令和6年度第1回保健福祉審議会 会議録

更新日:2024年08月05日

公開日:2024年08月05日

第1回保健福祉審議会

令和6年度第1回厚木市保健福祉審議会の開催概要

会議名

令和6年度第1回厚木市保健福祉審議会

会議主管課

市民福祉部 地域包括ケア推進課 福祉政策係

開催日時

令和6年7月10日(水曜日)午前10時から11時まで

開催場所

市役所本第二庁舎15階 農業委員会会議室

出席者

保健福祉審議会会長ほか委員 10人

 

市民福祉部(市民福祉部長、市民福祉部次長、地域包括ケア推進課長、地域包括ケア推進課主幹(兼)福祉政策係長、地域包括ケア推進課福祉政策係副主幹、地域包括ケア推進課福祉政策係主事補、福祉総合支援課長、障がい福祉課長、介護福祉課長)

説明者

各案件所管課等長

厚木市会議等の公開に関する指針に基づき、公開を原則としているが、傍聴者はいない。

委員14人中11人出席(過半数以上)により、厚木市保健福祉審議会規則第5条の規定である、委員の半数以上の出席があるため、定足数に達している。

同規則5条において、「審議会の議事は、出席委員の過半数で決し、可否同数のときは、議長の決するところによるとする。」と、規定されていることを確認した。

1 開会

 

2 会長あいさつ

 

3 福祉3計画の進行状況について(厚木市保健福祉審議会)

  1. 地域福祉計画(第5期)

【地域包括ケア推進課長】 資料1-1に基づき説明

2.障がい者福祉計画(第6期)

【障害福祉課長】 資料1-2に基づき説明

3.高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(第8期)

【地域包括ケア推進課長】 資料1-3に基づき説明

 

質 疑

 

【委員】

高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画4ページ、施策の方向9取組2「介護職の人材確保支援」施設介護に限定されている。施設介護は比較的働きやすいが、今の課題は訪問介護の分野で常に人材が足りないこと。訪問介護のデータがないことについて、どう考えるか。

【介護福祉課長】

就職相談会や、復職された方に助成金の支給を行っている。訪問介護は報酬が少ない実態がある。要支援1、2についてはサービスの単価が低く、事業者にとっては厳しい。今年度は新規で各事業者にサポート整備補助金制度を設け、施設の環境整備、表彰制度、手当、快適なOA機器購入などにあてている。予算の範囲内にはなってしまうが、支援を行っている。

 

【委員】

勤続年数などに応じた表彰があるというのは素晴らしい。サポート整備補助金の、施設の環境整備とは具体的にどういったことか。

 

【介護福祉課長】

制約なく幅広いものとして、簡易的な室内改修工事などを行っている。

募集にかかるチラシの経費を補助しているというのは承知している。

 

【委員】

働く人への利益還付される仕組みが必要かなと思う。さきほどの要支援1、2の件など、軽微な業務かもしれないが、認知行動は入口のケアが重要でそれを逃してしまうと、いきなり重篤化したりする。事業者さんがやっていくのは大変なのはわかるけど、そこを何とか撤退しないような安心して取り組める具体的な支援が必要かなと思う。

 

【委員】

働く人の就労単価を増やす必要はあると思う。

 

【委員】

成年後見制度は本人が判断するのが難しい場合につくもので、家庭裁判所に申立てを行って後見人が決まるが、法人後見の意味が分からない。法人後見人の法人数が増えていないがなぜか。

 

【福祉総合支援課長】

法人後見は、現在、厚木市社会福祉協議会さんなどに担っていただいている。社協が育成した市民後見人を社協が法人後見人として補佐するなどにより成年後見を進めている。法人後見人の数が増えないのは、法人後見人としての体制等を整えることがなかなか難しいからかもしれない。

 

【委員】

任意後見人の方ですが、任意で契約を結ぶと途中で変えたいとなっても変えられないと聞くが。

 

【会長】

変更できない。

 

【委員】

契約してしまうと変えられない。待っている人からするとわからない。

 

【会長】

社会福祉協議会の(後見人の)担当は研修を受講したり講演会を聴講するなど、毎日、色々な活動をしている。徐々に人材は増えてきていると聞いている。

色々な制約が多く、一度契約するとキャンセルできないから(誰を)担当にするか慎重にならざるを得ないとも聞く。詳しくは社会福祉協議会の担当に確認願いたい。

 

【委員】

法人後見について、五年位前に自分の所に話があり引き受けている。情報交換しながら、連絡を密に取りながら進めている。現状、目標5法人に対し2法人しかない事実。もう少し啓発しないと事業者数は増えないかなという印象がある。法人後見制度がよくわからない状態で勉強することから始めているが、やっとこれから進めていけるのではないか。まだ受任件数も少ないが、担当職員と勉強しながら進めていく。

