令和5年度第4回厚木市社会教育委員会議報告

更新日:2024年04月17日

公開日:2024年04月17日

会議概要

会議主管課

社会教育部社会教育課

会議開催日時

令和6年2月13日(火曜日)午後3時00分から午後4時50分まで

会議開催場所

厚木第二庁舎15階 農業委員会議室

出席者

社会教育委員 10人(5人欠席)
社会教育部長、社会教育課長、社会教育係長、担当主事、社会教育指導員

説明者

社会教育係長

令和5年度第4回会議結果は以下のとおりです。
なお、第4回会議の傍聴者はありませんでした。

1 開会

2 議長あいさつ

3 案件

(1)各種会議等の報告について


事務局:資料により説明

議 長:社会教育委員の活動報告ですが、全体で何か付け加え等はありますか。県の連絡協議会関係の方はよろしいでしょうか。

委 員:1月27日の開成町の地区研究会に行ってきました。開成町は、近年、人口が右肩上がりで、若い世代が多い町ですが、その中で子どもに対して読書を取り入れようということで、町として様々な取組みをしているそうです。また、学校と市民が一丸となった取組みとして阿波踊りをやっていて、市民のつながりが強くなり、祭りでは約1,000人が踊って市内を練り歩くそうです。街のみんなが何かに取り組む、そんな魅力的な街という印象でした。

議 長:今、委員から報告をいただきましたが、開成町は面積では神奈川県の中でも一番小さい町です。しかし、人口の増加率は一番で、人口の1割が小・中学生ということです。街並みがとても素敵で、新しい家ばかりでした。

また、研究会の会場に阿波踊り方々が入場し、会場で踊られてました。会場の皆で手拍子して、会場は大いに盛り上がっていました。後はよろしいでしょうか。

また機会がありましたら、地区研究会に参加していただきたいと思います。今度近くでも研究会がありますが、違った町を訪れるということは町のにおいや風を感じることができます。県内でも知らない街がありますので、是非参加していただきたいと思います。

議 長:それでは過日行われました、11月21日、22日の関東甲信越静社会教育研究大 会に委員4名が参加されましたので、分科会の報告をお願いします。

委 員:私は第5分科会に出席してきました。栃木県真岡市でNPO法人まわたという団体が「まねっこ食堂」というものをフードバンクから発展させ始めたそうです。子ども食堂というのは貧困等の課題に対応するために実施するもので、最初はそういう目的で実施していたそうです。ところが、目に見えない子どもたちの問題として、現実にはお母さんが仕事をされていたり、子どもが栄養を十分に取れなかったりという課題があり、そういう課題に対応した食堂が必要だということで、頑張って活動しているという内容の発表でした。

あともう一点、静岡県裾野市の社会教育委員長が、人と挨拶するということは、まず人を知らないと挨拶ができないという発想から「何もしない合宿」というのを始めたそうです。これは2023年までに77回も実施しているそうです。何もしないというのは、ご飯を食べてきて、校長先生にお話しして講堂・体育館を開放してもらい、ただ寝袋を持ってきて過ごしているとのことですが、そこで何もしないので何も起こらないのではないかと思っていたら、泊まると子どもたちはコミュニケーションを取り始めて、知り合うということが起きたそうで、それを続けているとのことでした。

それと高校のことになりますが、地域の裾野高校の1年生の人数と同じ人数の地域の高齢者の方を呼んで、フォークダンスのように椅子を並べて、話し合いをする機会を設けたとのことです。自分たち高校生の間で問題となっていることを地域の人に話して、地域の先輩たちがそれを聞いて話し合うことでコミュニケーションが取れて、名前を知り合って、地域に戻ると挨拶ができるという、そういう取組みをされているとのことでした。

議 長:それでは次の委員、お願いします。

委 員:私は、隣の愛川町と宇都宮市の清原地区の発表である第3分科会に出席しました。愛川町の発表は、とても興味深く聞かせていただきました。人とのつながりということと文化の継承という2つをテーマとして取り組まれたということを発表されたのですが、例えば人とのつながりというところでは「子ども食堂」であるとか「駅伝大会」そんな取組みについて発表がありました。文化の継承の中では、半原では昔から、頼朝のことを研究して後々の人たちに伝えており、また、三増合戦というものを紙芝居にして子どもたちや町民の方たちに継承していく活動がされているということでした。

