平成28年度第1回地域包括支援センター運営協議会会議録

更新日:2021年05月25日

公開日:2021年04月20日

会議概要
会議主管課 福祉部 健康長寿課 高齢者支援係
会議開催日時

平成28年7月13日(水曜日)午後1時30分から午後3時30分

会議開催場所 厚木市役所第二庁舎16階会議室B
出席者

地域包括支援センター運営協議会 正副会長及び委員 11人
地域包括ケア推進担当課長 介護保険課長 健康長寿課長  高齢者支援係長

高齢者支援係員

説明者 健康長寿課長、高齢者支援係長、高齢者支援係員

主な内容は次のとおり。

 

1 開会(健康長寿課長)

 

2 あいさつ

・会長

・福祉部長

・新委員の紹介(委嘱)

・出席職員の紹介

  

3 福祉施策の在り方・地域支援事業及び地域包括支援センターの仕組みについての説明

 

4 案件

(1) 平成27年度厚木市地域包括支援センター事業報告について

(注意事項)(資料1に基づいて事務局説明)

 

委 員

資料1-3の元気いきいきネット推進事業内容について、荻野地域包括支援センターの閉じこもり対策で突出した数字が出ているがその理由はきいていられるでしょうか。

 

事務局

特段、閉じこもり講座に力を入れているといった情報はお聞きしておりませんが、1回の講座でたくさんの人数が集まるように、周知方法を努力しているということはお聞きしております。

 

委 員

元気いきいきネットは、いろいろなニーズで講座を組み込んでいるとはおもいますが、0回の講座もあったりしますが、過去に何回か行ってみてやらないことにしたのかどうか、真相がわかればお聞かせいただければと思います。

 

事務局

市から何の講座を何回行ってください、というところまではお願いしておりませんので、各包括支援センターのニーズに合わせて、要望のある講座を開いていただくようお願いしております。ですので、講座内容につきましては、その地域で要望のある講座を多く開催しているかと思います。

 

委 員

内容として地域のニーズや、置かれている生活状況といったいろんな観点からも特徴があると思いますので、開催回数や人数だけではなく、講座内容についても何か評価できるものがあるといいのではないかと思います。

 

委 員

その他のところでもかなりの数、いろいろな講座を行っているようですが、具体的にその他というのは、どのような内容を行っているのでしょうか。

 

事務局

その他には、いまあがっている講座には含まれない講座となっております。内容といたしましては、地域包括ケア元年ということで、地域包括ケアの内容であったり、在宅介護・在宅医療など、地域の資源についての講座といったものが含まれております。

 

委 員

開催回数が0回のところが目立ってきてしまうので、お話にもありましたとおり、包括によって大事なところの講座を開催しているとは思いますが、最終的には、なるべくいろいろな部分が行き渡るように、ある程度運動をやったら今度は栄養とか口腔といったように、何かの機会に回数をなるべく考えながら行っていただくほうがいいかと思います。全く必要のない講座もあるかもしれませんが、逆に、今なくても将来を予測して行っていただく講座もあるかとおもいますので、内訳のバランスも各包括で加味しながら計画をするよう市のほうから伝えていただければと思います。

 

委 員

全体に関わることころで、人数というのは、高齢者・後期高齢者そういった方々そのものの人数の割合、またそういった方々を見守り・支援する方の割合はわかりますでしょうか。実は、地域のほうで実際に活動を行っておりますと、ミニデイサービスにでてこられた方々を対象として地域包括センターの方を講師として招き、この時期でしたら熱中症対策など高齢者に直に講座ができるのですが、その他の事業としては、周囲でその人たちを見守り・サポートしている人達を対象とした人数が多い割合になっているかと思いますが実情はいかがでしょうか。できれば、その辺の割合なんかがわかるようなものがありましたら、評価対象に加えていただきたいと思います。

 

事務局

はい。わかりました。

 

委 員

地域ケア個別会議というものが資料1-1の6にありますが、地域包括支援センターが主催の回数かとおもいますが、呼ばれて参加した活動実績というのは相談件数のところでカウントしているのかどうか教えてください。

