あつぎの道づくり計画について

本市では、昭和58年度第1次道路整備五箇年計画から8次にわたり道路整備計画を策定してきました。

これら計画に基づき、都市計画道路、幹線市道の整備を始め、交差点改良、生活道路や歩道の整備等を計画的に実施し、交通混雑緩和や安全性向上、快適な道路交通に一定の効果を挙げてきました。

また、高規格幹線道路等の広域幹線道路の整備も順調に進み、将来的には7つのインターチェンジ（IC）が設置される等、広域的な道路ネットワークが着実に形成されています。

一方、少子高齢化の進展や人口減少社会の到来等、社会情勢が大きく変化している中、財政状況の厳しさも増しており、整備中心の計画から、整備してきた道路の効率的な維持管理や有効活用等、新しい視点が重視されるようになり、また、近年、地震や水害等の自然災害が頻発し、「都心南部直下地震」等の発生も懸念されており、防災、減災へのニーズが一段と高まっています。

さらに、自動運転技術を始め次世代モビリティシステムの進展やユニバーサルデザインへの対応、良好な景観形成、地域の協働の場としての道路空間の活用等、道路に対するニーズは変化、多様化しています。

このような社会情勢の変化や多様化を踏まえつつ、今後の道づくりの在り方として基本方針を示すものです。

今後、本計画に基づき計画的な道づくりを進め、地域づくりと一体となった道路網の実現及び人にやさしい道づくりを目指します。