 

【委員】

地域福祉計画2ページ 施策の方向4 老いること・障がいがあること等に対する理解の促進 について。高齢化するとは、どういう事なのか知るのは大事。お客様にサービスを提供する側にはしばりがあるが、サービスを利用する側に関しては、自立するための要件として最低限のお金が必要であるとか、利用者に対する教育も必要で、自立するための啓蒙は行っていますか。

 

【地域包括ケア推進課長】

介護予防を利用される方への教育は市としても課題がでているところ。サービスを使われる方にどういったニーズがあるのか整理し、予算も含めて状況をとらえながら行っていく。一律ではない色々な状況の方がいることをふまえて、今後の課題として進めていかなければならない認識がある。

 

【委員】

障がい者福祉計画3ページ 施策の方向10取組1「避難行動要支援者の同意者の割合」 について。年々増えてきてはいるが令和5年度は計画値65.0%に対して57.0%。災害弱者への対策はもっと実績をあげていってほしい。地域防災対策は心配している。障がい者だけでなく高齢者も同じで中々実績が伸びない。これは理由があるのか。

 

【市民福祉部長】

この地域にはこういった方々が住んでいますという名簿を市で管理しているが、災害発生時に、この名簿を近隣の方に提供していいかどうかに対する同意を得ることが難しく、実績が上がらない。(名簿を提供されることに対して)自分は嫌です。困ります。という方が一定数する。

同意を貰えるよう、市から周知等を行っているのですが同意を得られない現状がある。

ご理解をいただける様、対応していかなければいけないと思っている。

 

【委員】

いわゆるアウトリーチという形で直接、ホーム(施設)などに説明に行くということはされているのか。

 

【市民福祉部長】

問合せがあればだが、通常は通知で行っている。

 

【委員】

本人もご家族もいざという時の事は考えていない。地域的に集中して投げかけをしないと進まないのでは。実績をあげていかないといけないのではと思う。

 

【委員】

資料1-2障がい者福祉計画2ページ施策の方向5取組2「企業や障害者就労施設等への支援」で神奈川県集計中となっているが、『市内就労継続支援事業所の1人当たりの平均工賃額(A型)』『市内就労継続支援事業所の1人当たりの平均工賃額(B型)』について。

A型は、ある程度工賃が保障されていて将来ある程度自立していけるのかなと思うが、

B型については本当にパンパン。これだけの収入でやっていくのは難しい。

6/17日の朝日新聞に、ダウン症の子を持つ元高校教師の方が寒川町で始めた事業所(B型)の記事が掲載されていた。以前、通った(B型)事業所は単純作業の仕事で、ご自身があんまり浮かばれなかった中で農業と福祉の連携というのを考えた。その子の可能性ってものもある筈で勤めさせれば良いというものではない。事業といいながらも、そういったものもあるのかなと。ただ就労すればよい。A型はこう、B型はこうではなく、本人の生きる喜びにもつながるのではと思う。

 

【障がい福祉課長】

人によっては居場所づくりになっている。事業所が増えて色々な選択肢ができると一番良いと思う。農福連携について進めているので、少しずつ行きたいと思える事業所を増やしていきたい。

 

【委員】

農福連携について。厚木市さんを介してですが地域の農家さんに協力いただいて、そこに行ってやるのは難しいので、収穫したものをお店に出せる状態にすることを去年から始めていて地域の方に施設の事をわかってもらう良い機会になってもいる。作る喜び、お店に並べたものが売れる喜びがある。

 

決議

~全員了承~

 

4 地域密着型サービス事業所の指定に係る事前協議について

(厚木市地域密着型サービス運営委員会)

 

【介護福祉課長】 資料2-1、資料2-2に基づき説明

 

質 疑

【委員】

資料2-2について、

どういう需要があるのか捉えにくい。前にパンフレットなど頂いた記憶があるのだけど、地図だけなのかと。

 

【介護福祉課長】

施設の概要は未だお出しできない。審査がこれから。

 

【市民福祉部次長】

マシーンなどが、施設に設置されると思う。

本人に負担のないように医学療法士が見ながら、行われていくと思う。

半日ですので、食事の提供などはないと思う。

 

【委員】

せっかくなら内容も審議できると良いかと思った。

 

【委員】

市全体では待機者については、まだまだ出ているということですよね。

 

【介護福祉課長】

待機者は現状300人程度。

 

決議

~全員了承~

 

5 その他

  1. 令和6年度保健福祉関係予算及び事業(資料3)

ご質問等について、資料4の厚木市保健福祉関係部職員配置表の各問合せ先に直接、

ご確認ください。

  1. 次回会議について日にち等は未定のため、新ためて通知します。

 

6 閉会

 

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

市民福祉部 地域包括ケア推進課 福祉政策係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2200
ファックス番号:046-221-1640

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