令和6年度第3回厚木市人権施策推進協議会 会議録

更新日:2025年03月21日

公開日:2025年03月21日

会議概要

会議主管課

 市民交流部市民協働推進課人権男女相談係

会議開催日時

令和7年3月13日(木曜日) 午後2時から午後2時30分

会議開催場所

 あつぎ市民交流プラザルーム607

出席者

人権施策推進協議会委員11人
市民交流部長、人権男女相談担当課長、人権男女相談係長、同係員

説明者

人権男女相談担当課長

令和6年度第3回厚木市人権施策推進協議会

令和6年度厚木市人権施策推進協議会第3回会議を開催しました。

1 案件 厚木市人権施策推進指針の改定(案)に対するパブリックコメントの実施結果について

 

2 資料

(1)厚木市人権施策推進指針の改定(案)に対するパブリックコメントの実施結果について

(2)厚木市人権施策推進指針

(3)【概要版】厚木市人権施策推進指針

 

【事務局】

資料に基づき説明。

【会長】

ただ今説明があった件について何か御意見、質問のある方はいるか。

 

【委員】

パブリックコメントの結果、意見を出したのが一人なのはなぜか。

幅広く意見を求めるということで広く案内を出してもよいのではないか。

以前も同じくらいの件数なのか。

 

【事務局】

令和元年は三人の方から意見をいただいた。

今回の結果については一人から4件の意見をいただいたという結果だが、市の計画や、条例案については必ずこのパブリックコメントを行うのがルールになっている。

周知が足りないのではないかという声もよくいただくが、同じ周知の方法でも多いものは300件いただくこともある。

そのため、市民の皆様の関心がどれだけ高いのかということと、意見がどれだけあるかということによって、数はどうしても左右されてしまう。

できたものを推進し、周知を図っていくことが大切だと思っている。こどもたちも含めて、教育委員会と連携しながら周知徹底を図っていきたいと思う。

 

【委員】

前回は3件とのことだが、300件意見がある場合を考えれば少ないことは事前に分かっていると思う。それならより意見を幅広く求めるような工夫が必要ではないか。

人権という問題はナーバスであり、関心がある事柄だと思われるので、問いかけの仕方によってはもう少し意見が徴収できたのではないか。

 

【事務局】

今回特別に実施したのは、こどもの頃から人権意識を持ってもらいたいという意味を込めて、市内全ての中学校に配布して中学生からの意見を求めたが、中学生からの意見はなかった。

 

【委員】

中学生に配るのはいいことだと思うが、中学生が内容を理解しているのか、誰がその内容を説明したのかが重要ではないか。

 

【事務局】

学校の人権教育は教育委員会で行っている。

 

【委員】

人権教育を進めているというが、それがどのような結果を生んでいるか、どんな問題が出ているか把握しているのか。

幅広く意見を求めなければ、利用されなければ意味がないし、パブリックコメントを行う側が多くの人から意見をもらう工夫をしなければいけない。同じやり方で行っているとのことだったが、同じやり方でなくてもいいのではないか。

 

【事務局】

市としても関心が低いことは課題と認識している。最近ではLINEで通知したり、多くの人に届くように広報やホームページに加え、いろいろな手法を用いながら周知を図っている。今後もいろいろな方法で市民の皆様にどうしたら伝わるのかということは考えていきたいと思う。行政として意見を求めても、例えば市役所の移転のような話は関心が高く、多くの御意見をいただけるが、このような計画、条例についてはなかなか御意見がいただけないこともあるため、周知の方法は考え続けている。

皆さまからも何か方法などあればぜひ教えていただき、そのような声を反映しながら進めていきたいと思う。

 

【委員】

立派なものを作るのだから、なるべく多くの市民に知ってもらい、わからないことを質問したり確認したり、提案や、中には否定的な意見があってもいいと思う。

いろいろ人から意見が出るようにこれから工夫してもらいたい。地域によっては同じ問題でも取り組み方が違うと思う。

問いかけの仕方や、どのような人に意見を求めるのかを絞って行うのも、一つの方法だと思う。

 

【事務局】

これからの周知の方法については、ご意見をいただきながら検討していきたいと思う。

中学生が何に関心を持っているかというお話しをいただいたが、人権擁護委員が職務として、夏休みに人権のポスターと作文の募集をしている。その中では厚木市は非常に多くの作品をいただいている。

