妻田薬師(遍照院)の須弥壇(しゅみだん)

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

朱色と黒が基調の須弥壇の写真

須弥壇

市指定有形文化財(平成25年9月20日指定)

所在地

 妻田西3-17-32 妻田薬師(遍照院)

概説

 禅宗様の須弥壇である。全体に朱漆塗が施され、框及び天板は黒漆である。羽目板には格狭間(こうざま)が取り付けられており、格狭間内部には七宝繋ぎとみられる文様が彫刻される。脚の猫足は、正面に4箇所、左右側面にそれぞれ2箇所みられ、絵様は単純な唐草である。
 製作時期は、厨子に明記された大工と同一人物とみられる墨書銘が内面に見られることから、厨子と同一時期(天正8年(1580)から天正12年(1584))であると考えられる。製作時期が明確な作例であり、戦国時代の特徴を示す重要な文化財である。

羽目板に取り付けられた格狭間の写真

格狭間

交通案内

 松蓮寺、半原、まつかげ台、あつぎ郷土博物館(神奈川工科大学前経由)、鳶尾団地、愛川バスセンター(三田経由)行バス 妻田薬師下車 徒歩1分

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