荻野山中藩陣屋跡

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

田園風景が広がる奥に、樹木が生い茂っている高台にある荻野山中陣屋跡の写真

荻野山中陣屋跡(遠景)

市指定史跡(昭和45年7月15日指定)

所在地

 下荻野251外

概説

 荻野山中藩大久保家の陣屋があった跡です。大久保家は1万3千石の大名であり、天明3年(1783)頃、陣屋を駿河国(現静岡県)からこの地に移し、約80年間にわたって存在しました。
 陣屋は、周囲の水田より一段高い半島状に突き出た低台地に位置し、広さは約1.5ヘクタール程で、その概要は、寛政3年(1791)に描かれた絵図面により知ることが出来ます。中央には御殿が設けられ、ほかに家臣の長屋、馬場、矢場、稲荷、湧水(シミズ)、井戸、物置などがあります。
 発掘調査によって、台地周辺の土堤部分は、当初の姿のままであることがわかりました。
 今も残る稲荷社、湧水などに往時をしのぶことができます。
 平成8年5月、「山中陣屋跡史跡公園」として開園し、多くの方に利用されています。

交通案内

 半原、まつかげ台、鳶尾団地行バス 桝割下車 徒歩5分

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