令和5年度第1回厚木市人権施策推進協議会 会議録

更新日:2023年08月01日

公開日:2023年08月01日

会議概要

会議主管課

 協働安全部市民協働推進課人権男女相談係

会議開催日時

令和5年7月13日(木曜日) 午後1時30分から午後3時

会議開催場所

 厚木市役所 本庁舎3階 特別会議室

出席者

人権施策推進協議会委員13人
協働安全部長、人権男女相談担当課長、人権男女相談係長、同係員

説明者

協働安全部長、人権男女相談担当課長、人権男女相談係長、同係員

令和5年度第1回厚木市人権施策推進協議会

令和5年度厚木市人権施策推進協議会第1回会議を開催しました。

1 案件

  1. 厚木市人権施策推進協議会規則について
  2. 会長の選出について
  3. 職務代理の指名について
  4. 厚木市人権施策推進指針について
  5. 厚木市人権に関する市民意識調査について
  6. その他

 

2会議資料

  1. 次第
  2. 資料1:厚木市人権施策推進協議会規則
  3. 資料2:厚木市人権施策推進指針
  4. 資料3-1:厚木市人権に関する市民意識調査(概要)
  5. 資料3-2:厚木市人権に関する市民意識調査(素案)

 

3会議概要

【事務局】

会議の公開及び会議録の要約公開について説明し、全出席委員が賛成

会長が選出されるまでの間、事務局で進行させていただきます。

案件「(1)厚木市人権施策推進協議会規則について」事務局から御説明いたします。

資料1に基づき説明

案件(1)について、御意見、御質問はございますか。

【事務局】

質問がないようですので、案件(2)「会長の選出について」を議題といたします。

本協議会規則第5条第1項の規定により、協議会に会長を置き、委員の互選により定めることとなっておりますので、会長の選出について、いかがいたしましょうか。

【委員】

事務局に一任します。

【事務局】

事務局案といたしましては、厚木市いじめ問題調査委員会委員長や厚木市人権擁護委員会会長の経歴をお持ちの松本委員が適任であると思いますが、いかがでしょうか。

御賛同いただける方は拍手をお願いいたします。

(一同拍手)

【事務局】

御賛同いただきましたので、松本委員に会長をお願いいたします。

それでは、松本委員は会長席へ移動をお願いいたします。

【松本会長】

(会長あいさつ)

【事務局】

ありがとうございました。それでは、これからの議事の進行につきましては、本協議会規則第5条第2項に基づき、会長に議長をお願いしたいと存じます。

【会長】

それでは、議長を務めさせていただきます。案件(3)「職務代理の指名について」事務局から説明をお願いします。

【事務局】

本協議会規則第5条第3項の規定により、会長に事故があるとき又は会長が欠けたときは、会長があらかじめ指定した委員がその職務を代理することとなっておりますので、会長から職務代理の御指名をお願いしたいと存じます。

【会長】

それでは、現在、行政相談委員として、行政に対する相談対応で御活躍をされております、渡辺委員に職務代理をお願いしたいと思います。

【事務局】

渡辺委員は、職務代理席へ移動をお願いいたします。

【職務代理】

(職務代理あいさつ)

【会長】

案件(4)「厚木市人権施策推進指針について」事務局から説明をお願いします。

【事務局】

資料2に基づき説明

【会長】

案件(4)について、御意見、御質問はございますか。

【委員】

平成16年に指針ができ、その後に改定が行われた。その際は意識調査も行われ、その結果を踏まえているんでしょうけれど、どうも法務省が決めたものに沿って作られた。そのこと自体は間違ってはいないでしょうけれど、厚木らしさというものを、指針に盛り込んでもいいんではないか。

例えば、高齢化が進んでいる、障がい者が増えてきている、生活保護を受けている方がだいぶ増えてきた。これが厚木の実態なんですよね。これが、5年毎に平成20年、平成25年と調査をやられ、平成30年の時に如実に出ているんですね。今後また、今年調査をやろうとされているんですけれど、そういうものも指針の中に盛り込んでもいいんではないか。5年毎に見直すわけだから。特に今回は、コロナということもありました。これは、皆様ご承知のとおり、SNSで誹謗中傷が起きたり、いろんな問題が起きていますよね。ただ、表面化していない。この指針の中では、従来から、連携、市民の意識高揚、それから、地域、学校、事業者、団体。こういったものが一体となって、社会全体で人権に取り組んでいくんだって書いてあるんです。これは、どの市町村の人権の指針を見ても全く一緒です。それはその通りなんです。じゃあ、その連携も、それぞれが素晴らしい会議体が出来たりしているんですけれど、それが本当に、連携をしたという仕組みが出来ているのか。例えば、学校の事であれば、学校の中で色々なことが起こっていても、本当にそれが連携の中で表立ってきているのか。事業所の中でも、パワハラやセクハラがいくらでも起きていますよね。そういったことが、その企業の中で相談を受けている人たちが、本当にそれだけの能力がある人が受けているのか。あるいは、それを聞いた一回限りの一過性のものとして済ませていないか。

