第8回厚木市新たな交流拠点検討委員会の会議録について
会議概要
| 会議主管課 | 行政経営課 |
| 会議開催日時 |
令和8年9月24日(木曜日) |
| 会議開催場所 | 厚木市役所 本庁舎4階 大会議室AB 及び オンライン |
| 出席者 |
厚木市新たな交流拠点検討委員会委員 14人 基礎調査機関(株式会社日本総合研究所2人) |
| 説明者 | 基礎調査機関 |
| 傍聴者 |
2名 |
第8回厚木市新たな交流拠点検討委員会
案件
(1) 答申書(たたき)について
資料1に基づき、基礎調査機関(株式会社日本総合研究所)より説明。
資料2に基づき、事務局(厚木市)より説明。
(上林委員)
当該敷地北側の厚木中央公園が一つの焦点になっているが、「複合施設あつめき」の整備も踏まえ、本厚木駅前の再編を考えた際に、改めて人の回遊動線というのを見直す必要がある。これまでのまちづくりでは都市計画やインフラ整備の視点でまちづくりを見直すことが多かったが、これからのまちづくりでは地元のまちづくり組織とも連携し、新たに整備される歩道といった公共空間をいかに最大限有効活用するのかといった観点で、施設単体ではなく街全体で賑わいをどう広げるかが重要な視点になってきている。
最近ではスポーツ庁が「スポーツコンプレックス」という言葉を使い、アリーナ施設とまちづくりの接続を推進している。「厚木らしさ」というコンセプトの部分で、厚木中央公園との関係が今回の答申の中では文章化されているものが多いが、今回資料をベースにしながら、よりエリアマネジメントに特化したキーワードを入れてみても良いのではないか。
(古澤委員)
大きく2点ある。まず1点目が、「地域で育てる・支えるプロスポーツクラブ」という前提との矛盾が生じないようにしたい。コンセッションを採用する場合には、スポーツクラブがアリーナの運営や運営法人に関わることに一定のハードルがあると考えている。プロスポーツチームを誘致することを自治体が掲げる以上は、チームの優先的な利用の確保や会場利用料の減免などの要件をコンセッション事業者に対し予め要件定義しておかないと、すでにアリーナ事業者による事業判断で設定された利用料金でプロスポーツチームの施設利用を促すということになり、「地域で育てる・支える」という以前にそもそも誘致ができないという事態を招きかねない。
2点目は、最近自治体や事業者に注意喚起をしているが、サブアリーナの存在である。B.PREMIERというBリーグにおけるトップ・オブ・トップのリーグが誕生したが、B.PREMIERへの参入要件として、サブアリーナ施設が練習場として機能することも要件に加えているため、「プロスポーツチームの誘致に当たり、不十分な施設とならないように」と助言しているところである。サブアリーナがアリーナに隣接していると、例えばコンサート時にはグッズ売り場に、プロスポーツ興行においても選手のウォーミングアップや、プロスポーツの試合前の前座試合(ミニバスケットボール選手やユース選手が試合を行う)にも使え、非常に汎用性があるため、プロスポーツチームを誘致することを検討している場合は必要な要素である。
沖縄アリーナでは、毎朝年配の方が来てラジオ体操を行うような日常利用を行っている。部活動の地域移行の流れがある中で、プロスポーツチームが練習場を使って技術を教えるといった形の利用も想定されるため、練習場の整備についても基本計画策定の中で検討いただきたい。
(若菜委員)
資料3において、「厚木らしさ」のコンセプトの最後に次世代通信技術の話が出ているが、他の拠点と双方向でコミュニケーションを図る際、市外に対してどう発信するかという観点は大切である。それと同時に、「フェーズフリー」の観点から、災害時においても通信設備を確保することを考えた時に、通信キャリアに依存せず自営無線や衛星通信などを確実に整備するという観点が非常に大切である。平時だけではなく、有事の際の通信環境構築についても基本計画に追記するのが良いと考える。
(上林委員)
これまでの検討の中で、当該敷地にサブアリーナを配置するのは厳しいとの意見が出ていたと認識している。また、サブアリーナを設けたくない事業者もいることを踏まえると、厚木中央公園側にサブアリーナとしても使える屋根付きスポーツ広場を設置することで機能を代替できる可能性はありうるかを確認したい。興行利用でサブアリーナとして使えることはもちろん、サブアリーナの場合は観客席が不要なため、屋根付きの運動広場として使えれば、厚木中央公園の機能も向上しホスピタリティ性も高まるのではないか。