もう一つ宇都宮市の清原地区の事例発表では、行政の方が地域づくりを通して社会教育の担い手を育てたいという狙いがあったようで、それと共に地域への愛着を深めることを考えているとのことでした。清原地区の歴史を学習したり、農資源が豊かであることを実感したり、伝説や民話を聞いたり、スマートフォンを利用して地区の魅力を発信したりする取組みを通して、郷土愛を高めているという話でした。企業や大学の力を借りながら積極的に地域の魅力を捉えることで、まちづくりや人材の育成につなげていることは素晴らしいと思いました。

議 長:では、次の委員お願いします。

委 員:私は第2分科会に出席しました。ここでは埼玉県白岡市と栃木県栃木市の発表がありました。白岡市では「町ぐるみん白岡」という団体を作って、学校応援団交流活動やクラシックコンサートを実施したり、我が家のチェックシートという名称で、家庭で実践してほしいことや日常の生活で大切なことをチェックするシートを配布して回収する取組みをしたり、祭りなどのイベントへの子どもの参加支援や雑木林の清掃活動を実施してボランティア活動への意識の醸成を図ることなどの取組みについて紹介がありました。また、栃木市は組織を作って活動の準備をしているということで、10の中学校区を基本とした10の公民館があって、そこが地域学校協働本部の役割を担うという部分は厚木市に似ていると感じました。栃木市は実際の活動に移す段階で課題を感じているところがあるようですが、今後、学校・家庭・地域の絆を深めながら地域ぐるみで子どもたちの生きる力を育成していきたいという話しでした。

(2)地域ぐるみ協育フォーラムの反省について

事務局:資料により説明

議 長:アンケートの内容に同感いただけるようなご意見はございますか。会場の大きさの問題でが、来年度の会場はどこを予定していますか。

事務局:シティプラザの250、サイエンスホールを仮予約しています。250人位は入れますが、机を入れるともう少し減ってしまいます。また、グループワークを行うとなると厳しいところもあります。

議 長:会場は非常に重要で、分科会でグループごとに話し合ったものはフィードバックできないと、もったいないと感じました。会場はできれば一つの場所で開催した方がいいと思います。文化会館は来年度使用できるのですか。

事務局:文化会館は、オープンはしています。

事務局:使えると思いますけれども、今年やったような基調講演だけなら大丈夫かと思いますが、グループワークの時に、部屋割りが新しい文化会館ではどうなるか分かりません。上の階の小会議室となるとやり方が難しいかもしれないです。

議 長:文化会館となると、もっと難しいということですね。

事務局:ルーム250だと、机椅子を使っても130人位は入れます。

議 長:シティプラザには5階にも会場があるから広いです。

事務局:5階も来年1月18日土曜日に仮予約しています。

委 員:この前、地区健全育成会で地区交流研修会を行ったのですが、ルーム250の他に管理室Bと音楽室を使用し、分散で開催しました。リモートでの開催も考えたのですがフォーラムの様子を見て難しいなと思って、分散会だけで協議をして、全体の反省はやめました。

事務局:視聴だけでしたら130人は大丈夫だと思いますが、グループワークで100人を超えてくると進行も大変ではないかと事務局の方でも考えています。

議 長:グループワークが活かされていないとか、別々だったので進行が上手くいっていなかったと、アンケートの意見としたあり、それは皆が思った話です。先ほど委員から発言があったように、できればリモートをやめて、一つの会場でできるのが理想です。もしくは、一つひとつのグループの人数を多くするなどの検討もしていく必要があると感じました。

事務局:その辺りを今後、検討していく予定です。

議 長:それと、公民館の発表が事業の発表だけで終わってしまっている、という指摘がありました。この辺は事務局から趣旨説明を公民館にしてもらった方が、今後このような指摘が出なくなると思うので、その点も今後の課題になると感じました。

委 員:私もそう思います。ただ当日、司会の方が教育長に御意見を求めていただき、それがあったから良かったと思います。おかげで良かった部分をまとめてもらうことができた。本来ならこちらの発表の中で趣旨が前面に出るようにお願いしておけば良かったと思います。

議 長:今年度をもって、全公民館の発表が終わったので、これからまた新たなスタートになる。ただあらかじめ作った順番でなくてもいいと感じた。公民館はその時その時に合ったものをやっていくところだから、その時々に問題意識のあるところからやっていくというのでいいのではないか。2館ずつ発表して7年ぐらいはかかる。

