厚木市里地里山保全等促進計画

更新日:2021年04月13日

公開日:2021年04月01日

厚木市里地里山保全等促進計画が改定されました

令和2年度末に計画期間が満了することに伴い、厚木市里地里山保全等促進計画の改定を行いました。

里地里山とは

里地里山の緑豊かな風景写真

里地里山とは、原生的な自然と都市との中間に位置し、集落とそれを取り巻く農地や水路、ため池、雑木林、草原などで構成される地域です。
また、里地里山は人工的な自然であり、人の手による十分な管理が加わることで初めて成立する「二次的な自然」です。

生きものの生息・生育環境、食料や木材など自然資源の供給、良好な景観や伝統文化の継承、環境教育や自然体験の場など多くの機能があり、私たちにとって重要な地域です。

里地里山の危機

かつての里地里山は、農林業や生活の営みの中で、人が自然に手を入れることにより維持管理をされてきました。
しかし、近年では高齢化の進行や後継者不足、産業構造の変化などで、里地里山の利用機会が減少していることから、従来の自然環境は失われつつあります。

基本理念と保全及び活用の考え方

基本理念

 里地里山の自然資源を共有の恵みと捉え、多様な主体による「新たな協働利用」の促進 

保全及び活用の考え方

里地里山活動団体や市、地域住民や農林業者、大学や専門家、ボランティアなど多様な主体が、稲作や畑作体験、生き物調査や環境教育、観光利用などの多様な活用を進めることで、里地里山の持続的な保全や活用を図ります。

計画の期間と重点地域

令和3年度を初年度とし令和8年度までの6年間を計画期間とします。
また、特に里地里山の保全等を図る必要性がある区域(重点地域)として、市北西部の自然性の高い奥山地域と都市地域の中間に位置し、農地や水路、森林と集落が一体的であり、地域住民が主体として保全等に取り組んでいる荻野・小鮎・玉川地域を選定します。

計画の目標

短期目標(令和8年度)

「継続的な里地里山の保全活動を通じて、拠点間ネットワークの形成を目指します。」

重点地域の各拠点では、里地里山の保全活動が根付いたものになってきています。短期的には、これを継続的なものとするため今後も取組を続け、さらに活動を発展させていくことが大切な目標になります。
また、保全活動の継続と併せて、「活動団体」と「その活動団体が里地里山保全等地域で活動するための活動協定」の認定数を充実させることにより、各活動拠点間のネットワークを形成を図り、条例の着実な運用を推進します。

  • 里地里山活動協定の対象面積 6.5ヘクタール(令和8年度末)

長期目標

 「里地里山の多面的機能を次世代へ継承し心豊かな自然共生社会の実現を目指します」

短期目標で掲げた保全活動の拠点間ネットワークを中心に、長期目標では里地里山の保全等に向けた取組を波及させることや、里地里山のさらなる質の向上を目指します。
里地里山を持つあらゆる地域において、保全を行う活動団体と活動協定を認定するとともに、農林業者や市民、里地里山活動団体、企業、専門家、市等の多様な主体が交流し多様な保全活動を行うことで、里地里山の多面的機能を次世代へ継承し、その結果、市民の誰もが豊かな自然の恵みを享受しながら、健康で心豊かな生活の確保に寄与する自然共生社会の実現を目指します。

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