令和2年度地域包括支援センター運営協議会(書面開催)会議録

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

令和2年度厚木市地域包括支援センター運営協議会(書面開催) 会議録

会議の名称

令和2年度厚木市地域包括支援センター運営協議会(書面開催)

会議の主管

福祉総務課地域包括ケア推進担当

会議の日時

令和3年3月8日(月曜日)(書面通知日)

~令和3年3月16日(火曜日)(意見書返信期日)

出 席 者

厚木市地域包括支援センター運営協議会委員 13人

※意見書の返信をもって出席したものとする。

 

令和2年度厚木市地域包括支援センター運営協議会につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、書面にて会議を開催いたしました。

 

1 会議の開催について

意見書返信数 13人

期日内に委員定数13人の過半数から返信があったため、会議が開催されたものとする。

 

2 案件

(1) 「地域包括支援センターの活動評価(案)」について

ア 意見結果

意見あり5人、意見なし8人

※意見書の内容から判断し、意見書の返信をもって同意とみなす。

イ 意見の取りまとめ

■委員:条例に基づく三職種の欠員は市の包括ケア社会の推進の上で大きなマイナス要因だと考えます。県の社会福祉士会や養成大学等への働きかけのアクション等を市としても行うことも必要ではないでしょうか。コロナ禍で事業や会議等が中止の中、包括職員の方は大変な御苦労をされたと思います。緊急事態宣言の中で通年より評価が下がるのは、ある面でやむを得ないことです。そんな中で皆さんが工夫を凝らした対応をされていることに敬意を表します。

■委員:地域包括支援センター業務が増加する中、定数基準に満たないセンターがあってはならないと考えます。定数基準が満たない地域包括支援センターへの対応策を検討すべきである。(例:人材ストック)特に令和3年度から国が推進する相談業務の充実化に取り組む事が急務となっている中、市の責任は大きくなると思う。

□事務局:地域包括支援センター業務を行うに当たり、法令及び条例に基づき、保健師、社会福祉士及び主任介護支援専門員の配置が定められている中、社会福祉士が欠員している地域包括支援センター業務委託法人には、早急に雇用するよう働きかけています。また、求人が集まらない、採用してもすぐに辞めしまうなど、人材が定着しないことも課題となっています。今後、市として地域包括支援センター職員の人材不足の解消、人材の定着、人員の配置等、業務内容の見直しを含めた検討をしてまいりたいと思います。

■委員:前段で地域包括支援センター全体評価が入ったのは良かったと思われる。地域包括支援センター評価結果(案)の(1)人員配置については、「~人員の配置を行う必要がある。」を「人員の配置必要ある。」にした方が良い。問題なのは、D評価は「契約に満たないものであり業務に支障が生じている」としながら毎年繰り返されていることである。契約の基本に係わることであり検討が必要と思われる。特に年度末の通知では改善の余地がないのでは。また、コロナ禍の影響で地域包括支援センターも市も何かと大変とお察し申し上げます。

□事務局:意見を参考にさせていただき、地域包括支援センター評価結果(案)に反映させていただきました。なお、年度末の通知となりますが、市評価を行うため、市職員によるヒアリングを実施ており、その際に指摘事項については、直接、指導しております。

■委員:地域包括支援センター評価結果(案)の前段5行目の「~地域包括ケア社会」の前に「新型コロナウイルス感染症対策に留意し、」と加えてはどうか。(5)自主事業については、自主事業以外にも新型コロナウイルス感染症により開催を見合わせや参加等が減少している状況にある。また、工夫して実施しているものもある。令和2年度は地域行事、会議等が中止となり、直接、地域のケースや関係機関との連携の機会が減少等、業務遂行が困難であったと思うが、方法等工夫して実施した様子がうかがえる。