(花内委員)
以前の委員会においては、私からサブアリーナを整備すること自体は可能ではないかと発言したところである。一方、厚木中央公園側にサブアリーナを整備するとなると、靴を履き替えて道路をわたる移動が必要になるため、選手たちからの評判は悪い可能性が高い。本計画における事業範囲には含まれていないが、南側の大手公園側に整備する方が使い勝手は良いであろう。現状の計画において、大手公園側は利用されないスペース(デッドスペース)となる可能性も高いため、サブアリーナの整備する際は大手公園の敷地の活用も検討するイメージを持った方が良いのではないか。
(事務局)
プランの中では大手公園も事業範囲に含めることを検討したが、敷地面積の関係で難しいとされた経緯がある。
(花内委員)
本来、選手がサブアリーナからメインアリーナに移動する際は靴を履き替えずに移動できるのが理想的である。その観点でいえば、厚木中央公園側にサブアリーナを整備するのは選手の目線からすると使い勝手が悪く、前述のとおり評判が悪くなることが危惧される。
(千葉委員)
大手公園を事業範囲に含まない理由について、念のため確認したい。
(事務局)
当初、大手公園を廃止して本事業範囲に含む可能性を庁内で議論したが、都市公園として一定の活用があること、周辺の建物が法的な緩和を受けているといったことから、アリーナ事業に合わせて廃止をすることを難しいと考えている。一方、アリーナに隣接する都市公園であるため、事業敷地には含めないもの、市民からの見え方として連続性のある形とする必要性があることは所管部とも議論しているところである。
(田村委員)
アリーナを整備することで、市の中心部を市民が利用する機会が今以上に増えることが想定される。厚木市の交通事情として、鉄道は本厚木駅と愛甲石田駅の2つがあるが、大半が公共バス、自動車を利用していることを踏まえると、新たな交流拠点での活性化に向けては、公共交通機関における運用形態や自動車利用に関わる駐車場問題、特に道路の混雑がネガティブ要因になると考えられる。そういった観点も合わせて検討するべきだという意見も答申においては添えるべきと考える。
(事務局)
委員指摘の点は、基本計画第7章にて整理する想定である。しかしながら、アリーナ周辺だけではなく、エリア全体の活性化を見据えた交通問題を検討すべきという意見と承った。
この点についても、市としては都市交通部門やその他所管部門と連携しながら、歩行者の安全を確保するということや、公共交通機関と自動車利用のバランスをどのように考えるのかという点も合わせて取り組んでいきたい。
(花内委員)
回遊性の観点では、建物内部の回遊性、及び周辺も含めたまちの回遊性の検討が必要になる。厚木市においては、この点を詳細に検討してみてはいかがか。
例えば、現在、厚木中央公園で「オクトーバーフェスト」が開催されているが、本厚木駅前や会場に向かう道中において当該イベントの案内がない。本来であれば、「厚木の街全体でオクトーバーフェストを開催しており、その本会場が厚木中央公園である」という見せ方をしていきたい。そのために、一例としてデジタルサイネージを街の中に設置するなど、アリーナを含め周辺地域への動線を作っていく計画となることを期待する。
また、「厚木らしさ」のコンセプトについて、「厚木らしさ」の明確な定義づけがないことも気になる。市民には、「神奈川県央の中心部である」というシビックプライドがあり、市外からは厚木市、海老名市、相模原市と一括りに捉えられている可能性もあるが、厚木市民からすると、明確に異なる。
昨今、JリーグのSC相模原が本拠地を相模原市から海老名市に移転するといった動きもあり、県央の重心が海老名市の方に移っていく可能性があることについて危機感を抱いている。厚木市が中心地として今後も発展し続けるためには、アリーナ整備を1つの契機として、スポーツ産業が振興され、まちづくりが進展することが必要である。市内の回遊だけではなく、海老名市を含め広域の自治体との連携を含めた回遊性があり、その連携の中心地としての厚木市、というコンセプトがあると良い。