事務局:発表する公民館側にとっては事前に準備が必要な状況です。公民館も直ぐに準備はできないという実情もあります。

議 長:反省点、あと何かございますか。

委 員:細かいことですが、受付をしていて。今回事前に出欠席をとっていただいたと思いますが、一人欠席となっていた方がいらっしゃった。その時に名札がなかった。確か昨年も一人名札がなかった。今回はたまたま御自身の名札を持っていたので、こちらで作ることはなかったのですが、そのような場合に、直ぐに名札を作れるような対応をお願いしたい。

委 員:来られた方で名簿には名前があったのですが、グループワークに名前がなくて急遽、私のグループに入った方がいました。

委 員:マイクリレーの担当になる人は、グループワークと仕事がかぶってしまうので、グループに入らない方が良いと思いました。

議 長:他に御意見はありますか。

委 員:学校現場としては刺激になりました。そのまま現場で活かすには抵抗があるという校長もいるとは思いますが、自分自身は「その通り」と思っていました。考え方として取り入れていきたいと思います。

また、アンケート結果として、研修の参加者のところに教職員という記載がありますが、確かに必要だと思いつつ、学校としてはできるだけ子どもたちと向かい合う時間を増やすということで働き方改革を進めている中で、それを土曜日に先生たちを借り出すことについてどのように捉えられるかなと思いました。それだけだったら前進はないとするのであれば校内で必要な時間というのをあらかじめ設定した形で学んでいくことができると良いのかなと考えます。

議 長:曜日や時間設定については、今まで全部土曜日曜の昼間でしたが、参加する方の状況にもよるので、例えば夜などの開催は可能なのでしょうか。

委 員:夜は大変ではないか。

議 長:フォーラムを夜に開催したら、先生たちはどうなのでしょうか。代休は取ることができるのでしょうか。

委 員:基本的にはそうなるのでしょうけれども、現実が許さないのではないかと思います。子どもがもう学校にはいませんから。

議 長:あと何かありますか。

委 員:グループワークは同じ地区の人がいて、安心しました。

委 員:逆の意見もあり、また同じ顔だという話も出ました。

議 長:同じ団体だとよく集まるのですが、違った団体同士だと集まる機会があまりありません。また連絡会というのは夜やっていますが、昼間はありません。そのため、フォーラムでは、様々な団体が来て、話題が多すぎるため、最後はまとまった話ではなかったなと感じました。

委 員:校長先生など、立場が違う人が集まると、そうなる傾向にあると思います。

議 長:他に何か。

委 員:厚木市の地域学校協働活動の状況について、私はあまりよく知らないのですが、厚木市内では森の里が突出して先行していて、ほかの地区はそこまで行っていないという印象があります。学校運営協議会についてもまだまだ課題があるのではないかと思います。森の里の取り組みは他からするとすごいなと思います。その一方、どうしてそこまでできるのかなというところなのですが、「どうしたら」が出てこないのです。青健連でこの間やった研修会は3つのテーマで開催したのですが、そのうちの一つが地域学校協働活動で、自分の集まりたいところに自由に行けるというやり方だったのですが、そこで意見を共有する時間があり、何をしたら良いかということが見えてきたのですが、そこまでいくまでの手順が見えないという意見も出ました。

議 長:昨年、南毛利公民館でも地域学校協働活動に係る研修会を開催しました。二人の講師の方に来てもらい、各団体の皆さんがすごく熱心に聞いていました。講師の方々の話を聞いて皆さんがそうだそうだと盛り上がりました。そんな機会をもっと設けてみるのもいいと思いました。

また、先日「この頃、校長先生が地域学校協働活動を意識するようになった」という話しをどこかで聞きました。そこで言ったのですが、先生方が迷惑しているのではないか、地域が学校にどんどん入ってきて、学校はそういうところではないんだよ、という先生も中にはいるのではないか。そこはどうなのかという話をしたことがあります。今年は変化があるかと期待をしたいですね。

委 員:今回、私はグループワークに入っていませんでした。ですが2つの会場を行き来していて、どのグループも活発な意見交換をしていたという印象でした。アンケートの集計にもありましたが、聞いて終わりにするのではなく、聞いてからそのあとに声を発した方が良いというのがあると思うので、グループワークはいい企画だったと思います。

