睡眠教育(眠育)について

睡眠教育(眠育)とは

子どもたちの睡眠への意識向上と、生活習慣の改善を図り、心身の健康を増進させる教育のことを言います。

厚木市が睡眠教育(眠育)に取り組む理由

子どもたちを取り巻く生活環境は日々変化しています。特にICT技術の進化により、ゲームやスマートフォン等に費やす時間(スクリーンタイム)の増加やSNS等でのやりとりに関わる時間などが増加し、睡眠時間が減少している傾向が見られます。子どもに限らず、大人にとっても睡眠はとても大切です。適切な質・量の睡眠は、脳の休息や心身の健康と成長につながります。逆に、睡眠不足が続くと、身体のだるさやイライラする気持ちなどの心身への悪影響だけでなく、免疫力の低下などにもつながります。

厚木市の子どもたちの生活習慣を見ると、全国学力・学習状況調査において「毎朝朝食をきちんと食べている」「毎日同じくらいの時間に寝ている」率が全国平均よりも低い値となっています。また、自己肯定感や学校を楽しいと思う割合も全国平均を下回っています。

そこで、厚木市では、子どもたちの睡眠への意識向上と生活習慣の改善を図るために、自分自身や他者の心身を大切にすることや様々な活動に向かう意欲の向上と、達成感や自己肯定感の獲得を目指し、睡眠教育に取り組むこととしました。

 

睡眠教育(眠育)の内容

1.自分の睡眠状況や傾向の把握

2.睡眠の大切さや効果等に関する学習

3.個別の状況を受けた個別相談

<取組の状況>

1.保護者向けリーフレットの配布(令和6年6月)

子どもたちの睡眠の改善には、保護者のサポートがとても重要となります。これから実施する睡眠教育(眠育)についてリーフレットを作成して配付しました。

リーフレット(PDFファイル:183.1KB)

 

2.職員向け研修会(令和6年8月)

今年度、モデル校となっている妻田小学校と依知中学校において、研修会を実施しました。

(講師:堺市教育委員会 木田 主任指導主事)

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3.みんいくアプリへ睡眠状況等の記録(9/9~9/20)

妻田小学校では、毎朝、GIGAスクール端末にインストールした「みんいくアプリ」に、「睡眠」「朝食」「当日の気分」などを入力し、現時点での睡眠状況を把握します。今後はこの記録を集計し、自分の生活習慣について振り返りを行い、改善策を考えていく授業を実施します。

 

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4. 生徒向け講演会(令和6年11月)

依知中学校では、生徒・保護者・市内小中学校養護教諭を対象とした講演会を開催しました。

(講師:堺市教育委員会 木田指導主事)

みんいく
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5. 睡眠教育の振り返り(令和6年11月)

妻田小学校と依知中学校では、児童・生徒一人一人が自分の睡眠時間のデータをとり、それを基に生活習慣の改善策を立てて実践しました。その一連の取組を通して感じたことや、考えたことなどを仲間と共有し、これからの生活にどのように役立てていくかを考えました。

「睡眠を大切にすることは 自分を大切にすること」に気づけたでしょうか…

授業
発表
話し合い
振り返り
振り返り
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