令和6年度 第1回厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議 会議録
会議主管課 | 企画政策課 |
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会議開催日時 |
令和6年8月26日(月曜日) |
会議開催場所 | 厚木市役所 本庁舎3階 特別会議室 |
出席者 |
厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議委員 9人 (事務局)9人 企画部長、企画部次長、企画政策課長、総合計画担当課長、計画調整係長 計画調整係主査2人、主事1人、主事補1人 |
説明者 |
計画調整係長 |
傍聴者 | なし |
会議の経過は、次のとおりです。
第1回厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議
1 開会
2 案件
第2期厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略の効果検証について
・中村会長
それでは、「案件 第2期厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略の効果検証について」を議題とします。事務局から説明をお願いします。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
まず、「総合戦略の概要」と「効果検証の目的と方法」について説明させていただきます。
その後、基本目標ごとに進捗状況を説明させていただきますので、都度、御意見をお願いいたします。
なお、御意見につきましては、本日の会議以降、別紙の意見提出用紙でも受け付けます。
・総合戦略の概要
・効果検証の目的と方法
・基本目標1の進捗状況
について、資料に基づき説明。
・中村会長
ただ今、事務局から説明がありました基本目標1について、御意見がございましたら、御発言をお願いします。
・前田委員
数値目標である「20・30歳代の転入者数」について、目標値に対して達成率が100%であることは素晴らしいと思います。ただ、第2期総合戦略の最終年度に当たる令和8年度の「20・30歳代の転入者数」の目標値が6,500人であるのに対して、基本目標4の数値目標に設定されている「20・30歳代の転出者数」が6,620人であり、転出者数より転入者数を少なく設定しているのはなぜでしょうか。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
目標値の考え方について、総合戦略と合わせて策定した人口ビジョンにおいて、「人口の将来展望」を設定しており、令和12年度に20・30歳代の転入者数と転出者数が同数になることを目標としているため、途中の令和8年度は転出者数の数値が大きくなっております。
・前田委員
「20・30歳代の転入者数」については、順調に推移しているので、目標値を上げてもいいのではないかと思います。
また、令和3年度から令和5年度まで、「20・30歳代の転入者数」の達成率が95%以上であるのに対し、KPI(重要業績評価指標)の達成率平均が83.8%で評価が「おおむね順調」となっていますが、「順調」にしてもいいのではないのでしょうか。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
「20・30歳代の転入者数」の目標値につきまして、来年度に人口ビジョンを見直す予定があり、総合戦略の上位計画である総合計画につきましても、現在第11次総合計画の策定を進めているので、総合戦略の各目標値も人口ビジョンや総合計画に合わせて見直す必要があると考えております。
KPIの達成率平均の評価につきましては、目標達成に向け順調に進んでおりますが、効果検証の評価は各KPIの達成率の平均から算出しているため、83.8%の場合、評価は「おおむね順調」となります。例えば「住宅取得等支援事業による転入者数(累計)」は好調であり、本事業は子育て世代が多く使う事業なので、数値目標の好調につながっていると思われます。一方で、厚木市を認知していただくための「具体的な施策1」のKPIが伸び悩んでいるため、全体的な数値としては83.8%となっております。そのため、「具体的な施策1」のKPIについては力を入れていく必要があると考えております。
・長野委員
転入者のうち、厚木市に魅力を感じて転入された方の割合は分かりますか。
・事務局(総合計画担当課長)
転入、転出手続の際に異動のきっかけをアンケート調査していますが、魅力を感じて転入したという統計はとっておりませんので、これらの割合につきましても、今後のKPIとして検討させていただきます。
・杉田委員
KPI「中心市街地商店街空店舗対策事業補助金交付申請店舗数」について、交付後も営業を続けているか、追跡調査は行っていますか。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