そうすると、いくら行政の方で、やや縦割りになっていますけれど、いろんな制度ができて、相談場所が出来ています。悩んだらどんどん相談してくださいと働きかけているんですけれど、その一歩がなかなか出せない。そういう状況になっているんではないかと思うんですよね。ですから、今回、アンケート調査の事が後であると思うんですけれど、ぜひ、それを指針の中にうまく織り込みながら、どうせ5年毎に見直すんですから、厚木らしさが厚木市の指針の中にも、もう少し出て、厚木市はそういった実態を把握しているんだなというのがでて、いろんな場面で見えてくればね、皆ももっと、いろんなことをね身近に感じてくるんじゃないかと。お願いもかねて発言をさせていただきました。

【会長】

ただいま、御質問がありましたけれど、事務局の方で御意見はありますか。

【事務局】

来年度指針の改定を予定しております。今年度は秋に意識調査を行いまして、厚木市の現状や社会情勢を把握しながら、指針の改定を行いますので何卒よろしくお願いいたします。

【委員】

具体的に何かが変わるのを期待しています。世の中どんどん変わってきています。

前の改定点をチェックしたが、あまり変わっていない。その間、世の中変わっているでしょ。厚木市はさっき言ったように、高齢者、障がい者がどんどん増えている、生活保護世帯が増えている。差し迫った問題が起きているんです。そういったところにもっと視点を当てて、そういった人たちがどんなことで困っているのか。こっちから手を差し伸べるということが必要なんではないか。窓口作ったから相談に来いよっていうことではなくて。こっちからそういったところに行ってヒアリングしてみるとかね。困っている人たちを行政がどう応援して助けてあげるか。こっちから、積極的に言って悩みを聞いてあげるっていうね。待つんじゃなくて、今どこの行政もそういう事です。事件が起きちゃってから慌てちゃって、施策を打っている。厚木市がそういう事にならないように、先手先手でね。色々なことが出来れば、ありがたいなと思います。市民の一人として。

【委員】

●●委員の話にとても共感しました。現在、NPO法人ゲートキーパーやまびこという、法人の勉強会に参加させていただいております。年間約2万人の自殺者、若者の自殺者が特に増えているという状況。SNSだったり、パワハラとかで増えているという状況で、私は、ゲートキーパーの養成講座を受けた時に、厚木市がセーフコミュニティシティなのかな、私厚木市に住んでいて全然知らなかったんですよ。全く厚木市に住んでいながらも、そういう事が広まっていない。知らないという事にものすごくショックを受けまして、ここに書いてあるように、NPO法人ゲートキーパーやまびこでは、行政さんと組んで、こちらから出向いて、苦しんでいる方のお話を聞くというような、ことを今考えていて、昨日、ZOOMで会議をしたところで、そういうような場を持てないかっていう。先日選挙がありましたよね。その時には、住みやすいまちだったりとか、子どもがなんとかとか、学校給食がどうとか、そういった前向きな感じなんですけれど、悩みを抱えている学生さん、SNSとかで悩みを抱えている方、LGBTQとかで悩みを抱えている学生さんが多い状況です。その中で、自殺願望の強い人というのは、大切な人に言えないんですよ。なので、大切な身近な人に心配をかけてしまうので、言えないからこそ、このようにイベントとかで、話を聞くというような、こちらから話を聞くというような、そういう動きというのが必要になってくるという話を昨日しておりまして、●●委員のお気持ちに同感でございます。

【会長】

事務局いかがですか。

【事務局】

庁内につきましては、自殺対策については健康づくり課が事業を持っておりまして、その中でゲートキーパー養成講座というのを適宜やっております。その課の中で、自殺対策に対する計画も作っておりますので、今後は連携をしながらやって行きたいと思っております。

