令和6年度 第1回 青少年教育相談センター運営協議会議事録

更新日:2024年07月12日

公開日:2024年07月12日

会議概要

会議主管課

青少年教育相談センター

会議開催日時

令和6年6月19日(水曜日)9時30分から11時30分

会議開催場所

厚木市役所第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

青少年教育相談センター運営協議会会長及び委員6人、 青少年教育相談センター所長、主幹、副主幹(兼)指導主事1人、主査(兼)指導主事2人

説明者

青少年教育相談センター所長、副主幹(兼)指導主事1人、主査(兼)指導主事2人

会議の経過は、次のとおりです。

開会

案件

会議に先立ち、「会議録に発言者の氏名を記載し公表することの有無」及び「発言の全内容を記載することの是非」について審議し、「会議録に発言者の氏名を記載しない」、「発言内容は要約した形式にする」ことを決定した。

1 青少年教育相談センター運営事業について

ア 青少年教育相談センター運営事業の概要について

イ 令和5年度青少年教育相談センター運営事業報告について

ウ 令和6年度青少年教育相談センター運営事業計画について

2 その他

上記、案件1 ア、イ、ウについて、事務局(青少年教育相談センター)から説明

質疑

委員

青少年教育相談事業の相談実績について、家庭訪問相談の件数報告があった。97件は、前年度に比べマイナス37件ということだが、家庭訪問相談の回数が少なくなった理由は何か。

事務局

令和4年度に比べて家庭訪問相談が少なくなった要因としては、令和5年度は、各校に配置している元気アップアシスタントの支援内容の中で、登校支援にも力を入れたことで、令和4年度と比較すると家庭訪問等の登校支援を行った件数が増加した。学校では対応の難しいケースに関して、青少年教育相談センターへ依頼があり、家庭訪問相談員を派遣している。各学校で、教職員による家からなかなか外に出られない児童・生徒へのアプローチが充実してきているということで、センターの家庭訪問相談件数が減少したと考えている。

委員

青少年教育相談事業について、メール相談の件数がこの規模のセンターとしては少ないと思う。実際13件とあるが、メール相談で完結していくものか。また、その後どのように進んでいくのか。昨年度の例で教えていただきたい。

事務局

メール相談に関しては、基本的には保護者からのもので、メールで完結するものもあるが、保護者のニーズとしても電話相談につなぐきっかけにもなっている。メールを返信する際に、電話相談につながるよう促し、その後、電話相談でより詳しく対応し解決していくものもある。また、来所相談につなぐケースもある。基本的には、メール相談から電話相談で完結するケースが一番多いと考えている。

委員

教育相談の受付時間について、月曜日及び水曜日から金曜日は午前9時から午後5時まで、火曜日だけ午後8時となっているが、夜間帯の相談はあるのか。

事務局

保護者も仕事をしている方が多いため、平日の午後5時までという時間帯での相談が難しい方には、火曜日の夜間の時間帯に来所相談の予約や電話相談を受けており、ニーズはあると考えている。

委員

教育支援教室のなかまネットについて、昨年から始まっていてアバターを使って実施していると聞いているが、参加の状況など例があったら教えてほしい。

事務局

昨年10月からスタートし、なかまネットに参加した子については、PCの扱いに慣れているように感じられ、スムーズにチャットでのやり取りができた。自己紹介、アバターの着替え、ニックネーム、趣味、好きな食べ物、お出かけなどの話題でコミュニケーションを図った。また、メタバースの中で、コミュニケーションゲームやクイズなども一緒に行なった。安心して参加してもらうために、声や顔を出さずにやりとりをしたが、「参加して、楽しかった。」という感想があった。参加した生徒の中には、継続して参加し、なかまネットをきっかけになかまルームの通室につながった例もある。

委員

なかまネットの中での自己紹介は、どのような感じか。また、どのように参加につながるのか。

事務局

なかまネットでは、自分の名前からニックネームを付けて参加し、会話を楽しんでいる。メタバース上では、芝生やステージの上など好きなところで動くことができる。学校から紹介されたが、参加につながることが難しいケースもあると聞いている。どのように周知し紹介してくかが課題であり、1人でも多くの生徒がつながってくれるよう工夫していきたい。

 

上記、案件1 ウについて、事務局(青少年教育相談センター)から説明

 

委員

9月7日の心と街のクリーン作戦には、保護司会からも毎年1人参加しているが、今年度も依頼はあるのか。

事務局

今年度も依頼させていただく予定であり、参加協力をお願いしたいと考えている。

委員

警察にも依頼はあるのか。

事務局

毎年、警察にも依頼させていただいている。昨年度は、制服で啓発活動に参加していただき、大変効果的であった。

委員

校内教育支援センターについて、素晴らしい取り組みである。始まってまだ間もないが、実際に校内で1人の子がどれくらいの割合で、この場所を利用しているのか。

事務局

実際のところは、週に4日を目標としている生徒や2週間に1回登校している生徒など生徒によって様々である。時間帯についても、3時間目から登校など、生徒の状況で、支援担当の教員や担任と相談し、生徒のペースに合わせて利用している状況である。