議 長:やはりそこに来たら、聞いて帰るだけではなく、発信しなければダメですね。そこで発言をして、思いを言って、その反応をみんなで共有したいと思います。これまでの反省事項を来年の計画の中で活かしていただきたいと思います。

(3)令和6年度社会教育関係団体に対する補助金について

事務局:説明(資料のとおり)

議 長:これについては、各課があるのですが、各課が意見を聴いて、そのまとめを社会教育課がやっているのですか。

事務局:資料を取りまとめるにあたって各課に照会をさせていただいて、報告を受けたものをまとめてこの一覧にして、今回一括して資料として提出させていただいたものであります。

議 長:この補助金につきまして、各団体ありますけれども、何かありましたらお願いします。

委 員:もし分かればで良いのですが、厚木市青少年健全育成会連絡会は地区ごとの子どもの数によって補助金額が変わるのですが、同じように加入数によって補助額が増減するような補助金は、他にあるのでしょうか。

事務局:社会教育課からは、例えばPTA連絡協議会のようなところは特に団体の会員数等によって算出はしてございませんので、特に増減等はないです。

議 長:例えば日本ユネスコ協会が会員数28人ということですが、この人数によって補助金額が決まるということがあると、どんどん変わってきてしまうので、その団体ごとの事情で割り振りをしていると。

これは所管の課でないと、金額の根拠が出てこないのではないか。

事務局:要綱などを参考にいただいているところですが、例えば子ども会育成会に関しては均等割りや会員人数割り等があるようですので、そういった算定根拠に基づいた補助金額の算定になっています。

議 長:そういうところもあるし、一律というところもあるわけですね。

事務局:団体に対して予算の範囲内で、あと年間の予算の何%であるとか、そういう要綱上の決まりはあると思います。おそらく団体に対しては一律にだと思います。

議 長:人数が少ないからということだけではないという話になってきますね。方針として、こういうものを育てるという意味合いも補助金にはあると思います。

委 員:ジュニアリーダーは年度によって人数が増えたり減ったりします。そこでユニホーム的なものを作りたいのだが、地元の青健連あるいは自治会で出していただけないかという依頼が来ます。そういうことができる位の予算を付けてあげられるといいかなと思います。

議 長:他に御意見はありますか。

委 員:予算をいただいていますが、団体が21団体と多いので、文化祭でほとんど使い切っています。材料費、色紙代、短冊代、お習字等への支出があり、予算内で収まるようにしています。

議 長:文化協会では21団体に均等割で予算を出ているのでしょうか。

委 員:均等で出しているのかどうかは分かりません。人数によって、というところもあるかもしれません。予算の上限はあると思います。

議 長:これは、補助金の予算審議をするという事ですか。

事務局:あくまでも御意見をお聞かせいただくということです。社会教育委員会議の皆様は各団体の代表として出席されてますので、御意見をお聞かせいただくという趣旨でして、何か審議して決定してくださいということではありません。

議 長:そういうことだそうです。

婦人会のことなのですが、南毛利で婦人会の会長さんから、今年は公民館祭に参加できないという話がありました。理由を聞くと、婦人会は解散してしまったからだと。バザーは婦人会の名前でやりますが、婦人会だけでなく全組織をあげて開催しますので、残っていればできるのです。したがって人数が少ないからということではなくて、だんだん人数を増やしていくためには是非予算要求をするべきだと思います。

委 員:今、婦人会は厚木南と睦合だけなのです。昨年までは厚木北地区が入っていたのですが、婦人会の会員の多くは、年金生活の方で、年会費のことで県の方に収めきれないという話がありました。

議 長:あと何かこの件についてありますか。

委 員:意見なし。

(4) その他

 

事務局:元気なあつぎっ子の保護者アンケートを実施し、集計をさせていただきました。これを来年度以降に実施する際の参考にしたいと考えています。

また、報告ですが教育委員会事務局から点検評価委員の推薦依頼が来ています。例年、議長に委員になっていただいてますので、今回も、議長を推薦させていただきますのでご報告とさせていただきます。

議 長:他によろしいでしょうか。今後の日程はいつになりますか。

事務局:今後は小委員会を5月に開催させていただき、第1回を6月に開催する予定です。新しく委員になられた方につきましては、6月の第1回の会議の時に委嘱状をお渡しすることになります。

議 長:それではその他はこれで終わります。

5 閉会

副議長

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