【委員】

ゲートキーパーという名前も知らない方も多い。

【事務局】

名前も踏まえて普及をやっております。ぜひ、連携しながらやって行きたいと思っております。

【委員】

新しい世の中の変化や流れを捉えたうえで、新しい施策を作り上げる。決して、ベースになっている物を変えるということではいけないと思います。国の立法政策に置けるところは大きいし、上位計画があって、国があり、県があって、厚木市の計画も規定されると思いますので、そこの土台との所をひっくり返すわけにはいかない。ただ、少し世の中の変化に応じた見直しというのはあってしかるべきだと思います。

今回あとで話しがあると思いますが、市民意識調査を5年毎にやっておられる。市民意識調査の中で市民の意識がどう変わってきているか、どういう風に変化しているか、こういうことを読み取りながらですね。それを施策の中に盛り込んでいくか、これを無視してはいけない。だから、市民の意識がどう変化しているのか、そこもしっかり把握した上で、新しい施策を打ち出してもらえたら、もっと良くなると思います。

【会長】

事務局いかがですか。

【事務局】

やはり指針としての基本的な考え方がありますので、それに沿って、新しいことを取り入れていくと。市民意識調査については、いろんな意見もあるかと思いますので、分析しながら、いいところは取り入れていきたいと思います。

【会長】

地元の方がこういう問題があるんだけど、どこに相談したらいいのか相談を受ける。やはりそれぞれの課で仕事をするのではなくて、課との連携を大事にしてもらいたいなと思います。

【委員】

連携という意味をもっと、わかりやすく市民に説明しなければいけないですよ。国の施策もそうだけど、みんな縦割り行政。聞いてみるとみんな同じようなことを言うわけ。なんで横どおしできないのって、ですから、連携というのはこういう事ですよっていうのを、具体的に見せてあげないと、悶々と悩んでいる方が大勢いるわけですよ。民生委員に相談するのかな、それともこれ、どこに相談するんだろう。包括支援センターに相談するのかなとか、いろんな問題で悩んでいる方がいるんです。その人たちは、その一歩が出せないんです。そこなんです問題は。

それから、私、法務省が作ったものを変えてくれなんて言ってないんです。ベースはそれです。日本の国として、国家の立案ですから。ただ、それに厚木市らしさを付け加えて欲しいと言っているんです。それは誤解のないようにして欲しい。

【会長】

他に御意見はございますか。

他に御意見がないようですので、次の案件に入ります。

案件(5)「厚木市人権に関する市民意識調査について」事務局の説明をお願いいたします。

【事務局】

資料3-1、3-2に基づき説明

【会長】

本件について、御意見、御質問はございますか。

【委員】

調査対象者の抽出は無作為に行っているのか。

【事務局】

住民登録者の割合に応じて無作為抽出しています。

【委員】

男性の場合と女性の場合の答えの違いを調べるための男女って書いてあるんですか。

【事務局】

調査結果の分析に際して、性別や年齢における傾向を分析するために設けております。

【委員】

人権に関する意識調査なのに男女って入れちゃうんですか。

性的マイノリティはどうするんでしょう。

【委員】

「設問32」において、「男性、女性、その他、答えたくない」とあるので、問題ないのでは。調査対象者をはっきりさせるために性別は記載しているが、回答する際に答えたくないという場合は、その他や答えたくないに丸を付ければいいと思います。設問の所に但書をすればいいんですよ。答えたくない人は、その他でいいですよと。そのほうが親切だと思います。

【事務局】

4番で答えたくないという選択肢があるので、戸籍上の性別とチェックするものではございませんので、みなさんが男性と思うのであれば、男性にチェックするでしょうし、答えたくないでも結構ですし、その他でも結構ですし。

【委員】

前回の調査を見ると回答率が4割なんです。回答をもらう時に、一言二言、大事なアンケートなんだということがほしいな。もうちょっと回答率が4割じゃなく上がるといいなと思います。中身も、非常に苦労されて直されてます。事務局大変だったと思います。ありがとうございます。

この結果を、平成30年度の調査と比較してもらいたいと思います。平成30年度の調査結果を見た時に、すごく厚木らしさを感じたんです。人権を侵害されたという人が21.5パーセントありました。全国平均が16パーセントなんです。にもかかわらず、人権に関心があるかという問いに、あまりないという方が多い。最後の質問では、差別なんてなくならないという人が、24パーセントいるんですよ。アンケートを答えてくれている人が、人権に対して意識が低いんじゃないか。そのためには、アンケートを取る前に人権というのはこういうものなんだよということを何か仕掛けが出来れば、アンケートの回答率にもつながるんではないかと思います。

