大雨に備えて

更新日:2023年12月06日

公開日:2021年04月01日

大雨に対する雨水対策

 近年、下水道整備の水準を越えるような「局所的集中豪雨」や「ゲリラ豪雨」と呼ばれる大雨が増えております。

 特に市街地では、建物や舗装等が占める割合が高くなったことから雨水が浸透しにくく、浸水や道路冠水が発生しやすくなってきています。

 このページでは、市が取り組んでいる下水道事業の紹介や、市民の方々が身近に取り組める対策を紹介し、水害の防災意識を高めていただくものです。

本市の雨水対策

 下水道による浸水対策として、5年に1度の大雨に対応した雨水管の整備を進めています。

上段左:暗渠の寸法をメジャーで測定している写真、上段右:ヒューム管を布設しようとしている写真、下段左:トラックにたくさんのヒューム管が積まれている写真、下段右:ヘルメットを着用した作業員がカルバートボックスを移動している写真、

本厚木駅周辺の雨水軽減対策

 本厚木駅周辺の浸水対策として、雨水を貯留する施設整備を進めています。

左:「大雨に備えて守る 下水道」の文字が書かれた貯留槽のイラスト、右:貯留槽の工事中の写真

家庭で行う雨水対策について

家庭でできる雨水対策について紹介します。

土のう

 道路が冠水することにより、家の敷地内に雨水が入り込む場合は、土のうが有効です。

男性が階段に登って止水板の手前に土のうを積んでいるイラスト

 土のうの代わりに「水のう」があります。40リットル程度の容量のごみ袋を二重にし、中に半分程度の水を入れ中袋をひもで縛り、外袋もひもで縛ります。段ボールやプランター等に入れると持ち運びも便利で、設置も簡単です。

水道の蛇口から大きなごみ袋に水を入れているイラスト
大きな容量のごみ袋が二重になっており、半分程度水の入った中袋がひもで縛ってあり、さらに外袋をひもで縛ってあるイラスト
二重のごみ袋で作られた水のうが段ボールに入っているイラスト

止水板

 道路が冠水することにより、雨水が入り込むことを防ぐため、止水板の設置があります。 簡易水のうを作り、長めの板等と組み合わせて利用する方法もあります。

左:止水板の写真、右:止水板の手前に二つの水のう袋が設置されているイラスト

雨水浸透ますの設置とメンテナンス

 雨水浸透ますは、住宅に降った雨水を雨どいから集水し、地中へ浸透させる施設です。

 雨水の地下への浸透により道路冠水などの軽減を図るため、宅地内に雨水浸透ますの設置が進めらています。

 また、すでに雨水浸透ますを設置していても、土砂や落ち葉が溜まってしまうと浸透の効果が発揮されないため、定期的に清掃を行うなどの適切な維持管理をお願いします。

雨水貯留タンク

 雨水貯留タンクとは、雨水利用のために建物の雨どいにつないで屋根に降った雨水をためられるようにするタンクのことです。貯めた雨水は、草花の水やりや、打ち水、災害時の雑用水としても活用できます。雨水を一時的に貯留する効果があります。

貯留タンクとじょうろがコードで繋がれている写真

周辺清掃に御協力をお願いします

 雨水ますの取水口が落ち葉やごみで詰まると、道路冠水や浸水の原因となります。雨水ますの清掃に御協力をお願いします。

左:エプロン姿の女性が歩道の落ち葉を箒で掃き、左手にちりとりを持っているイラスト、右:歩道に落ち葉が散乱している写真

大雨に対する情報について

ハザードマップはお持ちですか?

 市では、ハザードマップを配布しております。

 避難情報や避難する時の心得、大雨などに備え、近所の想定される内水(浸水)、洪水想定区域や避難場所、避難ルートを確認し、事前の準備などに御活用ください。

 内水とは? 大雨が降った時に、雨水ますや水路からあふれた水による浸水。

 また、河川の水位が上がり、排水されずあふれた水による浸水。

 洪水とは? 河川の堤防の決壊や河川からあふれた水による浸水。

水位計

 平成26年度から平成29年度に、国土交通省との共同調査(FS調査)を取り組みました。平成30年度から、大雨により浸水が頻繁に起こる箇所に、雨水の水位を確認するため、株式会社明電舎の実証実験で水位計を設置しております。

下水道に水位計が設置されている写真

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

都市インフラ整備部 河川下水道施設課 河川下水道建設係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2370
ファックス番号:046-222-8749

メールフォームによるお問い合わせ