そもそも「神奈川県央」という地域概念はブランドとしてまだ十分に成立しておらず、湘南や横浜等と比べると発信力が弱い。例えば「湘北」という強力なエリアブランドを提唱・立ち上げることで周辺自治体を巻き込み、厚木市がその中心都市としてリードしていく構図を作るべきである。新アリーナについては「湘北アリーナ」のような広域拠点としての見せ方・ブランディングを盛り込むと、より効果的なコンセプトになるのではないか。
(石塚職務代理)
花内委員の指摘に同意である。「あつめき」が令和10年1月から供用開始となるが、その後は新たな交流拠点が整備され、その結果、非常に人流が多くなることが想定される本厚木駅前をどのようにしていくか、といった形で段階的・計画的に中心市街地を整備していきたい。
小田急線は、西は小田原市まで通っているため、神奈川県西部及び県央地域というものを強く意識しながら、このまちづくりを進めていきたい。この県央地域で厚木市がこれからも持続可能な都市としてどのように発展していけるのか、その意味においてはこの新たな交流拠点は非常に大きな足場になると考えているため、本日の指摘を重く受け止めてまちづくりを進めていきたい。
(長井委員)
「厚木らしさ」のコンセプトについて、「本市固有の資源の活用や既存イベントの新たな展開」とあるが、スポーツに関して提言するならば、市としてのスポーツ支援政策のような、スポーツを梃にした市民への還元に言及があってもよい。
具体的には、「市民がスポーツに接する機会を増やす」というところで、BリーグやJリーグなどが地域の部活動と連携する際に施設の問題が必ず出てくるため、アリーナのみならず市内施設と共有・共用できる施設を一元化した申込ツールを共有するなど、市の中でスポーツを盛り上げているという政策のコンセプトも是非盛り込んだ方が良い。
(村岡委員)
「厚木らしさ」というところでは、厚木はイベントが本当に多い。週末になるとどこかで何らかのイベントが開催されており、その中には市民も知らないものがあるため、人の乗降の多い本厚木駅においてプッシュ型で情報を届ける仕組みがあるとよい。
もう1点、回遊性の観点では、アリーナも含め、市内で開催されるイベントに来た人たちによる一番街の店舗での消費活動を促したいため、イベント開催時に当該店舗を利用することで特典を受けられるような仕組み(補助)を市が用意するといった方策を考えると良いのではないか。
(吉村委員)
アリーナが整備された際、本厚木駅よりも厚木バスセンターから来る市民が多いと想定される中で、一番街を通る動線に誘導することが安全性の観点からも最良と考える。
(千葉委員)
2点ある。1点目は、スポーツ施設を整備して様々なコンテンツを誘致するのではなく、市が主体的にスポーツを産業化し育てるという意思を強く謳う必要性があるのではないか。資料1、2にはその表現が見られるが、資料3においては表現が弱くなっていると感じる。
もう1点はサブアリーナにも関連するが、アリーナのプランに余白がないことが気になる。現行のプランでは、5,000人を収容することはできても、アリーナ内で楽しみ、ネットワーキングを行い、1日を過ごせるという場所がない。厚木中央公園の利用を促してはいるものの、全天候型ではないことで、雨の日はどうしても利用時間が少なくなることが懸念される。サブアリーナの有効活用の話が前段であったが、ファン同士のコミュニケーションを生み出せる場所が必要であると考えており、そのための余白スペースが求められると考える。
(大竹委員長)
事務局は本日の意見を踏まえて答申書の最終案を策定してほしい。以後の修正は委員長である自分に一任していただきたいが、問題ないか。
(委員一同)
承認した。
(大竹委員長)
それでは全ての案件が終了したので閉会する。
以上
関連ファイル
資料1_前回委員会の振返り (PDFファイル: 729.2KB)
この記事に関するお問い合わせ先
企画部 行政経営課 新たな交流拠点づくり担当
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2018
ファックス番号:046-225-3732
メールフォームによるお問い合わせ










更新日:2026年10月20日
公開日:2026年10月20日