認知症とは?
認知症は高齢期に最もかかりやすい病気の一つ
認知症は高齢になるほど発症しやすくなります。厚生労働省研究班の調査では、85歳では約5割、95歳以上では約8割の人が認知症と考えられています。
一方、65歳以上の人の半数以上が一人暮らしか高齢夫婦で暮らしており、認知症の人や家族が生活するには、周囲の人の支援が必要です。
認知機能の衰えを感じたら、早めに対処することが大切
認知症の原因となる病気にはさまざまなものがありますが、治療により進行を遅らせることができたり、改善を期待できる認知症もあります。そのためには治療の効果がある早期の段階で認知症に気づき、対処することが重要です。
しかし実際は、認知症になったことを認めたくない、隠しておきたいといった気持ちから、症状が悪化するまでそのままにしてしまい、効果的な対処ができる時期を過ぎてしまうことが多いのが現状です。
認知症は誰もがかかる病気の一つであり、早めに対処すればその人らしい充実した暮らしを続けることができます。
認知症の人と接するときに配慮したいこと
・本人に近づいて相手の視野に入ってから、目を見て話しかけましょう
・笑顔など、おだやかな表情で話しましょう
・伝わるように、わかりやすく、ゆっくりと話しましょう
・一度に多くのことを話すと混乱するので、1つずつ話しましょう
・言葉がすぐに出てこないので、数呼吸待つ気持ちで聞きましょう
・よくわからないことを話していても、うなずきや相づちで、受けれようとしている姿勢を示しましょう
・自尊心を傷つけない。子ども扱いしないようにしましょう
・ありえないような話でも否定しないようにしましょう
・何かするときは、言葉をかけながら行いましょう
認知症の人と家族が接するには、認知症に関する知識を含め、様々な支援が必要です。親や配偶者など、親しい家族が不適切な行動をとったとき、多くの人は感情を抑えられないものです。また、介護・支援を続けるためには定期的な休息が不可欠です。
認知症になった人はどのようなことに苦しみ、どうしてそのような行動をとるのか等学んだり、デイケアなど、介護保険をはじめとする支援を受けるために、早めに周囲に相談するようにしましょう。
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更新日:2024年04月12日
公開日:2021年08月19日