交付後の追跡調査につきましては、事務局では調査を行っておりませんので、担当課へ確認いたします。
・杉田委員
不動産業者として活動をしている中で、中心市街地の空家件数があまり変動していないように感じるため、交付後に諸事情により閉店をしてしまう方が多いのではないかと感じました。申請後に定着すれば最終的に人口増加につながるのではないかと思います。
・事務局(総合計画担当課長)
本件につきましては、担当課へ確認のうえ、会議録の送付と合わせて報告させていただきます。
・中村会長
次に、基本目標2について、事務局の説明をお願いします。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
基本目標2の進捗状況について説明
・中村会長
ただ今、事務局から説明がありました基本目標2について、御意見がございましたら、御発言をお願いします。
・石井委員
「市の支援策により創業した人数」について、達成率が堅調であることは良い結果だと思います。近年、退職をされた方や結婚をされた女性が起業をする機会が増えているので、厚木市の活性化のためにも、本指標に係る取組については、引き続き推進していただきたいです。
・事務局(総合計画担当課長)
総合戦略は20・30歳代の定住に重きを置いておりますが、退職をされた方やライフスタイルが変わった方に対しても、支援策を紹介していきたいと考えております。
・杉田委員
あつぎ起業スクールには何人が参加されていますか。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
令和5年度の実績につきまして、募集人数は不明ですが、修了者が33人、起業者が6人になります。
・佐久間委員
あつぎ起業スクールについて、コロナ禍ではオンラインでの開催でしたが、現在は対面に変わっていますか。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
令和6年度から商工会議所にて対面で実施をしております。
・中村会長
次に、基本目標3について、事務局の説明をお願いします。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
基本目標3の進捗状況について説明
・中村会長
ただ今、事務局から説明がありました基本目標3について、御意見がございましたら、御発言をお願いします。
・佐久間委員
基本目標3におけるKPIの達成率平均が97.4%であり、私を含めた子育て世代は、子育て政策への充実を実感していると思います。特に今年度から始まった学校給食費の無償化については、素晴らしい実績であると思いますが、子育て世代以外に伝わっていない気がしています。例えば、学校給食費の無償化についてのアンケートを実施するなど、子育て政策に関する情報発信をする予定があるか、教えていただきたいです。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
学校給食費を無償化するに当たって、昨年度に保護者に対して事前アンケートを実施しております。また、今後の効果検証のために、アンケートの実施タイミングを教育委員会で検討しております。
・佐久間委員
KPI「子育てサービスが充実していると思う市民の割合」について、達成率は100%であるものの、実績値が67.5%となっています。給食費の無償化をしている自治体は全国で約3割と少なく、実績に対して結果が伴っていないと思いますので、子育て支援に関する情報の発信を強化していただきたいです。
・事務局(総合計画担当課長)
KPI「子育てサービスが充実していると思う市民の割合」の実績値につきましては、市民実感度調査の回答結果に基づいており、市民実感度調査は厚木市の人口構成に基づいて対象者を選出しております。対象者の中には子育てに携わっていない方もいるため、目標値や実績値はこのような数字になっております。また、情報発信につきましては、市では学校給食費無償化を始めとした子育て関連の動画を作成して、相鉄線や小田急線の車内広告に配信しております。
・中村会長
次に、基本目標4について、事務局の説明をお願いします。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
基本目標4の進捗状況について説明
・中村会長
ただ今、事務局から説明がありました基本目標4について、御意見がございましたら、御発言をお願いします。
・前田委員
KPI「刑法犯認知件数」について、昨年と比べて増加しており、厚木市が住みたいまち・住み続けたいまちであるために、本指標の達成率を上げることは必要不可欠だと思います。その対策として、今年度の事業はどのような工夫をしていますか。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
刑法犯認知件数減少に向けましては、メールマガジンでの注意喚起や防犯パトロール隊によるパトロールを実施しております。参考として、窃盗犯では自転車盗や部品ねらいなどが増加しており、特殊詐欺では架空請求が増加しております。