□事務局:意見を参考にさせていただき、地域包括支援センター評価結果(案)に反映させていただきました。

■委員:地域包括支援センター評価結果(案)の(1)人員の配置について、「~人員の配置を行う必要があるため、適切な人員配置を行なうこと。」を「~人員の配置を行う必要がある。相談や活動件数の推移と進捗把握の工数量により、適切な人員配置を行うこと。」にしてはどうか。(2)職員の資質向上については、「~多種多様な知識が求められることが想定されるため、積極的に研修等を受講する機会をつくり~」を「~多種多様な知識が求められる。業務遂行上の必要資質の個人マップを作成した上で、積極的に研修等を受講する機会をつくり~」にしてはどうか。

□事務局:人員の配置については、法令及び条例により定められた3職種の配置、地域包括支援センター機能を充実するための人員として、2人以上の配置をお願いしており、現状では相談や活動件数の推移等での人員配置はしておりません。貴重な御意見として、今後の参考にさせていただきます。また、職員の資質向上を図るため、個人マップの作成をするよう御意見をいただきましたが、こちらについても貴重な御意見として、今後の参考にさせていただきます。

 

(2) その他

■委員:同じ地域包括支援センターで複数の人が同時に退職されるケースが多くないか。応募が少ない、定着しない、考えられる理由は何か。

□事務局:地域包括支援センターの業務内容が想像していたものとは違い定着しないことが理由に多いように感じます。

■委員:一公民館に一地域包括支援センター(10箇所→15箇所)の体制はできないのか。高齢者からは場所が遠いと相談、来所しづらく大変。

□事務局:現在、地域包括支援センターは高齢者人口に応じて、公民館区域ごとに10箇所設置しております。今後、更なる体制の充実を図ってまいります。また、地域包括支援センターまで来所することが難しい場合には、地域包括支援センター職員の訪問による相談にも応じていますので、お住いの地区の地域包括支援センターに御連絡ください。

■委員:社会福祉士の早急な雇用に市としての協力も必要ではないか。

■委員:最も基本的な人員配置に関し、前年度評価時から改善できていな法人があるように見受ける。他の法人では、その様なことがない以上、委託を受けている法人自体が危機意識をもち、人員の配置を行って欲しいと思う。又、今年度はコロナ禍ということもあり、地域包括支援センター職員の方々も大変御苦労されたことを労いたいと思います。

■委員:全体的にコロナ禍での大変な中、工夫しながら業務遂行されており、感謝致しております。個々の地域包括支援センターで人員(人材)や地域環境により運営状況も異なると思われますが、他の包括の実施事例を参考に問題解決の糸口を探されてはと思います。次年度は報告だけでは想像できない部分もありますので(コロナ禍ではありますが)、安全対策を取りつつ、現地視察を再開してはと思います。人数、滞在時間、換気、ソーシャルディスタンスなど基本的な対策を取りつつ、実施出来る方向性を検討出来ればと願っております。

■委員:厚木市における「地域包括支援センター評価」が細部にわたり評価されていることに敬意を表する。高齢化社会に向けて利用者に対して、多いに参考になる調査だと考える。高齢化に伴い、近年は自治会等に不参加の世帯が多いと聞く。周知方法の徹底化を強く要望する。評価が周知されてこそ意義のあるものとして成り立つと考えるので、絵にかいた餅にならないよう地域ケアの充実を期待している。

■委員:地域包括支援センター運営協議会による評価が机上や評論家的結果ととられないように、評価結果に導きだされた事項ごとに評価シート一覧の該当項目が対比的に参考記入されると、よく理解されるのではないかと思いました。評価シートの「自己評価と市の評価結果」に差異があるものは地域包括支援センター職員の納得感が得られる整合が重要かと思います。また、評価結果に意見を記入するのに「地域包括支援センター運営協議会は必要なのか?」と疑問を感じました。自信をもって市の担当責任を遂行願います。

□事務局:委員の皆様からいただいた御意見については、貴重な御意見として、今後の地域包括支援センター運営の参考とさせていただきます。

 

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市民福祉部 地域包括ケア推進課 福祉政策係
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厚木市中町3-17-17
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