厚木市レッドデータブック
レッドデータブックとは
レッドデータブックとは、生息又は生育する野生生物について、個々の種の絶滅危険度を評価し、絶滅のおそれがある種を選定して情報をまとめたものです。
厚木市では生物多様性あつぎ戦略の取組の1つとして、市内の野生生物の現状を把握し、その保護と生物多様性の保全を図るため、平成26年度から令和2年度にかけて市独自のレッドデータブックの作成に取り組んできました。

厚木市レッドデータブックの特徴
厚木市レッドデータブックは、市内の動物(ほ乳類・鳥類・両生類・は虫類・魚類・甲殻類・昆虫・クモ類)や植物(維管束植物)といった、日常で接することの多い分類群を対象としています。
また、レッドデータブックの巻末では、調査結果を厚木市生物目録としてまとめ、市内で記録がある生物について整理をしています。
厚木市レッドデータブックのカテゴリー区分について
厚木市レッドデータブックでは、種ごとの絶滅のおそれの程度に応じて、次のとおりカテゴリー分けしています(カテゴリー分けは2019年に環境省が定めたものと同一のものになります)。
カテゴリー | 説明 |
---|---|
絶滅 | 厚木市ではすでに絶滅したと考えられる種。 |
野生絶滅 | 飼育・栽培下、あるいは自然分布域の明らかに外側で 野生化した状態でのみ存続している種。 |
絶滅危惧1類 (注) |
絶滅の危機に瀕している種。現在の状態をもたらした 圧迫要因が引き続き作用する場合、野生での存続が困難なもの。 |
絶滅危惧1A類 (注) |
ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの。 |
絶滅危惧1B類 (注) |
1A類ほどではないが、近い将来における野生での |
絶滅危惧2類 (注) |
絶滅の危険が増大している種。 現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、 近い将来「絶滅危惧1類」のカテゴリーに移行することが 確実と考えられるもの。(注) |
準絶滅危惧 | 存続基盤が脆弱な種。 現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては 「絶滅危惧」として上位カテゴリーに移行する要素を有するもの。 |
情報不足 | 評価するだけの情報が不足している種。 |
(注)文章内の英数字は、レッドデータブックではローマ数字となります。
あつぎ郷土博物館でレッドデータ生物の関連展示を実施しています

あつぎ郷土博物館では、レッドデータ生物の関連展示をしています。
この展示では、「厚木市レッドデータブック」に掲載されている一部の生物も見ることができます。
(注)新型コロナウイルス感染症の影響で、開館日や時間に変更されている場合があります。
あつぎ郷土博物館へご来館される方は、お手数ですが次のURLから開館状況ご確認の上、お越しください。
【あつぎ郷土博物館】
https://www.city.atsugi.kanagawa.jp/atsugicitymuseum/
厚木市レッドデータブック (PDFファイル: 19.6MB)
この記事に関するお問い合わせ先
環境農政部 環境政策課 環境政策係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2749
ファックス番号:046-223-1668
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更新日:2021年10月22日
公開日:2021年05月12日