【9月19日】厚木市と川崎市が合同で火災対応訓練を実施

ヘリコプターの誘導位置を確認する隊員ら

給水訓練の様子

山林火災に備えて連携を強化

厚木市消防本部と川崎市消防局航空隊は19日、山林での火災発生に備えた合同訓練を飯山グラウンド（飯山3981番地）で実施しました。厚木市消防職員29人と川崎市消防職員7人が参加し、迅速な消火活動ができるようヘリコプターの誘導や給水方法などを確認しました。

訓練は、林野火災の被害を最小限に食い止めるため2003年から実施し、今年で3回目です。実践に近い状況で川崎市と連携した訓練ができる貴重な機会となっています。

この日は、訓練の流れやヘリコプターに接続する給水ホースの取り扱いの確認から開始。続いて、消火活動に当たるパイロットに地上から無線や手信号を出し誘導。立ち位置やタイミングの確認、着陸したヘリコプターの給水訓練に取り組みました。

訓練に参加した警備第二課消防小隊の瀧島漱太さん（25）は「ヘリコプターを使用した訓練に参加したのは初めて。川崎市の航空隊員と共に手信号でヘリコプターを誘導し、体で風の流れや動きを確認できた。実際の災害でも迅速な連携がとれるよう備えていきたい」と力強く話しました。

厚木市消防本部では、4月、河川での事故を想定した海老名・座間市と合同水難救助訓練や模擬家屋を使用した狭所での訓練を実施。来月にも、川崎市との合同山岳救助訓練を予定するなど、さまざまな事故や災害に対応できるように取り組んでいます。

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