・髙澤委員
本厚木駅周辺の夜の呼び込みが多く、特にコロナが明けてから増えたように感じますが、どのように対策をしていますか。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
「本厚木駅周辺環境浄化対策事業」における客引き行為等指導員のパトロールや、本厚木駅周辺環境浄化対策協議会による環境浄化パトロールを実施しております。参考として、体感治安アンケートにおいて「本厚木駅周辺の体感治安が良くなった」と回答した方の割合は令和4年度の44%から令和5年度は51%に改善しております。
・前田委員
KPI「第7次行政改革の推進度」について、8割程度の進行度でありますが、資料(別冊)53ページに記載がある「『社会環境の変化や市民ニーズに的確に対応した行政運営が行われている』と思う市民の割合」の実績値が3割程度であり、行政と市民の意識が乖離しているのではないでしょうか。
・事務局(総合計画担当課長)
「『社会環境の変化や市民ニーズに的確に対応した行政運営が行われている』と思う市民の割合」の実績値につきましては、市民実感度調査の回答結果に基づいております。行政運営に関しては、防災や体感治安に比べると市民にとってかかわりの少ない項目であり、「どちらでもない」と答えられた方の数字は含まれないため、3割程度という結果になっております。
・中村会長
その他、全般について、何か御意見等ございますか。
・越地委員
KPI「中心市街地商店街空店舗対策事業補助金交付申請店舗数」について、厚木市のホームページ上に空き店舗数が50店舗と記載されており、補助金の交付要件である3年間の事業継続というハードルが高いのではないかと感じています。駅前で事業を行いたいという声を聞くことがあるので、例えば、現状の空き店舗の場所を明記した地図を公開されてはいかがでしょうか。
また、厚木市の補助金について、製造業に対する補助金のウエイトが高く感じるので、商店向けの補助金もうまく活用していただきたいです。
・事務局(総合計画担当課長)
空き店舗につきまして、地図は公開しておりませんが、住所を明記した一覧をホームページで公開しております。
補助金につきましては、いただいた意見を基に庁内に展開して検討を進めたいと思います。
・中村会長
他にございますか。
無いようでしたら、本日、予定していた案件は以上になります。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
御意見ありがとうございました。会議後に資料を御覧いただいて御意見がありましたら、9月3日(木曜日)までに意見提出用紙の御提出をお願いします。
・中村会長
次に、その他について、事務局から説明をお願いします。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
本日配付いたしました、「第11次総合計画の策定方針」につきまして、資料の説明に入る前に、総合計画の概要を説明いたします。総合計画とは、本市の将来都市像とその実現に向けたまちづくりの方向性や施策の体系を定めた、まちづくりを進めるための指針であり、行政運営を総合的かつ計画的に進めるための市の最上位計画となっております。まち・ひと・しごと創生総合戦略は、総合計画の個別計画の一つでありますので、第11次総合計画の策定に伴い総合戦略に関しても見直す必要があるかと思っております。そこで、本日、「第11次総合計画の策定方針」について、説明いたします。
「第11次総合計画の策定方針」について、資料に基づき説明
・中村会長
総合計画と総合戦略が一つになる可能性はありますか。
・事務局(総合計画担当課長)
一体化した自治体もありますが、厚木市で一体化するか否かについては、現在検討中になります。第11次総合計画を策定していく中で、総合戦略の進行管理についても変更をする可能性があるので、その際には皆様から御意見をいただけますと幸いです。
・中村会長
ぞの他について、委員の皆様から御意見ございますか。
無いようでしたら、本日の議題は以上になります。
なお、本日の会議録につきましては、事務局で作成し、私の方で最終的に確認した上で、市のホームページで公開してまいります。また、公開に合わせまして、委員の皆様にも会議録を送付いたしますので、御承知おき願います。
・中村会長
それでは、以上で本日の議事は全て終了といたします。
3 閉会
関連ファイル
【資料】第2期効果検証報告書(対象:令和5年度) (PDFファイル: 452.9KB)
【資料(別冊)】第2期効果検証報告書(対象:令和5年度) (PDFファイル: 428.3KB)
第11次総合計画策定方針 (PDFファイル: 390.0KB)
関連ページ
この記事に関するお問い合わせ先
企画部 企画政策課 計画調整係
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更新日:2024年09月09日
公開日:2024年09月09日