5歳児健康調査
幼児期の発育・発達が著しい子どもたちにとって、行動面や運動面、言語面の課題は早期に発見し、支援することが有効とされます。
5歳児健康調査(以下「5歳児調査」という。)は、こうした身体発育の確認と、集団生活の中で気がつく「落ち着きがない」「動きがぎこちない」「興味に偏りがある」などといったお子様が抱える課題や困難さを、保護者の皆さんを始め、幼稚園や保育園、専門機関が一緒に確認し、適切な支援につなげていくために実施するものです。
これから就学を控えるお子様が安心して小学校生活を送れるように、保護者の皆様のご協力をお願いします。
対象
市内に住民登録を有する年中相当児
(注釈)平成31年4月2日~令和2年4月1日に生まれたお子さんです。
判定とアンケート結果について
5歳児調査は、保護者等へアンケート形式で実施いたします。医師は判定に関わりません。お子さんの健康状態と「子どもの強さと困難さアンケート」を基に、調査結果を判定します。(判定については、5歳児調査に関するQ&AのQ2を併せてご覧ください。)
なお、判定結果については、ご自宅に郵送いたします。
その他
・5歳児調査で得られた個人情報(アンケート結果を含む)は、他の目的で使用はいたしません。
・この調査は必須ではありませんが、趣旨をご理解いただき、ご回答をお願いいたします。
5歳児調査に関するQ&A
【Q1】なぜ、年中クラス(4歳児クラス)相当の児童を対象に行うのですか。
4・5歳という年齢は、一人遊びから集団遊びへと変わり、社会性(集団生活での行動や友達との関わりなど)が大きく成長する時期であり、保護者の方の子育ての悩みも変化してくる時期です。
この5歳児調査をとおして、保護者の方にお子さんの成長を振り返っていただくとともに、発育・発達などに関する保護者の不安や子育ての悩みを相談できる機会になればと考えています。
【Q2】5歳児調査では、何が分かりますか。
お子さんの健康状態と「子どもの強さと困難さアンケート」を基に、結果を送付します。
「子どもの強さと困難さアンケート」は、ヨーロッパを始め、日本各地の自治体において、子ども「強さ」(注釈1)・「困難さ」(注釈2)の行動評価法として用いられています。
このアンケートにお答えいただくことにより、お子さんの気持ちや行動のコントロール、お友達関係、他者への気持ちの理解などの尺度から、それぞれお子さんの「強さ」と「困難さ」の傾向を判定します。
(注釈1)「強さ」:相手の気持ちを理解、共有し(共感)するなどの子どもの長所や得意なところ
(注釈2) 「困難さ」:集団へのなじみにくさや子どもの苦手なところ
【Q3】5歳児調査関係部署に教育委員会が入っているのはなぜですか。
小学校に入学すると、学習や運動などをほとんど集団の中で行うようになります。5歳になる時期は、集団生活に向けた経験を積む大事な準備期間でもあります。
そのため、この調査では、子どもの特性(強さ・困難さ)について保護者の方に知っていただくとともに、小学校生活をスムーズに始められるよう、関係部署(健康こどもみらい部、教育委員会)が連携して支援いたします。
【Q4】調査票の個人情報に係る同意事項に署名をしなくてはならないのですか。
調査の結果、支援の必要性がある場合には、専門スタッフによる個別相談をお受けしたり、通園されている幼稚園・保育所へのフォロー巡回を実施し、適切な支援をいたします。
より良い支援をするためには、関係部署(健康こどもみらい部内、教育委員会)と情報を共有する必要があるため、調査票には同意事項を設けています。
なお、ご署名いただけない場合でも、5歳児調査自体は受けていただけます。
この記事に関するお問い合わせ先
健康こどもみらい部 こども家庭センター こども保健第一係
〒243-0018
厚木市中町1-4-1
電話番号:046-225-2203
ファックス番号:046-223-7066
メールフォームによるお問い合わせ
更新日:2024年05月14日
公開日:2024年05月09日