それから、年齢別、地域別、厚木市というのはかなりあるんじゃないかと思っています。自治会長やっているときに、いろんな自治会長と懇談しました。私自身もいろんな地域に行って、高齢者の人の話を聞いたり、最近入ってきた若い人の話を聞いたりいろいろしています。そうすると、かなり地域差があります。若い人がどんどん入ってくる街中と違って、昔からの人がいて、新しい人がなじめないという現状がありますからね。アンケートを無作為に3,000人選ぶのはいいんだけど、地域性というのをチェックすると、男女の比率だけじゃなくてね、もうちょっと、厚木市の問題点が浮かび上がってくるんじゃないかと。せっかく、5年に1回しかやらないんだから。

差別なんてなくならないという人が24パーセントも厚木市の中にいるというのがね。とんでもない話で。努力して差別をなくそう。そういう風な意識に皆を駆り立てるようなアンケートに持って行ってもらえればありがたいなと思います。

【委員】

アンケートを3,000人に対してやるという、いかにも行政的なやり方で、あまり効果は私は期待できません。やはり公民館活動がどこの地域でも活発に活動していると思いますから、公民館なんかに置いてですね。公民館に関心を持っていろんな活動をしている人というのは、かなり行政にも関心がある人なんですから、そういう人に一定の期間を区切って、アンケートを出してもらうと。こういうやり方の方が生の声が集まってくるんではないかと思います。公民館長に頑張ってもらって宣伝してもらうとか。そういう事をやらないと、通知出しました、回答が二十何パーセントでしたって、こんなことが全然役に立たないって言ったら語弊がありますけれど、調査の仕方としてはあまりよくないと思います。自治会とか公民館とか利用したほうが生の声が集まると思います。

【委員】

そうすると、地域性が分かりますよね。ここの地域は重点的にこれをやろうとか。地域に特化したある程度の施策も見えてくると思う。そうすると、手を差し伸べるという政策立案が浮かんでくる。そうすると、まさに連携が出来てくる。市民の意識、地域の活動、学校。みんな巻き込むことができる。事務局の方で検討していただければ。

【事務局】

依頼文を別に作りますので、その中に人権についての説明を加えながら依頼をしたいと思います。

地域性については、回答の最後の部分に設問を設けることができるか検討しながら進めていきます。

【事務局】

いろんなアンケートで回答率のお話がありました。仰る通りアンケートの回収率がだいたい3割台でして、4割というのはよく回答していただいているなというのが正直な感想です。本当に市民の方にどう伝えていくのかというのは永遠の行政のテーマでして、どういう形で発信をすれば響いていくのかというのはぜひ、この場で御意見をいただければと思います。それから、アンケートの中で地域性のお話しもありましたけれど、他の部署によるアンケートでは、お住まいの地区をお伺いしているものもありますので、先ほど●委員が言われました無作為抽出ではあるんですけれど、厚木市の縮図になるようなものになりますので、224,000人が3,000人だったらどうなるのかというもので、お住まいの地区も踏まえてアンケートを取らせていただきます。

公民館での意見というお話ですが、こういう指針や計画を作成する際は、市民の皆様に案を示しながら、パブリックコメントという形で、案を示して厚木市の政策に対して意見を出せる場をセッティングすることになっておりますので、そういう場を通じていろんな方からの意見を聞いた上で最終的に指針を定めていきたいと考えております。

【委員】

意識調査の分類の中で、「部落差別」という表現があるんですが、括弧して同和となっているんですが、ここまで直截的な表現をしていいのでしょうか。

【事務局】

横浜の意識調査においてそのような表現になっておりますので。

【委員】

施策の中でも同和問題という表現にされているんですよね。

【事務局】

団体の方にもご意見を頂きながら検討していきます。

【委員】

調査対象者が15歳以上ということで、アンケートが返ってくるのが少ないという事で、若い子はネットで、QRコードを読み込んで回答するほうが、返ってくる率が高いんじゃないかと思います。もちろん、携帯を使えないお年寄りの方もいるので、紙での回答も併せて2種類回答を用意するのは難しいですか。

