております。
策定方針の内容につきましては、以上でございますが、今後この方針案を基に基本計画の策定を進めてまいりますが、来年度に入りまして計画の策定段階で教育委員会定例会におきまして協議、審議事項として教育委員の皆様から御意見をいただくとともに、市民の方との意見交換会やパブリックコメントなどの市民参加手続などを経て、令和8年度からの計画の実行を目指してまいりたいと考えてございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して何かございますか。
杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 説明、ありがとうございました。
まず、全体的なスケジュールで教えていただきたいと思います。
5ページの最後の6番のところに、策定スケジュールがありまして、教育委員会等の部長や次期計画策定に係る各課長等によって庁内検討組織、庁内推進委員会が10月からスタートしていますので、今10月ということは、すでにスタートしているのかと思いますが、ここでいろいろな調査を行い、原案を作っていくのだと思うのですけれども、そして、今度は年明けの2月から市民公募等を含めた基本計画審議会がスタートするということだと思います。
この間で、お互いにやり取りをしながら審議会は審議会で進めていくのだと思うのですが、同じ時期に市の総合計画も多分動き出しているということになると、それぞれの教育委員会系列での動きと市長部局の動きがあって、お互いにそれがリンクするというか、矛盾しないようにということになると思うのですけれども、具体的に市長部局の総合計画と教育委員会のこの振興計画との整合性をどのように担保していくかという動きは、大体どのくらいからスタートするのでしょうか。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 まず、検討組織ということでございますけれども、既に庁内組織として教育振興基本計画町内推進委員会というものがありまして、次期計画に関係するところの課長を追加しまして、例えば生涯学習課長やこども育成課長などの課長を更にメンバーに入れさせていただいて、検討を行っていこうということで既に動いているところでございます。
2月に発足する審議会につきましても、これから公募の委員等を募集して新たな組織を立ち上げて、基本的には庁内組織の中である程度の素案を作り、審議会で御意見をいただいて、計画の素案を作っていくものと考えております。
総合計画との関係性につきましては、当然相互でいろいろと意見を交わしながらやっていかないと乖離するものであってはいけないと考えてございますので、総合計画の進捗状況を見ながらこちらの教育振興基本計画を作っていくような形で、今検討を進めているようなところでございます。
○杉山教育長職務代理者 整合性を図るのは大体どのくらいの時期になるのですか。
○佐後教育長 教育部長。
○岸間教育部長 総合計画の策定に関しましても、部長職で組織する庁内検討組織と、その下に幹事会として課長職で組織している庁内の組織がございます。ですから、そこに今回教育振興基本計画庁内推進委員会、こちらの委員になる課長職も総合計画の策定の幹事会に所属しておりますので、そういった中では同じメンバーが集っているということになるので、そういった形で随時その整合を図っているという部分ではやっていけると考えてございます。
以上です。
○佐後教育長 他にございますでしょうか。
森委員。
○森委員 今の5ページのスケジュールのところまで、来年の12月にパブリックコメントをということで、これはある程度の素案ができたものを開示して、教育委員会と市長部局も含めて全てこんなもので今計画して実施をしようとしていますというものの御意見をいただくという理解でよろしいですか。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 今委員がおっしゃるとおりでございまして、素案を作ってから意見を聞いて、反映できるものは反映していこうという考え方でございます。
以上でございます。
○森委員 ありがとうございます。
忙しいですけれども、締切りが分かっていると仕事がしやすいと思います。
あともう一つ、子どもたちにもアンケートを取るというのは、これは早い時期なので、これは策定をするためにアンケートを取るのか、どのように反映されるのか、子どもたちの意見がということが少し気になりました。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 アンケートは一応児童・生徒対象にこういう端末を使っての調査というか、アンケートになるとは思うのですけれども、具体的なアンケートの項目につきましては今検討しているところでございますけれども、例えば学校生活で楽しいことはどういうことだとか、身に付けたいスキルはどういうことだとか、計画の策定などの部分に当然関連する質問を児童・生徒に聞きたいと思ってございますので、またその辺の項目ができましたら御紹介することができると思いますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○佐後教育長 他にありますでしょうか。
宮崎委員。
○宮崎委員 説明、ありがとうございます。
基本的に考え方というか、策定方針に賛成としたいと思っています。先ほど市の総合計画との整合性や市長部局との整合性という話がありましたけれども、実は私、市の総合計画審議会の委員やっていまして、既に会議を2回ほどやったのです。そこでも課長から説明があった社会様式の変化とか、子どもたちの加速する変化というものを捉えて総合計画の期間の見直しをしたのです。10年間。それも同じ令和8年度からスタートするということで、そういった意味では簡素化、シンプル化も含めて、もう既に市長部局と整合性を図っていられると感じました。
3ページから配慮すべき、考慮すべき視点が8項目ぐらいあるのですが、ここの中には教育委員会から出て移管をして、市長部局で諸事業をやっているものがありますね。スポーツ、文化、幼保小もそうなのですけれども、こういうのを庁内推進委員会でやると思うのですけれども、この部長、課長ももちろん会議をやると思うのです。私は現場のことを一番よく知っている教育指導課の指導主事とか、その辺の意見をたくさん聞いていただいて、当然やられると思うのですけれども、現場の声を反映させるような計画を策定していただけると大変ありがたいと思っております。意見です。ありがとうございます。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 今の御意見、取り入れさせていただいて、どういった形になるか分かりませんけれども、反映をさせていただく形で考えたいと思います。
