厚木市の森林から伐り出された木材の利用(間伐材利用)
背景
厚木市内には、大山や丹沢山麓につづく山々が連なり、その面積は市域の約3分の1にあたります。
当時森林は、人々の生活に欠かせないまきを燃料として使用していたほか、スギ・ヒノキ等の人工林を育て林業が盛んでした。
しかし、燃料転換や輸入材等の台頭により、国産木材の価格低下が進むことで林業の衰退を招き、利用時期にある木の多くが伐られることなく森林循環が滞る状況がありました。
現在は、水源の森林など、森林の多面的機能を発揮するため、森林整備を進めており、近年は脱炭素社会においても二酸化炭素の吸収源や、木材を建築物等に利用することで二酸化炭素を都市に固定化することなども期待されております。
そのため、厚木市においても間伐材の利用を積極的に行っております。
目的
様々な世代の市民の皆様に対して、触れる機会などを通じて間伐材利用を促進し、森林整備の推進につなげていくとともに、市の自然豊かな環境と木の良さを知り、環境への関心を高める機会へと繋げていきます。
取り組みの紹介
新生児へのあつ木のおもちゃ(積み木)の贈呈
ヒノキ材を使用した積み木で良い香り。

小学校学習机の天板交換
交換時期を向かえた学習机を間伐材によりリニューアル。

中学校工作室の作業台と椅子の交換
ナラ枯れした広葉樹も利用した作業台と椅子。

公民館の廊下を木質化
スギの間伐材を利用した腰板等による木質化。(森林循環看板の設置も)


子育て支援センター絵本読み聞かせコーナーの木質空間化。
ヒノキを利用した小さな読み聞かせ広場を木質空間化。


この記事に関するお問い合わせ先
環境農政部 農業政策課 農林土木係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2351
ファックス番号:046-223-0174
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更新日:2024年04月30日
公開日:2024年04月30日