特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」にご注意ください

更新日:2026年07月30日

公開日:2026年07月30日

クビアカツヤカミキリは、サクラ、ウメ、モモなどのバラ科の樹木に大きな被害を与える特定外来生物です。近年、全国で被害が拡大しており、神奈川県内でも確認事例が増えています。市内の豊かな自然や生態系を守るため、早期発見に向けた市民の皆様のご協力をお願いします。
※2026年7月現在、市内では発見されていません。

成虫写真

クビアカツヤカミキリの成虫

クビアカツヤカミキリとは

クビアカツヤカミキリは、中国や朝鮮半島などを原産とする外来昆虫で、外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定されています。

成虫は全身が黒く光沢があり、胸部(首のように見える部分)が赤いことが特徴です。成虫は体長約2.5~4センチメートル(触角を除く)で、5月末から8月に発生します。

クビアカツヤカミキリは繁殖力が強く、一度定着すると周辺のサクラやウメなどへ被害が急速に広がるおそれがあります。幼虫が樹木の内部を食い荒らすことで樹木が衰弱し、枯死に至ることもあります。

また、被害が進行した樹木は幹や枝がもろくなり、強風や台風、大雨などの際に枝折れや倒木が発生する危険性があります。公園や道路、学校など人が利用する場所では、重大な事故につながるおそれがあるため、早期発見・早期防除が重要です。

自宅の庭や公園、散歩中などにサクラやウメなどの樹木をご覧いただき、異常を見つけた際は駆除や情報提供などのご協力をお願いします。

被害を受けやすい樹木

サクラ、ウメ、モモなどのバラ科樹木

被害のサイン

次のような症状が見られた場合は、クビアカツヤカミキリによる被害の可能性があります。

・幹や根元に木くずと幼虫のふんが混ざった「フラス」が大量に出ている。
・幹に穴が開いている。
・樹液が出ている。
・枝葉が枯れ始めている。

特に「フラス」は被害を見つける重要な手がかりです。

フラス写真

幹や根元に木くずと幼虫の糞が混ざった「フラス」

成虫を見つけたら

クビアカツヤカミキリの成虫を見つけた場合は、その場での駆除にご協力ください。成虫を早い段階で駆除することで、新たな産卵を防ぎ、幼虫による被害の拡大を抑えることができます。

駆除した後は、発見場所、発見日時を写真(可能であれば)とともに市へ情報提供をお願いします。

※クビアカツヤカミキリは特定外来生物のため、生きたまま持ち帰ったり、飼育することは禁止されています。

成虫の駆除方法の例

・靴で踏みつぶす。
・棒などでたたいて殺虫する。
・市販の殺虫剤(カミキリムシ類に効果のあるもの)を使用する。
※使用する際は、製品ラベルの適用対象や使用方法を確認し、表示に従って使用してください。

フラスを見つけたら

幹や根元にフラス(木くずと幼虫の糞が混ざったもの)が見られる場合は、幼虫が樹木内部に寄生している可能性があります。

フラスを見つけた際は、発見場所、発見日時や樹木の種類(分かる範囲で構いません)を写真(可能であれば)とともに市へ情報提供をお願いします。

幼虫の駆除方法の例

薬剤による駆除

フラスが出ている穴に、クビアカツヤカミキリ駆除用の殺虫剤を注入する方法です。

・フラスを発見したら、針金や細い棒でフラスを掻き出し、穴の奥を露出させます。
・樹木用のスプレー殺虫剤や注入剤をフラス孔から奥まで届くように十分量注入します。

※使用する際は、製品ラベルの適用対象や使用方法を確認し、表示に従って使用してください。

針金などで駆除する方法

フラスが出ている穴に針金などを差し込み、幼虫を直接駆除する方法です。

ただし、幼虫は木の中を複雑に移動しているため、駆除できない場合があります。また、木を傷つけるおそれもあるため、無理のない範囲で行ってください。

被害が大きい木は

木全体に被害が広がっている場合や、フラスが何か所も出ている場合は、薬剤だけでは十分な効果が得られないことがあります。このような場合は、被害の拡大を防ぐため、伐採が必要になることがあります。

高木や大きな木の伐採・防除は危険を伴うため、無理に作業を行わず、造園業者などの専門業者へ相談してください。

また、伐採した木の中には幼虫が残っていることがあるため、そのまま放置せず、焼却など適切に処分してください。

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