以上です。
○佐後教育長 杉山委員。
○杉山教育長職務代理者 何回も同じようなこと言っているのですけれども、例えば3ページのウェルビーイングという言葉があるのですが、最近出始めている言葉ですけれども、何となく分かるような分からないような感じがします。地域の学校協議会等でもある程度私みたいな高齢者がこうやって何とかいい学校づくり、いい地域づくりということを考えると、ウェルビーイング、どうぞ日本語に何かこう変換できるのであればしていただきたいなと。身体的、精神的、社会的幸福とか何か、多分そういう形になると思うのですけれども、それをうまくまとめていただいて、英語が不得意な人間でも何となくイメージできるようなものを是非これはお願いしたいと思います。
それから、(3)の確かな学力や豊かな心の育成に資する教育環境の整備の中に、これはすごくいろいろな所で使われている言葉ですけれども、イメージがしにくいような言葉があります。例えば、(3)の1行目のところで、後ろのほうに「新しい時代に求められる資質・能力の育成」、それはそのとおりなのですけれども、新しい時代に求められるものは一体どういうものなのかということが分かるような分からないような。
それから、その下の子どもたちの豊かな情操や道徳心を養うにふさわしい学校教育環境、環境ですから施設だけではなくて人の話などもあると思うのですけれども、この辺のイメージが自分ではうまく出来ないのです。ですので、これから作っていく中で、ある程度具体性というか、イメージが湧きやすいこと、そういう言い方をお願いできればと思います。
それから、4ページの一番上に(6)幼保小の連携の推進があるのですけれども、これはメインが総合計画になるのかもしれないのですけれども、一番下に効果的な幼保小連携の取組を推進していきますとありますが、これは今までニーズがあって、一歩踏み出したりするのですけれども、なかなかそれがつながっていかない。実になっていかないという繰り返しをされているところだと思いますので、この辺は今の少子化の中で、どうやってより子どもが健やかに育っていくかというとても大事なところだと思いますので、具体的な策が出てくるはずだと思うのですけれども、是非この辺も進めていただきたいと思います。
それから、その下の(7)の生涯学習の推進では、久しぶりにこの言葉を見たのですけれども、リカレント教育というのが出ていて、まだこの言葉が残っているのだなと実は思っていました。岸田首相が最後のほうに新しい仕事のために知識とか利益を学び直すリスキリングと言っていたと思いますが、そのような言葉が今出ている中で、リカレント教育は職業訓練的な知識を、技量を身に付けるというようなことがあったと思うのですけれども、リスキリングという新しい言葉ができて、この辺はどうなのだろうかと。どちらが今適切なのかとか、その辺も感じまして、どちらも併せて総合計画のほうかもしれないのですけれども、分かるように説明していただければと感想やお願いをさせていただきます。
○佐後教育長 教育総務課長。
○金子教育総務課長 (3)の確かな学力や豊かな心の育成に資するところの部分の新しい時代に求められる資質・能力の育成などといったことにつきましては、例えば4ページの8番の教育DXの中段の部分に書いてあるのですけれども、問題解決や価値創造できる人材の育成のようなところにつながってくると考えております。そういったところも含めた中で研究をしていければいいと思います。
幼保小の連携につきましては、今市長部局で子ども計画の策定をしておりますので、その中にも幼保小の連携の部分が入っていると思いますので、そこの部分と整合などを図りながら、この計画につきましては考えていきたいと思ってございます。子ども計画の策定状況がまだ上がってきていませんので、それを見て、踏まえながら検討してまいりたいと思います。
あと、生涯学習のリカレント教育につきましては、国の振興基本計画の中にリカレント教育というのが明記されていまして、基本施策の目標に生涯学び活躍できる環境整備とあるのですけれども、その中の基本政策の中にリカレント教育の充実という項目が入っていますので、それを踏まえて引用したという状況でございますので、どの項目もこの辺は検討しながら計画に反映できることは反映してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○佐後教育長 よろしいですか。
それでは、他になければ報告事項1を終わります。
次に、報告事項3 給食用食材等の放射性物質の測定結果について、報告をお願いします。
学校給食課長。
○井出学校給食課長 では、報告事項3 給食用食材の放射性物質の測定結果につきまして御報告申し上げます。
恐れ入りますが、資料3を御覧ください。
始めに、7月2日火曜日から9月25日水曜日までの放射性物質の測定結果でございますが、結果といたしましては、御覧いただいています1ページ、2ページ、全て不検出となってございます。
続きまして、3ページ目を御覧ください。
7月から9月までの間に保護者の方からの御要望でございますが、こちらのほうも御要望はございませんでした。この期間の中で測定した食材は、7月は3回、9品目、8月は1回、3品目、9月は4回、12品目を測定いたしました。
報告は以上でございます。
○佐後教育長 ただいまの報告に対して何かございますか。
よろしいですか。
特になければ、報告事項3を終わります。
それでは、ここで暫時休憩といたします。
再開後は会議を非公開としますので、関係者以外の方は御退席ください。
お疲れさまでした。

暫時休憩14時41分

再開時刻14時42分

報告事項2 第38回和田傳文学賞受賞者について
(資料に基づき報告し、了承された。)

以上で本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
なお、非公開案件の資料については、事務局により処分いたしますので、後ほど回収させていただきます。
これをもちまして、令和6年厚木市教育委員会10月定例会を閉会いたします。
お疲れさまでした。

閉会時刻14時45分

議案書等

会議の議案書等は次のとおりです。ただし、会議において非公開とされた案件及びパンフレット等で電子化が困難なものは掲載していません。

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

教育委員会 教育部 教育総務課 教育総務係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2600
ファックス番号:046-224-5280

メールフォームによるお問い合わせ