これにより、中学生がどのような人権に関心があるのかというのは把握をしている。

 

【委員】

例えばスポーツなど、指導者が差別用語を使っていると感じる。

啓発活動をもっと行ったり、そのような場面を捉えてどうしてそのような人が指導をしているのだろうと、前向きに取り組んでいく姿勢は必要ではないか。

厚木市における人権の問題は特にこれに力を入れて行うというような提案になってもいいと思う。関心を持っていても人権の問題は置き去りになってしまうというのが私の意見である。

 

【会長】

他に意見はあるか。

 

【委員】

今の意見に賛成で、体を使って働いていないと感じる。

例えば小中学校に出向いて先生がどんなことを教えているかを視察して、アドバイスをするなど、体を使うことをしないといけない。

 

【委員】

立派なものができているので、これをどう周知徹底するか、疑問点を吸い上げて厚木市としてどのような問題があるかを考えると人権が身近に感じるようになるのではないか。

 

【委員】

人権擁護委員と教師をやっているが、学校に対しての直接の働きかけは難しい。

教育委員会があるため、こういった指針があった上で教育委員会と連携しながら何をするかということになる。

これはあくまでも市としての施策であり、具体的に起こったことへの対応はそれに対応する役割をもつ機関で行うものだと思う。

 

【委員】

現場で出た意見が、今後の施策運営の参考になるならば取り入れてもいいのではないか。

縦横の情報共有が大切ではないかと思う。

 

【事務局】

我々の部局が中心となってこの人権施策推進指針を推進するべきところであるが、もちろん、福祉部局や教育委員会などそれぞれの部局で人権意識を高めていくというのは市全体としてやっていくべきことだと思う。

先ほど差別についての話があったが、そのようなことがないように、スポーツであればスポーツの担当部局があるので、そういったところから意識を高めていく、そうすることで人権意識の高い社会になっていくと思う。

ただ、大元は我々の部局であるので、職員の人権教育をはじめ、市全体としていろいろな形で周知徹底を図っていきたい。

 

【委員】

人によってこれを見ての感想は違うと思うが、私は時代の変化に合わせてよくまとめられていると感じる。

大切なのは、これからのこの指針に沿ってどうやって具体的に活動されるかだと思っている。そのため、工夫をしながら取り組んでいただきたいと思っている。

各住民、団体の長年培われてきた意識を変革するのは大変な作業なので、粘り強く、着実に取り組んでもらいたいと思う。

こういった問題は一自治体だけで解決する話ではなく、国、県、他市町村と協調を図りながら取り組まなければ難しいと思っている。

再度指針を改定するまでの間、各部局で具体的どんな取組をするか計画を作成し、それに沿って実行してほしい。

 

【事務局】

各部局では、現在の指針に沿った事業が104あり、委員の皆様には毎年点検等行っていただいているが、新しい指針ができたため、庁内で共有をして新たな事業に生かしていきたいと思う。

 

【委員】

そこで議論していただき、他部局との連携についてもまとめていただきたいと思う。

 

【会長】

私も人権擁護委員を12年務め、その間学校にPRする機会が少なかった。紙芝居をやったが来なかった。来ないのであればこちらから出かけていって、公民館でも学校でも要望があったところに行こう、ということで実施した。

見せるだけではなく、意見を自分たちでまとめてもらい、発表をして、その後募集した人権作文、ポスターは非常に数が多かった。学校によっては作文が全国のコンクールで入賞し、映画にもなったことがある。そのようなPRを人権擁護委員では行っている。

保護司会でも、保護観察をするだけでなく、出向いて話をしたりということをやっている。

私も指針をいろいろな場所で活用して、学校の生徒に話をするとわかりやすくなると思う。

災害のとき自助、共助、公助という言葉があるが、公助が一番最後になっている。そのため、地域の中で、どうすればお互いに思いやりを持った行動ができるかこれが一番人権に係ることだと考えている。

地域の人にもいかにPRするかということに努めなければいけないと思っている。

 

【委員】

能動的な動きによって関心を持たせるため、厚木市全体として取り組むといいと思う。

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