精神障がいのある方が一人暮らしを始めるためのガイドブックを作成しました。

 厚木市では、厚木市障害者協議会居住確保プロジェクトにおいて、精神障がいを持つ方が地域で暮らしていくことをテーマに検討を続けています。
 精神障がいを持つ方が自立を目指し、地域で一人暮らしをするためには、周囲のサポートが重要であるとともに、本人の希望や意志に基づいて決めたことであることが何よりも大切だと感じています。
 このたび、市内障害福祉サービス事業所ヴァルトハイム厚木及び利用者の皆様の御協力を頂き、「一人暮らしをはじめよう！こころに障がいを持って初めて一人暮らしをする方へ」を作成しました。
 このガイドブックは、精神障がいを持つ方たちが、同じ障がいを持つ方のチャレンジを後押しできるように作成したものに、居住確保プロジェクトでの検討事項を加えて編集したものですが、内容は、ほぼ原案のとおりとなっています。
 同じ障がいを持っているからこそ分かる不安や悩みがあって、それに向き合いながら導きだした対処方法や解決方法が記載されていることに、これから一歩を踏み出そうとしている方は勇気をもらえるのではないかと考えています。
 まずは、「生活支援サポートシート（本人用）」に記入することから始め、自分を支援してくれる人や関係機関がどれくらいいるのか確認した上で、実際に相談するところから進めていただければと思います。
 また、支援者の皆様におかれましては、一人暮らしを考えている方に本ガイドブックを紹介し、支援に御利用いただくとともに、支援者の方にも当事者の不安や悩みを知っていただき、支援を進めていくツールとして御活用いただければと思います。
（公開日：令和元年6月27日）