【事務局】

WEBによる回答方法も検討しましたが、意識調査委託料の予算が見合わなかったため、郵送による回答方法のみとしております。

【委員】

他の市町村も郵送のみでしょうか。

他の市町村も参考にして欲しい。それで回答率が上がるのであれば、お金がかかってもやった方がいい。

【事務局】

承知いたしました。

【会長】

他に御意見はございますでしょうか。

では、御意見等がないようですので、次の案件に入ります。

案件(6)「その他」について、事務局の説明をお願いします。

【事務局】

令和4年度の事業結果及び令和5年度の事業計画について、現在資料を作成中のため、作成後、皆様にお配りいたしますので御意見をいただきますようお願いいたします。

【委員】

自転車でサッカーの練習をやっているところを見に行った際に、こういう言葉を聞いたんです。「なんだお前、女みたいだな。もっとしっかり蹴れ、お前びっこか」この言葉は2つ人権に触れています。男の子に対してお前女か、それから「びっこ」。身体障がい者の方が聞いたら差別用語かもれませんけれど、非常に悲しいですよね。その子はずっと、下を向いていた。恐らくその子はトラウマになってしまったと思う。でも父兄はうちの子に一生懸命指導してくれていると。それくらい許されるんじゃやないかと。そういうのがスポーツ界において起きているんです。男子講師が女性に対して厳しく指導している。セクハラみたいなことをやる。世間ではいくらもあるみたいですよ。我々はそういうところを忘れてないか、誰も見ていないところで、親もいるんですよ。私なんて子どもの頃、叩かれてありがとうございますって言ってました。そんな時代に生きてきた人間にとっては当たり前のことと思うかもしれないが、でも今流に見たら、ジェンダーの問題もそうだが、性的マイノリティの問題もそうですが、いろんな問題が様々に起きている世の中で、お前女か、びっこかなんて、若いコーチでしたが、注意してやろうと思ったがそこまでの勇気がなかった。

7月6日の新聞に弁護士によるスポーツ界における人権について記事がありました。人権という言葉と意識をスポーツ界にどれだけ広めていけるか、それが、上下関係なき人権意識の高揚になるという記事でした。厚木らしさという言葉を言いましたが、厚木の中にもそういう普段気づかないようなところにも、目線を落としてみると、まだまだ人権という問題は底辺にゴロゴロしているんじゃないか。スポーツのコーチの方とかも集めて、そういう教育も必要なんじゃないか。ボランティアでやってくれる精神はありがたいが、情熱だけで教えてくれる中に、人権を侵しているということがいっぱいありやしないか。そのことをちゃんと教えてあげれば、素晴らしいコーチになると思います。そういう事が野放しにならないように、行政の方からも地域との連携の中でもいいと思いますが、ひと工夫していただけるとありがたいと思います。

【会長】

学校に勤めていて、学校が荒れちゃっているのでそこに行ってくれと言われました。野球の監督さん、上手に子どもをほめているんですが、自分の子どもは褒めない。その子は、学校に来て鬱憤を晴らすために、目で合図して下の仲間に悪いことをさせているんです。どうしてそれが分かったかというと、一クラスに先生を7人配置したことがあるんです。子どもは必ずいいところがあるんだから、悪いところもあるかもしれないけど、それを探してくれてと言って、7人の先生を評価担当みたいに配置させたんです。そうして、親を呼び「お宅、自分の子どもを褒めたことがありますか」って聞いたら「ない」と。そんな恥ずかしいこと出来ないと。自分の子どもをほめていると思われちゃうと。チームが良くなるためには、自分の子どもも同じように育ててもらわないとダメなんだと伝えました。

その後、子どもがガラッと変わりました。卒業式の時には家族そろってお礼を言いに来られました。苦手だけれども、その場その場で言わないと意識は直らないと私は思います。

ぜひ、市民のみんなが良くなるように声掛けをしていきたいと思います。

他に、質問はございますか。

御意見が内容ですので、議長の任を解かせていただきます。議事の進行に御協力していただきありがとうございました。

【事務局】

ありがとうございました。それでは、閉会に当たりまして、渡辺職務代理に閉会の御挨拶をお願いいたします。

【職務代理】

(職務代理あいさつ)

・閉会

関連ファイル

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

市民交流部 市民協働推進課 人権男女相談係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2215
ファックス番号:046-221-0275

メールフォームによるお問い合わせ