厚木市議会基本条例の検証結果等の報告

更新日:2022年08月08日

公開日:2022年08月08日

委員長から議長へ報告書を手渡した写真

井上武議長(左から2人目)へ答申書を手渡す瀧口慎太郎委員長(左から3人目)
(左端=渡辺貞雄副議長、右端=新井啓司副委員長)

市議会の取組の検証結果と今後の方向性の報告がありました

厚木市議会基本条例では、4年を超えない期間ごとに条例が目的に沿って運用されているかどうかについて、定期的に検証することが規定されています。

このため本市議会では、議員9人で構成される厚木市議会評価検証委員会を設置し、条例の施行後2回目となる検証を行いました。

そして、検証結果と今後の方向性を取りまとめた報告書が、去る令和4年7月29日に評価検証委員会から私、厚木市議会議長 井上武に提出されました。

この報告内容を真摯に受け止め、厚木市議会では、市民福祉の向上と将来にわたる市政の発展に寄与するために、これからも議員一丸となって取り組んでまいります。

なお、報告の概要は次のとおりです(詳細は添付ファイルの報告書と評価シートをご覧ください)。

検証の対象期間

令和元年8月から令和3年12月まで(一部の取組は令和3年10月まで)

検証の流れ

「成果指標(Plan)」「取組内容(Do)」「検証・評価(Check)」「今後の方向性(Action)」いわゆる「PDCAサイクル」に基づいた4つの項目と、2つの評価区分(取組評価、条文の評価)を設けた評価シートを条文ごとに作成し(全52シート)、成果指標と取組内容を定め、実績を取りまとめました。

その後、全議員28人が評価シートに記入する形で評価・検証を行い、その結果を踏まえて評価検証委員会としての評価、検証を行いました。

取組の評価(対象は32件)

取組の評価
評価区分 件数(割合)
十分に達成 10件(31%)
おおむね達成 16件(50%)
一部達成 4件(13%)
今後の検討が必要 2件(6%)

 

条文の評価(対象は52件)

条文の評価
評価区分 件数(割合)
条文改正が必要 0件(0%)
条文は改正せず、今後の取組を検討 14件(27%)
条文に従い、現行どおりの取組
(条文は改正せず、取組内容は設定しない)
38件(73%)
条文は廃止 0件(0%)

 

検証の結果

評価が高かった取組は、

  • 市長等との緊張関係を維持するため、一般質問と議案質疑を一問一答方式で行うこと
  • 審議における論点整理をするため、市長等に対して重要事項の説明を要求すること
  • 誠実かつ公正な職務遂行のため、厚木市議会議員の政治倫理要綱を遵守すること
  • 議会機能を確保し議会としての責務を果たすため、議員定数を検討、協議すること

などでした。一方で、評価が低かった取組は、

  • 専門的、政策的な見識などを議会の議論に反映させるよう努めるため、参考人制度、公聴会制度を活用すること
  • 委員会において議論を尽くすため、議員間討議を実施すること

などでした。

なお、条文について改正や廃止が必要といった評価はありませんでした。

今後の方向性

評価と検証の結果を基に改善点を洗い出し、今後の方向性を取りまとめました。

評価が高い取組は継続することとし、評価が低い取組は、目標達成に向けて計画的に取り組むことや、調査・研究を進めることなどを今後の方向性としました。

検証等報告書

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