令和7年度第3回厚木市文化財保護審議会会議録
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会議主管課 |
文化魅力創造課 |
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会議開催日時 |
令和8年3月19日(木曜日)午後1時30分から午後3時00分まで |
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会議開催場所 |
アミュー ルーム503 |
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出席者 |
委員4人、産業文化スポーツ部長、同次長、文化魅力創造課長、文化財保護係長、同副主幹、同主事補、傍聴者なし |
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説明者 |
事務局(文化財保護係長) |
開会
- 文化魅力創造護課長
挨拶
- 産業文化スポーツ部長
- 会長
案件
案件1 厚木市指定文化財の指定に係る答申について(資料1)
・資料1に基づき、事務局が説明
会長 厚木市指定文化財の指定に係る答申について、資料1に基づき説明があった。これについて皆様から何か御質問あるいはご意見があれば発言をお願いしたい。
委員 意見はなく承認された。
案件2 厚木市指定文化財の指定候補について(資料2、3-1~3)
・資料2、3-1~3に基づき、事務局が説明
会長 指定候補に挙がっている古文書2件と板碑について事務局から詳しい説明があ った。これについて、委員の皆様からご意見いただきたい。
委員 2点の秀吉朱印状は写真で拝見した感じでは書は非常に似ている。私は古文書が専門ではないが、両方の文書の「右条々」と「放」という字を見ても共通するところが多いので類似性について専門家に見ていただければと思う。
書き下し文で資料3-2の溝呂木家の「乱暴狼藉」の乱が旧字体で書き下してあるが、文書の字そのものは旧字体ではない簡単な「乱」を使っている。資料3-1長徳寺の方は「右條々」の條は行ニンベンが付いているが資料3-2溝呂木家の方は文書では行ニンベンが付いていないのに書き下しには行ニンベンが付いている。今後指定する場合、正確に書き下ししたほうがいいので、古文書の先生によく相談してほしい。
事務局 この文書の書き下しは、厚木市史から引用したものだったが、確認して訂正すべき点は訂正する。
歴史を専門とされる文化財保護委員もこの2点の文書は類似性が高く、よく似ていると言われていた。定型的な文書なので、類似性は高いものと思われる。朱印については、豊臣秀吉のものとして妥当であると判断いただいている。当然、秀吉の直筆ではなく、祐筆が全て書いている。
会長 福伝寺の板碑についてだが、分類については自治体によって多少違う。その中で指定文化財の分類の中に「石造建造物」という項目を設けているところもあるし、そういう分類ではなく考古資料としているところもあり、様々である。これは厚木市の文化財の分類のなかで板碑がどこに入るかから考えるのが良いと思う。
板碑残片の一番上の阿弥陀如来が拓本だけしか残っていないが、とても良いものである。面相の付け方、顔の輪郭、頭の上の頭髪、肉桂の一部が出ているが、この辺が正に弘安期のもので例えば円覚寺の善光寺式の阿弥陀如来の中尊の頭の形に似ている。円覚寺は文永年間に造られ、時代的に13世紀の半ば過ぎである。頭光の丸の付け方も像とのバランスが良い。これは全部残っていたら大変貴重なものだと思う。もしかすると阿弥陀様で三尊だったかもしれない。銘文から見ても浄土系であり、現在、福伝寺は曹洞宗でありこの板碑はお寺とは全然関係がない。浄土系のこんなに大きい板碑は相当な有力者がいるお寺でないと建っていないので大変重要なものだと思う。分類については厚木の分類の中で考えてほしい。多少、他の市町村と違っていてもよいし、国の基準と違っても落とし込めばよい。
事務局 指定区分については、現在「歴史資料」としての取り扱いを想定しているが、指定区分については、もう少し検討して再度ご意見をお伺いしたい。
委員 七沢石の石工関連資料の指定は進んでいるか。
事務局 現在調査を行っているところである。ひとまずリスト化を図り、調書を作成するところまでは進んでいるが、もう少し補足調査を行いたいと思っている。
委員 資料としては地味であるが、厚木を語る上で一つの重要な側面はあるので積極的に進めてほしい。道具のセット関係を考えると、足りない部分は多く、元々足りているはずがない。道具は持ち帰るし、変わっていく。その地味な部分を少し検討して欲しい。
