ツキノワグマに注意しましょう

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

 丹沢山系と、それに連なる山々はクマ(ツキノワグマ)の生息地であり、どこでもクマと出会う可能性が存在します。また、クマがエサを求めて活動する時期(主に秋から冬前にかけて)には、山中での遭遇の可能性は高まり、人里にも出没することがあります。
 クマは元来臆病な性格で、積極的に人を襲うことはありません。ただし、出会い頭や無暗に驚かせるなど、身の危険を感じた場合には、人を攻撃してくることもあります。
 クマによる人身被害を防ぐには、クマと「出会わない」「引き寄せない」ことが第一ですが、それでも出会ってしまったら、自分もクマも「興奮しない、させない」ことが基本です。

クマと出会わないために

  •  山に入るときにはクマの出没情報を集め、危険な場所には近づかない。
  •  クマが活発に行動する早朝や夕方、霧が出ているときの行動は避ける。
  •  できるだけ1人だけでの行動は避け、2人以上で行動する。
  •  鈴、笛、ラジオなど、音のするものを身につけてクマに人の存在を知らせる。
  •  子グマを見つけたらそっと立ち去る(近くに母グマがいる可能性があり危険)。

クマと出会ってしまったら

  •  あわてて急に立ち上がらない。
  •  大声をあげて騒がない。
  •  物を投げつけたりして、クマを刺激しない。
  •  背中を見せて走って逃げない(クマは本能的に逃げた相手を追いかけます)。
  •  クマに向き合ったまま、クマの動きを見ながらゆっくり後退する。

クマを引き寄せないために

  •  人や里山にクマを引き寄せないためにも、野山に生ごみを捨てたり野生動物には「絶対に」餌を与えてはいけません。残飯などの味を覚えたクマは、やがて人里周辺にまで接近し被害を与えたりします。
  •  山麓の人里では、生ごみのほか、廃棄果樹や野菜なども適切な処理が必要です。
  •  耕作放棄地などがヤブ化しているところは、クマなどの野生動物にとって格好の隠れ場所になるので、刈り払いを行うなどの管理を実施することも人里に引き寄せないためには効果的です。
  • クマの出没が確認されている地域では、養蜂場、果樹園等への電気柵の設置をお願いします。

 クマの被害を防ぐ万全な対策はありません。
 クマは個体によって性格が違うともいわれています。
 山はクマの生活場所であることを忘れずに、十分注意して行動しましょう。
 なお、クマを目撃した場合には、農業政策課までご連絡をお願いします。

神奈川県内のクマについて

神奈川県では、ツキノワグマは主に丹沢山地に生息していますが、生息数は40頭前後と推定され、神奈川県レッドデータブック(2006)では、絶滅危惧種とされています。
生息数が非常に少ないことから、県内では狩猟者へ捕獲の自粛を呼びかけ、保護を行っています。

  • 体長:100センチメートル前後
  • 体重:60キログラム前後
  • 能力:嗅覚、聴力は優れているが、視力はあまりよくないといわれている。木登りがうまく、走るのも速い。
  • 性格:基本は臆病だが、子連れの親は強気
  • 生態:植物(葉、花、根、実、山菜等)を中心に、昆虫、サワガニなど様々なものを季節により食べ分けている。秋にはドングリなど栄養価の高い木の実をたくさん食べて体に脂肪をたくわえ、厳しい冬には、大きな木の根元の穴や岩穴などに入って冬眠する。メスは冬眠中に1頭から2頭出産する。

この記事に関するお問い合わせ先

環境農政部 農業政策課 鳥獣対策係
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