委員

出前なかまルームは、子供たちが参加したくなるように創意工夫をして取り組んでいるようであるが、今年度の公民館3か所はどのように選定されているのか。活動内容を児童・生徒へは、どのように発信しているのか。

事務局

公民館の選定については、なかま教室やなかまルームから距離的に遠い地区を考慮し3か所を選定した。児童・生徒への案内としては、各学校の相談活動を通じてチラシを保護者に配付している。また、3つの公民館や青少年教育相談センターの相談待合室にもチラシを配架し周知している。

委員

教育支援教室の通室生のバス代について、今年度はどのような状況か。バス代も値上げされ、かなり保護者の負担増となっている。

事務局

現在、担当課と調整中で、基準の検討を依頼している。保護者の負担軽減としては、昨年度から調理実習の材料費を公費で対応している。

委員

非行防止活動について、薬物乱用防止も心配な部分であるが、長い取組の中で時代も少しずつ変わってきており、学校ではSNSの中の問題についても苦戦している。青少年相談員の話では、地域によっては、街頭指導で子どもの姿を見ないことがあるという話も聞くので、青少年相談員の活動も時代に合わせて変えていく必要があると思う。その点について、議論や方向性についての話は出ているか。また、学校としても様々なインターネット対策に取り組んでいるが、閉塞感を感じる。青少年教育相談センターの機能を使ってできるところがあればと思うが。

事務局

SNSの中の問題については、地域や家庭でも見つけにくいという話題はある。今後も引き続き警察や関係機関と連携を図りながら学校へ情報を発信していくとともに、引き続き、ネット安全教室などを充実させる必要があると考える。センターとしてできることについても、今後、検討していきたいと考えている。

委員

学校では、警察、児童相談所、こども家庭センター等と連携している。青少年教育相談センターが行政として、市の他課や県とのつながりとしての機能により力を入れてもらいたい。センターの事業に併せて、センター機能としての役割の充実を期待したい。

事務局

センター機能として、学校や関係機関に出席いただき、不登校推進連絡会議等を開催しているが、会議だけで終わるのではなく、センター機能をより充実できるように検討していきたい。

 

案件2ついて

事務局

特になし

 

意見交換

委員

校内教育支援センターの利用生徒が増えているが、居場所として出席となることはよいが、学習評価の在り方については、どう考えているか。

事務局

保護者の意識としても、校内教育支援センターへの利用で、本人にエネルギーが溜まってくれば学習がしたくなり、学習すれば認めてもらいたい、評価もしてもらいたいという気持ちになってくると認識している。一番のところは、引きこもらずに家庭から出て学校に少しでも登校できるようにという思いで、居場所機能を充実させて行きたい。次の段階として、校内教育支援センターでの学びをどのように評価していくのか、評価の方法等も含めて個々のケースに合わせて検討していく必要があると考えている。取組を進める中で、リソースルームを使うなど、不登校の段階に応じた評価の在り方について話題にしていきたい。

委員

過去の事例で、校内の居場所に通えることになったのは良かったのだが、評価の在り方について保護者と認識が異なってしまった事案があった。出前なかまルームに参加した場合、その評価はどうするのか。その辺りもトータルで考えていかなければと考える。SOSが出しやすい場を広げた後の支援の部分も合わせて考えることが必要になると考える。

委員

国では、児童相談所に一時保護した子どもが、地域の学校に通えるような体制を検討するよう通知が出ている。現実的に難しいが、高校生ぐらいであれば通っているケースもある。今後、小学校、中学校への通学が、課題になってくると思う。青少年教育相談センターや学校に相談させていただきながら考えていきたい。

委員

保護司会では、啓発活動として、7月6日(土曜日)の午後にメイン行事として、子どもから一般の方までを対象に「社会を明るくする運動」を実施する。また、小・中学生を対象とした作文コンテストがあるので、夏休み前に各学校へ依頼させていただく。

 

閉会

長時間にわたり、貴重なご意見をたくさんいただき、ありがとうございました。様々な課題がある中で、いただいたご意見を、今年度の事業及び来年度の計画に活かしていきたいと思っています。

多くの関係機関の方が、子どもたちに関わっていただいており、そこをつなげていくセンター的機能の充実が求められているということを確認させていただきました。この運営協議会もつながる場の一つであると心強く感じておりますので、今後も連携をよろしくお願いします。

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

教育委員会 教育部 青少年教育相談センター
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2520
ファックス番号:046-223-9525

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