事務局 厚木の歴史を考える上では、産業史の観点からも重要な資料あると考えられるものであるし、有形民俗資料の指定案件はこれまでなかったので、きちんと整理をして指定に向けて進めていきたい。
案件3 聞修寺の保存修理について (資料4)
・資料4に基づき、事務局が説明
会長 聞修寺は南禅寺派、甲斐の向嶽寺と関係があり中世の禅林としての格式が高い。聞修寺が戦国時代の焼き討ちにあっていなければ、厚木の中でも相当な規模の寺院だった。幸い門だけ残ったが、現在の寛文に造られた門は規模が縮小されているのではないか。以前の聞修寺の寺格を考えるともっと壮大な門があってもよい可能性がある。この門では子院の門でもよいくらいの規模である。聞修寺が臨済宗の名刹であるという事は確実である。
委員 大徳寺と関係があったのか。
事務局 大徳寺222世が扁額を書いている。
委員 近世期に入ると大徳寺と関係が出てくる。一つの派ではなく臨済宗の様々な派にまたがっていることから考えて非常に格が高いお寺である。甲斐の向嶽寺とも関係がある。臨済宗もいろいろな派があり複合的に関係があるのは重要なお寺である。
事務局 写真をみていただければわかるが修理前は屋根が歪んで、右奥の柱は沈み込んで、倒壊の恐れがあった。また、道路上に立っているため、これまでに車の接触が何度かあった。また、道路上に立っているため、これまでに車の接触が何度かあった。
さらに、門の脚が立っているところも現状ではお寺の土地ではない。解決策としてお寺の境内に移築したいと相談を受けた。
その他
次の内容について、事務局から説明
(1) 近世・近代の埋蔵文化財保護に係る説明について
・資料に基づき事務局が説明
委員 この件については他の県内の市の委員会でも議題になり、結局有識者云々という部分は当審議会が想定されている。
委員 近世・近代の遺跡は構造体がとても大きい。それを保存するときに法的な対応が問題になる。個人の所有権等。そういう意味では柔軟な対応をしながら活用を前提とし理論を進めざるを得ない。単純な勝ち負け論とかそういう事ではなくて活用を前提にしながら遺跡の在り方、知恵を絞るということに尽きる。
事務局 従来では近世・近代の遺跡は原則的に保護の対象外であり、保護の対象となるものは、特に近現代の物については、地域にとって特に重要なものという要件がある。今回のことは高輪築堤の問題が契機となったもので、神奈川県内でも文化庁からの通知を受けて県と各市の担当者による検討が重ねられ、近世・近代以降の埋蔵文化財の取り扱いについて盛り込み取り扱い基準が改正された。
この中で、新たに近世・近代以降の遺跡について把握し、周知する際には有識者の意見を添えることが求められている。この場合の有識者とはだれになるかというと、厚木市の場合、本審議会が想定されている。
近世・近代の遺跡というと、神奈川県内でいうと、主に横浜などの開港関連遺跡や、横須賀などの軍事系遺跡などが想定される。現在厚木市では厚木宿が近代以降の遺跡には該当するが、既に埋蔵文化財として周知されている。新たに遺跡となる可能性のあるものとしては小規模な水力発電所など、産業関係遺跡などが考えられるかもしれないが、把握している限り、ほとんど残っておらず、想定される事例がない。
必要に応じて、当審議会において先生方にお諮りし、お墨付きをいただくということで責任をかぶせてしまう形にもなるので事前に説明させていただいた。ご承知おきいただきたい。
会長 どれもこれもということではなく文化財としての価値があるもので近世・近代の遺跡として指定すべきものを対象としていると思う。近代の茶碗の破片などは、今でも民家の庭先にもあるのでそういうものは対象になるのではない。重要性が生じた時には判断が必要になり、必要性の有無は有識者に伺うという事そういう理解でよいか。
事務局 そのとおりである。
(2) 桜まつりでの文化財一般公開について
リーフレットとパンフレットについて事務局が説明
閉会
- 職務代理挨拶
関連ファイル
資料1 指定候補文化財説明資料 (PDFファイル: 202.8KB)
資料2 指定候補文化財一覧 (PDFファイル: 151.7KB)
資料3-1 指定候補文化財調書1 (PDFファイル: 222.1KB)
資料3-2 指定候補文化財調書2 (PDFファイル: 241.6KB)
この記事に関するお問い合わせ先
産業文化スポーツ部 文化魅力創造課 文化財保護係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2509
ファックス番号:046-223-0044
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更新日:2026年04月07日
公開日:2026年04月07日