 

事務局

必ずしも地域包括支援センターが行ったものだけではなく、地域福祉推進委員会が行ったものも入っておりますので、主催ではなくとも地域包括支援センターが参加したものが含まれております。こちらのほうの集計表には地域ケア会議、個別のものは含まれておりませんので、今後実績として報告できるよう整えたいと思います。

 

委 員

今後地域ケア会議が頻繁になってくると、市役所職員や地域包括支援センター職員が呼ばれ、回りきらなくなってくることが考えられ、平成26年から27年の伸び率からすると、そこまでできていないのかきちんとカウントできていないのか、そのどちらかが考えられるのではないかと思います。

 

(2) 厚木市地域包括支援センター活動評価について

(注意事項)(資料2に基づいて事務局説明)

 

委 員

あまり細かすぎる評価項目はわかりづらいところがあります。また、地域包括支援センターの自己評価と、市が付けた評価を委員が覆す評価は付けられないわけなので、あまり意味がないと思います。どうしたらもっと働きやすい環境になるのかといった視点が入った調査項目を考えていかなければいけないと思います。人員配置や運営全体に係る部分をみてきたときに、地域包括ケアの推進というところがキーワードになってくるのではないかと思います。

 

委 員

運営協議会の委員になって正直項目の多さに驚きました。評価内容もわかりづらいです。業務内容に対して実態はどうなのか、といった管理的内容の評価と、地域ケア社会に向けて利用する側に立っての利用者目線の評価と、大きく分けるとこの2種類になると思います。運営協議会委員の立場からでは、管理的評価は分かりづらく、委員としては評価しづらいです。項目が多く調査へ行っても聞き取りする時間がないので、利用者目線での評価に重点を置くことが必要になってきます。

地域包括支援センターの評価とは話が逸れてしまいますが、民生委員や自治連などには知られていますが、まだまだ地域包括支援センターそのものの知名度が低いと感じます。もう少し公民館事業なども利用して、地域包括支援センターの浸透を深めていく必要があるのではないかと思います。

 

委 員

評価指標の調査項目は減ってきてはいるものの、まだ多いように感じています。地域包括支援センターに自己評価をしてもらっていますが、同じ自己評価でも差があるように感じます。実施済という評価をしてあっても、どのような内容で、どのような人に向けて行ったのかという背景がわかりません。同一見解での評価を求めるためには、具体的な実施内容を記載することが必要なのではないかと思います。

また、地域包括支援センターがまだまだ浸透していないとは思います。関係があるかたは当然知っていられると思いますが、実情はまだまだ知られていないのが現状だと思います。どう浸透させていくかが課題であると思います。先ほども話に出ましたが、公民館を利用して、弱者だけではなく元気な方にも幅広く利用していただく環境整備も行っていくことが課題だと考えます。

 

委 員

地域包括支援センターができて10年経ちますが、契約方法は随意契約で行っており、10か所立候補があったうちの8か所が選ばれたわけですが、委託し続けられるように、評価のなかでも証明できるようにしていただき、人員配置などはもちろんのこと、そのような視点も必要に思います。また、厚木市は地域包括ケア社会という、幅を広げたかたちで障害者や子供たちとも一体となった取組を考えており、素晴らしい考えだと思いますが、この地域包括支援センターがその中心になっていくわけなので、厚木市がイメージする地域包括支援センターの役割を評価項目に加えていけたらいいのではないかと考えます。

また、先ほどからお話にあるように、地域包括支援センターの知名度はやはり低く、浸透するような通称をなにか考えるのが良いと思います。例えばふれあいプラザなどのように馴染みやすい通称があればよいかと思います。

 

委 員

具体的な評価項目でないとわかりづらく、実際の評価と内容が相違してしまう可能性があります。運営協議会委員にもわかりやすい調査項目の検討をお願いしたいです。

 

委 員

評価指標は細やかだが、抽象的な評価の内容なので、地域包括支援センターでは何が困っていて何が課題なのかというのが具体的になっていれば、その課題に対する対策が考えられます。10年間同じような評価指標かと思われますので、もう少し中身が深められる評価指標だと、課題が見えてくるかと思います。

