令和7年度 厚木市青少年問題協議会 会議録(令和7年6月27日開催)

更新日:2024年07月12日

公開日:2024年07月12日

会議概要

会議主管課

青少年課

会議開催日時

令和7年6月27日(金曜日)
午後1時30分から午後3時20分まで

会議開催場所

  あつぎ市民交流プラザ  ミュージックルーム1(アミューあつぎ7階)

出席者

厚木市青少年問題協議会委員11人

事務局4人(健康こどもみらい部部長、青少年課長、青少年育成係長、同主査)

説明者

青少年課長

 会議の経過は、次のとおりです。

会議の経過は、次のとおりです。

 

1 開会 青少年課長

 

2 講話

演題 「自己肯定感を高める方法~REBT(論理療法)の視点から~」

講師 松蔭大学客員教授 菅沼 憲治 氏

内容 別添資料1のとおり

 

3 案件

  (1) 令和6年度事業報告について

資料2に基づき事務局から説明

【意見】

(委員)これまで、青少年健全育成大会の講演会は、いろいろと青少年に関する知識を学べる講演会で、それはそれで貴重な機会であったが、昨年度の育成大会の講演会は、ピアノの演奏も交えた、これまでにない趣向で、受賞者をお祝いするには、大変ふさわしい講演会だったと思う。

また、昨年の青少年問題協議会の講話でヤングケアラーを取り上げられたが、大変重要な問題であるので、今後もヤングケアラーに対する理解を深め対応策などを考えていきたい。

(事務局)ヤングケアラーについては、所管が同じ健康こどもみらい部のこども家庭センターであり、小学校6年生、中学校2年生を対象に調査をしているので、今後も機会をとらえ、当協議会に情報提供させていただきたい。

 

(2) 令和7年度事業計画(案)について

資料3-1、3-2、3-3に基づき事務局から説明

【意見】

なし

 

(3) 情報交換

【意見】

(委員)30年近く教員をしていて、こどもに変化があったように感じている。かつては、たばこや暴力など様々な問題行動があったが、近年、生徒全体としては、おとなしくなってきたものの、メンタルに問題を抱える生徒が増加している傾向がある。講話では、「べき論」や「ねば論」が自己肯定感を下げる要因だとのことであった。そのことで考えると、回りと同じようにしなくてはならないという同調圧力、あるいは普通はこうでないといけないといったと思い込みが、こどもたちの幸福度を阻害していると捉えられ、学校現場でも同調圧力的なものを和らげる取り組みが必要かと思った。

(委員)私も30年近くこどもを見てきたが、明らかに変わった。簡単に言うとおとなしくなったが、それだけでなく学校のシステムも社会も変わったかと思う。自己肯定感を高めるために教員の働き掛けもずいぶん変わった。昔は何々しなければならないとか何々して当然だと言っていたが、今はそのような教員はほとんどいない。多様性がすごく大事にされる時代であり、べき論が通用しない時代で、今はいろいろなこどもを受け入れるように学校が変化しているように感じている。しかし、こどもの幸福度は高まっているかというといろいろな調査を見てもそうではないように思う。学校としては結構いろいろなこどもを受け入れているつもりだが、結果としてそのようなことは数字で表れていない。教員は、私が若かった頃と比べ大分変わり、自己肯定感を高めるよう努めているが、結果につながらないようである。自分が所属する学校の生徒を見てもおとなしく、自分なりに目標をもって頑張っているが、それぞれのこどもを個々に見ると悩みを抱えている。今のこどもたちは、ものすごくデリケートというか、昔のこどもたちは逞しかったという感じもする。こどもたちの主体性を伸ばそうと意識がけしているが、なかなかうまく伝わっていない。

(委員)青少年相談員に12,3年携わってきて、10年前のこどもたちより今のこどもはおとなしくなってきているのは事実だと思う。最近のこどもは、エネルギーがないというか覇気がないように見受けられる。また、最近は、パトロールをしていても中高生が姿さえ見受けられないことが多い。中高生は、どこに行ってしまったのだろうか。

(委員)放課後、我が中学校の生徒の約半分は、部活動をしている。それ以外の生徒たちは、聞いた話だが塾へ行っているようである。中には習い事をしている生徒もいる。

(委員)子ども会では、会員数が減ってきているので、こどもたちの姿があまり見えてこないというのが現状である。活発なところは活発であるが、こどもたちを昔と比べたらと聞かれたら、それほど変わりはないように思う。子ども会で行事を行えば、楽しそうに行っている。自分たちは何をやりたいか尋ねるとあれをやりたい、これをやりたいと言ってくれるので、今も昔と大差は無いように感じている。

(委員)以前、中学校の生徒会をしているこどもたちと話す機会があったが、とてもしっかりしていて驚いたことがある。また、土日で部活がない日は、朝7時半から午後10時まで塾に行っているのが当たり前であったと聞いてさらに驚いたことがあった。また、自分が教員であったときには、夏休みには100万円かけて、北海道に塾合宿に行っているこどもが数名いた。こどもの頃に体験してほしいことを行わずに育っていくことをとても心配している。あばしりの自然文化体験に同行させてもらった機会があったが、たった四日間で見事に変貌しているこどもたちを目の当たりにした。新たな立場に立たされ、それをこなしていくとこどもたちが達成感を感じ、自信をもっていくのには、とても驚いた。教員として、一年間、こどもたちを担任として見てきた自分としては、三泊四日でここまで変わるのかという思いがあり、保護者にも、大切なのは塾や習い事だけでないということを伝えていきたい。

(委員)ジュニアリーダーについて話すと近年、減ってきてはいるが、その中でも意欲的な子は、いつでもいろいろな活動に参加してくれており、盛り上がってはいる。ジュニアリーダーを知ってもらうために活動を行っているところである。

(委員)私の関わる自治会では、新型コロナ感染症が拡大しているときに、ジュニアリーダーが参加していたイベントを中止してしまった。そのため、二年前から豆まきのイベントを実施し、ジュニアリーダーやこどもたちがそこに100人ほど参加している。また、これから神輿も復活させるため、準備をしているところである。自治会では、こどもが参加できるイベントを増やしていきたいと考えている。

(委員)警察の側からみるとかなり特殊な例になると思うが、昔のこどもと今のこどもとの変化は、私も感じている。昔の少年は、逮捕すると抵抗をしたり、逃げ出したりし、感情もあらわに泣き出したりしていたが、今の少年は手錠をかけても他人事のような様子に見受けられる。ただ調べが進んでいくうちに自分のことを話すようになってくるが、そこは今も昔も変わらないので、少年の気持ちは本質的には、変わっていないように思える。闇バイトの関連については、昨年度県下で46人、中学生が1人、高校生が16人。気になるのが動機である。複数回答ではあるが、46人中39人が遊ぶ金欲しさが動機であった。詐欺に加担した経緯は、28人が先輩や友達から誘われたとのことであったので、先輩たちの誘いを断れれば、罪を犯さず済んだことである。万引きがいいわけではないが、強盗のように重い罪を犯してしまうと将来立ち直るのが非常に困難になってしまうので、地域の皆様とも協力して防いでいければと思っている。

(委員)朝、こどもたちを見守りしていると、こどもたちから、いろいろ話しかけてくれるので、楽しく実施している。やんちゃなこどももいるが、指に包帯をしている中学一年生に、「大丈夫か」と話しかけたときには、「お気遣いありがとうございます。」など立派な返答をされ驚かされたことがある。こうしたこどもがいると回りのこどもたちにも良い影響を与え、みんなで成長していくように思える。

 

4  その他

    なし

 

5 閉 会 副会長

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