また、一人ひとりの地域包括ケアとは何なのかを知ることができるよう、周知をしていくべきと考えます。

 

委 員

委員が評価に行くのは1回のため、あまり詳細まで調査するのは難しいです。そのため、包括を半分に分けて2年かけて全て回るのも一つの方法かと思います。地域包括ケア推進の評価は9項目あるので、大事な内容かと思います。そのような部分はしっかりと重点をおき評価する必要があります。人事の部分等は行政が評価すべきであって、委員として本来評価すべきはどのような点なのかをご意見いただきたいとおもいます。

 

委 員

詳細を評価することも必要ですが、相対的でわかりやすく、今後に繋げて改善していけるような評価指標が必要だと思います。

評価の中身になってしまいますが、元気いきいきネット推進事業の報告について、荻野地区では数年前に市の方針で、介護予防の体操教室の事業が行われており、今でもその事業が地域に引き継がれ、引き続き行われています。月に1回行っており、80人くらい集まります。地域包括支援センター職員も参加はしていますが、このような主催ではない教室もカウントしてしまっているのではないでしょうか。参加しているというだけのものも講座開催のカウントに入れて良いのかどうかといった点も検討事項に思います。

そのような点も含めて、開催内容や対象者を掘り下げて徹底していく方向で考えていただきたいと思います。

 

委 員

評価を行う地域包括支援センターの割り振りについてですが、2年に分けて半分ずつ回るというのはいかがでしょうか。

委 員

10包括のうち1人の委員が2か所回るのは決して多くはないので、1年で回ってしまってよいと思います。

 

事務局

評価指標につきましては、包括の役割は何かという役割を考えまして、管理者目線と利用者目線での評価を踏まえまして、早速評価案を作成したいと思います。次回、またご意見をいただきながら作成するということでよろしいでしょうか。

 

委 員

そのようなかたちでよろしくお願い致します。

 

委 員

1点追加でございますが、評価をした結果どのような課題が生じたのか、またどのような解決策が見えたかといったところを加えていただけるとわかりやすいと思います。

 

事務局

先ほど、PDCAのお話もありましたので、項目数等いろいろな面から見直しをして作成してみたいと思います。

 

(3) 平成28年度厚木市地域包括支援センター運営協議会予定について

(注意事項)(資料3に基づいて事務局説明)

 

委 員

事務局から説明がありました先進的な取り組みを行っている地域包括支援センターの視察をするのは良い考えだと思います。ぜひ、その研修を入れていただきたいと思いますが、皆様はいかがでしょうか。

また、視察するのに参考になる情報がございましたら事務局のほうに情報を寄せていただきたいと思います。視察の方法につきましては、今までどおりになりますでしょうか。

 

事務局

その点につきましては、次回の運営協議会でお示しさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 

委 員

第5回目の代表者と合同で行う運営協議会は、平成27年度は2月15日に行っておりますが、包括支援センターからも翌年度への予算の反映が難しいという意見もございますので、次期的に少しでも早いほうが良いと思います。

 

事務局

代表者会議は毎年3月に開催しておりますが、1月位の開催を考えております。10月頃の評価結果をお伝えしながら、4月からスタートをきっていただきたいという思いがございます。次年度の予算に反映するのは12月でも難しい場合もございます。今までは行っておりませんでしたが、今年度につきましては、8月に代表者会議を予定してございます。そこで、本日お話させていただきました仕組みをもう一度ご説明し、方向性をお示しするとともに、包括支援センターからの要望もお聞きできるようにと考えております。

 

委 員

代表者との合同会議では話題が難しく、中々出ないことが課題かなと思います。

 

事務局

最後にその他のお話になりますが、地域包括ケア社会についてのチラシをお配りさせていただいておりますが、各団体さんのほうでぜひお配りしたいというご要望があれば部数を用意させていただきますので、よろしくお願いいたします。

 

5 閉会(副会長)

  以 上

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

市民福祉部 地域包括ケア推進課 福祉政策係
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